JP2000025131A - 蒸気噴霧機構を有する高速片面機 - Google Patents

蒸気噴霧機構を有する高速片面機

Info

Publication number
JP2000025131A
JP2000025131A JP11154351A JP15435199A JP2000025131A JP 2000025131 A JP2000025131 A JP 2000025131A JP 11154351 A JP11154351 A JP 11154351A JP 15435199 A JP15435199 A JP 15435199A JP 2000025131 A JP2000025131 A JP 2000025131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
web
joining
liner
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11154351A
Other languages
English (en)
Inventor
David W Hess
ダブリュー ヘス デヴィッド
Gale G Hoyer
ジー ホイヤー ゲイル
Carl R Marschke
アール マルシュケ カール
Keith R Kornuth
アール コーナス キース
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marquip Inc
Original Assignee
Marquip Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marquip Inc filed Critical Marquip Inc
Publication of JP2000025131A publication Critical patent/JP2000025131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2845Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
    • B31F1/2872Spraying devices, e.g. for moistening purposes; Lubricating devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2845Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
    • B31F1/285Heating or drying equipment
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
    • Y10T156/1007Running or continuous length work
    • Y10T156/1016Transverse corrugating
    • Y10T156/1021Treating material of corrugated lamina or dry adhesive thereon to render tacky
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
    • Y10T156/1025Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina to form undulated to corrugated sheet and securing to base with parts of shaped areas out of contact

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】糊接合の質を損なうことなく片面段ボールウエ
ブを高速で製造するための装置を提供する。 【解決手段】水と粒状澱粉で構成したスラリー状の糊を
中しんウエブ14aの段頂に供給してグルーライン27
を形成し、中しんウエブ14aとライナウエブ16が接
触する前に、ウエブ接合線28に向って蒸気36を噴き
付けてグルーライン27を付加的に加熱する。また、場
合によっては、ドライスチームを供給して、糊のゲル化
に続く乾燥を妨げずに、効果的に片面ダンボールウエブ
の未硬化接合状態を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボール板紙の製造
に関し、より詳細には、蒸気の噴霧を利用して糊による
接合の質を低下させずに生産性を高める段ボール板紙の
製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】片面段ボールの製造には片面機が用いら
れるが、この片面機は、中しん原紙ウエブに波形を形成
し、糊(澱粉糊など)を段付きの中しんウエブの一方の
面の段頂に塗布又は吹き付け、そして、下流側で熱を加
えながらライナウエブを中しんウエブの段頂のグルーラ
インと接触させて初期の接合状態の片面段ボールを形成
している。この技術分野では多くの製造者が、中しんウ
エブの段頂にライナウエブを導いて接合する接合ニップ
に高い圧力(例えば、約9000kg又は20000l
bs程度の荷重)を加えているが、接合ニップの圧力を
より小さく構成している製造者もいる。本出願人は片面
機を製造しているが、この片面機では、段付き中しんウ
エブにライナウエブを導くライナロールを、接合ロール
の段付き外周面と隙間を有するように配置している。本
発明は特に、本出願人が製造しているような、高圧接合
ニップを利用しない片面機に有用であり、蒸気をウエブ
接合位置部分に噴霧することによって、比較的高速で片
面段ボールウエブを形成する場合、例えば毎分約396
m又は1300feetの片面段ボールウエブを形成す
るような場合にも、ライナウエブと中しんウエブ段頂と
の強固な糊接合を形成できるようにするものである。
【0003】中しんウエブの段頂に塗布又は吹き付けら
