JP2000008169A - 放電発生用アンテナ - Google Patents

放電発生用アンテナ

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JP2000008169A
JP2000008169A JP10173102A JP17310298A JP2000008169A JP 2000008169 A JP2000008169 A JP 2000008169A JP 10173102 A JP10173102 A JP 10173102A JP 17310298 A JP17310298 A JP 17310298A JP 2000008169 A JP2000008169 A JP 2000008169A
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JP
Japan
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antenna
discharge
discharge generating
generating
side wall
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JP10173102A
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English (en)
Inventor
Shinji Yashima
伸二 八島
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードウェアをあまり変更することなく、真
空容器がプラズマによりスパッタリングされることによ
るパーティクルの発生を防止することができるようにす
る。 【解決手段】 放電発生用アンテナ13は、長さ方向に
垂直な断面が扁平な形状を有するように形成されてい
る。また、このアンテナ13は、平坦面131,132
が反応容器11の放電発生部112の側壁1aにほぼ並
行になるように配設されている。これにより、放電発生
用アンテナ13においては、放電発生部112の側壁1
aと対向する面が、この面から出力またはこの面に入力
される複数の電気力線がほぼ平行になるように、形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無電極放電方式に
よってプラズマ生成用の放電を発生させる環状の放電発
生用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化学反応を使ってウェーハの表面
に所定の薄膜を形成するCVD(Chemical Vapor Depos
ition)装置では、化学反応を促進するためのエネルギ
ーとしてプラズマが注目されている。
【0003】このプラズマCVD装置を実現するために
は、プラズマを生成する必要がある。このプラズマを生
成するためには、放電を発生させる必要がある。
【0004】この放電を発生させる方式としては、従
来、種々の方式が考えられている。その1つとして、無
電極放電発生方式がある。この無電極放電発生方式は、
放電発生用アンテナに高周波電力を印加することによ
り、放電を発生させる方式である。この無電極放電発生
方式は、高密度のプラズマを発生させることができる放
電発生方式として注目されている。
【0005】この無電極放電発生方式としては、例え
ば、誘導結合方式(以下「ICP(Inductive Coupled
Plasma)方式」という。)がある。このICP方式は、
放電発生用アンテナに高周波電力を印加し、高周波電磁
誘導によって放電を発生させる方式である。
【0006】無電極放電発生方式として、ICP方式を
用いた従来のプラズマCVD装置では、放電発生用アン
テナとして、銅管によって形成された1ターンのアンテ
ナが用いられることが多かった。この場合、銅管として
は、通常、径が1/4〜3/8インチ程度の銅管が用い
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、密閉された成膜空間、言い換えれば、プ
ラズマ生成空間を提供する反応容器(真空容器)がプラ
ズマにってスパッタリングされることにより、パーティ
クルが発生するという問題があった。
【0008】これを図13を用いて説明する。図13
は、プラズマCVD装置の一部の側断面図である。図に
おいて、31は反応容器を示し、32は放電発生用アン
テナを示す。また、x1は、放電発生用アンテナ32の
表面から出力またはこの表面に入力される複数の電気力
線を示し、x2は、この電気力線x1によって形成され
