JP2000013771A - マルチメディア通信システム - Google Patents

マルチメディア通信システム

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JP2000013771A
JP2000013771A JP10176470A JP17647098A JP2000013771A JP 2000013771 A JP2000013771 A JP 2000013771A JP 10176470 A JP10176470 A JP 10176470A JP 17647098 A JP17647098 A JP 17647098A JP 2000013771 A JP2000013771 A JP 2000013771A
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JP
Japan
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terminal
digital data
indoor
transmission line
external network
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JP10176470A
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English (en)
Inventor
Shintaro Shimokado
信太郎 下門
Tadashi Suzuki
正 鈴木
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Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の屋内伝送路利用の屋内デジタルデータ
通信網が構築でき、音声・映像データのサービスを受け
られるようにする。 【解決手段】 マルチメディア通信システム1は、数
値、文字及びグラフィック等のデジタルデータを上り方
向の伝送と下り方向の伝送とで周波数を異にして伝送で
き、かつ音声・映像データを所定の周波数以上で伝送で
きる外部網3と、屋内に敷設されていて前記外部網3に
接続された屋内伝送路5と、当該屋内伝送路5に各種端
末7を接続させる接続装置9とを備えている。前記接続
装置9は、屋内伝送路5を用いて前記デジタルデータに
よる通信を可能にする第1の手段93と、外部網3から
音声・映像データの取込みを可能にした第2の手段94
とを備え、第1の手段93及び第2の手段94を別々、
同時に使用可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値、文字、グラ
フィック等のデジタルデータや、音声・映像データを扱
うマルチメディア通信システムに係り、さらに詳しく
は、屋内伝送路内でデジタルデータによる通信を可能と
するとともに、外部網から少なくとも音声・映像データ
を取り出せるようにしたマルチメディア通信システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のマルチメディア通信システムと
しては、数値、文字及びグラフィック等のデジタルデー
タや音声・映像データなど複数の情報を扱うことができ
る通信システムのことであり、各種の方式のものが提案
されている。このようなマルチメディア通信システムに
よって、一般家庭においても、各種の情報通信サービス
の提供を受けることができるようになってきている。
【0003】ところで、最近では、高度情報化の波が一
般家庭にまで及んできており、従来の地上波放送や都市
型CATV(Community Antenna Television)に加え
て、衛星放送、インターネット等の新たな情報通信サー
ビスが急速に普及してきている。これら情報通信サービ
スは、従来、各情報通信サービス毎に個々に新たな通信
線を敷設し、各通信線に各種端末をそれぞれ接続するこ
とにより当該サービスの提供を受けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各種の情報通信サービスを受けようとする場合、従
来のマルチメディア通信システムでは、各種情報通信サ
ービス毎に、音声・映像データ等の放送系の通信線やデ
ジタルデータによる通信系の通信線をそれぞれ個別に敷
設しなければならず、通信線やその他の部品点数が増加
するほか、部品費用や工事費が過大になり、加えて、こ
のように通信サービス毎に通信線を敷設していたので
は、将来情報通信サービスのメニューが増加した場合に
通信線の輻輳が問題となる。
【0005】また、仮に、同一線路を用いて音声・映像
データとデジタルデータとを伝送する場合には、音声・
映像データ等の放送系の伝送に使用される通信線の伝達
インピーダンスと、デジタルデータによる通信系の伝送
に使用される通信線の伝達インピーダンスとが異なるこ
とから、信号伝送に反射等が発生して伝送に悪影響がで
きるという欠点がある。
【0006】さらに、同一線路を用いて音声・映像デー
タとデジタルデータとを伝送する場合には、放送系の帯
