JP2000007842A - ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物とその製造法 - Google Patents

ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物とその製造法

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JP2000007842A
JP2000007842A JP17261798A JP17261798A JP2000007842A JP 2000007842 A JP2000007842 A JP 2000007842A JP 17261798 A JP17261798 A JP 17261798A JP 17261798 A JP17261798 A JP 17261798A JP 2000007842 A JP2000007842 A JP 2000007842A
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polyolefin resin
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Shinji Yamamoto
新治 山本
Hideo Kurihara
秀夫 栗原
Kimio Nakayama
喜美男 中山
Yukihiko Asano
之彦 浅野
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリオレフィンに層状珪酸塩を含むポリアミド
繊維を溶融混練して強度や剛性と共に耐摩耗性や摩擦性
能の優れたポリアミド繊維強化ポリオレフィン組成物を
提供する。 【解決手段】ポリオレフィン,層状珪酸塩が均一に分散
したポリアミド繊維及びシランカップリング剤からなる
ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物とその製
造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオレフィン及び
層状珪酸塩が均一に分散したポリアミド繊維からなり,
ゴム状ポリマーや樹脂の強化材料として好適に使用でき
る。
【0002】
【従来の技術】ゴム状ポリマーはその回復弾性率が高く
弾性率が低いことにより,色々なゴム製品として使用さ
れてきた。しかし,回復弾性率が高いながら弾性率はも
う少し高いものや,弾性率が高くしかも耐久性があるも
のなど,要求はますます高くなってきてきた。樹脂分野
でも弾性率が高く軽く強度があり,そして更に耐衝撃性
も高いものが要求されるようになってきた。
【0003】ポリオレフィンとゴムに微細なポリアミド
繊維を分散させた繊維強化組成物が特開平7−2381
89号公報に開示されている。平均繊維径が1μm以下
に分散してペレット状で得られるのでハンドリングが容
易で樹脂やゴム状ポリマーの補強剤として好適に使用さ
れている。しかし,更にタイヤ及びロール,履物などの
分野では摩擦性能なども要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決し,剛性や強度に優れ更に摩擦性能に優れたポリア
ミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決のための手段】本発明によれば,(a)ポ
リオレフィン90〜40重量部,(b)層状珪酸塩を含
有するポリアミド繊維10〜60重量部,及び(c)シ
ランカップリング剤からなるポリアミド繊維強化ポリオ
レフィン樹脂組成物が提供される。そして,(a)成分
と (b)成分の合計100重量部に対して(c)成分の
シランカップリング剤が0.1〜5.5重量部配合され
ており,ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物
中にポリアミド繊維が平均繊維径1μm以下に分散し,
(b)成分中に含有する層状珪酸塩がポリアミド繊維1
00重量部に対して0.05〜30重量部である。更
に,(a)ポリオレフィン,及び(c)シランカップリ
ング剤を溶融して混練したマトリックス中に,(b)層
状珪酸塩を含有するポリアミドを溶融混練して押出し,
ポリアミドの融点以下の温度で延伸又は圧延して繊維状
に分散させるポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組
成物の製造法が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,本発明のポリアミド繊維強
化ポリオレフィン樹脂組成物とその製造法を具体的に説
明する。(a)成分はポリオレフィンであり,80〜2
50℃の範囲の融点を有するものが好ましい。また,5
0℃以上,特に好ましくは50〜200℃のビカット軟
化点を有するものも用いられる。 (a)成分の好適な例
としては,炭素数2〜8のオレフィンの単独重合体や共
重合体,炭素数2〜8のオレフィンと酢酸ビニルとの共
