WO2023242934A1

WO2023242934A1 - 室外機、および冷凍サイクル装置

Info

Publication number: WO2023242934A1
Application number: PCT/JP2022/023707
Authority: WO
Inventors: 裕太一ノ瀬; 雄大仁木
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 2022-06-14
Filing date: 2022-06-14
Publication date: 2023-12-21
Also published as: JPWO2023242934A1

Abstract

一対の支柱部材と、左右方向の端部にそれぞれ設けられる支柱固定部分において支柱部材に固定され一対の支柱部材の間でファンモータを支持するモータ支持板と、を備え、モータ支持板は、前後方向と直交する平面に沿って延びる第１板部を有し、第１板部には、内側にファンモータが配置されるモータ挿入孔と、モータ挿入孔の内縁に沿って並びファンモータが固定される複数のモータ固定部と、前後方向の一方側に突出する凸部と、が設けられ、凸部は、モータ挿入孔の内縁に沿って延びモータ固定部が配置される環状凸部と、環状凸部から支柱固定部分に向かって延びる補強凸部と、を有し、前後方向から見て、モータ固定部から支柱固定部分に向かって互いに異なる方向に延びる第１仮想線、および第２仮想線を想定し、補強凸部の側面は、第１仮想線に沿って延びる第１側面と、第２仮想線に沿って延びる第２側面と、を有する室外機。

Description

室外機、および冷凍サイクル装置

　本開示は、室外機、および冷凍サイクル装置に関する。

　冷凍サイクル装置の室外機は、ファンモータと、ファンモータに連結されるファンと、を有している。また、特許文献１には、室外機の内部でファンモータを支持するモータ支持台が開示されている。

特開２０２０－０８５４２９号公報

　モータ支持台は、ファンモータを後方から支持する。モータ支持台の剛性が不十分である場合、モータの振動によって騒音を発する虞がある。しかしながら一方で、剛性を高めるためにモータ支持台を大型化すると、モータ支支持台によって空気の流路を狭めて室外機内部の通風抵抗を増大させる虞がある。

　本開示は、上記の事情に鑑みて、通風抵抗の増大を抑制しつつファンモータを強固に支持し騒音を抑制できる室外機、およびそのような室外機を備える冷凍サイクル装置を提供することを目的の一つとする。

　本開示に係る室外機の一つの態様は、冷凍サイクル装置の室外機であって、前後方向に延びる回転軸線を中心とする回転シャフトを有するファンモータと、前記回転シャフトに固定される翼部と、鉛直方向に延び左右方向に並ぶ一対の支柱部材と、前記左右方向の端部にそれぞれ設けられる支柱固定部分において前記支柱部材に固定され一対の前記支柱部材の間で前記ファンモータを支持するモータ支持板と、を備え、前記モータ支持板は、前記前後方向と直交する平面に沿って延びる第１板部を有し、第１板部には、内側に前記ファンモータが配置されるモータ挿入孔と、前記モータ挿入孔の内縁に沿って並び前記ファンモータが固定される複数のモータ固定部と、前記前後方向の一方側に突出する凸部と、が設けられ、前記凸部は、前記モータ挿入孔の内縁に沿って延び前記モータ固定部が配置される環状凸部と、前記環状凸部から前記支柱固定部分に向かって延びる補強凸部と、を有し、前記前後方向から見て、前記モータ固定部から前記支柱固定部分に向かって互いに異なる方向に延びる第１仮想線、および第２仮想線を想定し、前記補強凸部の側面は、前記第１仮想線に沿って延びる第１側面と、前記第２仮想線に沿って延びる第２側面と、を有する。

　本開示に係る冷凍サイクル装置の一つの態様は、上記の室外機と、冷媒が流れる循環経路部と、を備え、前記室外機は、前記循環経路部に接続され前記送風ファンによって冷却される熱交換器を有する。

　本開示によれば、冷凍サイクル装置の室外機において、通風抵抗の増大を抑制しつつファンモータを強固に支持し騒音を抑制できる。

実施の形態の冷凍サイクル装置の概略構成を示す模式図である。実施の形態の室外機を示す斜視図である。図２のIII－III線に沿う室外機の断面図である。実施の形態のファンモータ、およびファンモータを支持するモータ支持台の斜視図である。実施の形態のモータ支持台の正面図である。実施の形態のモータ支持板の斜め前方から見た斜視図である。実施の形態のモータ支持板の斜め後方から見た斜視図である。実施の形態におけるモータ支持板の断面図である。変形例のモータ支持板の正面図である。

　以下、図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、本開示の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数などを、実際の構造における縮尺および数などと異ならせる場合がある。

　また、図面には、適宜、Ｘ軸、Ｙ軸、およびＺ軸を示している。Ｘ軸は、以下の実施の形態の室外機の前後方向を示している。Ｙ軸は、前後方向と直交する室外機の幅方向を示している。Ｚ軸は、鉛直方向を示している。前後方向、幅方向、および鉛直方向は、互いに直交する方向である。前後方向のうちＸ軸の矢印が向く側（＋Ｘ側）は室外機の前側であり、前後方向のうちＸ軸の矢印が向く側と逆側（－Ｘ側）は室外機の後側である。幅方向は、室外機の左右方向である。左右方向は、以下の実施の形態の室外機を前側（＋Ｘ側）から見た場合における左右方向とする。つまり、左右方向うちＹ軸の矢印が向く側（＋Ｙ側）を右側とし、左右方向のうちＹ軸の矢印が向く側と逆側（－Ｙ側）を左側とする。鉛直方向のうちＺ軸の矢印が向く側（＋Ｚ側）は上側であり、鉛直方向のうちＺ軸の矢印が向く側と逆側（－Ｚ側）は下側である。さらに、本明細書において、各部の前方を向く面を単に前面と呼び、後方を向く面を後面と呼ぶ場合がある。

