JP2000033426A - ロール曲げ方法及びその装置 - Google Patents

ロール曲げ方法及びその装置

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JP2000033426A JP10203560A JP20356098A JP2000033426A JP 2000033426 A JP2000033426 A JP 2000033426A JP 10203560 A JP10203560 A JP 10203560A JP 20356098 A JP20356098 A JP 20356098A JP 2000033426 A JP2000033426 A JP 2000033426A
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修二 野原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状円錐台形を展開した扇紙形のワークWを
円柱状の上ロール(10)及び下ロール(11)から成る曲成加
工部(1) を通過させることにより筒状円錐台形に曲げる
ロール曲げ方法において、曲げ加工精度を高められ、正
確な円錐台形、つまり、軸線方向の両端の端縁が所定の
平面となるようにすること。 【解決手段】 上記課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『前記ワークWの同心状の内側円弧状
辺(R1)及び外側円弧状辺(R2)の移動方向を共に規制する
ことにより、前記両方の円弧状辺が、前記上ロール(10)
の前記ワークWとの接触母線を半径線とする円周方向に
共に移動するように、前記ワークWを前記曲成加工部
(1) に通過させること

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状のワークを円
錐台形状に曲成するいわゆるロール曲げ方法及びその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種ロール曲げ方法及び装置としては
上ロールだけをテーパロールにしたもの、3つのロール
をいずれもテーパロールにしたものが普通であるが、所
定の扇紙状のブランクとしたワークの場合には、このワ
ークの移動を規制することにより筒状円錐台形に曲成す
る方法及び曲げ装置が知られている。例えば、特開昭5
9−16627号に開示されている技術は、ワークの内
側円弧状辺に接触する規制部材(制動部材)を前記3つ
のロールからなる曲成加工部へのワークの投入部に配置
したものであり、前記曲成加工部に送り込まれるワーク
の前記内側円弧状辺が前記規制部材と接触して、この部
分の送込み度合いが他方の外側円弧状部分側の送込み度
合いよりも少なくなる。この結果、円柱状のロールのみ
によって曲成する場合であっても、内側円弧状辺部の曲
率が大きく、外側円弧状辺部の曲率が小さくなって全体
としては、円錐台形状の筒状体に曲成されることとな
る。
【0003】ところがこの従来の方法では、前記内側円
弧状辺部の移動軌跡を規制するために、前記規制部材
を、前記内側円弧状辺部に対してワークの移動方向下流
側から内接させるだけであるから、加工曲成部でのこの
ワークの移動軌跡が円錐台形に曲成するための正確な移
動軌跡とはなりにくい。例えば、図7の実線状態から想
像線の状態に移動してワークが曲成加工部に送り込まれ
ることとなり、その結果、ワークを円錐台形に曲成する
際の仕上がり精度が不十分で、場合によっては、曲成完
了後の円錐台形において、扇紙形のワークの両端縁相互
が母線の方向にずれたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る点にか
んがみてなされたものであり、筒状円錐台形を展開した
扇紙形のワークWを円柱状の上ロール(10)及び下ロール
(11)から成る曲成加工部(1) を通過させることにより筒
状円錐台形に曲げるロール曲げ方法において、曲げ加工
精度を高められ、正確な円錐台形、つまり、軸線方向の
両端の端縁が図5に示す平面(P1)(P2)となるようにする
ことをその課題とする。 *1項
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、『前記ワークWの同心
状の内側円弧状辺(R1)及び外側円弧状辺(R2)の移動方向
