JP2000001138A - 車両用シート構造 - Google Patents

車両用シート構造

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JP2000001138A
JP2000001138A JP10169487A JP16948798A JP2000001138A JP 2000001138 A JP2000001138 A JP 2000001138A JP 10169487 A JP10169487 A JP 10169487A JP 16948798 A JP16948798 A JP 16948798A JP 2000001138 A JP2000001138 A JP 2000001138A
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Hiroki Kamimura
裕樹 上村
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】後席乗員がヘッドレストを前方移動させようと
しても、その移動力がシートバックに伝達されず、シー
トバックが不用意に後方移動するのを防止して、前席乗
員に違和感を与えるのを防止する。 【解決手段】シートバック2に設けた荷重受け部8、シ
ートバックの上部に設けたヘッドレスト3並びに荷重受
け部が乗員による後方荷重を受けた時、ヘッドレストを
前方に変位させるリンク手段6,11,15とを備え
る。リンク手段はヘッドレストを前方移動させた時に、
その移動力をシートバックに伝達しないように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、後突時に乗員の
頸部、頭部を保護するために、シートバック内に設けら
れた荷重受け部が乗員による後方荷重を受けた時に、ヘ
ッドレストを前方に変位させるリンク手段を備えたよう
な車両用シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両用シート構造として
は、例えば特開平10−973号公報および特開平10
−6832号公報に記載の構造がある。前者の特開平1
0−973号公報に記載の装置は、シートバック内に設
けられた側面視L字状のリンク部材(ヘッドレストサポ
ート)の上端部にヘッドレストを取付ける一方、上述の
リンク部材をシートバックフレームの上端部に対して揺
動可能に配設し、さらにリンク部材のベルトガイド部と
シートバックフレームの下端部との間には受圧ベルトを
張架し、後突時において乗員の後方向きの慣性力による
衝撃力で、受圧ベルトが後方に移動することにより、ベ
ルトガイド部が後方に移動させられ、これに伴ってリン
ク部材を介してヘッドレストを前方に移動すべく構成
し、乗員を保護するように成したものである。
【0003】しかし、この従来構造においては、受圧ベ
ルトとヘッドレストとが上述のリンク部材にて一体的に
連結されている関係上、後席乗員が悪戯その他でヘッド
レストを前方へ押圧移動させると、受圧ベルトを介して
シートバックが内方に凹み、シートバックが不所望な後
方移動を起こすので、このシートに着座した前席乗員が
違和感を感じる問題点があった。
【0004】後者の特開平10−6832号公報に記載
の装置は、シートバックの内部に上体荷重受けフレーム
を配設し、このフレームに対してリンク機構を取付け、
このリンク機構の上端部にヘッドレストを取付けて、後
突時においてシートに着座した乗員の後方向きの慣性力
による衝撃力で、上体荷重受けフレームが車両後方へ移
動し、リンク機構を介して上述のヘッドレストを車両前
方の斜め上方に向けてスライドし、乗員頭部を保護すべ
く構成したものである。
【0005】しかし、この従来構造においても、上体荷
重受けフレームとヘッドレストとが上述のリンク機構を
介して一体的に連結されている関係上、後席乗員が悪戯
その他によりヘッドレストを前方へ押圧移動させると、
上体荷重受けフレームを介してシートバックが内方に凹
んで、このシードバックが不所望な後方移動を起こすの
で、シートに着座した前席乗員が違和感を受ける問題点
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、後突時に乗員の頸部、頭部を保護するため
に、シートバック内に設けられた荷重受け部が乗員によ
る後方荷重を受けた時、ヘッドレストを前方に変位させ
るリンク手段を備えたものにおいて、ヘッドレストを前
方移動させた時(ヘッドレストに対して後席乗員等によ
り該ヘッドレストを直接前方へ押圧する荷重が入力され
た時)、その移動力をシートバックに伝達しないように
リンク手段を構成することで、後席乗員がヘッドレスト
を前方移動させようとしても、その移動力がシートバッ
クに伝達されず、シートバックが不所望に後方移動する
のを防止して、前席乗員に違和感を与えるのを防止する
ことができる車両用シート構造の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、後突時
