JP2000005541A - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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JP2000005541A
JP2000005541A JP10181921A JP18192198A JP2000005541A JP 2000005541 A JP2000005541 A JP 2000005541A JP 10181921 A JP10181921 A JP 10181921A JP 18192198 A JP18192198 A JP 18192198A JP 2000005541 A JP2000005541 A JP 2000005541A
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JP
Japan
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fan
air
stop sensor
driven
air conditioner
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Application number
JP10181921A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Takenaka
竹中  満
Shigeo Fujita
茂雄 藤田
Atsushi Fujimoto
淳 藤本
Tomoya Matsubayashi
松林  智也
Keiichi Azuma
圭一 東
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転部用の空調装置を備える収穫機におい
て、空調装置の除塵具に付着した塵埃を自動的に清掃で
きるようにする。 【解決手段】 穀粒排出クラッチ26が切りにあると、
その操作レバー27の操作位置に基づいて穀粒排出クラ
ッチ26の入り切りを検出する検出スイッチ25からの
情報により、ファン制御手段24が電動ファンモータ1
3bの駆動回路23に送信することによって回転ファン
13aを正回転方向に駆動させる。すると、回転ファン
13aが熱交換用空気を除塵具22を介して吸引してキ
ャビン冷房用コンデサ13の熱交換部に供給する。穀粒
排出クラッチ26が入りに切り換えられると、検出スイ
ッチ25からの情報に基づいてファン制御手段24が回
転ファン13aを逆回転方向に駆動させる。すると、回
転ファン13aが除塵具22に塵埃清掃風を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインなどの
収穫機、詳しくは、運転部用の空調装置を備えてある収
穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記収穫機において、従来、空調装置の
除塵具や熱交換器に塵埃が付着すると、人手で清掃する
ようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえばコンバインの
場合、収穫作業を行うと、刈取り前処理装置などから塵
埃が発生しやすくなっている。そして、空調装置は熱交
換用空気を吸入することに起因して塵埃が流れ込みやす
くなっている。このため、従来、空調装置の除塵具や熱
交換器に多くの塵埃が短時間に付着し、熱交換効率が比
較的早期に悪くなったり、清掃手間が早期に必要になっ
ていた。本発明の目的は、塵埃が多く発生する場合でも
清掃手間を不要にしたり少なく済ませながら効率よく空
調される収穫機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕運転部用の空調装置を備えてある
収穫機において、刈取り収穫作業が停止されたことを検
出する収穫停止センサーと、前記空調装置の回転ファン
を制御するファン制御手段とを備えるとともに、収穫停
止センサーが非検出状態にあると、収穫停止センサーか
らの情報に基づくファン制御手段の自動制御により、回
転ファンが正回転方向に駆動されて前記空調装置に熱交
換用空気を供給するように構成し、収穫停止センサーが
検出状態になると、収穫停止センサーからの情報に基づ
くファン制御手段の自動制御により、回転ファンが逆回
