JP2000016102A - 油圧・機械式無段変速装置 - Google Patents

油圧・機械式無段変速装置

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JP2000016102A
JP2000016102A JP10180026A JP18002698A JP2000016102A JP 2000016102 A JP2000016102 A JP 2000016102A JP 10180026 A JP10180026 A JP 10180026A JP 18002698 A JP18002698 A JP 18002698A JP 2000016102 A JP2000016102 A JP 2000016102A
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continuously variable
variable transmission
hydraulic
transmission
case
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JP10180026A
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English (en)
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Yasunobu Nakatani
安信 中谷
Yoshibumi Horiuchi
堀内  義文
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミッションケースのコンパクト化や、モノボ
ディに適するようケース強度アップの図れた油圧・機械
式無段変速装置を提供する。 【解決手段】 HST4と遊星歯車機構5とを組み合わ
せて出力回転の変速を行うように構成された油圧・機械
式無段変速装置において、遊星歯車機構5を囲繞するミ
ッションケース1でHST4のケーシングを兼ねる。ポ
ンプ4pとモータ4mとを、ポンプ軸12とモータ軸1
3とが互いに横に位置するように並列配置し、かつ、ミ
ッションケース1の前端部に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静油圧式無段変速
装置(以下、HSTと略称する)と遊星歯車機構とを組
み合わせた油圧・機械式無段変速装置、すなわち、HS
Tの優れた変速操作性と、遊星歯車機構の高い伝動効率
との双方の利点を活かしたHMT(ハイドロ・メカニカ
ル・トランスミッションの英略)の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のHMTとしては、特開昭53‐
120047号公報に示されたように、トラクタの伝動
装置に利用したものが知られている。つまり、遊星歯車
機構を構成する太陽歯車、内歯車、遊星キャリヤの三要
素のうちのいずれか一つに回転動力を入力し、三要素の
うちの他の一つから出力回転を取出し、三要素のうちの
残りの一つをHSTに対する入力又は出力に連動し、か
つ、残りの一つに対応させていないHSTに対する出力
又は入力を、三要素のうちの残りの一つ以外の2要素の
うちのいずれかに連動するように構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した公報に示され
たものでは、ミッションケース内部に完成品としてのH
STを配置する構造、すなわち、ミッションケース内に
HST用ケーシングが存在する2重ケース構造であった
ため、ミッションとしての大きさや重量が大になり易い
傾向があった。又、後輪用デフ機構を内装したミッショ
ンケースをエンジン後端に直結する構造、所謂モノボデ
ィ構造を採る場合には、ミッションケースに高い強度が
要求されるが、前記従来構造ではHSTケーシングがミ
ッションケースの強度向上に貢献できない非合理的な面
もあった。
【0004】本発明の目的は、ミッションケースのコン
パクト化や、モノボディに適するようケース強度アップ
の図れた油圧・機械式無段変速装置を提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、H
STと遊星歯車機構とを組み合わせて出力回転の変速を
行うように構成された油圧・機械式無段変速装置におい
て、遊星歯車機構を囲繞するミッションケースでHST
のケーシングを構成してあることを特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明において、HSTを
構成するポンプとモータとを、ポンプ軸とモータ軸とが
互いに横に位置するように並列配置してあることを特徴
とする。
【0007】第3発明は、第1又は第2発明において、
後部に後輪用のデフ機構を有したミッションケースの前
端に、機体前部に配置されたエンジン後端に直結するた
めの連結部を形成するとともに、HSTをミッションケ
ースの前端部に配置してあることを特徴とする。
【0008】〔作用〕請求項1の構成によれば、ミッシ
ョンケース自体がHSTのケーシングを構成するもので
あるから、従来の2重独立ケース構造に比べて、必要ス
ペースが小で済み、その分ミッションケースをコンパク
ト化できるようになる。又、モノボデイ構造を採る場合
には、HST部分のミッションケース肉厚を従来より厚
くすることにより、その部分のケース外形のコンパクト
化を図りながらケース強度を向上させることが可能であ
る。
【0009】請求項2の構成によれば、HSTのポンプ
とモータとを並列配置したから、前述した公報に示され
たように、互いに前後に並ぶ直列配置する場合に比べ
て、ミッションケース全体としての前後長を短縮するこ
とが可能である。
【0010】ところで、ミッションケースで機体フレー
ムを兼ねるモノボディ構造を採るに当たり、近年では、
フロアの低床化を促進するために、ミッションケースの
前後中間部分でのミッションケースの横断面形状は、上
下に薄く左右に広い偏平形状の傾向があり、又、ミッシ
ョンケース前端部ではエンジン後端に直結するためにあ
る程度上下にも幅の広い横断面形状を呈するようにな
る。
【0011】そこで、請求項3の構成によれば、比較的
上下に嵩高くなり易いHSTをミッションケースの前端
