JP2000025990A - 巻取紙製造設備 - Google Patents

巻取紙製造設備

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JP2000025990A JP10198715A JP19871598A JP2000025990A JP 2000025990 A JP2000025990 A JP 2000025990A JP 10198715 A JP10198715 A JP 10198715A JP 19871598 A JP19871598 A JP 19871598A JP 2000025990 A JP2000025990 A JP 2000025990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ワインダオペレータによる直接作
業を行うことなく、ロール回転装置上の不良外層紙を含
むシッピングロールから自動的に不良外層紙を取り除く
ことができ、かつ人手作業に比べて短時間で不良外層紙
を取り除くことが可能な巻取紙製造設備を提供すること
にある。 【解決手段】 本発明では、ワインダ4の下流側に、ワ
インダ4で巻き終えたシッピングロール8を受け入れて
回転自在に支持するロール回転装置5を設けた巻取紙製
造設備において、ロール回転装置5のロール排出側に、
シッピングロール8の幅方向に沿って往復移動可能な紙
裂きユニット17を備えた不良外層紙除去装置6を配設
し、不良外層紙除去装置6の紙裂きユニット17を移動
させることによりシッピングロール8の外層から不良外
層紙30を切断すると共に、ロール回転装置5によりシ
ッピングロール8を回転させて不良外層紙30を除去す
るように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙工場に配置さ
れる巻取紙製造設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は最新の製紙工場に設置された巻
取紙製造設備の代表的な配置を示す説明図、図11
(a)〜(c)は上記巻取紙製造設備の操業中における
主要な動作を示す説明図である。
【0003】図10に示すような巻取紙製造設備は、ア
ンワインダ1、スプールエジェクタ2、スリッタセクシ
ョン3、ワインドアップセクション(以下、単にワイン
ダという)及びロール回転装置5をその製造工程順に配
置することによって構成されており、最新の設備とし
て、例えば新聞用紙巻取り用として採用されている。上
記アンワインダ1は、抄紙機の最後尾に配置されたリー
ルパート(図示せず)で連続的に生産された親巻き(ペ
アレントロール)7と呼ばれる大径で広幅の巻取紙を受
け入れて巻き戻す装置である。しかも、アンワインダ1
は、親巻き7から印刷会社が要求する寸法の巻取紙、巻
取りロール(以下、「シッピングロール」と呼ぶ)を製
造する工程において、最初に必要となる装置である。図
示しない抄紙機のリールパートからアンワインダ1まで
親巻き7を運搬する方式としては、クレーンを用いる方
式が一般的であるが、最近では図外のリールパートとア
ンワインダ1とをレールで連結し、そのレールで親巻き
7の両端部に突き出したリールスプールと呼ばれる巻き
芯部を支えながら、同親巻き7をアンワインダ1まで運
ぶ方式も採用され始めている。このような親巻き7の運
搬手段については、既に製紙業界では広く知られてお
り、その詳細な説明は省略する。
【0004】また、上記スプールエジェクタ2は、アン
ワインダ1上で親巻き7が巻き戻されて残りが少なくな
り、新たにシッピングロール8を生産するためには不十
分と判断されたときに若干紙が残った状態のリールスプ
ールをアンワインダ1から垂直方向へ持ち上げて取り除
く設備である。この設備の構成装置として、垂直上方へ
の移動途中の適当な位置で一旦上昇動作を止め、リール
スプールから垂れ下がった紙と新たにアンワインダ1に
運び込まれた親巻き7の外層紙とを継ぎ合わせるための
必要装置を付属した方式が最近用いられるケースが増え
ているが、それらを含めて本装置の詳細は特公平2ー1
1493号公報で説明されているので、ここではその詳
細な説明を省略する。
【0005】図11(a)は、ワインダ4の巻取り運転
を停止してアンワインダ1で紙継ぎを行っている状態を
示している。紙継ぎ動作は通常自動化されている。な
お、この紙継ぎ動作における接着部がシッピングロール
8に含まれて、製品の一部として出荷されることは製紙