転方向に駆動されて前記空調装置に塵埃清掃風を供給す
るように構成してある。
【0006】〔作用〕収穫作業を行うと、収穫停止セン
サーからの情報に基づいてファン制御手段が回転ファン
を正回転方向に駆動し、回転ファンが空調装置に熱交換
用空気を供給して運転部の空調を行わせる。このとき、
空調装置に塵埃が付着しても、タンクに回収された脱穀
粒を排出するなど収穫作業を停止すると、収穫停止セン
サーからの情報に基づいてファン制御手段が回転ファン
を逆回転方向に駆動し、回転ファンが塵埃清掃風を空調
装置に付着している塵埃に作用させるとともに、塵埃清
掃風が熱交換用空気とは逆向きであることによって塵埃
を取れやすくする。
【0007】〔効果〕塵埃が多く発生して空調装置に付
着しやすい場合でも、回転ファンが逆転して供給する塵
埃清掃風とその向きとによって塵埃を効果的に清掃し、
空調装置による熱交換を効率よく行わせて良好な空調の
もとで快適に運転しながら収穫作業できる。しかも、収
穫作業を停止すれば自動的に回転ファンが逆転して清掃
されることにより、従来の如く清掃手間を掛ける必要が
ないとか、人為的にも清掃するとしても清掃風による不
足分を補うだけの簡単なもので済んで楽に作業できる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記ファン制御手段を、前記収穫停止センサーが検
出状態になってから設定時間が経過するまでの間、前記
回転ファンを逆回転方向に駆動し、前記設定時間が経過
した後に前記回転ファンを正回転方向に駆動するように
構成してある。
【0010】〔作用〕回転ファンが逆回転すると空調装
置の熱交換効率が低下して運転部の空調能力が低下する
ことから、回転ファンが長時間にわたって逆回転すると
運転部の居住性が悪くなる。このため、空調能力低下が
継続してもキャビン居住性の面から許容できるものとし
て考えられる逆回転駆動時間を前記設定時間として設定
し、収穫作業を停止して回転ファンの逆回転駆動が開始
されてから前記設定時間が経過すると、収穫停止センサ
ーがまだ検出状態のままにあっても、回転ファンが正回
転駆動に切り換えられ、運転部の居住性が悪くなること
を防止するべく空調装置を正常に熱交換する状態に戻さ
れるものである。
【0011】〔効果〕空調装置が回転ファンの逆転によ
って清掃されて運転部を良好な空調状態に楽に維持でき
るものでありながら、収穫作業を長時間にわたって停止
させても空調装置が清掃のために熱交換効率の低下した
状態になるのを清掃に必要な間だけに止められ、この面
からも運転部を良好な空調状態にできる。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記回転ファンが、コンデンサに熱交換用空
気を供給するファンである。
【0014】〔作用〕回転ファンによってコンデンサに
熱交換用空気を供給して運転部の冷房空調を可能にする
とともに、回転ファンによってコンデンサの付着塵埃を
清掃するものである。
【0015】〔効果〕運転部の冷房能力が低下すると居
住性が著しく悪化するものであるが、コンデンサの塵埃
付着による熱交換効率の悪化や、回転ファンの長時間逆
転による熱交換効率の悪化を効果的に防止して運転部を
良好に冷房し、快適に作業していける。
【0016】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記収穫停止センサーを、穀粒
タンクから穀粒搬出する穀粒搬出装置が駆動されたこと
を検出することによって刈取り収穫作業が停止されたと
検出するように構成してある。
【0018】〔作用〕穀粒搬出装置を駆動すると、回転
ファンが逆転駆動され、空調装置に塵埃清掃風を供給し
て清掃が行われるものである。
【0019】〔効果〕回転ファンが逆転駆動されて空調
装置の熱交換効率が低下すると、その間の運転部の空調
能力も低下する。穀粒タンクから穀粒を取り出す場合、
運転者が運転部から出て行われることが多いことから、
運転者が運転部から離れていて空調能力が低下しても実
際には影響がない状態で空調装置を清掃できて有利であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すように、クローラ走行
装置1をエンジン2からの動力によって駆動して自走す
るよう構成し、かつ、前記エンジン2の上方に後部が位
