JP2000000927A - 赤外線カットオフフィルム - Google Patents

赤外線カットオフフィルム

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JP2000000927A
JP2000000927A JP10165379A JP16537998A JP2000000927A JP 2000000927 A JP2000000927 A JP 2000000927A JP 10165379 A JP10165379 A JP 10165379A JP 16537998 A JP16537998 A JP 16537998A JP 2000000927 A JP2000000927 A JP 2000000927A
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layer
infrared
resin
infrared cutoff
film
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JP10165379A
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English (en)
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Takeshi Takizawa
剛 滝沢
Shinichi Takahashi
真一 高橋
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Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に形成される層の密着性が十分に確保さ
れ、その層の剥離が生じない赤外線カットオフ層を有す
る赤外線カットオフフィルムを提供する。 【解決手段】 ベースフィルムの表面に、ITO粉末+
紫外線硬化型樹脂の赤外線カットオフ用塗料を塗工して
赤外線カットオフ層を形成し、赤外線カットオフ層の表
面に保護層を形成し、ベースフィルムの裏面に粘着層を
形成する。赤外線カットオフ層の表面の「JIS K6
768」による濡れ指数(表面張力:dyn/cmを5
0以下にコントロールして保護層との密着性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、建物や自
動車等の窓ガラスに、主に太陽光の赤外線を遮蔽(カッ
トオフ)することを目的として貼られる赤外線カットオ
フフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】可視領域の光に対して光透過性であっ
て、かつ赤外領域の光に対しては反射あるいは吸収させ
る赤外線カットオフ機能を有する機能性フィルムは、主
に、放射される太陽光の熱影響を抑制するために従来よ
り用いられている。例えば、建物や自動車等の窓ガラス
に貼ることにより、窓ガラスを通して日射を直接受けて
も暑さが抑えられる。また、夏季では室温の上昇が抑え
られて冷房効率が向上し、冬季では室内の保温効率が向
上する。さらに、窓ガラスが割れた際に飛散が防止され
るといった付加的効果ももたらされる。このような赤外
線カットオフフィルムは、一般に、ベースフィルムに赤
外線カットオフ層が積層され、表面に保護層が、また裏
面に粘着層がそれぞれ積層された層構成となっており、
粘着層をガラス等に貼って用いるようになっている。
【0003】上記赤外線カットオフ層は、従来、各種の
赤外線カットオフ剤(例えばイモニウム、アミニウム、
ZnO、SnO 、ITO(錫含有酸化インジウム粉
末)、Au等)を真空蒸着法、スパッタリング法、ある
いは樹脂に分散させて赤外線カットオフ層用塗料とした
ものを塗布する方法等で、ベースフィルム上に形成され
ていた。
【0004】しかしながら、上記赤外線カットオフ剤を
真空蒸着法やスパッタリング法でベースフィルム上に形
成するには、高真空や精度の高い雰囲気制御が可能な装
置を使用しなければならないことから、コストが高くな
るとともに量産性に劣る等の問題があった。そこで、こ
のような欠点のない薄膜形成法として、上記塗工法がよ
り好適とされている。その塗工法により赤外線カットオ
フ層を形成するにあたって用いられる樹脂は、高透明性
を有するものであって、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、エポキシ系樹脂等の紫外線硬化型樹脂、もしくはメ
ラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、シリコ
ン変成樹脂等の熱硬化型樹脂、さらには、アクリル系、
ウレタン系、ポリエステル系の熱可塑性樹脂等の、一般
的な塗膜形成用の樹脂が適宜に選択され用いられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような樹脂にカ
ットオフ剤の粉末を分散させた赤外線カットオフ層はベ
ースフィルム上に塗工され、赤外線カットオフ層が表面
側に積層される層構成の場合は、赤外線カットオフ層上
に保護層が塗工されて積層される。保護層は、例えば紫
外線硬化型樹脂等の比較的硬度の高い樹脂が用いられる
