JP2000006184A - スピーカーグリル一体型ドアトリムの製造方法並びに製造装置 - Google Patents

スピーカーグリル一体型ドアトリムの製造方法並びに製造装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカーグリルを備えたドアトリムにおい
て、成形工数を短縮化することによりコストダウンを図
るとともに、外観見栄え、取付不良をなくすことを課題
とする。 【解決手段】 モールドプレス成形用下型20に油圧シ
リンダ51により上下動する入子50を設置し、表皮用
原反シートSのスピーカーグリル部にパンチ孔aを開設
し、このパンチ孔a部分を入子50により上型30面に
押圧し、溶融樹脂Mのモールドプレス成形時、溶融樹脂
Mをパンチ孔aを通じてスピーカーグリル部表面側に浸
透させて樹脂芯材11と一体にスピーカーグリル部13
をモールドプレス成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スピーカーグリ
ル一体型ドアトリムの製造方法並びにその製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図9、図10は、フロントシートの側方
に設置されるフロント側ドアトリム1であり、このドア
トリム1は、適度の保形性と車体パネルへの取付剛性を
備えた樹脂芯材2と、この樹脂芯材2の表面に貼着さ
れ、装飾性,クッション性を備えた表皮材3とから構成
されており、表面のフロント下側には、スピーカーグリ
ル4が設置されることが多い。
【0003】このスピーカーグリル4をドアトリム1に
取り付けるには、ドアトリム1に開口5が開設されてい
るとともに、その周囲に取付孔6が適宜間隔毎に穿設さ
れており、スピーカーグリル4は通常、合成樹脂の射出
成形によりグリル用開口を多数開設した複雑形状に成形
され、このスピーカーグリル4の周縁裏面に取付用ボス
7が上記取付孔6に対応して設けられており、取付孔6
内に取付用ボス7を挿入した後、超音波カシメ加工や、
あるいはプッシュナット等の機械止めによりスピーカー
グリル4をドアトリム1に取り付けるようにしている。
【0004】従って、スピーカーグリルを備えたドアト
リム1の製造工程としては、図11に示すように、樹脂
芯材2と表皮材3とをモールドプレス成形により所要形
状に成形した後、開口5,取付孔6,インサイドハンド
ル孔等のピアスカット加工を行ない、別途射出成形によ
り成形したスピーカーグリル4を組付け加工しているの
が実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
ピーカーグリル4を備えたドアトリム1においては、ド
アトリム1の成形とは別工程でスピーカーグリル4を成
形する必要があり、スピーカーグリル4を成形した後、
ドアトリム1に組み付ける工程も必要であり、金型設備
を多く必要とし、工数も多大となり、コストを高騰化さ
せる大きな要因となっている。
【0006】更に、ドアトリム1に別物のスピーカーグ
リル4を取り付ける構成であるため、ドアトリム1とス
ピーカーグリル4との一体感を現出させることが難し
く、外観意匠性において満足のいくものではなく、ま
た、スピーカーグリル4の確実な取り付けがなされない
場合には、ドアトリム1表面とスピーカーグリル4との
間にスキが発生し易く、スキ発生による見栄えの低下や
走行中の振動等により低級音が生じる等の種々の問題点
が指摘されていた。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、ドアトリムの成形時にスピーカーグリルを
一体に成形することを可能にすることで、金型設備の簡
素化、成形工程の短縮化、外観意匠性の向上を目的とし
たスピーカーグリル一体型ドアトリムの製造方法並びに
製造装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1記載の発明は、モールドプレス成形
により所要形状に成形される樹脂芯材と、この樹脂芯材
の表面に一体化される表皮材と、上記樹脂芯材と一体に
形成されるスピーカーグリル部を備えたスピーカーグリ
ル一体型ドアトリムの製造方法において、モールドプレ
ス成形用上下型の型開き時、スピーカーグリル部の対応
