JP2000015916A - 組み合わせ検出装置 - Google Patents

組み合わせ検出装置

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JP2000015916A
JP2000015916A JP10189165A JP18916598A JP2000015916A JP 2000015916 A JP2000015916 A JP 2000015916A JP 10189165 A JP10189165 A JP 10189165A JP 18916598 A JP18916598 A JP 18916598A JP 2000015916 A JP2000015916 A JP 2000015916A
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JP10189165A
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English (en)
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Kuninori Sasaki
邦憲 佐々木
Atsushi Takada
淳 高田
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】版胴とインクボトルの正規の組み合わせをスイ
ッチと操作体で検知する装置においてスイッチの数を減
らしてコストを削減する。 【解決手段】ボトル50を版胴内の設置管60に挿入
し、吸引管52に連結する。使用するインクの色は、版
胴ごとに決まっている。版胴内のスイッチ取り付け位置
は3か所であり、スイッチSWと、ダミースイッチDS
を組み合わせて用いる。組み合わせは7種類ある。ダミ
ースイッチDSは、スイッチSWのアクチュエータ62
に対応するダミー操作箇所を有する。ボトルには操作板
Pが3個まで設けられる。図示の組み合わせは間違いで
あり、操作板P2,P3が、2個のダミースイッチDS
に突き当たるので、操作板P1はスイッチSWを操作で
きない。ボトルは挿入できない。従来はすべての版胴に
各々3個のスイッチを設け、ボトル側の操作板の組み合
わせで識別していた。従来よりもスイッチ数を節約でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある特定の組み合
わせで使用される2つの装置を組み合わせる場合に、組
み合わせの可否を自動的に検出するための検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】版胴を有する孔版印刷装置の一構造例に
ついて説明する。版胴は、インク透過性の円筒状の周壁
と、周壁の内部に設けられたインク供給機構を有してい
る。版胴は装置の内部でモータによって回転駆動され
る。版胴の下方には昇降自在のプレスローラがある。ま
た、この印刷装置は、印刷用紙の供給機構、印刷された
用紙の排紙機構、孔版原紙の製版機構、製版された孔版
原紙を版胴の外周面に巻き付けて固定するための機構等
を有している。
【0003】製版された孔版原紙を版胴に装着する。回
転する版胴とプレスローラの間に印刷用紙が送り込まれ
る。プレスローラは上昇して版胴との間に印刷用紙を挟
む。印刷用紙は回転する版胴とプレスローラによって送
りだされる。版胴内のインクは、版胴の周壁と孔版原紙
の穿孔部を通過して印刷用紙に転移する。印刷用紙の表
面には印刷が施される。
【0004】前記印刷装置において、インクは図20に
示すようなインクボトル100で版胴の内部に供給され
る。版胴の内部には、ボトルの設置管101がある。版
胴の側端面には開口が設けられている。ボトル100は
この開口から版胴内に入り、設置管101に挿入され
る。設置管101の奥には吸引管102がある。所定位
置に差し込まれたボトル100の口は吸引管102と結
合される。図示しないが、この吸引管102にはモータ
で駆動される吸引機構が連結されている。必要に応じて
ボトル100内のインクが吸い出され、図示しない分配
機構によって版胴の内周面に供給される。
【0005】インクは版胴の内周面に直接付着するの