域と重なり合うデジタルデータにより映像データに影響
を与えてしまうという欠点があった。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、既存の屋
内伝送路を利用して屋内におけるデジタルデータ通信網
を構築できるとともに、既存の音声・映像データのサー
ビスの提供を受けられるマルチメディア通信システムを
提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、伝送路のイ
ンピーダンスの相違による伝送の影響をなくし、将来の
サービス増加にも対応でき、しかも、音声・映像データ
の伝送に影響を与えないようにした屋内マルチメディア
通信網システムを提供することにある。
【0009】また、本発明の第3の目的は、外部網との
間においてもデジタルデータ通信を可能としたマルチメ
ディア通信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる第1及び第2の目
的を達成するために、請求項1記載の発明は、数値、文
字及びグラフィック等のデジタルデータを上り方向の伝
送と下り方向の伝送とで周波数を異にして伝送でき、か
つ音声・映像データを所定の周波数以上で伝送できる外
部網と、屋内に敷設されていて前記外部網に接続された
屋内伝送路と、当該屋内伝送路に各種端末を接続させる
接続装置とを備えたマルチメディア通信システムであっ
て、前記接続装置は、屋内伝送路を用いて前記デジタル
データによる通信を可能にする第1の手段と、外部網か
ら前記音声・映像データの取込みを可能にした第2の手
段とを備え、前記第1の手段及び第2の手段を別々にあ
るいは同時に使用可能にしている。
【0011】したがって、屋内伝送路に接続された接続
装置の第1の手段により屋内伝送路をデジタルデータに
よる通信に使用できるので、屋内に設置された複数の端
末を接続した屋内通信網を構築することができる。ま
た、屋内伝送路に接続された接続装置の第2の手段によ
り外部網から音声・映像データを取り出すことができる
ので、各種放送等のサービスを受けることができる。
【0012】また、第1の手段と第2の手段とにそれぞ
れ分離されており、かつ、第1及び第2の手段に接続さ
れる端末と屋内伝送路とのインピーダンス整合をとって
あるので、通信線とのインピーダンスの相違によるデー
タ伝送の影響がなくなり、しかも、屋内通信網のデータ
通信の帯域を音声・映像データの帯域とは異なっている
ため、伝送への悪影響が少なくなる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、前記接続装
置は屋内伝送路中に接続するための入力端子及び出力端
子を設け、前記第1の手段は、一定の周波数以下のデジ
タルデータの伝送に使用される第1の端子と、前記第1
の端子に入出力される前記デジタルデータを前記入力端
子及び出力端子に伝送させる第1の回路とからなり、前
記第2の手段は、音声・映像データの伝送に使用される
第2の端子と、音声・映像データを第2の端子側と出力
端子側に伝送する第2の回路とから構成している。
【0014】したがって、第1の端子に接続された端末
に入出力されるデジタルデータは第1の回路により入力
端子及び出力端子から屋内伝送路に伝達されるので、当
該接続装置の外部網に近い側すなわち上流側屋内伝送路
あるいは当該接続装置の外部網に遠くなる側すなわち下
流屋内伝送路に接続された端末との間でデジタルデータ
による通信が可能になり、また、入力端子に入力された
音声・映像データは第2の回路により第2の端子と出力
端子に伝送されるので、第2の端子から放送等の情報通
信サービスを受けることができ、かつ、接続装置より下
流側においても情報通信サービスを受けることができ
る。
【0015】また、第1から第3の目的を達成するため
に、請求項3記載の発明は、数値、文字及びグラフィッ
ク等のデジタルデータを上り方向の伝送と下り方向の伝
送とで周波数を異にして伝送でき、かつ音声・映像デー
タを所定の周波数以上で伝送できる外部網と、屋内に敷
設されていて前記外部網に接続された屋内伝送路と、当
該屋内伝送路に各種端末を接続させる接続装置とを備え
たマルチメディア通信システムであって、前記接続装置
は、屋内伝送路を用いて前記デジタルデータによる通信
を可能にする第1の手段と、外部網から前記音声・映像
データの取込みを可能にするとともに、外部網との間で
デジタルデータによる通信を可能にした第2の手段とを
備え、前記第1の手段及び第2の手段を別々にあるいは
同時に使用可能にしてある。
【0016】したがって、屋内伝送路に接続された接続
装置の第1の手段により屋内伝送路をデジタルデータに
よる通信に使用できるので、屋内に設置された複数の端
末を接続した屋内通信網を構築することができる。ま
た、屋内伝送路に接続された接続装置の第2の手段によ
り外部網から音声・映像データを取り出すことができる
ので、各種放送等のサービスを受けることができる。
【0017】また、第1の手段と第2の手段とにそれぞ
れ分離されており、かつ、第1及び第2の手段に接続さ
れる端末と屋内伝送路とのインピーダンス整合をとって
あるので、通信線とのインピーダンスの相違によるデー
