JP2000006464A - 携帯型光照射ヘッドの駆動機構 - Google Patents

携帯型光照射ヘッドの駆動機構

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JP2000006464A
JP2000006464A JP17489698A JP17489698A JP2000006464A JP 2000006464 A JP2000006464 A JP 2000006464A JP 17489698 A JP17489698 A JP 17489698A JP 17489698 A JP17489698 A JP 17489698A JP 2000006464 A JP2000006464 A JP 2000006464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾きや振動が生じた場合でも光照射ヘッドの
スムーズな等速移動を可能とし、画質の向上を図る。 【解決手段】 光照射ヘッド2は被照射体4に照射する
光源3を有する。光照射ヘッド2とカウンタウェイト9
は、略同一質量である。光照射ヘッド2とカウンタウェ
イト9との間において、被照射体4に沿って前記光照射
ヘッド2が移動するとともに、光照射ヘッド2に連動し
てカウンタウェイト9が光照射ヘッド2に対し反対方向
に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光プリンタヘッド
が生成する線状の映像を、光プリンタヘッドを直線的に
往復運動させることによって所望の面画像に形成する携
帯型光照射ヘッドの駆動機構に係り、また携帯型のスキ
ャナやコピーに有用である。
【0002】
【従来の技術】光プリンタは、蛍光発光管やLEDを内
蔵した光プリンタヘッドを用い、この光プリンタヘッド
を直線的に往復運動させることにより、光プリンタヘッ
ドが作り出す線状の映像を面状に形成し、これを露光し
て所望の面画像を得るものである。
【0003】図3は、このような従来の携帯型光プリン
タヘッドの駆動機構31を示す概略斜視図である。光プ
リンタヘッド32には、光源33として蛍光発光管 や
LEDが内蔵されている。この光源33は、被照射体3
4としての感光紙の感光面に対し光書込みを行うドット
ブロックからなり、光プリンタヘッド32の長手方向、
即ち主走査方向に形成されている。
【0004】光プリンタヘッド32の副走査方向Aに
は、光プリンタヘッド32を挟んで、駆動プーリ36と
従動プーリ37とが対になって設けられている。両プー
リ36,37には、ベルト38が無端状に掛け回されて
いる。従動プーリ37には、不図示のバネ材が設けられ
ており、ベルト38を張設するようになっている。すな
わち、ベルト38は両プーリ36,37間で上下方向に
平行に張設されている。
【0005】駆動プーリ36は、駆動モータ41に連結
されている。駆動モータ41には、制御が比較的簡単な
ステッピングモータが用いられる。
【0006】以上説明した機構は、筐体42内に収納さ
れる。この筐体42内には、感光紙34が収納される。
感光紙34は、複数枚が所定位置に保持されており、光
による書き込みが終了すると、スプレッドローラ45に
挟持されて筐体42の外に排出される。
【0007】このように、上記構成による光プリンタヘ
ッドの駆動機構31により、ドットブロックを主走査方
向に線状に並べて配置した蛍光発光管2を備えた光プリ
ンタヘッド32を、副走査方向Aにスキャンすることに
よって、感光紙34に面露光を行うことができる。
【0008】上記の光プリンタヘッドの駆動機構31で
は、光プリンタヘッド32を等速移動させることが重要
である。光プリンタヘッド32に速度むらが発生する
と、速度の遅い部分では、他の部分に比べ長時間露光が
行われ、単位面積当りの光量が増加する。ポジ型の感光
紙を用いた場合、このような部分は白っぽくなってしま
い、濃度斑となって画質を著しく損なう。一方これとは
逆に、速度の速い部分では、他の部分に比べ露光時間が
短く、単位面積当りの光量が減少し、黒っぽい濃度斑が
現れることとなる。
【0009】駆動モータ41は、入力された駆動パルス
に応じてトルクが発生する。図4は駆動モータ41の発
生トルクとパルス周波数特性を示したグラフである。T
1 は始動トルクであり、グラフより、パルス周波数が5
0pps以上になると、始動トルクは徐々に下がり始
め、約700ppsで0g・cmになる。
【0010】一方、T2 は脱調トルクであり、例えば駆
動モータ41の出力トルクが100g・cmとすると、
約500ppsまでは始動可能であり、約900pps
までは同期ずれすることなく運転することができる。
【0011】駆動モータ41を駆動させた場合、駆動モ