　図１は、実施の形態における冷凍サイクル装置１００の概略構成を示す模式図である。実施の形態において冷凍サイクル装置１００は、空気調和機である。図１に示すように、冷凍サイクル装置１００は、室外機１０と、室内機２０と、循環経路部１８と、を備える。室外機１０は、室外に配置されている。室内機２０は、室内に配置されている。室外機１０と室内機２０とは、冷媒１９が循環する循環経路部１８によって互いに接続されている。

　冷凍サイクル装置１００は、循環経路部１８内を流れる冷媒１９と室内機２０が配置された室内の空気との間で熱交換を行うことによって、室内の空気の温度を調整可能である。冷媒１９としては、例えば、地球温暖化係数（ＧＷＰ：Global Warming Potential）が低いフッ素系冷媒、または炭化水素系冷媒などが挙げられる。

　室外機１０は、筐体１１と、圧縮機１２と、熱交換器１３と、流量調整弁１４と、送風ファン１５と、四方弁１６と、制御部１７と、を有する。筐体１１の内部には、圧縮機１２、熱交換器１３、流量調整弁１４、送風ファン１５、四方弁１６、および制御部１７が収容されている。

　圧縮機１２と熱交換器１３と流量調整弁１４と四方弁１６とは、循環経路部１８のうち筐体１１の内部に位置する部分に設けられている。圧縮機１２と熱交換器１３と流量調整弁１４と四方弁１６とは、循環経路部１８のうち筐体１１の内部に位置する部分によって接続されている。

　四方弁１６は、循環経路部１８のうち圧縮機１２の吐出側に繋がる部分に設けられている。四方弁１６は、循環経路部１８の一部の経路を切り替えることで、循環経路部１８内を流れる冷媒１９の向きを反転させることができる。四方弁１６によって繋がれる経路が図１の四方弁１６に実線で示す経路である場合、冷媒１９は、循環経路部１８内を図１に実線の矢印で示す向きに流れる。一方、四方弁１６によって繋がれる経路が図１の四方弁１６に破線で示す経路である場合、冷媒１９は、循環経路部１８内を図１に破線の矢印で示す向きに流れる。

　室内機２０は、筐体２１と、熱交換器２２と、送風ファン２３と、制御装置２４と、を有する。筐体２１の内部には、熱交換器２２、送風ファン２３、および制御装置２４が収容されている。室内機２０は、室内機２０が配置された室内の空気を冷やす冷房運転と、室内機２０が配置された室内の空気を暖める暖房運転とが可能である。

　室内機２０が冷房運転される場合、循環経路部１８内を流れる冷媒１９は、図１に実線の矢印で示す向きに流れる。つまり、室内機２０が冷房運転される場合、循環経路部１８内を流れる冷媒１９は、圧縮機１２、室外機１０の熱交換器１３、流量調整弁１４、および室内機２０の熱交換器２２をこの順に通って圧縮機１２に戻るように循環する。冷房運転において、室外機１０内の熱交換器１３は凝縮器として機能し、室内機２０内の熱交換器２２は蒸発器として機能する。

　一方、室内機２０が暖房運転される場合、循環経路部１８内を流れる冷媒１９は、図１に破線で示す向きに流れる。つまり、室内機２０が暖房運転される場合、循環経路部１８内を流れる冷媒１９は、圧縮機１２、室内機２０の熱交換器２２、流量調整弁１４、および室外機１０の熱交換器１３をこの順に通って圧縮機１２に戻るように循環する。暖房運転において、室外機１０内の熱交換器１３は蒸発器として機能し、室内機２０内の熱交換器２２は凝縮器として機能する。

　次に、室外機１０について、より詳細に説明する。図２は、室外機１０を示す斜視図である。図３は、図２のIII－III線に沿う室外機１０の断面図である。

　図２に示すように、室外機１０の筐体１１は、略直方体箱状である。図３に示すように、筐体１１は、筐体１１は、筐体１１の内部空間を前側から覆う前面パネル１１ａと、後側から覆う背面パネル１１ｄと、上側から覆う天板１１ｔと、下側から覆う底板１１ｃと、を有する。

　前面パネル１１ａには、ファングリル１１Ｇが取り付けられる。ファングリル１１Ｇは、前面パネル１１ａに設けられる開口部１１ｂを覆う。開口部１１ｂは、前面パネル１１ａを前後方向（Ｘ軸方向）に貫通し、前側に開口している。開口部１１ｂは、平面視で略円形の孔である。

　図３に示すように、筐体１１の内部には、熱交換器１３、送風ファン１５、およびモータ支持台３０が収容されるファン室１１ｅが設けられる。また、図示は省略するが、筐体１１の内部には、圧縮機１２および制御部１７が収容される機械室が別途設けられる。ファン室１１ｅと機械室とは、仕切部材によって区画される。

　送風ファン１５は、熱交換器１３の前側（＋Ｘ側）に位置する。熱交換器１３には、循環経路部１８（図１参照）が接続される。熱交換器１３の内部には、冷媒が流れる。熱交換器１３は、送風ファン１５によって冷却される。

　送風ファン１５は、回転シャフト６１を有するファンモータ６０と、回転シャフト６１に固定される回転翼１５ｂと、を有している。回転軸線Ｊは、前後方向に延びる。

　回転翼１５ｂは、ファンモータ６０によって回転軸線Ｊ周りに回転させられる。回転翼１５ｂは、筐体１１の内部において開口部１１ｂと対向して配置されている。回転翼１５ｂが回転すると、筐体１１の背面パネル１１ｄに設けられる吸気口１１ｆから筐体１１内に空気が吸い込まれる。回転翼１５ｂによって筐体１１内に吸い込まれた空気は、熱交換器１３および回転翼１５ｂを通過して、開口部１１ｂから筐体１１の前側に吹き出される。