タ伝送の影響がなくなり、しかも、屋内通信網のデータ
通信の帯域を音声・映像データの帯域とは異なっている
ため、伝送への悪影響が少なくなる。
【0018】さらに、第2の手段が設けられているた
め、外部網を経由してデジタルデータによる通信を行う
ことができる。
【0019】請求項4記載の発明では、前記接続装置は
屋内伝送路中に接続するための入力端子及び出力端子を
設けられており、前記第1の手段は、一定の周波数以下
のデジタルデータの伝送に使用される第1の端子と、前
記第1の端子に入出力される前記デジタルデータを前記
入力端子及び出力端子に伝送させる第1の回路とから構
成されていて、前記第2の手段は、一定の周波数を超え
た音声・映像データ及びデジタルデータの伝送に使用さ
れる第2の端子と、上り方向のデジタルデータを入力端
子側に伝送し、音声・映像データ及び下り方向のデジタ
ルデータを第2の端子側と出力端子側に伝送する第2の
回路とから構成されている。
【0020】したがって、第1の端子に接続された端末
に入出力されるデジタルデータは第1の回路により入力
端子及び出力端子から屋内伝送路に伝達されるので、当
該接続装置の上流側屋内伝送路あるいはその下流側屋内
伝送路に接続された端末との間でデジタルデータによる
通信が可能になって屋内のデジタルデータ通信網が構成
されることになる。また、入力端子に入力された音声・
映像データは第2の回路により第2の端子と出力端子に
伝送されるので、第2の端子から放送等の情報通信サー
ビスを受けることができ、かつ、接続装置より下流側に
おいても情報通信サービスを受けることができる。さら
に、第2の端子と接続された端末に入出力されるデジタ
ルデータは第2の回路により外部網から屋内伝送路の下
流側に向かって第2の端子と出力端子側に伝送され、ま
た、上流に向かうデータは外部網に伝送されるので、外
部網を介して屋外の端末との間でデジタルデータ通信を
行うことができる。
【0021】請求項5記載の発明では、前記第1の回路
は、30MHz以下の周波数のデジタルデータのみを通
過させるローパスフィルタを二つ設け、これらを直列接
続して入力端子と出力端子の間に接続し、前記両ローパ
スフィルタの接続点に前記第1の端子を接続したもので
あり、前記第2の回路は、30MHzを超える周波数の
データのみを通過させるハイパスフィルタ、方向性結合
器及び同ハイパスフィルタの順で直列接続して入力端子
と出力端子との間に接続し、方向性結合の下り信号のみ
出力される端子に前記第2の端子を接続してなるもので
ある。
【0022】したがって、流合雑音が大きくなる30M
Hz以下の周波数については屋内端末によるデジタルデ
ータ通信網の構築に使用し、この流合雑音の少なくなる
30MHzを越える周波数については音声・映像データ
の伝送と外部網を介しての屋外デジタルデータ通信とに
使用することにより、屋内デジタルデータ通信網の構築
と、外部網を使用したデジタルデータ通信と、音声・映
像データの伝送とが可能になる。
【0023】請求項6記載の発明は、前記外部網をCA
TV回線としたものであり、前記屋内伝送路をテレビジ
ョン放送受信用同軸ケーブルとしたものである。
【0024】したがって、既設の設備を利用したものと
なり、新たな伝送路を敷設することなく、複数の情報通
信サービスの提供を受けることができる。
【0025】請求項7記載の発明では、前記音声・映像
データは、アナログデータで構成された信号及び/また
はデジタルデータで構成された信号を使用できるものと
して想定している。
【0026】したがって、デジタル映像データのサービ
スの提供を受けることもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマルチメディ
ア通信システムの実施の形態を説明する。
【0028】図1から図6な本発明のマルチメディア通
信システムの実施の形態を説明する。この実施の形態に
係るマルチメディア通信システム1は、図1に示すよう
に、大別すると、CATV回線からなる外部網3と、こ
の外部網3に接続されるテレビジョン放送受信用同軸ケ
ーブルからなる屋内伝送路5と、前記屋内伝送路5に各
端末7を接続する接続装置9とを備えている。
【0029】この図1では、屋内伝送路5は3本敷設さ
れているので、これら一つ一つを区別するときには屋内
伝送路5a,5b,5cと表すことにする。そして、屋
内伝送路5aには二つの接続装置9が接続されているの
で、これらを一つ一つ区別するときには接続装置9a-1
,9a-2 と表示する。また、屋内伝送路5bにも二つ
の接続装置9が接続されているので、これらを一つ一つ
区別するときには接続装置9b-1 ,9b-2 と表示する。
同様に、屋内伝送路5cにも二つの接続装置9が接続さ
れているので、これらを一つ一つ区別するときには接続
装置9c-1 ,9c-2 と表示する。また、これら接続装置
9a-1 ,9a-2 、9b-1 ,9b-2 、9c-1,9c-2 に接
続される端末7も、一つ一つ区別する必要があるときに
は、接続装置7a-1 ,7a-2 、7b-1 ,7b-2 、7c-1
,7c-2 と表示する。
【0030】そして、これら接続装置9a-1 ,9a-2 に