位置にパンチング孔を開設した表皮用原反シートを型内
にセットするとともに、スピーカーグリル部の裏面形状
を規制する入子を表皮用原反シートの裏面に当接するま
で入子を上昇させる表皮用原反シートのセット工程と、
モールドプレス成形用上型が下降動作し、モールドプレ
ス成形用上下型間が所定クリアランスに到達し、入子と
上型型面とが当接した際、下型と接続する射出成形機か
ら下型内のゲートを通じて、下型の型面所定箇所に溶融
樹脂を分配供給する溶融樹脂の射出工程と、モールドプ
レス成形用上型が下死点まで下降し、上下型間のキャビ
ティに沿って溶融樹脂をモールドプレス成形し、樹脂芯
材を所要形状に成形すると同時に、上型の型面に形成さ
れた溝部及び入子の上型に形成された溝部に溶融樹脂が
充填されることにより、スピーカーグリル部が樹脂芯材
と一体に形成されるモールドプレス成形工程とからなる
ことを特徴とする。
【0009】ここで、樹脂芯材としては、汎用の合成樹
脂、例えばPP樹脂、タルク等の無機フィラーを混入し
たPP樹脂,ABS樹脂等が挙げられる。
【0010】一方、表皮材としては、手触り感等を考慮
して、軟質の熱可塑性合成ゴム、例えば、TPO(サー
モプラスチックオレフィン),TPU(サーモプラスチ
ックウレタン),TPS(サーモプラスチックスチレ
ン)等の合成樹脂シート,不織布,クロス等の単体シー
トでも良く、また、これら単体シートの裏面にポリエチ
レンフォーム,ポリウレタンフォーム等のクッションシ
ートを裏打ちした積層シート材料を使用することもでき
る。
【0011】次いで、本願の請求項2記載の発明は、モ
ールドプレス成形により所要形状に成形される樹脂芯材
の表面側に表皮材が一体化され、樹脂芯材を一体にスピ
ーカーグリル部を形成したスピーカーグリル一体型ドア
トリムの製造装置において、所望の型面を備え、相互に
型開き,型締め可能なモールドプレス成形用上下型と、
モールドプレス成形用上下型のキャビティ内に樹脂芯材
の素材である溶融樹脂を供給するために、モールドプレ
ス成形用下型に接続される射出成形機と、モールドプレ
ス成形用下型内に設置されるシリンダにより上下動可能
に操作され、スピーカーグリル部の裏面部を造形する入
子と、この入子と対向して、上型型面にスピーカーグリ
ル部の表面部を形成する溝部が形成されていることを特
徴とする。
【0012】ここで、モールドプレス成形用上下型は、
相互に型開き,型締め可能であり、モールドプレス成形
用下型には射出成形機が接続され、射出成形機からの供
給される樹脂材料は下型型面上に供給されるように下型
にはホットランナ,ゲート等が穿設加工されている。
【0013】更に、モールドプレス成形用下型には、油
圧シリンダにより上下動される入子が装着されており、
この入子は、スピーカーグリル形成箇所に設置され、入
子の表面にはスピーカーグリルの裏面形状を形作る溝部
が形成されているとともに、入子と当接する上型型面に
もスピーカーグリルの表面造形を形作る溝部が形成され
ている。
【0014】また、表皮材の原反シートをセットするた
めのセット枠が使用され、このセット枠は原反シートの
周縁形状を保持する枠体で、モールドプレス成形用下型
の4隅部に立設されたガイドピンに取付片の取付孔が挿
入され、コイルスプリングを介して取り付けられている
ため、モールドプレス成形用上型の下降動作に追随して
セット枠が下降するという構成である。
【0015】以上の構成から明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、モールドプレス成形用下型のスピ
ーカーグリル形成部分に油圧シリンダにより上下動する
入子を設け、この入子の上面と入子に対応する上型の型
面との間にスピーカーグリルを形成する溝部を設けてい
るため、モールドプレス成形時、溶融樹脂がキャビティ
内に充填されるとともに、表皮用原反シートのパンチン
グ孔を通して樹脂芯材が製品表面側に浸透し、上型の溝
部に沿って充填されるため、樹脂芯材と一体にスピーカ
ーグリル部を形成できるというものであるから、従来の
ようにスピーカーグリル単独の成形型が必要でなく、ま
た、スピーカーグリルをドアトリムに取り付ける工数も
廃止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスピーカーグ
リル一体型ドアトリムの製造方法並びに製造装置の実施
形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0017】図1,図2は本発明方法により製作したス
ピーカーグリル一体型ドアトリムの正面図並びに断面
図、図3は本発明に係るスピーカーグリル一体型ドアト
リムの製造装置の概略構成を示す断面図、図4は表皮用
原反シートのセット枠を示す平面図、図5乃至図8は本
発明方法に係るスピーカーグリル一体型ドアトリムの製
造方法の各工程を示す断面図である。
【0018】図1,図2において、スピーカーグリル一
体型ドアトリムの構成についてまず説明する。
【0019】スピーカーグリル一体型ドアトリム10
は、所望の曲面形状に成形され、適度の保形性と車体パ
ネルへの取付剛性を備えた樹脂芯材11と、この樹脂芯
材11の表面に一体貼着され、装飾性並びにクッション
性を備えた表皮材12と、樹脂芯材11と一体形成され
るスピーカーグリル部13(表面部13a、裏面部13
b)とから構成されている。
【0020】更に詳しくは、樹脂芯材11としては、タ
ルクを混入したポリプロピレン樹脂を素材として、モー
ルドプレス成形により所望の曲面形状に成形され、表皮
材12としては、TPO(サーモプラスチックオレフィ
ン)シート裏面にポリエチレンフォームを裏打ちした積
層シート材料が使用されているが、不織布,クロス等を
使用することも可能である。
【0021】そして、スピーカーグリル部13は、樹脂
芯材11の成形時に一体成形されるため、別途スピーカ
ーグリル成形用の金型が不要となり、また、別体のスピ
ーカーグリルをドアトリムに取り付ける工数も廃止でき
るとともに、取付不良か原因となるスピーカーグリル周
縁部のスキ発生や低級音等の発生も皆無となるなど、種
々の有利さを備えている。
【0022】次いで、上記スピーカーグリル一体型ドア
トリム10の製造工程について説明するが、その前に、
スピーカーグリル一体型ドアトリム10の製造装置とし
て使用する成形金型構造について図3,図4を基に説明
する。
【0023】成形金型装置は、相互に型開き,型締め可
能なモールドプレス成形用上下型20,30(下型2
0,上型30)と、下型20に接続される射出成形機4
0とスピーカーグリル部13対応箇所における下型20
に上下動可能に設置される入子50と、表皮材12の原
反である表皮用原反シートSを保持するセット枠60と
から大略構成されている。
【0024】更に詳しくは、モールドプレス成形用下型
20は、射出成形機40から供給される溶融樹脂の通路
となるホットランナ21,ゲート22が穿設加工されて
おり、射出成形機40からの溶融樹脂をモールドプレス
成形用下型20の型面所定箇所に分配供給される。一
方、モールドプレス成形用上型30は、下型20とほぼ
同一型面形状を備え、昇降用シリンダ31により所定ス
トローク上下動可能に構成されている。
【0025】更に、モールドプレス成形用下型20の内
部には、油圧シリンダ51により上下動する入子50が
設置されており、この入子50の設置箇所はスピーカー
グリル部13の設置箇所に対応している。
【0026】この入子50は、上面に複数の溝部52が
形成され、この溝部52がスピーカーグリル部13の裏
面部13bの形成する。一方、スピーカーグリル部13
の表面部13aを形成するために、上型30の型面にも
同様に溝部32が刻設されており、後述するモールドプ
レス成形工程で、樹脂芯材11と一体にスピーカーグリ
ル部13が形成される。
【0027】更に、表皮用原反シートSを保持するセッ
ト枠60は、4箇所のコーナー部に取付片61が設けら
れ、この取付片61に取付孔62が開設されている。そ
して、このセット枠60を保持するために、モールドプ
レス成形用下型20の4コーナー部には、ガイドピン2
3が立設し、その外周にコイルスプリング24が巻装さ
れており、このガイドピン23をセット枠60の取付孔
62内に挿入して、セット枠60が上下動可能に下型2
0に支持される。
【0028】本発明方法に使用する成形金型装置は、以
上のように構成されており、図5乃至図8に基づいてス
ピーカーグリル一体型ドアトリム10の成形工程につい
て順を追って説明する。
【0029】まず、図5に示すように、モールドプレス
成形用上下型20,30が型開き状態にあるとき、表皮