に乗員の頸部、頭部を保護するために、シートバック内
に設けられた荷重受け部が乗員による後方荷重を受けた
時、ヘッドレストを前方に変位させるリンク手段を備え
たものにおいて、車両に後突による前方への加速度が加
わらない通常時にはシートバックの後方移動を禁止する
禁止部材を、シートバックに設けることで、後席乗員が
ヘッドレストを前方移動させようとしても、その移動力
のシートバックへの伝達を上述の禁止部材にて禁止し
て、シートバックが不所望に後方移動するのを防止し、
前席乗員が違和感を感じるのを阻止することができる車
両用シート構造の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、後突時
に乗員の頸部、頭部を保護するために、シートバック内
に設けられた荷重受け部が乗員による後方荷重を受けた
時、ヘッドレストを前方に変位させるリンク手段を備え
たものにおいて、ヘッドレストを前方移動させた時、そ
の移動力をシートバックに伝達しないようにリンク手段
を構成すると共に、車両に後突による前方への加速度が
加わらない通常時にはシートバックの後方移動を禁止す
る禁止部材を、シートバックに設けることで、後席乗員
がヘッドレストを前方移動させようとしても、その移動
力がシートバックに伝達されず、シートバックが不所望
に後方移動するのを防止して、前席乗員に何等違和感を
与えることがなく、しかも、通常時においては定位置に
存在する荷重受け部等により乗員の充分なサポート力を
確保することができる車両用シート構造の提供を目的と
する。
【0009】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、上述のリン
ク手段を第1リンクと第2リンクとに分割することで、
特に第1リンク側の強度を増大させることなく、上記目
的の達成ができて、第1リンク側の強度設定が容易で、
シート構造のコストダウンおよびウエイトダウン(重量
低減)を図ることができる車両用シート構造の提供を目
的とする。
【0010】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1,2,3または4記載の発明の目的と併せて、上
述の荷重受け部を前方へ付勢する付勢手段を設けること
で、この付勢手段により荷重受け部を適正な位置に付勢
して、後突時の荷重伝達を確実に行なうことができる車
両用シート構造の提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、上述の第1リンクを
可動フレームと、リンク部材とで構成し、上述の第2リ
ンクをブラケットで構成することで、後突時には荷重受
け部、リンク部材を介して可動フレームを後方移動さ
せ、この可動フレームをブラケットに当接してヘッドレ
ストを前方に変位させることができ、一方、後席乗員が
ヘッドレストを前方移動させた際(前方移動力の入力時)
にはブラケットにて構成された第2リンクが独立移動
し、第1リンク側はノーマル状態を保持することで、前
席乗員に違和感を与えることがない車両用シート構造の
提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、シートバックに設けられた荷重受け部と、上
記シートバックの上部に設けられたヘッドレストと、上
記荷重受け部にて乗員による後方荷重を受けた時、ヘッ
ドレストを前方に変位させるリンク手段とを備えた車両
用シート構造であって、上記リンク手段は上記ヘッドレ
ストを前方移動させた時に、その移動力をシートバック
に伝達しないように構成された車両用シート構造である
ことを特徴とする。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、シート
バックに設けられた荷重受け部と、上記シートバックの
上部に設けられたヘッドレストと、上記荷重受け部にて
乗員による後方荷重を受けた時、ヘッドレストを前方に
変位させるリンク手段とを備えた車両用シート構造であ
って、車両に後突による前方への加速度が加わらない通
常時に、上記シートバックの後方移動を禁止する禁止部
材が上記シートバックに設けられた車両用シート構造で
あることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、シート
バックに設けられた荷重受け部と、上記シートバックの
上部に設けられたヘッドレストと、上記荷重受け部にて
乗員による後方荷重を受けた時、ヘッドレストを前方に
変位させるリンク手段とを備えた車両用シート構造であ
って、上記リンク手段は上記ヘッドレストを前方移動さ
せた時に、その移動力をシートバックに伝達しないよう
に構成されると共に、車両に後突による前方への加速度
が加わらない通常時に、上記シートバックの後方移動を
禁止する禁止部材が上記シートバックに設けられた車両