は、屋内伝送路5aの経路中に接続される入力端子91
と出力端子92とがそれぞれ設けられており、かつ、第
1の手段93と第2の手段94とがそれぞれ設けられて
いる。同様に、これら接続装置9b-1 ,9b-2 には、屋
内伝送路5bの経路中に接続される入力端子91と出力
端子92とがそれぞれ設けられており、かつ、第1の手
段93と第2の手段94とがそれぞれ設けられている。
同様に、これら接続装置9c-1 ,9c-2 には、屋内伝送
路5cの経路中に接続される入力端子91と出力端子9
2とがそれぞれ設けられており、かつ、第1の手段93
と第2の手段94とがそれぞれ設けられている。
【0031】この接続装置9a-1 の第1の手段93に
は、電力コントローラ端末7a-1 が接続されている。ま
た、接続装置9a-2 の第2の手段94には、パーソナル
コンピュータ(図面では、「PC」と標記する)端末7
a-2 が接続されている。
【0032】この接続装置9b-1 の第1の手段93に
は、テレビジョン受像機を接続したCATV受信装置端
末7b-1 が接続されている。また、接続装置9b-2 の第
2の手段94には、パーソナルコンピュータ端末7b-2
が接続されている。
【0033】この接続装置9c-1 の第1の手段93に
は、ケーブルモデム端末7c-1 が接続されている。ま
た、接続装置9c-2 の第2の手段94には、ルータ7c-
2 が接続されている。また、ルータ7c-2 は、ケーブル
モデム端末7c-1 にも接続されている。
【0034】外部網3に近づく側(上流側)屋内伝送路
5aには接続装置9a-1 の入力端子91が、外部網3に
遠ざかる側(下流側)屋内伝送路5aには接続装置9a-
1 の出力端子92がそれぞれ接続されている。この接続
装置9a-1 の下流側であって上流側屋内伝送路5aには
接続装置9a-2 の入力端子91が、下流側屋内伝送路5
aには接続装置9a-2 の出力端子92が接続されてい
る。
【0035】上流側屋内伝送路5bには接続装置9b-1
の入力端子91が、下流側屋内伝送路5bには接続装置
9b-1 の出力端子92がそれぞれ接続されている。この
接続装置9b-1 の下流側であって上流側屋内伝送路5b
には接続装置9b-2 の入力端子91が、下流側屋内伝送
路5bには接続装置9b-2 の出力端子92が接続されて
いる。
【0036】上流側屋内伝送路5cには接続装置9c-1
の入力端子91が、下流側屋内伝送路5cには接続装置
9c-1 の出力端子92がそれぞれ接続されている。この
接続装置9c-1 の下流側であって上流側屋内伝送路5c
には接続装置9c-2 の入力端子91が、下流側屋内伝送
路5cには接続装置9c-2 の出力端子92が接続されて
いる。
【0037】各屋内伝送路5a,5b,5cの一端は、
分配器11、ハイパスフィルタ13を介して外部網3に
接続されている。このハイパスフィルタ13は、屋内の
30MHz以下の雑音が外部網3の側に流出させないよ
うにするためのものであり、外部網3と分配器11との
間に配設している。
【0038】また、各屋内伝送路5a,5b,5cの分
配器11に接続される部分には中継器15が接続されて
おり、各屋内伝送路5a,5b,5cの間で交換される
データを伝送できるようにしている。この中継器15
は、分配器11をまたぐ屋内伝送路5a,5b,5cの
間で信号を伝送させるものであり、屋内デジタルデータ
通信網(屋内専用LAN(Local Area Network))を形
成させるときに使用されるものである。中継器15はロ
ーパスフィルタ17a,17b,17cで各屋内伝送路
5a,5b,5cに接続されており、屋内LANの信号
のみがこの中継器15を通過し、信号増幅される。この
中継器15は、リピータ、ブリッジ、ルータ、ゲートウ
ェイなどを使用すればよい。
【0039】このマルチメディア通信システム1におい
ては、図3に示すような周波数の割当を行っている。す
なわち、屋内デジタルデータ通信網(屋内専用LAN)
を構築するためのデジタルデータLDには、図3に示す
ように、30MHz以下の帯域を割り当てている。ま
た、音声・映像データの一つである地上波テレビジョン
放送(TV)には、図3に示すように、70MHz以上
であって、70〜100MHzの周波数帯域と、170
〜220MHzの周波数帯域と、470MHz以上の周
波数帯域とを割り当てている。さらに、CATV専用伝
送用(STB)、電力情報及び外部デジタルデータの伝
送用の上り方向のデータSDuには30〜50MHzの
周波数帯域が、同下り方向のデータSDdには100〜
170MHzの周波数帯域と、220〜470MHzの
周波数帯域とを割り当てている。したがって、外部網3
には、数値、文字及びグラフィック等のデジタルデータ
であるCATV専用伝送用(STB)、電力情報及び外
部デジタルデータの伝送用のデータのうち上り方向のデ
ータSDuと下り方向のデータSDdとが周波数を異に
して伝送されるようになっている。また、音声・映像デ
ータの一つである地上波テレビジョン放送(TV)は、
所定の周波数以上で所定の周波数帯域で割り当てられて
外部網3を伝送されるようになっている。
【0040】図2に、マルチメディア通信システムに使
