JP2000027765A - 作業車両用ポンプの容量制御装置 - Google Patents

作業車両用ポンプの容量制御装置

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JP2000027765A
JP2000027765A JP10214850A JP21485098A JP2000027765A JP 2000027765 A JP2000027765 A JP 2000027765A JP 10214850 A JP10214850 A JP 10214850A JP 21485098 A JP21485098 A JP 21485098A JP 2000027765 A JP2000027765 A JP 2000027765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン回転数や作業機負荷圧等による作業
条件に応じて所望とする作業機ポンプ容量が得られるよ
うにして、作業能率や作業機操作性の向上を図ることが
できる作業車両用ポンプの容量制御装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1により駆動され、かつ作業機
アクチュエータ4を駆動する作業機ポンプ2と、作業機
ポンプ容量VLを制御する作業機ポンプ容量制御手段5
と、作業機負荷検出手段6と、エンジン回転数検出手段
7とを備え、作業機ポンプ容量制御手段5は作業機負荷
検出手段6とエンジン回転数検出手段7の各検出値に基
づいて、作業機負荷Pが増加する程、かつエンジン回転
数Nが減少する程、作業機ポンプ容量VLを低減させる
作業車両用ポンプの容量制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両用ポンプ
の容量制御装置に関し、特に作業機またはステアリング
操作時にエンジンの余裕トルクを増加させたり、エンジ
ン高速時において無駄な吐出油量を減少させる作業車両
用ポンプの容量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエンジンの動力をトルクコンバ
ータを介して走行に、また、作業機ポンプを介して作業
機駆動に使用する作業車両が知られている。図10はこ
の作業車両のエンジントルク特性の一例を示しており、
横軸はエンジン回転数(N)、縦軸はエンジントルク
(T)を表している。エンジン出力トルクaのうちトル
クコンバータの吸収トルクb(牽引トルク)はトルクコ
ンバータを介して車両の牽引トルクとなる。このような
作業車両では一般に作業機ポンプが固定容量型で、重負
荷になると作業機トルクc(作業機ポンプの負荷圧Pと
ポンプ容量Vとの積に比例)の増加によりエンジン出力
トルクaから牽引トルクbと作業機トルクcを差引いた
加速トルクdが減少する第1の従来技術がある。この第
1の従来技術に対してエンジンが低速になるほど作業機
トルクc1を多く低減して(低減量を斜線で示す)、エ
ンジン出力トルクaから牽引トルクb1と作業機トルク
c1とを差引いた加速トルクd1を増大させて、エンジ
ン低速時の加速性を向上させる第2の従来技術がある。
【0003】前記第2の従来技術は図11に示すよう
に、エンジン1により駆動される作業機ポンプ2は操作
弁3が中立位置の時にはブリードオフ管路14を介して
タンクへ接続される。また操作弁3が操作位置の時には
供給管路15を介して作業機アクチュエータ4(油圧シ
リンダ4a)へ接続される。作業機ポンプ容量制御手段
5はパイロット受圧部5fを有する容量制御弁5cと容
量制御シリンダ5dとこれらを連結する容量制御ばね5
eとを有する。作業機負荷圧Pはパイロット元圧管路2
1を介して容量制御弁5cと容量制御シリンダ5dのロ
ッド側に接続される。エンジン回転数検出手段7におい
ては、エンジン1の回転数Nが低下すると固定ポンプ7
aの吐出量が減少するため、オリフィス7bの上流圧が
低下してパイロット圧制御弁7dはb位置方向に切換わ
る。このため容量制御弁5cのパイロット受圧部5fに
入力するパイロット圧はリリーフ弁7cにより一定圧に
制御されたパイロット元圧に近づくように上昇する。す