で、印刷色は版胴ごとに決められている。そして、版胴
は印刷装置に対して着脱可能であり、印刷する色に応じ
て版胴を取り替えることができる。
【0006】インクが切れた場合には、版胴内のインク
ボトルを同色の新しいものに交換する。この時、誤って
異なる色のインクボトルを版胴内に装着することがあ
る。従来は、このようなミスを防止するため、図20に
示すような組み合わせ検出装置が用いられていた。
【0007】インクボトル100が装着される版胴内の
所定位置には、3個の検出スイッチSW1,SW2,S
W3が設けられている。各スイッチに対応するインクボ
トルの3つの位置には、操作板P1,P2,P3がそれ
ぞれ選択的に設けられている。図示の例では、3か所と
もに操作板が設けられている。インクボトル100が所
定位置に装着された時に、操作板PはスイッチSWを操
作する。従って、インクボトル100を装着した時に得
られるスイッチSWのON信号の組み合わせは、設置さ
れた操作板Pの組み合わせによって異なる。
【0008】図21は、3つのスイッチSW1,SW
2,SW3で識別できる7つの信号の組み合わせを示す
表である。表中、○はスイッチが操作されてON信号が
出力したことを示す。表中、×はスイッチが操作されず
にOFF信号が出力したことを示す。
【0009】7つの各場合にインクの色を対応させてお
けば、インクボトルを版胴内に装着した時に、何色のイ
ンクボトルが装着されたかを自動的に検知することがで
きる。版胴のインクの色と、装着されたインクボトルの
色が異なる場合には、誤装着の表示を自動的に行うこと
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記組み合わせ検出装
置によれば、インクボトル側の操作板の最大設置数に合
わせた数のスイッチが常に必要になる。前記例では7通
りの識別を行うために常時3個のスイッチが必要であっ
た。スイッチは部品価格が高く、その個数が多いことは
コスト低減の障害になる。
【0011】本発明は、2つの装置が所定の組み合わせ
で組み合わされたことを、検出素子と操作体によって検
知する組み合わせ検出装置において、検出素子の数を減
らしてコストを削減することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された組
み合わせ検出装置は、複数種類の第1の装置から選択さ
れた1つの第1の装置(版胴13)と、複数種類の第2
の装置から選択された1つの第2の装置(インクボトル
50)が、あらかじめ定められた所定の組み合わせで組
み合わせられたことを検出するために、第1の装置に設
けられた所定個数の検出素子(マイクロスイッチSW又
は光センサ92)と、第2の装置に設けられ、第1の装
置と組み合わせた時に前記検出素子を選択的に作動させ
るように前記所定個数の位置に選択的に設けられた操作
体(操作板P)とを有する組み合わせ検出装置におい
て、前記第1の装置に設けられた前記検出素子の内、前
記第2の装置の前記操作体によって操作されない検出素
子を、ダミー検出素子(ダミースイッチDS又はダミー
光センサ96)に置き換えたことを特徴としている。
【0013】請求項2に記載された組み合わせ検出素子
は、請求項1記載の組み合わせ検出素子において、前記
検出素子(マイクロスイッチSW又は光センサ92)は
前記操作体(操作板P)によって操作される操作箇所
(アクチュエータ62又は遮光操作凹部95)を有して
おり、前記ダミー検出素子(ダミースイッチDS又はダ
ミー光センサ96)は前記操作箇所に相当する位置に操
作不可能なダミー操作箇所(突起部63又は操作阻止部
97)を有していることを特徴としている。
【0014】請求項3に記載された組み合わせ検出素子
は、請求項2記載の組み合わせ検出素子において、前記
検出素子は、前記操作体(操作板P)によって操作され
るアクチュエータ(62)を前記操作箇所として有し、
前記アクチュエータの揺動によってON・OFF信号を
発生する検出スイッチ(マイクロスイッチSW)であ
り、前記ダミー検出素子のダミー操作箇所は、前記アク
チュエータの非操作位置における外形に沿って形成され
た突起部(63)であることを特徴としている。
