JP2000016982A - キノリン誘導体及びこれを有効成分とする除草剤 - Google Patents

キノリン誘導体及びこれを有効成分とする除草剤

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JP2000016982A
JP2000016982A JP10198177A JP19817798A JP2000016982A JP 2000016982 A JP2000016982 A JP 2000016982A JP 10198177 A JP10198177 A JP 10198177A JP 19817798 A JP19817798 A JP 19817798A JP 2000016982 A JP2000016982 A JP 2000016982A
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alkoxy
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JP10198177A
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Kiyoshi Kawai
清 河合
Koichiro Sumi
康一郎 角
Masatoshi Tamaru
雅敏 田丸
Mitsuhiro Yamaji
充洋 山地
Hiroshi Kawasaki
浩 川崎
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Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有用作物に対して、優れた除草効果と高い作
物・雑草間の選択性を有するキノリン誘導体を提供す
る。 【解決手段】一般式[I] {式中、Rは水素原子、アルキル基、ハロアルキル
基、ハロゲン原子等を示し、Qは一般式、 を示し、Rは水酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基等
を示し、R、R、X及びXは水素原子、アルキ
ル基等を示し、Y及びZは酸素原子、CR等を示
し、nは1から6の整数を示す。}で示されるキノリン
誘導体及びその塩、該キノリン誘導体を有効成分として
含有する除草剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なキノリン誘導体及
びそれを有効成分とする除草剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キノリン誘導体が除草活性を有すること
は、例えば、WO98/12180号公報明細書及びW
O98/12192号公報明細書等に報告されている
が、本発明のキノリニルカルボニルビシクロ環誘導体は
未だ知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】有用作物に対して使用
される除草剤は、土壌または茎葉に施用し、低薬量で十
分な除草効果を示し、しかも作物・雑草間に高い選択性
を発揮する薬剤であることが望まれる。これらの点で、
当該の公報明細書に記載の化合物は必ずしも満足すべき
物とは言い難い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこの様な状
況に鑑み、除草効果と作物・雑草間の選択性を検討した
結果、新規なキノリン誘導体が、優れた除草効果と作物
・雑草間の選択性を有することを見いだし、本発明を完
成するに至った。
【0005】即ち、本発明は(1)一般式[I]
【0006】
【化4】 {式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、アルキル基[該基はハロゲン原子、
アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
基、フェノキシ基(該基はアルキル基、アルコキシ基、
ハロゲン原子で置換されてもよい)、アルキルスルホニ
ル基、ニトロ基、フェニルチオ基(該基はアルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、フ
ェニルスルフィニル基(該基はアルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、フェニルスル
ホニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン
原子で置換されてもよい)、アルコキシカルボニル基、
フェノキシカルボニル基(該基はアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、アルコキシ
アルキルカルボニル基、NR[式中、R及びR
は互いに独立して、水素原子、アルキル基、フェニル
基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で
置換されてもよい)、フェニルカルボニル基(該基はア
ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されても
よい)、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルア
ルキル基、アルキルカルボニルアルキル基、フェニルカ
ルボニルアルキル基又はアルキルカルボニル基を示
す。]、SONR[式中、R及びRは互い
に独立して水素原子、アルキル基又はフェニル基(該基
はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換され
てもよい)を示す。]、ホルミル基、カルボキシル基、
シクロアルキル基、シアノ基で置換されてもよい]、ア
ルコキシ基、ハロアルコキシ基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基(該基はシクロアルキル基、ハロゲン原子、
アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
基、アルキルスルホニル基で置換されてもよい)、アル
キニル基(該基はシクロアルキル基、ハロゲン原子、ア
ルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
基、アルキルスルホニル基で置換されてもよい)、フェ
ニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子で置換されてもよい)、フェノキシ基(該基はアルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよ
い)、COR[式中、Rは、水素原子、水酸基、ア
ルキル基、アルコキシ基、フェニル基(該基はアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよ
い)、フェノキシ基(該基はアルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、アルキルチオ
基、アルキルスルホニルアルキル基、アルキルスルフィ
ニルアルキル基、アルキルチオアルキル基、アルコキシ
アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アル
キルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルケニルアミノ
基、アルキニルアミノ基、フェニルアミノ基(該基はア
ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されても
よい)又はフェニルアルキルアミノ基(該基はアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)