用される接続装置の構成例を示す。この図2において、
前記接続装置9a-1 ,9a-1 、9b-1 ,9b-1 、9c-1
,9c-1 は同一構成であるので接続装置9を代表させ
るとともに、屋内伝送路5a,5b,5cも同一構成で
あるので屋内伝送路5を代表させて説明する。
【0041】この接続装置9は、屋内伝送路5の途中に
接続するために入力端子91と出力端子92とを設けて
いいる。
【0042】また、接続装置9を構成する第1の手段9
3は、一定の周波数を超える音声・映像データ及びデジ
タルデータの伝送に使用される第1の端子95と、上り
方向のデジタルデータを入力端子91側に伝送し、音声
・映像データ及び下り方向のデジタルデータを第1の端
子95側と出力端子92側とに伝送する第1の回路96
とから構成されている。
【0043】接続装置9を構成する第2の手段94は、
一定の周波数以下のデジタルデータの伝送に使用される
第2の端子97と、前記第2の端子97に入出力される
前記デジタルデータを入力端子91及び出力端子92に
伝送させる第2の回路98とからなる。
【0044】前記第1の回路96は、図4に示すような
30MHz超える周波数の音声・映像データ及びデジタ
ルデータのみを通過させるハイパスフィルタ96a、方
向性結合器96c及び同ハイパスフィルタ96bの順で
直列接続して入力端子91と出力端子92との間に接続
し、方向性結合器96cの下り方向の音声・映像データ
及びデジタルデータのみ出力される端子96dに第2の
端子97を接続して構成したものである。なお、ハイパ
スフィルタ96a,96bは、図4に示すように、3d
Bダウン値が28MHzであり、この28MHz以下で
はデータの減衰が大きく、また、28MHz以上ではデ
ータの減衰が少ないように構成している。
【0045】前記第2の回路98は、図5に示すような
30MHz以下の周波数のデジタルデータのみを通過さ
せるローパスフィルタ98a,98bを設け、これらロ
ーパスフィルタ98a,98bを直列接続して入力端子
91と出力端子92の間に接続し、前記両ローパスフィ
ルタ98a,98bの接続点に第2の端子97を接続し
て構成したものである。なお、ローパスフィルタ98
a,98bは、図5に示すように、3dBダウン値が2
5MHzであり、この25MHz以上ではデータの減衰
が大きく、また、25MHz以下ではデータの減衰が少
ないように構成している。
【0046】このような接続装置9の作動について図6
を参照して簡単に説明する。
【0047】まず、第2の端子97に接続された端末7
の場合には次のようになる。すなわち、端末7から出力
されるデジタルデータは、第2の回路98のローパスフ
ィルタ98aを介して入力端子91へ、ローパスフィル
タ98bを介して出力端子92へそれぞれ送出されるこ
とになる。
【0048】一方、屋内伝送路5から入力端子91を介
して接続装置9に入力されたデジタルデータは、ローパ
スフィルタ98a,98bを介して接続装置9の出力端
子92から屋内伝送路5に送出されるととにも、第2の
端子97にも送出される。同様に、屋内伝送路5から出
力端子92を介して接続装置9に入力されたデジタルデ
ータは、ローパスフィルタ98b,98aを介して接続
装置9の入力端子91から屋内伝送路5に送出されると
とにも、第2の端子97にも送出される。
【0049】次に、第1の端子95に接続された端末7
の場合には次のようになる。すなわち、外部網3からの
下り方向のデータSDdは、図6に示すように、屋内伝
送路5から入力端子91を介して接続装置9に入力され
ると、第1の回路96のハイパスフィルタ96a、方向
性結合器96c、及びハイパスフィルタ96bを介して
出力端子92から下流側の屋内伝送路5に伝達されると
ともに、方向性結合器96cの作用により第1の端子9
5に出力されることになる。
【0050】一方、屋内伝送路5の上流側(外部網3
側)に向かう上り方向のデータSDuは、図6に示すよ
うに、出力端子92から接続装置9に入力されると、第
1の回路96のハイパスフィルタ96b、方向性結合器
96c、及びハイパスフィルタ96aを介して入力端子
91から屋内伝送路5に伝達される。また、この上り方
向のデータSDuは、方向性結合器96cの作用で第2
の端子95側には伝達されない。
【0051】このように接続装置9が作動して信号伝達
を行うことになる。また、第2の端子97からみた入力
インピーダンスは、この第2の端子97に接続される端
末7に合ったインピーダンスに整合させてある。具体的
には、端子97から変換装置に接続し、この装置で同軸
ケーブルから10Base-T(LAN用配線)に変換してパ
ーソナルコンピュータに接続されている。また、第1の
端子95から見た入力インピーダンスは、この第1の端
子95に接続される端末7に合ったインピーダンスに整
合させてある。
【0052】この接続装置9によれば、第2の端子97
に接続された端末7に入出力されるデジタルデータは第
2の回路98により入力端子91及び出力端子92から
屋内伝送路5に伝達されるので、当該接続装置9の上流
側屋内伝送路5あるいはその下流側屋内伝送路5に接続
された端末7との間でデジタルデータによる通信が可能
になる。