重合体,炭素数2〜8のオレフィンとアクリル酸あるい
はそのエステルとの共重合体,炭素数2〜8のオレフィ
ンとメタクリル酸あるいはそのエステルとの共重合体,
及び炭素数2〜8のオレフィンとビニルシラン化合物と
の共重合体が挙げられる。
【0007】(a)成分の具体例としては,高密度ポリ
エチレン,低密度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,エチレン・プロピレンブロック共
重合体,エチレン・プロピレンランダム共重合体,ポリ
4−メチルペンテン−1,ポリブテン−1,ポリヘキセ
ン−1,エチレン・酢酸ビニル共重合体,エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体,エチレン・アクリル酸共重合
体,エチレン・アクリル酸メチル共重合体,エチレン・
アクリル酸エチル共重合体,エチレン・アクリル酸プロ
ピル共重合体,エチレン・アクリル酸ブチル共重合体,
エチレン・アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体,エ
チレン・アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体,エチレ
ン・ビニルトリメトキシシラン共重合体,エチレン・ビ
ニルトリエトキシシラン共重合体,エチレン・ビニルシ
ラン共重合体などが挙げられる。(a)成分の別の具体
例としては、塩素化ポリエチレンや臭素化ポリエチレ
ン、クロロスルホン化ポリエチレンなどのハロゲン化ポ
リオレフィンが挙げられる。
【0008】これらの中でも特に好ましいものとして
は,高密度ポリエチレン(HDPE),低密度ポリエチ
レン(LDPE),線状低密度ポリエチレン(LLDP
E),ポリプロピレン(PP),エチレン・プロピレン
ブロック共重合体,エチレン・プロピレンランダム共重
合体,ポリ4−メチルペンテン−1(P4MP1),エ
チレン・酢酸ビニル共重合体(EVA),及びエチレン
・ビニルアルコール共重合体が挙げられ,中でもメルト
フローインデックス(MFI)が0. 2〜50g/10
minの範囲のものが最も好ましいものとして挙げられ
る。(a)成分1種類のみ用いてもよく,2種以上を組
合せて使用してもよい。
【0009】(b)成分は層状珪酸塩が均一に分散し含
有され,押出し及び延伸によって強靱な繊維を与えるポ
リアミドであり,その融点が135〜350℃の範囲,
特に160〜265℃の範囲の融点を有するものが好ま
しい。
【0010】ポリアミドの具体例としては,ナイロン
6,ナイロン66,ナイロン6−ナイロン66共重合
体,ナイロン610,ナイロン612,ナイロン46,
ナイロン11,ナイロン12,ナイロンMXD6,キシ
リレンジアミンとアジピン酸との重縮合体,キシリレン
ジアミンとピメリン酸との重縮合体,キシリレンジアミ
ンとスペリン酸との重縮合体,キシリレンジアミンとア
ゼライン酸との重縮合体,キシリレンジアミンとセバシ
ン酸との重縮合体,テトラメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体,ヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、オクタメチレンジアミンとテレフタル酸
の重縮合体,トリメチルヘキサメチレンジアミンとテレ
フタル酸の重縮合体,デカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体,ウンデカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体,ドデカメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体,テトラメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体,ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体,オクタメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体,トリメチルヘキサメチレンジアミンとイソフタ
ル酸の重縮合体,デカメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体,ウンデカメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体,及びドデカメチレンジアミンとイソフタル
酸の重縮合体などが挙げられる。
【0011】これらのポリアミドの内,特に好ましいも
のとしては(a)成分のポリオレフィンよりも30℃以
上高い融点を有するものである。具体的にはナイロン6
(PA6),ナイロン66(PA66),ナイロン6−
ナイロン66共重合体,ナイロン610,ナイロン61
2,ナイロン46,ナイロン11,及びナイロン12な
どが挙げられる。これらは単独で使用しても,2種以上
を併用してもよい。これらのポリアミドは,10,00
