WO2022158203A1 - 撮像装置、撮像制御方法、プログラム - Google Patents

Abstract

撮像装置は、複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートを含む複数のフレームレートを選択可能とする。そして操作に応じてフレームレートモードのフレームレート設定を行う制御を行うようにする。

Description

撮像装置、撮像制御方法、プログラム

　本技術は撮像装置、撮像制御方法、プログラムに関し、特に連写撮像の連写速度設定の技術に関する。

　撮像装置（カメラ）においては、レリーズ操作に応じて１枚の静止画の記録を行う単写撮像のほかに、例えばシャッターボタンを押している期間に複数の静止画を連続して撮像し、記録する、いわゆる連写撮像を可能とするものがある。
　下記特許文献１には、連写モードとして高速、中速、低速という３つのモードが用意され、ユーザが任意に選択できるデジタルカメラが開示されている。

特開２００８－２４４８９９号公報

　ところで、連写撮像に関して連写速度の異なる複数の連写モードを設けることを考えた場合、ユーザは、その複数の連写モードを切り替えることで、ユースケースに合った連写速度の連写を容易に行うことができて便利である。上述の特許文献１のように高速、中速、低速という連写モードを選択できれば、状況や撮影目的に合った連写を行いやすくなる。
　ところが実際の撮影の状況や被写体は多様であり、連写速度をより柔軟に選択したいという要望もある。上記特許文献１の技術では、モード切り替えで３種類の連写速度を切り替えることができるが、ユーザが好みや状況に応じて各モードの連写速度を柔軟に設定することはできない。

　そこで本開示では、ユーザがモードにより切り替えられる連写速度等のフレームレートを、より柔軟に設定できるようにすることを提案する。

　本技術に係る撮像装置は、複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御部を備える。
　例えばユーザが連写速度としてのフレームレートを選択できるように、フレームレートモードを複数設ける。この場合に、全部又は一部のフレームレートモードにおいて、ユーザがフレームレートを設定できるようにする。
　フレームレートは動画撮像のフレームレートでもよいし、ライブビュー画像のフレームレートでもよい。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードのそれぞれは、前記選択肢が互いに同一とされていることが考えられる。
　例えば３つのフレームレートモードにおいてフレームレートが選択可能とされる場合に、その３つのフレームレートモードでは、同じ選択肢が適用される。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについては、それぞれのフレームレートの相対的な高低関係を提示部に提示させることが考えられる。
　例えば３つのフレームレートモードについて「Ｈｉ」「Ｍｉｄ」「Ｌｏ」のようにフレームレートの高低がユーザに提示されるような表示を行う。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについては、それぞれのフレームレートの相対的な高低関係を提示させ、各フレームレートモードに設定されるフレームレートの相対関係が前記提示される相対的な高低関係に対して逆転しない範囲で、各フレームレートモードのフレームレートの可変設定を可能とすることが考えられる。
　例えば３つのフレームレートモードについて「Ｈｉ」「Ｍｉｄ」「Ｌｏ」のようにフレームレートの高低がユーザに提示されるような表示を行う場合に、「Ｍｉｄ」のフレームレートモードのフレームレートが、「Ｈｉ」のフレームレートモードより速くなるような選択はできないようにする。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、フレームレートモードのフレームレートの設定画面で、設定対象のフレームレートモードにおいて選択できないと判定したフレームレートを、選択不能の状態で表示させる制御を行うことが考えられる。
　つまりユーザに対して或るフレームレートモードのフレームレートの選択肢を表示する際に、制御部は、フレームレートの高低関係で隣となるフレームレートモードの設定に応じて選択可能な選択肢を決定する。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、フレームレートモードのフレームレートの設定画面で、設定対象のフレームレートモードにおいて選択できないと判定したフレームレートを、選択不能の状態で表示させる制御を行うことが考えられる。
　例えば選択肢の中で選択不能とするフレームレートはグレーアウトした状態で表示させる。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、設定初期化操作に応じて、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについてのフレームレートの設定を初期状態に戻す処理を行うことが考えられる。
　即ちフレームレートモードに関してユーザによる初期化操作を可能とする。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、フレームレートモードのフレームレートの設定画面に、各フレームレートモードにおけるフレームレートの現在設定値を表示させる制御を行うことが考えられる。
　例えばユーザがフレームレートを選択する際に表示させる設定画面において、現時点の各フレームレートモードのフレームレート設定がわかるようにする。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、フレームレートの選択肢を単位時間あたりに記録する静止画数を示す値で提示させる制御を行うことが考えられる。
　例えばユーザがフレームレートを可変設定するための設定画面において、ｆｐｓ（frame per second）表示や、１秒あたりの静止画枚数の表示などでフレームレートを表示させる。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、単位時間あたりに記録する静止画数を指定する操作によりフレームレートを選択することが可能とする制御を行うことが考えられる。
　例えば１秒あたりに記録する静止画数をユーザが指定できるようなユーザインタフェースを提供する。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、単位時間あたりに記録する静止画数をゲージ上のカーソルで指定する操作により、フレームレートを選択することが可能とする制御を行うことが考えられる。
　例えばゲージ上で１秒あたりに記録する静止画数をユーザが指定できるようなユーザインタフェースを提供する。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、前記制御部は、複数のフレームレートモードにおけるフレームレート設定を１画面内で可能とする表示を実行させる制御を行うことが考えられる。
　例えば複数のフレームレートモードのフレームレートの可変設定を可能とするゲージ等を１画面内で表示させる。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、複数のフレームレートモードと単写モードを含む撮像動作モードを選択する操作子を更に備えることが考えられる。
　即ち１枚の静止画記録を行う単写モードと、複数のフレームレート（例えば連写モード）とを同じ操作子で切り替えることができるようにする。

　上記した本技術に係る撮像装置においては、複数のフレームレートモードの一部として、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードにおいては設定できないフレームレートが、固定的に設定されたフレームレートモードが設けられるようにすることが考えられる。
　例えば或るフレームレートモードを、フレームレート可変の他のフレームレートモードで設定できない高いフレームレートに固定されたモードとする。

　以上の撮像装置の構成において、複数のフレームレートモードは、複数の連写モードであり、選択可能なフレームレートは、連写速度に相当するフレームレートであることが考えられる。
　本技術に係る撮像制御方法は、複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御を、撮像制御装置が実行する撮像制御方法である。
　これにより複数のフレームレートモードにおけるフレームレートの可変設定を行う。
　本技術に係るプログラムは、以上の制御を演算処理装置に実行させるプログラムである。これにより本開示の撮像装置を容易に実現できるようにする。

本技術の実施の形態の撮像装置の斜視図である。 実施の形態の撮像装置の平面図である。 実施の形態の撮像装置の撮像動作モードの説明図である。 実施の形態の撮像装置の内部構成のブロック図である。 第１の実施の形態の各連写モードにおける連写速度の選択肢の説明図である。 実施の形態の連写速度の設定画面の説明図である。 第１の実施の形態の設定処理例のフローチャートである。 第２の実施の形態のＨモードについての連写速度の選択肢の説明図である。 第２の実施の形態のＬモードについての連写速度の選択肢の説明図である。 第２の実施の形態のＭモードについての連写速度の選択肢の説明図である。 第２の実施の形態の設定処理例のフローチャートである。 第３の実施の形態の設定画面の説明図である。 第３の実施の形態の設定処理例のフローチャートである。 実施の形態の設定画面で現在設定値を表示する例の説明図である。 実施の形態の設定画面で静止画数を指定する例の説明図である。 実施の形態の設定画面でゲージを用いた例の説明図である。 実施の形態の設定画面で複数の連写モードの設定を行う例の説明図である。 実施の形態の設定画面で複数の連写モードの設定を行う例の説明図である。

　以下、実施の形態を次の順序で説明する。
＜１．撮像装置の構成＞
＜２．第１の実施の形態＞
＜３．第２の実施の形態＞
＜４．第３の実施の形態＞
＜５．ＵＩ例＞
＜６．まとめ及び変形例＞

　なお、本開示で用いる用語のいくつかについて、その意味を説明しておく。
　「撮像」は撮像素子（イメージセンサ）による露光及び露光された画素の信号（画像信号）の読み出しの動作を指す。撮像による画像信号は１フレーム毎に信号処理されて静止画を形成する画像データとされる。
　「撮像記録」は、ユーザのレリーズ操作等に応じて静止画の撮像が行われ、撮像した静止画を記録媒体に記録する動作を指す。例えば、いわゆる連写撮像や単写撮像の操作に応じて静止画の撮像記録が行われる。

　「単写撮像」は、レリーズ操作（例えばシャッター操作）に応じて１枚の静止画を撮像記録する動作である。
　「連写撮像」は、レリーズ操作中（シャッターボタンの押し込み中）に複数枚の静止画を撮像記録する動作である。
　連写撮像における「連写速度」とは単位時間あたりに撮像記録を行う静止画枚数に相当する速度である。従って連写速度は「ｆｐｓ」や「１０枚／秒」のような表記で表すことができる。