ータ41にかかる負荷トルクが脱調トルクT2 以下であ
れば、駆動モータ41の入力パルスに比例した回転角度
が得られ、入力したパルス周波数に比例した角速度で回
転する特性を有する。
【0012】脱調トルクT2 は電源電圧及び回転数によ
って変化するが、負荷トルクがこの値を超えると、突然
駆動モータ41の回転数とパルス周波数との比例関係が
崩れ、駆動モータ41は振動するだけで回転しなくな
る。この状態を脱調又は位相ずれという。
【0013】据置型プリンタでは、光プリンタヘッドが
水平方向に移動するのみであるから問題は生じない。一
方、携帯型プリンタでは、どのような姿勢でも動作する
ようにしなければならい。即ち、光プリンタヘッド32
の移動方向に傾斜がかかった場合、光プリンタヘッド3
2が傾斜を下って移動するときは、重力により光プリン
タヘッド32が加速されて負荷トルクが減少する。一
方、傾斜を上がって移動するときは、重力が光プリンタ
ヘッド32の移動の抵抗になって負荷トルクが増大す
る。
【0014】傾斜を上がって移動するときに負荷トルク
が増大すると、脱調するおそれがある。脱調を起こすと
副走査が不可能となるため、プリンタの動作は不能とな
る。
【0015】また、副走査方向Aに振動が発生した場
合、光プリンタヘッド32に慣性力が働き、駆動モータ
41を瞬間的に脱調させようとする。この場合、直ちに
復帰しても脱調の瞬間には副走査が停止しているため、
速度むらが生じ、画質に悪影響を及ぼす。すなわち、脱
調したときの慣性力が副走査方向Aと一致するときは、
瞬間的に光プリンタヘッド32の速度が増すため、この
部分で画像が伸び、単位面積当りの露光光量が減少す
る。慣性力が副走査方向Aと反対方向ならば、画像は縮
み、露光光量が増大する。
【0016】特に、R,G,Bの3原色で面順次露光す
る場合、この画像の伸縮が3色同じように起こるわけで
はないため、フィルム上の映像には色ずれとして現れ、
画質を損なうこととなる。
【0017】このような場合に対処するには、光プリン
タヘッド32の質量を軽くするか、あるいは、駆動モー
タ41の駆動トルクを大きくし、重力や振動の影響を軽
減することになる。ところが、光プリンタヘッド32の
質量を軽くするには物理的に限界がある。また、光プリ
ンタヘッド32に対し駆動モータ41の駆動トルクが大
きくなると、ステップ駆動の振動が大きくなるという欠
点がある。
【0018】また、振動に負けないような駆動トルクの
大きい駆動モータ41は消費電力が大きくなり携帯型の
要請に反し、質量,容積も増大し、コスト増につなが
る。
【0019】また、従来においては、図5及び図6に示
すように、プリンタやスキャナ等の光照射ヘッド32
は、搬送時において、押さえ金具48やネジ47等によ
り筐体底面44を介して仮固定されている。プリンタの
場合、図5にて、光プリンタヘッド32から最も近接し
ている筐体上面43は、感光紙34やスプレッドローラ
45が配設されているため、筐体42の外から仮固定す
るのは難しく、何も配設されていない筐体底面44が選
ばれている。
【0020】スキャナの場合、図6にて、光スキャナヘ
ッド49から最も近接している筐体上面43は、原稿3
4等が載置されるガラス面46となっており、筐体42
の外から仮固定するのは難しく、プリンタと同様何も配
設されていない筐体底面44が選ばれている。
【0021】このように、光プリンタヘッド32を仮固
定するのは、搬送時に外部から与えられる衝撃や振動に
よる光プリンタヘッド32の可動範囲ずれによって、内
部機構の破損を防止するためである。
【0022】しかし、筐体底面44と光プリンタヘッド
32の距離が離れているため、仮固定する際、長ネジ4
7等が必要になるなど、仮固定するのが難しい状況にあ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
除くためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、傾きや振動が生じた場合でも光照射ヘッドのスム
ーズな等速移動を可能とし、画質の向上を図ることにあ
る。
【0024】また他の目的は、被照射体に沿って光照射
ヘッドを移動させるとともに、光照射ヘッドに連動して
カウンタウェイトを光プリンタヘッドに対し反対方向に
移動させることにより、光照射ヘッドの移動方向に発生
する駆動トルクや慣性力等の負荷と、カウンタウェイト
の移動方向に発生する駆動トルクや慣性力等の負荷を相
殺することにある。
【0025】特に光照射ヘッドとカウンタウェイトは略
同一質量とすることにより、光照射ヘッドの移動方向に
発生する負荷とカウンタウェイトの移動方向に発生する
負荷を相殺し、光照射ヘッドの等速移動を可能にするこ