が、ここで、赤外線カットオフ層に対する保護層の樹脂
の密着性が十分でないと、その樹脂が塗工されにくく、
塗工されたとしても付着強度が弱く剥離しやすくなって
しまう。したがって、赤外線カットオフ層の表面は密着
性に富んでいることが重要になってくる。また、赤外線
カットオフ層がベースフィルムの裏面に積層される場合
には粘着層が赤外線カットオフ層に積層されることにな
り、この場合も粘着層の密着性が十分でないと赤外線カ
ットオフ層は粘着層から剥離しやすくなる。特に太陽光
等の紫外線や赤外線の影響により劣化しやすくなるた
め、より十分な密着性が求められる。ところが、赤外線
カットオフ層の表面の密着性に関する明確な評価は現在
のところなされておらず、換言すると、どのような特性
を有していれば密着性に優れ、その表面に塗工される層
(例えば保護層)の付着強度が確保されるのかといった
指標が要望されていた。
【0006】したがって本発明は、積層される層の密着
性が十分に確保され、その層の剥離が生じない赤外線カ
ットオフ層を有する赤外線カットオフフィルムを提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、赤外線カッ
トオフ層に積層される他の層の密着性を解析する指標と
して、赤外線カットオフ層の表面の濡れ性に着目し、鋭
意検討を重ねた。その結果、赤外線カットオフ層の表面
の「JIS K6768」による濡れ指数(表面張力:
dyn/cm)が50以下、より好ましくは36〜46
の場合に、赤外線カットオフ層に形成される層の密着性
が十分確保されることを見い出した。よって本発明は、
少なくとも、ベースフィルムと、このベースフィルムに
積層される赤外線カットオフ層と、この赤外線カットオ
フ層の表面に形成される少なくとも1つの層とを有する
赤外線カットオフフィルムにおいて、前記赤外線カット
オフ層は、赤外線を反射または吸収する粉末および樹脂
を含有するとともに、その表面の「JIS K676
8」による濡れ指数が50以下であることを特徴として
いる。
【0008】本発明では、濡れ指数は上記のように36
〜46であればより好ましく、36よりも低いと濡れ性
がよくなりすぎ、空気中の水分を表面に集めやすくなる
傾向を招く。例えば、塗工や保管の際、湿度が65%R
h以上の高湿環境におかれた場合、赤外線カットオフ層
の表面に水の薄膜ができてしまい、密着性を妨げるおそ
れがある。このため、濡れ指数が36より低い場合に
は、環境湿度に十分留意する必要がある。なお、濡れ指
数つまり濡れ性は、次のようにして制御することができ
る。すなわち、水酸基あるいは極性基の含有量を多くし
たり、導電性化合物を添加したりすることにより向上さ
せることができる。また、シリコーン樹脂を添加するこ
とにより低下させることができる。
【0009】本発明の赤外線カットオフフィルムにおい
ては、赤外線カットオフ剤の粉末を適当な樹脂に混合・
分散してこれを赤外線カットオフ層用塗料とし、この塗
料をベースフィルム上に塗工することにより、赤外線カ
ットオフ層が形成される。赤外線カットオフ層用塗料を
ベースフィルム上に塗工する方法としては、ワイヤバー
コーティング法、ドクターブレードコーティング法、グ
ラビアコーティング法、ディップコーティング法等が挙
げられる。
【0010】本発明によれば、赤外線カットオフ層の濡
れ性が上記の特性を有することにより、赤外線カットオ
フ層へ積層される層の密着性が十分確保されるととも
に、その層が剥離するおそれのない高品質の赤外線カッ
トオフフィルムを提供することが可能となる。なお、赤
外線カットオフ層に積層される層の密着性に関しては、
赤外線カットオフ層の表面粗さも考慮することが望まし
く、その表面粗さは、「JIS B0601」による表
面粗さ(Ra)が0.014以上であることが望まし
い。
【0011】さて、本発明の赤外線カットオフフィルム
は、ベースフィルムの表面に、赤外線カットオフ剤の粉
末+樹脂よりなる赤外線カットオフ層が積層されるもの
であるが、実用的な層構成の好ましい態様としては、例
えば、図1に示すように、ベースフィルム1の表面に赤
外線カットオフ層2および保護層3がこの順で積層さ
れ、一方、ベースフィルム1の裏面に粘着層4およびセ
パレート材5がこの順で積層される。あるいは、図2に
示すように、ベースフィルム1の表面に保護層3が積層
され、ベースフィルム1の裏面に赤外線カットオフ層
2、粘着層4およびセパレート材5がこの順に積層され
る。いずれの場合も、セパレート材5を粘着層4から剥
がし、粘着層4をガラス等に貼って用いる。
【0012】次に、上記構成よりなる本発明の赤外線カ
ットオフフィルムの各層を構成する材料について詳述す
る。A.ベースフィルム ベースフィルムとしては、公知の透明なフィルムを使用
することができる。その具体例としては、PET、TA
C(トリアセチルセルロース)、ポリアリレート、ポリ
エーテル、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエー
テルスルホン、セロファン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリビニルアルコール等の各種樹脂フィルム等を
好適に使用することができる。
【0013】B.赤外線カットオフ剤 本発明の赤外線カットオフ層に混合・分散される赤外線