を共に規制することにより、前記両方の円弧状辺が、前
記上ロール(10)の前記ワークWとの接触母線を半径線と
する円周方向に共に移動するように、前記ワークWを前
記曲成加工部(1) に通過させること』である。
【0006】上記技術的手段は次のように作用する。ワ
ークWが曲成加工部(1) を通過する間に円錐台形状の筒
状体に成形されるが、上記方法では、内側円弧状辺(R1)
及び外側円弧状辺(R2)の両方が上ロール(10)のワークW
との接触母線を半径線とする円周方向に移動するように
ワークWの移動が規制されつつ曲成加工部(1) にて曲成
される。したがって、ワークWは、最終仕上がり形状の
円錐台形に前記扇紙形のワークWを巻付ける様にして曲
成されることとなる。
【0007】このようにワークWが円錐台形に仕上がっ
た形状では、ワークWの両端の直線状端縁が正確に一致
したものとなる。
【0008】
【発明の効果】このようにワークWが円錐台形に仕上が
った形状では、ワークWの両端の直線状端縁が正確に一
致したものとなるから、円錐台形に曲成する際の曲げ精
度が向上する。 *2項 上記1項の方法を実施する装置としては、『前記曲成加
工部(1) におけるワークWの内側円弧状辺(R1)の移動域
であって前記上ロール(10)の一端の下方に第1移動規制
部材(2) を設けると共に、前記上ロール(10)の他端側で
ワークWの外側円弧状辺(R2)の移動域には第2移動規制
部材(3) を設け、前記第1移動規制部材(2) は前記内側
円弧状辺(R1)に対して前記上ロール(10)のワークWとの
接触母線が半径線となる姿勢で移動できる関係に内接す
る制動部材であり、前記第2移動規制部材(3) は、曲成
加工部(1) を通過した後のワークWの移動方向を規制す
ることによりワークWの外側円弧状辺(R2)における曲成
加工部(1) の上手側が、前記上ロール(10)の前記ワーク
Wとの接触母線を半径線とする円周方向に移動するよう
に、前記ワークWの移動を規制する部材であるロール曲
げ装置』とする。
【0009】この装置によれば、前記第1移動規制部材
(2) と第2移動規制部材(3) とによってワークWが上記
した軌跡で移動しながら曲成加工部(1) を通過して円錐
台形筒状に曲成されるから、1項の場合と同様の効果を
有するものとなる。加えて、第1移動規制部材(2) 及び
第2移動規制部材(3) は上ロール(10)との関係で所定の
位置に固定されたものであるから、曲げ加工に熟練を要
しない。 *3項 上記2項において、『曲成加工部(1) は、1つの上ロー
ル(10)に対して1対の下ロール(11)(11)が対向配置され
る構成とし、前記第1移動規制部材(2) は、上ロール(1
0)の下方で且前記下ロール(11)(11)の間にて内側円弧状
辺(R1)に対して内接する円弧状側壁部(21)を具備する板
状体であり、前記第2移動規制部材(3)は、前記曲成加
工部(1) から脱出した曲成後のワークWの外側円弧状辺
(R2)に外側から接触する固定部材である』ものとした場
合には、外側円弧状辺(R2)が成形後に上ロール(10)に対
して直角な平面に仕上げられることとなるから、曲げ精
度が一層向上する。また、内側円弧状辺(R1)に対しては
第1移動規制部材(2) が内接して点接触するだけである
から、ワークWと第1移動規制部材(2) との接触抵抗も
軽減される。 *4項 上記3項において『第2移動規制部材(3) としての前記
固定部材は、上ロール(10)に対して所定の方向に傾斜し
た傾斜面(31)を具備し、前記上ロール(10)におけるワー
クWとの前記接触母線に対する前記傾斜面(31)の前記傾
斜方向及び傾斜角度は、曲成完了後の円錐台形の大径側
端縁の前記接触母線に対する傾斜方向及び傾斜角度に適
合させ、前記傾斜面(31)が曲成加工部(1) から脱出した
ワークWに接触する構成である』としたものでは、曲成
加工部(1) から脱出した加工後のワークWが傾斜面(31)
との接触により一層正確に曲成されることとなる。
【0010】また、『第2移動規制部材(3) は、ワーク
Wの外側円弧状辺(R2)に対して曲成加工部(1) の出口側
で点接触する構成とし、上ロール(10)とワークWの前記
外側円弧状辺(R2)との接点と、前記点接触部分と、これ
らの2点の間で曲成された前記外側円弧状辺(R2)の部分
とによって構成される平面が前記傾斜面(31)と一致する
固定部材である』としたものも、同様の作用、効果を有