【0015】請求項4に記載された組み合わせ検出素子
は、請求項2記載の組み合わせ検出素子において、前記
検出素子は投光部(93)と受光部(94)を有する光
センサ(92)であり、前記操作箇所は前記投光部と前
記受光部の間にある遮光操作凹部(95)であり、前記
ダミー検出素子のダミー操作箇所は前記遮光操作凹部に
相当する位置に設けられた操作阻止部(97)であるこ
とを特徴としている。
【0016】請求項5に記載された組み合わせ検出装置
は、請求項2記載の組み合わせ検出装置において、前記
操作体が、前記検出素子の前記操作箇所を押圧する操作
板(P)を備えていることを特徴としている。
【0017】請求項6に記載された組み合わせ検出装置
は、請求項2記載の組み合わせ検出装置において、前記
第1の装置(版胴13)と前記第2の装置(インクボト
ル50)が前記所定の組み合わせで組み合わせられた場
合には、前記操作体(操作板P)は前記検出素子(マイ
クロスイッチSW又は光センサ92)のすべてを操作
し、前記第1の装置と前記第2の装置が前記所定の組み
合わせと異なる組み合わせで組み合わせられた場合に
は、前記操作体(操作板P)は前記ダミー検出素子(ダ
ミースイッチDS又はダミー光センサ96)のダミー操
作箇所(突起部63又は操作阻止部97)に当接して前
記検出素子はいずれも操作されないことを特徴としてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
〜図19を参照して説明する。図1は、本発明の組み合
わせ検出装置を有する孔版印刷装置1の断面図である。
2は各部を収納する箱型の本体である。本体2の上部に
は画像読み取り部3がある。画像読み取り部3は、搬送
ローラ4で原稿を搬送し、イメージセンサ5によって読
み取る。
【0019】図1に示すように、本体2は画像書き込み
部6を有している。画像書き込み部6は、ロール状の孔
版原紙7と、孔版原紙7を製版するサーマルヘッド8及
びプラテンローラ9と、搬送ローラ10と、孔版原紙7
を切断するカッタ11を有している。前記画像読み取り
部3において得られた画像情報に基づき、画像書き込み
部6が駆動される。画像書き込み部6は、前記原稿の画
像に対応した穿孔画像を孔版原紙7に形成する。
【0020】図1に示すように、本体2内において、孔
版原紙7の搬送方向について、前記画像書き込み部6の
隣には、印刷部12がある。印刷部12は、回転駆動さ
れる版胴13を有している。版胴13は、一部がインキ
透過性とされた円筒形の周壁を有している。
【0021】図2に示すように、版胴13の内部にはイ
ンクボトル50が挿入され、ストッパ51によって所定
位置に固定される。
【0022】図1に示すように、版胴13の内部にはイ
ンク供給装置14がある。インク供給装置14の詳細を
図3に示す。52は所定位置に装着されたインクボトル
50に連結される吸引管である。吸引管52は分配器5
3に連結されている。吸引管52には、モータ54とリ
ンク板55で駆動されるピストン56が設けられてい
る。往復動するピストン56によってインクボトル50
からインクが吸い出される。インクは、分配器53を介
してスキージローラ15の上に供給される。スキージロ
ーラ15は、版胴13の内周面に接触して回転する。ド
クターローラ16は前記スキージローラ15の周面に所
定の厚さのインキ層を形成する。
【0023】図1に示すように、版胴13の外周面には
クランプ装置18がある。クランプ装置18は、孔版原
紙の先端を版胴に固定するクランプ板と、版胴の軸と平
行に外周面に設けられた回動軸を有している。クランプ
板はこの回動軸に固定されている。回動軸はモータで駆
動される。モータを含む駆動部は上下方向に移動可能で
あり、必要に応じて回動軸に連結される。図1に示す孔
版原紙7の取り付け時には、駆動部は下方に移動し、回
動軸に連結される。回動軸が回転してクランプ板が回動
し、製版された孔版原紙7の先端を固定する。先端を固
定された孔版原紙7は、版胴13の回転に伴い、版胴1
3の外周面に巻き付けられる。
【0024】図1に示すように、版胴13の下方には昇
降可能にプレスローラ20が設けられている。プレスロ
ーラ20と回転する版胴13の間に印刷用紙21が供給