【0053】また、接続装置9によれば、入力端子91
に入力された音声・映像データは、第1の回路96によ
り第1の端子95と出力端子92に伝送されるので、第
1の端子95から放送等の情報通信サービスを受けるこ
とができ、かつ、接続装置より下流側においても情報通
信サービスを受けることができる。
【0054】さらに、接続装置9によれば、第1の端子
95と接続された端末7に入出力されるデジタルデータ
は第1の回路96により外部網3から屋内伝送路5の下
流側に向かい第1の端子95と出力端子92側に伝送さ
れ、また、上流に向かうデータは外部網3に伝送される
ので、外部網3を介して屋外の端末との間でデジタルデ
ータ通信を行うことができる。
【0055】また、接続装置9によれば、流合雑音が大
きくなる30MHz以下の周波数については屋内端末7
によるデジタルデータ通信網の構築に使用し、この流合
雑音の少なくなる30MHzを越える周波数については
音声・映像データの伝送と外部網3を介しての屋外デジ
タルデータ通信とに使用することにより、屋内デジタル
データ通信網の構築と、外部網を使用したデジタルデー
タ通信と、音声・映像データの伝送とが可能になる。
【0056】このような接続装置9を用いた構成された
このマルチメディア通信システム1によれば、次のよう
になっている。
【0057】(1)屋内LANについて 屋内LANは、屋内伝送路5a,5b,5cと、中継器
15と、接続装置9a-2 ,9b-2 ,9c-2 と、これら接
続装置9a-2 ,9b-2 ,9c-2 にそれぞれ接続されたパ
ーソナルコンピュータ端末7a-2 ,7b-2 と、ルータ7
c-2 とから構成されることになる。
【0058】各パーソナルコンピュータ端末7a-2 ,7
b-2 の間で伝送されるデジタルデータLDは、図2に示
すように、30MHz以下の周波数帯域で伝送されるよ
うにしてある。また、各接続装置9a-2 ,9b-2 ,9c-
2 の第2の端子97には各パーソナルコンピュータ端末
7a-2 ,7b-2 が接続されており、これらに入出力され
るデジタルデータLDは、各接続装置9a-2 ,9b-2 ,
9c-2 の第2の回路98によって各入力端子91と出力
端子92の方向に伝達される。したがって、屋内伝送路
5a,5b,5cに接続されていれば、各パーソナルコ
ンピュータ端末7a-2 ,7b-2 の間で情報の交換が可能
になり、屋内LANが構築されることになる。
【0059】(2)屋外のデジタルデータ通信網につい
て 屋外のデジタルデータ通信網は、屋内伝送路5a,5
b,5cと、接続装置9a-1 ,9b-1 ,9c-1 と、これ
ら接続装置9a-1 ,9b-1 ,9c-1 にそれぞれ接続され
た電力コントローラ端末7a-1 、CATV受信装置端末
7b-1 、ケーブルモデム端末7c-1 とを備えて構成され
ている。なお、ケーブルモデム端末7c-1には、ルータ
7c-2 が接続されている。
【0060】電力コントローラ端末7a-1 は、デジタル
データ伝送用の上り方向のデータSDuには30〜50
MHzの周波数帯域を、同下り方向のデータSDdには
100〜170MHzの周波数帯域と、220〜470
MHzの周波数帯域とを使用し、外部から屋内の各種機
器を制御したり、自動検針した電気使用料を送出したり
するために使用されている。
【0061】また、外部デジタルデータ通信網を構築す
る場合には、ルータ7c-2 がケーブルモデム端末7c-1
を介して屋内伝送路5c、外部網3に接続されることに
なり、かつ、上り方向のデータSDuは30〜50MH
zの周波数帯域の信号にされて外部網3に送出されるこ
とになり、下り方向のデータSDdは100〜170M
Hzあるいは220〜470MHzの周波数帯域の信号
にされた外部網3から屋内伝送路5cに向けて伝送され
てくる。これにより、外部網3を介して外部とのデジタ
ルデータ通信を行うことができる。
【0062】さらに、CATV受信装置端末7b-1 と、
屋内伝送路5b、外部網3を介して放送元と通信を可能
にして、例えば希望の放送の送出を依頼したり、アンケ
ートの回答をしたりすることが可能になる。 (3)下りテレビジョン放送について 下りテレビジョン放送は、外部網3、ハイパスフィルタ
13、分配器11及び屋内伝送路5bを介して接続装置
9b-1 の第2の回路98により第2の端子97に接続さ
れたテレビジョン受像機に与えられる。また、この下り
テレビジョン放送は、第2の回路98により接続装置9
b-1 の下流側の屋内伝送路5bに伝送されることにな
る。これにより、テレビジョン放送の情報サービスの提
供を受けることができる。
【0063】上述した構成のマルチメディア通信システ
ム1によれば、屋内伝送路5に接続された接続装置9の
第1の手段93により屋内伝送路5をデジタルデータに
よる通信に使用できるので、屋内に設置された複数の端
末7を接続した屋内通信網を構築することができる。
【0064】また、上述したマルチメディア通信システ
ム1によれば、屋内伝送路5に接続された接続装置9の
第2の手段94により外部網3から音声・映像データを
取り出すことができるので、各種放送等のサービスを受
けることができる。