　「撮像動作モード」は、「単写モード」と複数の「連写モード」を含むモードの総称とする。
　「単写モード」とは、上記の単写撮像を行うモードである。
　「連写モード」とは、上記の連写撮像を行うモードである。実施の形態では、この連写モードとして、連写速度の異なる複数の連写モードが設けられる。この複数の連写モードについては、一例として、「Ｈ＋モード」「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」が設けられる例を挙げる。
　「Ｈ＋モード」は「Ｈｉｇｈ＋モード」の略記で超高速モードの意味である。
　「Ｈモード」は「Ｈｉｇｈモード」の略記で高速モードの意味である。
　「Ｍモード」は「Ｍｉｄｄｌｅモード」の略記で中速モードの意味である。
　「Ｌモード」は「Ｌｏｗモード」の略記で低速モードの意味である。
　そして、実施の形態では、複数のフレームレートモードとして、複数の「連写モード」を想定する。例えば「Ｈ＋モード」「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」が、それぞれフレームレートモードの例である。
　その場合、各フレームレートモードで設定されるフレームレートとは、上述の連写速度としてのフレームレートである。

＜１．撮像装置の構成＞
　本実施の形態に係る撮像装置１の外観を図１、図２に示す。
　なお以下では、被写体側を前方とし撮像者側を後方として説明を行う。

　撮像装置１は、図１及び図２に示すように、内外に所要の各部が配置されるカメラ筐体２と、カメラ筐体２に対して着脱可能とされ、前面部２ａに取り付けられるレンズ鏡筒３とを備える。図２はレンズ鏡筒が取り外されたカメラ筐体２を示している。
　なお、レンズ鏡筒３がいわゆる交換レンズとして着脱可能とされるのは一例であり、カメラ筐体２から取り外せないレンズ鏡筒であってもよい。

　カメラ筐体２の後面部２ｂには、背面モニタ４が配置されている。背面モニタ４には、ライブビュー画像や記録した画像の再生画像などが表示される。
　背面モニタ４は、例えば、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ：Liquid Crystal Display）や有機ＥＬ（Electro-Luminescence）ディスプレイ等の表示デバイスにより構成される。
　背面モニタ４は、カメラ筐体２に対して回動可能とされている。例えば、背面モニタ４の上端部を回動軸として背面モニタ４の下端部が後方に移動するように回動可能とされている。なお、背面モニタ４の右端部や左端部が回動軸とされていてもよい。更に、複数の軸回り方向に回動可能とされていてもよい。

　カメラ筐体２の上面部２ｃには、ＥＶＦ（Electric Viewfinder）５が配置されている。ＥＶＦ５は、ＥＶＦモニタ５ａとＥＶＦモニタ５ａの上方及び左右の側方を囲むように後方に突出された枠状の囲い部５ｂを備えている。
　ＥＶＦモニタ５ａは、ＬＣＤや有機ＥＬディスプレイ等を用いて形成されている。なお、ＥＶＦモニタ５ａに代わって光学式ファインダ（ＯＶＦ：Optical View Finder）が設けられていてもよい。

　後面部２ｂや上面部２ｃには、各種の操作子６が設けられている。例えば、シャッターボタン（レリーズボタン）、再生メニュー起動ボタン、決定ボタン、十字キー、キャンセルボタン、ズームキー、スライドキー等である。
　これらの操作子６としては、ボタン、ダイヤル、押圧及び回転可能な複合操作子など、各種の態様のものを含んでいる。各種の態様の操作子６により、例えば、シャッター操作、メニュー操作、再生操作、モード選択／切換操作、フォーカス操作、ズーム操作、シャッタースピードやＦ値等のパラメータ選択／設定が可能とされる。

　これらの操作子６の１つとして、撮像動作モードをユーザが選択できるようにするモード選択用のダイヤル６ａが設けられている。
　このダイヤル６ａによって選択可能な撮像動作モードを図３に示している。
　図示のように撮像動作モードとして、単写モード、連写モード、セルフタイマーモード、ブラケットモードが用意されている。
　ここで、連写モードとしては、連写速度の異なる４つの連写モードが用意されている。即ち上述の「Ｈ＋モード」「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」である。
　本実施の形態では、「Ｈ＋モード」は連写速度が固定とされるが、「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」は、連写速度がユーザ操作に応じて可変設定されるものとする。

　このような撮像装置１の内部構成を図３に示す。
　撮像装置１では、被写体からの光が、撮像光学系１１を介して例えばＣＭＯＳ（Complementary Metal Oxide Semiconductor）センサやＣＣＤ（Charge Coupled Device）センサなどにより構成される撮像素子１２に入射して、撮像素子１２で光電変換され、撮像素子１２からアナログ画像信号が得られる。

　撮像光学系１１には、ズームレンズ、フォーカスレンズ、集光レンズ等の各種レンズや、絞り機構、ズームレンズの駆動機構、フォーカスレンズの駆動機構が設けられている。メカニカルシャッター（例えばフォーカルプレーンシャッター）が設けられる場合もある。

　撮像素子１２は、例えばＣＭＯＳ基板上に、フォトダイオード（フォトゲート）、転送ゲート（シャッタートランジスタ）、スイッチングトランジスタ（アドレストランジスタ）、増幅トランジスタ、リセットトランジスタ（リセットゲート）などを有する画素が複数、２次元状に配列されて形成されるとともに、垂直走査回路、水平走査回路および画像信号出力回路が形成されたものである。

　撮像素子１２は、原色系と補色系のいずれでもよく、撮像素子１２から得られるアナログ画像信号は、ＲＧＢ各色の原色信号または補色系の色信号である。また撮像素子１２がカラーフィルタを有さない構成とされて、撮像素子１２から得られるアナログ画像信号は白黒の画像信号となるようにしてもよい。
　撮像素子１２からのアナログ画像信号は、ＩＣ（Integrated circuit：集積回路）として構成されたアナログ信号処理部１３において、色信号ごとに、サンプルホールドされ、ＡＧＣ（Automatic Gain Control ：自動利得制御）によって振幅調整され、Ａ／Ｄ（Analog to Digital）変換によってデジタル画像信号に変換される。
　アナログ信号処理部１３からのデジタル画像信号（以下、画像データ）は、一時記憶部２６に入力される。
　なお撮像素子１２とアナログ信号処理部１３、或いはさらに一時記憶部２６は、一体化されている場合もある。また一時記憶部２６として次に述べるフレームメモリは積層型撮像素子内に設けられてもよい。

　一時記憶部２６は、この例では２つのフレームメモリ２６Ａ、２６Ｂを備えている。
　アナログ信号処理部１３からの画像データは、フレームメモリ２６Ａと、フレームメモリ２６Ｂに交互に格納される。すなわち一時記憶部２６は、２つの連続撮像された画像フレームを格納する。一時記憶部２６に格納された画像データは、先行格納フレームから、順次、デジタル信号処理部２０に出力される。すなわち、フレームメモリ２６Ａと、フレームメモリ２６Ｂから、交互に撮像順に従って、順次、デジタル信号処理部２０に出力される。
　このようにフレームメモリ２６Ａ，２６Ｂを備えることで、例えば連写撮像中にもライブビュー画像を継続して、ブラックアウトすることなく表示させることができる。

　デジタル信号処理部２０は、例えばＤＳＰ（Digital Signal Processor）等により画像処理プロセッサとして構成される。このデジタル信号処理部２０は、入力された画像データに対して、各種の信号処理を施す。例えばカメラプロセスとしてデジタル信号処理部２０は、前処理、同時化処理、ＹＣ生成処理等を行う。
　またデジタル信号処理部２０では、これらの各種処理が施された画像データについて、ファイル形成処理として、例えば記録用や通信用の圧縮符号化、フォーマティング、メタデータの生成や付加などを行って記録用や通信用のファイル生成を行う。例えば静止画ファイルとしてＪＰＥＧ、ＴＩＦＦ（Tagged Image File Format）、ＧＩＦ（Graphics Interchange Format）等の形式の画像ファイルの生成を行う。またＭＰＥＧ－４準拠の動画・音声の記録に用いられているＭＰ４フォーマットなどとしての画像ファイルの生成を行うことも考えられる。
　なおロー（RAW）画像データとして画像ファイルを生成することも考えられる。
　またデジタル信号処理部２０では、各種の信号処理が施された画像データに対して、解像度変換処理を実行し、例えばライブビュー表示のために低解像度化した画像データを生成する。

　メモリ部２７は、画像データのバッファメモリを示している。このメモリ部２７は例えばＤ－ＲＡＭ（Dynamic Random Access Memory）で構成される。
　デジタル信号処理部２０で処理された画像データは、メモリ部２７に一旦格納され、所定のタイミングで表示部１５や記録制御部１４、或いは通信部１６に転送される。