0〜200,000の範囲の分子量を有していることが
好ましい。
【0012】(b)成分に均一に分散し含有される層状
珪酸塩とは,ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組
成物に優れた機械特性及び摩擦性能を付与する成分であ
る。その性状は,通常は厚みが0.6〜2nmで一片の
長さが2〜1,000nmの範囲のものが上記特性を発
現するために好ましい。層状珪酸塩はポリアミド成分中
に分散した際にはそれぞれが平均的に2nm以上の層間
距離を保持し均一に分散することを特徴とする。ここで
言う層間距離とは層状珪酸塩の平板状の重心間距離を言
い,均一に分散するとは層状珪酸塩の一枚一枚が平行に
ランダムに,もしくは平行とランダムが混在した状態
で,その50%以上が,好ましくは70%以上が塊を形
成することなく分散する状態を言う。従って層状珪酸塩
とは一片が2〜1,000nm,厚みが0.6〜2nm
の物質の微細な一単位を示すものである。このような層
状珪酸塩の原料としては,珪酸マグネシウムまたは珪酸
アルミニウムの層から構成される層状フィロ珪酸鉱物を
例示することができる。具体的にはモンモリロナイト,
サポナイト,ノントロナイト,ヘクトライト,スティブ
ンサイトなどのスメクタイト系粘土鉱物やバミューキュ
ライト,ハラサイトなどを例示することができる。これ
らは天然物であっても,合成されたものであってもよ
い。これらのなかでもモンモリロナイトが好ましい。か
かる層状珪酸塩をポリアミド樹脂に均一に分散させる方
法に制限がないが,層状珪酸塩の層間でポリアミドを合
成するためには次の3点を満足する有機物を先ず層間に
挿入(インターカーレーション)し,重合する必要があ
る。まず,(1)片末端は層状珪酸塩とイオン結合する
ためアンンモニウムイオンであること,(2)他の末端
はナイロンモノマー(ε−カプロラクタム)を開環重合
させるためカルボキシル基(−COOH)を持つこと,
(3)ε−カプロラクタムで珪酸塩層が膨潤するような
極性を有することなどを満足する化合物が必要であり,
この代表化合物として例えばω−アミノ酸(H2 N (C
2)n-1 COOH)(nは2〜18)がある。本発明の
層状珪酸塩の原料が多層状粘土鉱物である場合には膨潤
化剤と接触させて予め層間を拡げて層間にモノマーを取
り込み易くした後にポリアミドのモノマーと混合して重
合する方法(特公平8−22946号)によってもよ
い。また,膨潤化剤に高分子化合物を用いて予め層間を
10nm以上に拡げて,これをポリアミド樹脂もしく
は,これを含む樹脂と溶融混練して均一分散させる方法
によってもよい。層状珪酸塩の割合はポリアミド成分1
00重量部に対して0.05〜30重量部が好ましく,
更に好ましくは0.1〜10重量部である。層状珪酸塩
成分の配合割合が0.05重量部未満であると成形体の
剛性,耐熱性の向上が小さくなり,30重量部を超える
と樹脂組成物の流動性が極端に低下するので好ましくな
い。
【0013】(c)成分のシランカップリング剤は
(a)成分及び(b)成分を相互に結合させる結合剤で
ある。その具体例としては、ビニルトリメトキシシラ
ン,ビニルトリエトキシシラン,ビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シラン,ビニルトリアセチルシラン,
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン,β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン,γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラ
ン,N−β−(アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン,N−β−(アミノエチル)アミノプロピル
トリエトキシシラン,N−β−(アミノエチル)アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン,N−β−(アミノエ
チル)アミノプロピルエチルジメトキシシラン,N−β
−(アミノエチル)アミノプロピルエチルジエトキシシ
ラン,γ−アミノプロピルトリエトキシシラン,N−フ
ェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−
〔N−(β−メタクリロキシエチル)−N,N−ジメチ
ルアンモニウム(クロライド)〕プロピルメトキシシラ
ン,及びスチリルジアミノシランなどが挙げられる。中
でも、アルコキシ基などから水素原子を奪って脱離し易
い基及び/又は極性基とビニル基とを有するものが特に
好ましく用いられる。
【0014】シランカップリング剤の量は(a)成分及
び(b)成分の合計100重量部に対して0.1〜5.
5重量部の範囲が好ましく,特に好ましくは0.2〜
3.0重量部である。0.1重量部未満では(a)成分
及び(b)成分が相互にカップリング剤を介して相互に
結合しないので強度の高い組成物が得られないし,5.