カットオフ剤の粉末は、透明性および分散性の観点か
ら、その平均粒径が、100nm以下のものが好適とさ
れ、さらに50nm以下、最も好ましくは25〜35n
mが最適とされる。また、赤外線カットオフ剤として
は、透明性、色彩、赤外線カットオフ機能等の観点から
ITO粉末がより好ましい。
【0014】そのITO粉末は、一般周知の製法、すな
わち、Inと少量のSnの水溶塩を含む水溶液をアルカ
リと反応させてInとSnの水酸化物を共沈させ、この
共沈物を原料として得た後、この原料を、CO、N
、H等の還元性雰囲気中で加熱焼成して酸化物に
変換させたものが用いられる。この場合のITO粉末
は、原料を還元性雰囲気中で加熱焼成しており、その成
分モル比としてはIn/Sn/O が100/5〜1
0/0.5〜10、好ましくは100/5〜10/0.
5〜2である。このように還元処理されたITO粉末を
用いて作成した膜は、分光光度計(島津製作所社製:U
V3100)を使用して測定した「JIS K870
1」による色座標が、x=0.31±0.1、y=0.
32±0.1、z=0.37±0.1であって、青色を
呈している。このようなITO粉末は、最短赤外線カッ
トオフ波長が800nmと、きわめて赤外線カットオフ
機能に優れている。また、このようなITO粉末が分散
された本発明の赤外線カットオフフィルムの色は、IT
O粉末の色が反映されたもの、すなわち色座標が上記の
通りであって透明感のある青色を呈するものとなる。使
用者にあっては青色を呈するフィルムが一般に好まれ、
その要求がある場合、それに十分応じることのできるフ
ィルムを提供することができる。
【0015】C.赤外線カットオフ層の樹脂 赤外線カットオフ剤の粉末が混合・分散される樹脂とし
ては、アクリル系化合物またはエポキシ系化合物のうち
の1種類以上を含有するモノマーに、光ラジカル重合開
始剤および/または光カチオン重合開始剤を含有した紫
外線硬化型樹脂が好ましく用いられる。アクリル系化合
物を含有させることは、紫外線硬化型樹脂の粘度、架橋
密度、耐熱性、耐薬品性等の塗料および塗工膜の特性を
コントロールする上で好ましい。
【0016】エポキシ系化合物としては、テトラメチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル、ビスフェノールA−ジグリシジル
エーテル等のグリシジルエーテル、2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロピルアクリレート、ビスフェノールA
−ジエポキシ−アクリル酸付加物等のエポキシエステル
や、下記の化学式からなる脂環式エポキシ等のモノマー
およびオリゴマーが挙げられる。
【0017】
【化1】
【0018】アクリル系化合物としては、ラウリルアク
リレート、エトキシジエチレングリコールアクリレー
ト、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、フ
ェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、イソボルニルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシアクリレー
ト等の単官能アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート等の多官能アクリレート、トリメチロールプロ
パンアクリル酸安息香酸エステル、トリメチルプロパン
安息香酸エステル等のアクリル酸誘導体、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、n−ステアリルメタクリレー
ト、シクロヘキシルメタクリレート、テトラヒドロフル
フリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタアク
リレート、2−ヒドロキシブチルメタアクリレート等の
単官能メタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、グリセリンジメタクリレート等の多官能メタクリ
レート等のメタクリル酸誘導体、グリセリンジメタクリ
レートヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタエリス
リトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネ
ート等のウレタンアクリレート等のモノマーおよびオリ
ゴマーが挙げられる他、下記の化学式からなる化合物を
少なくとも1種類以上含有するものが用いられる。
【0019】
【化2】
【0020】光ラジカル重合開始剤としては、例えば、
下記の化学式からなるアセトフェノン系化合物や、
【化3】 例えば、下記の化学式からなるベンゾイン系化合物等を
挙げることができる。
【化4】
【0021】光カチオン重合開始剤としては、下記の化
学式からなる化合物を挙げることができる。なお、これ
ら化合物は各単体で用いてもよく、複数混合で使用して
もよい。
【0022】
【化5】
【0023】光ラジカル重合開始剤および/または光カ
チオン重合開始剤の配合量は、主剤に対し、0.1〜1
0重量%の範囲が望ましい。この配合量の根拠は、0.