　記録制御部１４は、例えば不揮発性メモリによる記録媒体に対して記録再生を行う。記録制御部１４は例えば記録媒体に対し動画データや静止画データ等の画像ファイルを記録する処理を行う。
　記録制御部１４の実際の形態は多様に考えられる。例えば記録制御部１４は、撮像装置１に内蔵されるフラッシュメモリとその書込／読出回路として構成されてもよい。また記録制御部１４は、撮像装置１に着脱できる記録媒体、例えばメモリカード（可搬型のフラッシュメモリ等）に対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。また記録制御部１４は、撮像装置１に内蔵されている形態としてＨＤＤ（Hard Disk Drive）などとして実現されることもある。

　表示部１５は撮像者に対して各種表示を行う表示部であり、例えば図１に示したように撮像装置１の筐体に配置される背面モニタ４やＥＶＦ５である。
　表示部１５は、カメラ制御部２１の指示に基づいて表示画面上に各種表示を実行させる。
　例えば表示部１５は、記録制御部１４において記録媒体から読み出された画像データの再生画像を表示させる。
　また表示部１５にはデジタル信号処理部２０で表示用に解像度変換された撮像画像の画像データが供給され、それに応じた表示、例えばライブビュー画像の表示を行う。
　また表示部１５はカメラ制御部２１の指示に基づいて、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちＧＵＩ（Graphical User Interface）としての表示を画面上に実行させる。

　通信部１６は、外部機器との間のデータ通信やネットワーク通信を有線又は無線で行う。
　例えば外部の情報処理装置、表示装置、記録装置、再生装置等に対して画像データ（静止画ファイルや動画ファイル）やメタデータの送信出力を行う。
　また通信部１６はネットワーク通信部として、例えばインターネット、ホームネットワーク、ＬＡＮ（Local Area Network）等の各種のネットワーク通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データ送受信を行うことができる。

　操作部１７は、ユーザが各種操作入力を行うための入力デバイスを総括して示している。具体的には操作部１７は撮像装置１の筐体に設けられた各種の操作子６（ダイヤル６ａを含む）としてのキー、ダイヤル等を示している。また操作部１７に該当する操作子６としては、例えば背面モニタ４に設けられたタッチパネルや、タッチパッドも含む。さらに操作部１７はリモートコントローラからの操作信号の受信部として構成されてもよい。
　操作部１７によりユーザの操作が検知され、入力された操作に応じた信号はカメラ制御部２１へ送られる。

　カメラ制御部２１はＣＰＵ（Central Processing Unit）を備えたマイクロコンピュータ（演算処理装置）により構成される。このカメラ制御部２１は、撮像装置１の動作を制御する撮像制御装置である。
　メモリ部１９は、カメラ制御部２１が処理に用いる情報等を記憶する。図示するメモリ部１９としては、例えばＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
　メモリ部１９はカメラ制御部２１としてのマイクロコンピュータチップに内蔵されるメモリ領域であってもよいし、別体のメモリチップにより構成されてもよい。
　カメラ制御部２１はメモリ部１９のＲＯＭやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、この撮像装置１の全体を制御する。

　例えばカメラ制御部２１は、デジタル信号処理部２０における各種信号処理の指示、ユーザの操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作等の制御を行う。
　またカメラ制御部２１は、自動露出制御として、絞り機構の動作制御、撮像素子１２のシャッタースピードの制御、アナログ信号処理部１３におけるＡＧＣゲイン制御を行う。
　またカメラ制御部２１は、オートフォーカス制御やマニュアルフォーカス操作、ズーム操作等に応じてのフォーカスレンズやズームレンズの駆動制御を行う。
　またカメラ制御部２１は、撮像素子１２におけるシャッタースピードや、露光タイミングなどを制御する。

　カメラ制御部２１には、連写モードにおける連写速度設定に関する制御処理を行う設定制御部２４としての機能が設けられる。
　設定制御部２４は、表示部１５に連写速度設定操作のための設定画面の表示制御や、操作部１７によるユーザの操作入力を検知する処理、即ちＵＩ（ユーザインタフェース）処理を行う。
　また設定制御部２４は、そのＵＩ処理に基づいて、各連写モード（「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」）における連写速度を可変設定する処理を行う。

　カメラ制御部２１は、このような連写速度設定に基づいて、連写モードの際の撮像記録動作を制御する。即ちダイヤル６ａにより「Ｈ＋モード」「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」のいずれかが指定されている場合は、カメラ制御部２１は撮像素子１２の撮像動作やデジタル信号処理部２０における信号処理について、その連写モードに応じた静止画撮像記録が行われるように制御する。

　メモリ部１９におけるＲＡＭは、カメラ制御部２１のＣＰＵの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
　メモリ部１９におけるＲＯＭやフラッシュメモリ（不揮発性メモリ）は、ＣＰＵが各部を制御するためのＯＳ（Operating System）や、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア、各種の設定情報等の記憶に用いられる。
　各種の設定情報としては、通信設定情報、撮像動作に関する設定情報、画像処理に係る設定情報などがある。撮像動作に関する設定情報としては、露出設定、シャッタースピード設定、メカニカルシャッター又は電子シャッターの幕速設定、モード設定などがある。
　モード設定の情報の１つとしては、連写モード（Ｈ＋モード、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモード）における連写速度の現在の設定値が記憶される。また初期設定値が例えば不揮発性メモリ領域に記憶される場合もある。

　ドライバ部２２には、例えばズームレンズ駆動モータに対するモータドライバ、フォーカスレンズ駆動モータに対するモータドライバ、絞り機構のモータに対するモータドライバ等が設けられている。
　これらのモータドライバはカメラ制御部２１からの指示に応じて駆動電流を対応するドライバに印加し、フォーカスレンズやズームレンズの移動、絞り機構の絞り羽根の開閉等を実行させることになる。

　ここで、連写撮像時におけるブラックアウトフリー処理について説明しておく。
　静止画記録のためのレリーズ操作前の状態、及びレリーズ操作時には、ライブビュー表示が行われるが、レリーズ後のタイミングでライブビュー画像の表示が途切れる現象（ブラックアウト）がある。このライブビュー画像がブラックアウトして途切れることを防止する処理がブラックアウトフリー処理である。

　連写撮像の例で説明する。
　例えば連写撮像中は、所定周期で静止画撮像記録のためのキャプチャ露光を繰り返す。このキャプチャ露光の周期が、ライブビュー画像のフレームレートによる１フレーム周期より長い場合、キャプチャ露光とキャプチャ露光の間に１又は複数回のコマ間露光を行う。例えば「キャプチャ露光」「コマ間露光」「コマ間露光」「キャプチャ露光」「コマ間露光」「コマ間露光」・・・というような露光動作を連写終了まで繰り返す。

　ライブビュー画像の露光中にレリーズ操作が行われると、カメラ制御部２１は、撮像素子１２に対して、ライブビュー画像の露光を中断させ、連写撮像の開始を指示する。例えばキャプチャ露光をするために読出画素や解像度などの変更を指示する。そしてカメラ制御部２１は、キャプチャ露光の準備が整った後に撮像素子１２のキャプチャ露光を開始させる。

　このような動作の流れにおいては、レリーズ操作タイミングにおいて実行中のライブビュー画像のための露光が中断させられることで、そのフレームのライブビュー画像が表示できなくなり、ブラックアウトが発生する。ブラックアウトは、キャプチャ露光が行われて、キャプチャ露光に基づくライブビュー画像のフレームが表示されるまで続く。

　そのようなブラックアウトを防止するための一手法として、レリーズ操作タイミングで行われていたライブビュー画像のための露光を中断させないという手法がある。即ちレリーズ操作タイミングにおいて実行中のライブビュー画像のための露光を中断させずに完了まで待ち、その画像データを例えばフレームメモリ２６Ａに格納することで、そのフレームのライブビュー画像を表示できるようにする。
　ライブビュー画像の露光が完了した後に、キャプチャ露光の準備を行い、準備後にキャプチャ露光を行うが、そのキャプチャ露光の画像データはフレームメモリ２６Ｂに格納していくようにする。すると、キャプチャ露光の画像データに基づくライブビュー画像データが生成できまでの期間、フレームメモリ２６Ａの画像データを用いてライブビュー画像の表示を継続できる。これによりブラックアウトが発生しない。

　ブラックアウトを防止する手法は他にもある。例えばライブビュー画像のための露光を行ってフレームメモリ２６Ｂに書き込んでいるときにレリーズ操作が行われたら、その露光を中断し、フレームメモリ２６Ａに格納済み最新画像（例えば露光を中断したフレームの１つ前のフレームの画像データ）をフレームメモリ２６Ｂにコピーする。そしてフレームメモリ２６Ｂからの画像でライブビュー画像の表示を継続するようにする。このときキャプチャ露光の画像データは、フレームメモリ２６Ａに書き込まれていき、キャプチャ露光の完了後、そのキャプチャ露光の画像データに基づくライブビュー画像が表示されるようにする。