なわちエンジン回転数Nが減少する程、作業機ポンプ容
量VLが低減するように構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第2の従来技
術には次のような問題があった。 (1)作業機ポンプ2の負荷圧Pの大小に係わらず、エ
ンジン1が低速になる程、作業機ポンプ容量VL(cc
/rev)を多く減少させているため、バケット空荷上
昇のような軽負荷時には同一作業機トルクc1では負荷
圧Pが低下した分作業機ポンプ容量Vに余裕があるにも
係わらず、作業機速度が遅くなり作業能率が低下する問
題があった。 (2)図11のようにセンターバイパスブリードオフ式
の操作弁3では、中立位置cから作動位置a,bに操作
してブリードオフ管路14を閉じて油圧シリンダ4aへ
の供給管路15を開くとき、エンジン低速時に作業機ポ
ンプ吐出量Q(cm3 /min)が少ないため、油圧シ
リンダ4aへの供給管路15の油圧が上昇し難く、作業
機が動き始める起動点までに必要な操作レバーの不感域
が増加して操作性が低下する問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、エンジン回転数や作業機負荷圧等による作業
条件に応じて所望とする作業機ポンプ容量が得られるよ
うにして、作業能率や作業機操作性の向上を図ることが
できる作業車両用ポンプの容量制御装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、本願の第1発明に係る作業車両
用作業機ポンプの容量制御装置は、エンジンにより駆動
され、かつ作業機アクチュエータを駆動する作業機ポン
プと、作業機ポンプの1回転当たりの吐出量である作業
機ポンプ容量を制御する作業機ポンプ容量制御手段と、
作業機負荷検出手段と、エンジン回転数検出手段とを備
え、作業機ポンプ容量制御手段は作業機負荷検出手段と
エンジン回転数検出手段の各検出値に基づいて、作業機
負荷が増加する程、かつエンジン回転数が減少する程、
作業機ポンプ容量を低減させることを特徴とする。
【0007】第1発明によれば、作業機ポンプ容量制御
手段は作業機負荷検出手段とエンジン回転数検出手段の
各検出値に基づいて、作業機負荷が増加する程、かつエ
ンジン回転数が減少する程、作業機ポンプ容量を低減す
るように制御する。このため、次のような作用効果を奏
する。エンジン回転数が低下する程、作業機ポンプ容量
が低減するため、作業機トルクが減少してエンジン加速
トルクが増加する。このためエンジン低速域における作
業車両の加速性が向上する。同時に作業機負荷が増加す
る程、作業機ポンプ容量が低減する。このため負荷が軽
い場合は、負荷が大きいときとエンジン回転数が同一で
も作業機ポンプ容量が増加することにより作業機速度が
増加して作業能率が向上する。しかも負荷が軽くなると
エンジン低速域における作業機ポンプ容量が増加するた
め、センターバイパスブリードオフ式の操作弁でも起動
圧上昇が速まり作業機起動点までの不感域が減少して操
作性が向上する。
【0008】本願の第2発明に係る作業車両用ポンプの
容量制御装置は、エンジンにより駆動され、かつ作業機
アクチュエータを駆動する作業機ポンプと、エンジンに
より駆動され、かつステアリングアクチュエータを駆動
するステアリングポンプと、ステアリングポンプの1回
転当たりの吐出量であるステアリングポンプ容量を制御
するステアリングポンプ容量制御手段と、作業機負荷検
出手段と、エンジン回転数検出手段と、ステアリングポ
ンプ吐出量がステアリングアクチュエータへの必要油量
以上のときステアリングポンプの吐出油を作業機アクチ
ュエータへ応援するステアリング優先弁とを備えた作業
車両用ポンプの容量制御装置において、ステアリングポ
ンプ容量制御手段は、作業機負荷検出手段とエンジン回
転数検出手段の各検出値に基づいて、作業機負荷が増加
する程、かつエンジン回転数が減少する程、ステアリン
グポンプ容量を低減することを特徴とする。
【0009】第2発明によれば、ステアリングポンプ容
量制御手段は作業機負荷検出手段とエンジン回転数検出
手段の各検出値に基づいて、作業機負荷が増加する程、
かつエンジン回転数が減少する程、作業機アクチュエー
タへ応援するためのステアリングポンプ容量を低減する