れる澱粉ベースの接着剤あるいは澱粉糊には、例えば、
粒状澱粉に水を加えてスラリーとした水性澱粉糊が用い
られる。最適の接合強度を得るためには、水及び粒状澱
粉から形成されているスラリーをまずゼラチン化させて
粘性ゲルとすることが必要である。澱粉糊をゼラチン化
するには、糊のスラリーを約66°C(150°F)以
上で十分な時間加熱しなくてはならない。そこでこの技
術分野では、糊のゼラチン化を促進するために、ライナ
ウエブを、好ましくは約82°C乃至約100°C(約
180°F乃至約212°F)に予熱する場合が多い。
そして、粘性ゲル状態の糊が乾燥することによってウエ
ブを十分接合するだけの接合強度が得られることとなる
が、注意しなければならないのは、ゼラチン化する前に
乾燥しだすと、糊の接合力が低下してしまうことであ
る。
【0004】重要なのは、片面機において形成されるラ
イナウエブと中しんウエブの段頂との間の初期の未硬化
接合(green bond)状態が、片面機の下流側
で行われる次の加工処理に耐えられるだけの十分な強度
を備えなくてはならないことである。約93°C(約2
00°F)に加熱されると直ちに未硬化接合状態への移
行が開始されるが、十分な強度を有する未硬化接合状態
が形成される前に、ライナウエブと中しんウエブとの接
合部の糊の塗布ライン又はグルーラインを実質的に乾燥
させなくてはならない。効果的な未硬化接合の形成及び
乾燥のためには、中しんウエブを接合ロール上で約10
1°C(約215°F)に加熱するのが好ましい。熱が
十分に伝わるように、接合ロール外周面の温度は約19
0°C(約375°F)以上にすべきである。さらに温
度を上げて水分を蒸発させれば、接合強度はそれだけ増
すこととなる。最終的に水分の大半(例えば約80%)
が蒸発すると、糊は完全に硬化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生産速度が
上昇すると、ゲル化及び未硬化接合状態形成のための糊
の露出時間が速度上昇に比例して短くなるとともに、接
合されたばかりの片面段ボールウエブに加えられる機械
的負荷の大きさが増大する。そのために従来では、接合
の質を損なわずに、片面段ボールウエブの生産速度を毎
分約304m(約1000feet)程度にまで上昇さ
せることは困難とされている。
【0006】そこで本発明は、糊接合の質を損なうこと
なく片面段ボールウエブを高速で製造するための装置及
び方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の片面機は、段付きの中しんウエブとライナウ
エブとから片面段ボールウエブを製造する片面機であっ
て、中しんウエブを巻き付けて搬送する段付きの回転接
合ロールと、回転接合ロールに巻き付いて搬送されてい
る中しんウエブの露出している段頂に、糊を供給して未
硬化のグルーラインを形成する糊付け装置と、ライナウ
エブが、グルーラインを介して中しんウエブの段頂とウ
エブ接合線に沿って最初に接触し、かつこのウエブ接合
線の下流側でも段頂との接触を実質的に維持して中しん
ウエブと初期の接合状態を形成するように、ライナウエ
ブを回転接合ロール上の中しんウエブに向けて導くライ
ナロールと、回転接合ロールに巻き付いている中しんウ
エブ、及びライナロールから導かれたライナウエブの間
に、ウエブ接合線に直接向って蒸気を噴霧し、接合状態
の形成に先立ってグルーラインを付加的に加熱するスチ
ームシャワー装置と、を備えているものである。霧状蒸
気を直接噴き付けることにより、段頂のグルーラインに
付加的な熱を加えて、乾燥を早めることなく糊の適切な
ゲル化を促進する。このようにすることにより、接合さ
れた片面段ボールウエブが接合ロール又は回転接合ロー
ルに巻き付いて下流側に搬送される際に、中しんウエブ
の段頂とライナウエブとの間に十分な未硬化接合状態が
形成されることとなる。蒸気の復水への状態変化に関係
した潜熱によって、蒸気噴霧は付加的な加熱に特に有効
な手段である。さらに、蒸気噴霧による加熱は実質的に
瞬時に制御できる。
【0008】本発明は具体的には、回転接合ロール及び
ライナロールとほぼ平行に延びる細長いスチームシャワ
ーチューブを用いる。このチューブには複数の蒸気噴出
口が列をなして配置されていて、蒸気噴出口はウエブが
接合するウエブ接合線に向って蒸気を直接噴霧するよう
に構成される。この蒸気噴出口は、ウエブ接合線からほ
ぼ50.8mm乃至ほぼ76.2mm(ほぼ2inch
es乃至ほぼ3inches)の間隔を有して配置され
るのが好ましく、蒸気はこの蒸気噴出口から正確にウエ
ブ接合線に向けて噴出される。ウエブ接合線よりも上流
側でグルーラインに蒸気を吹き付けると、形成される糊
の未硬化接合の強度が著しく損なわれることが判明して
いる。
【0009】本発明を具体化して適用する場合には、噴
出する蒸気をドライスチーム又は乾き蒸気とすることが
特に好ましい。ドライスチームは、水蒸気と浮遊液滴で
構成される実際の蒸気中の水蒸気の重量割合が実質的に
高いものであるが、このドライスチームを用いれば、良
好な初期の未硬化接合状態を形成するための乾燥過程
で、余分な水分(湿り蒸気内の液滴)を蒸発させる必要
がなくなる。
【0010】ドライスチームシャワー装置は、回転接合
ロール及びライナロールとほぼ平行に延び、蒸気供給源
から蒸気が供給される細長い外側チューブと、この外側
チューブの内側に配置された細長い内側チューブ又は内
側蒸気チャンバ壁とから構成されるのが好ましい。内側
チューブによって、外側チューブ内は内側の蒸気チャン
バと外側の蒸気収容空間とに区画される。この内側チュ
ーブは蒸気流入口を有していて、蒸気はこの蒸気流入口
を通過して内側チューブ又は蒸気チャンバ内に流入す
る。しかしながら、蒸気流入口の大きさは小さく抑えら
れていて、内側チューブへの蒸気流入は制限されている
ので、内側チューブ内部の蒸気の圧力は、内側チューブ
より外側の外側チューブ内部又は蒸気収容空間内の蒸気
の圧力よりも低くなっている。内側チューブには、蒸気
用噴出口がウエブ接合線と対向するように列をなして設
けられ、図示の具体例では、この蒸気用噴出口は外側チ