5重量部を超えると(b)成分のポリアミドの微細な繊
維構造が発現しないので弾性率に優れた組成物が得られ
ない。
【0015】(c)成分のシランカップリング剤と共に
有機過酸化物を併用することができる。併用することに
より(a)成分や(b)成分の分子鎖上にラジカルが形
成されシランカップリング剤と反応して(a)成分及び
(b)成分の相互の結合が促進される。そうすると
(a)成分及び(b)成分が界面で相互に結合すること
になる。有機過酸化物としては1分間の半減期温度が,
(a)成分の融点或いは(b)成分の融点のいずれか高
い方と同じ温度ないし,この温度より30℃程高い温度
範囲であるものが好ましく用いられる。具体的には1分
間の半減期温度が110〜250℃程度のものが好まし
く用いられる。このときの有機過酸化物の使用量は,
(a)成分100重量部に対して,0. 01〜1. 0重
量部の範囲が好ましい。
【0016】有機過酸化物の具体例としては,1,1−
ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン,1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシク
ロヘキサン,2,2−ジ−t−ブチルパーオキシブタ
ン,n−ブチル−4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバ
レリネイト,2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパ
ーオキシシクロヘキサン)プロパン,2,2,4−トリ
メチルペンチル−パーオキシネオデカネート,α−クミ
ル−パーオキシネオデカネート,t−ブチル−パーオキ
シネオヘキサネート、t−ブチルパーオキシピバレー
ト,t−ブチルパーオキシアセテート,t−ブチルパー
オキシラウレート,t−ブブチルパーオキシベンゾエー
ト,t−ブチルパーオキシイソフタルレートなどが挙げ
られる。
【0017】(b)成分中のポリアミドは殆どが微細な
繊維として(a)成分マトリックス中に均一に分散して
いる。具体的には70重量%,好ましくは80重量%,
特に好ましくは90重量%以上が微細な繊維として分散
している。ポリアミド繊維の平均繊維径は1μm以下で
あり,平均繊維長さは1,000μm以下であることが
好ましい。平均繊維長さと平均繊維径の比で表されるア
スペクト比は20以上であり,1,000以下であるこ
とが望ましい。そして,(a)成分及び(b)成分は界
面で相互に結合している。
【0018】(a)成分及び(b)成分の割合は(a)
成分90〜40重量部に対して(b)成分は10〜60
重量部である。(b)成分が10重量部未満では弾性率
や強度の向上効果が少なく,60重量部を超えると成形
品の外観が悪いものになる。
【0019】本発明のポリアミド繊維強化ポリオレフィ
ン樹脂組成物には物性を損なわない範囲で充填剤を加え
てもよい。充填剤としては炭素繊維,ガラス繊維,金属
繊維,ガラスビーズ,タルク,カオリン,クレー,雲
母,モンモリロナイト,塩基性炭酸マグネシウム,ワラ
スナイトなどを加えてもよい。その他,酸化防止剤,紫
外線吸収剤,軟化剤,難燃剤,柔軟剤,滑剤,タッキフ
ァイヤーなどを適宜添加することができる。
【0020】次に本発明のポリアミド繊維強化ポリオレ
フィン樹脂組成物の製造法について説明する。その前に
(b)成分の層状珪酸塩が均一に分散したポリアミドの
製法について予め説明する。層状珪酸塩が均一に分散す
る方法であれば特に制限されるものではない。例えば珪
酸塩の原料が多層状粘土鉱物である場合には層状珪酸塩
を塩酸でイオン化して膨潤剤,例えば12−アミノドデ
カン酸との塩として予め層間を拡げて層間にモノマーを
取り込み易くした後に(b)成分のポリアミドを形成す
るモノマーに混合して重合する上記の方法(特公平8−
22946号公報)により層状珪酸塩とポリアミドを混
合する方法により(b)成分の層状珪酸塩が均一に分散
したポリアミドが製造される。
【0021】ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組
成物の製造法は以下の工程(1)〜(4)から製造され
る。 (1)(a)成分のポリオレフィン及び(c)成分のシ
ランカップリング剤と溶融混練して(a)成分反応性マ
トリックスを調製する工程,(2)上記反応性マトリッ
クスを(b)成分の層状珪酸塩とポリアミドの複合体を
ポリアミドの融点以上の温度で溶融混練して化学変性し
