JP2000010036A - 光偏向走査装置 - Google Patents

光偏向走査装置

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JP2000010036A
JP2000010036A JP10193698A JP19369898A JP2000010036A JP 2000010036 A JP2000010036 A JP 2000010036A JP 10193698 A JP10193698 A JP 10193698A JP 19369898 A JP19369898 A JP 19369898A JP 2000010036 A JP2000010036 A JP 2000010036A
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optical box
positioning plate
optical
scanning
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Hidefumi Nodagashira
野田頭  英文
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学箱の位置決めを行なう位置決めピンの変
形等を防ぐ。 【解決手段】 光学箱10に対して各位置決めプレート
12の相対位置を調整することで、回転多面鏡3の走査
光の結像点(スポット)の焦点ずれや書き込み開始位置
を調整する。各位置決めプレート12は、下面から突出
する第1の位置決めピン13aと、上面から突出する第
2の位置決めピン13bを有し、上記の位置調整は、第
2の位置決めピン13bを調整台15の穴15aに係合
させて光学箱10を移動させることによって行なう。光
学箱10を図示しない画像形成装置の本体フレームに組
み付けるときは、第1の位置決めピン13aを本体フレ
ームの基準穴に係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る光偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等の画像形成装置に用いられる光偏向走査装置は、
高速回転する回転多面鏡によってレーザビーム等の光ビ
ームを反射させてこれを偏向走査し、得られた走査光を
回転ドラム上の感光体に結像させて静電潜像を形成す
る。次いで、感光体の静電潜像を現像装置によってトナ
ー像に顕像化し、これを記録紙等の記録媒体に転写して
定着装置へ送り、記録媒体上のトナーを加熱定着させる
ことで印刷(プリント)が行なわれる。
【0003】図8は一従来例による光偏向走査装置を示
すもので、半導体レーザ101から発生されたレーザ光
0 をコリメータレンズによって平行化し、アパーチャ
によってビーム形状を整えたうえで、シリンドリカルレ
ンズ102によって線状の光束に集光し、回転多面鏡1
03によって所定の方向(主走査方向)に偏向走査し、
結像レンズ系104を経て回転ドラム上の感光体に結像
させる。感光体に結像する光束は、回転多面鏡103の
回転による主走査と、回転ドラムの回転による副走査に
伴なって静電潜像を形成する。
【0004】このようにして回転ドラムの感光体に画像
情報を書き込む走査を繰り返すものであるが、回転多面
鏡103の反射面の分割誤差のために、回転ドラム上の
書き出し位置がずれるおそれがある。そこで、回転多面
鏡103の走査光を、その走査面の一端において集光レ
ンズ106を経てBDセンサ107に導入し、図示しな
いコントローラにおいて走査開始信号に変換して半導体
レーザ101に送信する。半導体レーザ101は走査開
始信号を受信したうえで書き込み変調を開始する。
【0005】結像レンズ系104は、球面レンズ104
aとトーリックレンズ104bからなり、回転多面鏡1
03によって等角速度で走査される走査光を、回転ドラ
ム上において軸方向に等速度で走査する走査光に変換す
るいわゆるfθ機能を有する。
【0006】半導体レーザ101、シリンドリカルレン
ズ102、回転多面鏡103、結像レンズ系104、集
光レンズ106およびBDセンサ107等は光学箱11
0に組み付けられる。回転ドラムは光学箱110の外側
に配設されており、光学箱110の一端には、走査光を
光学箱110から回転ドラムに向かって取り出すための
窓111が設けられている。また、光学箱110の上部
の開口は図示しないふた部材によって閉塞される。
【0007】回転多面鏡103を回転駆動するモータ1
03aは、光学箱110の底壁に支持されたモータハウ
ジングと、これと一体であるモータ基板103bに実装
された駆動回路と、該駆動回路の駆動電流によって励磁
されるステータおよびこれに対向するロータ等からなる
磁気回路によって構成される。
【0008】光学箱110を図示しない本体フレームに
対して組み付けるときには、光学箱110の外側に設け
られた一対の位置決めプレート112の位置決めピン1