を示す。]、NR1011[式中、R10及びR11
は互いに独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、アルキルカルボニル基、フェニルカ
ルボニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子で置換されてもよい)、アルキルカルボニルアル
キル基、フェニルカルボニルアルキル基(該基はアルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよ
い)、アルキルスルホニル基又はフェニルスルホニル基
(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置
換されてもよい)を示す。]又はS(O)mR12[式
中、R12は、アルキル基、シクロアルキル基、シクロ
アルキルメチル基、ハロアルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基、ハロアルケニル基、ハロアルキニル基、フ
ェニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン
原子で置換されてもよい)又はNR(式中、R
及びRは前記と同じ意味を示す。)を示し、mは0か
ら2の整数を示す。]を示し、Qは一般式、
【0007】
【化5】 で表される基を示し、上記式中、Rは水酸基、ハロゲ
ン原子、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスル
フィニル基、アルキルスルホニル基、フェニルチオ基
(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置
換されてもよい)、フェニルスルフィニル基(該基はア
ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されても
よい)、フェニルスルホニル基(該基はアルキル基、ア
ルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、アル
キルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルケニルチオ
基、アルキニルチオ基、アルケニルスルフィニル基、ア
ルキニルスルフィニル基、アルケニルスルホニル基、ア
ルキニルスルホニル基又は一般式、
【0008】
【化6】−O−A−B [式中、Aはカルボニル基、スルホニル基又はメチレン
基を示し、Bはアルキル基、シクロアルキル基又はフェ
ニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロアルキ
ル基、ハロゲン原子、ニトロ基により置換されてもよ
い)を示す。]で表される基を示し、R、R、X
及びXはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、カ
ルボキシル基又はアルコキシカルボニル基を示し、Yは
酸素原子、S(O)m(式中、mは前記と同じ意味を示
す。)、(CR)p(式中、R及びRは前記
と同じ意味を示し、pは1又は2の整数を示す。)又は
NR(式中、Rは前記と同じ意味を示す。)を示
し、ZはCR(式中、R及びRは前記と同じ
意味を示す。)を示し、nは1から6の整数を示す。}
で示されるキノリン誘導体及びその塩。 (2)請求項1に記載のキノリン誘導体又はその塩を有
効成分として含有する除草剤を提供するものである。
【0009】尚、本明細書において、用いられる用語の
定義を以下に示す。
【0010】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子又はヨウ素原子を示す。
【0011】アルキル基とは、特に限定しない限り、炭
素数が1〜8の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を意味
し、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソア
ミル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシ
ル基、3,3−ジメチルブチル基等を挙げることができ
る。
【0012】シクロアルキル基とは、炭素数3〜8のシ
クロアルキル基を示し、例えばシクロプロピル基、シク
ロペンチル基等を挙げることができる。
【0013】シクロアルキルメチル基とは、シクロアル
キル部分が上記の意味を示す(シクロアルキル)−CH
−基を示し、例えばシクロプロピルメチル基等を挙げ
ることができる。
【0014】ハロアルキル基とは、同一又は相異なるハ
ロゲン原子によって置換された炭素数1〜4の直鎖又は
分岐鎖状のアルキル基を示し、例えばクロロメチル基、
ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフ
ルオロエチル基等を挙げることができる。
【0015】ハロアルコキシ基とは、ハロアルキル部分
が上記の意味を示す(ハロアルキル)−O−基を示し、
例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基
等を挙げることができる。
【0016】アルキルカルボニル基とは、アルキル部分
が上記の意味を示す(アルキル)−CO−基を示し、例
えばアセチル基、プロピオニル基等を挙げることができ
る。
【0017】アルコキシ基とは、アルキル部分が上記の
意味を示す(アルキル)−O−基を示し、例えばメトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキ
シ基、tert−ブトキシ基、n−ヘキシルオキシ基等
を挙げることができる。
【0018】アルコキシカルボニル基とは、アルコキシ
部分が上記の意味を示す(アルコキシ)−CO−基を示
し、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基等を挙げることができる。
【0019】アルコキシアルキル基とは、アルコキシ部
分及びアルキル部分が上記の意味を示す(アルコキシ)
−(アルキル)−基を示し、例えばメトキシメチル基、
エトキシメチル基等を挙げることができる。
【0020】アルキルアミノ基及びジアルキルアミノ基
とは、アルキル部分が上記の意味である、(アルキル)
−NH−基、(アルキル)N−基を示し、例えばメチ
ルアミノ基、ジメチルアミノ基等を挙げることができ
る。
【0021】アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基
及びアルキルスルホニル基とは、アルキル部分が上記の
意味である(アルキル)−S−基、(アルキル)−SO
−基、(アルキル)−SO−基を示し、例えばメチル
チオ基、エチルチオ基、メチルスルフィニル基、エチル
スルフィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニ
ル基等を挙げることができる。
【0022】アルキルチオアルキル基及びアルキルスル
ホニルアルキル基とは、アルキルチオ部分、アルキルス
ルホニル部分及びアルキル部分が上記の意味である(ア
ルキルチオ)−(アルキル)−基、(アルキルスルホニ
ル)−(アルキル)−基を示し、例えばメチルチオメチ
ル基、エチルチオメチル基、メチルスルホニルメチル
基、エチルスルホニルメチル基等を挙げることができ
る。
【0023】アルケニル基とは、炭素数が2〜6の直鎖
又は分岐鎖状のアルケニル基を示し、例えばビニル基、
プロペニル基等を挙げることができる。
【0024】ハロアルケニル基とは、同一又は相異なる
ハロゲン原子によって置換された炭素数が2〜6の直鎖
又は分岐鎖状のアルケニル基を示し、例えば3−クロロ
−2−プロペニル基等を挙げることができる。