　このようにフレームメモリ２６Ａ、２６Ｂを使用することで、レリーズ操作時にライブビュー画像が途切れないようにすることができる。
　特に連写中は、カメラマンはライブビュー画像を見て被写体を追いながら連写撮像を継続させることが想定されるため、ブラックアウトフリー処理でライブビュー画像が途切れないようにすることは極めて有用である。

＜２．第１の実施の形態＞
　第１の実施の形態としての連写モードの可変設定について説明する。
　撮像装置１では、上述のように連写モードとして「Ｈ＋モード」「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」が用意されている。この場合に、Ｈ＋モードは連写速度が固定のモードとされ、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードは連写速度が可変とされる。

　図５はそのような各連写モードの設定例を示している。なお、各図において「Ｈｉ＋」「Ｈｉ」「Ｍｉｄ」「Ｌｏｗ」は、それぞれＨ＋モード、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードの意味である。

　Ｈ＋モードは、例えば連写速度が３０ｆｐｓの固定のモードとされる。
　Ｈモードは、連写速度が、２０ｆｐｓ、１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓという４つの選択肢から選択できる。
　Ｍモード及びＬモードも同様に、それぞれ連写速度が、２０ｆｐｓ、１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓという４つの選択肢から選択できる。

　つまりＨモード、Ｍモード、Ｌモードについては、ユーザが、それぞれ同一の４つの選択肢から、割り当てる連写速度を任意に選択して設定できるものとする。

　例えば次のように、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードの連写速度の高低関係に沿った設定が可能である。
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝１５ｆｐｓ、Ｌモード＝１０ｆｐｓ
・Ｈモード＝１５ｆｐｓ、Ｍモード＝１０ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝１０ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝１５ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ

　また例えば次のように、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードの連写速度の高低関係が逆転するような設定も可能である。
・Ｈモード＝１０ｆｐｓ、Ｍモード＝１５ｆｐｓ、Ｌモード＝２０ｆｐｓ
・Ｈモード＝５ｆｐｓ、Ｍモード＝１０ｆｐｓ、Ｌモード＝１５ｆｐｓ
・Ｈモード＝５ｆｐｓ、Ｍモード＝１０ｆｐｓ、Ｌモード＝２０ｆｐｓ
・Ｈモード＝５ｆｐｓ、Ｍモード＝１５ｆｐｓ、Ｌモード＝２０ｆｐｓ

　また次のように、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードの３つ全部の連写速度を同一にする設定が可能である。
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝２０ｆｐｓ、Ｌモード＝２０ｆｐｓ
・Ｈモード＝１５ｆｐｓ、Ｍモード＝１５ｆｐｓ、Ｌモード＝１５ｆｐｓ
・Ｈモード＝１０ｆｐｓ、Ｍモード＝１０ｆｐｓ、Ｌモード＝１０ｆｐｓ
・Ｈモード＝５ｆｐｓ、Ｍモード＝５ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ

　さらに次のように、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードのうちの２つの連写速度を同一にする設定が可能である。
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝２０ｆｐｓ、Ｌモード＝１５ｆｐｓ
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝２０ｆｐｓ、Ｌモード＝１０ｆｐｓ
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝２０ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ
・Ｈモード＝２０ｆｐｓ、Ｍモード＝５ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ
・Ｈモード＝１５ｆｐｓ、Ｍモード＝５ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ
・Ｈモード＝１０ｆｐｓ、Ｍモード＝５ｆｐｓ、Ｌモード＝５ｆｐｓ
　２つの連写速度を同一にする組み合わせはさらに多数のパターンが想定される。

　このようにＨモード、Ｍモード、Ｌモードについて、連写速度を自由に可変設定可能とすることで、ユーザが自分の好みやユースケースに合わせて、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードをカスタマイズできる。

　図６にこのような設定を行うためのユーザインタフェースの例を示す。例えば表示部１５に表示される画面例である。
　図６Ａは、メニュー内の或る階層とされるドライブモード画面３０を示している。このドライブモード画面３０内に「連写速度カスタマイズ」という項目が用意される。

　ユーザがカーソル操作等により「連写速度カスタマイズ」を選択すると、画面表示は図６Ｂの連写モード選択画面４１に進む。
　この連写モード選択画面４１では、「速度Ｈｉのカスタマイズ」「速度Ｍｉｄのカスタマイズ」「速度Ｌｏｗのカスタマイズ」という項目が表示される。これはそれぞれＨモード、Ｍモード、Ｌモードのいずれをカスタマイズするかをユーザに選択させる項目である。

　例えばユーザが「速度Ｈｉのカスタマイズ」を選択する操作を行うと、画面表示は図６ＣのようにＨモードについての速度選択画面４２に進む。
　この速度選択画面４２では、Ｈモードの連写速度について「２０ｆｐｓ」「１５ｆｐｓ」「１０ｆｐｓ」「５ｆｐｓ」という選択肢が表示される。ユーザは、任意の連写速度を選択できる。

　なお図示していないが、図６Ｂの連写モード選択画面４１でユーザが「速度Ｍｉｄのカスタマイズ」を選択する操作を行うと、画面表示は、選択肢が図６Ｃと同様のＭモードについての速度選択画面４２に進む。
　また図６Ｂの連写モード選択画面４１でユーザが「速度Ｌｏｗのカスタマイズ」を選択する操作を行うと、画面表示は、選択肢が図６Ｃと同様のＬモードについての速度選択画面４２に進む。
　従って、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードのいずれについても、図５に示した４つの選択肢で連写速度を選択できるユーザインタフェースが提供されていることになる。

　このように連写モード選択画面４１と、速度選択画面４２が、連写速度設定のための設定画面４０として用意され、ユーザが選択操作を行うことができる。
　これらの画面に対する項目選択の操作は操作子６としての十字キー等によるカーソル操作で行われてもよいし、タッチパネル、タッチパッド等を用いたタッチ操作で行われてもよい。

　このような設定画面４０（連写モード選択画面４１と速度選択画面４２）を用いた操作に応じたカメラ制御部２１の処理例を図７に示す。これはカメラ制御部２１において設定制御部２４の機能による処理例となる。

　図７は、ステップＳ１００として図６Ａのドライブモード画面３０が表示された状態からの処理を示している。
　ドライブモード画面３０において「連写速度カスタマイズ」が選択されると、カメラ制御部２１はステップＳ１０１からステップＳ１０２に進み、表示部１５に連写モード選択画面４１を表示させる処理を行う。

　連写モード選択画面４１の表示中は、カメラ制御部２１はステップＳ１０３，Ｓ１０４，Ｓ１０５，Ｓ１０６でユーザ操作を監視する。即ち「速度Ｈｉのカスタマイズ」「速度Ｍｉｄのカスタマイズ」「速度Ｌｏｗのカスタマイズ」「戻る」の各操作の有無を検知する。

　「戻る」の操作を検知した場合は、カメラ制御部２１はステップＳ１０６からステップＳ１００に進み、ドライブモード画面３０の表示に戻す処理を行う。

　連写モード選択画面４１において「速度Ｈｉのカスタマイズ」の操作を検知した場合、カメラ制御部２１はステップＳ１０３からステップＳ１１１に進み、Ｈモードの速度選択画面４２を表示させる処理を行う。
　このときカメラ制御部２１は、現在の設定状態を示すようにしてもよい。例えば現在Ｈモードの連写速度が２０ｆｐｓであるときは、図６Ｃの例に示しているように、「２０ｆｐｓ」の項目が選択されていることをチェックボックスで示したり、ハイライトさせたりする表示を行う。
　そしてカメラ制御部２１はステップＳ１１２で連写速度の設定変更操作を監視し、またステップＳ１１３でキャンセル操作を監視する。

　ユーザは、ステップＳ１１１で表示される速度選択画面４２に対して、例えば上下方向のカーソル操作により、選択肢とされた項目（各連写速度）において選択中とする項目（チェックボックスやハイライト出示される項目）を変更して、決定操作を行うことができる。ここでいう決定操作とは、選択中の項目を変更して画面を戻したり、エンターキーを押したりする操作とすればよい。

　このように選択中の項目（連写速度）を変更した状態の決定操作を、設定変更操作とする。そして設定変更操作が行われたら、カメラ制御部２１はステップＳ１１２からステップＳ１１４に進み、Ｈモードの連写速度の設定を、その新たに選択された連写速度に変更する処理を行う。そしてステップＳ１０２に進み、画面を連写モード選択画面４１に戻す処理を行う。

　一方、ステップＳ１１１で表示される速度選択画面４２に対して、ユーザが選択中の連写速度を変更せずに、画面を戻す操作を行った場合が、それをキャンセル操作とし、カメラ制御部２１はステップＳ１１３からステップＳ１０２に進み、画面を連写モード選択画面４１に戻す処理を行う。