される。プレスローラ20が上昇して印刷用紙21を版
胴13との間に挟む。印刷用紙21は回転する版胴13
に押しつけられて印刷され、送りだされる。
【0025】図1に示すように、本体2内において、版
胴13に関して前記画像書き込み部6と反対側には、排
版部22が設けられている。排版部22は、新たな原稿
に基づく製版、印刷に際して、使用済み孔版原紙7を版
胴13からはぎ取る。排版部22は、孔版原紙7の先端
を誘導するはぎ取り爪23と、孔版原紙7の先端を挟み
込んで版胴13から引き剥がすローラ24と、剥がした
孔版原紙7を収納する排版箱25を有している。
【0026】図1に示すように、本体2内において、前
記排版部27の下方には給紙台26がある。給紙台26
に積まれた複数枚の印刷用紙21は、上から順に、一枚
づつスクレーパ27とピックアップローラ28によって
送りだされる。送りだされた印刷用紙21は、ガイドロ
ール29及びタイミングロール30によって印刷部12
に送られる。
【0027】図1に示すように、本体2内において、前
記画像書き込み部6の下方には排紙部31がある。分離
爪32は版胴13に張りついた印刷用紙21を剥がす。
サクションユニット33は、搬送ベルト34と、吸引手
段35を有する。版胴13から剥がされた印刷済の印刷
用紙21は、印刷面を上にして搬送ベルト34に吸引手
段35で吸着され、搬送される。サクションユニット3
3で搬送された印刷用紙21は、排紙台36に順次積ま
れていく。
【0028】本例の孔版印刷装置1において、前記版胴
13は本体2に対して着脱可能である。例えば、異なる
色のインクで印刷するために、版胴13を交換すること
ができる。版胴13は本体2に対して軸方向に沿って着
脱される。その本体2の内部には、版胴13を駆動する
ための駆動手段としてモータを含む駆動部が収納されて
いる。版胴13の一端面には歯車が設けられている。版
胴13を本体2内の所定位置に設定すると、版胴13の
歯車と本体2内の駆動部が連結される。
【0029】図4は、版胴13の内部を示す斜視図であ
る。60はインクボトル50の設置管である。設置管6
0にインクボトル50を挿入すれば、インクボトル50
の吸い出し管(不図示)が前記吸引管52に連結され
る。所定位置に差し込まれたボトル50の吸い出し管は
吸引管52と結合される。モータ54が駆動されれば、
インクボトル50内のインクが吸い出され、版胴13の
内周面に供給される。
【0030】使用するインクの色(又は色を含むインク
の種類)は、版胴ごとに定められている。例えば、赤色
のインクを使用している版胴には、赤色のインクが充填
されたインクボトルを装着しなければならない。
【0031】次に、版胴13とインクボトル50の組み
合わせの可否を自動的に検出するための検出装置につい
て説明する。前述した通り、従来は7種類の版胴のすべ
てに、それぞれ3つずつマイクロスイッチを設け、図2
1に示すように7種類の組み合わせを識別していた。本
例においても、識別可能な組み合わせは7種類である。
本例におけるスイッチの取り付け位置はA,B,Cの3
か所であり、1つの版胴について最大3個のスイッチを
設けられる。これは、7種類の版胴のすべてに3個ずつ
マイクロスイッチを設けることを意味しない。本例で
は、図5に示す従来と同一のマイクロスイッチSWと、
図6に示すダミースイッチDSを組み合わせて用いる。
マイクロスイッチSWとダミースイッチDSは、1個の
版胴について合計3個である。従ってマイクロスイッチ
SWの数は従来よりも節約される。
【0032】検出素子としてのマイクロスイッチSW
は、操作箇所としてアクチュエータ62を有している。
アクチュエータ62は操作体によって操作され、揺動す
る。マイクロスイッチSWは、アクチュエータ62の揺
動によってON・OFF信号を発生する。
【0033】ダミー検出素子としてのダミースイッチD
Sは、マイクロスイッチSWのアクチュエータ62に対
応するダミー操作箇所を有している。ダミー操作箇所
は、非操作位置(OFF状態)にあるアクチュエータ6
2の外形に沿って形成された突起部63である。
【0034】図4に示すように、版胴13内の設置管6
0には、軸64を介して揺動可能に可動板65が設けら
れている。設置管60に形成された突起66と可動板6