13を本体フレームの基準穴に係合させて感光体に対す
る光学箱110の位置決めを行なう。
【0009】各位置決めプレート112はビス112a
によって光学箱110の外側の支持部に固着されるが、
位置決めプレート112の位置決めピン113は光学箱
110の貫通孔110aに遊合しており、貫通孔110
aと位置決めピン113のクリアランスの許す範囲内で
位置決めプレート112を移動させて、光学箱110に
対する相対位置を微調整することが自在である。
【0010】この位置決めプレート112の微調整は、
光偏向走査装置の製造現場においてその組立工程の最後
に行なわれるもので、各部品の寸法精度のバラつきや組
立時の誤差によって生じる走査光の結像位置のずれ、す
なわち、感光体上の結像点(スポット)の焦点ずれや書
き込み開始位置を修正するための作業である。以下にそ
の工程を詳しく説明する。
【0011】図8の(b)に示すように、光学箱110
の底面に開口する一対の穴110bに組立現場の受け台
114のピン114aを入れてこれらによって光学箱1
10を支持する一方で、受け台114とは独立して設け
られた調整台115の穴115aに、光学箱110の貫
通孔110aを貫通した位置決めプレート112の位置
決めピン113を嵌挿する。光学箱110の貫通孔11
0aは、位置決めプレート112の位置決めピン113
に対して前述の微調整が自在なように充分大きく開けら
れており、また、図9に示すように、位置決めプレート
112のビス穴112bもビス112aに対して充分大
きく開けられている。さらに、各位置決めプレート11
2は光学箱110に対してビス112aで仮止めの状態
で保持され、光学箱110に対してある程度自由に動く
ようになっている。
【0012】この状態で、予定結像面K0 に対して走査
光のスポットが結像するよう、かつ、予定結像面K0
の書き込み開始位置が、BDセンサ107によって走査
光を検出して書き込み変調を開始させるためのトリガ信
号との整合が取れるように、光学箱110を支持する受
け台114を調整台115に対して移動させる。このよ
うにして、光学箱110全体を動かして微調整を行な
い、調整が終了した状態で、ドライバーT0 によってビ
ス112aを締め付けて、位置決めプレート112を光
学箱110に固定する。
【0013】このように感光体に対する相対位置を予め
製造現場で微調整しておけば、光偏向走査装置を画像形
成装置に組み付けるときに各位置決めピン113を本体
フレームの基準穴に係合させるだけで、回転ドラム上の
感光体に走査光の結像位置を正確に合わせることができ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、光学箱110に対する位置決めピン1
13の微調整を行ない、位置決めプレート112をビス
112aで光学箱110に固定する際に、位置決めピン
113を受けている調整台115と、ビス112aの頭
の締結面の間が図9に示す距離S0 だけ離れており、こ
の距離S0 は、光学箱110の支持部の厚さと位置決め
プレート112の厚さを加えたものに相当する。最近で
は、光学箱110や位置決めプレート112をプラスチ
ック材料で作成することが多くなっており、上記のよう
に離間距離が長くなると、ビス112aを締め付けると
きに位置決めピン113が少なからず変形する。このよ
うに位置決めピン113が変形してしまうと、画像記録
装置の本体フレームに光学箱110を組み付けたときに
位置ずれを起こして、新たな焦点ボケ等を発生させる原
因になる。
【0015】また、位置決めピン113が光学箱110
の底面から突出する構成であるため、光偏向走査装置を
画像記録装置の本体フレームに組み付けるまでの搬送の
途中や、組み付けの作業中に不用意に位置決めピン11
3に外力が加わって変形し、上記と同様に調整位置がず
れてしまうこともあった。
【0016】さらに、光偏向走査装置を主走査方向が反
対である機種の画像記録装置に搭載するために天地逆に
組み付ける場合があるが、このときは位置決めピン11
3の調整を別にしなければならず、調整治具等も別途用
意する必要があった。
【0017】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、位置決めピン等の
変形に起因する焦点ボケ等を回避して、画質を大幅に向
上できる光偏向走査装置を提供することを目的とするも
のである。
【0018】本発明の別の目的は、天地逆に組み付ける
機種にも容易に対応できる光偏向走査装置を提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光偏向走査装置は、光ビームを発生する
光源と、前記光ビームを偏向走査する走査手段と、前記
光ビームを感光体に結像させる結像手段と、該結像手段
と前記走査手段を収容する光学箱と、該光学箱をその支
持手段に対して位置決めするための少なくとも1個の位
置決めプレートを有し、該位置決めプレートが、互いに
異なる向きに配設された第1および第2の位置決め部を