するものとなる。
【0011】前記第2移動規制部材(3) の固定位置を調
節可能としたものでは、円錐台形の筒状製品の母線長さ
に合わせて前記固定位置を調整できるから使い勝手が良
い。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施例を
図面に従って詳述する。この実施の形態は、駆動側の上
ロール(10)とその下方に1対の従動側の下ロール(11)(1
1)を並設した構成のロール曲げ機の例である。いずれも
円柱状のロールである。
【0013】上ロール(10)はフレームFの駆動ボックス
Bによって支持され、前記駆動ボックスB内の駆動モー
タによって回転駆動される構成である。また、下ロール
(11)(11)は両端部が昇降部材(12)によって支持されてお
り、所定の操作信号によって作動する昇降駆動装置(図
示せず)によって同期的に昇降駆動される構成である。
【0014】前記上ロール(10)の自由端側はフレームF
の端部に取りつけた支持腕Sにより回転自在に支持され
ると共に、この支持腕Sが倒れると、フレームFの上面
と前記上ロール(10)との間が前記上ロール(10)の自由端
側で開放する。従って、このように開放することによ
り、上ロール(10)と下ロール(11)との間で曲成された製
品が上ロール(10)と下ロール(11)とからなる曲成加工部
(1) から外部に取り出せることとなる。
【0015】前記フレームFにおける前記上ロール(10)
の自由端側の下方には、図1〜3に示すような第1移動
規制部材(2) が取りつけられている。この第1移動規制
部材(2) は、フレームFの内側に突出する部分の円弧状
側壁部(21)の平面視が円弧状又は楕円弧状に形成された
端面となっており、この中央の頂部が図3に示すように
上ロール(10)の回転軸の下方に位置するように取りつけ
られている。そして、前記2の断面形状は図2に示すよ
うに上ロール(10)と一対の下ロール(11)(11)の間の空間
をほぼ充満するような形態に構成されており、上ロール
(10)におけるこの2の上方域は小径部(101) となってお
り、この小径部内に前記第1移動規制部材(2) の一部が
入り込んだ状態にある。
【0016】他方の第2移動規制部材(3) は、ワークW
の曲成加工部(1) からの脱出側に取りつけられており、
図1及び図3に示すように、直方体状のブロックであ
る。この一方の平面部は上ロール(10)の母線に対して直
交する傾斜面(31)となっており、この傾斜面(31)がワー
クWの外側円弧状辺(R2)の切線となるように取りつけら
れている。そして、上ロール(10)の軸線の下方の母線と
外側円弧状辺(R2)との交点が前記切線における接点とな
る。
【0017】この曲成加工部(1) におけるワークWの脱
出側の下ロール(11)は、前記第2移動規制部材(3) に対
して昇降可能に貫通し、さらに、この第2移動規制部材
(3)の下部はフレームF内にて上ロール(10)、下ロール
(11)と平行な方向に移動可能に支持されている。このた
め、ガイド軸(32)が前記第2移動規制部材(3) を貫通す
ると共に、前記ガイド軸(32)と平行に支持した送りネジ
(33)が前記第2移動規制部材(3) に貫通螺合する。
【0018】従って、この送りネジ(33)を回転させると
前記第2移動規制部材(3) が上ロール(10)の軸線方向に
進退移動することとなる。この例のロール曲げ機を用い
て扇紙形のワークWを、図5に示す円錐台形の筒状体に
曲成する方法について以下に説明する。ワークWの両端
部を所定の状態に端曲げをしたあと、両端の直線状端縁
L,Lの一方が上ロール(10)の下方の母線と一致し、内
側円弧状辺(R1)が第1移動規制部材(2) の頂点に外接す
る態様にて、ワークWを曲成加工部(1) 内に投入する。
このとき、上記した送りネジ(33)の調整により、第2移
動規制部材(3) は前記状態に送り込まれたワークWの外
側円弧状辺(R2)に対して切線となる位置にセットされ
る。
【0019】この状態で上ロール(10)を駆動させて曲げ
加工を行うと、内側円弧状辺(R1)側の送込み移動が第1
移動規制部材(2) によって制動され、内側円弧状辺(R1)
の送込み移動速度が遅くなる。一方外側円弧状辺(R2)側
の移動速度はこのような制動が無いものの曲成後の前記
外側円弧状辺(R2)の部分は傾斜面(31)に沿って移動し
て、上ロール(10)とワークWとの接線(母線)に対して
