JP2000026921A - 連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方法 - Google Patents

連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方法

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JP2000026921A
JP2000026921A JP10210394A JP21039498A JP2000026921A JP 2000026921 A JP2000026921 A JP 2000026921A JP 10210394 A JP10210394 A JP 10210394A JP 21039498 A JP21039498 A JP 21039498A JP 2000026921 A JP2000026921 A JP 2000026921A
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temperature
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克己 谷川
Takumi Imayado
匠 今宿
Jun Ota
潤 太田
Kenji Araki
健治 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな単一の連続焼鈍設備において、
軟質材から硬質材までの缶用表面処理鋼板の原板を高い
生産性で経済的且つ安定して製造する。 【解決手段】 連続焼鈍における加熱・均熱後の冷却、
過時効条件を適切に制御することにより、調質度T1〜
T6の缶用表面処理鋼板の原板を選択的に製造できると
いう知見に基づきなされたもので、特定の成分組成を有
する低炭素アルミキルド鋼の冷延鋼板を、連続焼鈍によ
り再結晶温度以上の温度に加熱、均熱後、350〜48
0℃の温度域まで100℃/sec超、300℃/se
c未満の平均冷却速度で一次冷却した後、再加熱するこ
となく過時効処理を施し、引き続き最終冷却した後、調
質圧延を行なう製造方法であって、鋼板の所望の調質度
に拘りなく連続焼鈍における一次冷却以降の熱履歴は略
同一とし、且つ鋼板の所望の調質度に応じて連続焼鈍に
おける均熱温度を変更することにより、調質度の異なる
鋼板を作り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ぶりき、ティンフ
リースチール(TFS)などの缶用表面処理鋼板の原板
の製造方法に関するもので、特に連続焼鈍時の一次冷却
以降のヒートサイクルを大きく変更することなしに、調
質度T1〜T6の鋼板を作り分けることができる製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ぶりきやTFSのような缶用表面処理鋼
板およびその原板の調質度はJISG 3303に規定
されている。調質度はロックウェルT硬さ(HR30
T)により表示され、一回圧延製品は調質度T1〜T6
に分類されている。
【0003】一般に調質度T1〜T3を軟質材、調質度
T4〜T6を硬質材と呼び、従来では軟質材はバッチ焼
鈍により、硬質材は連続焼鈍(CAL)によりそれぞれ
製造されていたが、近年では、調質度T3以下の軟質材
も一部、連続焼鈍で製造されるようになってきた。例え
ば、硬質材の製造方法については特開昭57−7022
7号公報、特開昭60−92425号公報、特公平5−
45653号公報に、また、連続焼鈍による軟質材の製
造方法については特開平4−80346号公報に、それ
ぞれ製造技術が開示されている。
【0004】上記特開昭57−70227号公報の技術
は、CALでの冷却速度を3〜1000℃/secに調
整して調質度T4とT5を作り分ける技術であるが、冷
却速度の変化の幅が大きいため長大な冷却帯が必要とな
り、しかも冷却帯にガス冷却とロール冷却の2種類の冷
却設備を必要とするため、設備費の増大、生産性の低
下、製造コストの増大を招く問題がある。
【0005】上記特開昭60−92425号公報の技術
は、0.02〜0.10wt%のPを含有した低炭素鋼
を低温仕上、低温巻取し、CALでの冷却速度を30℃
/sec以上として硬質材を製造する技術であり、ま
た、上記特公平5−45653号公報の技術は、CAL
の冷却過程における500〜400℃の間の平均冷却速
度を55℃/sec以下または65℃/sec以上と
し、さらに調質圧延の圧下率を調整して調質度T4とT
5を作り分ける技術である。しかし、これらの技術はい
ずれも硬質材の製造技術であるため、軟質材を製造する