　図４は、ファンモータ６０、およびファンモータ６０を支持するモータ支持台３０の斜視図である。
　ファンモータ６０は、略円柱形状のモータ本体６２と、回転軸線Ｊを中心としてモータ本体６２から前方に延びる回転シャフト６１と、モータ本体６２の外周に設けられる複数（本実施の形態では４つ）の取付部６３と、を有している。複数の取付部６３は、回転軸線Ｊの周方向に等間隔に配置される。取付部６３には、モータ固定ネジ７３が挿入される貫通孔が設けられる。ファンモータ６０は、取付部６３において、モータ支持台３０に固定される。

　図３に示すように、ファンモータ６０は、モータ支持台３０を介して筐体１１に固定される。モータ支持台３０は、ファンモータ６０の後側に位置する。モータ支持台３０は、筐体１１の内部に位置する。

　図４に示すように、モータ支持台３０は、モータ支持板４０と、下部ベース部材３３と、上部ベース部材３２と、一対の支柱部材３１と、を有する。すなわち、室外機１０は、モータ支持板４０と、下部ベース部材３３と、上部ベース部材３２と、一対の支柱部材３１と、を備える。

　下部ベース部材３３は、一対の支柱部材３１の下端部が固定されるとともに、筐体１１の底面（底板１１ｃ）に固定される部材である。上部ベース部材３２は、一対の支柱部材３１の上端部が固定されるとともに、筐体１１に固定される部材である。

　支柱部材３１は、断面が略Ｃ字形状の柱状部材である。一対の支柱部材３１は、鉛直方向に延び左右方向に並ぶ。一対の支柱部材３１は、ファンモータ６０よりも後方に配置される。ファンモータ６０を前方から見て、一対の支柱部材３１のうち一方は、回転シャフト６１の左側に位置し、他方は、回転シャフト６１の右側に位置する。一対の支柱部材３１は、同一形状である。

　モータ支持板４０は、ファンモータ６０を前方から見て、略四角形状の板状部材である。モータ支持板４０は、左右対称の形状である。モータ支持板４０は、左右方向に並んで配置される一対の支柱部材３１に跨って固定される。また、モータ支持板４０には、ファンモータ６０が固定されている。すなわち、モータ支持板４０は、一対の支柱部材３１の間でファンモータ６０を保持する。

　図５は、ファンモータ６０、およびモータ支持台３０の一部の正面図である。図６は、モータ支持板４０の斜め前方から見た斜視図である。図７は、モータ支持板４０の斜め後方から見た斜視図である。図８は、モータ支持板４０の断面図である。

　図６に示すように、モータ支持板４０は、左右方向の中央に位置する第１板部４１と、第１板部４１の左右方向の端部にそれぞれ設けられる第２板部４４と、第１板部４１および第２板部４４を補強する複数の折曲板部４５、４６、４７、４８、４９と、を有する。モータ支持板４０は、金属製の板材をプレス加工することで成形される。すなわち、第１板部４１、第２板部４４、および複数の折曲板部４５、４６、４７、４８、４９は、単一の板材を折り曲げることで成形される各部分である。

　第１板部４１は、前後方向を板厚方向とし前後方向と直交する平面に沿って延びる。第１板部４１の上端縁、および下端縁には、それぞれ円弧状縁部４１ａと一対の直線状縁部４１ｂとが設けられる。円弧状縁部４１ａは、回転軸線Ｊを中心として円弧状に延びる。一対の直線状縁部４１ｂは、円弧状縁部４１ａの左右両側に配置され、左右方向に直線状に延びる。

　一対の第２板部４４は、それぞれ第１板部４１の左右方向の端部に接続される。第２板部４４は、矩形状である。第２板部４４は、左右方向を板厚方向とし、左右方向と直交する平面に沿って延びる。一対の第２板部４４は、それぞれ第１板部４１の左右方向の端部から後方に折り曲げられて成形される。第１板部４１と第２板部４４とは、互いに直交する。

　モータ支持板４０の折曲板部４５、４６、４７、４８、４９は、第１折曲板部４５、第２折曲板部４６、第３折曲板部４７、第４折曲板部（折曲板部）４８、および第５折曲板部（折曲板部）４９に分類される。

　第１折曲板部４５、および第２折曲板部４６は、第１板部４１の上縁、および下縁に設けられる。第１板部４１の上縁および下縁には、１つの第１折曲板部４５と、２つの第２折曲板部４６とが、それぞれ設けられる。２つの第２折曲板部４６は、第１折曲板部４５の左右両側に配置される。第１折曲板部４５、および第２折曲板部４６は、第１板部４１に対して前方に折り曲げられて形成される。第１折曲板部４５、および第２折曲板部４６は、第１板部４１に対し直交する。第１折曲板部４５は、第１板部４１の円弧状縁部４１ａに設けられる。したがって、第１板部４１は、回転軸線Ｊを中心として円弧状に湾曲する。また、第２折曲板部４６は、第１板部４１の直線状縁部４１ｂに設けられる。第２折曲板部４６は、左右方向に直線状に延びる。第１折曲板部４５、および第２折曲板部４６は、第１板部４１を補強する。