所定の傾斜面を構成するようにガイドされる。このよう
にして、図3、図4に示すように、内側円弧状辺(R1)は
第1移動規制部材(2) の頂点を接点とし、且、曲成後の
外側円弧状辺(R2)が前記傾斜面(31)を構成する様にワー
クWが曲成されて、最終的には、図5に示すように、
L,Lが近接した状態の円錐台形の筒状体の製品に曲成
される。この曲げ加工終了後に、前記支持腕Sを開放し
て前記製品を取り出し、L,L相互を溶接する等して筒
状体の製品に仕上げる。
【0020】上記した例では、曲成加工部(1) 内に送り
込まれたワークWは上ロール(10)下ロール(11)が円柱状
であるから送り込まれた初期姿勢のままで下流側に移動
しようとするが、内側円弧状辺(R1)に対して第1移動規
制部材(2) の頂点が接触してこの移動を阻止するように
働く。一方、曲成加工部(1) から脱出したワークWの加
工済の部分は傾斜面(31)に沿って移動するように規制さ
れるから、上ロール(10)とワークWとの接触部が上ロー
ル(10)の軸線方向に移動することもないから、つまり、
図7の実線の状態から想像線の状態に移動することが無
いから、曲げ精度が高い。
【0021】なお第1移動規制部材(2) 、及び、第2移
動規制部材(3) は、上記実施の形態に限定されるもので
はなく、上記した作用を発揮する限り、他の形状及び構
成のものが採用できることは言うまでもない。上記第1
移動規制部材(2) 、及び、第2移動規制部材(3) は、図
8〜図11に示すような、実施の形態2とすることもで
きる。
【0022】この実施の形態2では、図8〜図10に示
すように、一対の第1移動規制部材(2) (2) を上ロール
(10)を挟んで対向して位置するように前記上ロール(10)
及び下ロール(11)(11)の端部に配置した構成であり、各
第1移動規制部材(2) の端縁周壁は、4分の1円弧にし
てあり、前記端縁周壁は上ロール(10)の断面の下端に位
置する母線から外れた位置に配置されている。
【0023】他方の第2移動規制部材(3) は、この実施
の形態では、上ロール(10)の両側にこれと平行に固定さ
れる帯板状の取付け台(34)(34)に取付位置を調節できる
ようにネジ止めした取付けブロック(35)に装備されるガ
イドローラ(37)で、前記上ロール(10)の近傍に配置され
ている。この取付けブロック(35)は、同図及び図11に
示すように、一対の取付けネジ(36)(36)によって前記取
付け台(34)(34)に設けたネジ孔(38)(38)にネジ止めされ
ている。従って、特定位置のネジ孔(38)(38)を選定して
これにネジ止めすることにより前記ガイドローラ(37)が
ワークWとの関係で所定の位置に位置決めされることと
なる。なお、取付けブロック(35)の貫通孔は長孔に設定
されているから、前記所定の位置の微調整が可能であ
る。
【0024】この例では、一方の曲成加工部(1) への投
入側に位置する一方の第1移動規制部材(2) と、前記曲
成加工部(1) からの出口側の一方のガイドローラ(37)と
によって決定されるワークWの移動軌跡が、最終的な製
品形状に適ったものとなる。このとき、上ロール(10)に
おけるワークWとの接線母線と外側円弧状辺(R2)との交
点と、前記一方のガイドロール(37)と外側円弧状辺(R2)
との接点とを結ぶ線と、この間の外側円弧状辺(R2)の部
分円弧とによって構成される平面は、上記した傾斜面(3
1)に一致するものとなる。
【0025】この例の場合も、上記した実施の形態1と
同様の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のロール曲げ機の断面図
【図2】第1移動規制部材(2) の部分の断面図(II−
II線断面図)
【図3】第2移動規制部材(3) の曲げ加工時の平面図
【図4】ワークWが円錐台形に曲成された製品の外観斜
視図
【図5】ワークWが円錐台形に曲成された製品の平面図
と第1移動規制部材(2) 及び第2移動規制部材(3) との
関係を示す平面図
【図6】第2移動規制部材(3) の正面図(VI−VI線
断面図)
【図7】曲げ不良の説明図
【図8】実施の形態2の要部平面図
【図9】第1移動規制部材(2) の部分の斜視図
【図10】図8に於けるX−X線断面図
【図11】図8に於けるXI−XI線断面図
【符号の説明】
W:ワーク、(10):上ロール、(11):下ロール、(1) :