置する運転キャビン3の付いた運転部を備える走行機体
の前部に、刈取り前処理装置4を昇降操作自在に連結
し、この刈取り前処理装置4によって稲、麦などの植立
穀稈を引き起こすとともに刈取り、刈取り穀稈を後方に
搬送して走行機体に設けてある脱穀装置5に供給し、こ
の脱穀装置5からの脱穀粒を走行機体の運転キャビン3
の直後方に位置する穀粒タンク6に貯留するように構成
するとともに、この穀粒タンク6の後側に下端側が接続
する縦オーガとこの縦オーガの上端部に旋回及び起伏揺
動自在に連結する横オーガとで成る穀粒搬出装置7によ
って穀粒タンク6から脱穀粒を取り出すように構成し
て、コンバインを構成してある。
【0021】図1及び図3に示すように、前記エンジン
2が位置する原動部においてエンジンカバー8の上方に
エンジン冷却用空気の吸気室を形成している吸気ケース
9の内部にエンジン用のエヤクリーナ10を設け、この
エヤクリーナ10の吸気側から延出する吸気筒10aの
延出端部に支持されるとともにこの吸気筒10aを介し
てエヤクリーナ10に接続するプレクリーナ11を運転
キャビン3の後側近くに設けてある。すなわち、エンジ
ン2の吸引作用により、エンジン燃焼用空気を運転キャ
ビン3の後側でプレクリーナ11に取り入れ、このプレ
クリーナ11とエヤクリーナ10の両者による清掃作用
によってワラ屑などの塵埃を取り除いてからエンジン2
に供給するようにしてある。
【0022】図1に示すように、前記原動部に前記エン
ジン2によって駆動されるように設けられたコンプレッ
サー12に冷媒循環ホース(図示せず)によって接続す
るコンデンサ13及びエバポレータ14などを備える運
転部用の空調装置Aを運転キャビン3に設けることによ
り、運転キャビン内の冷房空調を可能にしてある。キャ
ビン空調装置は、詳しくは図2及び図3などに示す如く
構成してある。
【0023】すなわち、運転キャビン3の天板3aの上
方及び周囲を覆うように形成するとともに天板3aに着
脱自在に取り付けるように構成した天板カバー15と前
記天板3aとの間に、仕切り板16によってキャビン前
側に位置するスペース部分17aとキャビン後側に位置
するスペース部分17bとに仕切られた空調装置収容ス
ペースを形成し、前記前側スペース部分17aに前記エ
バポレータ14を、前記後側スペース部分17bに前記
コンデンサ13をそれぞれ配置してある。前記エバポレ
ータ14には、エンジン2が排出する熱を熱源として運
転キャビン13の内部を暖房するための熱交換部を備え
させてある。
【0024】コンデンサ13の上側に回転ファン13a
を機体上下向きの軸芯まわりで回転するように取り付け
るとともに、この回転ファン13aは、電動ファンモー
タ13bによって駆動するように、かつ、このファンモ
ータ13bの正逆回転切り換えによって正回転方向と逆
回転方向とに切り換え駆動できるように構成してある。
正回転方向に駆動される回転ファン13aは、コンデサ
13の方に向けて送風するよう作用することにより、天
板カバー15の天板15aのうちの前記回転ファン13
aに対向する部分に形成してある吸気口18から天板カ
バー15の外部の空気を内部に吸引し、天板部分とコン
デンサ13との間にこの隙間を吸気口18の全周囲にわ
たってシールするように設けてある環状のシール材19
の内部を通してコンデサ13に熱交換用空気として供給
する。このとき、コンデンサ13は、コンプレッサー1
2からの冷媒と熱交換して昇温した熱交換後空気を、回
転ファン13aの送風作用によってコンデンサ13の下
側に排出し、天板カバー15の両横側壁15bに備えて
ある排気口20a、及び、天板カバー15の後側壁15
cに備えてある排気口20bのそれぞれから天板カバー
15の外部に排出する。そして、逆回転方向に駆動され
る回転ファン13aは、吸気口18に向けて送風するよ
う作用することにより、天板カバー15の内部の空気を
コンデサ13の方から吸引し、シール材19の内部を通
して吸気口18に塵埃清掃風として供給する。すなわ
ち、この吸気口18から吸引される熱交換用空気からワ
ラ屑などの塵埃を除去するように吸気口18に備えてあ
る網製の除塵具22に対してこれに付着する塵埃を吹き
落とすように送風する。
【0025】図4に示すように、前記プレクリーナ11
と前記後側壁15cの排気口20bとをプレクリーナ1
1が排気口20bよりも機体内側に位置するように機体