業界では許されていない。したがって、後述するワイン
ダドラム上に所定長さのシッピングロール8が巻上がる
と、ワインダ4の作動が停止され、その後紙継ぎを行
い、再びワインダ4を起動させて紙継ぎ接着部を既に所
定長さ巻き終わったシッピングロール8の外層部に追加
巻きを行うという操業方式が採用されている。
【0006】上記スリッタセクション3は、アンワイン
ダ1から巻き戻された紙がこの装置を通過する過程で、
シッピングロール8の所要巻き幅に回転刃を用いて連続
的に裁断されるように構成されている。スリッタセクシ
ョン3としては種々の形式があるが、いずれも公知の装
置であるので、その詳細な説明は省略する。また、上記
ワインダ4は巻取り装置であり、本図は製紙工場で最も
広く用いられているツウドラムワインダ方式を示してい
る。印刷会社の求める幅と巻き長さのシッピングロール
8は、水平に配置された2本の回転ドラム(ワインダド
ラム)41上に巻き上げられるようになっている。さら
に、上記ロール回転装置5は、これを構成する2本のロ
ール51上にワインダ4で巻き終わったシッピングロー
ル8を受け入れ、それを適当量回転させることにより、
同シッピングロール8の紙端をロール面に接着させるも
のである。その結果、作業の効率化が図られることか
ら、最近の巻取紙製造設備にはロール回転装置5を組み
込むことが一般的になってきている。
【0007】なお、図11(b)は、ワインダドラム4
1上から押し出されたシッピングロール8をクッション
ストッパ52で衝撃を緩和させながらロール回転装置5
上に受け入れている状態を示している。また、図11
(c)は、ワインダドラム41上で次の巻取り動作が既
に始まっており、ロール回転装置5上ではシッピングロ
ール8の紙端接着工程が始まる状態を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の巻取紙製造設備の構成では、ロール回転装置5の上
にアンワインダ1で紙継ぎされた接着部を外層に含むシ
ッピングロール8が来た場合、その除去作業に非常に手
間と時間が掛かるという不具合点がある。すなわち、前
述したように紙継ぎは、図11(a)に示す如く、ワイ
ンダ4の全体を一旦停止させた状態でアンワインダ1に
おいて行われるが、その時ワインダドラム41からスリ
ッタセクション3を経てアンワインダ1に至る紙に皺が
発生することになる。この皺入りの原因は、運転中に皺
の発生を防いでいた張力がワインダ4の停止とともに殆
どゼロに近いレベルまで低下することにあるが、新聞用
紙や通常の印刷用紙の如き紙種の場合、皺の発生を確実
に防止できる手段は現在のところ見つかっていない。し
たがって、ロール回転装置5上で皺と紙継ぎ接着部を含
む全ての不良紙を取り除く必要が生じる。通常、不良紙
はシッピングロール8の外層部を4〜5層を取り除くこ
とにより除去させることができる。
【0009】ここで、図12(a)は、オペレータOが
機内に入り不良外層紙30をシッピングロール8の全幅
にわたって切断し、皺を含まない紙端をシッピングロー
ル8の表面に接着している作業状態を示している。ま
た、図12(b)は、紙端の接着作業終了後、シッピン
グロール8を適当量矢印方向に回転させて、切断した不
良外層紙30の全てをワインダドラム41側に繰り出
し、それをオペレータOが機外に運び出そうとしている
状態を示している。さらに、図12(c)は、オペレー
タOが不良外層紙30を全て機外に運び出した後、ロー
ル51を反時計方向へ回動させることによりシッピング
ロール8をロール回転装置5上から開閉可能な連絡プレ
ート53を介して送り出している状態を示している。
【0010】このように、図12(a)〜(c)に示す
不良外層紙30の除去作業は、多量の紙を取り除く重労
働である上、所要時間も長いので、除去作業が終わる前
に、次のシッピングロール8がワインダドラム41上で
巻き上がってしまい、ワインダ4が停止している状態、
すなわちワインダ4の巻取り生産能力の低下となる好ま
しくない状態が発生するという不具合を有している。
【0011】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ワインダオペレータによる
直接作業を行うことなく、ロール回転装置上の不良外層
紙を含むシッピングロールから自動的に不良外層紙を取
り除くことができ、かつ人手作業に比べて短時間で不良