用シート構造であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または3記載の発明の構成と併せて、上記リンク
手段はシートバック側に連結された第1リンクと、ヘッ
ドレスト側に連結された第2リンクとを備え、上記第1
リンクと上記第2リンクとの当接によりシートバックの
後方荷重をヘッドレストに伝達すると共に、上記ヘッド
レストに対する前方移動力は第1リンクと第2リンクと
の当接解除によりシートバックに伝達されないように構
成した車両用シート構造であることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1,2,3または4記載の発明の構成と併せて、上
記荷重受け部を前方へ付勢する付勢手段が設けられた車
両用シート構造であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、上記第1リンクは、
シートバックフレームに対して後方移動可能に構成され
た可動フレームと、シートバックフレームと可動フレー
ムとを連結するリンク部材とを備え、上記第2リンク
は、シートバックフレームの上部に前方変位可能に枢支
されたブラケットを備え、該ブラケットにヘッドレスト
が取付けられる一方、後突時には可動フレームがブラケ
ットに当接してヘッドレストを前方変位させ、上記前方
移動力の入力時には第2リンクが独立移動すべく構成さ
れた車両用シート構造であることを特徴とする。
【0018】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、車両の後突時に乗員による後方荷重をシート
バックの荷重受け部にて受けた時、上述のリンク手段は
ヘッドレストを前方に変位させて乗員の頸部、頭部を保
護するが、上述のリンク手段はヘッドレストを前方移動
させた時に、その移動力をシートバックに伝達しないよ
うに構成しているので、後席乗員がヘッドレストを前方
移動させようとしても、その移動力はシートバックに伝
達されない。
【0019】この結果、シートバックが不所望に後方移
動するのを防止して、前席乗員に違和感を与えるのを防
止することができる効果がある。要するに後突時のシー
トバック側からの荷重入力は荷重受け部、リンク手段を
介してヘッドレストに伝達される一方、後席乗員の悪戯
その他によるヘッドレスト側からの荷重入力はシートバ
ック側に伝達されないものである。
【0020】この発明の請求項2記載の発明によれば、
車両の後突時に乗員による後方荷重をシートバックの荷
重受け部にて受けた時、上述のリンク手段はヘッドレス
トを前方に変位させて乗員の頸部、頭部を保護するが、
通常時(非後突時)にはシートバックに設けられた禁止部
材がシートバックの後方移動を禁止する。このため、後
席乗員がヘッドレストを前方移動させようとしても、そ
の移動力がシートバックに伝達されるのを上述の禁止部
材にて確実に禁止し、シートバックが不所望に後方移動
するのを防止する。したがって、前席乗員が違和感を感
じるのを阻止することができる効果がある。
【0021】この発明の請求項3記載の発明によれば、
車両の後突時に乗員による後方荷重をシートバックの荷
重受け部にて受けた時、上述のリンク手段はヘッドレス
トを前方に変位させて乗員の頸部、頭部を保護するが、
ヘッドレストの前方移動時にはその移動力がシートバッ
クに伝達されないリンク手段構成であるから、後席乗員
がヘッドレストを前方移動させようとしても、その移動
力はシードバックに伝達されず、このため、シートバッ
クが不所望に後方移動するのを防止して、前席乗員に違
和感を与えるのを防止することができる効果がある。
【0022】また通常時(非後突時)にはシートバックに
設けられた禁止部材がシートバックの後方移動を禁止す
るので、シートバックが不所望に後方移動するのをより
一層確実に防止して、前席乗員が違和感を感じるのをさ
らに良好に阻止することができる効果がある。加えて、
通常時においては定位置に存在する荷重受け部等により
乗員なかんずつその背中部分の充分なサポート力を確保
することができる効果がある。
【0023】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1または3記載の発明の効果と併せて、後突
時にはシートバック側に連結された第1リンクが後方変
位し、この第1リンクがヘッドレスト側に連結された第
2リンクに当接して、シートバックへの後方荷重をヘッ
ドレストに伝達して、このヘッドレストを前方に変位さ
せるので、乗員の頸部、頭部を保護する。一方、ヘッド
レスト側から荷重が入力された際には、第1リンクと第
2リンクとの当接が解除され、ヘッドレストを前方へ移
動させようとする前方移動力はシートバックに伝達され
ず、前席乗員に対しては何等違和感を与えない。このよ
うに上述のリンク手段を第1リンクと第2リンクとに分
割したので、特に第1リンク側の強度を増大させる必要
がなく、請求項1または3記載の目的の達成ができて、
第1リンク側の強度設定が容易で、シート構造のコスト
