JP2007221531A - 宅内分配装置および低域通過フィルタ - Google Patents

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道隆 板谷
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Abstract


【課題】 光ケーブル回線の配線工事において個別対応の必要性がなく、ユーザー宅内の各加入者の端末への光ケーブル回線の接続、廃棄などの変更が生じても追加工事が不要な宅内分配装置およびその装置に用いられる低域通過フィルタを提供すること。
【解決手段】 電話局11の中継装置12には電話線13と光ケーブル14が接続され、ユーザー宅である集合住宅10では、複合信号端子43,44,45とを持ち特定周波数以下の信号を通過させる低域通過フィルタ1と、光ケーブルの光終端装置19と接続し端末入出力端子33,34,35とを持ち前記特定周波数以上の信号を通過させる高域通過フィルタを有する変復調装置28とからなる本発明による宅内分配装置2によって各家庭の端末15,16,17に回線が分配される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電話用銅線ケーブルと光ケーブルを使用してユーザー宅内に設置される複数の端末との間で電話音声およびxDSL(x Digital Subscriber Line)方式のデジタルデータの通信を行うためにユーザー宅内に設置される宅内分配装置およびそれに使用される低域通過フィルタに関するものである。
近年、インターネット通信網の普及は目覚しく、送受信できるデジタルデータの量と、デジタルデータの伝送速度の高速化がxDSLによって図られている。xDSLのうち、伝送速度が25kHz〜3.75MHzのADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)と伝送速度が640kHz〜30MHzのVDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)が一般的に使用されており、その普及が顕著である。
このxDSLを利用したインターネット通信システムにおいては、例えば特許文献1に示されているように、従来の電話用銅線ケーブル(電話線)だけでは伝送速度が制限されるため電話線に加えて光ケーブルを敷設、接続して使用する場合が急速に増加している。そのためマンションやアパートなどの集合住宅、およびテナントビルなどの複数の加入者端末を有するユーザー宅内には宅内分配装置が設置されて回線が各端末に分配されている。
図3は、このような電話線と光ケーブルが併用された場合の従来の宅内分配装置を使用して回線を分配する通信システムの一例を示すブロック構成図である。
図3に示すように、電話局11の中継装置12には電話網の電話線13とインターネット回線の光ケーブル14が接続され、電話線13によって電話音声信号とxDSL信号が、光ケーブル14によってxDSL信号が送受信される。ユーザー宅である集合住宅10では各家庭の端末15、16、17に回線を分配するために宅内分配装置として変復調装置の一種であるVDSL装置18が設置される。図3においては、各家庭の選択により端末15は従来の電話線のみを使用し、端末16,17は光ケーブルを使用する場合を示している。
図3においては、中継装置12から電話線13により音声信号とADSL信号が伝送され、ユーザー宅内でこれが分岐されて一方はVDSL装置18のPOTS(Plan Old Telephone Service)端子21に入力され、一方は配線26により直接端末15に入力される。一方、光ケーブル14によりVDSL信号などのデータが伝送され光終端装置19により電気信号に変換されてVDSL装置18のデータ入出力端子22に入力される。これらはVDSL装置18内で復調分離され、POTS端子21から入力された音声信号と合成され端末入出力端子24,25からそれぞれ各家庭の端末16、17に配線された回線により送信される。端末15からの中継装置12への戻り信号も同様に電話線13により伝送され、端末16、17からの戻り信号は逆にVDSL装置18内で音声信号とデータ信号が分離され、音声信号はPOTS端子21から電話線で伝送され、データ信号は変調多重化されてデータ入出力端子22から光終端装置19に送られて光信号に変換されて送出される。
図4は、上記のVDSL装置18の一例を示すブロック構成図である。POTS端子21から入力された音声信号、xDSL信号は分岐されそれぞれ音声信号のみ通過させる低域通過フィルタ(LPF)を通過して端末入出力端子23、24、25へ出力される。一方、データ入出力端子22から入力されたxDSL信号はモデム26により分離、復調され各端末の信号ごとにADSLやVDSLのxDSL信号のみを通過させる高域通過フィルタ(HPF)を通過し、音声信号と合流して端末入出力端子23、24、25へ出力される。各端末から送信される信号は逆にVDSL装置18に入力後、最初にLPFとHPFにより音声信号とxDSL信号に分離されて処理される。