　第３折曲板部４７は、は、第２板部４４の上縁、および下縁に設けられる。第３折曲板部４７は、第１板部４１に対して側方に折り曲げられて形成される。第３折曲板部４７は、第２板部４４に対し直交する。第３折曲板部４７は、前後方向に直線状に延びる。第３折曲板部４７は、第２折曲板部４６に繋がる。第３折曲板部４７は、第２板部４４を補強する。また、第２折曲板部４６と第３折曲板部４７とは、互いに繋がる。このため、第２折曲板部４６、および第３折曲板部４７は、第１板部４１と第２板部４４との境界部分の剛性を高める。

　第４折曲板部４８、および第５折曲板部４９は、第１板部４１のモータ挿入孔４１ｈの内縁４１ｅに接続される。モータ挿入孔４１ｈの内縁４１ｅには、２つの第４折曲板部４８と、２つの第５折曲板部４９とが設けられる。第４折曲板部４８、および第５折曲板部４９は、回転軸線Ｊを中心として円弧状に湾曲する。２つの第４折曲板部４８は、回転軸線Ｊの上下にそれぞれ配置される。また２つの第５折曲板部４９は、回転軸線Ｊの左右にそれぞれ配置される。したがって、第４折曲板部４８、および第５折曲板部４９は、回転軸線Ｊを中心とする周方向に交互に並ぶ。第４折曲板部４８は、第１板部４１に対して前方に折り曲げられて形成される。一方で、第１折曲板部４５、および第２折曲板部４６は、第１板部４１に対し直交する。第１折曲板部４５、および第２折曲板部４６は、第１板部４１に対し直交する。

　本実施の形態によれば、モータ支持板４０は、モータ挿入孔４１ｈの内縁４１ｅから前後方向に折り曲げられる第４折曲板部４８、および第５折曲板部４９を有する。第４折曲板部４８、および第５折曲板部４９は、モータ支持板４０のモータ挿入孔４１ｈの周囲で第１板部４１を補強する。本実施の形態によれば、モータ支持板４０の前後方向への投影面積を増加させることなくモータ支持板４０の剛性を高め、モータ支持板４０によるファンモータ６０の支持を安定させることができる。

　図８に示すように、第１折曲板部４５は第１板部４１に対し前方に折り曲げられ、第４折曲板部４８は第１板部４１に対し後方に折り曲げられる。したがって、モータ支持板４０は、モータ挿入孔４１ｈの上側、および下側の領域で、第１板部４１に対し互いに異なる方向に折り曲げられて補強される。

　図６に示すように、第２板部４４は第１板部４１に対し後方に折り曲げられ、第５折曲板部４９は第１板部４１に対し前方に折り曲げられる。したがって、モータ支持板４０は、モータ挿入孔４１ｈの右側、および左側の領域で、第１板部４１に対し互いに異なる方向に折り曲げられて補強される。

　第５折曲板部４９の上端縁４９ａは、前後方向に直線状に延びる。本実施の形態の２個の第５折曲板部４９の上端縁４９ａの上下位置は、互いに一致する。また、図５に示すように、２つの第５折曲板部４９の上端縁４９ａの上側には、それぞれファンモータ６０の取付部６３が配置される。本実施の形態のファンモータ６０は、回転軸線Ｊを水平方向に向けた状態でモータ支持板４０に取り付けられる。ファンモータ６０は、重量が大きいため、取り付け作業の際にファンモータ６０を中空に保持しながら取り付け作業を行うことが困難である。本実施の形態によれば、ファンモータ６０の取付部６３を第５折曲板部４９の上端縁４９ａに搭載することができる。このため、作業者は、取り付け作業の際に、ファンモータ６０をモータ支持板４０に仮保持させることが可能となる。

　モータ支持板４０は、支柱固定部分４２において支柱部材３１に固定される。支柱固定部分４２は、第１板部４１の左右方向の端部、および当該端部に繋がる第２板部４４によって構成される。すなわち、モータ支持板４０は、左右方向の端部にそれぞれ設けられる支柱固定部分４２を有する。一対の支柱固定部分４２は、互いに左右対称な形状である。なお、本明細書において、支柱固定部分４２とは、モータ支持板４０のうち支柱部材３１との間に面圧が付与された状態で接触して支柱部材３１に固定される部分全体を意味する。

　支柱固定部分４２は、２つの第１固定部４２ａと２つの第２固定部４２ｂとを有する。第１固定部４２ａおよび第２固定部４２ｂは、支柱部材３１にネジ固定される。すなわち、支柱固定部分４２は、支柱部材３１にネジ固定される複数の固定部４２ａ、４２ｂを有する。

　第１固定部４２ａは、第２板部４４に設けられる。第１固定部４２ａは、第２板部４４を貫通する第１孔４２ａｈを有する。一方で第２固定部４２ｂは、第１板部４１に設けられる。第２固定部４２ｂは、第１板部４１を貫通する第２孔４２ｂｈを有する。すなわち、複数の固定部４２ａ、４２ｂの一部は、第１板部４１に設けられ、他の一部は、第２板部４４に設けられる。

　図５に示すように、第１固定部４２ａは、第１ネジ７１によって支柱部材３１に固定され、第２固定部４２ｂは、第２ネジ７２によって支柱部材３１に固定される。上述したように、第１固定部４２ａが設けられる第２板部４４と、第２固定部４２ｂが設けられる第１板部４１とは、互いに直交する。このため、支柱固定部分４２は、互いに直交する方向から支柱部材３１に固定される。本実施の形態によれば、支柱固定部分４２に固定強度を高めることができる。さらに、本実施の形態によれば、ファンモータ６０の駆動に伴い支柱固定部分４２に様々な方向の振動が付与されても第１ネジ７１、および第２ネジ７２が緩むことを抑制できる。これにより、モータ支持板４０と支柱部材３１との固定の信頼性を高めることができる。