備えており、前記第1または前記第2の位置決め部を用
いて前記光学箱の位置決めを行なうように構成されてい
ることを特徴とする。
【0020】位置決めプレートの第1および第2の位置
決め部が、互いに逆向きで同軸上に配設された一対の位
置決めピンであるとよい。
【0021】位置決めプレートの第1および第2の位置
決め部が、互いに逆向きで同軸上に配設された位置決め
ピンと位置決め穴であってもよい。
【0022】
【作用】位置決めプレートの第1の位置決め部を画像形
成装置の本体フレーム等の支持手段の基準穴に係合させ
て光学箱の位置決めを行なう。光学箱に対する位置決め
プレートの位置調整を行なうときは、位置決めプレート
の第2の位置決め部を用いることで、第1の位置決め部
に変形等を生じるのを防ぐ。
【0023】位置決め部の変形のために発生する焦点ボ
ケ等のトラブルを防ぎ、画像形成装置の画質向上に貢献
できる。
【0024】光偏向走査装置を支持手段に対して天地逆
に組み付ける機種においては、第1の位置決め部の替わ
りに、第2の位置決め部を用いて光学箱の位置決めを行
なうことで容易に対応できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0026】図1は一実施の形態による光偏向走査装置
を示すもので、これは、光源である半導体レーザ1から
発生された光ビームであるレーザ光L1 をコリメータレ
ンズによって平行化し、アパーチャによってビーム形状
を整えたうえで、シリンドリカルレンズ2によって線状
の光束に集光し、走査手段である回転多面鏡3によって
所定の方向(主走査方向)に偏向走査し、結像手段であ
る結像レンズ系4を経て図4に示す回転ドラムD1 上の
感光体に結像させる。感光体に結像する光束は、回転多
面鏡3の回転による主走査と、回転ドラムD1 の回転に
よる副走査に伴なって静電潜像を形成する。
【0027】このようにして回転ドラムD1 の感光体に
画像情報を書き込む走査を繰り返すものであるが、回転
多面鏡3の反射面の分割誤差のために、回転ドラムD1
上の書き出し位置がずれるおそれがある。そこで、回転
多面鏡3の走査光を、その走査面の一端において集光レ
ンズ6を経てBDセンサ7に導入し、図示しないコント
ローラにおいて走査開始信号に変換して半導体レーザ1
に送信する。半導体レーザ1は走査開始信号を受信した
うえで書き込み変調を開始する。
【0028】結像レンズ系4は、球面レンズ4aとトー
リックレンズ4bからなり、回転多面鏡3によって等角
速度で走査される走査光を、回転ドラムD1 上において
等速度で走査する走査光に変換するいわゆるfθ機能を
有する。
【0029】半導体レーザ1、シリンドリカルレンズ
2、回転多面鏡3、結像レンズ系4、集光レンズ6およ
びBDセンサ7等は光学箱10に組み付けられる。回転
ドラムD1 は光学箱10の外側に配設されており、光学
箱10の一端には、走査光を光学箱10から回転ドラム
1 に向かって取り出すための窓11が設けられてい
る。また、光学箱10の上部の開口は図示しないふた部
材によって閉塞される。
【0030】回転多面鏡3を回転駆動するモータ3a
は、光学箱10の底壁に支持されたモータハウジング
と、これと一体であるモータ基板3bに実装された駆動
回路と、該駆動回路の駆動電流によって励磁されるステ
ータおよびこれに対向するロータ等からなる磁気回路に
よって構成される。ステータは、モータ基板3bに立設
されたステータコアと、これに巻き付けられたステータ
コイルを有する。ロータは、回転軸と一体である座金に
固着され、回転多面鏡3は、押えバネ等を有する弾性押
圧機構によって座金に押圧され、該座金を介してロータ
に一体的に結合される。前述のようにステータが励磁さ
れると、ロータと回転多面鏡3が一体となって回転す
る。
【0031】光学箱10を図4に示す支持手段である画
像形成装置の本体フレーム20に対して組み付けるとき
には、光学箱10の外側の一対の支持部に設けられた一
対の位置決めプレート12の位置決めピン13aを本体
フレーム20の基準穴に係合させて感光体に対する光学
箱10の位置決めを行なう。
【0032】各位置決めプレート12はビス12aによ
って光学箱10の外側に張り出す支持部に固着される
が、位置決めプレート12は、位置決めプレート12の
下面から下向きに突出する第1の位置決め部である位置
決めピン13aと、位置決めプレート12の上面から上
向きに突出する第2の位置決め部である位置決めピン1
3bを有し、第1の位置決めピン13aは光学箱10の
貫通孔10aに遊合しており、貫通孔10aの穴寸法の
許す範囲内で位置決めプレート12を移動させて、光学
箱10に対する相対位置を微調整する位置調整が自在で
ある。
【0033】このような位置決めプレート12の微調整
は、光偏向走査装置の製造現場においてその組立工程の
最後に行なわれるもので、各部品の寸法精度のバラつき
や組立時の誤差によって生じる走査光の結像位置のず
れ、すなわち感光体上の結像点(スポット)の焦点ずれ