特開2004−88727号公報
しかし、上記の従来の宅内分配装置では、各端末の回線を設定するときには光ケーブルの接続はユーザー宅内の各加入者の要求に対応して行う必要があるため、図3に示すように加入者端末に応じて配線が異なってしまう。そこで、加入者の要求が不明な初期段階で配線工事を行うことができない。さらに、後に光ケーブルと接続されていない加入者端末を光ケーブルと接続する要求が発生したときには、配線の切り替え工事が必要となる。例えば図3において、端末15を光ケーブルの回線と接続する場合には、配線26を切断しVDSL装置18の端末入出力端子23と端末15を接続する工事が必要となる。
このような配線工事の個別対応の必要性および追加工事は各加入者にとって光ケーブル回線の導入費用の増加を招き、光ケーブルによるサービス普及の妨げの一因となっている。
そこで、本発明の課題は、光ケーブル回線の配線工事において個別対応の必要性がなく、ユーザー宅内の各加入者の端末への光ケーブル回線の接続、廃棄などの変更が生じても追加工事が不要な宅内分配装置およびその装置に用いられる低域通過フィルタを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の宅内分配装置は、通信基地局或いは通信中継局とユーザー宅との間に敷設された音声信号とデジタルデータを伝送する電話用銅線ケーブルとデジタルデータを伝送する光ケーブルとを用いて、前記通信基地局或いは通信中継局と前記ユーザー宅に接続された複数の端末との間で音声およびデジタルデータを通信するために前記ユーザー宅に設置される宅内分配装置において、前記電話用銅線ケーブルと接続される1つの接続端子と前記複数の端末と接続される複数の端子とを持ち特定周波数以下の信号を通過させる低域通過フィルタと、前記光ケーブルの光終端装置と接続する1つの接続端子と前記低域通過フィルタと前記複数の端末との間を接続する回線から分岐して接続される複数の端子とを持ち前記特定周波数以上の信号を通過させる高域通過フィルタを有する変復調装置とからなる。
前記低域通過フィルタは、搬送波周波数1.1MHzのADSL信号を通過させ、それ以上高い周波数の信号は遮断する宅内分配装置である。
また、前記変復調装置は開放された端子を有し、前記低域通過フィルタは前記変復調装置の開放された端子に接続される終端部を有していてもよい。
また、本発明による宅内分配装置に用いる低域通過フィルタは終端部およびその接続端子を有している。
上記の構成により、本発明の宅内分配装置は光ケーブル回線の配線工事において個別対応の必要性がなく、ユーザー宅内の各加入者の端末への光ケーブル回線の接続、廃棄などの変更が生じても追加工事が不要な宅内分配装置およびその装置に用いられる低域通過フィルタが得られる。
さらに本発明では、従来の宅内分配装置に使用される機器をそのまま使用することができ、装置コストの増加も少ない宅内分配装置が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による宅内分配装置の一実施の形態を説明するための図であり、本発明による宅内分配装置を使用して回線を分配する通信システムの一例を示すブロック構成図である。図3と同様に、電話局11の中継装置12には電話網の電話線13とインターネット回線の光ケーブル14が接続され、電話線13によって電話音声信号とxDSL信号が、光ケーブルによってxDSL信号が送受信される。ユーザー宅である集合住宅10では各家庭の端末15、16、17に回線を分配するために本発明による宅内分配装置2が設置されている。
宅内分配装置2(破線内)は電話線13と接続されるPOTS端子4と各端末15、16、17とそれぞれ接続される複合信号端子43、44、45とを持ち特定周波数以下の信号を通過させる低域通過フィルタ1と、光ケーブルの光終端装置19と接続するデータ入出力端子32と低域通過フィルタ1と各端末との間を接続する回線から分岐して接続される端末入出力端子33、34、35とを持ち前記特定周波数以上の信号を通過させる高域通過フィルタを有する変復調装置28とからなっている。
ここで、本実施の形態の宅内分配装置2において、そこに使用する低域通過フィルタ1の回路構成の一例を図2に示す。この回路は図2(a)に示すフィルタ回路と図2(b)に示す終端回路からなっており、フィルタ回路はコイルのインダクタンス(L)とコンデンサの容量(C)から構成される標準的なフィルタ回路である。終端回路は後で述べる終端すべき回路のインピーダンスに整合する抵抗Rxxと直流カット用のコンデンサからなっている。
本実施の形態においては、上記フィルタ回路の定数は1.1MHzのADSL信号を通過させそれを越える高い周波数の信号は遮断するように設定されている。これにより、電話線13より入力し低域通過フィルタ1を通過して端末と通信される信号は音声信号と1.1MHz以下のADSL信号となる。