外層紙を取り除くことが可能な巻取紙製造設備を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明では、巻取り装置の下流側
に、該巻取り装置で巻き終えた巻取りロールを受け入れ
て回転自在に支持するロール回転装置を設けた巻取紙製
造設備において、前記ロール回転装置のロール排出側
に、前記巻取りロールの幅方向に沿って往復移動可能な
紙裂きユニットを備えた不良外層紙除去装置を配設し、
該不良外層紙除去装置の紙裂きユニットを移動させるこ
とにより前記巻取りロールの外層から不良外層紙を切断
すると共に、前記ロール回転装置により前記巻取りロー
ルを回転させて前記不良外層紙を除去するように構成し
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明の実
施の形態に係る巻取紙製造設備の全体配置図、図2は本
発明の実施の形態に係る巻取紙製造設備のロール回転装
置部の拡大図、図3は図2におけるA−A矢視図、図4
は本発明の実施の形態に係る巻取紙製造設備において、
不良外層除去工程開始直後の不良外層除去装置の正面
図、図5(a),(b)は図3及び図4におけるB矢視
図とその側面図、図6は図5の状態から不良外層除去装
置の紙裂きユニットが少し駆動側に移動した状態の図、
図7は図6で示した紙裂きユニットの移動工程を操作側
から見た図、図8は上記不良外層除去装置の紙裂きユニ
ットが駆動側まで移動した後の状態の図、図9(a)〜
(c)は上記ロール回転装置を作動させて不良外層紙を
シッピングロールの表面から取り除く工程図である。な
お、前記従来技術の項において説明したものと同一部位
は同一符号を付して説明を省略する。
【0014】本発明の実施の形態に係る巻取紙製造設備
では、図1及び図2に示すように、従来の代表的配置例
と同様、ワインダ(巻取り装置)4の下流側に、このワ
インダ4で巻き終えたシッピングロール(巻取りロー
ル)8を受け入れて回転自在に支持するロール回転装置
5が設けられていると共に、従来例と異なり、このロー
ル回転装置5のロール排出側(図1中左側)に不良外層
紙除去装置6が更に配設されている。しかも、この不良
外層紙除去装置6は、後述するように、シッピングロー
ル8の幅方向(軸芯方向)に沿って往復移動可能な紙裂
きユニット17を備えている。
【0015】このため、本実施の形態に係るロール回転
装置5は、図2〜図4に示す如く、構成部品としてのク
ロスビーム11がシッピングロール8の幅方向に沿って
配設されている。このクロスビーム11の垂直面には、
上下2列のローラスライドレール12が固定されてお
り、これら各ローラスライドレール12には図示しない
スライドユニットが組み込まれている。このスライドユ
ニットは、ローラスライドレール12とセットになって
市販されている部品であるが、同ローラスライドレール
12にガイドされてレールの全長を移動することができ
るようになっている。
【0016】また、上記スライドユニットには移動台車
13が取付けられている。この移動台車13は、ブレー
キ付きギヤードモータ(以下、単にモータという)19
で駆動され、プーリ20に巻回されたベルト21に取付
けられている。このため、移動台車13は、モータ19
を正逆転させると、モータ出力軸に固定されたプーリ2
0及びベルト21の動きを得てローラスライドレール1
2に沿って往復移動することができるように構成されて
いる。
【0017】一方、上記移動台車13には、上下方向へ
延びるロッド14aを備えたエアシリンダ14が搭載さ
れており、該エアシリンダ14はコイルホース18を介
して空気供給源に連通されている。エアシリンダ14の
ロッド14aの先端には、正面T字状のスイングアーム
15の一端が回動自在に連結されており、スイングアー
ム15の基端は、移動台車13のフレーム13aに回動
自在に取付けられている。したがって、コイルホース1
8を通じてエアシリンダ14に出入りする空気を制御す
れば、スイングアーム15を揺動させたり、揺動する力
の大きさを変えることができるようになっている。
【0018】また、上記スイングアーム15の他端に
は、紙裂きユニット17が同スイングアーム15上で揺
動可能に取付けられている。この紙裂きユニット17
は、図5及び図6に示す如く、スイングアーム15の上
端に揺動可能に取付けられたローラ台22を備えてお
り、該ローラ台22には、4組の太鼓形ローラ24が回
転可能に取付けられている。しかも、ローラ台22に
は、リンク27及び屈折リンク28により支持された押