1重量%より少なくても、また10重量%より多くて
も、紫外線硬化が不十分だからである。また、赤外線カ
ットオフ層を形成する樹脂の透明性は高いほどよく、
「JISC6714」による光線透過率が80%以上、
好ましくは90%以上確保されているとよい。
【0024】赤外線カットオフ層用塗料を構成する赤外
線カットオフ剤の粉末と樹脂との配合比は、粉末/樹脂
が、重量比で90/10〜60/40、好ましくは85
/15〜65/35、さらに好ましくは80/20〜7
0/30の場合に1μm程度の薄層でも良好な赤外線カ
ットオフ性能が得られ、高い透明性を有し、かつ曇りの
少ないフィルムを得ることができる。粉末の混合比が9
0重量%超の場合には、粉末によって着色されたり曇り
の度合いが高くなったりするとともに金属光沢が増し、
赤外線カットオフ層の剥離や凝集破壊を招き、さらにベ
ースフィルムとの密着性に劣る。また、粉末の混合比が
60重量%未満の場合には、目的とする赤外線カットオ
フが達成されない。
【0025】D.顔料 本発明では、赤外線カットオフ層に、ZnO、SnO
2、TiO2等の顔料を混入することができる。すなわ
ち、これら顔料を赤外線カットオフ剤の粉末とともに樹
脂に混合させて赤外線カットオフ層を形成する。顔料は
粉末とともに赤外線カットオフ機能を果たし、その赤外
線カットオフ波長領域は1200〜2500nmであ
る。したがって、赤外線カットオフ剤の粉末と組み合わ
せることにより近赤外領域と呼ばれる800〜2500
nmの赤外線波長のカットオフ性能を低下させることな
く、樹脂への粉末の配合比を上記範囲内において低目に
設定することができる。赤外線カットオフ剤の粉末がI
TO粉末の場合、ITO粉末は高価であるため、その使
用量が低減することによりコストダウンを図ることがで
きる。さらに、これらの顔料は平均粒径が100nm以
下であることが、金属光沢の抑制や良好な電磁波透過性
を達成するためにも必要である。
【0026】E.保護層 保護層を形成する保護剤としては、一般的には、電離放
射線、熱のいずれかもしくはそれらの組み合わせにより
硬化する樹脂を用いることができる。放射線硬化型樹脂
としては、アクリロイル基、メタアクリロイル基、アク
リロロイルオキシ基、メタアクリロイルオキシ基等重合
性不飽和結合を有するモノマー、オリゴマー、プレポリ
マーを適宜混合した組成物が用いられる。モノマーの例
としては、スチレン、アクリル酸メチル、メチルメタク
リレート、メトキシポリエチレンメタクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、フェノキシエチルメタクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート等が挙げられる。オリゴマ
ー、プレポリマーとしては、ポリエステルアクリレー
ト、ポリウレタンアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ポリエーテルアクリレート、アルキットアクリレー
ト、メラミンアクリレート、シリコンアクリレート等の
アクリレート、不飽和ポリエステル、エポキシ系化合物
等が挙げられる。これらは、単独もしくは複数混合して
使用してもよい。モノマーは硬化膜の可撓性が要求され
る場合は少な目にし、さらに架橋密度を低くするために
は、1官能、2官能のアクリレート系モノマーを使用す
ることが好ましく、逆に、硬化膜に耐熱性、耐摩耗性、
耐溶剤性等過酷な耐久性を要求される場合は、モノマー
の量を増やし、3官能以上のアクリレート系モノマーを
使用することが好ましい。
【0027】上記のような電離放射線硬化型樹脂を硬化
させるには、例えば紫外線、電子線、X線などの放射線
を照射すればよいが、必要に応じて適宜重合開始剤を添
加することができる。なお、紫外線により硬化させる場
合は、光重合開始剤を添加する必要がある。光重合開始
剤としては、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベ
ンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ル−フェニルケトン、2−メチル−2−モルホリノ(4
−チオメチルフェニル)プロパン−1−オン等のアセト
フェノン類、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類、
ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−
フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4′−メチ
ル−ジフェニルサルファイド、4−ベンゾイル−N,N
−ジメチル−N−[2−(1−オキソ−2−プロペニル
オキシ)エチル]ベンゼンメタナミニウムプロミド、
(4−ベンゾイルベンジル)トリメチルアンモニウムク
ロリド等のベンゾフェノン類、2,4ジエチルチオキサ
ントン、1−クロロ−4−ジクロロチオキサントン等の
チオキサントン類、2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルベンゾイルオキサイド等を挙げることができ
る。これらは、単独もしくは複数混合して使用すること
ができる。また、促進剤(増感剤)として、N,N−ジ
メチルパラトルイジン、4,4′−ジエチルアミノベン
ゼンフェノン等アミン系化合物を混合し、使用すること