ダウンおよびウエイトダウン(重量低減)を図ることがで
きる効果がある。
【0024】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1,2,3または4記載の発明の効果と併せ
て、上述の付勢手段は荷重受け部を前方へ付勢するの
で、この付勢手段により荷重受け部を適正な位置に付勢
保持することができ、この結果、後突時の荷重伝達を確
実に実行することができる効果がある。
【0025】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、後突時には荷
重受け部が乗員による後方荷重を受けて、リンク部材を
介して可動フレームを後方移動させ、この可動フレーム
がシートバックフレーム上部に枢支させたブラケットに
当接してヘッドレストを前方に変位させるので、乗員の
頸部、頭部を保護することができる。一方、後席乗員が
ヘッドレストを前方移動させるようなヘッドレスト側か
らの荷重入力時には、ブラケットにて構成された第2リ
ンクが独立して移動するが、第1リンク側はノーマル状
態を保持して、シートバックが後方移動されることがな
いので、前席乗員に対する違和感を解消することができ
る効果がある。
【0026】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用シート構造を示し、図1、図2に
おいて、この車両用シート構造のシート1はシートクッ
ションと、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備え
ている。
【0027】上述のシートバック2の内部には方形枠状
のシートバックフレーム4を固定し、このシートバック
フレーム4の下域部には後方に湾曲状に膨出する補強部
材5を張架して、該シートバックフレーム4の剛性向上
を図っている。
【0028】上述のシートバックフレーム4の内側後部
に位置する略U字状の可動フレーム6を設け、この可動
フレーム6の上端近接部側相互間に補強部材7を張架し
て、この可動フレーム6の剛性向上を図っている。上述
の可動フレーム6の左右の側枠部相互間には上下に離間
させて2条のベルト部材8,8を張架し、これらのベル
ト部材8,8により後突時の乗員による施後方荷重を受
ける荷重受け部を構成している。
【0029】ここで、上述の可動フレーム6はシートバ
ックフレーム4側の上部支軸9と、可動フレーム6側の
下部支軸10と、これら両支軸9,10間に張架したリ
ンク部材11とから成る合計4組の平行リング機構を介
してシートバックフレーム4に連結したもので、車両の
後突時には可動フレーム6が上部支軸9を中心として下
部支軸10の円弧状の移動軌跡に沿って、後方かつ上方
に移動すべく構成されている。
【0030】また上述の可動フレーム6における左右の
側枠部の前面には、シートバックフレーム4の背面に当
接する複数のストッパブラケット12を接合固定すると
共に、上述の各支軸9,10にはストッパブラケット1
2をシートバックフレーム4に当接させることで、可動
フレーム6と荷重受け部としてのベルト部材8,8とを
前方へ付勢するスプリング13,14(図3参照)を設け
ている。
【0031】図3に示すように上部支軸9に巻回したス
プリング13は、その一端13aをシートバックフレー
ム4の前面に係止し、他端13bをリンク部材11の背
面に係止している。また下部支軸10に巻回したスプリ
ング14は、その一端14aをリンク部材11の前面に
係止し、他端14bを可動フレーム6の背面に係止して
いる。なお、上述のスプリング13,14はこれらの内
の何れか一方のみでもよく、荷重受け部を前方へ付勢す
るコイルスプリング等の他の付勢手段を用いてもよい。
【0032】ところで、上述のシートバックフレーム4
の上部4aにはブラケット15を回動可能に枢支してい
る。このブラケット15には図4、図5に示す如くポー
ルガイド16,16を一体的に取付け、該ポールガイド
16,16に対して上下位置調整可能に配設した門形状
のヘッドレストポール17には、取付部材18および芯
材19を介して前述のヘッドレスト3を取付けている。
【0033】上述のブラケット15の基部15a両側に
おけるシートバックフレーム4の上部4a背面にはスト
ッパ20を接合固定し、シートバックフレーム4の上部
4aに巻回したスプリング21,21でブラケット15
の偏平部15b下面を上述のストッパ20上面に圧接し
て、ヘッドレスト3の後方への過回動を規制している。
【0034】つまり、上述のスプリング21の一端21
aをストッパ20下面に係止させ、他端21bをブラケ
ット15の偏平部15b上面に係止させることで、ヘッ
ドレスト3を適正位置にバネ付勢すべく構成している。
【0035】上述の可動フレーム6の上端6a,6aは
図2に示す如くブラケット15における偏平部15bの
下面近傍に位置するが、これら両者6a,15b間に隙
間gを形成して、両者6a,15bの当接音発生を防止