る等電位面を示す。
【0009】図示のごとく、複数の電気力線x1は、放
電発生用アンテナ32の中心軸の周りに放射状に延在す
る。これにより、反応容器31の一部に電気力線x1が
集中する。その結果、反応容器31の一部で電界が強く
なる。これにより、この部分で、反応容器31がプラズ
マによりスパッタリングされる。その結果、反応容器3
1の寿命が短縮されるだけでなく、パーティクルが発生
する。
【0010】この問題を解決するために、従来は、放電
発生用アンテナとして、複数ターンのアンテナを用いる
プラズマCVD装置が考えられていた。
【0011】しかしながら、このような構成では、プラ
ズマCVD装置のハードウェアの変更が大きくなるとい
う問題があった。
【0012】すなわち、放電発生用アンテナとして、1
ターンのアンテナを用いる場合は、高周波電源として、
例えば、周波数が13.56MHzの電源が用いられ
る。これに対し、2ターンのアンテナを用いる場合は、
例えば、2MHzの電源が用いられる。また、3ターン
以上のアンテナを用いる場合は、例えば、400KHz
の電源が用いられる。
【0013】これにより、このような構成では、放電発
生用アンテナを変更するだけでなく、高周波電源も変更
しなければならない。その結果、このような構成では、
プラズマCVD装置のハードウェアの変更が大きくな
る。
【0014】そこで、本発明は、装置のハードウェアを
あまり変更することなく、真空容器がプラズマによって
スパッタリングされることによるパーティクルの発生を
防止することができる放電発生用アンテナを提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の放電発生用アンテナは、無電極放電方
式によってプラズマ生成用の放電を発生させる環状の放
電発生用アンテナにおいて、密閉されたプラズマ生成空
間を提供するための真空容器と対向する面が、この面か
ら出力またはこの面に入力される複数の電気力線がほぼ
並行に延在するように、形成されていることを特徴とす
る。
【0016】上記構成では、真空容器と対向する面から
出力またはこの面に入力される複数の電気力線がほぼ平
行に延在する。これにより、真空容器の一部でこの複数
の電気力線が集中することがない。その結果、真空容器
の一部でこの複数の電気力線によって与えられる電界が
強くなることがない。これにより、高周波電源を変更す
ることなく、放電発生用アンテナを変更するだけで、プ
ラズマによるスパッタリングによるパーティクルの発生
を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示す側断面図である。ここで、この図1に示す放電発
生用アンテナの構成を説明する前に、このアンテナが用
いられるプラズマCVD装置の構成及び動作の一例を説
明する。
【0019】図3は、このプラズマCVD装置の構成の
一例を示す断面図である。なお、図には、放電発生用ア
ンテナとして、1ターンのICP方式のアンテナを用い
るプラズマCVD装置を代表として示す。
【0020】図示のプラズマCVD置は、反応容器11
と、チャック部12と、放電発生用アンテナ13と、高
周波発振器14とを有する。
【0021】ここで、反応容器11は、成膜用の密閉さ
れた反応空間を提供する。言い換えれば、密閉されたプ
ラズマ生成空間を提供する。この反応容器11は、真空
容器によって構成されている。また、チャック部12
は、被成膜ウェーハWを保持する。また、放電発生用ア
ンテナ13は、プラズマ生成用の放電を発生させる。ま
た、高周波発振器14は、放電発生用アンテナ13に印
加する高周波電力を発生する。
【0022】上記反応容器11は、例えば、円筒状に形
成されている。この円筒状の反応容器11は、中心軸Z
が鉛直方向を向くように配設されている。また、この反
応容器11は、成膜部111と、放電発生部112とを
有する。成膜部111では、成膜処理が行われる。放電
発生部112では、プラズマ生成用の放電が発生させら
れる。これらは、同軸的に形成されている。この場合、
成膜部111は、下方に位置決めされ、放電発生部11
2は、上方に位置決めされている。また、成膜部111
の径は、放電発生部112の径より大きくなるように設
定されている。
【0023】反応容器11は、放電発生部112の側壁
1aを除いて、金属によって形成されている。これに対
し、放電発生部112の側壁1aは、例えば、石英など
の誘電体によって形成されている。これは、高周波損失
を小さくするためである。これにより、この放電発生部
112の側壁1aは、誘電体窓とされている。
【0024】上記チャック部12は、反応容器11の底