5との間には、ばね67が設けられている。可動板65
の上には、3つのスイッチが固定されている。インクボ
トル50を設置管60に差し込み、インクボトル50が
スイッチを押すと、スイッチは可動板65とともに揺動
する。インクボトル50を抜けば、ばね67の弾性力に
より可動板65は元の位置に戻る。
【0035】図7は、合計3個のマイクロスイッチSW
とダミースイッチDSの組み合わせを示す。Dはダミー
スイッチを示す。図7は、図21に示した従来のマイク
ロスイッチのON・OFFの組み合わせにおいて、OF
F(表では×)に対応するマイクロスイッチをダミース
イッチDSに替えたものと同じである。即ち、従来の3
つのマイクロスイッチの内、操作板に操作されず、従っ
てONとならないものを、ダミースイッチDSに置き換
えた。図7に示したからまでの7つの各識別は、イ
ンクの色の異なる7種類のインクボトルに対応してい
る。
【0036】3つのスイッチに対応するインクボトル5
0の3つの位置には、操作板(操作体)Pがそれぞれ選
択的に設けられている。図7に示す〜の各識別に対
応する操作板Pの配置を、図8に示す。図8に示す各識
別〜における操作板Pの配置は、マイクロスイッチ
SWに対応して操作板Pを設け、ダミースイッチDSに
対しては操作板Pを設けないというものである。
【0037】図4に示すように、可動板65の上には、
上からマイクロスイッチSW、ダミースイッチDS、ダ
ミースイッチDSが重ねて設けられている。可動板65
上のスイッチ位置は上からA,B,Cである。従って、
図4に示した版胴13側のスイッチの組み合わせは、図
7の識別である。
【0038】これに対し、インクボトル50には3つの
操作板P1,P2,P3が設けられている。即ち、図4
に示したインクボトル50側の操作板の組み合わせは、
図8の識別である。従って、このインクボトル50と
版胴13の組み合わせは間違っている。位置B,Cの2
個の操作板P2,P3が、位置B,Cの2個のダミース
イッチDSにそれぞれ突き当たるので、位置Aの操作板
P1は、位置AのマイクロスイッチSWを操作できな
い。この版胴13に適合するのは、図8の識別のイン
クボトル50である。
【0039】図9と図10は、版胴13とインクボトル
50の正規の組み合わせ例を図示している。版胴13は
識別である。インクボトル50も識別である。従っ
て、版胴13とインクボトル50を組み合わせれば、イ
ンクボトル50の位置A,Bにある2個の操作板P1,
P2は、版胴13の位置A,Bにある2個のマイクロス
イッチSWを操作する。版胴13の位置Cにあるダミー
スイッチDSは、インクボトル50の挿入を妨害しな
い。
【0040】図11と図12は、版胴13とインクボト
ル50の不正規の組み合わせ例を図示している。版胴1
3は識別である。これと異なり、インクボトル50は
識別である。従って、版胴13とインクボトル50を
組み合わせようとすれば、インクボトル50の位置Bに
ある操作板P2は、版胴13の位置Bにあるダミースイ
ッチDSにぶつかり、それ以上インクボトル50は差し
込めない。従って、インクボトル50の位置Cにある操
作板は、版胴13の位置CにあるマイクロスイッチSW
を操作できない。
【0041】版胴13とインクボトル50の組み合わせ
が正規か否かを、前記マイクロスイッチSWからの信号
を利用して表示することができる。表示は、本印刷装置
の操作パネルの表示装置に表示してもよい。また、ブザ
ーのような他の表示手段を用いてもよい。
【0042】以上説明した例は、操作板が最大3個、マ
イクロスイッチSWが最大3個の例である。これらの数
は、識別したい数に応じて変えてもよい。図13は、操
作板が最大2個、マイクロスイッチSWが最大2個の例
である。3種類の識別が行える。図14は、操作板が最
大4個、マイクロスイッチSWが最大4個の例である。
15種類の識別が行える。
【0043】いずれの例においても、従来に比べてマイ
クロスイッチSWの使用数を減らすことができる。ま
た、組み合わせが不正規の場合には操作板がダミースイ
ッチDSに突き当たるので、インクボトル50を版胴1
3の正規の位置に差し込めない。即ち、インクボトル5
0を色違いの版胴13に誤って装着することがない。