ように制御する。このため、第1発明と同様に次のよう
な作用効果を奏する。エンジン回転数が低下する程、ス
テアリングポンプ容量が低減するため、作業機トルクが
減少してエンジン加速トルクが増加する。このためエン
ジン低速域における作業車両の加速性が向上する。同時
に作業機負荷が増加する程、ステアリングポンプ容量が
低減する。このため負荷が軽い場合は、負荷が大きいと
きとエンジン回転数が同一でもステアリングポンプ容量
が増加する。このため作業機アクチュエータへの応援流
量が増すことにより作業機速度が増加して作業能率が向
上する。しかも負荷が軽くなるとエンジン低速域におけ
るステアリングポンプ容量が増加するため、センターバ
イパスブリードオフ式の操作弁でも起動圧上昇が速まり
作業機起動点までの不感域が減少して操作性が向上す
る。
【0010】本願の第3発明に係る作業車両用作業機ポ
ンプの容量制御装置は、第2発明において、作業機負荷
圧が所定値以下であることを作業機負荷検出手段が検出
したときは、単位時間当たりのステアリングポンプ吐出
量がエンジン回転数の増加により所定の値になると、ス
テアリングポンプ容量制御手段は、エンジン回転数がさ
らに増加してもステアリングポンプ吐出量が所定の値を
越えないようにステアリングポンプ容量を制御すること
を特徴とする。
【0011】第3発明によれば、作業機負荷検出手段に
より検出された作業機負荷圧が所定値以下となり作業機
が駆動されていないと判断されたときは、単位時間当た
りのステアリングポンプ吐出量が所定の値を越えないよ
うに制御されるため、ステアリングポンプ吐出量はステ
アリングアクチュエータに必要な分だけとなり、エンジ
ン高速時の無駄な動力を削減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本願発明に係る各実施形態
について図1〜図9の図面を参照して詳述する。本願発
明の第1実施形態の構成を図1に示す。エンジン1によ
り駆動される作業機ポンプ2は、操作弁3を介して作業
機アクチュエータ4(本実施形態では油圧シリンダ4
a)に接続される。作業機ポンプ容量制御手段5は第1
パイロット受圧部5a及び第2パイロット受圧部5bを
有する容量制御弁5cと、容量制御シリンダ5dとこれ
らを連結する容量制御ばね5eとを有する。作業機負荷
検出手段6(本実施形態では負荷圧検出管路6a)によ
り検出された作業機負荷圧P信号は第1パイロット受圧
部5aに入力される。容量制御弁5cは、第1パイロッ
ト受圧部5aの作業機負荷圧Pが増加する程、容量制御
シリンダ5dのボトム室の油圧を増加させて作業機ポン
プ容量VL(cc/rev)を低減させるように構成さ
れている。
【0013】エンジン回転数検出手段7は、エンジン1
により駆動される固定ポンプ7aと、固定ポンプ7aの
吐出油を通すオリフィス7bと、オリフィス7bの下流
圧を一定圧に設定するリリーフ弁7cと、オリフィス7
bの上流圧により第2パイロット受圧部5bに入力する
パイロット圧を制御するパイロット圧制御弁7dとを有
する。パイロット圧制御弁7dは、エンジン回転数Nが
低下するとオリフィス7bの上流圧が低下するためb位
置方向に切換わる。このため第2パイロット受圧部5b
に入力されるパイロット圧がリリーフ弁7cで一定圧に
設定されたオリフィス7bの下流圧に近づくように増加
する。容量制御弁5cは、第2パイロット受圧部5bに
入力されるパイロット圧が増加する程、すなわちエンジ
ン回転数Nが減少する程、作業機ポンプ容量VLが低減
するように構成されている。
【0014】第1実施形態の構成によれば、作業機ポン
プ容量制御手段5は作業機負荷Pが増加する程、かつエ
ンジン回転数Nが減少する程、作業機ポンプ容量VLを
低減する。このため、図2で横軸にエンジン回転数N、
縦軸に作業機ポンプ容量VLをとるとき、所定のエンジ
ン回転数N1〜N2の範囲において負荷圧Pが高いとき
から低いときまで直線(勾配は容量制御ばね5eおよび
パイロットばね7eのバネ定数によって決まる)で示さ
れるように変化する。なお、作業機ポンプ容量VLがエ
ンジン回転数Nの増加関数であれば必ずしも一次関数で
ある必要はないが、説明を簡略化するために以下では一