すべく構成している。なお、上記当接音の発生を防止す
るために可動フレーム6の上端6a、ブラケット15の
偏平部15b下面の少なくとも何れか一方にラバー部材
や合成樹脂部材等の消音部材を設けてもよい。
【0036】ここで、上述のリンク部材11と、可動フ
レーム6と、ブラケット15の三者により、後突時の乗
員による後方荷重をベルト部材8で受けた時にヘッドレ
スト3を前方に変位させるリンク手段が構成され、この
リンク手段(各要素6,11,15参照)はシートバック
2側に連結された第1リンク(リンク部材11、可動フ
レーム6参照)と、ヘッドレスト3側に連結された第2
リンク(ブラケット15参照)とに分割されて、シートバ
ック2側からの後方荷重入力時には第1リンク(リンク
部材11、可動フレーム6参照)における可動フレーム
6の上端6aが第2リンク(ブラケット15参照)に当接
して、ヘッドレスト3を前方に変位させる一方、後席乗
員の悪戯その他によるヘッドレスト3側からの前方移動
力の入力時には第1リンク(リンク部材11、可動フレ
ーム6参照)と第2リンク(ブラケット15参照)との当
接解除により前方移動力がシートバック2に伝達される
ことなくて、第2リンク(ブラケット15参照)が独立し
て移動するように構成したものである。
【0037】ところで、図1、図2に示すように可動フ
レーム6の下部における左右の各側枠部の外側と、シー
トバックフレーム4の内側との間には、車両の後突によ
る前方への加速度が加わらない通常時(非後突時)に、上
述のシートバック2なかんずつ可動フレーム6の後方移
動を禁止する禁止部材22を設けている。
【0038】この禁止部材22は、シートベルトフレー
ム4に突設した支軸23と、可動フレーム6に突設した
係止ピン24と、上述の支軸23に枢支され後端には係
止ピン24に係止されるフック25が形成され、下端に
は重り26が取付けられたアーム27とを備え、車両の
後突時には重り26に対して作用する慣性力によりフッ
ク25が係止ピン24から外れるように構成している。
【0039】このように構成した車両用シート構造の作
用を、以下に詳述する。車両に対して後突する前方への
加速度が加わると、禁止部材22の重り26に対して慣
性力が作用するので、この禁止部材22のフック25が
係止ピン24から外れる。またシート1に着座した乗員
による後方荷重(図6の矢印a方向の荷重)を荷重受け部
としてのベルト部材8,8が受けるので、可動フレーム
6は合計4組の平行リンク機構における下部支軸10の
移動軌跡に沿って、後方かつ上方に移動して、図2の状
態から図6に示す状態となり、可動フレーム6の上端6
a,6aがブラケット15に当接して、このブラケット
15を押上げるので、ヘッドレスト3を前方に変位させ
て、乗員の頸部、頭部を保護することができる。
【0040】一方、車両に対して後突による前方への加
速度が加わらない通常時において、後席乗員の悪戯その
他によりヘッドレスト3が図7に矢印bで示すように前
方へ押圧されると、第1リンク(リンク部材11、可動
フレーム6参照)と第2リンク(ブラケット15参照)と
の当接が解除され、図2の状態から図7に示すように各
要素3,15〜19が独立して前方へ移動するのみで、
矢印b方向への前方移動力は可動フレーム6に伝達され
ないで、シートバック2が不所望に凹んだり、後方移動
することはない。
【0041】しかも、車両に対して後突による前方への
加速度が加わらない通常時にあっては、上述の禁止部材
22のフック25が係止ピン24をロックした状態を維
持しているので、シートバック2なかんずつ可動フレー
ム6の後方移動をより一層確実に阻止することができ
る。
【0042】このように図1〜図7に示す実施例(請求
項1,3,4,5,6に相当する実施例)によれば、車
両の後突時に乗員による後方荷重をシートバック2の荷
重受け部(ベルト部材8参照)にて受けた時、上述のリン
ク手段(各要素6,11,15参照)はヘッドレスト3を
前方に変位させて乗員の頸部、頭部を保護するが、上述
のリンク手段(各要素6,11,15参照)はヘッドレス
ト3を前方移動させた時に、その移動力をシートバック
2に伝達しないように構成しているので、後席乗員がヘ
ッドレスト3を前方移動させようとしても、その移動力
はシートバック2に伝達されない。
【0043】この結果、シートバック2が不所望に後方
移動するのを防止して、前席乗員に違和感を与えるのを
防止することができる効果がある。要するに後突時のシ
ートバック2側からの荷重入力は荷重受け部(ベルト部
材8参照)、リンク手段(各要素6,11,15参照)を
介してヘッドレスト3に伝達される一方、後席乗員の悪
戯その他によるヘッドレスト3側からの荷重入力はシー
トバック2側に伝達されないものである。
【0044】また通常時(非後突時)にはシートバック2
に設けられた禁止部材22が該シートバック2の後方移
動を禁止するので、シートバック2が不所望に後方移動
するのをより一層確実に防止して、前席乗員が違和感を