【0044】図15〜図17は、3つのスイッチを一体
に結合する際に使用する組み立て用の治具を示してい
る。ダミースイッチDSとマイクロスイッチSWは、非
操作時の外形が同一である。図15〜図17に示した例
では、ダミースイッチDSの一部には凸部70を設け、
マイクロスイッチSWの対応する部分には凸部は設けな
い。組み立て用の治具80は、3個のスイッチが入る凹
部81を有している。凹部81の開口82の外形は、重
ねた3つのスイッチの外形に相当する。ここで、図15
の治具80は、凹部81の底の中央に段部83がある。
従って、治具80の凹部81の両側にダミースイッチD
Sを入れ、中央にマイクロスイッチSWを入れると、3
つのスイッチの高さが揃う。ここで、連通した3つのス
イッチのねじ孔にねじ84を通し、固定板85に固定す
れば、正規の姿勢で3つのスイッチを固定できる。この
スイッチの組み合わせは、図7の識別である。組み合
わせた3つのスイッチは、前記可動板65に固定する。
また、図16の治具90は、図7の識別のスイッチの
組み合わせに用いる。図17の治具91は、図7の識別
のスイッチの組み合わせに用いる。
【0045】以上説明した例では、検出素子として検出
スイッチ(マイクロスイッチSW)を用いた。この他、
図18に示す光センサ92を用いてもよい。この光セン
サ92は、投光部93と、受光部94と、両者の間に設
けられた遮光操作凹部95とを有している。投光部93
からと受光部94に達する光は、この遮光操作凹部95
に選択的に挿入される操作体(操作板)によって遮断さ
れる。図19は、前記光センサ92と共に使用されるダ
ミー光センサ96である。ダミー光センサ96は、光セ
ンサ92の遮光操作凹部95に相当する部分が、操作阻
止部97とされている。操作板は操作阻止部97に入れ
ない。光センサ92とダミー光センサ96によっても、
検出スイッチの例と同様の効果を得ることができる。
【0046】以上説明した例においては、ある特定の組
み合わせで使用する版胴とインクボトルを例にとった
が、本発明はこれに限定されない。一般に、複数種類の
第1の装置(物品)と、複数種類の第2の装置(物品)
とを、あらかじめ定められた組み合わせで組み合わせる
ために本発明は有効である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、複数種類の第1の装置
(物品)と、複数種類の第2の装置(物品)とを、あら
かじめ定められた組み合わせで組み合わせるために、第
1の装置に所定個数の検出素子を設け、第2の装置に前
記検出素子を選択的に作動させる操作体を設けた検出装
置において、操作体によって操作されない検出阻止をダ
ミー検出素子にした。これによって、高価な検出素子の
数を倹約でき、装置の価格を低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例にかかる孔版印刷装置の断面図で
ある。
【図2】図1の孔版印刷装置における版胴の拡大斜視図
である。
【図3】図2の版胴内に設けられたインク供給装置の斜
視図である。
【図4】本発明の一例においてインクボトルを版胴に装
着する状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の一例において使用される検出素子とし
てのマイクロスイッチの斜視図である。
【図6】本発明の一例において使用されるダミー検出素
子としてのダミースイッチの斜視図である。
【図7】本発明の一例の版胴におけるスイッチの組み合
わせパターンを示す表図である。
【図8】本発明の一例のインクボトルにおける操作板の
組み合わせパターンを示す表図である。
【図9】本発明の一例における版胴とインクボトルの正
規の装着を示す平面図である。
【図10】本発明の一例における版胴とインクボトルの
正規の装着を示す側面図である。
【図11】本発明の一例における版胴とインクボトルの
不正規の装着を示す平面図である。
【図12】本発明の一例における版胴とインクボトルの
不正規の装着を示す側面図である。
【図13】本発明の他の例の版胴におけるスイッチの組
み合わせパターンを示す表図である。
【図14】本発明のさらに他の例の版胴におけるスイッ