【0025】アルキニル基とは、炭素数が2〜6の直鎖
又は分岐鎖状のアルキニル基を示し、例えばプロパルギ
ル基等を挙げることができる。
【0026】ハロアルキニル基とは、同一又は相異なる
ハロゲン原子によって置換された炭素数が2〜6の直鎖
又は分岐鎖状のアルキニル基を示し、例えば4−クロロ
−2−ブチニル基等を挙げることができる。
【0027】アルケニルアミノ基とは、アルケニル部分
が上記の意味を示す(アルケニル)−NH−基を示し、
例えばアリルアミノ基等を挙げることができる。
【0028】アルキニルアミノ基とは、アルキニル部分
が上記の意味を示す(アルキニル)−NH−基を示し、
例えばプロパルギルアミノ基等を挙げることができる。
【0029】フェニルアミノ基とは、フェニル−NH−
基を示し、例えばアニリノ基等を挙げることができる。
【0030】フェニルアルキルアミノ基とは、アルキル
部分が上記の意味であるフェニル−(アルキル)−NH
−基を示し、例えばベンジルアミノ基等を挙げることが
できる。
【0031】アルケニルチオ基、アルケニルスルフィニ
ル基、アルケニルスルホニル基、アルキニルチオ基、ア
ルキニルスルフィニル基及びアルキニルスルホニル基と
は、アルケニル部分又はアルキニル部分が上記の意味で
ある(アルケニル)−S−基、(アルケニル)−SO−
基、(アルケニル)−SO−基、(アルキニル)−S
−基、(アルキニル)−SO−基、(アルキニル)−S
−基を示し、例えばアリルチオ基、プロパルギルチ
オ基、アリルスルフィニル基、プロパルギルスルフィニ
ル基、アリルスルホニル基、プロパルギルスルホニル基
等を挙げることができる。
【0032】塩とは、一般式[I]で表される化合物
の、水酸基と金属或いは有機塩基との塩であり、金属と
してはナトリウムやカリウム等のアルカリ金属、マグネ
シウムやカルシウム等のアルカリ土類金属を挙げること
ができ、有機塩基としてはトリエチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン等を挙げることができる。
【0033】前記一般式[I]において、好ましい化合
物群としては、QがQ−1であり、Rがハロゲン原
子、炭素数が1〜3のアルキル基、炭素数が1〜3のハ
ロアルキル基又は炭素数が1〜3のアルコキシアルキル
基であり、Rが水酸基、炭素数が2〜4のアルキルカ
ルボニルオキシ基、フェニルカルボニルオキシ基、炭素
数が1〜8のアルキルスルホニルオキシ基、フェニルス
ルホニルオキシ基であり、R,R,X及びX
水素原子又は炭素数が1〜3のアルキル基であり、Yが
炭素数が1〜2のアルキル鎖であり、ZがCH、CH
(CH)、C(CHであり、nが1から3の整
数で表される化合物群が挙げられる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、一般式[I]で表される本
発明化合物の代表的な化合物例を表1〜表17に示す
が、本発明化合物はこれらに限られるものではない。
尚、化合物番号は以後の記載において参照される。
【0035】一般式[I]で表される本発明化合物は、
ある場合において互変異性体が存在する。例えば、R
が水酸基の時、ビシクロ環上のカルボニル基あるいはキ
ノリン環に隣接するカルボニル基との間でケト−エノー
ル互変異性体を取り得る。従って、本発明化合物におい
て互変異性体を取り得る化合物については、互変異性体
を特記しない場合でも相当する互変異性体が存在するも
のとして理解すべきであり、本発明化合物は、相当する
互変異性体をも包含するものである。
【0036】本明細書における表中の次の表記は下記の
通りそれぞれ該当する基を表す。
【0037】 Me :メチル基、 Et :エチル基、 Pr :n−プロピル基、 Pr−i:イソプロピル基、 Bu :n−ブチル基、 Bu−i:イソブチル基、 Bu−s:sec−ブチル基、 Bu−t:tert−ブチル基、 Pen:n−ペンチル基、 Bn :ベンジル基、 Pr−c:シクロプロピル基、 Bu−c:シクロブチル基、 Pen−c:シクロペンチル基、 Ph :フェニル基、
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
【表6】
【0044】
【表7】
【0045】
【表8】
【0046】
【表9】
【0047】
【表10】
【0048】
【表11】
【0049】
【表12】
【0050】
【表13】
【0051】
【表14】
【0052】
【表15】
【0053】
【表16】
【0054】
【表17】
【0055】一般式[I]で示される本発明化合物は、
以下に示す製造法に従って製造することができるが、こ
れらの方法に限定されるものではない。 <製造法1>
【0056】
【化7】 [式中、R13はアルキル基又は式−A−B(ここで
A、Bは前記と同じ意味を示す。)を示し、R14はア
ルキルチオ基、フェニルチオ基(該基はアルキル基、ア
ルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、アル
キルアミノ基又はジアルキルアミノ基を示し、Xはハロ
ゲン原子を示し、R,R,R,X,X,Y,
Z及びnは前記と同じ意味を示す。]
【0057】以下、上記製造方法を各工程毎に詳説す
る。 (工程1)一般式[III]で示されるキノリン化合物
1モルに対し、一般式[II]で示されるビシクロ環化
合物1〜3倍モルを、適当な溶媒0.5〜3l中、塩基
1〜3倍モルの存在下で反応させることにより、一般式
[IV]で示される目的のキノリン誘導体を得ることが
できる。
【0058】ここで溶媒としてはジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン(THF)等のエーテル類、ジクロロ
メタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、N,N
−ジメチルホルムアミド(DMF)等のアミド類、ジメ
チルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等の硫黄化
合物、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、アセ
トニトリル等のニトリル類又はこれらの混合物等を例示
できる。
【0059】また、塩基としては、水素化ナトリウム等
の金属水素化物、n−ブチルリチウム等の有機金属化合
物、ピリジン、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の有機塩基、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム等のアル
カリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸化合物、同水酸
化化合物、同炭酸水素化合物、さらにナトリウムメトキ
シド、カリウム−t−ブトキシド等のアルコ−ルの金属
塩等を例示できる。
【0060】反応温度は0℃〜100℃の温度範囲で行
い、好ましくは10℃〜30℃の温度範囲であり、反応
は0.5時間〜24時間で終了する。
【0061】(工程2)一般式[IV]で示されるキノ
リン誘導体の転位反応は、一般式[IV]で示されるキ
ノリン誘導体1モルに対し、シアン化合物(シアン化ナ
トリウム、シアン化カリウム等のアルカリ金属シアン化
物、アセトンシアンヒドリン等のシアノヒドリン化合物
等を例示できる。)0.05〜2.0モルを、適当な溶
媒(工程1の記載と同様である。)0.5〜3l中、塩
基(ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の炭酸化合物、同水酸化化
合物、同炭酸水素化合物等を例示できる。)1〜2倍モ
ルの存在下で反応させることにより実施でき、一般式
[Ia]で示される目的の本発明化合物である転位化合
物を得ることができる。