や書き込み開始位置を修正するための作業である。以下
にその工程を詳しく説明する。
【0034】図1の(b)に示すように、光学箱10の
底面に開口する一対の穴10bに組立現場の受け台14
のピン14aを入れてこれらによって光学箱10を支持
し、受け台14とは独立して設けられた調整台15の下
向きの穴15aに各位置決めプレート12の第2の位置
決めピン13bを嵌挿する。前述のように、各位置決め
プレート12の第1の位置決めピン13aは、光学箱1
0の貫通孔10aを貫通している。
【0035】各位置決めプレート12の第1、第2の位
置決めピン13a,13bは互いに逆向きで同軸上に配
設され、また、光学箱10の貫通孔10aを形成した支
持部は光学箱10の高さ寸法の中央部に配設され、各位
置決めピン13a,13bの先端が光学箱10の高さ方
向に突出しないように構成されている。
【0036】光学箱10の貫通孔10aは位置決めプレ
ート12の第1の位置決めピン13aに対して前述の位
置調整が自在なように充分大きく開けられており、各位
置決めプレート12の穴12bもビス12aに対して充
分大きく開けられている。さらに、各位置決めプレート
12は光学箱10に対してビス12aで仮止めの状態で
保持され、光学箱10に対してある程度自由に動くよう
になっている。
【0037】この状態で、予定結像面K1 に対して走査
光のスポットが結像するよう、かつ、予定結像面K1
の書き込み開始位置が、BDセンサ7によって走査光を
検出して書き込み変調を開始させるためのトリガ信号と
の整合が取れるように、受け台14を調整台15に対し
て移動させる。このようにして、光学箱10全体を動か
して微調整を行ない、位置調整が終了した状態で、図1
の(b)に示すドライバーT1 によってビス12aを締
め付けて、各位置決めプレート12を光学箱10に固定
する。
【0038】このように走査光の結像位置を予め製造現
場で微調整しておく。光偏向走査装置を画像形成装置に
組み付けるときは、図4に示すように、画像形成装置の
本体フレーム20上に光学箱10の支持部を搭載し、各
位置決めプレート12の第1の位置決めピン13aを本
体フレーム20の基準穴に係合させるだけで、回転ドラ
ムD1 上の所定の結像面に走査光の結像位置を正確に合
わせることができる。このような位置決めののち、ビス
21を用いて光学箱10を本体フレーム20に固定す
る。
【0039】製造現場において調整台15の穴15aに
嵌挿される第2の位置決めピン13bは、位置決めプレ
ート12の上面に突出しており、図2に示すように、位
置決めプレート12を光学箱10に締結するビス12a
の頭の締結面は位置決めプレート12の上面であるか
ら、該締結面と調整台15の間の離間距離S1 は極めて
小さい。
【0040】従って、位置決めプレート等が比較的軟質
のプラスチック材料等で作られていても、ビスによって
位置決めプレートを光学箱に締結するときに位置決めピ
ンに大きな変形が生じることなく、従来例のように位置
決めピンの変形のために調整位置が狂ってしまうおそれ
はない。その結果、結像位置の最終調整を極めて高精度
で行なうことができる。
【0041】本実施の形態によれば、本体フレームに対
する光学箱の組み付け位置の誤差に起因する焦点ボケや
画像ずれ等のトラブルを回避して、画像形成装置の画質
向上に大きく貢献できる。
【0042】加えて、前述のように、各位置決めプレー
トは光学箱の高さ寸法の略中央部にビス止めされ、位置
決めプレートの第1、第2の位置決めピンは双方とも光
学箱の高さ方向に突出していないため、画像形成装置に
組み付けるまでの搬送中や組み付け作業中に外部部品等
が位置決めピンに触れて変形を起こして、調整位置がず
れてしまう等のトラブルもない。
【0043】また、各位置決めプレートがその上下方向
に突出する第1、第2の位置決めピンを有し、これらが
同軸的に配設されているため、光偏向走査装置を天地逆
に組み付ける機種の画像形成装置にもそのまま適用でき
るという特筆すべき長所がある。すなわち、図5に示す
ように、光学箱10をそのまま上下逆にして、天地逆形
式の画像形成装置の本体フレーム30の基準穴に各位置
決めプレート12の第2の位置決めピン13bを係合さ
せれば、走査光の結像位置を回転ドラムD2 上の所定の
結像面に正確に合わせることができる。このような位置
決めののち、ビス31を用いて本体フレーム30に光学
箱10を固定する。
【0044】図6および図7は一変形例を示す。これ
は、各位置決めプレート42の下面から下方に突出する
第1の位置決め部である位置決めピン43aを設けると
ともに、各位置決めプレート42の上面には、位置決め
ピン43aと同軸状の第2の位置決め部である位置決め
穴43bを設けたものである。製造現場における結像位
置の調整は、各位置決めプレート42の位置決めピン4
3aを光学箱10の貫通孔10aに嵌挿し、調整台45
のピン45aを各位置決めプレート42の位置決め穴4
3bに係合させて行なう。
【0045】このように、調整台に係合させる位置決め