　図６に示すように、第１板部４１には、モータ挿入孔４１ｈと、複数（本実施の形態では４つ）のモータ固定部４３と、凸部５０と、が設けられる。モータ挿入孔４１ｈは、第１板部４１を前後方向に貫通する。モータ挿入孔４１ｈは、一対の支柱部材３１の間に位置する。本実施の形態のモータ挿入孔４１ｈは、回転軸線Ｊを中心とする略円形である。しかしながら、モータ挿入孔４１ｈの平面視形状は、円形に限定されず、多角形等の他の形状であってもよい。

　複数のモータ固定部４３は、モータ挿入孔４１ｈの内縁４１ｅに沿って並ぶ。複数のモータ固定部４３は、回転軸線Ｊ周りに等間隔に配置される。モータ固定部４３には、ファンモータ６０が固定される。本実施の形態において、４つのモータ固定部４３は、回転軸線Ｊに対し右上、右下、左上、左下にそれぞれ配置される。それぞれのモータ固定部４３には、ネジ孔４３ｈが設けられる。

　図５に示すように、モータ挿入孔４１ｈの内側には、ファンモータ６０が配置される。また、ファンモータ６０に設けられる４つの取付部６３は、第１板部４１に対し前方に配置される。取付部６３は、モータ固定部４３に前方から接触する。モータ固定ネジ７３を、取付部６３の貫通孔を通しモータ固定部４３のネジ孔４３ｈ（図６参照）に締結することで、ファンモータ６０は、モータ支持板４０に固定される。モータ固定ネジ７３を締結すると、取付部６３の後面とモータ支持板４０の前面とが互いに接触し面圧が付与され摩擦力によって相対的な移動が規制される。なお、本明細書において、モータ固定部４３とは、第１板部４１の前面のうちファンモータ６０の取付部６３に接触し面圧が付与される領域を意味する。

　凸部５０は、第１板部４１において前方に突出する部分である。本実施の形態の凸部５０は、絞り加工によって成形され前方に向かって緩やかに盛り上がった形状を有する。なお、本実施の形態では、凸部５０が第１板部４１において前方に突出する場合について説明するが、凸部５０は、後方に突出していてもよい。すなわち、凸部５０は、前後方向の一方側に一方側に突出していればよい。

　凸部５０は、頂面５０ｂと側面５０ａとを有する。頂面５０ｂは、凸部５０の突出方向の先端に位置する。頂面５０ｂは、前後方向と直交する平面に沿って延びる。側面５０ａは、凸部５０の根元側の第１板部４１の前面と頂面５０ｂとを繋ぐ。側面５０ａは、頂面５０ｂ外縁の全周に渡って設けられる。側面５０ａは、前後方向と直交する平面に対し凸部５０の突出方向（前方）に傾斜する。

　凸部５０は、環状凸部５１と一対の補強凸部５２とを有する。環状凸部５１、および補強凸部５２は、それぞれ凸部５０の一部である。環状凸部５１と補強凸部５２とは互いに繋がる。本実施の形態において、環状凸部５１の突出高さと補強凸部５２の突出高さは、互いに等しい。しかしながら、環状凸部５１と補強凸部５２とは、互いに突出高さが異なっていてもよい。一対の補強凸部５２のうち一方は、環状凸部５１の右側に位置し、他方は、環状凸部５１の左側に位置する。一対の補強凸部５２は、回転軸線Ｊに対し互いに左右対称な形状である。

　環状凸部５１は、モータ挿入孔４１ｈの内縁４１ｅに沿って環状に延びる。上述したように、本実施の形態のモータ挿入孔４１ｈは、回転軸線Ｊを中心とする略円形である。このため、環状凸部５１は、回転軸線Ｊを中心として円環状に延びる。
　なお、本明細書において、「環状」とは、一繋がりのループ状の形成する形状を意味し、平面視形状が必ずしも円形でない場合も含む概念である。したがって、環状凸部５１の平面視形状は、円形でなくてもよい。

　環状凸部５１には、モータ固定部４３が配置される。したがって、モータ固定部４３は、第１板部４１の前面のうち、環状凸部５１の頂面５０ｂに設けられる。本実施の形態によれば、ファンモータ６０は、モータ支持板４０のモータ挿入孔４１ｈの内縁４１ｅに沿って設けられる環状凸部５１に固定される。モータ支持板４０は、モータ挿入孔４１ｈの周囲に環状凸部５１を設けることで、断面二次モーメントを高くして剛性を高めることができる。ファンモータ６０を凸部５０の頂面５０ｂに固定することで、ファンモータ６０の振動に対しモータ支持板４０が共振することを抑制でき、室外機１０の駆動に伴う騒音を抑制できる。また、ファンモータ６０の振動が、室外機１０の各部への伝播を制限し、室外機１０の各部のネジが緩むことを抑制できる。結果的に信頼性の高い室外機１０を提供できる。

　本実施の形態の環状凸部５１の鉛直方向の寸法Ｄ１は、支柱固定部分４２の鉛直方向の寸法Ｄ２よりも小さい。本実施の形態のモータ支持板４０によれば、環状凸部５１が設けられることで、モータ挿入孔４１ｈの内縁４１ｅに沿うモータ支持板４０の剛性が十分に高められている。このため、モータ支持板４０は、支柱固定部分４２の鉛直方向の寸法Ｄ２を小さくしても、支柱固定部分４２とファンモータ６０との間でファンモータ６０を強固に支持できる。本実施の形態によれば、支柱固定部分４２の鉛直方向の寸法Ｄ２を環状凸部５１の鉛直方向の寸法Ｄ１よりも小さくすることで、モータ支持板４０の前後方向の投影面積を小さくすることができる。これにより、送風ファン１５の送風路をモータ支持板４０で狭めることを抑制し、室外機１０内の通風抵抗の増大を抑制できる。