【0062】反応温度は0℃から溶媒の沸点までの温度
範囲で行い、好ましくは20℃〜30℃の温度範囲であ
り、反応は1時間〜72時間で終了する。
【0063】(工程3)一般式[Ia]で示される化合
物1モルに対し、一般式R13−Xで示されるアルキル
化剤、アシル化剤又はスルホニル化剤1〜10倍モル
を、適当な溶媒0.5〜3l中、塩基(工程1の記載と
同様である。)1〜10倍モルの存在下で反応させるこ
とにより、一般式[Ib]で示される本発明化合物であ
る目的化合物を得ることができる。
【0064】ここで、場合により適当な触媒(塩化ベン
ジルトリエチルアンモニウムクロリド等の相間移動触媒
を例示できる。)0.1〜1モルを添加しても良い。
【0065】また、溶媒としてはn−ヘキサン等の炭化
水素、シクロヘキサン等の環状炭化水素、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン(THF)等のエーテル類、
ジクロロメタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
類、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等のアミ
ド類、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン
等の硫黄化合物、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水
素類、アセトニトリル等のニトリル類、水又はこれらの
混合物等を例示できる。
【0066】反応温度は0℃〜100℃までの温度範囲
で行い、好ましくは20℃〜50℃の温度範囲であり、
反応は0.5時間〜24時間で終了する。
【0067】(工程4)一般式[Ia]で示される化合
物1モルの水酸基を、無溶媒又は適当な溶媒(工程1の
記載と同様である。)0.5〜3l中、適当なハロゲン
化剤(塩化チオニル、オキザリルクロリド等のハロゲン
化剤を例示できる。)1〜20倍モルを用いてハロゲン
化し、一般式[Ic]で示される目的の本発明化合物で
あるハロゲン化合物を得ることができる。場合により触
媒(N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等を例示
できる。)0.01〜0.5倍モルを添加しても良い。
【0068】反応温度は0℃〜150℃までの温度範囲
で行い、好ましくは20℃〜100℃の温度範囲であ
り、反応は0.5時間〜24時間で終了する。
【0069】(工程5)一般式[Ic]で示されるハロ
ゲン化合物1モルに対し、一般式R14−Hで示される
メルカプタン類又はアミン類1〜10倍モルを、適当な
溶媒(工程1の記載と同様である。)0.5〜3l中、
塩基(工程2の記載と同様である。)1〜10倍モルの
存在下で反応させることにより、一般式[Id]で示さ
れる本発明化合物である目的化合物を得ることができ
る。
【0070】反応温度は0℃〜150℃までの温度範囲
で行い、好ましくは20℃〜100℃の温度範囲であ
り、反応は0.5時間〜24時間で終了する。
【0071】なお、上記製造方法で用いる製造中間体で
ある一般式[II]で示されるビシクロ環化合物は、例
えば特開昭61−257974号公報明細書、特開昭6
2−53971号公報明細書及び特開平3−44375
号公報明細書等に記載の方法により合成できる。又、一
般式[III]で示されるキノリン化合物は対応するカ
ルボン酸を、無溶媒又は適当な溶媒(工程1の記載と同
様である。)0.5〜3l中、ハロゲン化剤(塩化チオ
ニル又はオキザリルクロリド等のハロゲン化剤を例示で
きる。)10〜20倍モルと反応させることにより合成
できる。反応温度は0℃〜150℃までの温度範囲で行
い、好ましくは20℃〜100℃の温度範囲であり、反
応は0.5時間〜24時間で終了する。当該のキノリン
カルボン酸については、ジャーナル・オブ・アメリカン
・ケミカル・ソサイエティー(J.Am.Chem.S
oc.)第68巻、第2721貢(1946年)及びジ
ャーナル・オブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー
(J.Heterocyclic Chem.)第6巻
(6号)、第959貢(1969年)等に記載の方法に
準じて合成できる。
【0072】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明化合物の製造
法、製剤法及び用途を具体的に説明する。尚、本発明化
合物の製造中間体の製造法も合わせて記載する。
【0073】<実施例1> 4−ヒドロキシ−3−(8−トリフルオロメチルキノリ
ン−5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−
オクタ−3−エン−2−オン(本発明化合物番号I−
4)の製造 (1)4−(8−トリフルオロメチルキノリン−5−イ
ル)カルボニルオキシ−ビシクロ[3.2.1]−オク
タ−3−エン−2−オン(化合物IV)の製造 ビシクロ[3.2.1]−オクタン−2,4−ジオン
1.0g(7.2ミリモル)及び8−トリフルオロメチ
ルキノリン−5−カルボニルクロリド2.0g(7.7
ミリモル)をジクロロメタン20mlに溶解し、氷冷下
撹拌しながらトリエチルアミン1.0g(9.5ミリモ
ル)を滴下した。室温にて3時間撹拌を続けた後、反応
液を酢酸エチルで抽出した。抽出層を水洗し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、白色結晶
の4−(8−トリフルオロメチルキノリン−5−イル)
カルボニルオキシ−ビシクロ[3.2.1]−オクタ−
3−エン−2−オン2.0g(収率77%)を得た。 (2)4−ヒドロキシ−3−(8−トリフルオロメチル
キノリン−5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.
1]−オクタ−3−エン−2−オン(本発明化合物番号
I−4)の製造 4−(8−トリフルオロメチルキノリン−5−イル)カ
ルボニルオキシ−ビシクロ[3.2.1]−オクタ−3
−エン−2−オン2.0g(5.5ミリモル)、アセト
ンシアンヒドリン0.05g(0.55ミリモル)及び
トリエチルアミン1.1g(11ミリモル)をアセトニ
トリル10mlに溶解し、室温にて12時間撹拌を続け
た。反応液を氷水中にあけ、酢酸エチルで洗浄後、水層
を5%塩酸水で中和した。析出した結晶をろ取、乾燥
し、白色結晶(融点:146〜148℃)の4−ヒドロ
キシ−3−(8−トリフルオロメチルキノリン−5−イ
ル)カルボニルオキシ−ビシクロ[3.2.1]−オク
タ−3−エン−2−オン1.4g(収率70%)を得
た。
【0074】<実施例2> 4−アセトキシ−3−(8−トリフルオロメチルキノリ
ン−5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−
オクタ−3−エン−2−オン(本発明化合物番号I−
3)の製造 4−ヒドロキシ−3−(8−トリフルオロメチルキノリ
ン−5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−
オクタ−3−エン−2−オン1.0g(2.8ミリモ
ル)及びトリエチルアミン0.4g(4ミリモル)をジ
クロロメタン20mlに溶解し、氷冷下撹拌しながらア
セチルクロリド0.31g(4ミリモル)を滴下した。
室温にて3時間撹拌を続けた後、反応液を酢酸エチルで
抽出した。抽出層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−で精製し、橙色アメ状物質(屈折率n
20=測定不可)の4−アセトキシ−3−(8−トリ
フルオロメチルキノリン−5−イル)カルボニル−ビシ
クロ[3.2.1]−オクタ−3−エン−2−オン1.