板2aの上面に配設されている。このチャック部12の
上面には、被処理ウェーハWが載置される。
【0025】上記放電発生用アンテナ13は、放電発生
部112の側壁1aを取り囲むように配設されている。
この場合、このアンテナ13は、放電発生部112と同
軸的に、かつ、側壁1aに接触するように配設されてい
る。また、このアンテナ13は、例えば、側壁1aに対
して放電発生部112の軸方向の中央部に位置するよう
に配設されている。
【0026】図4は、放電発生用アンテナ13の全体形
状を示す斜視図である。図示のごとく、放電発生用アン
テナ13は、環状に形成されている。そして、このアン
テナ13の両端部は、高周波発振器14に接続されてい
る。
【0027】上記構成では、成膜処理を行う場合は、ま
ず、被処理ウェーハWがチャック部12の上面に載置さ
れる。また、反応容器11の内部の雰囲気が真空排気さ
れる。この真空排気処理により、処理容器11の内部の
圧力が予め定めた圧力になると、反応容器11の内部に
反応ガスが供給される。また、高周波発振器14から放
電発生用アンテナ13に高周波電力が印加される。これ
により、高周波電磁誘導によって、反応容器11の内部
にプラズマが形成される。その結果、被処理ウェーハW
の表面に所定の薄膜が形成される。
【0028】以上が、本実施の形態の放電発生用アンテ
ナ13が設けられるプラズマCVD装置の構成及び動作
である。
【0029】次に、図1を参照しながら、本実施の形態
の放電発生アンテナ13の構成を説明する。図1は、図
3において、丸Aで囲む部分の構成を拡大して示す側断
面図である。
【0030】図示のごとく、放電発生用アンテナ13
は、長さ方向に垂直な断面が扁平な形状を有するように
構成されている。また、このアンテナ13は、例えば、
銅管により形成されている。さらに、このアンテナ13
は、2つの平坦な面131,132が放電発生部111
の側壁1aにほぼ平行になるように配設されている。言
い換えれば、平坦面131,132が反応容器11の中
心軸zとほぼ並行になるように配設されている。
【0031】上記構成において、図2を参照しながら、
動作を説明する。図2は、本実施の形態における電気力
線の分布を示す図である。
【0032】放電発生用アンテナ13に高周波電力が印
加されると、このアンテナ13の表面から複数の電気力
線x1が出力またはこの表面に複数の電気力線x1が入
力される。この複数の電気力線x1は、放電発生用アン
テナ13の表面に垂直となる。これにより、このアンテ
ナ13の内側の平坦面(放電発生部112の側壁1aと
対向する面)132から出力またはこの平坦面132に
入力される複数の電気力線x1はほぼ並行に延在する。
その結果、この複数の電気力線Pは、放電発生部112
の側壁1aをほぼ垂直に横切る。
【0033】言い換えれば、上記構成では、放電発生用
アンテナ13の平坦面132に、放電発生部112の側
壁1aに平行な棒状電荷が形成される。これにより、こ
の平坦面132から出力またはこの平坦面132に入力
される電気力線x1がほぼ平行に延在する。その結果、
この複数の電気力線x1は、放電発生部112の側壁1
aをほぼ垂直に横切る。
【0034】以上詳述した本実施の形態によれば、放電
発生用アンテナ13は、長さ方向に垂直な断面が扁平な
形状を有するように形成されている。また、このアンテ
ナ13は、平坦面131,132が放電発生部112の
側壁1aにほぼ並行になるように配設されている。これ
により、放電発生用アンテナ13において、放電発生部
112の側壁1aと対向する面(平坦面132)が、こ
の面から出力またはこの面に入力される複数の電気力線
x1がほぼ平行に延在するように、形成されている。
【0035】その結果、放電発生部112の側壁1aの
一部に複数の電気力線x1が集中し、この部分で電界が
強くなることを防止することができる。これにより、高
周波電源14を変更することなく、放電発生用アンテナ
13を変更するだけで、この側壁1aがプラズマによっ
てスパッタリングされることによるパーティクルの発生
を防止することができる。その結果、ハードウェアをあ
まり変更することなく、プラズマによるスパッタリング
によるパーティクルの発生を防止することができる。
【0036】図5は、本発明の第2の実施の形態の構成
を示す側断面図である。図において、21は、本実施の
形態の放電発生用アンテナを示す。このアンテナ21
は、先の実施の形態と同様に、放電発生部112の側壁
1aに対して反応容器11の軸方向の中央部に位置する
ように配設されている。
【0037】この放電発生用アンテナ21は、アンテナ
本体211と、導体帯212とを有する。ここで、アン