ことはできない。
【0006】また、上記特開平4−80346号公報の
技術は、CALで急冷後再加熱して過時効処理を行うこ
とにより軟質材を製造する技術であるが、この技術では
過時効帯に再加熱装置が必要となるため、設備費が高い
大型の連続焼鈍設備が必要となり、また、過時効帯に再
加熱能力のないCALでは実施することができない。ま
た、この技術は軟質材を製造する技術であるため、硬質
材を製造することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さらに、上述したよう
な従来技術を単に組み合わせて軟質材と硬質材を製造し
ようとした場合には、加熱・均熱・急冷・過時効・冷却
という軟質材用のCALヒートサイクルと、加熱・均熱
・徐冷・急冷という硬質材用のCALヒートサイクルの
ためのそれぞれ専用の2基のCALを持つか、或いはこ
のような2種類以上のヒートサイクルが可能なCALが
必要となり、特に前者の場合には設備費や鋼板製造コス
トの増大を招く問題がある。
【0008】また、後者の場合にも、硬質材用の徐冷を
行うための冷却装置(例えば、クーリングチューブ等)
と、軟質材用の急冷を行うための冷却装置(例えば、ガ
スジェット冷却装置、ロール冷却装置等)、さらには過
時効処理のための再加熱・保熱用の加熱装置を併設しな
ければならず、設備費や鋼板製造コストが高くなってし
まう。さらに、このような1基のCALでヒートサイク
ルの変更が可能な場合にも、調質度に応じて均熱後の冷
却条件が大きく異なるために、サイクル変更毎に大量の
ダミーコイルの通板が必要となり、生産性が阻害される
という大きな問題がある。すなわち、サイクル変更直後
は板温と炉温の差によるサーマルクラウンのために板の
蛇行、破断やバックリング、絞り等が発生しやすくなる
ため、ダミーコイルの使用が避けられず、これにより生
産性の低下や歩留まり低下という問題が生じる。
【0009】一方、調質度を作り分ける方法としては、
特開平2−197523号公報に極低C−Nb添加鋼の
連続焼鈍後の調質圧延の圧延率を変化させることにより
調質度を作り分ける方法が、また、特公昭60−108
01号公報に連続焼鈍条件と小径ロールによるドライ調
質圧延の圧下率の両者を調整して調質度を作り分ける方
法がそれぞれ提案されている。
【0010】しかし、特開平2−197523号公報の
技術では、T4以上の調質度とするためには、その実施
例に記載されているように調質圧延の圧延率を10%以
上にしなければならず、特に硬質の調質度T5,T6ク
ラスの場合には圧延率が20%、30%程度の調質圧延
を必要とする。そのため、加工硬化により硬度は上昇す
るものの加工性の劣化が大きく、従来の調圧率1.5%
程度の硬質材に較べて加工性、特に延性が劣るという問
題を生じる。さらに、高圧延率の調質圧延を行うことか
ら従来の通常の調質圧延機は使用できず、高圧延率用の
調質圧延機が必要となるため経済的にも不利となる。
【0011】また、特公昭60−10801号公報の技
術では、調質度を作り分けるためには連続焼鈍のヒート
サイクルとして過時効有りと過時効無しの2種類のサイ
クルを組む必要があり、このため上述したようにダミー
コイルの使用量が増大し、生産性が低下するという問題
がある。また、1分以上の過時効処理が必要であるため
に過時効帯が長くなり、必然的に連続焼鈍設備が大型と
なるため設備費も高くなる。さらに、調質度を作り分け
るためには径が300mm以下の小径ワークロールによ
るドライ調質圧延が不可欠であり、このような小径ワー
クロールによる圧延は3〜5%程度の圧下率の調質圧延
には有利であるが、軟質材を製造するために1〜1.5
%程度の低圧下率、低伸び率の調質圧延を行なう場合に
は、圧延荷重が小さくなり過ぎるため安定した圧延が困
難となるという問題もある。
【0012】したがって本発明の目的は、このような従
来技術の課題を解決し、コンパクトで設備費の安価な単
一の連続焼鈍設備において、軟質材から硬質材までの全
調質度の缶用表面処理鋼板の原板を、生産性や歩留まり
を低下させることなく、しかも経済的且つ安定して製造
することができる製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続焼鈍条
件、特に加熱・均熱後の冷却、過時効条件を適切に制御
することにより、コンパクトで設備費の安価な単一の連
続焼鈍設備において、生産性や歩留まりの低下を招くこ
となく、経済的且つ安定して調質度T1〜T6の缶用表
面処理鋼板の原板を選択的に製造できるという知見に基
づきなされたもので、その特徴は以下の通りである。
【0014】[1] C:0.1wt%以下、N:0.00
1〜0.015wt%の低炭素アルミキルド鋼の冷延鋼