0g(収率89%)を得た。
【0075】<実施例3> 4−クロロ−3−(8−トリフルオロメチルキノリン−
5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−オク
タ−3−エン−2−オン(本発明化合物番号I−35
5)の製造 4−ヒドロキシ−3−(8−トリフルオロメチルキノリ
ン−5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−
オクタ−3−エン−2−オン1.0g(2.8ミリモ
ル)及びオキザリルクロリド1.0g(8.4ミリモ
ル)をジクロロメタン20mlに溶解し、DMF0.1
mlを加え、室温にて3時間撹拌した。反応液を氷水中
にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、褐色
結晶(融点:156〜159℃)の4−クロロ−3−
(8−トリフルオロメチルキノリン−5−イル)カルボ
ニル−ビシクロ[3.2.1]−オクタ−3−エン−2
−オン0.95g(収率89%)を得た。
【0076】<実施例4> 4−フェニルチオ−3−(8−トリフルオロメチルキノ
リン−5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]
−オクタ−3−エン−2−オン(本発明化合物番号I−
409)の製造 4−クロロ−3−(8−トリフルオロメチルキノリン−
5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−オク
タ−3−エン−2−オン0.5g(1.3ミリモル)及
びチオフェノール0.3g(2.6ミリモル)をテトラ
ヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷下撹拌しながらト
リエチルアミン0.26g(2.6ミリモル)を滴下し
た。室温にて1時間撹拌を続けた後、反応液を酢酸エチ
ルで抽出した。抽出層を水洗し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−で精製し、黄色結晶(融点170
〜172℃)の4−フェニルチオ−3−(8−トリフル
オロメチルキノリン−5−イル)カルボニル−ビシクロ
[3.2.1]−オクタ−3−エン−2−オン0.55
g(収率94%)を得た。
【0077】<実施例5> 4−メチルアミノ−3−(8−トリフルオロメチルキノ
リン−5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]
−オクタ−3−エン−2−オン(本発明化合物番号I−
429)の製造 4−クロロ−3−(8−トリフルオロメチルキノリン−
5−イル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−オク
タ−3−エン−2−オン0.5g(1.3ミリモル)を
テトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷下撹拌しな
がらメチルアミン40%メタノ−ル溶液0.09g
(2.6ミリモル)を滴下した。室温にて1時間撹拌を
続けた後、反応液を酢酸エチルで抽出した。抽出層を水
洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精
製し、黄色結晶(融点86〜88℃)の4−メチルアミ
ノ−3−(8−トリフルオロメチルキノリン−5−イ
ル)カルボニル−ビシクロ[3.2.1]−オクタ−3
−エン−2−オン0.44g(収率91%)を得た。
【0078】(中間体の製造例) <参考例> 8−トリフルオロメチルキノリン−5−カルボニルクロ
リド(化合物III)の製造 (1)p−ブロモ安息香酸メチルの製造 p−ブロモ安息香酸50g(0.25モル)、炭酸カリ
ウム35g(0.25モル)及びヨウ化メチル35g
(0.25モル)をDMF250mlに溶解し、室温に
て5時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出後、水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、白色結晶のp−ブロモ安息香酸メチル53g(収率
100%)を得た。
【0079】(2)4−ブロモ−3−ニトロ安息香酸メ
チルの製造 p−ブロモ安息香酸メチル53g(0.25モル)を硫
酸100mlに溶解し、−10℃まで冷却した。硫酸/
硝酸(30ml/30ml)混液を撹拌しながら5℃を
越えないように滴下した。滴下終了後、室温にて5時間
撹拌した。反応液を氷水中にあけ析出した結晶をろ取、
水洗し、白色結晶の4−ブロモ−3−ニトロ安息香酸メ
チル63g(収率98%)を得た。
【0080】(3)3−アミノ−4−ブロモ安息香酸メ
チルの製造 4−ブロモ−3−ニトロ安息香酸メチル63g(0.2
5モル)を酢酸エチル250mlに溶解し、水250m
lを加えた。さらに鉄42g(0.75モル)及び酢酸
10mlを加え、加熱還流下5時間撹拌した。反応終了
後、酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去し、淡黄色結晶の3−アミノ−
4−ブロモ安息香酸メチル54g(収率95%)を得
た。
【0081】(4)8−ブロモキノリン−5−カルボン
酸メチルの製造 3−アミノ−4−ブロモ安息香酸メチル54g(0.2
3モル)、グリセリン100g(1.1モル)及びm−
ニトロベンゼンスルホン酸50g(0.25モル)を硫
酸300mlに溶解し、140℃にて8時間撹拌した。
反応液を氷水中にあけ、25%水酸化ナトリウム水溶液
で中和した後、析出した結晶をろ取、水洗し、8−ブロ
モキノリン−5−カルボン酸の粗結晶を得た。得られた
粗結晶を乾燥した後、DMF1000mlに溶解し、炭
酸カリウム32g(0.23モル)及びヨウ化メチル3
3g(0.23モル)を加え、室温にて5時間撹拌し
た。反応液を酢酸エチルで抽出後、水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、淡黄色結晶
の8−ブロモキノリン−5−カルボン酸メチル30g
(収率48%)を得た。
【0082】(5)8−トリフルオロメチルキノリン−
5−カルボン酸メチルの製造 8−ブロモキノリン−5−カルボン酸メチル30g
(0.11モル)、トリフルオロ酢酸ナトリウム60g
(0.44モル)及びヨウ化銅42g(0.22モル)
をN−メチルピロリドン200mlに溶解し、窒素気流
下160℃にて3時間撹拌した。反応液をろ過した後、
ろ液を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、
淡黄色結晶の8−トリフルオロメチルキノリン−5−カ
ルボン酸メチル17g(収率62%)を得た。
【0083】(6)8−トリフルオロメチルキノリン−
5−カルボン酸の製造 8−トリフルオロメチルキノリン−5−カルボン酸メチ
ル17g(0.07モル)をDMSO50mlに溶解
し、撹拌しながら水酸化ナトリウム14g(0.35モ