ューブのスロットと一致してこのスロットを通して外部
に露出している。
【0011】内側チューブ内の蒸気の圧力は、内側チュ
ーブより外側の外側チューブ内の蒸気の圧力より低いた
め、内側チューブ内の蒸気の温度は、外側チューブ内の
蒸気の温度より低い。それゆえ、外側チューブ内の蒸気
は、内側チューブの壁部又は内側蒸気チャンバ壁を内側
チューブ内の蒸気より高い温度に加熱する。内側チュー
ブの壁部は、内側チューブ内の蒸気より高温になるた
め、内側チューブ内には復水はほとんど、あるいはまっ
たく生じない。したがって、スチームシャワー装置から
噴霧される蒸気はドライスチームとなり、この蒸気中の
浮遊液滴の量もわずかとなる。
【0012】スチームシャワー装置には、蒸気噴出口又
は蒸気用噴出口の下流側に蒸気出口が設けられる。この
蒸気出口には常時閉のバルブが接続されていて、片面機
が通常の作動を行っている間は、蒸気噴出口又は蒸気用
噴出口から蒸気が噴出されるように、このバルブは閉じ
ているが、片面機の稼動開始時には、シャワーチューブ
内に生じている復水を蒸気によって除去するために、こ
のバルブは一時的に開になる。これにより、少量の復水
が噴出してウエブにかかり、ウエブに破損等が生じるの
を効果的に防止することができる。
【0013】多くの場合、ライナロールが回転接合ロー
ルを押圧しないでライナウエブと中しんウエブとが最初
に接合されるように構成するのが好ましい。このような
構成の片面機は、本出願人の出願に係る特開平10−1
93482号公報に開示されている。しかしながらこの
発明は、低圧接合ニップ又はその他の構成を有する片面
機であっても、ウエブ接合線で付加的な加熱が必要とな
る片面機には適用することが可能である。また、両面機
でドライスチームを噴霧するなど、他の構成の段ボール
製造機でのウエブの接合の質を向上させるためにも本発
明は有用である。具体的には、蒸気を収容するための細
長い外側チューブを設け、外側チューブの内側に、この
外側チューブ内を内側の蒸気チャンバと外側の蒸気収容
空間とに区画する内側蒸気チャンバ壁を構成するととも
に、この内側蒸気チャンバ壁に、蒸気収容空間から蒸気
を蒸気チャンバ内に流入させる1つ又は2つ以上の蒸気
流入口を形成し、そして、蒸気チャンバから蒸気を噴出
させる複数の蒸気用噴出口を設けてから、外側チューブ
に蒸気を流入させ、蒸気チャンバ内に流入する蒸気の量
を蒸気流入口で制限することにより、蒸気チャンバ内の
蒸気の温度及び圧力を、蒸気収容空間内の蒸気の温度及
び圧力より低くし、この蒸気収容空間内の蒸気で内側蒸
気チャンバ壁を蒸気チャンバ内の蒸気より高い温度に加
熱して蒸気チャンバ内に実質的に乾燥しているドライス
チームを生成し、蒸気チャンバ内で生成されたドライス
チームを段ボール製造機の所定部分に向けて蒸気用噴出
口を介して噴出させる、という構成を採用することがで
きる。
【0014】ウエブ接合線の下流側では、接合されたウ
エブ又は片面段ボールウエブが加熱接合ロールに巻き付
いて搬送される際にライナウエブが引っ張られることに
より、ライナウエブと中しんウエブの段頂とは実質的に
接触状態に維持される。ライナウエブは少なくとも、ゲ
ル化した糊が適当な未硬化接合状態になるのに十分な時
間、接合ロール上の中しんウエブの段頂と接触状態にお
かれる。未硬化接合状態の効果的な形成を促進するため
に、接合ロールはほぼ190°C(ほぼ375°F)に
加熱されるのが好ましい。
【0015】本発明は、澱粉ベースの糊(例えば、コー
ンスターチ糊)を利用して段ボールを高速で製造する場
合に、適切な糊のゲル化や未硬化接合状態の形成を促進
するのに特に有用である。しかしながら、本発明は従来
の澱分ベースの糊を利用する技術にのみ限定されるもの
ではない。乾燥及び/又は加熱の現象によって能力が左
右される糊又は接着剤に対しては本発明を適用すること
が可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明に係る蒸気噴霧機構を有す
る片面機の側面図であって、ウエブ接合位置に向って段
付き中しんウエブとライナウエブとの間に蒸気を噴出す
るスチームシャワー装置部分を示す図、図2は図1の2
−2部拡大詳細図、図3は図2の3−3線断面図、図4
は図2の4−4線から視た図である。
【0018】片面機10は、従来の片面機とほぼ同様の
機能特性を有し、中しん原紙ウエブ14とライナウエブ
16とを複合して片面段ボールウエブ12を構成するよ
うに作動する。片面機10の波形又は段形成部分に供給
された中しん原紙ウエブ14は、接合ロール20の外周
部及び波形形成ロール又は段形成ロール22の外周部に
設けられた段、溝、又は歯が相互に係合することにより
形成されている波形又は段形成ニップ18に引き込ま
れ、この段形成ニップ18で中しん原紙ウエブ14に変
形が加えられて所定の段を有する中しんウエブ14aが
形成される(段形成工程)。接合ロール20の外周部及
び段形成ロール22の外周部にそれぞれ設けられている
段の相互係合に関しては、本出願人の出願に係る特開平
10−315356号公報及び特願平11−75565
号に詳細が開示されているが、本発明の理解に必要な限
度で説明する。段形成ロール22は接合ロール20と比
較して小径に形成されていて、複数のベルト掛け押圧ロ
ール装置23によって接合ロール20と離接する方向の
位置又は偏位を微調整できるように構成されている。そ
れぞれの押圧ロール装置23は押圧ベルト23bが周囲
にかけられた1組のフリーロール又は遊びロール23i
を有していて、このフリーロール23iは空気圧で作動
するように片面機10に取り付けられている。押圧ベル
ト23bには、小径の段形成ロール22の外周面の段と
噛み合うように、段又は溝を形成する場合もある。押圧
ロール装置23は、小径の段形成ロール22の軸方向全
長にわたって押圧力を加えるが、それぞれの押圧ロール
装置23に空気圧シリンダが設けられていて、別々に作
動して、小径の段形成ロール22の軸方向に沿った異な
る位置で様々な押圧力を加えることができるように構成
されている。
【0019】段付き中しんウエブ14aは、段形成ニッ