もできる。
【0028】さらに、保護剤として用いる樹脂として
は、特に、硬さや透明密着性に優れる点で、紫外線硬化
型のエポキシ系化合物を用いた方がよい。具体的なエポ
キシ系化合物としては、テトラメチレングリコールジグ
リシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジル
エーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテ
ル、ビスフェノールA−ジグリシジルエーテル等のグリ
シジルエーテル、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロ
ピルアクリレート、ビスフェノールA−ジエポキシ−ア
クリル酸付加物等のエポキシエステル等が挙げられる。
また、重合開始剤としては光ラジカル重合開始剤および
/または光カチオン重合開始剤を用いることができ、前
記赤外線カットオフ層に使用されるものと同様のものが
例示される。その配合量は、主剤に対し、0.1〜10
重量%の範囲が望ましい。この配合量は、0.1重量%
より少なくても、また10重量%より多くても、紫外線
硬化は不十分である。
【0029】F.粘着層 粘着層を形成する粘着剤は、例えばアクリル系粘着剤が
用いられ、これに硬化剤として、例えば金属キレート
系、イソシアネート系、エポキシ系の架橋剤が必要に応
じて1種あるいは2種以上混合されて用いられる。この
ような粘着剤は、粘着層としての粘着力(JIS Z0
237による)が100〜2000g/25mmの範囲
になるよう配合されると実用上好ましい。また、粘着層
の厚さは、乾燥後で15〜25μm程度が好ましい。ま
た、粘着層には、紫外線吸収剤を適宜添加することによ
り、紫外線カットオフ効果も合わせて得ることができ
る。その紫外線吸収剤としては、p−t−ブチルフェニ
ルサリシレート、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、2′−(2′−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール等が好適に用いられる。
【0030】G.その他の材料 ・赤外線カットオフ層用塗料に添加される溶剤 赤外線カットオフ層用塗料は、赤外線カットオフ剤の粉
末および樹脂からなるが、これに溶剤として、ベンゼ
ン、トルエン、アセトン、メチルエチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノン等の有機溶剤を、1種もしくは
2種以上適宜に添加することができる。 ・赤外線カットオフ層用塗料に添加される界面活性剤 赤外線カットオフ剤の粉末の分散性を向上させる目的
で、赤外線カットオフ層用塗料に微量の界面活性剤(例
えばノニオン系)を添加することができる。
【0031】本発明の赤外線カットオフフィルムにおい
ては、赤外線カットオフ層がベースフィルム上に、また
は赤外線カットオフ層の表面に1つの層が塗工され易
く、かつ高い密着性を有するようにするために、赤外線
カットオフ層は濡れ性が高ければ高いほどよく、具体的
には、「JIS K6768」による濡れ指数が50以
下に確保されていればよく、36〜46であればより好
ましい。かかる濡れ指数は、各層の材料および組成を適
宜選択して調整することができる。さらに、赤外線カッ
トオフ層に積層される層の密着性に関しては、赤外線カ
ットオフ層の表面粗さも考慮することが望ましく、その
表面粗さは、「JIS B0601」による表面粗さ
(Ra)が0.014以上であることが望ましい。
【0032】なお、本発明は赤外線カットオフを主目的
とするフィルムではあるが、上記の粘着層の場合と同様
にその他の各層の少なくとも一層に、前述のような紫外
線吸収剤を適宜添加することにより、紫外線カットオフ
効果も合わせて得ることができる。
【0033】
【実施例】次に、本発明を実施例によってさらに詳細に
説明する。なお、「部」は「重量部」を意味するものと
する。
【0034】 −赤外線カットオフ層用塗料の配合− [実施例1] ・赤外線カットオフ剤…ITO粉末 52部 一次粒子径:約50nm 成分モル比:In/Sn/O2=100/5/0.9 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 24部 (商品名:Z−7503,JSR社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 24部
【0035】 [実施例2] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 ジペンタエリスリトールポリアクリレート 8部 トリペンタエリスリトールポリアクリレート 8部 商品名:セロキサイド2021,ダイセル化学社製 7部 商品名:サイラキュアUVI6990,ユニオンカーバイド社製 1部 ・溶剤…メチルイソブチルケトン 24部
【0036】 [実施例3] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 24部 (商品名:UCHC1101,東芝シリコン社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 24部