次関数の場合について説明する。また、同様に図3で横
軸に作業機負荷圧P、縦軸に作業機ポンプ容量VLをと
るとき、所定の作業機負荷圧P1〜P2の範囲において
エンジン回転数Nが高いときから低いときまで直線(勾
配は容量制御ばね5eおよびパイロットばね7eのバネ
定数によって決まる)で示されるように変化する。この
ときも前記同様に必ずしも直線である必要はない。
【0015】図4で横軸にエンジン回転数N、縦軸に作
業機ポンプ吐出量QL(cm3 /min)をとるとき、
a,bを定数として図2に示す所定の直線を数式「VL
=aN+b」で表すと、作業機ポンプ吐出量QLは、数
式「QL=VL・N=(aN+b)・N=(aN2 +b
・N)」で示される。このように、作業機ポンプ吐出量
QLはエンジン回転数Nの2次関数となる。なお図4に
示す各作業機ポンプ容量は、Vmin<V1<V2<V
maxの関係にある。このため、所定のエンジン回転数
N1〜N2の範囲ではエンジン回転数N1近傍のエンジ
ン低速域の作業機速度が早く低減して作業機駆動馬力が
早く低減するため作業車両の加速性が良くなる。また、
掘削等のエンジン回転数N2近傍のエンジン高速域の作
業機速度が低速域から高速域に変わるにつれて負荷に応
じて増減するため掘削等の作業能率が向上する。
【0016】以上のように第1実施形態によれば次のよ
うな作用効果を奏する。 (1)作業機負荷が大きければ図2に示すように、作業
機ポンプ容量VLは小さい値で、かつエンジン回転数N
の減少と共に減少する。従って、図10に示したように
エンジン低速域において作業機トルクc1(VL×Pに
比例)も減少してエンジン加速トルクd1が増加するた
め、作業車両の加速性が向上する。 (2)バケット空荷上昇時のような作業機負荷が軽負荷
であれば、図2に示すように、作業機ポンプ容量VLは
大きい値で、かつエンジン回転数Nの減少と共に減少す
る。従って、図10に示したようにエンジン低速域にお
いて作業機トルクc1(VL×Pに比例)も減少してエ
ンジン加速トルクd1が増加するため、作業車両の加速
性が向上する。 (3)また、軽負荷時の作業機トルクc1(VL×Pに
比例)を作業機負荷が大きいときとほぼ同じにすれば作
業機負荷圧Pが軽負荷になった分だけ作業機ポンプ容量
VLを大きくとれるため、作業機速度を増加させて作業
能率を向上できると共に、本実施形態のようにセンター
バイパスブリードオフ式の操作弁であっても、エンジン
低速域の作業機ポンプ吐出量が増大するため起動圧上昇
が速まり、作業機起動点までの不感域が減少して操作性
が向上する。なお、本発明はセンターバイパスブリード
オフ式の操作弁に限定されるものではない。
【0017】本願発明の第2実施形態の構成を図5に示
す。エンジン1は作業機ポンプ2とステアリングポンプ
8と制御ポンプ11を駆動する。作業機ポンプ2は、操
作弁3を介して作業機アクチュエータ4(本実施形態で
は油圧シリンダ4a)に接続される。ステアリングポン
プ8はステアリング優先弁12を介して、一方はステア
リングアクチュエータ13に、他方は操作弁3を介して
油圧シリンダ4aに接続される。ステアリング優先弁1
2は、ステアリングポンプ吐出量QSのうちで図6に後
述するステアリング必要流量Q0を優先してステアリン
グアクチュエータ13に供給する。コントローラ16
は、負荷圧センサ6bが検出する作業機負荷圧Pとエン
ジン回転センサ7fが検出するエンジン回転数Nとを受
けて、比例電磁弁17のソレノイド17aを制御する。
ステアリングポンプ容量制御手段9はパイロット受圧部
9aを備えた容量制御弁9bと、容量制御シリンダ9c
と、これらを連結する容量制御ばね9dとを有する。図
示しないリリーフ弁により一定のパイロット元圧に制御
される制御ポンプ11の吐出油は、比例電磁弁17によ
って制御されてステアリングポンプ容量制御手段9のパ
イロット受圧部9aに供給される。ステアリングポンプ
容量制御手段9はパイロット受圧部9aのパイロット圧
に応じてステアリングポンプ8のステアリングポンプ容
量VSを制御する。
【0018】第2実施形態の構成によれば次のように作
用する。 (1)作業機が作動していないときのステアリングポン
プ8のポンプ容量制御につき図5,6に基づいて説明す