テナ本体211は、環状に形成されている。また、この
アンテナ本体211は、長さ方向に垂直な断面が円形と
なるように形成されている。なお、このアンテナ本体2
11は、例えば、銅管によって構成されている。
【0038】導体帯212は、環状に形成されている。
また、この導体帯212は、アンテナ本体211の内側
の面に取り付けられている。この場合、導体帯212
は、放電発生部112の側壁1aとほぼ並行になるよう
に取り付けられている。なお、この導体帯212は、例
えば、銅板によって形成されている。
【0039】このような構成でも、放電発生用アンテナ
21において、放電発生部112の側壁1aと対向する
面が、この面から出力またはこの面に入力される複数の
電気力線x1が図6に示すようにほぼ並行に延在するよ
うに、形成されている。これにより、この複数の電気力
線x1が側壁1aの一部に集中することがない。その結
果、ハードウェアをあまり変更することなく、スパッタ
リングによるパーティクルの発生を防止することができ
る。
【0040】図7は、本発明の第3の実施の形態の構成
を示す側断面図である。図において、22が本実施の形
態の放電発生用アンテナを示す。
【0041】先の実施の形態では、放電発生用アンテナ
13,21を放電発生部112に配設する場合を説明し
た。これに対し、本実施の形態では、図7に示すよう
に、放電発生用アンテナ22を成膜部111と放電発生
部112との間にまたがるように配設したものである。
【0042】この場合、放電発生用アンテナ22は、例
えば、第1の実施の形態と同様に、断面が扁平な形状を
有するように形成されている。また、このアンテナ22
は、成膜部111と放電発生部112との境界部分の外
観形状に合わせて変形されている。図示の例の場合、放
電発生部112の側壁1aと成膜部111の天板3a
は、直角をなすように形成されている。このため、アン
テナ22も、断面が直角になるように形成されている。
これにより、アンテナ22は、反応容器11と対向する
面として、放電発生部112の側壁1aと対向する平坦
面221と、成膜部111の天板3aと対向する平坦面
222とを有する。
【0043】このような構成でも、放電発生用アンテナ
22において、放電発生部112の側壁1aに対向する
面(平坦面221)が、この面から出力またはこの面に
入力される複数の電気力線x1が図8に示すようにほぼ
並行に延在するように、形成されている。これにより、
この複数の電気力線x1が側壁1aの一部に集中するこ
とがない。
【0044】同様に、放電発生用アンテナ22におい
て、成膜部111の天板3aと対向する面(平坦面22
2)が、この面から出力またはこの面に入力される複数
の電気力線x1が図8に示すようにほぼ並行に延在する
ように、形成されている。これにより、この複数の電気
力線x1が天板3aの一部に集中することがない。
【0045】以上から、本実施の形態では、ハードウェ
アをあまり変更することなく、スパッタリングによるパ
ーティクルの発生を防止することができる。
【0046】以上、本発明の3つの実施の形態を説明し
たが、本発明は、上述したような実施の形態に限定され
るものではない。
【0047】(1)例えば、先の実施の形態では、放電
発生用アンテナ13,21,22において、放電発生部
112の側壁1aや成膜部111の天板3aと対向する
面をこれらに並行に配設する場合を説明した。しかしな
がら、本発明は、斜めに傾けて配設するようにしてもよ
い。このような構成であっても、上記対向面から出力ま
たはこの対向面に入力される複数の電気力線がほぼ平行
に延在するので、放電発生部112の側壁1aや成膜部
111の天板3aの一部で電気力線x1が集中するのを
防止することができる。これにより、プラズマによるス
パッタリングによるパーティクルの発生を防止すること
ができる。
【0048】(2)また、先の実施の形態では、本発明
を、反応容器11の外部に配設される放電発生用アンテ
ナに適用する場合を説明した。しかしながら、本発明
は、反応容器11の内部に配設される放電発生用アンテ
ナにも適用することができる。この場合は、放電発生用
アンテナにおいて、外側の面が、この面から出力または
この面に入力される電気力線がほぼ平行に延在するよう
に、形成される。要は、本発明は、反応容器11と対向
する面が、この面から出力またはこの面に入力される電
気力線がほぼ平行に延在するように、形成されているも
のであればよい。
【0049】(3)また、先の実施の形態では、本発明
を、1ターンの放電発生用アンテナに適用する場合を説
明した。しかしながら、本発明は、2ターン以上の放電
発生用アンテナにも適用することができる。