【0037】 [実施例4] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 24部 (商品名:17−806,大日本インキ化学工業社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 24部
【0038】 [実施例5] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…アクリル系樹脂 36部 (商品名:LR−360,三菱レイヨン社製) ・溶剤…トルエン 12部
【0039】 [実施例6] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…アクリル系樹脂 スチレン 4.9部 メチルメタクリレート 9.5部 エチルアクリレート 9.5部 アクリル酸 0.1部 ・溶剤…トルエン 24部
【0040】 [実施例7] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…アクリル系樹脂 スチレン 5.8部 エチルメタクリレート 3.6部 n−ブチルメタクリレート 10.8部 メタクリレート 2.4部 ブチルアクリレート 1.2部 アクリル酸 0.2部 ・溶剤…トルエン 24部
【0041】 [実施例8] ・赤外線カットオフ剤 5部 (商品名:P−26,三洋色素社製) ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 ジペンタエリスリトールポリアクリレート 16部 トリペンタエリスリトールポリアクリレート 16部 商品名:セロキサイド2021,ダイセル化学社製 16部 商品名:イルガキュアー184,チバガイギー社製 2部 ・溶剤…メチルイソブチルケトン 45部
【0042】 [実施例9] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 38部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 31部 (商品名:17−806,大日本インキ化学工業社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 31部
【0043】 [実施例10] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 38部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 31部 (商品名:Z−7501,JSR社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 31部
【0044】 [実施例11] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 24部 (商品名:Z−7501,JSR社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 24部
【0045】 [比較例1] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 38部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 31部 (商品名:Z−7503,JSR社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 31部
【0046】 [比較例2] ・赤外線カットオフ剤…実施例1と同じITO粉末 52部 ・樹脂…紫外線硬化型樹脂 24部 (商品名:Z−7503,JSR社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 24部
【0047】 [比較例3] ・赤外線カットオフ剤 10部 (商品名:P−26,三洋色素社製) ・樹脂…アクリル系樹脂 45部 (商品名:PC0035,ニッセツ社製) ・溶剤…メチルイソブチルケトン 45部
【0048】各実施例および各比較例の材料を、適宜な
時間混合・分散させて赤外線カットオフ層用塗料をそれ
ぞれ調整した。次に、ベースフィルムとして厚さ50μ
mの高透明性PETフィルム(商品名:メリメックス#
707,ICI社製)を用い、このPETフィルムの表
面に、各実施例および各比較例の赤外線カットオフ用塗
料をアプリケータで塗布した。この後、紫外線硬化型樹
脂を用いたものは120Wの紫外線で硬化させ、アクリ
ル系樹脂を用いたものは105℃:1分の条件で乾燥さ
せた、ベースフィルム上に1〜3μm程度の厚さの赤外
線カットオフ層を形成した。
【0049】各実施例および各比較例の赤外線カットオ
フ層の表面につき、「JIS K6768」による濡れ
指数と、「JIS B0601」による表面粗さ(R
a)を測定した。また、各実施例および各比較例の赤外
線カットオフ層につき、「JIS K7105」による
HAZE値と、「JIS K8701」による色座標を
測定した。さらに、赤外線カットオフ層の表面に、エポ
キシ系−アクリル系混合タイプの紫外線硬化型樹脂を塗
布して保護層を形成したものと、アクリル系粘着剤(商
品名:AS−6000,一方社油脂工業社製)を塗布して
粘着層を形成したものをそれぞれ用意し、赤外線カット
オフ層に対する保護層および粘着層の密着性を調べた。
【0050】赤外線カットオフ層に対する保護層の密着
性試験は、「JIS K5400」による碁盤目試験
を、25℃/湿度50%Rhと30℃/湿度65%Rh