感じるのをさらに良好に阻止することができる効果があ
る。加えて、通常時においては上述の禁止部材22でベ
ルト部材8、可動フレーム6を定位置に保持するので、
この定位置に存在する荷重受け部(ベルト部材8参照)等
により乗員なかんずつその背中部分の充分なサポート力
を確保することができる効果がある。
【0045】さらに、後突時にはシートバック2側に連
結された第1リンク(リンク部材11、可動フレーム6
参照)が後方変位し、この第1リンク(各要素6,11参
照)がヘッドレスト3側に連結された第2リンク(ブラケ
ット15参照)に当接して、シートバック2への後方荷
重をヘッドレスト3に伝達して、このヘッドレスト3を
前方に変位させるので、乗員の頸部、頭部を保護する。
一方、ヘッドレスト3側から荷重が入力された際には、
第1リンク(各要素6,11参照)と第2リンク(ブラケ
ット15参照)との当接が解除され、ヘッドレスト3を
前方へ移動させようとする前方移動力はシートバック2
に伝達されず、前席乗員に対しては何等違和感を与えな
い。このように上述のリンク手段(各要素6,11,1
5参照)を第1リンク(各要素6,11参照)と第2リン
ク(ブラケット15参照)とに分割したので、特に第1リ
ンク(各要素6,11参照)側の強度を増大させる必要が
なく、前述の目的の達成(後突時におれけるヘッドレス
ト前方位置による乗員保護と、ヘッドレスト側からの荷
重入力をシートバックに伝達しないことによる違和感の
発生防止の達成)ができて、第1リンク(各要素6,11
参照)側の強度設定が容易で、シート構造のコストダウ
ンおよびウエイトダウン(重量低減)を図ることができる
効果がある。
【0046】また、上述の付勢手段(スプリング13,
14参照)は荷重受け部(ベルト部材8参照)を前方へ付
勢するので、この付勢手段(スプリング13,14参照)
により荷重受け部(ベルト部材8参照)を適正な位置に付
勢保持することができ、この結果、後突時の荷重伝達を
確実に実行することができる効果がある。
【0047】加えて、車両の後突時には荷重受け部(ベ
ルト部材8参照)が乗員による後方荷重を受けて、リン
ク部材11を介して可動フレーム6を後方移動させ、こ
の可動フレーム6がシートバックフレーム4の上部4a
に枢支させたブラケット15に当接してヘッドレスト3
を前方に変位させるので、乗員の頸部、頭部を保護する
ことができる。一方、後席乗員がヘッドレスト3を前方
移動させるようなヘッドレスト3側からの荷重入力時に
は、ブラケット15にて構成された第2リンクが独立し
て移動するが、第1リンク(各要素6,11参照)側はノ
ーマル状態を保持して、シートバック2が凹んだり、後
方移動されることがないので、前席乗員に対する違和感
を解消することができる効果がある。
【0048】図8、図9、図10は車両用シート構造の
他の実施例を示し、この実施例においてはシートバック
フレーム4の内側後部に位置する閉ループ状の可動フレ
ーム30を設け、この可動フレーム30の上域部に補強
部材31を張架して、該可動フレーム30の剛性向上を
図ると共に、この可動フレーム30の左右の側枠部相互
間には上下に離間させて先の実施例同様に2条のベルト
部材8,8を張架している。
【0049】一方、上述のシートバックフレーム4の上
部4aには可動フレーム30を案内する2つの遊嵌状の
ガイド孔32,32をもったガイドブラケット33を接
合固定し、このガイドブラケット33のガイド孔32,
32により上述の可動フレーム30の挙動をガイドすべ
く構成している。
【0050】ここで、上述の可動フレーム30は側面か
ら見てそのフレーム下部に対してフレーム上部が後方へ
湾曲状にオフセットすべく構成され、この可動フレーム
30の上端30aに接合固定されたブラケット34に
は、ポールガイド16、ヘッドレストポール17、取付
部材18、芯材19を介してヘッドレスト3が取付けら
れている。
【0051】この実施例においても上述の可動フレーム
30の前面にストッパブラケット12を設ける構成と、
可動フレーム30とシートバックフレーム4との間をリ
ンク部材11で連結する構成と、可動フレーム30とシ
ートバックフレーム4との間に禁止部材22を介設する
構成と、ベルト部材8および可動フレーム30を付勢手
段(図3に示すスプリング13,14参照)により前方へ
バネ付勢する構成とは先の実施例と同様であるので、図
8〜図10において前図と同一の部分には同一符号を付
して、その詳しい説明を省略する。
【0052】つまり、図8〜図10に示す実施例は、シ
ートバック2の内部に設けられた荷重受け部としてのベ
ルト部材8,8と、上述のシートバック2の上部に設け
られたヘッドレスト3と、ベルト部材8,8にて乗員に
よる後方荷重を受けた時、ヘッドレスト3を前方に変位
させるリンク手段(リンク部材11、可動フレーム3
0、ガイドブラケット33参照)とを備え、車両に後突
による前方への加速度が加わらない通常時に、上述のシ
ートバック2の後方移動を禁止する禁止部材22を設け