た組成物を製造する工程,(3)上記化学変性組成物を
(b)成分のポリアミドの融点より高い温度(10℃以
上高い)でダイスから押出する工程,(4)上記押出物
を(a)成分の融点以上でしかも(b)成分のポリアミ
ドの融点より低い温度でドラフトをかけつつ延伸または
圧延する工程により製造される。
【0022】本発明の製造法の各工程を更にに具体的に
説明する。以下の通りである。 工程(1);(a)成分のポリオレフィン及び(c)成
分のシランカップリング剤と溶融混練して(a)成分の
反応性マトリックスを調製する工程:溶融は(a)成分
のポリオレフィンの融点以上であり,融点より10℃以
上高い温度である。融点より10℃以上高い温度で混練
すると(a)成分と(c)成分のシランカップリング剤
が反応して反応性マトリックスができる。溶融混練は樹
脂やゴムで通常使用される装置で行うことができる。こ
のような装置としては,バンバリー型ミキサー,ニーダ
ー,ニーダーエキストルーダー,オープンロール,一軸
混練機,二軸混練機などが用いられる。これらの装置の
中では短時間で且つ連続的に溶融混練が行える点で二軸
混練機が最も好ましい。
【0023】工程(2);上記反応性マトリックスを
(b)成分の層状珪酸塩とポリアミドの複合体をポリア
ミドの融点以上の温度で溶融混練して化学変性した組成
物を製造する工程:溶融は(b)成分のポリアミドの融
点以上の温度である。融点より高い温度で相互に各成分
を化学変性する。溶融温度がポリアミドの融点以下であ
ると混練できないし分散しないので,(b)成分のポリ
アミドの融点以上の温度,特に好ましくは10℃以上高
い温度で溶融混練して(b)成分を(a)成分マトリッ
クス中に分散させ化学変性組成物にする。
【0024】工程(3);上記化学変性組成物を(b)
成分のポリアミドの融点より高い温度(10℃以上高
い)でダイスから押出する工程:押出工程では化学変性
組成物を紡糸口金又はTダイから押出す。紡糸,押出の
いづれも(b)成分のポリアミドの融点より高い温度,
好ましくは10℃以上高い温度で行う。ポリアミドの融
点より低い温度で行ってもポリアミドが上記マトリック
ス中に溶融分散した微粒子構造にならないので,このポ
リアミドを紡糸・延伸しても微細な繊維にならない。
【0025】工程(4);上記押出物を(a)成分の融
点以上でしかも(b)成分のポリアミドの融点より低い
温度でドラフトをかけつつ延伸または圧延する工程:押
し出された紐状又は糸状物,テープ状物を連続的に冷
却,延伸又は圧延処理する。冷却,延伸又は圧延処理は
ポリアミドの融点より低い温度で行われる。延伸又は圧
延処理することにより,より強固な繊維が形成されるの
で繊維強化組成物としての物性がより発揮できるので好
ましい。延伸又は圧延処理は例えば混練組成物を紡糸口
金から押し出して紐状又は糸状に紡糸し,これをドラフ
トをかけつつ巻き取るか,切断してペレットとして回収
する方法で実施される。押出物を延伸する際のドラフト
比は好ましくは1.5〜100,更に好ましくは2〜5
0,最も好ましくは3〜30である。ドラフト比とは押
出口金を通過する押出物の速度に対する巻取速度の比を
意味する。このようにしてポリアミド繊維強化ポリオレ
フィン樹脂組成物が得られる。
【0026】上記のように工程を(1),(2),
(3)及び(4)に分離して説明したが,(a)成分,
(b)成分,(c)成分及び有機過酸化物などを供給で
きる供給口;第1供給口,第2供給口,第3供給口,及
び第4供給口などを有すると共に各供給口に応じた混練
帯;第1混練帯,第2混練帯,第3混練帯,及び第4混
練帯などを有する二軸押出機などを用いて一括した連続
プロセスで処理することも可能である。そうすることに
より経済的で安定した製造法になる。
【0027】
【実施例】以下,実施例及び比較例を示して本発明につ
いてさらに具体的に説明するが,これらは本発明を限定
するものではない。実施例及び比較例において,ポリア
ミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物の物性は以下の
ようにして測定した。平均繊維径 及び繊維の形状: ポリアミド繊維強化ポリ
オレフィン樹脂組成物を熱キシレンに溶解して繊維部分
を採取して走査型電子顕微鏡で観察し微細な繊維かどう
か確認して分散性を評価した。分散性が良好な繊維につ
いては200本の繊維から繊維径を測定し,その平均を
求めて平均繊維径とした。層状珪酸塩の層間距離 :ポリアミド繊維強化ポリオレフ
ィン樹脂組成物を熱キシレンに溶解して繊維部分を採取