の二つの条件下で行った。評価としては、剥がれた碁盤
目数/全碁盤目数(100)が、100/100の場合
に◎(密着性に優れる)、90〜99/100の場合は
○(十分な密着性を有する)、80〜89/100は△
(実用上やや問題がある)、79以下/100を×(実
用上問題がある)とした。
【0051】また、赤外線カットオフ層に対する粘着層
の密着性試験は、ガラス板に粘着層を貼り付けた状態か
ら赤外線カットオフ層をベースフィルムごと急速に引き
剥がす方法を採用し、これも25℃/湿度50%Rhと
30℃/湿度65%Rhの二つの条件下で行った。評価
としては、粘着層から赤外線カットオフ層が全く剥がれ
ない場合を◎(密着性に優れる)、全面積の5%以下が
剥がれた場合が○(十分な密着性を有する)、全面積の
10%以下が剥がれた場合が△(実用上やや問題があ
る)、全面積の11%以下が剥がれた場合を×(実用上
問題がある)とした。これらの試験結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1によれば、濡れ指数が本発明の規定値
を満たす各実施例の赤外線カットオフ層においては高い
密着性を有することが確かめられた。一方、濡れ指数が
本発明の規定値以上である各比較例においては密着性が
不十分で実用上問題があり、本発明の効果が明らかとな
った。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
赤外線カットオフ剤の粉末+樹脂からなる赤外線カット
オフ層の表面の「JIS K6768」による濡れ指数
(表面張力:dyn/cm)を50以下にコントロール
することにより、この赤外線カットオフ層に積層される
層の密着性が十分に確保され、その層の剥離が生じない
高品質の赤外線カットオフフィルムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る赤外線カットオフ
フィルムの層構成の一例を示す概念図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る赤外線カットオフ
フィルムの層構成の他の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1…ベースフィルム、2…赤外線カットオフ層、3…保
護層、4…粘着層、5…セパレート材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA33B AA33H AK01B AK12 AK25 AL06 AT00A AT00B AT00C BA03 BA07 BA26 CA07B DE01B EJ34 GB07 GB32 JA20 JA20B JD09 JD10B JD14B JK06 JK14 JL11 JN06B YY00 YY00B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、ベースフィルムと、このベ
    ースフィルムに積層される赤外線カットオフ層と、この
    赤外線カットオフ層の表面に形成される少なくとも1つ
    の層とを有する赤外線カットオフフィルムにおいて、 前記赤外線カットオフ層は、赤外線を反射または吸収す
    る粉末および樹脂を含有するとともに、その表面の「J
    IS K6768」による濡れ指数(表面張力:dyn
    /cm)が50以下であることを特徴とする赤外線カッ
    トオフフィルム。
  2. 【請求項2】 前記赤外線カットオフ層の「JIS B
    0601」による表面粗さ(Ra)が0.014以上で
    あることを特徴とする請求項1に記載の赤外線カットオ
    フフィルム。
  3. 【請求項3】 「JIS K7105」によるHAZE
    値が0.5〜5.0であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の赤外線カットオフフィルム。
  4. 【請求項4】 「JIS K8701」による色座標
    が、x=0.31±0.1、y=0.32±0.1、z
    =0.37±0.1であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の赤外線カットオフフィルム。
  5. 【請求項5】 前記赤外線カットオフ層の前記粉末が、
    錫含有酸化インジウムであることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の赤外線カットオフフィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2377821A (en) * 2001-07-13 2003-01-22 Cheng Ching Chi Liquid-proof enclosure of electrical device
JP2010501372A (ja) * 2006-08-22 2010-01-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 太陽光制御フィルム
JP2015116697A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 Jsr株式会社 塗装体

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