　ステップＳ１０２の連写モード選択画面４１において「速度Ｍｉｄのカスタマイズ」の操作を検知した場合、カメラ制御部２１はステップＳ１０４からステップＳ１２１に進み、Ｍモードの速度選択画面４２を表示させる処理を行う。
　このときカメラ制御部２１は、現在のＭモードの設定状態を、例えば選択肢の項目のチェックボックスの表示やハイライトにより示すようにしてもよい。
　そしてカメラ制御部２１はステップＳ１２２で連写速度の設定変更操作を監視し、またステップＳ１２３でキャンセル操作を監視する。

　選択中の項目（連写速度）を変更した状態の決定操作、即ち設定変更操作が行われたら、カメラ制御部２１はステップＳ１２２からステップＳ１２４に進み、Ｍモードの連写速度の設定を、その新たに選択された連写速度に変更する処理を行う。そしてステップＳ１０２に進み、画面を連写モード選択画面４１に戻す処理を行う。

　またステップＳ１２１で表示される速度選択画面４２に対して、ユーザが選択中の連写速度を変更せずに、画面を戻す操作を行った場合が、それをキャンセル操作とし、カメラ制御部２１はステップＳ１２３からステップＳ１０２に進み、画面を連写モード選択画面４１に戻す処理を行う。

　ステップＳ１０２の連写モード選択画面４１において「速度Ｌｏｗのカスタマイズ」の操作を検知した場合、カメラ制御部２１はステップＳ１０５からステップＳ１３１に進み、Ｌモードの速度選択画面４２を表示させる処理を行う。
　このときカメラ制御部２１は、現在のＬモードの設定状態を、例えば選択肢の項目のチェックボックスの表示やハイライトにより示すようにしてもよい。
　そしてカメラ制御部２１はステップＳ１３２で連写速度の設定変更操作を監視し、またステップＳ１３３でキャンセル操作を監視する。

　選択中の項目（連写速度）を変更した状態の決定操作、即ち設定変更操作が行われたら、カメラ制御部２１はステップＳ１３２からステップＳ１３４に進み、Ｌモードの連写速度の設定を、その新たに選択された連写速度に変更する処理を行う。そしてステップＳ１０２に進み、画面を連写モード選択画面４１に戻す処理を行う。

　またステップＳ１３１で表示される速度選択画面４２に対して、ユーザが選択中の連写速度を変更せずに、画面を戻す操作を行った場合が、それをキャンセル操作とし、カメラ制御部２１はステップＳ１３３からステップＳ１０２に進み、画面を連写モード選択画面４１に戻す処理を行う。

　以上の処理がカメラ制御部２１において行われることで、ユーザ操作に応じてＨモード、Ｍモード、Ｌモードのそれぞれについて連写速度の設定変更が可能となる。

　＜３．第２の実施の形態＞
　第２の実施の形態として、各連写モード（Ｈモード、Ｍモード、Ｌモード）に設定される速度の相対的な高低関係が、各連写モードについてダイヤル６ａ等で提示される相対的な高低に対して逆転しない範囲で、各連写モードの連写速度の可変設定を可能とする例を説明する。

　Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードは、上述のように高速、中速、低速を意味するものであり、ダイヤル６ａに「Ｈ」「Ｍ」「Ｌ」が表記されることで、ユーザに対してそれぞれの連写速度の相対的な高低を提示するものとされている。
　ところが第１の実施の形態のように、ユーザが全く自由に連写速度の選択肢を選択できるようにすると、各連写モードに設定された連写速度の高低と、その「Ｈ」「Ｍ」「Ｌ」の表記が崩れることがある。このような状態は、自分で行ったカスタマイズを理解しているユーザにとっては、さほど問題にならない。ところが、ユーザによっては、例えばダイヤル６ａを「Ｌ」から「Ｍ」に回したのに連写速度が遅くなるといったことが生じることで操作に戸惑うことがある。
　そこで各連写モードの連写速度の可変設定を、他の連写モードの設定に応じて制限することが考えられる。

　図８、図９、図１０は、それぞれＨモード、Ｌモード、Ｍモードの連写速度設定操作時の選択肢の状態を模式的に示している。
　上述の例のとおり、各連写モードでは図６Ｂのような速度選択画面４２において、２０ｆｐｓ、１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓという４つの選択肢から連写速度が選択できる例とする。

　図８はケース毎のＨモードの選択肢の状態と、各ケースにおけるＭモードの連写速度の設定状態を示している。Ｈモードの連写速度選択のために速度選択画面４２に進んだ場合として、Ｍモードの設定状態に応じたケースＨ１からケースＨ４の４つのケースが想定される。

　ケースＨ１は、Ｍモードの連写速度が２０ｆｐｓに設定されている場合である。このときＨモードで選択可能な選択肢としては２０ｆｐｓのみとなり、１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓは選択できないものとされる。例えば図６Ｃの速度選択画面４２で、１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓはグレーアウトされる。
　なお図８、図９、図１０の●は選択肢の表示をグレーアウトさせ、ユーザが選択できないようにすることを示している。
　ケースＨ２はＭモードの連写速度が１５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＨモードで選択可能な選択肢は２０ｆｐｓ、１５ｆｓｐとなる。
　ケースＨ３はＭモードの連写速度が１０ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＨモードで選択可能な選択肢は２０ｆｐｓ、１５ｆｓｐ、１０ｆｐｓとなる。
　ケースＨ４はＭモードの連写速度が５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＨモードで選択可能な選択肢は２０ｆｐｓ、１５ｆｓｐ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓとなる。

　図９はＬモードの設定を行う場合として、ケース毎のＬモードの選択肢の状態と、各ケースにおけるＭモードの連写速度の設定状態を示している。
　ケースＬ１はＭモードが２０ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＨモードで選択可能な選択肢は２０ｆｐｓ、１５ｆｓｐ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓとなる。
　ケースＬ２はＭモードが１５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＨモードで選択可能な選択肢は１５ｆｓｐ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓとなる。
　ケースＬ３はＭモードが１０ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＨモードで選択可能な選択肢は１０ｆｐｓ、５ｆｓｐとなる。
　ケースＬ４はＭモードが５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＨモードで選択可能な選択肢は５ｆｐｓのみとなる。

　図１０はＭモードの設定を行う場合として、ケース毎のＭモードの選択肢の状態と、各ケースにおけるＨモード及びＬモードの連写速度の設定状態を示している。
　ケースＭ１は、Ｈモードが２０ｆｐｓ、Ｌモードが５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は２０ｆｐｓ、１５ｆｓｐ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓとなる。
　ケースＭ２は、Ｈモードが１５ｆｐｓ、Ｌモードが５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は１５ｆｓｐ、１０ｆｐｓ、５ｆｐｓとなる。
　ケースＭ３は、Ｈモードが１０ｆｐｓ、Ｌモードが５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は１０ｆｐｓ、５ｆｐｓとなる。
　ケースＭ４は、Ｈモードが５ｆｐｓ、Ｌモードが５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は５ｆｐｓのみとなる。
　ケースＭ５は、Ｈモードが２０ｆｐｓ、Ｌモードが１０ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は、２０ｆｓｐ、１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓとなる。
　ケースＭ６は、Ｈモードが１５ｆｐｓ、Ｌモードが１０ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓとなる。
　ケースＭ７は、Ｈモードが１０ｆｐｓ、Ｌモードが１０ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は１０ｆｐｓのみとなる。
　ケースＭ８は、Ｈモードが２０ｆｐｓ、Ｌモードが１５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は、２０ｆｓｐ、１５ｆｐｓとなる。
　ケースＭ９は、Ｈモードが１５ｆｐｓ、Ｌモードが１５ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は１５ｆｐｓのみとなる。
　ケースＭ１０は、Ｈモードが２０ｆｐｓ、Ｌモードが２０ｆｐｓに設定されている場合であり、このときＭモードで選択可能な選択肢は２０ｆｐｓのみとなる。

　以上のように、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードにおける選択肢がケースに応じて制限される場合がある。つまり、或る連写モードのカスタマイズを行おうとした場合に、その連写モードで選択可能な選択肢は、その連写モードに対して連写速度の高低順で隣になる連写モードで設定されている連写速度に応じて決まる。つまり図８のようにＨモードの選択を行う場合はＭモードに設定に応じて選択肢が決まり、図９のようにＬモードの選択を行う場合はＭモードに設定に応じて選択肢が決まり、図１０のようにＭモードの選択を行う場合はＨモードとＬモードに設定に応じて選択肢が決まる。

　この第２の実施の形態のカメラ制御部２１（設定制御部２４）の処理例を図１１に示す。なお図７と同一の処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。
　図１１において図７と異なるのは、ステップＳ１１０，Ｓ１２０，Ｓ１３０が行われることである。