とにある。
【0026】更に他の目的は、カウンタウェイトを設け
たことにより、カウンタウェイトを仮固定して、光照射
ヘッドを搬送時に外部から与えられる衝撃や振動から防
止することにあり、これによって、内部機構の破損を防
止することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】要するに、本発明の請求
項1記載の携帯型光照射ヘッドの駆動機構は、被照射体
に照射する光源を有する光照射ヘッドと、該光照射ヘッ
ドと略同一質量のカウンタウェイトと、前記光照射ヘッ
ドと前記カウンタウェイトとの間に設けられ、前記被照
射体4に沿って前記光照射ヘッドを移動させるととも
に、前記光照射ヘッドに連動して前記カウンタウェイト
を前記光照射ヘッドに対し反対方向に移動させる駆動手
段と、を備えることを特徴としている。
【0028】また、前記駆動手段は、前記光照射ヘッド
の移動方向に発生する負荷に対し、前記カウンタウェイ
トの移動方向に同等の負荷を発生させる回転機構を有す
ることとしてもよい。
【0029】さらに、上記いずれの携帯型光照射ヘッド
の駆動機構において、前記カウンタウェイトを仮固定す
る調節自在な仮固定手段を設けてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明による携帯型光照射ヘッド
の駆動機構の第一実施の形態を、図1及び図2を用いて
説明する。
【0031】図1は、本発明の携帯型光プリンタヘッド
の駆動機構1を示す概略斜視図である。光照射ヘッドと
しての光プリンタヘッド2には、光源3として蛍光発光
管が内蔵されている。この光源3は、被照射体4として
の感光紙の感光面に対し光書込みを行うドットブロック
からなり、光プリンタヘッド2の長手方向、即ち主走査
方向に形成されている。
【0032】光プリンタヘッド2の両端には、貫通孔が
形成され、その内周面に不図示の滑り軸受が設けられて
いる。この貫通孔にガイドレール5が挿入されており、
光プリンタヘッド2を、主走査方向に直交する副走査方
向Aに摺動自在に支持するようになっている。
【0033】なお、カラープリンタの場合は、光プリン
タヘッド2内には、カラーフィルタR,G,Bが、副走
査方向Aについてスライド自在に設けられている。カラ
ーフィルタR,G,Bの位置を切り換えれば、ドットブ
ロックから出た光が透過するカラーフィルタR,G,B
の種類を任意に設定することができる。
【0034】光プリンタヘッド2の副走査方向Aには、
光プリンタヘッド2を挟んで、回転機構としての駆動プ
ーリ6と従動プーリ7とが対になって設けられている。
両プーリには、ベルトが無端状に掛け回されている。従
動プーリ7には、不図示のバネ材が設けられており、ベ
ルト8を張設するようになっている。すなわち、ベルト
8は両プーリ6,7間で上下方向に平行に張設されてい
る。
【0035】光プリンタヘッド2は、上側ベルト8aに
設けられており、感光紙4と近接して対面するようにな
っている。一方、下側ベルト8bには、光プリンタヘッ
ド2と略同一質量のカウンタウェイト9が設けられてい
る。カウンタウェイト9の形状は、カウンタウェイト9
の副走査方向Aの幅が光プリンタヘッド2と同等又はそ
れ以下に設計される。カウンタウェイト9は光プリンタ
ヘッド2よりも小さいため、その材質は、鉄,銅,鉛等
比較的比重の大きな材質を選び、光プリンタヘッド2と
略同一質量にする。
【0036】カウンタウェイト9の位置は、光プリンタ
ヘッド2の位置と相対的に決定される。すなわち、光プ
リンタヘッド2は、駆動プーリ6から従動プーリ7まで
の間を移動可能である。このため、光プリンタヘッド2
が駆動プーリ6に近接するときは、カウンタウェイト9
は従動プーリ7に近接するように位置する。一方、光プ
リンタヘッド2が従動プーリ7に近接するときは、カウ
ンタウェイト9は駆動プーリ6に近接するように位置す
る。また、光プリンタヘッド2が両プーリ6,7の中間
に位置するときは、カウンタウェイト9も両プーリ6,
7の中間に位置する。
【0037】なお、カウンタウェイト9を安定させるた
め、光プリンタヘッド2と同様ガイドレールを設けても
よい。
【0038】駆動プーリ6は、減速ギヤ10を介して駆
動モータ11に連結されている。駆動モータ11として
は、制御が比較的簡単なステッピングモータが用いられ
る。ステッピングモータ11は、駆動パルスを入力する
ごとに所定角度回転するステップ動作をする。このステ
ップ動作によって、減速ギヤ10で光プリンタヘッド2
が動作可能な一定の速度に減速して、駆動プーリ6に動
力を伝達し、回転させるようになっている。即ち、両プ
ーリ6,7、ベルト8、減速ギヤ10、駆動モータ11
により駆動手段を構成することとなる。