曲成加工部、(R1):内側円弧状辺、(R2):外側円弧状
辺、(2) :第1移動規制部材、(3) :第2移動規制部
材、(21):円弧状側壁部、(31):傾斜面、F:フレー
ム、B:駆動ボックス、(12):昇降部材、(101) :小径
部、(32):ガイド軸、(33):送りネジ、(34):取付台、
(35):取付ブロック、(36):取付ネジ、(37):ガイドロ
ーラ、(38):ネジ孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状円錐台形を展開した扇紙形のワーク
    Wを円柱状の上ロール(10)及び下ロール(11)から成る曲
    成加工部(1) を通過させることにより筒状円錐台形に曲
    げるロール曲げ方法において、前記ワークWの同心状の
    内側円弧状辺(R1)及び外側円弧状辺(R2)の移動方向を共
    に規制することにより、前記両方の円弧状辺が、前記上
    ロール(10)の前記ワークWとの接触母線を半径線とする
    円周方向に共に移動するように、前記ワークWを前記曲
    成加工部(1) に通過させるロール曲げ方法。
  2. 【請求項2】 筒状円錐台形を展開した扇紙形のワーク
    Wを円柱形の上ロール(10)及び下ロール(11)から成る曲
    成加工部(1) を通過させることにより筒状円錐台形に曲
    げるロール曲げ装置において、前記曲成加工部(1) にお
    けるワークWの内側円弧状辺(R1)の移動域であって前記
    上ロール(10)の一端の下方に第1移動規制部材(2) を設
    けると共に、前記上ロール(10)の他端側でワークWの外
    側円弧状辺(R2)の移動域には第2移動規制部材(3) を設
    け、前記第1移動規制部材(2) は前記内側円弧状辺(R1)
    に対して前記上ロール(10)のワークWとの接触母線が半
    径線となる姿勢で移動できる関係に内接する制動部材で
    あり、前記第2移動規制部材(3) は、加工曲成部(1) を
    通過した後のワークWの移動方向を規制することにより
    ワークWの外側円弧状辺(R2)における加工曲成部(1) の
    上手側が、前記上ロール(10)の前記ワークWとの接触母
    線を半径線とする円周方向に移動するように、前記ワー
    クWの移動を規制する部材である、ロール曲げ装置。
  3. 【請求項3】 曲成加工部(1) は、1つの上ロール(10)
    に対して1対の下ロール(11)(11)が対向配置される構成
    とし、前記第1移動規制部材(2) は、上ロール(10)の下
    方で且前記下ロール(11)(11)の間にて内側円弧状辺(R1)
    に対して内接する円弧状側壁部(21)を具備する板状体で
    あり、前記第2移動規制部材(3) は、前記曲成加工部
    (1) から脱出した曲成後のワークWの外側円弧状辺(R2)
    に外側から接触する固定部材である請求項2に記載のロ
    ール曲げ装置。
  4. 【請求項4】 第2移動規制部材(3) としての前記固定
    部材は、上ロール(10)に対して所定の方向に傾斜した傾
    斜面(31)を具備し、前記上ロール(10)におけるワークW
    との前記接触母線に対する前記傾斜面(31)の前記傾斜方
    向及び傾斜角度は、曲成完了後の円錐台形の大径側端縁
    の前記接触母線に対する傾斜方向及び傾斜角度に適合さ
    せ、前記傾斜面(31)が曲成加工部(1) から脱出したワー
    クWに接触する構成である請求項3に記載のロール曲げ
    装置。
  5. 【請求項5】 第2移動規制部材(3) の固定位置を、上
    ロール(10)の軸線方向に調節可能とした請求項2から4
    までのいずれかに記載のロール曲げ装置。
  6. 【請求項6】 第2移動規制部材(3) は、ワークWの外
    側円弧状辺(R2)に対して曲成加工部(1) の出口側で点接
    触する構成とし、上ロール(10)とワークWの前記外側円
    弧状辺(R2)との接点と、前記点接触部分と、これらの2
    点の間で曲成された前記外側円弧状辺(R2)の部分とによ
    って構成される平面が前記傾斜面(31)と一致する固定部
    材である請求項3に記載のロール曲げ装置。
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