材12の原反シートSをセット枠60上に載置した状態
でセット枠60を上下型20,30の型内に投入し、セ
ット枠60の取付孔62内に下型20のガイドピン23
に差し込み、表皮用原反シートSのセットを完了する。
このとき、油圧シリンダ51が同時に動作して、入子5
0が上昇して表皮用原反シートSに設けたパンチング孔
aの下面に入子50の上面が当接するまで上昇する。
【0030】そして、表皮用原反シートSのセットが完
了し、入子50が上昇動作を終えた後、図6に示すよう
に、モールドプレス成形用上型30が昇降用シリンダ3
1の動作により所定ストローク下降し、モールドプレス
成形用上下型20,30の型間クリアランスが10〜5
0mmの距離に到達した時、一時上型30が停止する。
この時、入子50は上型30の型面に当接しており、射
出成形機40から溶融樹脂Mがホットランナ21,ゲー
ト22を通じて下型20の型面所定箇所に分配供給され
る。
【0031】その後、図7に示すように、モールドプレ
ス成形用上型30が下死点まで下降して、溶融樹脂Mを
上下型20,30間に形成されるキャビティに沿って所
要形状に絞り成形して、樹脂芯材11が成形される。こ
のとき、入子50は上型30の下降動作に追随するよう
に油圧シリンダ51が動作して入子50が下降動作する
とともに、図8に拡大して示すように、溶融樹脂Mの一
部が表皮用原反シートSのパンチング孔aを通じて表皮
用原反シートSの表面側に侵入し、上型30に形成され
ている溝部32の形状に沿って充填されるとともに、入
子50の上面に形成される溝部52にも充填されること
により、表皮材12のパンチング孔aを挾み込むように
表裏面側に溝部32,52形状に即したスピーカーグリ
ル部13が樹脂芯材11と一体に形成されることにな
る。
【0032】そして、図示はしないが、モールドプレス
成形用上型30の上昇型開き動作と同時に油圧シリンダ
51が動作して入子50が下降動作した後、下型20か
らスピーカーグリル一体型ドアトリム10を脱型すれば
良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、樹
脂芯材のモールドプレス成形時にスピーカーグリルを一
体成型するというものであるから、従来のスピーカーグ
リルを備えたドアトリムに比べ、スピーカーグリル単体
の成形金型を廃止できるとともに、スピーカーグリルを
ドアトリムに取り付ける工数も廃止できるため、成形設
備の簡素化、成形工数の短縮化による大幅なコストダウ
ンを招来できるという効果を有する。
【0034】更に、樹脂芯材と一体にスピーカーグリル
を形成するという構成であるため、ドアトリムとスピー
カーグリルとの一体感が強調でき、しかも、従来の取付
不良によるスキ発生やガタツキ音発生等の不具合がな
く、外観性能に優れる等の種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製作したスピーカーグリル一
体型ドアトリムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明装置の一実施形態としての成形金型装置
を示す断面図。
【図4】図3に示す成形金型装置におけるセット枠を示
す平面図。
【図5】本発明方法における表皮用原反シートのセット
工程を示す断面図。
【図6】本発明方法における溶融樹脂の射出充填工程を
示す断面図。
【図7】本発明方法におけるモールドプレス成形工程を
示す断面図。
【図8】本発明方法におけるモールドプレス成形工程に
おけるスピーカーグリル部の拡大断面図。
【図9】従来のスピーカーグリルを備えたドアトリムを
示す正面図。
【図10】図9中X −X 線断面図。
【図11】従来のスピーカーグリルを備えたドアトリム
の製造工程を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 スピーカーグリル一体型ドアトリム 11 樹脂芯材 12 表皮材 13 スピーカーグリル部 20 モールドプレス成形用下型 22 ゲート 23 ガイドピン 24 コイルスプリング 30 モールドプレス成形用上型 31 昇降用シリンダ 32 溝部 40 射出成形機 50 入子 51 油圧シリンダ 52 溝部 60 セット枠 S 表皮用原反シート a パンチング孔 M 溶融樹脂