　図６Ｂのような連写モード選択画面４１において「速度Ｈｉのカスタマイズ」の操作を検知した場合、カメラ制御部２１はステップＳ１０３からステップＳ１１０に進み、Ｈモードとして現在設定可能な連写速度の選択肢を判定する。つまりその時点のＭモードの設定状態により選択可能な連写速度を判定する。図８のケースＨ１からＨ４のいずれかとなる。
　そしてカメラ制御部２１はステップＳ１１１Ａで速度選択画面４２を表示させる。このとき、図６Ｃのような画面において、選択不能な連写速度についてはグレーアウトさせ、カーソルもその選択肢には移動できないように制御する。従ってユーザは選択可能とされた連写速度のみ選択できる。

　また図６Ｂのような連写モード選択画面４１において「速度Ｍｉｄのカスタマイズ」の操作を検知した場合、カメラ制御部２１は図１１のステップＳ１０４からステップＳ１２０に進み、Ｍモードとして現在設定可能な連写速度の選択肢を判定する。つまりその時点のＨモードとＬモードの設定状態により選択可能な連写速度を判定する。図１０のケースＭ１からＭ１０のいずれかとなる。
　そしてカメラ制御部２１はステップＳ１２１Ａで速度選択画面４２を表示させる。このとき、選択不能な連写速度についてはグレーアウトさせ、カーソルもその選択肢には移動できないように制御する。

　また図６Ｂのような連写モード選択画面４１において「速度Ｌｏｗのカスタマイズ」の操作を検知した場合、カメラ制御部２１は図１１のステップＳ１０５からステップＳ１３０に進み、Ｌモードとして現在設定可能な連写速度の選択肢を判定する。つまりその時点のＭモードの設定状態により選択可能な連写速度を判定する。図９のケースＬ１からＬ４のいずれかとなる。
　そしてカメラ制御部２１はステップＳ１３１Ａで速度選択画面４２を表示させる。このとき、選択不能な連写速度についてはグレーアウトさせ、カーソルもその選択肢には移動できないように制御する。

　この図１１の処理により、ユーザは、各連写モードに設定される速度の相対関係が提示される相対的な高低に対して逆転しない範囲で、各連写モードの連写速度をカスタマイズすることが可能となる。
　また図８，図９，図１０からわかるように、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードの全部又は一部が同じ連写速度となることは可能としている。これにより、あえて同じ連写速度となる連写モードを設けたいユーザの要望を満たせるようにしている。

　第２の実施の形態の変形例を挙げておく。
　各連写モードに設定される速度の相対関係が提示される相対的な高低に対して逆転しない範囲でカスタマイズ可能とする手法としては、次のように連写速度の選択肢を固定する例も考えられる。例えば、
Ｈモードの選択肢：２０ｆｐｓ、１５ｆｐｓ
Ｍモードの選択肢：１５ｆｐｓ、１０ｆｐｓ
Ｌモードの選択肢：１０ｆｐｓ、５ｆｐｓ
とする。

　このようにすれば、ユーザが各連写モードにおいてどのように選択を行っても、連写速度の高低関係が逆転することはない。

＜４．第３の実施の形態＞
　第３の実施の形態として設定を初期化できるようにする例を説明する。
　例えば図６Ｂに示したような速度選択画面４２を、図１２の速度選択画面４２Ａとして示すようにする。つまりＨモード、Ｍモード、Ｌモードの選択以外に「デフォルトに戻す」の選択肢を設ける。

　そしてカメラ制御部２１は図１３の処理を行うようにする。なお図７と同一の処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。図１３において図７と異なるのは、ステップＳ１４０，Ｓ１４１が行われることである。

　図１２のような連写モード選択画面４１Ａにおいて初期化操作、つまり「デフォルトに戻す」を選択する操作を検知した場合、カメラ制御部２１はステップＳ１４０からステップＳ１４１に進み、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードの各設定をデフォルト設定に戻す処理を行う。
　カメラ制御部２１は、例えば出荷時の初期設定としてのＨモード、Ｍモード、Ｌモードのデフォルト設定値を、例えば２０ｆｐｓ、１０ｆｐｓ，５ｆｐｓなどとしてメモリ部１９に記憶しておく。そしてステップＳ１４１では、このデフォルト設定値を読み出して現在の設定値とする。

　このような機能を用意しておくことで、ユーザが任意にカスタマイズした後に、初期状態に戻したいと思った際に有用となる。
　特に第１の実施の形態のように自由度の高いカスタマイズを可能とすると、各連写モードに設定された連写速度の高低と、その「Ｈ」「Ｍ」「Ｌ」の表記の関係が逆転する場合がある。このようにＨモード、Ｍモード、Ｌモードの連写速度の高低関係が逆転した状態から高低関係を戻したいようとユーザが希望する場合に有効となる。

　なお、操作によらないである程度の時間を経過したら、自動的にデフォルト設定に戻すような処理を行うようにしてもよい。
　また第１の実施の形態のカスタマイズによって、各連写モードの表示と連写速度の高低の関係が逆転した場合にのみ、ある程度の時間（例えば１日、１週間、１ヶ月等）を経過したら、自動的にデフォルト設定に戻るようにしてもよい。例えばユーザが以前の設定を忘れているような場合や、別のユーザが使用する場合などに、操作に混乱しないようにすることができる。

＜５．ＵＩ例＞
　以上の第１、第２，第３の実施の形態に採用できる、設定画面４０（連写モード選択画面４１、速度選択画面４２）の各種の例を説明する。以下の各例はカメラ制御部２１（設定制御部２４）による表示制御で実現される。

　図１４は、図６Ｂの連写モード選択画面４１に代える連写モード選択画面４１Ｂの例である。この連写モード選択画面４１Ｂは、連写モードの選択肢に加えて、各連写モードの現在設定値４３を表示するようにしている。図の例では、現在、Ｈ＋モードは３０ｆｓｐ、Ｈモードは２０ｆｓｐ、Ｍモードは１５ｆｓｐ、Ｌモードは１０ｆｓｐとされていることをユーザに提示している。
　このように現在の設定状態を、各連写モードを比較して確認できるようにすることで、ユーザは、望みのカスタマイズがしやすくなる。また、どの連写モードを変更すべきか、ということも認識しやすい。

　図１５は、図６Ｃの速度選択画面４２に代える速度選択画面４２Ａを示している。この速度選択画面４２Ａでは、単位時間（例えば１秒）あたりの連写撮像枚数により連写速度を選択できるようにしたものである。例えば画面上の選択肢は、上下方向にスクロールさせていくことで、例えば２０枚から１枚までの間を、１枚刻みで任意に選択できるようにする。
　例えばＨモード、Ｍモード、Ｌモードのそれぞれについて、このように１枚刻みで選択できるようにすることで、ユーザの設定の自由度は格段に広がる。

　図１６は、図６Ｃの速度選択画面４２に代える速度選択画面４２Ｂを示している。この速度選択画面４２Ａでは、ゲージ４４における指定をカーソル操作（例えば十字キーの左右方向操作）等で変更することで、１ｆｓｐ刻み（つまり図１５と同じく１枚刻み）で連写速度を選択できるようにしたものである。ゲージ４４の目盛りは左右にスクロールされ、図示のように画面上に表出している範囲を超えて、例えば２０枚から１枚までの間を１枚刻みで任意に選択できるようにする。
　ゲージ４４で指定されている値は選択値４５として大きく表示される。
　ゲージ４４を用いることで、ユーザが感覚的に設定可能範囲を把握しやすい。
　また現在設定値４３として、各連写モードの現在設定値４３を表示するようにしている。これによりユーザは、他の連写モードの設定値を確認しながら、現在選択操作中の連写モードの選択操作を行うことができる。

　図１７は、図６Ｂの連写モード選択画面４１に代える連写モード選択画面４１Ｃの例である。これは、Ｈ＋モードも連写速度の設定変更可能とした例であるとともに、Ｈ＋モード、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードのそれぞれを１画面で設定できるようにした例である。
　画面内に、Ｈ＋モード設定用のゲージ４４Ｈ＋、Ｈモード設定用のゲージ４４Ｈ、Ｍモード設定用のゲージ４４Ｍ、Ｌモード設定用のゲージ４４Ｌを表示させ、各連写モードの連写速度を１ｆｓｐ刻みで選択できるようにする。各ゲージ４４Ｈ＋、４４Ｈ、４４Ｍ、４４Ｌで指定されている値は選択値４５Ｈ＋、４５Ｈ、４５Ｍ、４５Ｌとして大きく表示される。
　例えばユーザは、上下方向のカーソル操作（例えば十字キーの上下方向の操作）でゲージを選択し、左右方向のカーソル操作（例えば十字キーの左右方向の操作）でゲージ上の値を選択する。各ゲージ４４Ｈ＋、４４Ｈ、４４Ｍ、４４Ｌは目盛りが左右にスクロールされていくことで、例えば「０」から「３０」の範囲で選択可能とされる。
　この例によれば、ユーザが１画面上で、各連写モードの速度関係を考慮しながら、それぞれの連写速度を選択しやすくなる。