ル)の水溶液50mlを加え、室温にて12時間撹拌し
た。反応液を氷水中にあけ、クエン酸でpH3〜4に調
整した。析出した結晶をろ取、水洗し、白色結晶の8−
トリフルオロメチルキノリン−5−カルボン酸17g
(収率100%)を得た。
【0084】(7)8−トリフルオロメチルキノリン−
5−カルボニルクロリド(化合物III)の製造 8−トリフルオロメチルキノリン−5−カルボン酸17
g(0.07モル)を塩化チオニル50mlに溶解し、
加熱還流下1時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、褐色結
晶の8−トリフルオロメチルキノリン−5−カルボニル
クロリド18g(収率100%)を得た。
【0085】本発明の除草剤は、一般式[I]で示され
るキノリン誘導体を有効成分としてなる。
【0086】本発明化合物を除草剤として使用するには
本発明化合物それ自体で用いてもよいが、製剤化に一般
的に用いられる担体、界面活性剤、分散剤または補助剤
等を配合して、粉剤、水和剤、乳剤、微粒剤または粒剤
等に製剤して使用することもできる。
【0087】製剤化に際して用いられる担体としては、
例えばタルク、ベントナイト、クレー、カオリン、珪藻
土、ホワイトカーボン、バーミキュライト、炭酸カルシ
ウム、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の固体担体、イソプ
ロピルアルコール、キシレン、シクロヘキサン、メチル
ナフタレン等の液体担体等があげられる。
【0088】界面活性剤及び分散剤としては、例えばア
ルキルベンゼンスルホン酸金属塩、ジナフチルメタンジ
スルホン酸金属塩、アルコール硫酸エステル塩、アルキ
ルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノアルキレート等があげられる。
【0089】補助剤としては、例えばカルボキシメチル
セルロース、ポリエチレングリコール、アラビアゴム等
があげられる。
【0090】使用に際しては適当な濃度に希釈して散布
するかまたは直接施用する。
【0091】本発明の除草剤は茎葉散布、土壌施用また
は水面施用等により使用することができる。有効成分の
配合割合については必要に応じて適宜選ばれるが、粉剤
または粒剤とする場合は0.01〜10%(重量)、好
ましくは0.05〜5%(重量)の範囲から適宜選ぶの
がよい。また、乳剤及び水和剤とする場合は1〜50%
(重量)、好ましくは5〜30%(重量)の範囲から適
宜選ぶのがよい。
【0092】本発明の除草剤の施用量は使用される化合
物の種類、対象雑草、発生傾向、環境条件ならびに使用
する剤型等によってかわるが、粉剤及び粒剤のようにそ
のまま使用する場合は、有効成分として10アール当り
0.1g〜5kg、好ましくは1g〜1kgの範囲から
適宜選ぶのがよい。また、乳剤及び水和剤とする場合の
ように液状で使用する場合は、0.1〜50,000p
pm、好ましくは10〜10,000ppmの範囲から
適宜選ぶのがよい。
【0093】また、本発明の化合物は必要に応じて殺虫
剤、殺菌剤、他の除草剤、植物生長調節剤、肥料等と混
用してもよい。
【0094】次に代表的な製剤例をあげて製剤方法を具
体的に説明する。化合物、添加剤の種類及び配合比率
は、これのみに限定されることなく広い範囲で変更可能
である。以下の説明において「部」は重量部を意味す
る。
【0095】〈製剤例1〉 水和剤 化合物(I−2)の10部にポリオキシエチレンオクチ
ルフェニルエーテルの0.5部、β−ナフタレンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、珪藻土
の20部、クレーの69部を混合粉砕し、水和剤を得
る。
【0096】〈製剤例2〉 水和剤 化合物(I−1)の10部にポリオキシエチレンオクチ
ルフェニルエーテルの0.5部、β−ナフタレンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、珪藻土
の20部、ホワイトカーボンの5部、クレーの64部を
混合粉砕し、水和剤を得る。
【0097】〈製剤例3〉 乳剤 化合物(I−15)の30部にキシレンとイソホロンの
等量混合物60部、界面活性剤ポリオキシエチレンソル
ビタンアルキレート、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールポリマー及びアルキルアリールスルホネートの混合
物の10部を加え、これらをよくかきまぜることによっ
て乳剤を得る。
【0098】〈製剤例5〉 粒剤 化合物(I−18)の10部、タルクとベントナイトを
1:3の割合の混合した増量剤の80部、ホワイトカー
ボンの5部、界面活性剤ポリオキシエチレンソルビタン
アルキレート、ポリオキシエチレンアルキルアリールポ
リマー及びアルキルアリールスルホネートの混合物の5
部に水10部を加え、よく練ってペースト状としたもの
を直径0.7mmのふるい穴から押し出して乾燥した後
に0.5〜1mmの長さに切断し、粒剤を得る。
【0099】次に試験例をあげて本発明化合物の奏する
効果を説明する。
【0100】〈試験例1〉 水田土壌処理による除草効
果試験 100cmのプラスチックポットに水田土壌を充填
し、入水代掻後、タイヌビエ(Ec)、コナギ(Mo)
及びホタルイ(Sc)の各種子を播種し、水深3cmに
湛水した。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤を水
で希釈し、水面滴下した。施用量は、有効成分を10ア
ール当り100gとした。その後、温室内で育成し、処
理後21日目に表18の基準に従って除草効果を調査し
た。結果を表19に示した。なお、−は未試験を表す。
【0101】
【表18】
【0102】
【表19】
【0103】〈試験例2〉 畑地土壌処理による除草効
果試験 120cmプラスチックポットに砂を充填し、イヌビ
エ(Ec)、メヒシバ(Di)、オオイヌタデ(P
o)、シロザ(Ch)の各種子を播種して覆土した。製
剤例1に準じて調製した水和剤を水で希釈し、10アー
ル当り有効成分が100gになる様に、10アール当り
100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布した。そ
の後、温室内で育成し、処理21日目に表18の基準に
従って、除草効果を調査した。その結果を表20に示
す。
【0104】
【表20】
【0105】〈試験例3〉 畑地土壌処理による除草効
果試験 90cmプラスチックポットに埴壌土を充填し、イヌ
ビエ(Ec)、アオビユ(Am)、イチビ(Ab)の各
種子を播種して覆土した。製剤例1に準じて調製した水
和剤を水で希釈し、10アール当り有効成分が100g
になる様に、10アール当り100lを小型噴霧器で土
壌表面に均一に散布した。その後、温室内で育成し、処
理21日目に表18の基準に従って、除草効果を調査し
た。その結果を表21に示す。
【0106】
【表21】
【0107】〈試験例4〉 畑地茎葉処理による除草効
果試験 120cmプラスチックポットに砂を充填し、イヌビ