プ18の下流側で接合ロール20の段付き外周面に巻き
付いた状態で搬送されることとなる(搬送工程)。接合
ロール20が中しんウエブ14aを外周面に巻き付ける
と、中しんウエブ14aの段頂には回転糊付けロール2
4が接触する。中しんウエブ14aの段頂には糊付けロ
ール24によって水性の澱粉ベースの糊の層が設けら
れ、それぞれの段頂に沿って連続した糊付け線又はグル
ーライン27(図2乃至図4参照)が形成されることと
なる(糊付け工程)。糊付けロール24による中しんウ
エブ14aの段頂への塗布作業に先立って、水性の澱粉
ベースの糊をグルーパン又は糊容器31に収容しておく
ことが好ましいが、一般的には、中しんウエブ14aの
段頂に沿って連続したグルーライン27を形成するため
の糊付け作業の開始時に、グルーパン31内で水と粒状
澱粉とを混合してスラリー状の澱粉ベースの水性糊を構
成することとなる。ライナウエブ16は、ライナロール
26の外周面に巻き付いた状態でウエブ接合線28に向
って送られるが、ライナロール26は、ライナウエブ1
6を接合用の糊のゲル化点又はゼラチン化温度よりも十
分高い温度(例えば約66°C(約150°F)以
上)、好ましくは、約82°C乃至約100°C(約1
80°F乃至約212°F)に加熱するように、予熱さ
れていることが好ましい。別の構成として、ライナロー
ル26の上流側に予熱プレートを配置しておいてもよ
い。また、加熱ロール、加熱気体、スチームシャワー、
放射エネルギー、その他の周知の加熱源による従来の予
熱方式を、ライナウエブ16の予備加熱のために用いる
ことができるが、ライナウエブ16の予熱が必要でない
場合もある。
【0020】ライナロール26は、中しんウエブ14a
とライナウエブ16との接合体に高いニップ圧が加わら
ないように、接合ロール20の段付き外周面と十分な間
隔を有するように配置されるのが好ましく、ウエブ接合
線28では、予熱されたライナロール26と接合ロール
20の段付き外周面との間隔は、段付き中しんウエブ1
4aとライナウエブ16との接合体の厚さと等しいか、
又は接合体の厚さ以上になるように構成されるべきであ
る。このように構成することにより、ライナウエブ16
又は中しんウエブ14aに過度の応力が生じるのを防止
でき、ウエブ14a、16の破損の可能性は大幅に減少
する。さらに、中しんウエブ14aの段頂のグルーライ
ン27部分が押圧されて、接合用の糊から水分が早期に
逃げ出してしまうことも防止できる。
【0021】ライナウエブ16が、接合ロール20に巻
き付いている段付き中しんウエブ14aとウエブ接合線
28に沿って接触することにより、ライナウエブ16と
中しんウエブ14aとが接合されて片面段ボールウエブ
12が順次形成されていくが(接触工程)、ライナウエ
ブ16と中しんウエブ14aとの接合により形成された
片面段ボールウエブ12は引き続き接合ロール20に巻
き付いた状態でこの接合ロール20の回転にともなって
所定の距離又は長さだけ搬送され(接触維持工程)、そ
の後、片面機10の下流側での次の加工のために接合ロ
ール20から離れるように移動する。接合用の糊の乾燥
を促進して、片面段ボールウエブ12を片面機10の下
流側における次の加工処理が可能となるだけの強さの未
硬化接合状態とするために、接合ロール20はほぼ19
0°C(ほぼ375°F)に加熱されるのが好ましい。
また、特願平11−75565号に開示されているよう
な調整可能な巻き付けアーム装置を設け、ライナウエブ
16と中しんウエブ14aとが接合ロール20上で接合
されてから、この接合ロール20に接触して巻き付いて
いる時間又は長さを延長することが可能となるように構
成してもよい。
【0022】片面機10には本発明の主要な構成要素で
あるスチームシャワー装置30が設けられ、このスチー
ムシャワー装置30は、接合ロール20に巻き付けられ
た段付き中しんウエブ14aと、ライナロール26に導
かれたライナウエブ16との間に、蒸気36(図2参
照)を噴霧して供給する(付加加熱工程)。霧状蒸気3
6はウエブ接合線28に直接向うように噴霧される。ス
チームシャワー装置30は、ウエブ接合線28位置で、
段頂上に形成されたグルーライン27に付加的な熱と湿
気を加えるためのものであり、グルーライン27の乾燥
を早めるものではない。それゆえ、霧状蒸気36によっ
て、段付き中しんウエブ14aの段頂とライナウエブ1
6との間に介存される接合用の糊の適当なゲル化及びそ
の後の効果的な未硬化接合状態の形成が促進される。
【0023】スチームシャワー装置30は一般的に、接
合ロール20及びライナロール26とほぼ平行に延びる
ように片面機10を横切って配置されたチューブ32を
備えていて、このチューブ32は、接合ロール20に巻
き付いている中しんウエブ14aの幅以上の長さを有
し、少なくとも中しんウエブ14aの一側端から他側端
まで延びるように設けられている。チューブ32は、取
付ブラケット33の囲い壁35内に強固に固定されるこ
とにより、この取付ブラケット33に支持されて所定位
置に配置されている。取付ブラケット33は、図示のよ
うに、水冷式の糊よけを一体的に有するものとして構成
するのが望ましい。スチームシャワーチューブ32に
は、複数の蒸気噴出口34が一直線に並び、かつウエブ
接合線28方向に向くように設けられている(図2及び
図3参照)。チューブ32は、内径がほぼ12.7mm
乃至ほぼ38.1mm(ほぼ0.5inches乃至ほ
ぼ1.5inches)、外径がほぼ19.05mm乃
至ほぼ44.45mm(ほぼ0.75inches乃至
ほぼ1.75inches)に構成されるのが好まし
く、噴出蒸気又は蒸気ミストが、中しんウエブ14aの
段頂に形成されているグルーライン27を、ウエブ接合
前に劣化させるほどの大きな運動エネルギーを有するこ
ととならないように、蒸気噴出口34は十分に小径に、
好ましくはほぼ1.01mm乃至ほぼ1.27mm
(0.04inches乃至0.05inches)に
形成される。また噴霧蒸気36は中しんウエブ14aの
全横幅にわたってほぼ均一に噴き付けられるのが好まし
いので(図3参照)、蒸気噴出口34は、互いに約6.