　図１８は、図１７と同様に１画面内で各ゲージ４４Ｈ＋、４４Ｈ、４４Ｍ、４４Ｌで各連写モードの連写速度を選択できる例であるが、その選択範囲を制限する例である。
　図示の状態では、Ｈ＋モードは「１」から「９」の値（目盛り）がグレーアウトされ、Ｈモードは「１」から「４」の値がグレーアウトされ、Ｍモードは「１」から「４」及び「１１」から「１５」の値がグレーアウトされ、Ｌモードは「６」から「１５」の値がグレーアウトされている。グレーアウトの目盛りにはカーソル移動ができないようにする。
　例えばこのようにすることで、第２の実施の形態で説明したように、各連写モードの表記と連写速度の高低の関係が逆転しないようにすることができる。
　なお、グレーアウトする目盛りの範囲は、第２の実施の形態で説明したように、それぞれ高低関係が隣接する連写モードの設定値に応じて変化させる。
　或いは、第２の実施の形態の変形例で述べたように、各連写モードで設定可能範囲を固定してもよい。

＜６．まとめ及び変形例＞
　以上の実施の形態の撮像装置１によれば、以下のような効果を得ることができる。

　実施の形態の撮像装置１は、複数の連写モードの全部又は一部について、他の連写モードと同一となる連写速度を含む複数の連写速度の選択肢を有し、操作に応じて選択肢からそれぞれの連写モードの連写速度設定を行うカメラ制御部２１（設定制御部２４）を備える。
　例えば第１から第３の実施の形態の例では、ダイヤル６ａで選択できる連写モードとして、例えばＨ＋モード、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードを用意している。そしてそのうちのＨモード、Ｍモード、Ｌモードについてユーザが連写速度を選択して設定することができるようにしている。
　これによりユーザの使いやすさやユースケースに応じて、連写モードの選択及び選択される連写速度を使い分けることができる。従って各種ケースに対応して高度な撮像を求めるカメラマンにとっては極めて便利な機能を提供できる。
　そして特に第１、第２の実施の形態の例では、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードを全て同じ連写速度に設定することを可能とした。これはユーザによっては、或いはユースケースによっては、連写速度が誤操作で切り替わることによる望まない連写速度での撮像を防止できるという効果をもたらす。

　なお、第２の実施の形態の変形例のように、ＨモードとＭモードで同一の連写速度を設定でき、ＭモードとＬモードで同一の連写速度を設定できるようにしてもよい。このように少なくとも連写速度を可変設定できる連写モードのうちの一部が同じ連写速度とすることができるようにしても、ユーザに好適な使用性を提供できる。例えば連写速度について３段階の可変速を望むユーザには、ＭモードとＬモードが同一の連写速度に設定できることが有用になる。またＨ＋モードとＨモードを頻繁に切り替えて使用するユーザにとっては、ＨモードとＭモードが同一の連写速度に設定できることは、ダイヤル６ａの操作時に誤ってＭモードまで回しても、Ｈモードと同じ連写速度であることで、誤操作対応として有用になる。

　なお実施の形態のように４つの連写モードを設ける場合に、図１７，図１８で例を挙げたようにＨ＋モードも連写速度を可変設定可能としてもよい。
　また、Ｈ＋モードを設けず、連写速度を可変設定可能なＨモード、Ｍモード、Ｌモードとして３つの連写モードを設けてもよい。或いは連写速度を可変設定可能なＨモード、Ｌモードとして２つの連写モードを設けてもよい。
　つまり全ての連写モードにおいて、連写速度を可変設定できるようにしてもよい。もちろん５以上の連写モードを設けることも考えられる。

　各実施の形態では、連写速度が選択可能な複数の連写モードは、選択可能な連写速度の選択肢が同一とされている。
　例えば第１の実施の形態では、連写速度を選択できる連写モードとして、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードを用意するが、これらは全て「２０ｆｐｓ」「１５ｆｐｓ」「１０ｆｐｓ」「５ｆｐｓ」という選択肢から選択できるものとした。つまりＨモード、Ｍモード、Ｌモードは、ユーザが同一の選択肢の中から自由に連写速度を設定できるものとなる。技能の高いカメラマンにとっては、特殊なユースケースや操作の癖なども考慮して、自分に合わせたカスタマイズができることが望まれることがある。そのため、３つの連写モードについて同一の選択肢を提供し、ユーザの自由度を広げることが有用となる。

　実施の形態では、図２のダイヤル６ａの表記からわかるように、連写速度が選択可能な複数の連写モードは、それぞれの連写速度の相対的な高低を提示する連写モードとされている。
　つまり連写速度を選択できる連写モードとして、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードを用意し、例えばダイヤル６ａに「Ｈ」「Ｍ」「Ｌ」のように表示する。このような連写速度の高低の提示を行うことで、各連写モードでの連写速度の関係をユーザが理解しやすく、使用性を向上させることができる。

　第２の実施の形態では、各連写モードに設定される速度の相対関係が前記提示される相対的な高低に対して逆転しない範囲で、各連写モードの連写速度の可変設定を可能とする例を挙げた。
　例えば連写速度を選択できる連写モードとして、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードを用意し、ＭモードはＨモードよりも高速にできず、ＬモードはＭモードよりも高速にできず、ＨモードはＭモードよりも低速にできず、ＭモードはＬ７モードよりも低速にできないものとした。
　このように連写モードの表示の高低関係を維持できるようにすることで、ユーザは常に「Ｈ」「Ｍ」「Ｌ」の表示をたよってダイヤル６ａの操作を行うことができるようになり、使用性を向上させることができる。

　第２の実施の形態では、カメラ制御部２１は、連写モードの連写速度の設定画面４０（速度選択画面４２）で、その連写モードに対して連写速度の高低順で隣になる連写モードで設定されている連写速度に応じて、選択可能な連写速度を判定して表示させる制御を行う例を挙げた（図１１のステップＳ１１０，Ｓ１２０，Ｓ１３０参照）。
　これにより例えばＭモードの設定に応じて、Ｈモードの選択範囲やＬモードの選択範囲が変化する。またＨモードの設定に応じてＭモードの選択範囲が変化したり、Ｌモードの設定に応じてＭモードの選択範囲が変化したりする。従ってユーザは、そのときの各連写モードの設定状態に応じて、連写モードの表示の高低関係を維持できる範囲内で、或る連写モードでの連写速度を選択することができるようになる。

　第２の実施の形態では、カメラ制御部２１は、連写モードの連写速度の設定画面で、その連写モードにおいて選択できないと判定した連写速度を、選択不能の状態で表示させる制御を行う例を挙げた（図１１のステップＳ１１１，Ｓ１２１，Ｓ１３１参照）。例えばグレーアウトの状態で表示させる。
　これによりユーザは、高低関係を維持するために、選択できなくなっている連写速度を意識して選択操作を行うことができる。

　第３の実施の形態では、カメラ制御部２１は、設定初期化操作に応じて、連写速度が選択可能な複数の連写モードについての連写速度の設定を初期状態に戻す処理を行う例を挙げた（図１３のステップＳ１４０，Ｓ１４１参照）。
　各連写モードにおいて連写速度を自由に変更できるようにすることで、連写速度の高低関係がＨモード、Ｍモード、Ｌモードの間で崩れることがある。また、カスタマイズした後のユースケースの変化などにより、デフォルト状態に戻したいことも想定される。これらの場合に対応するため初期化操作を可能とすることが好適となる。

　実施の形態では、カメラ制御部２１は、連写モードの連写速度の設定画面４０で、各連写モードにおける連写速度の現在設定値を表示させる制御を行う例を挙げた。例えば図１４の連写モード選択画面４１Ｂにおける現在設定値４３や、図１６の速度選択画面４２Ｂにおける現在設定値４３である。
　このように各連写モードの現在設定値４３を表示させることで、ユーザは各連写モードの現在の設定を確認しながら、各連写モードの連写速度を変更することができる。

　実施の形態では、カメラ制御部２１は、連写速度の選択肢を単位時間あたりに記録する静止画数を示す値で提示する制御を行う例を挙げた。例えばユーザが連写速度を可変設定するための設定画面において、ｆｐｓ表示や静止画枚数の表示で連写速度を表示させる（図６Ｃ、図１５参照）。
　これによりユーザは各連写モードにおける連写により撮像記録される静止画枚数を明確に認識しながら連写速度を設定できる。

　実施の形態では、カメラ制御部２１は、単位時間あたりに記録する静止画数を指定する操作により連写速度を選択することが可能とする制御を行う例を挙げた。例えば１秒あたりに記録する静止画数をユーザが１枚刻みで指定できるようなユーザインタフェースを提供する（図１５、図１６参照）。
　これによりユーザは各連写モードにおける連写速度を、１秒あたりに記録する静止画数（コマ数）で指定できる。従ってユーザにとって、自由度の高い連写速度設定ができるようになる。