横方向に位置ずれする状態で配置し、排気口20bから
排出される熱交換後の温度の高い空気がプレクリーナ1
1に直接に吹き当たらないようにしてある。前記天板3
aと天板カバー15との間の後隅部にガイド部材21を
設けるとともに、このガイド部材21は、コンデンサ1
3から下側に排出される熱交換後空気に案内作用する側
面21aを有し、コンデンサ13からの熱交換後空気を
天板カバー15と天板3aとの隙間からプレクーリーナ
11に向かって流出することを防止するべく前記横側壁
15bの排気口20aと前記後側壁の15cの排気口2
0bとに向けて流動させるように構成してある。つま
り、排気口20bとプレクリーナ11の位置ずれ配置、
及び、ガイド部材21の案内作用により、熱交換後の温
度の高い空気がプレクリーナ11に吸引されにくくな
る。
【0026】図6に示すように、前記ファンモータ13
bの駆動回路23にファン制御手段24を連係させると
ともに、このファン制御手段24に収穫停止センサー2
5を連係させてある。
【0027】収穫停止センサー25は、エンジン2から
前記穀粒搬出装置7への伝動を断接するベルトテンショ
ンクラッチで成る排出クラッチ26を入り切り操作する
操作レバー27によって入り切り操作されるように構成
することによって、操作レバー27がクラッチ入りとク
ラッチ切りのいずれの操作位置に操作されたかを検出す
る検出スイッチで構成してある。すなわち、操作レバー
27がクラッチ入り位置に操作されると、排出クラッチ
26が入りになって穀粒排出装置7が駆動され、操作レ
バー27がクラッチ切り位置に操作されると、排出クラ
ッチ26が切りになって穀粒排出装置7の駆動が停止さ
れる。そして、穀粒排出装置7を駆動して穀粒タンク6
から穀粒排出する場合は、刈取り収穫作業を停止して行
われる。これにより、操作レバー27がクラッチ入り位
置に操作されたことの検出状態になると、穀粒搬出装置
7が駆動されたことの検出状態になることにより、刈取
り収穫作業が停止されたことの検出状態になる。操作レ
バー27がクラッチ切り位置に操作されたことの検出状
態になると、穀粒搬出装置7の駆動が停止されたことの
検出状態になることによって刈取り収穫作業が行われて
いることの検出状態になる。すなわち、刈取り収穫作業
の停止を検出しないという非検出状態になる。そして、
それぞれの検出結果を電気信号としてファン制御手段2
4に出力する。
【0028】ファン制御手段24は、マイクロコンピュ
ータで構成するとともに収穫停止センサー25からの情
報に基づいて図7に示す如く自動的に作動するように構
成してある。すなわち、#1〜3ステップに示すよう
に、収穫停止センサー25が収穫作業停止の検出状態に
なると、収穫停止センサー25が検出状態になってから
の経過時間を計測するようにタイマーを始動させる。こ
れとともに、駆動回路23にファンモータ13bを逆回
転方向に駆動させるべき信号を出力することにより、回
転ファン13aをコンデンサ13に熱交換用空気を供給
するべく正回転方向に駆動していた状態から除塵具22
に塵埃清掃風を供給するべく逆回転方向に駆動する状態
に切り換える。この後、#4〜6ステップに示すよう
に、前記計測経過時間が設定時間tに達すると、収穫停
止センサー25がまだ検出状態になっていても駆動回路
23に収穫停止センサー25からの情報に優先してファ
ンモータ13bを正回転方向に駆動させるべき信号を出
力することにより、回転ファン13aを逆回転方向に駆
動していた状態から正回転方向に駆動する状態に切り換
える。すなわち、回転ファン13aが逆回転駆動される
とコンデンサ13の熱交換効率が低下して運転部の冷房
能力が通常より低下することから、冷房能力低下が継続
してもキャビン居住性の面から支障がない逆回転継続時
間を前記設定時間tとして設定してあり、回転ファン1
3aを逆回転駆動してから前記設定時間tが経過する
と、収穫停止センサー25がまだ検出状態になっていて
も収穫停止センサー25からの情報に優先して回転ファ
ン13aを正回転駆動状態に切り換え制御する。これと
ともに、収穫停止センサー25が次に非検出状態から検
出状態に切り換わった際にタイマーが経過時間を零から
計測し直すようにタイマーをリセット作動させる。ま
た、#4,7,5,6ステップに示すように、回転ファ
ン13aを逆回転方向の駆動状態に切り換えてからの経
過時間が前記設定時間tに達しないうちでも、排出クラ