35mm乃至約8.47mm(約1/4inches乃
至約1/3inches)の等間隔でチューブ32の長
さ方向に沿って一直線状に設けられるべきである。
【0024】図5はスチームシャワー装置30の構成を
概略的に示す図である。
【0025】スチームシャワーチューブ32には、例え
ば絶対圧力10.5kgf/cm(150psia)
である蒸気供給源38から蒸気供給管42を介して蒸気
が供給されるが、チューブ32内の蒸気の圧力を適当に
調整するための流量制御バルブ40が蒸気供給管42に
設けられている。
【0026】絶対圧力10.5kgf/cm(150
psia)の蒸気を用いる場合には、一直線状に設けら
れている蒸気噴出口34とウエブ接合線28との間隔
(間隔D:図2参照)が50.8mm乃至76.2mm
(2inches乃至3inches)の範囲内となる
ようにチューブ32を配置するのが好ましい。霧状蒸気
36はウエブ接合線28に直接向うように噴出される
が、このように構成することにより、噴出された蒸気3
6が中しんウエブ14aの段頂に形成されているグルー
ライン27を劣化させるおそれはなくなる。霧状蒸気3
6は、中しんウエブ14aのグルーライン27にライナ
ウエブ16が接触する直前に、このグルーライン27の
澱粉糊を付加的に加熱するので、澱粉糊の完全なゲル化
又はゼラチン化を効果的に促進する。多くの場合におい
て、図2、図3及び図5に示されているシャワーチュー
ブ32からの蒸気36の噴き付けは、特に、接合ロール
20がほぼ190°C(ほぼ375°F)程度にまで加
熱されていれば、接合用の澱粉糊の乾燥を実質的に阻害
するようなものとはならない。
【0027】シャワーチューブ32には、一直線状に設
けられた蒸気噴出口34の下流側に蒸気出口43が形成
されていて、この蒸気出口43には常時閉のバルブ44
が接続されている。バルブ44は、片面機10が通常作
動を行っている間は、蒸気噴出口34から蒸気が噴出さ
れるように閉じているが、片面機10の稼動開始時に
は、チューブ32内から復水を除去して、中しんウエブ
14aとライナウエブ16との接合部分に向って蒸気噴
出口34から少量の復水が噴出してしまうのを防止する
ために、一時的に開となる。
【0028】図6はドライスチームシャワー装置を示す
図であり、図6aはドライスチームシャワー装置の正面
図、図6bは図6aの6b−6b線断面図、図6cは内
側チューブの正面図、図6dは外側チューブの正面図で
ある。
【0029】効果的な未硬化接合状態を形成するための
下流側での乾燥プロセスの簡略化のために、スチームシ
ャワー装置としてドライスチームを供給するものを使用
するのが好ましい場合もある。このようなドライスチー
ムシャワー装置132は、細長い外側チューブ132a
と、細長い内側チューブ又は内側蒸気チャンバ壁132
bとから構成され、外側チューブ132aには、ウエブ
接合線28に対向するように開口する細長いスロット1
34が形成されていて、内側チューブ132bは、密封
チューブに蒸気流入口135及び蒸気用噴出口136の
みを形成した構成となっている。内側チューブ132b
は蒸気用噴出口136が外側チューブ132aのスロッ
ト134と一致し、このスロット134を介して、スチ
ームシャワー装置132の外側と連通するように、ある
いは露出するように外側チューブ132a内にスロット
134を閉塞して配置される。そして、内側チューブ1
32bの蒸気用噴出口136の形成位置又は形成方向及
び大きさは、図2及び図5に示す蒸気噴出口34と同様
又は類似のものであることが好ましい。そして、内側チ
ューブ132bは、頂上に蒸気流入口135が位置する
ように配置される。蒸気流入口135の大きさと構成
は、内側チューブ132b内の蒸気チャンバへの蒸気の
流入を適当に制限するように設定され、例えば、隣合う
蒸気流入口135の間隔が152.4mm(6inch
es)となるように、6.35mm(1/4inche
s)の直径を有する蒸気流入口135を内側チューブ1
32bに沿って設けるのが好ましい場合がある。通常の
作動状態では、蒸気は外側チューブ132a内、又は内
側チューブ132bと外側のチューブ132との間の蒸
気収容空間にまず供給され、そして蒸気流入口135を
通過して内側チューブ132b内に流入し、その後蒸気
用噴出口136から噴出される。内側チューブ132b
内への蒸気の流入は蒸気流入口135によって制限され
ているので、内側チューブ132b内の蒸気の圧力は内
側チューブ132bの外側の蒸気の圧力より低く、その
結果、内側チューブ132b内の蒸気温度は内側チュー
ブ132bの外側の蒸気温度より低くなっている。した
がって、内側チューブ132bの壁部は外側の蒸気によ
って暖められるので、内側チューブ132b内では復水
が生じにくくなっている。その結果、シャワー装置13
2から噴出される蒸気は実質的に乾いていて、浮遊液滴
又は浮遊液体の含有量が少ないものとなる。
【0030】本発明を適用することにより、糊のゲル化
又はゼラチン化を早めるための適当な加熱状態が形成さ
れることとなるが、形成されるこの加熱状態は、ゲル化
に続く糊の乾燥を妨げるものではなく、したがって、接
合されて形成された片面段ボールウエブ12への片面機
10における次の加工処理のために必要とされる十分な
強さの未硬化接合状態の形成に影響を及ぼすものでもな
い。実験によれば、霧状蒸気36をウエブ接合線28に
向けて噴霧することにより片面機10の接合機能が向上
し、適当な接合特性を得るためには、片面段ボールウエ
ブ12の接合速度を毎分ほぼ304m(ほぼ1000f
eet)以下としなければならない片面機10に、本発
明の技術を適用すると、毎分396m(1300fee
t)以上の速度で片面段ボールウエブ12を接合して
も、同等あるいはより優れた接合特性が得られることが
判明している。
【0031】ここでは、好適な具体例に基づき本発明を
説明しているが、これらの具体例に種々の変更又は改良
を加えたものも本発明に含まれる。したがって、そのよ
うな変更又は改良例は特許請求の範囲に含まれることと
なる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いれ
ば、片面機を高速で作動させても糊を適切にゲル化して
強固な未硬化接合を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気噴霧機構を有する片面機の側
面図であって、ウエブ接合位置に向って段付き中しんウ
エブとライナウエブとの間に蒸気を噴出するスチームシ
ャワー装置部分を示す図である。
【図2】図1の2−2部拡大詳細図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図2の4−4線から視た図である。
【図5】スチームシャワー装置の構成を概略的に示す図
である。
【図6】ドライスチームシャワー装置を示す図である。
【符号の説明】
10 片面機 12 片面段ボールウエブ 14 中しん原紙ウエブ 14a 中しんウエブ 16 ライナウエブ 20 接合ロール 24 回転糊付けロール(糊付け装置) 26 ライナロール 27 グルーライン 28 ウエブ接合線 30 スチームシャワー装置 36 霧状蒸気 132 ドライスチームシャワー装置
フロントページの続き (72)発明者 ゲイル ジー ホイヤー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54555 フィリップス、イースト ソルバ ーグ レイク ロード エヌ 10207 (72)発明者 カール アール マルシュケ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54555 フィリップス、カウンティ ロー ド エッチ ダブリュ 5718 (72)発明者 キース アール コーナス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54515 カトウバ、ユーエス ハイウェイ 8 ダブリュ 9575