ると共に、上述のベルト部材8,8および可動フレーム
30を前方へ付勢する付勢手段(図3のスプリング1
3,14参照)を設けたものである。
【0053】このように構成した車両用シート構造の作
用を、以下に詳述する。車両に対して後突する前方への
加速度が加わると、禁止部材22の重り26に対して慣
性力が作用するので、この禁止部材22のフック25が
係止ピン24から外れる。またシート1に着座した乗員
による後方荷重(図10の矢印a方向の荷重)を荷重受け
部としてのベルト部材8,8が受けるので、可動フレー
ム30は合計2組の平行リンク機構における下部支軸1
0の移動軌跡とガイド孔32とに案内されて、後方かつ
上方に移動して、図9の状態から図10に示す状態とな
り、可動フレーム30の上端30aにブラケット34を
介して取付けられたヘッドレスト3は前方かつ上方に変
位され、このヘッドレスト3の位置が図10の仮想線α
位置から同図の仮想線β位置に向けて、乗員の頭部方向
へ斜め上方に変位され、乗員の頸部、頭部を保護するこ
とができる。
【0054】一方、車両に対して後突する前方への加速
度が加わらない通常時において、後席乗員の悪戯その他
によりヘッドレスト3が図9に矢印bで示すように前方
に押圧されても、シートバック2および可動フレーム3
0は一切可動することなく、これら両者2,30の後方
移動を禁止することができる。
【0055】つまり、通常時においては禁止部材22の
フック25が係止ピン24をロックした状態を維持して
おり、加えてストッパブラケット12がシートバックフ
レーム4の後面に当接しているので、後席乗員がヘッド
レスト3を図9の矢印b方向へ押圧移動させようとして
も、シートバック2、可動フレーム30は凹んだり後方
移動することなく、図9に示すノーマル状態を保持する
ので、前席乗員が受ける違和感をなくすことができる。
【0056】このように、図8〜図10に示す実施例
(請求項2,5に相当する実施例)によれば、車両の後突
時に乗員による後方荷重をシートバック2の荷重受け部
(ベルト部材8参照)にて受けた時、上述のリンク手段
(リンク部材11、可動フレーム30、ガイドブラケッ
ト33参照)はヘッドレスト3を前方に変位させて乗員
の頸部、頭部を保護するが、通常時(非後突時)にはシー
トバック2内に設けられた禁止部材22がシートバック
2なかんずく可動フレーム30の後方移動を禁止する。
このため、後席乗員がヘッドレスト3を前方移動させよ
うとしても、その移動力がシートバック2、可動フレー
ム30に伝達されるのを上述の禁止部材22にて確実に
禁止し、シートバック2が不所望に凹んだり後方移動す
るのを防止する。したがって、前席乗員が違和感を感じ
るのを阻止することができる効果がある。
【0057】また上述の付勢手段(図3に示すスプリン
グ13,14参照)は荷重受け部としてのベルト部材8
および可動フレーム30を前方へ付勢するので、この付
勢手段(図3に示すスプリング13,14参照)によりベ
ルト部材8、可動フレーム30を適正な位置に付勢保持
することができ、このため、後突時の荷重伝達を確実に
実行することができる効果がある。
【0058】加えて、上述の後突時にはヘッドレスト3
が乗員の頭部に近接する方向に向けて斜め上方に移動す
るので、乗員の頸椎に生ずる負担を良好に解消すること
ができる効果がある。
【0059】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の荷重受け部は、実施例のベルト部
材8に対応し、以下同様に、リンク手段は、第1実施例
(図1〜図7参照)の可動フレーム6、リンク部材11、
ブラケット15と、第2実施例(図8〜図10参照)のリ
ンク部材11、可動フレーム30、ガイドブラケット3
3に対応し、禁止部材は、重り26を備えた禁止部材2
2に対応し、第1リンクは、第1実施例のリンク部材1
1、可動フレーム6に対応し、第2リンクは、第1実施
例のブラケット15に対応し、付勢手段は、スプリング
13,14に対応するも、この発明は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではない。
【0060】例えば上述のリンクに代えてワイヤ連結構
造により上述の作用を得るように構成してもよい。また
重り26を備えた禁止部材22に代えて、後突予測セン
サが後突を予測した時に係止ピン24のロックを自動解
除するロック・アンロック機構とソレノイドとで禁止部
材を構成してもよい。さらに荷重受け部は2条のベルト
部材8に代えて剛性のランバーサポートのようなサポー
ト部材であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用シート構造を示す正面図。
【図2】 図1のA−A線矢視図。
【図3】 付勢手段の取付け構造を示す部分拡大図。
【図4】 図1のB−B線に沿う部分拡大平面図。
【図5】 図4の背面図。
【図6】 後突時の作用を示す側面図。
【図7】 ヘッドレスト前方移動時の作用を示す側面