板を、連続焼鈍により再結晶温度以上の温度に加熱、均
熱後、350〜480℃の温度域まで100℃/sec
超、300℃/sec未満の平均冷却速度で一次冷却し
た後、再加熱することなく過時効処理を施し、引き続き
最終冷却した後、調質圧延を行なって缶用表面処理鋼板
の原板を製造する方法であって、鋼板の所望の調質度に
拘りなく連続焼鈍における一次冷却以降の熱履歴は略同
一とし、且つ鋼板の所望の調質度に応じて連続焼鈍にお
ける均熱温度を変更することにより、調質度の異なる鋼
板を作り分けることを特徴とする連続焼鈍による缶用表
面処理鋼板の原板の製造方法。
【0015】[2] 上記[1]の製造方法において、連続焼
鈍時の最終冷却開始温度を300〜400℃とすること
を特徴とする連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の
製造方法。 [3] 上記[1]または[2]の製造方法において、連続焼鈍時
の均熱温度を、調質度T1〜T3の鋼板を製造する場合
には660〜780℃とし、調質度T4〜T6の鋼板を
製造する場合には600〜730℃とすることを特徴と
する連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方
法。 [4] 上記[1]〜[3]のいずれかの製造方法において、連続
焼鈍時の均熱時間を5秒以上とすることを特徴とする連
続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方法。
【0016】[5] 上記[1]〜[4]のいずれかの製造方法に
おいて、連続焼鈍時の過時効処理時間を60秒未満とす
ることを特徴とする連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の
原板の製造方法。 [6] 上記[1]〜[5]のいずれかの製造方法において、調質
度T1〜T3の鋼板を製造する場合にはC:0.05w
t%以下の低炭素アルミキルド鋼の冷延鋼板を、調質度
T4〜T6の鋼板を製造する場合にはC:0.03〜
0.1wt%の低炭素アルミキルド鋼の冷延鋼板を、そ
れぞれ用いて連続焼鈍することを特徴とする連続焼鈍に
よる缶用表面処理鋼板の原板の製造方法。
【0017】[7] 上記[1]〜[6]のいずれかの製造方法に
おいて、調質度T1〜T3の鋼板を製造する場合には、
熱延巻取温度600〜700℃で熱間圧延した後冷間圧
延して得られた冷延鋼板を、調質度T4〜T6の鋼板を
製造する場合には、熱延巻取温度520〜620℃で熱
間圧延した後冷間圧延して得られた冷延鋼板を、それぞ
れ用いて連続焼鈍することを特徴とする連続焼鈍による
缶用表面処理鋼板の原板の製造方法。 [8] 上記[1]〜[7]のいずれかの製造方法において、調質
圧延の伸長率を1.0%以上、3.0%未満とすること
を特徴とする連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の
製造方法。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の製造方法の詳細を
その限定理由とともに説明する。まず、本発明において
用いる素材鋼板(缶用表面処理鋼板の原板)の成分組成
について説明する。Cは調質度を作り分ける上で有用な
元素であるが、その含有量が0.1wt%を超えると鋼
板が過度に硬質化するため冷間圧延での形状制御が困難
となり、鋼板の平坦度や板厚精度の低下をもたらす。ま
た、このために連続焼鈍時の通板性の劣化を引き起こす
おそれがある。このためCは0.1wt%以下に限定す
る。
【0019】また、Cが0.05wt%を超えると鋼板
が硬質化しやすくなるため、製造の対象が調質度T1〜
T3の軟質材である場合、これを安定して製造するため
にはCは0.05%wt以下とすることが望ましい。一
方、Cが0.03wt%未満となると鋼板が軟質化しや
すくなるため、調質度T4〜T6の硬質材を製造する場
合、これを安定して製造するためにはCは0.03〜
0.1wt%とすることが望ましい。
【0020】Nも調質度を作り分ける上で有用な元素で
あるが、これを0.001wt%未満とするためには製
鋼コストの増大を招き、一方、0.015wt%を超え
るとCと同様に鋼板が過度に硬質化するとともに、再結
晶温度が上昇するため連続焼鈍時に780℃を超える高
温焼鈍が必要となる。このためNは0.001〜0.0
15wt%に限定する。その他のSi、Mn、P、S、
sol.Al等の元素の含有量については特に限定する
ものではなく、通常の缶用表面処理鋼板の原板に含まれ
ている程度の含有量は許容される。また、必要に応じて
B、Nb等の炭窒化物形成元素を添加してもよい。