【0050】図9は、例えば、2ターンの放電発生用ア
ンテナ23を用いたプラズマCVD装置の構成を示す側
断面図であり、図10は、このアンテナ23の外観構成
を示す斜視図である。同様に、図11は、例えば、4タ
ーンの放電発生用アンテナ24を用いたプラズマCVD
装置の構成を示す側断面図であり、図12は、このアン
テナ23の外観構成を示す斜視図である。
【0051】これらの2ターン以上の放電発生用アンテ
ナ23,24にも、本発明は適用することができる。な
お、4ターンの放電発生用アンテナ24は、図11に示
すごとく、例えば、コイル状ではなく、スパイラル状に
形成されている。また、これらの図においては、アンテ
ナ23,24として、第1の実施の形態と同じ形状のア
ンテナを代表として示す。
【0052】(4)また、先の実施の形態では、本発明
を、ICP方式の放電発生用アンテナに適用する場合を
説明した。しかしながら、本発明は、ICP方式以外の
無電極放電方式の放電発生用アンテナにも適用すること
ができる。例えば、本発明は、ヘリコン方式の放電発生
用アンテナにも適用することができる。
【0053】(5)この他にも、本発明は、その要旨を
逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論で
ある。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の放電
発生用アンテナによれば、処理容器と対向する面が、こ
の面から出力またはこの面に入力される複数の電気力線
がほぼ並行となるように、形成されている。これによ
り、この複数の電気力線が処理容器の一部に集中するこ
とを防止することができる。その結果、処理容器の一部
がプラズマによりスパッタリングされることによるパー
ティクルの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す側断面
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するた
めの側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の放電発生用アンテ
ナが用いられるプラズマCVD装置の一例の構成を示す
側断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の放電発生用アンテ
ナの外観構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の構成を示す側断面
図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の動作を説明するた
めの側断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の構成を示す側断面
図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の動作を説明するた
めの側断面図である。
【図9】本発明を適用可能な2ターンの放電発生用アン
テナを有するプラズマCVD装置の構成の一例を示す側
断面図である。
【図10】2ターンの放電発生用アンテナの外観構成を
示す斜視図である。
【図11】本発明を適用可能な4ターンの放電発生用ア
ンテナを有するプラズマCVD装置の構成の一例を示す
側断面図である。
【図12】4ターンの放電発生用アンテナの外観構成を
示す斜視図である。
【図13】従来の放電発生用アンテナの構成を示す側断
面図である。
【符号の説明】
11…反応容器、12…チャック部、13,21,2
2,23,24…放電発生用アンテナ、14…高周波発
振器、111…成膜部、112…放電発生部、131,
132,…平坦面、211…アンテナ本体、212…導
体帯、221,222…平坦面、1a…側壁、2a…底
板、3a…天板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無電極放電方式によってプラズマ生成用
    の放電を発生させる環状の放電発生用アンテナにおい
    て、 密閉されたプラズマ生成空間を提供するための真空容器
    と対向する面が、この面から出力またはこの面に入力さ
    れる複数の電気力線がほぼ並行に延在するように、形成
    されていることを特徴とする放電発生用アンテナ。
JP10173102A 1998-06-19 1998-06-19 放電発生用アンテナ Pending JP2000008169A (ja)

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