【0039】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。なお、副走査方向Aは、水平方向に対し傾斜がかけ
られているものとする。
【0040】まず、蛍光発光管3を、不図示の駆動信号
生成部から供給される駆動信号に応じた輝度で発光させ
る。次に、ステッピングモータ11に駆動パルスを入力
し、ステップ動作をさせる。このステップ動作によって
減速ギヤ10に動力を伝達させ、駆動プーリ6を一定の
速度に減速して、図1にて時計回り方向に回転させる。
【0041】この駆動プーリ6の回転により、ベルト8
に動力が伝達され、駆動プーリ6と同様図1にて時計回
り方向に循環する。このため、光プリンタヘッド2は正
副走査方向A1に移動する。また、駆動プーリ6の回転
により、ベルト8に動力が伝達されるため、カウンタウ
ェイト9は光プリンタヘッド2に連動して反副走査方向
A2に移動する。
【0042】ここで、正副走査方向A1の傾斜が光プリ
ンタヘッド2の移動方向に対し上り勾配である場合、光
プリンタヘッド2は、上り勾配により重力による抵抗を
受ける。これが光プリンタヘッド2の移動方向に発生
し、光プリンタヘッド2に吸収される負荷となり、駆動
モータ11の負荷トルクを増大させる原因となる。
【0043】ところが、カウンタウェイト9の移動が下
り勾配であるため、駆動プーリ6の回転によりカウンタ
ウェイト9の移動方向、即ち光プリンタヘッド2の移動
方向と反対方向に負荷が発生し、カウンタウェイト9に
吸収される。したがって、光プリンタヘッド2の移動方
向に発生した負荷とカウンタウェイト9の移動方向に発
生した負荷が相殺され、駆動モータ11の負荷トルクを
増大させることなく、水平状態と同様の等速移動を維持
することができる。
【0044】一方、正副走査方向A1の傾斜が光プリン
タヘッド2の移動方向に対し下り勾配である場合、光プ
リンタヘッド2は、下り勾配により重力による加速度を
受ける。これが光プリンタヘッド2に吸収される負荷と
なり、駆動モータ11の負荷トルクを減少させる原因と
なる。
【0045】ところが、カウンタウェイト9の移動が上
り勾配であるため、駆動プーリ6の回転によりカウンタ
ウェイト9の移動方向、即ち光プリンタヘッド2の移動
方向と反対方向に負荷が発生し、カウンタウェイト9に
吸収される。したがって、この場合も光プリンタヘッド
2の移動方向に発生した負荷とカウンタウェイト9の移
動方向に発生した負荷が相殺され、駆動モータ11の負
荷トルクを変化させることなく、水平状態と同様の等速
移動を維持することができる。
【0046】また、副走査方向Aが水平方向を維持して
いる場合であっても、副走査方向Aに振動が発生した場
合、光プリンタヘッド2は水平方向に振動する慣性力を
発生する。これが光プリンタヘッド2に吸収される負荷
となり、駆動モータ11の負荷トルクが変動する原因と
なる。ところが、カウンタウェイト9は光プリンタヘッ
ド2と同一方向に振動し、駆動プーリ6の回転により負
荷が相殺されるため、駆動モータ11の駆動トルクを変
動させることなく、水平状態と同様の等速移動を維持す
ることができる。
【0047】なお、上述した実施の形態では、光照射ヘ
ッド2として光プリンタヘッドを用いた例について述べ
たが、この光プリンタヘッド2は、光スキャナヘッドと
してもよい。この場合、この被照射体4には、予め文
字,線画等が記録されている用紙を用いる。
【0048】このように、上記構成による光プリンタヘ
ッドの駆動機構1により、ドットブロックを主走査方向
に線状に並べて配置した蛍光発光管3を備えた光プリン
タヘッド2を、副走査方向Aに一定速度でスキャンする
ことができ、これによって、感光紙4に面露光を行うこ
とができる。
【0049】次に、本発明による携帯型光照射ヘッドの
駆動機構1の第二実施の形態を、図2を用いて説明す
る。本実施の形態は、筐体12内に上述した携帯型光照
射ヘッドの駆動機構1を設けた場合の例である。この筐
体12内には、被照射体4としての感光紙が収納され
る。感光紙4は、複数枚が所定位置に保持されている。
また、筐体12内には、光書込みを終えた感光紙4を排
出するスプレッドローラ15が設けられている。
【0050】筐体上面13は、感光紙4を挟んで光プリ
ンタヘッド2と対面している。一方、筐体底面14は、
カウンタウェイト9に近接して対面している。筐体底面
14の所望の位置には、貫通孔が形成されている。
【0051】この貫通孔に、仮固定手段16としてのネ
ジが嵌入されるようになっている。ネジ17の先端に
は、必要に応じて留め金18が設けられており、カウン
タウェイト9に当接するようになっている。
【0052】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。上述した第一実施の形態の光プリンタヘッドの駆動