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段付きの中しんウエブとライナウエブと
    から片面段ボールウエブを製造する片面機であって、 前記中しんウエブを巻き付けて搬送する段付きの回転接
    合ロールと、 前記回転接合ロールに巻き付いて搬送されている前記中
    しんウエブの露出している段頂に、糊を供給して未硬化
    のグルーラインを形成する糊付け装置と、 前記ライナウエブが、前記グルーラインを介して前記中
    しんウエブの前記段頂とウエブ接合線に沿って最初に接
    触し、かつこのウエブ接合線の下流側でも前記段頂との
    接触を実質的に維持して前記中しんウエブと初期の接合
    状態を形成するように、前記ライナウエブを前記回転接
    合ロール上の前記中しんウエブに向けて導くライナロー
    ルと、 前記回転接合ロールに巻き付いている前記中しんウエ
    ブ、及び前記ライナロールから導かれた前記ライナウエ
    ブの間に、前記ウエブ接合線に直接向って蒸気を噴霧
    し、前記接合状態の形成に先立って前記グルーラインを
    付加的に加熱するスチームシャワー装置と、を備えてい
    ることを特徴とする蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  2. 【請求項2】 前記スチームシャワー装置は、浮遊液体
    の含有量が比較的少ない蒸気を噴霧するドライスチーム
    シャワー装置である、ことを特徴とする請求項1記載の
    蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  3. 【請求項3】 前記スチームシャワー装置は、前記回転
    接合ロール及び前記ライナロールとほぼ平行に延びる細
    長いシャワーチューブを有し、このシャワーチューブに
    は、前記ウエブ接合線と対向する位置に複数の蒸気噴出
    口が列をなして配置されている、ことを特徴とする請求
    項1記載の蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  4. 【請求項4】 前記シャワーチューブは、少なくとも前
    記中しんウエブの横方向全幅にわたって延びている、こ
    とを特徴とする請求項3記載の蒸気噴霧機構を有する高
    速片面機。
  5. 【請求項5】 前記蒸気噴出口は、ほぼ1.01mm乃
    至ほぼ1.27mmの直径を有している、ことを特徴と
    する請求項3記載の蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  6. 【請求項6】 前記蒸気噴出口は、前記シャワーチュー
    ブに沿ってほぼ6.35mm乃至ほぼ8.47mmの間
    隔をあけて列状に配置され、かつほぼ1.01mm乃至
    ほぼ1.27mmの直径を有している、ことを特徴とす
    る請求項3記載の蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  7. 【請求項7】 前記蒸気噴出口は、前記ウエブ接合線か
    らほぼ50.8mm乃至ほぼ76.2mm離隔して前記
    シャワーチューブに沿って列状に配置されている、こと
    を特徴とする請求項3記載の蒸気噴霧機構を有する高速
    片面機。
  8. 【請求項8】 前記シャワーチューブは、蒸気入口、及
    び列状に配置された前記蒸気噴出口の下流側に蒸気出口
    を有し、 前記シャワーチューブの前記蒸気入口には蒸気供給管が
    接続され、 前記シャワーチューブの前記蒸気出口には常時閉のバル
    ブが接続されていて、 前記バルブは、蒸気が前記蒸気噴出口から噴出されるよ
    うに通常作動時には閉となり、前記シャワーチューブ内
    の復水を除去するために稼動開始時には開となる、こと
    を特徴とする請求項3記載の蒸気噴霧機構を有する高速
    片面機。
  9. 【請求項9】 前記スチームシャワー装置には絶対圧力
    ほぼ10.5kgf/cmの蒸気が供給される、こと
    を特徴とする請求項1記載の蒸気噴霧機構を有する高速
    片面機。
  10. 【請求項10】 前記スチームシャワー装置は、ほぼ5
    0.8mm乃至ほぼ76.2mm離れた位置から前記ウ
    エブ接合線に向って蒸気を噴霧する、ことを特徴とする
    請求項1記載の蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  11. 【請求項11】 前記回転接合ロールはほぼ190°C
    に加熱されている、ことを特徴とする請求項1記載の蒸
    気噴霧機構を有する高速片面機。
  12. 【請求項12】 前記糊付け装置は糊付けロールであ
    る、ことを特徴とする請求項1記載の蒸気噴霧機構を有
    する高速片面機。
  13. 【請求項13】 前記糊は澱粉糊である、ことを特徴と
    する請求項1記載の蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  14. 【請求項14】 前記ウエブ接合線の下流側での前記ラ
    イナウエブと前記中しんウエブの前記段頂との接触圧
    は、前記ウエブ接合線の下流側で前記回転接合ロール上
    の前記中しんウエブの前記段頂に巻き付く前記ライナウ
    エブの巻き付き力のみによって生じる、ことを特徴とす
    る請求項1記載の蒸気噴霧機構を有する高速片面機。
  15. 【請求項15】 前記スチームシャワー装置は、前記回
    転接合ロール及び前記ライナロールとほぼ平行に延びる
    細長い外側チューブと、この外側チューブの内側に配置
    された細長い内側チューブと、を有し、 前記外側チューブには、一側部に沿って長さ方向に延び
    る細長いスロットが形成され、 前記内側チューブに
    は、前記外側チューブの前記スロットに対応して前記ウ
    エブ接合線と対向する複数の蒸気用噴出口が形成される
    とともに、蒸気流入口が形成されていて、 前記外側チューブと前記内側チューブとの間の蒸気が前
    記蒸気流入口から前記内側チューブ内に流入するように
    構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の蒸気
    噴霧機構を有する高速片面機。
  16. 【請求項16】 ライナウエブと中しん原紙ウエブとか
    ら片面段ボールウエブを製造する段ボール製造方法であ
    って、 前記中しん原紙ウエブを段形成ニップに引き込むことに
    より、この中しん原紙ウエブに一連の段を形成して段付
    きの中しんウエブを構成する段形成工程と、 前記中しんウエブを接合ロールの外周部に巻き付けた状
    態で搬送する搬送工程と、 前記中しんウエブの搬
    送中に、この中しんウエブの露出している段頂に糊を供
    給してグルーラインを形成する糊付け工程と、 前記ライナウエブが、前記グルーラインを介して前記中
    しんウエブの前記段頂とウエブ接合線に沿って最初に接
    触するように、前記ライナウエブを前記接合ロール上の
    前記中しんウエブに向けて導いて前記片面段ボールウエ
    ブを形成する接触工程と、 前記ライナウエブと前記接合ロールに巻き付いている前
    記中しんウエブとの間に、前記ウエブ接合線に直接向っ
    て蒸気を噴霧し、前記中しんウエブの前記段頂と前記ラ
    イナウエブとの接触による接合形成に先立って前記グル
    ーラインを付加的に加熱する付加加熱工程と、 前記ウエブ接合線の下流側でも前記ライナウエブと前記