フロントページの続き (72)発明者 大野 樹史 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社寒川本社工場内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BB08 BC01 BD03 BE03 BE06 BE25 BE31 4F206 AA11 AA13 AB11 AB16 AD05 AD08 AD17 AD20 AD24 AG03 AG21 AH23 JA03 JA07 JB13 JB22 JF05 JF35 JN25 JN33 JQ81

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールドプレス成形により所要形状に成
    形される樹脂芯材(11)と、この樹脂芯材(11)の
    表面に一体化される表皮材(12)と、上記樹脂芯材
    (11)と一体に形成されるスピーカーグリル部(1
    3)を備えたスピーカーグリル一体型ドアトリム(1
    0)の製造方法において、 モールドプレス成形用上下型(20,30)の型開き
    時、スピーカーグリル部(13)の対応位置にパンチン
    グ孔(a)を開設した表皮用原反シート(S)を型内に
    セットするとともに、スピーカーグリル部(13)の裏
    面形状を規制する入子(50)を表皮用原反シート
    (S)の裏面に当接するまで入子(50)を上昇させる
    表皮用原反シート(S)のセット工程と、 モールドプレス成形用上型(30)が下降動作し、モー
    ルドプレス成形用上下型(20,30)間が所定クリア
    ランスに到達し、入子(50)と上型(30)型面とが
    当接した際、下型(20)と接続する射出成形機(4
    0)から下型(20)内のゲート(22)を通じて、下
    型(20)の型面所定箇所に溶融樹脂(M)を分配供給
    する溶融樹脂の射出工程と、 モールドプレス成形用上型(30)が下死点まで下降
    し、上下型(20,30)間のキャビティに沿って溶融
    樹脂(M)をモールドプレス成形し、樹脂芯材(11)
    を所要形状に成形すると同時に、上型(30)の型面に
    形成された溝部(32)及び入子(50)の上型に形成
    された溝部(52)に溶融樹脂が充填されることによ
    り、スピーカーグリル部(13)が樹脂芯材(11)と
    一体に形成されるモールドプレス成形工程と、 からなることを特徴とするスピーカーグリル一体型ドア
    トリムの製造方法。
  2. 【請求項2】 モールドプレス成形により所要形状に成
    形される樹脂芯材(11)の表面側に表皮材(12)が
    一体化され、樹脂芯材(11)を一体にスピーカーグリ
    ル部(13)を形成したスピーカーグリル一体型ドアト
    リムの製造装置において、 所望の型面を備え、相互に型開き,型締め可能なモール
    ドプレス成形用上下型(20,30)と、モールドプレ
    ス成形用上下型(20,30)のキャビティ内に樹脂芯
    材(11)の素材である溶融樹脂(M)を供給するため
    に、モールドプレス成形用下型(20)に接続される射
    出成形機(40)と、モールドプレス成形用下型(2
    0)内に設置される油圧シリンダ(51)により上下動
    可能に操作され、スピーカーグリル部(13)の裏面部
    (13b)を形成する入子(50)と、この入子(5
    0)と対向して、上型(30)型面にスピーカーグリル
    部(13)の表面部(13a)を形成する溝部(32)
    が形成されていることを特徴とするスピーカーグリル一
    体型ドアトリムの製造装置。
  3. 【請求項3】 モールドプレス成形用上下型(20,3
    0)内にセットする表皮材用原反シート(S)の保持手
    段としてのセット枠(60)と、このセット枠(60)
    の保持手段がモールドプレス成形用下型(20)に設置
    されていることを特徴とする請求項2記載のスピーカー
    グリル一体型ドアトリムの製造装置。
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