機構1を内蔵する光プリンタの筐体12に設けられてい
る仮固定手段16のネジ17を締める。これにより、ネ
ジ17の先端部又は留め金18がカウンタウェイト9に
当接して押圧する。
【0053】このため、カウンタウェイト9が副走査方
向Aに振動されることはない。したがって、搬送時等に
おいて、光プリンタヘッド2も連動して振動することは
ない。
【0054】一方、光プリンタヘッド2を作動させたい
ときは、ネジ17を緩め、ネジ17の先端部又は留め金
18をカウンタウェイト9から離間させる。
【0055】なお、上述した実施の形態では、光照射ヘ
ッド2として光プリンタヘッドを用いた例について述べ
たが、この光プリンタヘッド2は、光スキャナヘッドと
してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明による携帯型
光照射ヘッドの駆動機構では、光照射ヘッドの移動方向
に傾きや振動が生じた場合でも、光照射ヘッドのスムー
ズな等速移動を可能とし、画質が向上するという効果が
得られる。
【0057】また、被照射体に沿って光照射ヘッドを移
動させるとともに、光照射ヘッドに連動してカウンタウ
ェイトを光照射ヘッドに対し反対方向に移動させること
により、光照射ヘッドの移動方向に発生する駆動トルク
や慣性力等の負荷と、カウンタウェイトの移動方向に発
生する駆動トルクや慣性力等の負荷を相殺するという効
果が得られる。
【0058】更に、カウンタウェイトを設けたことによ
り、カウンタウェイトを仮固定して、光照射ヘッドを搬
送時に外部から与えられる衝撃や振動から防止するとい
う効果が得られる。またこれによって、内部機構の破損
を防止するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯型光プリンタヘッドの駆動機
構の概略斜視図である。
【図2】本発明による第一実施の形態の携帯型光プリン
タヘッドの駆動機構が内蔵されたプリンタ筐体に、第二
実施の形態の仮固定手段を設けた断面図である。
【図3】従来の携帯型光プリンタヘッドの駆動機構の概
略斜視図である。
【図4】トルク−パルス周波数特性例のグラフである。
【図5】従来の携帯型光プリンタヘッドの駆動機構が内
蔵されたプリンタ筐体に、従来の仮固定手段を設けた断
面図である。
【図6】従来の携帯型光スキャナヘッドの駆動機構が内
蔵されたスキャナ筐体に、従来の仮固定手段を設けた断
面図である。
【符号の説明】
1…光照射ヘッドの駆動機構 2…光照射ヘッド 3…光源 4…被照射体 9…カウンタウェイト 16…仮固定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被照射体に照射する光源を有する光照射
    ヘッドと、 該光照射ヘッドと略同一質量のカウンタウェイトと、 前記光照射ヘッドと前記カウンタウェイトとの間に設け
    られ、前記被照射体に沿って前記光照射ヘッドを移動さ
    せるとともに、前記光照射ヘッドに連動して前記カウン
    タウェイトを前記光照射ヘッドに対し反対方向に移動さ
    せる駆動手段と、を備えることを特徴とする携帯型光照
    射ヘッドの駆動機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記光照射ヘッドの移
    動方向に発生する負荷に対し、前記カウンタウェイトの
    移動方向に同等の負荷を発生させる回転機構を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯型光照射ヘッドの駆
    動機構。
  3. 【請求項3】 前記カウンタウェイトを仮固定する調節
    自在な仮固定手段を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の携帯型光照射ヘッドの駆動機構。
JP17489698A 1998-06-22 1998-06-22 携帯型光照射ヘッドの駆動機構 Pending JP2000006464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083761A1 (ja) 2006-01-20 2007-07-26 Bridgestone Corporation ゴム-スチールコード複合体およびこれを用いたタイヤ
JP2009532746A (ja) * 2006-04-07 2009-09-10 バイオ−ラッド ラボラトリーズ,インコーポレイティド 高速スキャン用バランス手段

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