    中しんウエブの前記段頂との接触が実質的に維持される
    ように、前記ウエブ接合線の下流側で、前記中しんウエ
    ブ及び前記ライナウエブを一緒に前記接合ロールに巻き
    付けて搬送する接触維持工程と、を備え、 前記接触維
    持工程では、前記片面段ボールウエブの次の加工処理に
    先立って、前記中しんウエブの前記段頂と前記ライナウ
    エブとの間に前記ウエブ接合線に沿って初期の接合状態
    を形成するのに十分な時間、少なくとも、前記中しんウ
    エブ及び前記ライナウエブが前記接合ロールに巻き付け
    られている、ことを特徴とする高速段ボール製造方法。
  17. 【請求項17】 前記中しんウエブは、前記接合ロール
    に巻き付いて搬送されているときに加熱される、ことを
    特徴とする請求項16記載の高速段ボール製造方法。
  18. 【請求項18】 前記中しんウエブ及び前記ライナウエ
    ブは、前記初期の接合状態の構成のための適当な糊接合
    の形成を促進するため、前記ウエブ接合線の下流側で加
    熱される、ことを特徴とする請求項16記載の高速段ボ
    ール製造方法。
  19. 【請求項19】 前記ウエブ接合線に向う蒸気の噴霧
    は、前記ウエブ接合線からほぼ50.8mm乃至ほぼ7
    6.2mm離隔した位置から行われる、ことを特徴とす
    る請求項16記載の高速段ボール製造方法。
  20. 【請求項20】 前記ライナウエブと前記中しんウエブ
    の前記段頂との間の前記ウエブ接合線の下流側での接触
    圧は、前記ライナウエブが、前記ウエブ接合線の下流側
    で前記接合ロール上の前記中しんウエブの前記段頂に巻
    き付く際の巻き付き力のみによって生じる、ことを特徴
    とする請求項16記載の高速段ボール製造方法。
  21. 【請求項21】 前記ライナウエブと前記接合ロール上
    の前記中しんウエブとの間に噴霧される蒸気は、浮遊液
    体の含有量が比較的少ないドライスチームである、こと
    を特徴とする請求項16記載の高速段ボール製造方法。
  22. 【請求項22】 段ボール製造機を用いた段ボール製造
    過程において実質的に乾燥している蒸気を噴霧する蒸気
    噴霧方法であって、 前記蒸気を収容するための細長い外側チューブを設け、
    前記外側チューブの内側に、この外側チューブ内を内側
    の蒸気チャンバと外側の蒸気収容空間とに区画する内側
    蒸気チャンバ壁を構成するとともに、この内側蒸気チャ
    ンバ壁に、前記蒸気収容空間から前記蒸気を前記蒸気チ
    ャンバ内に流入させる1つ又は2つ以上の蒸気流入口を
    形成し、そして、前記蒸気チャンバから前記蒸気を噴出
    させる複数の蒸気用噴出口を設けてから、 前記外側チューブに前記蒸気を流入させ、前記蒸気チャ
    ンバ内に流入する前記蒸気の量を前記蒸気流入口で制限
    することにより、前記蒸気チャンバ内の前記蒸気の温度
    及び圧力を、前記蒸気収容空間内の前記蒸気の温度及び
    圧力より低くし、この蒸気収容空間内の前記蒸気で前記
    内側蒸気チャンバ壁を前記蒸気チャンバ内の前記蒸気よ
    り高い温度に加熱して前記蒸気チャンバ内に実質的に乾
    燥しているドライスチームを生成し、 前記蒸気チャンバ内で生成された前記ドライスチームを
    前記段ボール製造機の所定部分に向けて前記蒸気用噴出
    口を介して噴出させる、ことを特徴とする蒸気噴霧方
    法。
  23. 【請求項23】前記蒸気チャンバ内に流入する前記蒸気
    の量の制限は、前記内側蒸気チャンバ壁の前記蒸気流入
    口の大きさを小さくすることにより行われる、ことを特
    徴とする請求項22記載の蒸気噴霧方法。
JP11154351A 1998-06-01 1999-06-01 蒸気噴霧機構を有する高速片面機 Pending JP2000025131A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/088215 1998-06-01
US09/088,215 US6171427B1 (en) 1998-06-01 1998-06-01 High speed corrugator single facer with steam injection

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000025131A true JP2000025131A (ja) 2000-01-25

Family

ID=22210069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11154351A Pending JP2000025131A (ja) 1998-06-01 1999-06-01 蒸気噴霧機構を有する高速片面機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6171427B1 (ja)
EP (1) EP0962310A3 (ja)
JP (1) JP2000025131A (ja)
KR (1) KR20000005769A (ja)
CA (1) CA2273566A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010116924A1 (ja) 2009-04-09 2010-10-14 三菱重工印刷紙工機械株式会社 段ボールシート加熱方法及び装置
WO2020149059A1 (ja) * 2019-01-17 2020-07-23 三菱重工機械システム株式会社 シート加湿装置および方法並びに段ボールシートの製造装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2797853B1 (fr) * 1999-08-31 2001-12-28 Miniplus Support alimentaire et procede de fabrication
US20030056886A1 (en) * 2001-09-21 2003-03-27 Schmidt Stephen R. Apparatus and method for manufacturing corrugated boards
DE10330751A1 (de) * 2003-07-07 2005-02-10 Windmöller & Hölscher Kg Bodenlegevorrichtung für Papiersäcke
US7150100B2 (en) * 2004-07-09 2006-12-19 Armstrong International, Inc. Method of forming a jacketed steam distribution tube
WO2019203958A1 (en) 2018-04-17 2019-10-24 Intpro, Llc Apparatus for producing a corrugated product
DE102021212259A1 (de) * 2021-10-29 2023-05-04 Bhs Corrugated Maschinen- Und Anlagenbau Gmbh Dampfausstoß-Vorrichtung
CN116714319B (zh) * 2023-08-08 2023-10-13 德州春祥包装制品有限公司 一种强化瓦楞纸板粘合设备

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2102937A (en) 1935-07-26 1937-12-21 Stein Hall Mfg Co Plyboard adhesive
US2487647A (en) 1945-11-27 1949-11-08 Samuel M Langston Co Heating system for corrugating machines