図。
【図8】 本発明の車両用シート構造の他の実施例を示
す正面図。
【図9】 図8のC−C線矢視図。
【図10】 後突時の作用を示す側面図。
【符号の説明】
2…シートバック 3…ヘッドレスト 4…シートバックフレーム 6…可動フレーム 8…ベルト部材(荷重受け部) 11…リンク部材 13,14…スプリング(付勢手段) 15…ブラケット(第2リンク) 22…禁止部材 30…可動フレーム 33…ガイドブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 裕樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 広田 耕造 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3B084 DB10 DB11 DD07 3B087 CD05 DB02 DB04 DC05 DC07 DC08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックに設けられた荷重受け部と、
    上記シートバックの上部に設けられたヘッドレストと、
    上記荷重受け部にて乗員による後方荷重を受けた時、ヘ
    ッドレストを前方に変位させるリンク手段とを備えた車
    両用シート構造であって、上記リンク手段は上記ヘッド
    レストを前方移動させた時に、その移動力をシートバッ
    クに伝達しないように構成された車両用シート構造。
  2. 【請求項2】シートバックに設けられた荷重受け部と、
    上記シートバックの上部に設けられたヘッドレストと、
    上記荷重受け部にて乗員による後方荷重を受けた時、ヘ
    ッドレストを前方に変位させるリンク手段とを備えた車
    両用シート構造であって、車両に後突による前方への加
    速度が加わらない通常時に、上記シートバックの後方移
    動を禁止する禁止部材が上記シートバックに設けられた
    車両用シート構造。
  3. 【請求項3】シートバックに設けられた荷重受け部と、
    上記シートバックの上部に設けられたヘッドレストと、
    上記荷重受け部にて乗員による後方荷重を受けた時、ヘ
    ッドレストを前方に変位させるリンク手段とを備えた車
    両用シート構造であって、上記リンク手段は上記ヘッド
    レストを前方移動させた時に、その移動力をシートバッ
    クに伝達しないように構成されると共に、車両に後突に
    よる前方への加速度が加わらない通常時に、上記シート
    バックの後方移動を禁止する禁止部材が上記シートバッ
    クに設けられた車両用シート構造。
  4. 【請求項4】上記リンク手段はシートバック側に連結さ
    れた第1リンクと、ヘッドレスト側に連結された第2リ
    ンクとを備え、上記第1リンクと上記第2リンクとの当
    接によりシートバックの後方荷重をヘッドレストに伝達
    すると共に、上記ヘッドレストに対する前方移動力は第
    1リンクと第2リンクとの当接解除によりシートバック
    に伝達されないように構成した請求項1または3記載の
    車両用シート構造。
  5. 【請求項5】上記荷重受け部を前方へ付勢する付勢手段
    が設けられた請求項1,2,3または4記載の車両用シ
    ート構造。
  6. 【請求項6】上記第1リンクは、シートバックフレーム
    に対して後方移動可能に構成された可動フレームと、シ
    ートバックフレームと可動フレームとを連結するリンク
    部材とを備え、上記第2リンクは、シートバックフレー
    ムの上部に前方変位可能に枢支されたブラケットを備
    え、該ブラケットにヘッドレストが取付けられる一方、
    後突時には可動フレームがブラケットに当接してヘッド
    レストを前方変位させ、上記前方移動力の入力時には第
    2リンクが独立移動すべく構成された請求項4記載の車
    両用シート構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002283891A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Johnson Controls Automotive Systems Corp 車両用シートにおけるシートバックフレーム
JP2006248414A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Recaro Kk 自動車用シートのシートバックフレーム
JP2009143291A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Namba Press Works Co Ltd ヘッドレスト付き車両シート

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