る。コントローラ16に入力する負荷圧センサ6bの検
出信号が所定の負荷圧P0以下のときは、コントローラ
16は作業機が作動していないものと判断する。このと
きにはコントローラ16は、エンジン回転センサ7fか
ら入力するエンジン回転数信号がエンジン回転数N4に
相当する値となるまでステアリングポンプ8が最大ポン
プ容量VSmaxとなる制御信号をソレノイド17aに
出力する。この最大ポンプ容量VSmaxとエンジン回
転数N4とによって決まるステアリングポンプ吐出量Q
Sの所定値Qmaxは、ステアリングアクチュエータ1
3を所定速度以上で操作するのに必要な流量、即ちステ
アリング必要流量Q0を補償できる値に設定される。エ
ンジン回転数がN4になりステアリングポンプ吐出量Q
Sが最大値Qmaxになると、エンジン回転数がN4を
超えてもステアリングポンプ吐出量QSが所定値Qma
xを維持するように制御される。すなわちステアリング
ポンプ容量VSが数式「VS=Qmax/N」を満たす
ような制御信号を比例電磁弁17のソレノイド17aに
出力してステアリングポンプ容量制御手段9を制御す
る。
【0019】(2)作業機の作動中におけるステアリン
グポンプ容量制御につき図5,7〜9に基づいて説明す
る。図5においてコントローラ16に入力する負荷圧セ
ンサ6bの検出信号が所定の負荷圧P0以上のときは、
作業機が作動中であるものと判断する。このときにはコ
ントローラ16は、負荷圧センサ6bとエンジン回転セ
ンサ7fの各検出値に基づいて、作業機負荷圧Pが増加
する程、かつエンジン回転数Nが減少する程、ステアリ
ングポンプ容量VSを低減するように、比例電磁弁17
をb位置方向に移動させて、後述する図7に示すステア
リングポンプ容量VSが得られる制御信号を比例電磁弁
17のソレノイド17aに出力する。比例電磁弁17に
より制御されるパイロット圧がステアリングポンプ容量
制御手段9のパイロット受圧部9aに入力すると、後述
する図9に示すようなエンジン回転数Nに対するステア
リングポンプ吐出量QSが得られる。
【0020】図7では横軸はエンジン回転数Nを、縦軸
はステアリングポンプ容量VSを表している。所定のエ
ンジン回転数N1〜N2の範囲において負荷圧Pが高い
ときから低いときまで直線(勾配は容量制御ばね9dお
よび電磁弁ばね17bのバネ定数によって決まる)で示
されるように変化する。なお、ステアリングポンプ容量
VSがエンジン回転数Nの増加関数であれば必ずしも一
次関数である必要はないが、説明を簡略化するために以
下では一次関数の場合について説明する。
【0021】図8では横軸に作業機負荷圧Pを、縦軸に
ステアリングポンプ容量VSを表している。所定の作業
機負荷圧P1〜P2の範囲においてエンジン回転数Nが
高いときから低いときまで直線(勾配は容量制御ばね9
dおよびパイロットばね17bのバネ定数によって決ま
る)で示されるように変化する。このときも前記同様
に、必ずしもステアリングポンプ容量VSは作業機負荷
圧Pの一次関数である必要はない。また、図6に示すよ
うに作業機が作動してなく作業機回路が所定の負荷圧P
0以下となる場合を図8に示すと、エンジン回転数Nに
応じてステアリングポンプ容量VSは斜線の範囲内で変
化する。
【0022】図9では横軸にエンジン回転数Nを、上縦
軸にステアリングポンプ吐出量QSを、下縦軸に作業機
ポンプ吐出量QLを表している。図7に示す所定の直線
をc,dを定数とする数式「VS=cN+d」で表す
と、エンジン回転数N1〜N2の範囲では、ステアリン
グポンプ吐出量QSは数式「QS=VS・N=(cN+
d)・N=(cN2 +d・N)」で示される。なお図9
に示す各ステアリングポンプ容量は、VSmin<VS
1<VS2<VSmaxの関係にある。このようにステ
アリングポンプ吐出量QSはエンジン回転数Nの2次関
数となる。このため、所定のエンジン回転数N1〜N2
の範囲ではエンジン回転数N1近傍のエンジン低速域の
作業機速度が早く低減して作業機駆動馬力が早く低減す
るため作業車両の加速性が良くなる。また、掘削等のエ
ンジン回転数N2近傍のエンジン高速域の作業機速度が
低速域から高速域に変わるにつれて負荷に応じて増減す
るため掘削等の作業能率が向上する。なお、通常、エン