エ(Ec)、メヒシバ(Di)、オオイヌタデ(P
o)、シロザ(Ch)の各種子を播種し、温室内で2週
間育成後、製剤例1に準じて調製した水和剤を水に希釈
し、10アール当り有効成分が100gになる様に、1
0アール当り100lを小型噴霧器で植物体の上方から
全体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育成し、処
理14日目に表18の基準に従って、除草効果を調査し
た。その結果を表22に示す。なお、−は未試験を表
す。
【0108】
【表22】
【0109】〈試験例5〉 畑地土壌処理による除草効
果試験 90cmプラスチックポットに埴壌土を充填し、イヌ
ビエ(Ec)、アオビユ(Am)、イチビ(Ab)の各
種子を播種して覆土した。製剤例1に準じて調製した水
和剤を水で希釈し、10アール当り有効成分が100g
になる様に、10アール当り100lを小型噴霧器で土
壌表面に均一に散布した。その後、温室内で育成し、処
理21日目に表18の基準に従って、除草効果を調査し
た。その結果を表23に示す。なお、−は未試験を表
す。
【0110】
【表23】
【0111】〈試験例6〉 畑地土壌処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに埴壌土を充填し、コ
ムギ(Tr)、トウモロコシ(Ze)、ダイズ(G
l)、ワタ(Go)の各作物種子、イヌビエ(Ec)、
オオイヌタデ(Po)、シロザ(Ch),イチビ(A
b)の各雑草種子を各々別のポットに播種して覆土し
た。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤の所定有効
成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、10アール
当り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布し
た。その後、温室内で育成し、処理後21日目に表18
の基準に従って除草効果を調査した。試験結果を表24
に示す。なお、−は未試験を表す。
【0112】
【表24】
【0113】〈試験例7〉 畑地茎葉処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、コムギ
(Tr)、トウモロコシ(Ze)、イヌビエ(Ec)、
メヒシバ(Di)、オオイヌタデ(Po)、シロザ(C
h)、イチビ(Ab)、ノアサガオ(Ip)の各種子を
播種し、温室内で2週間育成後、製剤例1に準じて調製
した水和剤の所定有効成分量(g/10a)を水で希釈
し、10アール当り100lを小型噴霧器で植物体の上
方から全体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育成
し、処理14日目に表18の基準に従って、除草効果を
調査した。その結果を表25に示す。なお、−は未試験
を表す。
【0114】
【表25】
【0115】〈試験例8〉 水田土壌処理による作物選
択性試験 100cmプラスチックポットに水田土壌を充填し、
入水、代掻後、ヒエ(Ec)、コナギ(Mo)の種子を
0.5cmの深さに播種し、更に2葉期の水稲(Or)
を移植深度2cmで、2本移植して水深3cmに湛水し
た。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤の所定有効
成分量(g/10a)を水で希釈し、水面に滴下処理し
た。その後、温室内で育成し、処理後28日目に表4の
基準に従い、除草効果及び薬害を調査した。その結果を
表26に示す。なお、−は未試験を表す。
【0116】
【表26】
【0117】
【発明の効果】一般式[I]で表される本発明の化合物
は、畑地において問題となる種々の雑草、例えばオオイ
ヌタデ、アオビユ、シロザ、ハコベ、イチビ、アメリカ
キンゴジカ、アメリカツノクサネム、アサガオ、オナモ
ミ等の広葉雑草をはじめ、ハマスゲ、キハマスゲ、ヒメ
クグ、カヤツリグサ、コゴメガヤツリ等の多年生および
1年生カヤツリグサ科雑草、ヒエ、メヒシバ、エノコロ
グサ、スズメノカタビラ、ジョンソングラス、ノスズメ
ノテッポウ、野生エンバク等のイネ科雑草の発芽前から
生育期の広い範囲にわたって優れた除草効果を発揮す
る。また、水田に発生するタイヌビエ、タマガヤツリ、
コナギ等の一年生雑草及びウリカワ、オモダカ、ミズガ
ヤツリ、クログワイ、ホタルイ、ヘラオモダカ等の多年
生雑草を防除することもできる。
【0118】一方、本発明の除草剤は作物に対する安全
性も高く、中でもイネ、コムギ、オオムギ、トウモロコ
シ、グレインソルガム、ダイズ、ワタ等に対して高い安
全性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 215/36 C07D 215/36 215/38 215/38 215/48 215/48 215/54 215/54 405/06 215 405/06 215 409/06 215 409/06 215 (72)発明者 田丸 雅敏 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 山地 充洋 静岡県小笠郡菊川町加茂1809番地 (72)発明者 川崎 浩 静岡県小笠郡菊川町加茂1809番地 Fターム(参考) 4C031 BA07 CA02 DA04 HA01 HA07 JA01 JA02 MA01 NA01 4C063 AA01 BB04 CC76 CC94 DD14 EE03 4H011 AB01 AB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 {式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シ
    アノ基、ニトロ基、アルキル基[該基はハロゲン原子、
    アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
    基、フェノキシ基(該基はアルキル基、アルコキシ基、
    ハロゲン原子で置換されてもよい)、アルキルスルホニ
    ル基、ニトロ基、フェニルチオ基(該基はアルキル基、
    アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、フ
    ェニルスルフィニル基(該基はアルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、フェニルスル
    ホニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン
    原子で置換されてもよい)、アルコキシカルボニル基、
    フェノキシカルボニル基(該基はアルキル基、アルコキ
    シ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、アルコキシ
    アルキルカルボニル基、NR[式中、R及びR
    は互いに独立して、水素原子、アルキル基、フェニル