【0021】次に、本発明の製造条件について説明す
る。本発明において、連続焼鈍工程前の製造条件に特別
な制約はなく、したがって、熱間圧延時のスラブ加熱温
度や仕上温度も特に限定されず、通常の条件であるスラ
ブ加熱温度:1050〜1250℃程度、仕上温度:8
30〜900℃程度とすればよい。また、加熱炉を経由
しない直送圧延(HDR)や熱片挿入(HCR)の適用
も可能である。
【0022】但し、熱延巻取温度に関しては、これが6
00℃未満ではカーバイドやAlNが微細になり、それ
らの析出量も減少するため鋼板が硬質化しやすくなり、
一方、700℃を超えると酸洗性が劣化しやすくなる。
このため調質度T3以下の軟質材を連続焼鈍により安定
して製造するためには熱延巻取温度は600〜700℃
とすることが望ましい。また、熱延巻取温度が520℃
未満では鋼板が過度に硬質化し、一方、620℃を超え
ると軟質化しやすくなるため、調質度T4以上の硬質材
を連続焼鈍により安定して製造するためには熱延巻取温
度は520〜620℃とすることが望ましい。
【0023】熱間圧延後、酸洗し冷間圧延を行なうが、
これらの条件についても特別な制約はなく、冷間圧延率
も通常の条件である80〜95%程度とすればよい。そ
の後、加熱・均熱・一次冷却・過時効・最終冷却のヒー
トサイクルの連続焼鈍を行なう。
【0024】本発明において、連続焼鈍時の一次冷却以
降(一次冷却を含む)の熱履歴を略同一にして調質度が
異なる鋼板を作り分ける上で、特に一次冷却および過時
効条件が重要となる。まず、本発明では連続焼鈍におけ
る加熱、均熱後、350〜480℃の温度域までの一次
冷却の平均冷却速度を100℃/sec超、300℃/
sec未満に限定する。この平均冷却速度が100℃/
sec以下では急冷効果が十分に発揮されず、過時効処
理前のCの過飽和度が不足するため短時間過時効処理に
よる軟質材の製造が困難となり、また、短時間過時効処
理による硬質材の製造においては、わずかな冷却速度の
変動による材質のバラツキが大きくなる。一方、300
℃/sec以上の平均冷却速度とするためには冷却能力
の大きな冷却設備が必要となり、設備費が増大するため
好ましくない。
【0025】本発明で採用される冷却方式は特に限定さ
れず、冷却速度を上記範囲内に制御できるものであれば
ガスジェット冷却、気水冷却、ロール冷却等のいずれの
方式のものでもよい。但し、冷却能力、冷却の安定性、
製造コスト、鋼板表面品質等の面からはガスジェット冷
却が最も望ましい。
【0026】一次冷却終点温度については、過時効工程
で再加熱を行なわない本発明のヒートサイクルにおい
て、一次冷却終点温度が350℃未満ではCの拡散が不
十分となり、一方、480℃を超えるとCの過飽和度が
不足し、このため短時間過時効処理により十分に軟質化
を図ることが困難となる。この結果、従来の連続焼鈍条
件で製造した軟質材、硬質材と同等の硬度、耐時効性を
確保することが困難となり、略同一の熱履歴で全調質度
を作り分けることができなくなる。以上の理由から、本
発明で行う連続焼鈍では加熱、均熱後の一次冷却終点温
度を350〜480℃とするとともに、この温度域まで
の一次冷却の平均冷却速度を100℃/sec超、30
0℃/sec未満に限定する。
【0027】本発明では、上記350〜480℃の温度
域までの一次冷却後、再加熱(昇温を目的とした加熱)
することなくその温度域において過時効処理を行う。過
時効処理時に再加熱を行なうためには、過時効帯に加熱
能力の大きな再加熱装置を設ける必要があり、設備費が
高い大型の連続焼鈍設備となるため好ましくない。ま
た、再加熱を行なうと鋼板が過度に軟質化するため硬質
材の製造が困難となり、また、軟質材、硬質材に応じて
再加熱装置のオン・オフを行なうとその都度ダミーコイ
ルの通板が必要となり、生産性が低下してしまう。この
ため本発明では鋼板を保熱する程度の加熱を行う以外、
過時効処理での再加熱は行わない。通常、本発明を実施
する際には過時効帯に鋼板の保熱のみを行なえる程度の
加熱装置を設置し、常時使用状態とする。
【0028】最終冷却開始温度すなわち過時効帯出側温
度は、300〜400℃とすることが望ましい。これ
は、最終冷却開始温度が300℃未満ではCの拡散が不
十分となり、一方、400℃を超えるとCの過飽和度が
不足し、その結果として短時間過時効処理により十分に
軟質化を図ることが困難となるためである。また同様の
観点から、過時効帯の入側と出側の温度差、すなわち一
次冷却終点温度と最終冷却開始温度の差は100℃以下
とすることが特に望ましい。
【0029】過時効処理時間は60秒未満であっても本
発明の効果は十分に得られ、調質度の異なる鋼板を作り
分けることが可能である。一方、過時効処理時間を60