一方、変復調装置28には光ケーブルからxDSL信号が入力し、1.1MHzのADSL信号以下の信号を遮断するような高域通過フィルタが内蔵されている。これにより1.1MHzより高周波のADSL信号とVDSL信号が変復調装置28を介して各端末と中継局11の間で光ケーブルにより通信される。
一般的に、加入者が光ケーブルを導入する目的は高速のデータ通信であり、通常そのメリットが生ずるのは1.1MHzより高速のADSL信号やVDSL信号などの通信である場合が多い。そこで本発明では低域通過フィルタ1を設置して上記遮断周波数を電話線での通信と光ケーブルでの通信を分離する周波数として設定し、その低域通過フィルタ1により電話線での通信を行う端末と光ケーブルを使用して通信を行う端末の宅内配線を共通化している。
すなわち、本発明では、光ケーブル回線の配線工事において個別対応の必要性がなく、ユーザー宅内の各加入者の端末への光ケーブル回線の接続、廃棄などの変更が生じても追加工事が不要となる。
また、本発明では、変復調装置28として従来のVDSL装置18を用いることができる。この場合は、図4において、データ入出力端子22は32に対応し、端末入出力端子23、24、25はそれぞれ33、34、35となる。またPOTS端子21およびLPFは使用されない。HPFの遮断周波数は1.1MHzのADSL信号以下の信号を遮断するように設定される。
このように量産化によるコストメリットがあり、市場での実績もある従来のVDSL装置18を使用することにより装置コストの増加も少ない宅内分配装置が得られる。
但し、このようにVDSL装置18を使用する場合、上記のように各端末入出力端子23、24、25にLPFと開放されたPOTS端子21が接続されたままとなっている。そこで回路的に障害が生ずるのを防止するためPOTS端子21を終端することが望ましい。そこで本実施例の低域通過フィルタ1では図2(b)に示すように終端回路が内蔵され、その終端端子46とVDSL装置18のPOTS端子21を配線接続することにより上記障害を除くことができる。
なお、上記実施の形態では、電話線と光ケーブルの信号の分離周波数として1.1MHzのADSL信号を基準として用いたが、ユーザーの状況や中継装置との距離などに応じて、より高い周波数やまたはより低い周波数を基準とすることも可能である。
また、本発明に用いる低域通過フィルタや変復調装置の構成なども上記実施の形態に限定されるものではないことは言うまでもない。
本発明による宅内分配装置の一実施の形態を説明するための図であり、本発明による宅内分配装置を使用して回線を分配する通信システムの一例を示すブロック構成図。 本発明による宅内分配装置に使用する低域通過フィルタの回路構成の一例を示す図。図2(a)はフィルタ回路、図2(b)は終端回路。 電話線と光ケーブルが併用された場合の従来の宅内分配装置を使用して回線を分配する通信システムの一例を示すブロック構成図。 従来のVDSL装置の一例を示すブロック構成図。
符号の説明
1 低域通過フィルタ
2 宅内分配装置
3 終端部
4,21,31 POTS端子
10 集合住宅
11 電話局
12 中継装置
13 電話線
14 光ケーブル
15,16,17 端末
18 VDSL装置
28 変復調装置
19 光終端装置
22,32 データ入出力端子
23,24,25,33,34,35 端末入出力端子
26 モデム
43,44,45 複合信号端子
46 終端端子

Claims (4)

  1. 通信基地局或いは通信中継局とユーザー宅との間に敷設された音声信号とデジタルデータを伝送する電話用銅線ケーブルとデジタルデータを伝送する光ケーブルとを用いて、前記通信基地局或いは通信中継局と前記ユーザー宅に接続された複数の端末との間で音声およびデジタルデータを通信するために前記ユーザー宅に設置される宅内分配装置において、前記電話用銅線ケーブルと接続される1つの接続端子と前記複数の端末と接続される複数の端子とを持ち特定周波数以下の信号を通過させる低域通過フィルタと、前記光ケーブルの光終端装置と接続する1つの接続端子と前記低域通過フィルタと前記複数の端末との間を接続する回線に接続される複数の端子とを持ち前記特定周波数以上の信号を通過させる高域通過フィルタを有する変復調装置とからなる宅内分配装置。
  2. 前記低域通過フィルタは搬送波周波数1.1MHzのADSL信号を通過させそれを越える高い周波数の信号は遮断するものであることを特徴とする請求項1記載の宅内分配装置。
  3. 前記変復調装置は開放された端子を有し、前記低域通過フィルタは前記変復調装置の開放された端子に接続できる終端部を有することを特徴とする請求項1または2記載の宅内分配装置。
  4. 請求項3記載の宅内分配装置に用いる、終端部および該終端部の接続端子を有する低域通過フィルタ。
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