US2987105A (en) 1957-12-24 1961-06-06 Koppers Co Inc Method and apparatus for producing corrugated paperboard
US3097994A (en) * 1961-02-03 1963-07-16 Kimberly Clark Co Steaming device for a papermaking machine
US3434901A (en) * 1965-10-23 1969-03-25 West Virginia Pulp & Paper Co Method for manufacturing corrugated board
US3394041A (en) 1966-07-13 1968-07-23 West Virginia Pulp & Paper Co Gelling adhesive in a corrugated paper making machine
US3690981A (en) 1970-03-02 1972-09-12 Owens Illinois Inc Process for the manufacture of laminated article
US3857514A (en) * 1970-09-03 1974-12-31 Armstrong Machine Works Steam dispersion manifold
US3849224A (en) * 1972-07-21 1974-11-19 Westvaco Corp Water resistant corrugated paperboard
US3922129A (en) * 1974-05-10 1975-11-25 William V Mcdonald Corrugating system employing controllable steam shower
US4278486A (en) 1976-04-29 1981-07-14 Schrader Edward H Method and apparatus for corrugating paperboard
US4134781A (en) 1977-05-03 1979-01-16 Key Chemicals, Inc. Method for controlling warp in the manufacture of corrugated paperboard
US4348250A (en) * 1980-02-20 1982-09-07 Masson Scott Thrissell Engineering Single facer for making single faced corrugated material
JPS5915066B2 (ja) * 1980-07-22 1984-04-07 アイキ工業株式会社 段ボ−ル紙を製造する方法および装置
JPS6013535A (ja) * 1983-07-05 1985-01-24 アイキ工業株式会社 段ボ−ル紙製造装置
FR2555101B1 (fr) 1983-11-17 1987-10-23 Martin Sa Procede et dispositif de fabrication d'une bande de carton ondule
JPS60203430A (ja) 1984-02-20 1985-10-15 森紙業株式会社 段ボ−ルシ−ト貼合わせ方法および装置
JPS60174635A (ja) * 1984-02-20 1985-09-07 森紙業株式会社 段ボ−ルシ−ト製造機の糊付け装置
US5244518A (en) * 1990-11-02 1993-09-14 Stickle Steam Specialties Co. Inc. Corrugated board manufacturing apparatus and process including precise web moisture and temperature control
JP2592183B2 (ja) * 1990-12-25 1997-03-19 三菱重工業株式会社 片面段ボール製造機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010116924A1 (ja) 2009-04-09 2010-10-14 三菱重工印刷紙工機械株式会社 段ボールシート加熱方法及び装置
WO2020149059A1 (ja) * 2019-01-17 2020-07-23 三菱重工機械システム株式会社 シート加湿装置および方法並びに段ボールシートの製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0962310A3 (en) 2000-08-23
US6171427B1 (en) 2001-01-09
EP0962310A2 (en) 1999-12-08
CA2273566A1 (en) 1999-12-01
KR20000005769A (ko) 2000-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6068701A (en) Method and apparatus for producing corrugated cardboard
US4419173A (en) Method of producing corrugated cardboards and apparatus
CN102378679A (zh) 用于加热波形纸板片的方法和装置
EP1375126B1 (en) Method for producing corrugated cardboard
JP2000025131A (ja) 蒸気噴霧機構を有する高速片面機
JP2003033701A (ja) アプリケータ装置
FI109774B (fi) Aaltopahvin valmistusmenetelmä
US20050194088A1 (en) Method and apparatus for making corrugated cardboard
JP2007030171A (ja) 段ボール紙の製造方法および製造装置
JPH02196642A (ja) コルゲートマシン
JPH10193482A (ja) 片面波形ウエブ製造装置及び製造方法
JP6205962B2 (ja) 段ボール紙を製造する方法および装置
US5766410A (en) Corrugating machine with an elastic press plate
EP0130718A2 (en) Apparatus for producing corrugated cardboard
JPH08512261A (ja) 張力下での接着によって片面段ボールのシートを製造する機械および方法
US6089296A (en) Pre-conditioning of a medium web during the fabrication of corrugated paperboard
JPS6178632A (ja) 接着剤塗布装置
CN1213610A (zh) 蜂窝纸板的复合方法和装置
JP2001129905A (ja) コルゲートマシン
JP2005193504A (ja) 段ボールシートの製造装置
US5897824A (en) Surface heating for a corrugated medium web
CN2320406Y (zh) 蜂窝纸板的复合装置
KR100397809B1 (ko) 강화된 골심을 갖는 골심 골판지 및 그 성형장치와성형방법
KR102362386B1 (ko) 가습을 이용한 포장박스 제조 방법 및 그 시스템
JP7240880B2 (ja) シート加湿装置および方法並びに段ボールシートの製造装置