秒以上とするためには長大な過時効帯が必要となり、設
備費の増大、鋼板製造コストの増加を招くため、過時効
処理時間は60秒未満とすることが望ましい。
【0030】以上のような条件で実施される連続焼鈍に
おいて、本発明では所望の調質度に応じて連続焼鈍の均
熱温度を変更するものであり、これにより一次冷却以降
の熱履歴を略同一(すなわち、均熱後の急冷による一次
冷却−短時間過時効処理−最終冷却)にして調質度の異
なる鋼板を作り分けることが可能となる。ここで、軟質
材(調質度T1〜T3)を製造する場合には、連続焼鈍
の均熱温度が660℃未満では十分な軟質化が図れず、
一方、780℃を超える高温焼鈍を行なうためには高温
加熱が可能な加熱装置が必要となり、設備費の増大、製
造コストの増加を招く。このため軟質材を製造する場合
の均熱温度は660〜780℃とすることが望ましい。
【0031】また、硬質材(調質度T4〜T6)を製造
する場合には、連続焼鈍の均熱温度が600℃未満では
未再結晶組織が残存して加工性の低下や材質のバラツキ
を生じ、一方、730℃を超える高温焼鈍を行なうと鋼
板が軟質化し、所望の硬度を得ることが困難となる。こ
のため硬質材を製造する場合の均熱温度は600℃〜7
30℃とすることが望ましい。
【0032】また、均熱時間が5秒未満では粒成長が不
完全で混粒組織となりやすく、材質のバラツキが大きく
なるため均熱時間は5秒以上確保することが望ましい。
しかし、必要以上に長い均熱時間をとっても材質の安定
性は飽和し、また、炉体の大きな連続焼鈍設備が必要に
なり、設備費や鋼板製造コストの増大を招くため、均熱
時間は20秒程度を上限とすることが望ましい。
【0033】本発明では連続焼鈍後に調質圧延を行う
が、この調質圧延の伸長率が1.0%未満では所定の鋼
板表面粗さ、平坦度、耐時効性を得ることが困難とな
る。一方、良好な板厚分布、平坦度を確保しつつ伸長率
を3.0%以上とするためには、ロール径の小径化や潤
滑条件の変更など特別な調圧条件とする必要があるた
め、製造コストの増加を招き、また鋼板の加工性も低下
する。このため調質圧延の伸長率は1.0%以上、3.
0%未満とすることが望ましい。
【0034】なお、JIS G 3303によれば調質度
T3とT4は58≦HR30T≦60の範囲で硬度が重
複しているが、本発明法において調質度T1〜T3の軟
質材と調質度T4〜T6の硬質材を区分する場合、上記
重複する硬度範囲中に適宜な境界値を設け、例えば、H
R30T<59を調質度T1〜T3、HR30T≧59
を硬質材T4〜T6とすればよい。
【0035】以上のようにして本発明法により製造され
た鋼板は、ETLまたはTFSライン等において表面処
理が施され、缶用表面処理鋼板とされる。なお、本発明
の効果はぶりき、TFS等の表面処理の種類や処理方法
には関係がなく、したがって、本発明法はぶりき用原
板、TFS用原板、Niめっき鋼板用原板等をはじめと
する種々の缶用表面処理鋼板の原板の製造に適用するこ
とができる。
【0036】
【実施例】表1に示す成分組成のアルミキルド鋼を転炉
で溶製した後、連続鋳造して得られたスラブを熱間圧延
し、酸洗後、板厚0.20mmまで冷間圧延した。熱間
圧延では、スラブ加熱温度を1150〜1230℃、仕
上温度を860〜900℃とし、巻取温度は表2及び表
3に示す各温度とした。冷間圧延後、表2及び表3に示
す条件で連続焼鈍及び調質圧延を行って、缶用表面処理
鋼板の原板を製造した。また、比較例であるNo.5に
ついては連続焼鈍後に二次圧延を行って、同様に缶用表
面処理鋼板の原板を製造した。なお、調質度T1〜T3
とT4〜T6の区分については、HR30T<59を調
質度T1〜T3、HR30T≧59を調質度T4〜T6
とした。
【0037】製造された鋼板の組織観察、HR30T硬
度測定を行なうとともに、引張試験を行って破断伸びE
Lを測定した。これらの結果を熱延巻取温度、連続焼鈍
条件および調質圧延条件とともに表2及び表3に示す。
これによれば、本発明の製造方法では連続焼鈍における
一次冷却以降のヒートサイクルを大きく変更することな
く、すなわち均熱後の急冷、短時間過時効というプロセ
スで調質度の異なる鋼板を作り分けることが可能であ
り、また、製造された鋼板は破断伸びELにより示され
る加工性も良好であることが判る。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】従来法では調質度の異なる鋼板を作り分
けるのに連続焼鈍のヒートサイクルの大きな変更を必要
とし、このためサイクル変更時に大量のダミーコイルを
通板させざるを得ないこと等による生産性および歩留ま
り低下、製造コストの増大、設備費の増大を招いていた