    基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で
    置換されてもよい)、フェニルカルボニル基(該基はア
    ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されても
    よい)、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルア
    ルキル基、アルキルカルボニルアルキル基、フェニルカ
    ルボニルアルキル基又はアルキルカルボニル基を示
    す。]、SONR[式中、R及びRは互い
    に独立して水素原子、アルキル基又はフェニル基(該基
    はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換され
    てもよい)を示す。]、ホルミル基、カルボキシル基、
    シクロアルキル基、シアノ基で置換されてもよい]、ア
    ルコキシ基、ハロアルコキシ基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基(該基はシクロアルキル基、ハロゲン原子、
    アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
    基、アルキルスルホニル基で置換されてもよい)、アル
    キニル基(該基はシクロアルキル基、ハロゲン原子、ア
    ルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
    基、アルキルスルホニル基で置換されてもよい)、フェ
    ニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
    子で置換されてもよい)、フェノキシ基(該基はアルキ
    ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよ
    い)、COR[式中、Rは、水素原子、水酸基、ア
    ルキル基、アルコキシ基、フェニル基(該基はアルキル
    基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよ
    い)、フェノキシ基(該基はアルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、アルキルチオ
    基、アルキルスルホニルアルキル基、アルキルスルフィ
    ニルアルキル基、アルキルチオアルキル基、アルコキシ
    アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アル
    キルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルケニルアミノ
    基、アルキニルアミノ基、フェニルアミノ基(該基はア
    ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されても
    よい)又はフェニルアルキルアミノ基(該基はアルキル
    基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)
    を示す。]、NR1011[式中、R10及びR11
    は互いに独立して、水素原子、アルキル基、アルケニル
    基、アルキニル基、アルキルカルボニル基、フェニルカ
    ルボニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
    ン原子で置換されてもよい)、アルキルカルボニルアル
    キル基、フェニルカルボニルアルキル基(該基はアルキ
    ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよ
    い)、アルキルスルホニル基又はフェニルスルホニル基
    (該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置
    換されてもよい)を示す。]又はS(O)mR12[式
    中、R12は、アルキル基、シクロアルキル基、シクロ
    アルキルメチル基、ハロアルキル基、アルケニル基、ア
    ルキニル基、ハロアルケニル基、ハロアルキニル基、フ
    ェニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン
    原子で置換されてもよい)又はNR(式中、R
    及びRは前記と同じ意味を示す。)を示し、mは0か
    ら2の整数を示す。]を示し、Qは一般式、 【化2】 で表される基を示し、上記式中、Rは水酸基、ハロゲ
    ン原子、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスル
    フィニル基、アルキルスルホニル基、フェニルチオ基
    (該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置
    換されてもよい)、フェニルスルフィニル基(該基はア
    ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されても
    よい)、フェニルスルホニル基(該基はアルキル基、ア
    ルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよい)、アル
    キルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルケニルチオ
    基、アルキニルチオ基、アルケニルスルフィニル基、ア
    ルキニルスルフィニル基、アルケニルスルホニル基、ア
    ルキニルスルホニル基又は一般式、 【化3】−O−A−B [式中、Aはカルボニル基、スルホニル基又はメチレン
    基を示し、Bはアルキル基、シクロアルキル基又はフェ
    ニル基(該基はアルキル基、アルコキシ基、ハロアルキ
    ル基、ハロゲン原子、ニトロ基により置換されてもよ
    い)を示す。]で表される基を示し、 R、R、X及びXはそれぞれ独立して水素原
    子、アルキル基、カルボキシル基又はアルコキシカルボ
    ニル基を示し、 Yは酸素原子、S(O)m(式中、mは前記と同じ意味
    を示す。)、(CR)p(式中、R及びR
    前記と同じ意味を示し、pは1又は2の整数を示す。)
    又はNR(式中、Rは前記と同じ意味を示す。)を
    示し、 ZはCR(式中、R及びRは前記と同じ意味
    を示す。)を示し、 nは1から6の整数を示す。}で示されるキノリン誘導
    体及びその塩。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキノリン誘導体又はそ
    の塩を有効成分として含有する除草剤。
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