　一対の補強凸部５２は、環状凸部５１から左右の支柱固定部分４２にそれぞれ延びる。補強凸部５２は、上下方向の中央に位置する中央凸部５４と、中央凸部５４の上側および下側にそれぞれ位置する側方凸部５３と、を有する。一対の側方凸部５３同士は、上下方向において互いに対称な形状である。また、中央凸部５４は、回転軸線Ｊに対し上下対称形状である。

　補強凸部５２の側面５０ａは、第１側面５３ａと第２側面５４ａと第３側面５３ｂと第４側面５３ｃと第５側面５４ｂと第６側面５２ａとを有する。

　第１側面５３ａと第３側面５３ｂと第４側面５３ｃとは、側方凸部５３の側面５０ａを構成する。第１側面５３ａ、および第３側面５３ｂは、左右方向に直線状に延びる。第１側面５３ａと第３側面５３ｂとは、上下方向に並んで配置される。第１側面５３ａは、上下方向において第３側面５３ｂよりも中央凸部５４から離れた側に配置される。第４側面５３ｃは、側方凸部５３の左右方向の端部に配置される。第４側面５３ｃは、円弧状に延びて第１側面５３ａと第３側面５３ｂとを繋ぐ。

　第５側面５４ｂと一対の第２側面５４ａとは、中央凸部５４の側面５０ａを構成する。一対の第２側面５４ａは、左右方向において回転軸線Ｊから離れるに従い、上下方向において互いに近づく方向に直線状に延びる。第５側面５４ｂは、一対の第２側面５４ａ同士を繋ぐ。第５側面５４ｂは、中央部分で上下方向に直線状に延び、上端部および下端部で円弧状に湾曲してそれぞれ第２側面５４ａに滑らかに繋がる。

　第６側面５２ａは、側方凸部５３と中央凸部５４との間に位置する。第６側面５２ａは、円弧状に湾曲して側方凸部５３の第３側面５３ｂと中央凸部５４の第２側面５４ａとを滑らかに繋ぐ。

　図５に示すように、前後方向から見て、第１仮想線Ｌ１、および第２仮想線Ｌ２を想定する。第１仮想線Ｌ１、および第２仮想線Ｌ２は、それぞれモータ固定部４３を通る。第１仮想線Ｌ１、および第２仮想線Ｌ２は、１つのモータ固定部４３に対して１本ずつ想定される。第１仮想線Ｌ１および第２仮想線は、それぞれモータ固定部４３から支柱固定部分４２に向かって延びる。また、第１仮想線Ｌ１と第２仮想線Ｌ２とは、互いに異なる方向に延びる。本実施の形態の第１仮想線Ｌ１は、左右方向と平行に延びる。一方で、本実施の形態の第２仮想線Ｌ２は、左右方向、および上下方向に対し斜めの方向に延びる。

　なお、上述したように、本実施の形態のモータ固定部４３は、第１板部４１の前面に設けられる一定の面積を有する領域である。このため、第１仮想線Ｌ１、および第２仮想線Ｌ２は、一定の幅を有する領域内を通過し得る。

　本実施の形態において、第１側面５３ａは、第１仮想線Ｌ１に沿って延びる。一方で、第２側面５４ａは、第２仮想線Ｌ２に沿って延びる。すなわち、補強凸部５２は、第１仮想線Ｌ１に沿う第１側面５３ａと、第１仮想線Ｌ１と異なる方向延びる第２仮想線Ｌ２に沿う第２側面５４ａと、を有する。

　第１板部４１に絞り加工によって凸部５０を設けると、断面形状が段差形状となることで断面二次モーメントを高くすることができ剛性が高まる。このため、凸部５０は側面５０ａに沿う方向において剛性が高まる。すなわち、本実施の形態によれば、第１板部４１は、第１側面５３ａおよび第２側面５４ａに沿って剛性が高められる。第１側面５３ａおよび第２側面５４ａは、モータ固定部４３から支柱固定部分４２に向かう互いに異なる方向に直線的に延びる。第１側面５３ａおよび第２側面５４ａは、モータ固定部４３と支柱固定部分４２とを連結するようなトラス構造に似た補強構造を構成する。これにより、モータ支持板４０は、支柱部材３１とファンモータ６０との間を強固に連結することができる。結果的にファンモータ６０の振動を抑え室外機１０の騒音を抑制できる。さらに、本実施の形態によれば、モータ支持板４０を大型化することなくモータ支持板４０の剛性を高めることができる。これにより、送風ファン１５の送風路をモータ支持板４０で狭めることを抑制し、室外機１０内の通風抵抗が高まることを抑制できる。

　本実施の形態において、第１仮想線Ｌ１は、前後方向から見て、第１固定部４２ａを通る。すなわち、第１固定部４２ａは、前後方向から見て、第１仮想線Ｌ１に沿って延びる第１側面５３ａの延長線上に配置される。これにより、第１側面５３ａが、モータ固定部４３と第１固定部４２ａとを強固に連結し、支柱部材３１とファンモータ６０との間のモータ支持板４０の剛性を高めることができる。

　なお、本実施の形態では、第１固定部４２ａが第２板部４４に設けられる場合について説明した。しかしながら、第１固定部４２ａは、前後方向から見て、第１仮想線Ｌ１上に配置されていれば、第１板部４１に配置されていてもよい。また、本実施の形態では、第１側面５３ａの延長線上に第１固定部４２ａが配置される場合について説明した。しかしながら、第４側面５３ｃが第１仮想線Ｌ１に沿って延びるように形成され、第４側面５３ｃの延長線上に第１固定部４２ａが配置されていてもよい。この場合には、第４側面５３ｃが、モータ固定部４３と第１固定部４２ａとを強固に連結する。