のに対して、本発明の製造方法によれば、単一のコンパ
クトで安価な連続焼鈍設備を用いて、従来法に較べてダ
ミーコイルの通板量を大幅に削減しつつ、高い生産性と
歩留まりで、しかも経済的且つ安定して調質度の異なる
缶用表面処理鋼板の原板を作り分けることが可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 潤 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 荒木 健治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4K032 AA04 AA21 CE01 CE02 CH01 CH04 CM01 4K037 EA04 EA05 EA18 FE01 FE02 FH01 FJ01 FJ04 FM02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.1wt%以下、N:0.001
    〜0.015wt%の低炭素アルミキルド鋼の冷延鋼板
    を、連続焼鈍により再結晶温度以上の温度に加熱、均熱
    後、350〜480℃の温度域まで100℃/sec
    超、300℃/sec未満の平均冷却速度で一次冷却し
    た後、再加熱することなく過時効処理を施し、引き続き
    最終冷却した後、調質圧延を行なって缶用表面処理鋼板
    の原板を製造する方法であって、鋼板の所望の調質度に
    拘りなく連続焼鈍における一次冷却以降の熱履歴は略同
    一とし、且つ鋼板の所望の調質度に応じて連続焼鈍にお
    ける均熱温度を変更することにより、調質度の異なる鋼
    板を作り分けることを特徴とする連続焼鈍による缶用表
    面処理鋼板の原板の製造方法。
  2. 【請求項2】 連続焼鈍時の最終冷却開始温度を300
    〜400℃とすることを特徴とする請求項1に記載の連
    続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方法。
  3. 【請求項3】 連続焼鈍時の均熱温度を、調質度T1〜
    T3の鋼板を製造する場合には660〜780℃とし、
    調質度T4〜T6の鋼板を製造する場合には600〜7
    30℃とすることを特徴とする請求項1または2に記載
    の連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方法。
  4. 【請求項4】 連続焼鈍時の均熱時間を5秒以上とする
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の連続焼
    鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方法。
  5. 【請求項5】 連続焼鈍時の過時効処理時間を60秒未
    満とすることを特徴とする請求項1、2、3または4に
    記載の連続焼鈍による缶用表面処理鋼板の原板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 調質度T1〜T3の鋼板を製造する場合
    にはC:0.05wt%以下の低炭素アルミキルド鋼の
    冷延鋼板を、調質度T4〜T6の鋼板を製造する場合に
    はC:0.03〜0.1wt%の低炭素アルミキルド鋼
    の冷延鋼板を、それぞれ用いて連続焼鈍することを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5に記載の連続焼鈍
    による缶用表面処理鋼板の原板の製造方法。
  7. 【請求項7】 調質度T1〜T3の鋼板を製造する場合
    には、熱延巻取温度600〜700℃で熱間圧延した後
    冷間圧延して得られた冷延鋼板を、調質度T4〜T6の
    鋼板を製造する場合には、熱延巻取温度520〜620
    ℃で熱間圧延した後冷間圧延して得られた冷延鋼板を、
    それぞれ用いて連続焼鈍することを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5または6に記載の連続焼鈍による缶
    用表面処理鋼板の原板の製造方法。
  8. 【請求項8】 調質圧延の伸長率を1.0%以上、3.
    0%未満とすることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6または7に記載の連続焼鈍による缶用表面処
    理鋼板の原板の製造方法。
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