ジンアイドリング回転数N5のときにステアリング必要
流量Q0を補償できるステアリングポンプ吐出量の所定
値Qmax以上となるように、ステアリングポンプ容量
VSminを設定する。このように制御されるステアリ
ングポンプ吐出量QSからステアリング必要流量Q0を
差し引いた分(QS−Q0)が作業機ポンプ吐出量QL
に加算されて操作弁3を介して油圧シリンダ4aに供給
される。
【0023】以上のように第2実施形態によれば、第1
実施形態と同様に次のような作用効果を奏する。 (1)作業機負荷が大きければ図7に示すように、ステ
アリングポンプ容量VSは小さい値で、かつエンジン回
転数Nの減少と共に減少する。従って、図10に示した
ようにエンジン低速域において作業機トルクc1((V
S+VL)×Pに比例)も減少してエンジン加速トルク
d1が増加するため、作業車両の加速性が向上する。
(2)バケット空荷上昇時のような作業機負荷が軽負荷
であれば、図7に示すように、ステアリングポンプ容量
VSは大きい値で、かつエンジン回転数Nの減少と共に
減少する。従って、図10に示したようにエンジン低速
域において作業機トルクc1((VS+VL)×Pに比
例)も減少してエンジン加速トルクd1が増加するた
め、作業車両の加速性が向上する。また掘削等のエンジ
ン回転数N2近傍のエンジン高速域の作業機速度が低速
域から高速域に変わるにつれて負荷に応じて増減するた
め掘削等の作業能率が向上する。 (3)また、軽負荷時の作業機トルクc1(VS×Pに
比例)を作業機負荷が大きいときとほぼ同じにすれば作
業機負荷圧Pが軽負荷になった分だけステアリングポン
プ容量VSを大きくとれるため、油圧シリンダ4aへの
応援流量を増加でき、よって作業機速度を増加させて作
業能率を向上できる。さらに、本実施形態のようにセン
ターバイパスブリードオフ式の操作弁であっても、エン
ジン低速域のステアリングポンプ吐出量QSが増大する
ため起動圧上昇が速まり、作業機起動点までの不感域が
減少して操作性が向上する。なお、本発明はセンターバ
イパスブリードオフ式の操作弁に限定されるものではな
い。 (4)作業機が作動していないときには、ステアリング
ポンプ吐出量QSが所定量Qmaxを超えないように制
御されるため、エンジン高速時のステアリングポンプ吐
出量QSが低減されて無駄な動力が削減される。
【0024】なお、第2実施形態においてコントローラ
16は、負荷圧センサー6bが検出する負荷圧P及びエ
ンジン回転センサー7fが検出するエンジン回転数Nを
受けて、電磁弁17のソレノイド17aを介してステア
リングポンプ容量制御手段9を制御している。しかし本
発明はこれに限定されず、第1実施形態と同様にエンジ
ン回転数N信号及び作業機負荷圧P信号によって直接に
ステアリングポンプ容量制御手段9を制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す油圧回路の一例で
ある。
【図2】第1実施形態のエンジン回転数と作業機ポンプ
容量の関係を示す図である。
【図3】第1実施形態の作業機負荷圧と作業機ポンプ容
量の関係を示す図である。
【図4】第1実施形態のエンジン回転数と作業機ポンプ
吐出量の関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す油圧回路の一例で
ある。
【図6】第2実施形態で作業機が作動してないときのス
テアリングポンプ吐出量を示す図である。
【図7】第2実施形態のエンジン回転数とステアリング
ポンプ容量の関係を示す図である。
【図8】第2実施形態の作業機負荷とステアリングポン
プ容量の関係を示す図である。
【図9】第2実施形態で作業機が作動中のときのステア
リングポンプ吐出量を示す図である。
【図10】第1,2の従来技術のエンジントルク特性を
示す図である。
【図11】第2の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…作業機ポンプ、3…操作弁、4…作
業機アクチュエータ、4a…油圧シリンダ、5…作業機
ポンプ容量制御手段、5a…第1パイロット受圧部、5
b…第2パイロット受圧部、5c…容量制御弁、5d…
容量制御シリンダ、5e…容量制御ばね、6…作業機負