【0065】また、上記マルチメディア通信システム1
によれば、第1の手段93と第2の手段94とにそれぞ
れ分離されており、かつ、第1の手段93及び第2の手
段94に接続される端末7と屋内伝送路5とのインピー
ダンス整合をとってあるので、通信線とのインピーダン
スの相違によるデータ伝送の影響がなくなり、しかも、
屋内通信網のデータ通信の帯域を音声・映像データの帯
域とは異ならせているため、伝送への悪影響が少なくな
る。
【0066】さらに、上記マルチメディア通信システム
1によれば、第2の手段94が設けられているため、外
部網3を経由してデジタルデータによる通信を行うこと
ができる。
【0067】尚、上述の実施形態は本発明の好適な形態
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態の場合、屋内LANとそれ以
外の情報を30MHzで分離させているが、これに特に
限られず、30MHzとは少し異なる周波数(例えば3
1MHz等)で通過/阻止できるフィルタを用いても本
実施形態と同様の動作が得られる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、屋内伝送路に接続された接続装置の第1の手
段により屋内伝送路をデジタルデータによる通信に使用
できるので、屋内に設置された複数の端末を接続した屋
内通信網を構築することができる。
【0069】また、請求項1記載の発明によれば、屋内
伝送路に接続された接続装置の第2の手段により外部網
から音声・映像データを取り出すことができるので、各
種放送等のサービスを受けることができる。
【0070】さらに、請求項1記載の発明によれば、第
1の手段と第2の手段とにそれぞれ分離されており、か
つ、第1及び第2の手段に接続される端末と屋内伝送路
とのインピーダンス整合をとってあるので、通信線との
インピーダンスの相違によるデータ伝送の影響がなくな
り、しかも、屋内通信網のデータ通信の帯域を音声・映
像データの帯域とは異ならせているため、伝送への悪影
響が少なくなる。
【0071】上記請求項3記載の発明によれば、屋内伝
送路に接続された接続装置の第1の手段により屋内伝送
路をデジタルデータによる通信に使用できるので、屋内
に設置された複数の端末を接続した屋内通信網を構築す
ることができる。また、屋内伝送路に接続された接続装
置の第2の手段により外部網から音声・映像データを取
り出すことができるので、各種放送等のサービスを受け
ることができる。
【0072】また、請求項3記載の発明によれば、第1
の手段と第2の手段とにそれぞれ分離されており、か
つ、第1及び第2の手段に接続される端末と屋内伝送路
とのインピーダンス整合をとってあるので、通信線との
インピーダンスの相違によるデータ伝送の影響がなくな
り、しかも、屋内通信網のデータ通信の帯域を音声・映
像データの帯域とは異ならせているため、伝送への悪影
響が少なくなる。
【0073】さらに、請求項3記載の発明によれば、第
2の手段が設けられているため、外部網を経由してデジ
タルデータによる通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマルチメディア通信
システムを示すブロック図である。
【図2】同実施の形態に係るマルチメディア通信システ
ムに使用される接続装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同実施の形態に係るマルチメディア通信システ
ムで使用される周波数の割当て状態を示す波形図であ
る。
【図4】同実施の形態に係るマルチメディア通信システ
ムで使用されるハイパスフィルタの特性を示す特性図で
ある。
【図5】同実施の形態に係るマルチメディア通信システ
ムで使用されるローパスフィルタの特性を示す特性図で
ある。
【図6】同実施の形態に係るデータの流れを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 マルチメディア通信システム 3 外部網 5,5a,5b,5c 屋内伝送路 7,7a-1 ,7a-2 ,7b-1 ,7b-2 ,7c-1 ,7c-2
端末 9,9a-1 ,9a-2 ,9b-1 ,9b-2 ,9c-1 ,9c-2
接続装置 11 分配器 13 ハイパスフィルタ 15 中継器 91 入力端子 92 出力端子 93 第1の手段 94 第2の手段 95 第1の端子 96 第1の回路 96a,96b ローパスフィルタ 97 第2の端子 98 第2の回路 98a,98b ハイパスフィルタ 98c 方向性結合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C056 FA01 FA02 FA03 GA05 HA14 HA15 HA20 5C064 BA01 BA07 BB10 BC10 BC13 BC14 BC20 BC27 BD01 BD07 BD08 BD09 5K030 HB21 HC13 LA17 LD07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値、文字及びグラフィック等のデジタ
    ルデータを上り方向の伝送と下り方向の伝送とで周波数