部に配置したので、フロアがHSTの後側に配置される
ことになって、前述したフロア低床化を図りながらも無
理なくHSTをミッションケースに収納できるととも
に、ミッションケースにおけるエンジンとの連結部から
フロア下部分に架けての断面変化部分の肉厚を前述した
ように厚くして強度も十分に設定することができる。
【0012】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載され
た油圧・機械式無段変速装置でも、ミッションケースで
HSTケーシングを兼ねさせる工夫により、ミッション
ケースのコンパクト化や、強度アップを図ることが可能
になった。
【0013】請求項2に記載の油圧・機械式無段変速装
置では、HSTのポンプとモータとの並列配置により、
無理なくミッションケースの前後長さもコンパクト化で
きる利点がある。
【0014】請求項3に記載の油圧・機械式無段変速装
置では、HSTの前方配置により、モノボディ構造を採
るものに好適となる等、ミッションケース前部の強度ア
ップも図れる利点がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3にトラクタ用の伝動
装置が示されており、この伝動装置は、前端がエンジン
Eの後端に直結されて機体フレームを兼ねるモノボディ
構造のミッションケース1を備えたミッションMで構成
されている。
【0016】ミッションMは、エンジン出力軸を入力軸
3に伝える脈動吸収機構付きフライホイール2、HST
4、遊星歯車機構5、走行用の副変速機構6、後輪用の
デフ機構7、PTO中間軸8、PTOクラッチ9、前輪
駆動用のDT連動機構10、前輪駆動用軸11等をミッ
ションケース1に内装して構成されている。
【0017】図4,図5に示すように、HST4を構成
する可変ポンプ4pと可変モータ4mとを、ポンプ軸1
2とモータ軸13とが互いに横に位置するよう、ミッシ
ョンケース1の前端部に配置された入力軸3下方で左右
に振り分けて並列配置してある。ミッションケース1前
端部は、それ以後に比べてケース上面が上に位置してお
り、その前端にはエンジンEにボルト連結するためのフ
ランジ部(エンジン後端に直結するための連結部の一
例)15が形成してある。
【0018】又、図2,図4に示すように、ミッション
ケース1前部の縦壁1aから前側においては、外ケース
部1Aと内ケース部1Bとを縦壁1aを介して一体化し
た2重筒ケース構造としてあり、その内ケース部1Bと
これの前蓋となる油路ブロック16とによってHST4
としてのケーシングを構成している。油路ブロック16
には、ポンプ4pとモータ4mとを接続する油路の他、
チャージポンプ17等が形成されている。尚、18は可
変ポンプ4pを可変操作するポンプアクチュエータであ
り、19は可変モータ4mを可変操作するモータアクチ
ュエータである。
【0019】内ケース部1Bの内部、及び縦壁1aから
後部では潤滑油が入った湿室であるに対して、外ケース
部1Aにおける内ケース部1B以外の部分は、フライホ
イール2を装備するべく油のない乾室に形成されてい
る。尚、その乾室部分は、従来のモノボディ構造のミッ
ションケースにおけるクラッチハウジング部分に相当し
ている。又、14は副変速機構6を変速操作するための
シフトギヤである。
【0020】次に、動力の流れを説明すると、入力軸3
の動力は、遊星歯車機構5の遊星キャリヤ20に入力さ
れ、キャリヤ20に支承された複数の遊星歯車21に外
接する内歯車22が、中間回転体23を介してポンプ軸
12を駆動する。遊星歯車21に内接する太陽歯車24
が形成された太陽軸25には、中間回転体26を介して
モータ軸13の出力回転が伝動されるとともに、この太
陽軸25の回転動力を副変速機構6に出力している。
【0021】従って、可変ポンプ4pと可変モータ4m
の可変操作を行うことにより、遊星キャリヤ20に入っ
た入力回転を正逆方向に無段に変速して太陽軸25から
取り出せるものであり、かつ、動力伝達されない中立状
態も現出できる。尚、入力軸3の回転動力は、PTO中
間軸8やPTOクラッチ9を介して、変速されない状態
でリヤーPTO軸27に伝えてある。
【0022】つまり、このHMTは、遊星歯車機構5を
構成する太陽歯車24、内歯車22、遊星キャリヤ20
の三要素のうちの遊星キャリヤ20に回転動力を入力
し、太陽歯車24から出力回転を取出し、内歯車22を
HST4の可変ポンプ4pに対する入力に連動し、か
つ、HST4の可変モータ4mに対する出力を太陽歯車
24に連動するように構成してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝動系の概略構造を示す線図
【図2】ミッション前部の構造を示す断面側面図
【図3】ミッション前部の構造を示す断面平面図
【図4】HSTの配置構造を示す正面図
【図5】各軸の配置を示すミッションの断面図
【符号の説明】
1 ミッションケース 4 静油圧式無段変速装置 4p 可変ポンプ 4m 可変モータ 5 遊星歯車機構 7 後輪用デフ機構 12 ポンプ軸 13 モータ軸 15 連結部 E エンジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静油圧式無段変速装置と遊星歯車機構と
    を組み合わせて出力回転の変速を行うように構成された
    油圧・機械式無段変速装置であって、 前記遊星歯車機構を囲繞するミッションケースで前記静
    油圧式無段変速装置のケーシングを構成してある油圧・
    機械式無段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記静油圧式無段変速装置を構成するポ
    ンプとモータとを、ポンプ軸とモータ軸とが互いに横に
    位置するように並列配置してある請求項1に記載の油圧
    ・機械式無段変速装置。
  3. 【請求項3】 後部に後輪用のデフ機構を有した前記ミ
    ッションケースの前端に、機体前部に配置されたエンジ
    ン後端に直結するための連結部を形成するとともに、前
    記静油圧式無段変速装置を前記ミッションケースの前端
    部に配置してある請求項1又は2に記載の油圧・機械式
    無段変速装置。
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