ッチ26が切りに戻し操作されて収穫停止センサー25
が非検出状態に切り換わった際には、直ちに駆動回路2
3にファンモータ13bを正回転方向に駆動させるべき
信号を出力することにより、回転ファン13aを逆回転
方向に駆動していた状態から正回転方向に駆動する状態
に切り換え、これとともに、収穫停止センサー25が次
に非検出状態から検出状態に切り換わった際にタイマー
が経過時間を零から計測し直すようにタイマーをリセッ
ト作動させる。
【0029】つまり、刈取り収穫作業を行う際、穀粒搬
出装置7を停止状態にして行う。このため、収穫停止セ
ンサー25が非検出状態にあり、この収穫停止センサー
25からの情報に基づいてファン制御手段24が自動的
に回転ファン13aを正回転方向に駆動させ、回転ファ
ン13aがコンデンサ13に熱交換用空気を供給する。
これにより、コンデンサ13が冷媒の熱交換処理を所定
どおり行い、運転キャビン3の内部を冷房しながら作業
できる。そして、刈取り収穫作業を停止して穀粒タンク
6から穀粒を搬出する際、穀粒搬出装置7を駆動するこ
とから収穫停止センサー25が検出状態になり、この収
穫停止センサー25からの情報に基づいてファン制御手
段24が自動的に回転ファン13aを逆回転方向に駆動
させ、回転ファン13aが除塵具22に塵埃清掃風を供
給する。これにより、刈取り収穫作業時に除塵具22に
ワラ屑などの塵埃が付着していてもその清掃が自動的に
行われる。そして、回転ファン13aを逆回転方向に駆
動し始めてから設定時間tが経過すると、その後は、穀
粒搬出が完了していないなど穀粒搬出装置7が駆動され
ていて収穫停止センサー25がまだ検出状態にあって
も、ファン制御手段24が回転ファン13aを正回転駆
動状態に切り換え、回転ファン13aがコンデンサ13
に熱交換用空気を供給して運転部の冷房能力を通常のも
のに戻す。
【0030】図4,図5及び図8に示すように、前記天
板カバー15の両横側壁15bに外気導入口28を形成
し、前記天板3aの前部に吹出し口形成部材29によっ
てキャビン横方向に並ぶ複数個の前吹出し口29aを、
天板3aの両横側に前後一対の横吹出し口30,30を
ぞれぞれ形成し、前記エバポレータ14は、運転キャビ
ン外の空気を前記両外気導入口28,28から天板カバ
ー15の内部に導入し、前記仕切り板16に取り付けて
ある外気フィルター31を通して塵埃を除去してから熱
交換部に導入し、冷却した空気を前記前吹出し口29a
及び横吹出し口30から運転キャビン13の内部に吹き
出して供給するように構成してある。
【0031】前記両横側の横吹出し口30は、天板3a
に屈曲部を備えさせて形成するとともに断熱材を備えさ
せた風路32を介してエバポレータ14の送風部に冷却
空気が供給されるように接続してある。前記左右の風路
32,32それぞれの終端部に風向板33を設けるとと
もに、この風向板33は、エバポレータ14からの冷却
風を横吹出し口30に向けて案内することにより、風路
32から後方に抜けて漏れ出にくくするように構成して
ある。天板3aと天板カバー15との間の前記外気導入
口28に対向する部分に、複数枚の消音板34を設けて
ある。この消音板34は、外気導入口28から導入され
る空気の流路をジグザグ経路にすることにより、吸気騒
音が発生することを抑制する。
【0032】前記天板3aのうちの前記後側スペース部
分17bを形成している部分に屈曲部を備えさせること
により、キャビン横方向の左右一対の第1排水溝35,
35、及び、両第1排水溝35に接続するとともにキャ
ビン横方向に並ぶ複数本のキャビン前後向きの第2排水
溝36を形成し、天板3aと天板カバー15との間に発
生した結露水、その他のドレン水を第1排水溝35及び
第2排水溝36によって外部に排出するように構成して
ある。各第1排水溝35の深さをDとし、各第2排水溝
36の深さをCとすると、C≧Dとなる状態に各排水溝
35,36を形成してある。
【0033】図11に示すように、運転キャビン3の乗
降口用ドア3bを、ドア前端側に位置する機体上下向き
の軸芯Pまわりで揺動操作して開閉するように構成する
とともに、このドア3bを開放しておくことにより、機
体との連結を解除した前記エンジンカバー8をキャビン
外に取り出せるように構成してある。前記ドア3bを閉
じた際に運転キャビン3及びエンジンカバー8それぞれ
とドア3bとの間をシールするウエザストリップ37,