えローラ台23が付属して設けられている。この押えロ
ーラ台23には、押えローラ25と紙裂きへら26が所
定の間隔を置いて取付けられている。屈折リンク28
は、リンク27と共同して平行リンク機構を構成し、押
えローラ台23をシッピングロール8の円筒面に平行に
動かせるように作用すると同時に、その一端は引張りば
ね29に連結されている。したがって、押えローラ25
及び紙裂きへら26は、屈折リンク28を介して引張り
ばね29のばね力でシッピングロール8の円筒面に押し
付けられるようになっている。なお、紙裂きへら26
は、シッピングロール8の紙層間への進入が容易となる
よう、あひるの嘴のような形状に形成されている。
【0019】本実施の形態に係る巻取製造設備おいて、
不良外層紙除去装置6の紙裂きユニット17は、通常、
図3に示すように操作側(図中右側)で待機している。
そして、後述の不良外層紙30を有するシッピングロー
ル8がロール回転装置5の上に転入後(図2に示す状
態)、モータ19が起動され、紙裂きユニット17は図
5に示す位置まで前進し、そこでエアシリンダ14のヘ
ッド側に空気圧が作用させられて同エアシリンダ14の
ロッド14aを押し出す。この動きは、スイングアーム
15を介してローラ台22上の4組の太鼓形ローラ24
に伝えられ、これら太鼓形ローラ24は、シッピングロ
ール8の円筒面に押し付けられることになる。また、ロ
ーラ台22は揺動可能であることから、4組の太鼓形ロ
ーラ24が均等に荷重を分担すべく適当に揺動し、その
結果、シッピングロール8の径が変化しても、ローラ台
22の姿勢はシッピングロール8の円周の接線方向に保
たれることになる。
【0020】この状態になった後、紙裂きユニット17
は駆動側(図3中左側)へ向かって前進を始めるが、押
えローラ25が引張りばね29から与えられた弾撥力に
よりシッピングロール8の外層を押え込み、その後を紙
裂きへら26が進むことになるので、押えローラ25の
通過直後の少し浮き上がった紙層間に紙裂きへら26の
先端部分が突っ込まれることになる。その状態で紙裂き
ユニット17を前進させると、図6に示すように、シッ
ピングロール8の外層が切断される。何枚の外層を切断
するかは、引張りばね29のばね力を加減することによ
り決定される。しかる後、図7に示すように、紙裂きユ
ニット17とシッピングロール8との位置関係を保ちな
がら、図8に示すように、紙裂きユニット17を駆動側
まで移動させると、不良外層紙除去のための切断工程が
終了する。
【0021】次いで、図9(a)に示す如く、ロール回
転装置5によりシッピングロール8を矢印方向へ回転さ
せると、同シッピングロール8の外周に沿って残ってい
る不良外層紙30は、図9(b)に示すように、ブロー
クトレイ31内に落ち込む。そして、更にシッピングロ
ール8の回転を続けると、最下層に位置するシッピング
ロール8の紙端32が図9(c)に示す位置となる。し
たがって、シッピングロール8の回転をそこで停止させ
れば、楽な姿勢でシッピングロール8の紙端接着作業を
行うことが可能となる。また、図示は省略されている
が、紙端自動接着装置を備えていれば、図9(c)に示
す状態から自動接着工程に入ることもできる。
【0022】本発明の実施の形態に係る巻取紙製造設備
では、従来の製造設備に加えて、ロール回転装置5のロ
ール排出側に紙裂きユニット17を備えた不良外層紙除
去装置6を設けており、太鼓形ローラ24、押えローラ
25及び紙裂きへら26をシッピングロール8の円筒面
に押し付けながら紙裂きユニット17を操作側から駆動
側へ向かって移動させることによりシッピングロール8
の外層を切断しているため、重労働である不良外層紙3
0の除去作業を人手によらずに自動的に行うことがで
き、生産性を高めることができる。しかも、紙裂きユニ
ット17で切断され、シッピングロール8の外周に残っ
ている不良外層紙30は、ロール回転装置5によりシッ
ピングロール8を回転させると、ブロークトレイ31内
に落ちるため、除去作業が容易となる。また、切断され
た最下層のシッピングロール8の紙端32を適当な位置
に持って来れるため、シッピングロール8の紙端接着作
業を容易に行うことができる。
【0023】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
形及び変更を加え得るものである。
【0024】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る巻取紙製造設