して透過型電子顕微鏡で観察しモンモリロナイトの各層
が分子状に分散し,その層間距離は10nm以上に広が
り層の形成は全く保持されておらず,新しいモルフォロ
ジーを形成していた。即ちミクロンオーダーのポリアミ
ド繊維にナノオーダーのモンモリロナイト層が分散して
いた。表面外観 :180℃でホットプレスでシートを作製し,
シート面の平滑性を目視で観察し以下の如く評価して示
した。◎;全く平滑で優れる,○;殆ど平滑で良い,
×;荒れ又は粘着性があり成形できない。引張特性 ;ASTM D638に準じて温度25℃で引
張速度200mm/min.で引張強度,引張弾性率及
び引張伸びを測定してMPa , MPa 及び%で示した。動摩擦係数 ;JIS K7125に準じて厚さ0.2m
m×幅80mm×長さ200mmの試料を相手材として
透明ガラス板を使用して荷重200g,引張速度100
mm/min.で測定した。滑りにくさを示す尺度でこ
の値が大きい方優れている。
【0028】参考例1 大気圧下で撹拌機と温度調節器付き20リットルのハス
テロイ製反応器に層状珪酸塩の一単位の幅が平均0.9
5nmで一辺の長さが約100nmのモンモリロナイト
100gと蒸留水10リットルを入れて水に分散させ
た。これに35℃に保持しながら51.2gの12−ア
ミノドデカン酸と24ミリリットルの濃塩酸を加えて5
分間撹拌した後濾過した。更に濾液が中性になるまで水
洗して濾過して80℃で48時間真空乾燥した。この操
作により12−アミノドデカン酸アンモニウムイオンと
モンモリロナイトの複合体(以下,モンモリロナイト複
合体)を調製した。複合体中の層状珪酸塩分は約80%
となった。次に10kgのε−カプロラクタム,1kg
の蒸留水及び180gの上記モンモリロナイト複合体を
入れて100℃で反応系が均一になるように撹拌した。
更に温度を260℃に上げて15kg/cm2 の加圧
(窒素加圧)下で1時間撹拌した。その後常圧にもどし
て260℃で3時間反応して,反応容器の下部ノズルか
ら反応物をストランド状に取出し水冷してカッティング
してポリアミド(平均分子量15,000)とモンモリ
ロナイトからなるペレットを得た。このペレットを90
℃の熱水中に浸漬して未反応のモノマーやオリゴマーを
抽出・除去した後に90℃,48時間真空乾燥した。得
られたポリアミド・ナイロン6中にモンモリロナイト層
が均一に分散したモンモリロナイト複合ナイロン6を熱
重量分析法で650℃強熱してその灼熱残差重量から複
合モンモリロナイト2.0%を含んでいた。結果を表1
に示した。
【0029】参考例2〜4 参考例1に使用したモンモリロナイト複合体を表1に示
した通り各々270g,360g及び720gと,10
kgのε−カプロラクタム及び水1リットルを使用して
参考例1と同様にしてモンモリロナイト複合ナイロン6
を製造した。複合モンモリロナイトの含有量はそれぞれ
3.0%,4.1%及び7.9%であった。結果を表1
に示した。
【0030】
【表1】
【0031】実施例1 (a)成分として低密度ポリエチレンLDPE(宇部興
産社製,F522,融点110℃,MFI=5.0g/
10min.)70重量部及び(c)成分のシランカッ
プリング剤としてγ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン1.0重量部とをバンバリー型ミキサーで
(a)成分の融点以上の温度(150℃)で溶融混練し
てシラン変性してマトリックスを調製して,170℃で
ダンプしてペレット化した。このマトリックスに参考例
1の(b)成分のモンモリロナイト複合ナイロン6を3
0重量部を250℃に加熱した二軸押出機で混練して二
軸押出機の先端に取り付けたノズルを通してストランド
状に押出し室温でドラフト比10で引き取りつつペレッ
ト化した。ペレットは180℃でプレスでシート状に成
形した。このシートからダンベル状の試験片を打ち出し
て目的の物性を測定して結果を表2に示した。また,得
られたペレットから(a)成分の低密度ポリエチレンを
熱キシレンで抽出・除去して得られた(b)成分のモン
モリロナイト複合ナイロン6からなる微細な繊維を走査
型電子顕微鏡で観察した。その平均繊維径が0.2μm
であった。結果を表2に示した。
【0032】実施例2〜4 参考例1の代わりに(b)成分として参考例2〜4のモ
ンモリロナイト複合ナイロン6を使って表2の配合で実
施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