38を図11及び図12に示す如く構成してある。ドア
3bとエンジンカバー8との間をシールするウエザスト
リップ37を、エンジンカバー8の上端部から下端部ま
で一連に連なる1本のウエザストリップに形成するとと
もにドア3bの一部の周縁部に当接するように配置して
エンジンカバー8の横側面に取り付けてある。エンジン
カバー8に付設のフランジ37aに支持させることによ
り、エンジンカバー8に取り付けてある。ドア3bと運
転キャビン3との間をシールするウエザストリップ38
を、運転キャビン13の乗降り口の周囲に一連に連なっ
て沿う1本のウエザストリップに形成するとともにドア
3bの残りの周縁部に当接するように配置して運転キャ
ビン3のうちの乗降用ステップ部3c、前側下構造部3
d、上構造部3eそれぞれの横側面に取り付けてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】運転キャビンの空調装置配設部の断面図
【図3】エンジン用プレクリーナ配設部の説明図
【図4】運転キャビンの空調装置配設部の平面図
【図5】運転キャビンの空調装置配設部の斜視図
【図6】コンデンサファン制御装置のブロック図
【図7】コンデンサファン制御のフローチャート
【図8】キャビン空調用風路の説明図
【図9】第2排水路の断面図
【図10】第1排水路の断面図
【図11】運転キャビンの側面図
【図12】ウエザーストリップの説明図
【符号の説明】
6 穀粒タンク 7 穀粒排出装置 13 空調装置 13a 回転ファン 24 ファン制御手段 25 収穫停止センサー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60H 1/32 626 B60H 1/32 626E (72)発明者 藤本 淳 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 松林 智也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 東 圭一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BC08 CF02 EC23 ED30 2B396 JA04 JC07 KA04 KE03 LR02 LR13 LR19 MA05 MA07 MC02 MC13 PA30 PA43 PA47 PE06 QA02 QA11 QC01 QE11 QG05 RA22 4D058 MA15 MA51 MA54 SA20 UA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転部用の空調装置を備えてある収穫機
    であって、 刈取り収穫作業が停止されたことを検出する収穫停止セ
    ンサーと、前記空調装置の回転ファンを制御するファン
    制御手段とを備えるとともに、収穫停止センサーが非検
    出状態にあると、収穫停止センサーからの情報に基づく
    ファン制御手段の自動制御により、回転ファンが正回転
    方向に駆動されて前記空調装置に熱交換用空気を供給す
    るように構成し、収穫停止センサーが検出状態になる
    と、収穫停止センサーからの情報に基づくファン制御手
    段の自動制御により、回転ファンが逆回転方向に駆動さ
    れて前記空調装置に塵埃清掃風を供給するように構成し
    てある収穫機。
  2. 【請求項2】 前記ファン制御手段を、前記収穫停止セ
    ンサーが検出状態になってから設定時間が経過するまで
    の間、前記回転ファンを逆回転方向に駆動し、前記設定
    時間が経過した後に前記回転ファンを正回転方向に駆動
    するように構成してある請求項1記載の収穫機。
  3. 【請求項3】 前記回転ファンが、コンデンサに熱交換
    用空気を供給するファンである請求項1又は2記載の収
    穫機。
  4. 【請求項4】 前記収穫停止センサーを、穀粒タンクか
    ら穀粒搬出する穀粒搬出装置が駆動されたことを検出す
    ることによって刈取り収穫作業が停止されたと検出する
    ように構成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の収穫機。
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