備は、巻取り装置の下流側に、該巻取り装置で巻き終え
た巻取りロールを受け入れて回転自在に支持するロール
回転装置を設けたものであって、前記ロール回転装置の
ロール排出側に、前記巻取りロールの幅方向に沿って往
復移動可能な紙裂きユニットを備えた不良外層紙除去装
置を配設し、該不良外層紙除去装置の紙裂きユニットを
移動させることにより前記巻取りロールの外層から不良
外層紙を切断すると共に、前記ロール回転装置により前
記巻取りロールを回転させて前記不良外層紙を除去する
ように構成しているので、ワインダオペレータが煩雑で
重労働である不良外層紙の除去作業を直接行うことな
く、ロール回転装置上の不良外層紙を含むシッピングロ
ールから自動的にかつ短時間に不良外層紙を取り除くこ
とができ、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る巻取紙製造設備を示
す全体配置図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る巻取紙製造設備のロ
ール回転装置部を拡大して示す概要図である。
【図3】図2におけるA−A矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る巻取紙製造設備にお
いて、不良外層紙除去工程開始直後の不良外層紙除去装
置を示す正面図である。
【図5】(a)は図3及び図4におけるB矢視図、
(b)は(a)の側面図である。
【図6】図5の状態から不良外層除去装置の紙裂きユニ
ットが少し駆動側に移動した状態を示す概要図である。
【図7】図6で示した紙裂きユニットの移動工程を操作
側から見た概要図である。
【図8】上記不良外層紙除去装置の紙裂きユニットが駆
動側まで移動した後の状態を示す概要図である。
【図9】(a)〜(c)は上記ロール回転装置を作動さ
せて不良外層紙をシッピングロール表面から取り除く工
程を示す概要図である。
【図10】最新の製紙工場に設置される巻取紙製造設備
を示す代表的配置図である。
【図11】(a)〜(c)は図10で示した巻取紙製造
設備の操業中における主要な動作を示す概要図である。
【図12】(a)〜(c)は図10で示した巻取紙製造
設備に発生した不良外層紙を除去し、シッピングロール
を送り出している状態を示す概要図である。
【符号の説明】
1 アンワインダ 2 スプールエジェクタ 3 スリッタセクション 4 ワインダ(巻取り装置) 5 ロール回転装置 6 不良外層紙除去装置 7 親巻き 8 シッピングロール(巻取紙、巻取りロール) 11 クロスビーム 12 ローラスライドレール 13 移動台車 14 エアシリンダ 15 スイングアーム 17 紙裂きユニット 18 コイルホース 19 モータ 20 プーリ 21 ベルト 22 ローラ台 23 押えローラ台 24 太鼓形ローラ 25 押えローラ 26 紙裂きへら 27 リンク 28 屈折リンク 29 引張りばね 30 不良外層紙 31 ブロークトレイ 32 シッピングロールの紙端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取り装置の下流側に、該巻取り装置で
    巻き終えた巻取りロールを受け入れて回転自在に支持す
    るロール回転装置を設けた巻取紙製造設備において、前
    記ロール回転装置のロール排出側に、前記巻取りロール
    の幅方向に沿って往復移動可能な紙裂きユニットを備え
    た不良外層紙除去装置を配設し、該不良外層紙除去装置
    の紙裂きユニットを移動させることにより前記巻取りロ
    ールの外層から不良外層紙を切断すると共に、前記ロー
    ル回転装置により前記巻取りロールを回転させて前記不
    良外層紙を除去するように構成したことを特徴とする巻
    取紙製造設備。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101064009B1 (ko) 2011-01-19 2011-09-08 채진숙 숙성용 육류 랩핑 포장장치

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KR101064009B1 (ko) 2011-01-19 2011-09-08 채진숙 숙성용 육류 랩핑 포장장치

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