    を異にして伝送でき、かつ音声・映像データを所定の周
    波数以上で伝送できる外部網と、屋内に敷設されていて
    前記外部網に接続された屋内伝送路と、当該屋内伝送路
    に各種端末を接続させる接続装置とを備えたマルチメデ
    ィア通信システムであって、前記接続装置は、前記屋内
    伝送路を用いて前記デジタルデータによる通信を可能に
    する第1の手段と、前記外部網から前記音声・映像デー
    タの取込みを可能にした第2の手段とを備え、前記第1
    の手段及び第2の手段を別々にあるいは同時に使用可能
    にしたことを特徴とするマルチメディア通信システム。
  2. 【請求項2】 前記接続装置は前記屋内伝送路中に接続
    するための入力端子及び出力端子を設け、前記第1の手
    段は、一定の周波数以下のデジタルデータの伝送に使用
    される第1の端子と、前記第1の端子に入出力される前
    記デジタルデータを前記入力端子及び出力端子に伝送さ
    せる第1の回路とからなり、前記第2の手段は、音声・
    映像データの伝送に使用される第2の端子と、音声・映
    像データを第2の端子側と出力端子側に伝送する第2の
    回路とから構成したことを特徴とする請求項1記載のマ
    ルチメディア通信システム。
  3. 【請求項3】 数値、文字及びグラフィック等のデジタ
    ルデータを上り方向の伝送と下り方向の伝送とで周波数
    を異にして伝送でき、かつ音声・映像データを所定の周
    波数以上で伝送できる外部網と、屋内に敷設されていて
    前記外部網に接続された屋内伝送路と、当該屋内伝送路
    に各種端末を接続させる接続装置とを備えたマルチメデ
    ィア通信システムであって、前記接続装置は、前記屋内
    伝送路を用いて前記デジタルデータによる通信を可能に
    する第1の手段と、前記外部網から前記音声・映像デー
    タの取込みを可能にするとともに、前記外部網との間で
    デジタルデータによる通信を可能にした第2の手段とを
    備え、前記第1の手段及び第2の手段を別々にあるいは
    同時に使用可能にしたことを特徴とするマルチメディア
    通信システム。
  4. 【請求項4】 前記接続装置は前記屋内伝送路中に接続
    するための入力端子及び出力端子を設け、前記第1の手
    段は、一定の周波数以下のデジタルデータの伝送に使用
    される第1の端子と、前記第1の端子に入出力される前
    記デジタルデータを前記入力端子及び出力端子に伝送さ
    せる第1の回路とからなり、前記第2の手段は、一定の
    周波数を超えた音声・映像データ及びデジタルデータの
    伝送に使用される第2の端子と、上り方向のデジタルデ
    ータを入力端子側に伝送し、音声・映像データ及び下り
    方向のデジタルデータを第2の端子側と出力端子側に伝
    送する第2の回路とから構成したことを特徴とする請求
    項3記載のマルチメディア通信システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の回路は、30MHz以下の周
    波数のデジタルデータのみを通過させるローパスフィル
    タを二つ設け、これらを直列接続して入力端子と出力端
    子の間に接続し、前記両ローパスフィルタの接続点に前
    記第1の端子を接続したものであり、前記第2の回路
    は、30MHzを超える周波数のデータのみを通過させ
    るハイパスフィルタ、方向性結合器及び同ハイパスフィ
    ルタの順で直列接続して入力端子と出力端子との間に接
    続し、前記方向性結合器の下り信号のみ出力される端子
    に前記第2の端子を接続してなるものであることを特徴
    とする請求項2または4記載のマルチメディア通信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記外部網はCATV回線であり、前記
    屋内伝送路はテレビジョン放送受信用同軸ケーブルであ
    ることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記
    載のマルチメディア通信システム。
  7. 【請求項7】 前記音声・映像データは、アナログデー
    タで構成された信号及び/またはデジタルデータで構成
    された信号であることを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載のマルチメディア通信システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001238093A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Furukawa Electric Co Ltd:The 通信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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