荷検出手段、6a…負荷圧検出管路、6b…負荷圧セン
サ、7…エンジン回転数検出手段、7a…固定ポンプ、
7b…オリフィス、7c…リリーフ弁、7d…パイロッ
ト圧制御弁、7e…パイロットばね、7f…エンジン回
転センサ、8…ステアリングポンプ、9…ステアリング
ポンプ容量制御手段、9a…パイロット受圧部、9b…
容量制御弁、9c…容量制御シリンダ、9d…容量制御
ばね、11…制御ポンプ、12…ステアリング優先弁、
13…ステアリングアクチュエータ、14…ブリードオ
フ管路、15…供給管路、16…コントローラ、17…
比例電磁弁、17a…ソレノイド、17b…電磁弁ば
ね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AB05 AB06 BA02 BB02 CA02 DA03 DA04 DB02 DB03 3H045 AA04 AA05 AA10 AA16 AA24 AA33 AA34 AA36 BA19 BA28 CA03 CA09 DA09 DA25 DA36 EA13 EA17 EA33 EA42 3H089 AA46 BB15 CC01 DA03 DA13 DB47 DB49 EE17 EE22 FF07 FF10 GG02 JJ20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(1) により駆動され、かつ作業
    機アクチュエータ(4) を駆動する作業機ポンプ(2) と、
    作業機ポンプ(2) の1回転当たりの吐出量である作業機
    ポンプ容量(VL)を制御する作業機ポンプ容量制御手段
    (5) と、作業機負荷検出手段(6) と、エンジン回転数検
    出手段(7) とを備え、作業機ポンプ容量制御手段(5) は
    作業機負荷検出手段(6) とエンジン回転数検出手段(7)
    の各検出値に基づいて、作業機負荷(P) が増加する程、
    かつエンジン回転数(N) が減少する程、作業機ポンプ容
    量(VL)を低減させることを特徴とする作業車両用ポンプ
    の容量制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジン(1) により駆動され、かつ作業
    機アクチュエータ(4) を駆動する作業機ポンプ(2) と、
    エンジン(1) により駆動され、かつステアリングアクチ
    ュエータ(13)を駆動するステアリングポンプ(8) と、ス
    テアリングポンプ(8) の1回転当たりの吐出量であるス
    テアリングポンプ容量(VS)を制御するステアリングポン
    プ容量制御手段(9) と、作業機負荷検出手段(6) と、エ
    ンジン回転数検出手段(7) と、ステアリングポンプ吐出
    量(QS)がステアリングアクチュエータへの必要油量以上
    のときステアリングポンプ(8) の吐出油を作業機アクチ
    ュエータ(4) へ応援するステアリング優先弁(12)とを備
    えた作業車両用ポンプの容量制御装置において、ステア
    リングポンプ容量制御手段(9) は、作業機負荷検出手段
    (6) とエンジン回転数検出手段(7) の各検出値に基づい
    て、作業機負荷(P) が増加する程、かつエンジン回転数
    (N) が減少する程、ステアリングポンプ容量(VS)を低減
    することを特徴とする作業車両用ポンプの容量制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、作業機負荷圧が所定
    値以下であることを作業機負荷検出手段(6) が検出した
    ときは、単位時間当たりのステアリングポンプ吐出量(Q
    S)がエンジン回転数(N) の増加により所定の値になる
    と、ステアリングポンプ容量制御手段(9) は、エンジン
    回転数(N) がさらに増加してもステアリングポンプ吐出
    量(QS)が所定の値を越えないようにステアリングポンプ
    容量(VS)を制御することを特徴とする作業車両用ポンプ
    の容量制御装置。
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