チの組み合わせパターンを示す表図である。
【図15】本発明の例において3つのスイッチを一体に
結合する際に使用する組み立て用の治具を示す斜視図で
ある。
【図16】本発明の例において3つのスイッチを一体に
結合する際に使用する組み立て用の治具を示す斜視図で
ある。
【図17】本発明の例において3つのスイッチを一体に
結合する際に使用する組み立て用の治具を示す斜視図で
ある。
【図18】本発明の他の例において使用される検出素子
としての光センサの斜視図である。
【図19】本発明の他の例において使用されるダミー検
出素子としてのダミー光センサの斜視図である。
【図20】従来の版胴とインクボトルに設けられた組み
合わせ検出装置の斜視図である。
【図21】従来の版胴とインクボトルに設けられた組み
合わせ検出装置におけるスイッチの組み合わせパターン
を示す表図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 13 第1の装置としての版胴 50 第2の装置としてのインクボトル 62 操作箇所としてのアクチュエータ 63 ダミー操作箇所としての突起部 92 検出素子としての光センサ 93 投光部 94 受光部 95 操作箇所としての遮光操作凹部 96 ダミー検出素子としてのダミー光センサ SW 検出素子としてのマイクロスイッチ DS ダミー検出素子としてのダミースイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の第1の装置から選択された1
    つの第1の装置と、複数種類の第2の装置から選択され
    た1つの第2の装置が、あらかじめ定められた所定の組
    み合わせで組み合わせられたことを検出するために、 第1の装置に設けられた所定個数の検出素子と、 第2の装置に設けられ、第1の装置と組み合わせた時に
    前記検出素子を選択的に作動させるように前記所定個数
    の位置に選択的に設けられた操作体と、 を有する組み合わせ検出装置において、 前記第1の装置に設けられた前記検出素子の内、前記第
    2の装置の前記操作体によって操作されない検出素子
    を、ダミー検出素子に置き換えたことを特徴とする組み
    合わせ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出素子は前記操作体によって操作
    される操作箇所を有しており、前記ダミー検出素子は前
    記操作箇所に相当する位置に操作不可能なダミー操作箇
    所を有している請求項1記載の組み合わせ検出素子。
  3. 【請求項3】 前記検出素子は、前記操作体によって操
    作されるアクチュエータを前記操作箇所として有し、前
    記アクチュエータの揺動によってON・OFF信号を発
    生する検出スイッチであり、 前記ダミー検出素子のダミー操作箇所は前記アクチュエ
    ータの非操作位置における外形に沿って形成された突起
    部である請求項2記載の組み合わせ検出素子。
  4. 【請求項4】 前記検出素子は投光部と受光部を有する
    光センサであり、前記操作箇所は前記投光部と前記受光
    部の間にある遮光操作凹部であり、 前記ダミー検出素子のダミー操作箇所は前記遮光操作凹
    部に相当する位置に設けられた操作阻止部である請求項
    2記載の組み合わせ検出素子。
  5. 【請求項5】 前記操作体は、前記検出素子の前記操作
    箇所を押圧する操作板を備えている請求項2記載の組み
    合わせ検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の装置と前記第2の装置が前記
    所定の組み合わせで組み合わせられた場合には、前記操
    作体は前記検出素子のすべてを操作し、 前記第1の装置と前記第2の装置が前記所定の組み合わ
    せと異なる組み合わせで組み合わせられた場合には、前
    記操作体は前記ダミー検出素子のダミー操作箇所に当接
    して前記検出素子はいずれも操作されないことを特徴と
    する請求項2記載の組み合わせ検出装置。
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