【0033】実施例5〜6 参考例1を(b)成分として表2の配合で実施例1と同
様にした。結果を表2に示した。
【0034】比較例1 (a)成分として実施例1のLDPE及び(c)成分と
してシランカップリング剤を使用しない以外は実施例1
と同様にして,モンモリロナイト複合ナイロン6と混練
して押し出した。ストランドは吐出変動を起こしてドラ
フト調製してかろうじて巻き取りペレット化した。ペレ
ットの熱キシレン不溶分はフィルム状であった。このペ
レットを実施例1と同様にして物性を測定して結果を表
2に示した。
【0035】比較例2 (a)成分として実施例1のLDPE及び,(b)成分
のモンモリロナイト複合ナイロン6の代わりにナイロン
6,PA6(宇部興産社製,1022B,融点215〜
220℃)を使った外は実施例1と同様にした。結果を
表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】実施例7〜9 (a)成分としてポリプロピレンPP(グランドポリマ
ー製,J105W,融点215〜220℃,MFI=
5.0g/10min.),高密度ポリエチレンHDP
E(京葉ポリマー社製,M3800,融点130℃,M
FI=5.0g/10min.)及びエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体EVA(宇部興産社製,V220,融点1
07℃,MFI=5.0g/10min.)を各30重
量部と(b)成分として参考例2を70重量部使った以
外は実施例1と同様にした。結果を表3に示した。
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明で得られるポリアミド繊維強化ポ
リオレフィン樹脂組成物はポリオレフィンマトリックス
中に平均繊維径が0.2〜0.8μmの微細なポリアミ
ド繊維が分散し,しかもこのポリアミド繊維に層状珪酸
塩が均一に分散していると共にポリオレフィンとポリア
ミド繊維が界面で結合した構造である。ポリアミド繊維
強化ポリオレフィン樹脂組成物は樹脂やゴムには分散が
容易であり,強度や弾性率,特に摩擦性能に優れている
ので自動車タイヤやロール,床材料,履物などの好適な
補強材料として使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 之彦 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社高分子研究所内 Fターム(参考) 4J002 BB031 BB061 BB071 BB081 BB121 BB151 BB171 BB221 BB241 BP021 CL012 CL032 EX036 EX066 EX076 FA042 FD206

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組
    成物が以下の(a)成分〜(c)成分; (a)ポリオレフィン90〜40重量部,(b)層状珪
    酸塩を含有するポリアミド繊維10〜60重量部及び,
    (c)シランカップリング剤からなることを特徴とす
    る。
  2. 【請求項2】(a)成分及び(b)成分の合計100重
    量部に対して(c)成分のシランカップリング剤が0.
    1〜5.5重量部配合される請求項1項記載のポリアミ
    ド繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】ポリアミド繊維強化ポリオレフィン樹脂組
    成物中にポリアミド繊維が平均繊維径1μm以下に分散
    している請求項1項記載のポリアミド繊維強化ポリオレ
    フィン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(b)成分中に含有する層状珪酸塩がポリ
    アミド繊維100重量部に対して0.05〜30重量部
    である請求項1項記載のポリアミド繊維強化ポリオレフ
    ィン樹脂組成物。
  5. 【請求項5】(a)ポリオレフィンと(c)シランカッ
    プリング剤を溶融して混練したマトリックス中に,
    (b)層状珪酸塩を含有するポリアミドを溶融混練して
    押出し,ポリアミドの融点以下の温度で延伸又は圧延し
    て繊維状に分散させた請求項1項記載のポリアミド繊維
    強化ポリオレフィン樹脂組成物の製造法。
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