　本実施の形態の第１仮想線Ｌ１は、左右方向と平行に延びる。上述したように、支柱部材３１は、鉛直方向に延びる。このため、第１仮想線Ｌ１に沿って延びる第１側面５３ａは、第１固定部４２ａと支柱固定部分４２とを最短距離で繋ぐ方向に延びることとなる。このため、第１側面５３ａの剛性をさらに高めることができる。さらに、第１側面５３ａが第１固定部４２ａと支柱固定部分４２とを最短距離で繋ぐ方向とすることで、第１側面５３ａを設けるためにモータ支持板４０の前後方向への投影面積を増加させることを抑制できる。結果的に、室外機１０内の通風抵抗が高まることを抑制し、送風ファン１５の送風効率を高めることができる。

　本実施の形態によれば、第２仮想線Ｌ２は、前後方向から見て、２つの第２固定部４２ｂの間の間を通る。１つの支柱固定部分４２の２つの第２固定部４２ｂは、上下方向に並ぶ。支柱固定部分４２は、２つの第２固定部４２ｂの間の領域で特に強固に固定される。本実施の形態によれば、第２仮想線Ｌ２に沿って延びる第２側面５４ａの延長線が２つの第２固定部４２ｂの間を通る。これにより、第２側面５４ａが、モータ固定部４３と第２固定部４２ｂの間の領域とを強固に連結し、支柱部材３１とファンモータ６０との間のモータ支持板４０の剛性を高めることができる。

　ここで複数のモータ固定部４３のうち、上側に位置する一方を第１モータ固定部４３Ａと呼び、下側に位置する一方を第２モータ固定部４３Ｂと呼ぶこととする。すなわち、複数のモータ固定部４３は、鉛直方向に並んで配置される第１モータ固定部４３Ａ、および第２モータ固定部４３Ｂを含む。

　第２仮想線Ｌ２は、第１モータ固定部４３Ａ、および第２モータ固定部４３Ｂからそれぞれ２つの第２固定部４２ｂの間に向かって延びる。すなわち、本実施の形態によれば、第１モータ固定部４３Ａから延びる第２仮想線Ｌ２と、第２モータ固定部４３Ｂから延びる第２仮想線Ｌ２とは、環状凸部５１から左右方向において離れるに従い、上下方向において互いに近づける方向に延びる。また、これらの２つの第２仮想線Ｌ２は、一対の第２固定部４２ｂの間で交差する。

　補強凸部５２は、２つの第２仮想線Ｌ２に沿って延びる２つの第２側面５４ａを有する。本実施の形態によれば、上下に並ぶ第１モータ固定部４３Ａ、および第２モータ固定部４３Ｂから支柱固定部分４２に向かってそれぞれ延びる２つの第２側面５４ａの延長線が、２つの第２固定部４２ｂの間で交差する。本実施の形態によれば、２つの第２側面５４ａは、第１モータ固定部４３Ａと支柱固定部分４２との間の領域、並びに第２モータ固定部４３Ｂと支柱固定部分４２との間の領域とを強固に連結する。これにより、支柱部材３１とファンモータ６０との間のモータ支持板４０の剛性を高めることができる。また、本実施の形態によれば、支柱固定部分４２に設けられる複数の固定部４２ａ、４２ｂをむやみに増加させることなく、モータ支持板４０を支柱部材３１に強固に固定できる。このため、支柱固定部分４２におけるモータ支持板４０と支柱部材３１との固定工程を簡素化できる。

　＜変形例＞
　図９は、上述の実施の形態の室外機１０に採用可能な変形例のモータ支持板１４０の正面図である。なお、以下に説明する各変形例の説明において、既に説明した実施の形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。

　モータ支持板１４０は、左右両端部に位置する支柱固定部分１４２によって支柱部材３１に固定される。本変形例において、それぞれの支柱固定部分１４２は、２つの第１固定部４２ａと１つの第２固定部１４２ｂとを有する。第２固定部１４２ｂは、第１板部４１に設けられる。第２固定部１４２ｂは、支柱固定部分１４２の上下方向中央に配置される。第２固定部１４２ｂは、第２ネジ１７２によって支柱部材３１にネジ固定される。

　モータ支持板１４０には、前後方向から見て、第１仮想線Ｌ１、および第２仮想線Ｌ２が想定される。第１仮想線Ｌ１、および第２仮想線Ｌ２は、モータ固定部４３を通る。また、補強凸部５２の第１側面５３ａは、第１仮想線Ｌ１に沿って延び、補強凸部５２の第２側面５４ａは、第２仮想線Ｌ２に沿って延びる。

　本変形例において、第２仮想線Ｌ２は、前後方向から見て、第２固定部１４２ｂを通る。本変形例によれば、２つの第２固定部１４２ｂが、第２仮想線Ｌ２に沿って延びる第２側面５４ａの延長線上に配置される。これにより、第２側面５４ａは、モータ固定部４３と第２固定部１４２ｂの間の領域とを強固に連結し、支柱部材３１とファンモータ６０との間のモータ支持板１４０の剛性を高める。

　上側の第１モータ固定部４３Ａから延びる第２仮想線Ｌ２と、下側の第２モータ固定部４３Ｂから延びる第２仮想線Ｌ２とは、環状凸部５１から左右方向において離れるに従い、上下方向において互いに近づく方向に延びる。また、これらの２つの第２仮想線Ｌ２は、第２固定部１４２ｂにおいて互いに交差する。補強凸部５２は、２つの第２仮想線Ｌ２に沿って延びる２つの第２側面５４ａを有する。