プレートの第2の位置決め部の形状は、位置決めプレー
トの上面から突出する位置決めピン等の突出部でもよい
し、位置決めプレートの上面に開口する位置決め穴等の
凹所でもよい。
【0046】なお、本実施の形態の光学箱には一対の位
置決めプレートが設けられているが、位置決めプレート
の数は必要に応じていくつでもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0048】位置決めピン等の変形に起因する画質劣化
を回避するとともに、天地逆の機種にも容易に適用でき
る高性能な光偏向走査装置を実現できる。このような光
偏向走査装置を搭載することで、画像形成装置の画質向
上と低価格化に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による光偏向走査装置を示すもの
で、(a)はその模式平面図、(b)は模式側面図であ
る。
【図2】図1の装置の一部分を拡大して示す部分拡大断
面図である。
【図3】図2の装置を分解した状態で示す分解斜視図で
ある。
【図4】図1の装置を画像形成装置に組み付けた状態で
示すもので、(a)はその模式平面図、(b)は模式側
面図である。
【図5】図1の装置を画像形成装置に天地逆に組み付け
た状態で示すもので、(a)はその模式平面図、(b)
は模式側面図である。
【図6】一変形例を示す拡大部分断面図である。
【図7】図6の装置を分解した状態で示す分解斜視図で
ある。
【図8】一従来例を示すもので、(a)はその模式平面
図、(b)は模式側面図である。
【図9】図8の装置の一部分を拡大して示す部分拡大断
面図である。
【図10】図9の装置を分解して示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 シリンドリカルレンズ 3 回転多面鏡 4 結像レンズ系 7 BDセンサ 10 光学箱 10a 貫通孔 11 窓 12,42 位置決めプレート 12a,21,31,42a ビス 13a,13b,43a 位置決めピン 14 受け台 15,45 調整台 20,30 本体フレーム 43b 位置決め穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを発生する光源と、前記光ビー
    ムを偏向走査する走査手段と、前記光ビームを感光体に
    結像させる結像手段と、該結像手段と前記走査手段を収
    容する光学箱と、該光学箱をその支持手段に対して位置
    決めするための少なくとも1個の位置決めプレートを有
    し、該位置決めプレートが、互いに異なる向きに配設さ
    れた第1および第2の位置決め部を備えており、前記第
    1または前記第2の位置決め部を用いて前記光学箱の位
    置決めを行なうように構成されていることを特徴とする
    光偏向走査装置。
  2. 【請求項2】 位置決めプレートの第1および第2の位
    置決め部が、互いに逆向きで同軸上に配設された一対の
    位置決めピンであることを特徴とする請求項1記載の光
    偏向走査装置。
  3. 【請求項3】 位置決めプレートの第1および第2の位
    置決め部が、互いに逆向きで同軸上に配設された位置決
    めピンと位置決め穴であることを特徴とする請求項1記
    載の光偏向走査装置。
  4. 【請求項4】 位置決めプレートが、光学箱の高さ寸法
    の中央部に配設されていることを特徴とする請求項1な
    いし3いずれか1項記載の光偏向走査装置。
  5. 【請求項5】 光学箱の支持手段が、画像形成装置の本
    体フレームであることを特徴とする請求項1ないし4い
    ずれか1項記載の光偏向走査装置。
JP10193698A 1998-06-24 1998-06-24 光偏向走査装置 Pending JP2000010036A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015143761A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
US9310757B2 (en) 2014-07-29 2016-04-12 Kyocera Document Solutions Inc. Attachment mechanism of optical scanning device and image forming apparatus including this attachment mechanism
US9407780B2 (en) 2014-12-11 2016-08-02 Kyocera Document Solutions Inc. Light scanning device and image forming apparatus including the same

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