　本変形例によれば、２つの第２固定部１４２ｂが上下に並ぶ第１モータ固定部４３Ａ、および第２モータ固定部４３Ｂから支柱固定部分１４２に向かってそれぞれ延びる２つの第２側面５４ａの延長線上に配置される。本変形例によれば、２つの第２側面５４ａが、第１モータ固定部４３Ａ、および第２モータ固定部４３Ｂと支柱固定部分１４２と間の領域とを強固に連結し、支柱部材３１とファンモータ６０との間のモータ支持板１４０の剛性を高めることができる。また、本変形例によれば、支柱固定部分１４２の第２固定部１４２ｂをむやみに増加させることなく、モータ支持板１４０を支柱部材３１に強固に固定できる。

　本開示の室外機が備えられる冷凍サイクル装置は、冷媒が循環する冷凍サイクルを利用する装置であればよく、空気調和機に限られない。冷凍サイクル装置は、ヒートポンプ給湯器などであってもよい。

　以上、本明細書において説明した各構成および各方法は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。

１０…室外機、１８…循環経路部、１９…冷媒、３１…支柱部材、４０，１４０…モータ支持板、４１…第１板部、４１ｅ…内縁、４１ｈ…モータ挿入孔、４２，１４２…支柱固定部分、４２ａ…第１固定部（固定部）、４２ｂ，１４２ｂ…第２固定部（固定部）、４３…モータ固定部、４３Ａ…第１モータ固定部、４３Ｂ…第２モータ固定部、４４…第２板部、４８…第４折曲板部（折曲板部）、４９…第５折曲板部（折曲板部）、５０…凸部、５０ａ…側面、５１…環状凸部、５２…補強凸部、５３ａ…第１側面、５４ａ…第２側面、６０…ファンモータ、６１…回転シャフト、１００…冷凍サイクル装置、Ｄ１，Ｄ２…寸法、Ｊ…回転軸線、Ｌ１…第１仮想線、Ｌ２…第２仮想線

Claims

　冷凍サイクル装置の室外機であって、
　前後方向に延びる回転軸線を中心とする回転シャフトを有するファンモータと、
　前記回転シャフトに固定される翼部と、
　鉛直方向に延び左右方向に並ぶ一対の支柱部材と、
　前記左右方向の端部にそれぞれ設けられる支柱固定部分において前記支柱部材に固定され一対の前記支柱部材の間で前記ファンモータを支持するモータ支持板と、を備え、
　前記モータ支持板は、前記前後方向と直交する平面に沿って延びる第１板部を有し、
　第１板部には、
　　内側に前記ファンモータが配置されるモータ挿入孔と、
　　前記モータ挿入孔の内縁に沿って並び前記ファンモータが固定される複数のモータ固定部と、
　　前記前後方向の一方側に突出する凸部と、が設けられ、
　前記凸部は、
　　前記モータ挿入孔の内縁に沿って延び前記モータ固定部が配置される環状凸部と、
　　前記環状凸部から前記支柱固定部分に向かって延びる補強凸部と、を有し、
　前記前後方向から見て、前記モータ固定部から前記支柱固定部分に向かって互いに異なる方向に延びる第１仮想線、および第２仮想線を想定し、
　前記補強凸部の側面は、
　　前記第１仮想線に沿って延びる第１側面と、
　　前記第２仮想線に沿って延びる第２側面と、を有する、
室外機。
　前記支柱固定部分は、前記支柱部材にネジ固定される第１固定部を有し、
　前記前後方向から見て、前記第１仮想線は、前記第１固定部を通る、
請求項１に記載の室外機。
　前記第１仮想線は、前記左右方向と平行に延びる、
請求項２に記載の室外機。
　前記支柱固定部分は、前記支柱部材にネジ固定される２つの第２固定部を有し、
　前記前後方向から見て、前記第２仮想線は、２つの前記第２固定部の間を通る、
請求項１～３の何れか一項に記載の室外機。
　複数の前記モータ固定部は、前記鉛直方向に並んで配置される第１モータ固定部、および第２モータ固定部を含み、
　前記第１モータ固定部から延びる前記第２仮想線と、前記第２モータ固定部から延びる前記第２仮想線とは、一対の前記第２固定部の間で交差し、
　前記補強凸部の側面は、２つの前記第２仮想線に沿ってそれぞれ延びる２つの第２側面を有する、
請求項４に記載の室外機。
　前記支柱固定部分は、前記支柱部材にネジ固定される第２固定部を有し、
　前記前後方向から見て、前記第２仮想線は、前記第２固定部を通る、
請求項１～３の何れか一項に記載の室外機。
　前記環状凸部の前記鉛直方向の寸法は、前記支柱固定部分の前記鉛直方向の寸法よりも小さい、
請求項１～６の何れか一項に記載の室外機。
　前記モータ支持板は、
　　前記前後方向を板厚方向とする第１板部と、
　　前記第１板部の前記左右方向の端部にそれぞれ設けられる第２板部と、を有し、
　前記支柱固定部分は、前記支柱部材にネジ固定される複数の固定部を有し、
　複数の前記固定部の一部は、前記第１板部に設けられ、他の一部は、前記第２板部に設けられる、
請求項１～７の何れか一項に記載の室外機。
　前記モータ支持板は、前記モータ挿入孔の内縁から前記前後方向に折り曲げられる折曲板部を有する、
請求項１～８の何れか一項に記載の室外機。
　請求項１～９の何れか一項に記載の室外機と、
　冷媒が流れる循環経路部と、を備える、
冷凍サイクル装置。