　実施の形態のでは、カメラ制御部２１は、単位時間あたりに記録する静止画数を、ゲージ４４上のカーソルで指定する操作により連写速度を選択することが可能とする制御を行う例を挙げた（図１６、図１７、図１８参照）。
　図１６等のユーザインタフェース例によれば、ユーザは連写速度を、ゲージ４４上で１秒あたりに記録する静止画数（コマ数）により指定できる。ゲージ４４で示されることで、ユーザにとっては設定値が感覚的に把握しやすいものとなる。
　なお図１６の例では、同時に現在設定値４３も表示されるため、ユーザは各連写モードの連写速度の相対関係を確認しながら、可変操作を行うことができる。

　実施の形態では、カメラ制御部２１は、複数の連写モードにおける連写速度設定を１画面内で可能とする表示を実行させる制御を行う例を挙げた（図１７，図１８参照）
　このようなＵＩ例によれば、ユーザは各連写モードの連写速度設定をまとめて、かつ相互関係を意識しながら操作しやすいものとなる。

　実施の形態では、複数の連写モードと、単写モードを含む撮像動作モードを選択する操作子が設けられる例を挙げた。
　即ちダイヤル６ａにより、単写モードと、複数の連写モード（例えばＨ＋モード、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモード）が切り替えられるようにする。これにより、単写による静止画記録と、各種の連写速度による連写記録を容易に使い分けられるようになる。
　なお、ダイヤル操作子ではなく、タッチパネル、レバーなどの他の形態の操作子で連写モードを切り替えるようにしてもよい。

　実施の形態では、複数の連写モードの一部として、連写速度が選択可能な複数の連写モードにおいて設定できない連写速度が固定的に設定された連写モードが設けられる例を挙げた。
　例えば第１，第２，第３の実施の形態では、Ｈ＋モードを連写速度固定のモードであり、かつ、Ｈモード、Ｍモード、Ｌモードのいずれでも設定できない連写速度とした。このようなＨ＋モードを設けることにより、例えばＨモード、Ｍモード、Ｌモードを同じ連写速度に設定した状態でも、連写速度切り替え機能を維持できることになる。

　なお実施の形態では「Ｈ＋モード」「Ｈモード」「Ｍモード」「Ｌモード」として、超高速、光速、中速、低速という意味が提示されるモードとしたが、相対的な速度関係が提示されない（認識されにくい）モード名称としてもよい。例えば「速度Ａモード」「速度Ｂモード」「速度Ｃモード」などのようにユーザが速度関係を認識しにくいものとしてもよい。

　なお、実施の形態では、一時記憶部２６（フレームメモリ２６Ａ、２６Ｂ）が搭載されてブラックアウトフリー動作が行われる撮像装置１を例にしたが、本開示の技術は一時記憶部２６が搭載されていない撮像装置１においても適用できる。

　実施の形態のプログラムは、上述の連写速度の設定制御を、例えばＣＰＵ等の演算処理装置に実行させるプログラムである。
　即ち実施の形態のプログラムは、複数の連写モードの全部又は一部について、他の連写モードと同一となる連写速度を含む複数の連写速度を選択可能とし、操作に応じて連写モードの連写速度設定を行う制御を演算処理装置に実行させるプログラムである。
　このようなプログラムにより、上述したカメラ制御部２１をマイクロコンピュータ等の演算処理装置により実現できる。

　これらのプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体としてのＨＤＤや、ＣＰＵを有するマイクロコンピュータ内のＲＯＭ等に予め記録しておくことができる。あるいはまたプログラムは、フレキシブルディスク、ＣＤ－ＲＯＭ(Compact Disc Read Only Memory)、ＭＯ(Magneto Optical)ディスク、ＤＶＤ(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク（Blu-ray Disc（登録商標））、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納（記録）しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
　また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、ＬＡＮ(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。

　ところで、実施の形態では、複数の「フレームレートモード」として、複数の「連写モード」を想定した例で説明した。
　この実施の形態で説明した技術は、各種のフレームレートモードに適用できる。
　例えばライブビュー画像のフレームレートをそれぞれ設定可能な複数のＬＶ画像フレームレートモードを設ける。そして各ＬＶ画像フレームレートモードについては、ライブビュー画像のフレームレートが、選択肢からの選択操作に応じて設定されるようにしてもよい。
　また、動画撮像におけるフレームレートをそれぞれ設定可能な複数の動画フレームレートモードを設ける。そして各動画フレームレートモードについては、撮像記録する動画のフレームレートが、選択肢からの選択操作に応じて設定されるようにしてもよい。

　なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。

　なお本技術は以下のような構成も採ることができる。
　（１）
　複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御部を備えた
　撮像装置。
　（２）
　フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードのそれぞれは、前記選択肢が互いに同一とされている
　上記（１）に記載の撮像装置。
　（３）
　前記制御部は、
　フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについては、それぞれのフレームレートの相対的な高低関係を提示部に提示する
　上記（１）又は（２）に記載の撮像装置。
　（４）
　前記制御部は、
　フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについては、それぞれのフレームレートの相対的な高低関係を提示させ、
　各フレームレートモードに設定されるフレームレートの相対関係が前記提示される相対的な高低関係に対して逆転しない範囲で、各フレームレートモードのフレームレートの可変設定を可能とする
　上記（１）から（３）の「いずれかに記載の撮像装置。
　（５）
　前記制御部は、
　フレームレートモードのフレームレートの設定画面で、設定対象のフレームレートモードに対してフレームレートの高低順で隣になるフレームレートモードにおいて設定されているフレームレートに応じて、選択可能なフレームレートを判定して表示させる制御を行う
　上記（４）に記載の撮像装置。
　（６）
　前記制御部は、
　フレームレートモードのフレームレートの設定画面で、設定対象のフレームレートモードにおいて選択できないと判定したフレームレートを、選択不能の状態で表示させる制御を行う
　上記（５）に記載の撮像装置。
　（７）
　前記制御部は、
　設定初期化操作に応じて、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについてのフレームレートの設定を初期状態に戻す処理を行う
　上記（１）から（６）のいずれかに記載の撮像装置。
　（８）
　前記制御部は、
　フレームレートモードのフレームレートの設定画面に、
　各フレームレートモードにおけるフレームレートの現在設定値を表示させる制御を行う
　上記（１）から（７）のいずれかに記載の撮像装置。
　（９）
　前記制御部は、
　フレームレートの選択肢を単位時間あたりに記録する静止画数を示す値で提示させる制御を行う
　上記（１）から（８）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１０）
　前記制御部は、
　単位時間あたりに記録する静止画数を指定する操作によりフレームレートを選択することが可能とする制御を行う
　上記（１）から（９）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１１）
　前記制御部は、
　単位時間あたりに記録する静止画数をゲージ上のカーソルで指定する操作により、フレームレートを選択することが可能とする制御を行う
　上記（１）から（１０）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１２）
　前記制御部は、
　複数のフレームレートモードにおけるフレームレート設定を１画面内で可能とする表示を実行させる制御を行う
　上記（１）から（１１）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１３）
　複数のフレームレートモードと単写モードを含む撮像動作モードを選択する操作子を更に備える
　上記（１）から（１２）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１４）
　複数のフレームレートモードの一部として、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードにおいては設定できないフレームレートが、固定的に設定されたフレームレートモードが設けられる
　上記（１）から（１３）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１５）
　複数のフレームレートモードは、複数の連写モードであり、
　選択可能なフレームレートは、連写速度に相当するフレームレートである
　上記（１）から（１４）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１６）
　複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御を、撮像制御装置が実行する
　撮像制御方法。
　（１７）
　複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御を、
　演算処理装置に実行させるプログラム。

　また、本技術は以下のような構成も採ることができる。
　（１０１）
　複数の連写モードの全部又は一部について、他の連写モードと同一となる連写速度を含む複数の連写速度の選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数の連写モードのそれぞれの連写速度設定を行う制御部を備えた
　撮像装置。
　（１０２）
　連写速度が選択可能な複数の連写モードのそれぞれは、前記選択肢が互いに同一とされている
　上記（１０１）に記載の撮像装置。
　（１０３）
　前記制御部は、
　連写速度が選択可能な複数の連写モードについては、それぞれの連写速度の相対的な高低関係を提示部に提示させる
　上記（１０１）又は（１０２）に記載の撮像装置。
　（１０４）
　前記制御部は、
　連写速度が選択可能な複数の連写モードについては、それぞれの連写速度の相対的な高低関係を提示させ、
　各連写モードに設定される速度の相対関係が前記提示される相対的な高低関係に対して逆転しない範囲で、各連写モードの連写速度の可変設定を可能とする
　上記（１０１）から（１０３）の「いずれかに記載の撮像装置。
　（１０５）
　前記制御部は、
　連写モードの連写速度の設定画面で、設定対象の連写モードに対して連写速度の高低順で隣になる連写モードにおいて設定されている連写速度に応じて、選択可能な連写速度を判定して表示させる制御を行う
　上記（１０４）に記載の撮像装置。
　（１０６）
　前記制御部は、
　連写モードの連写速度の設定画面で、設定対象の連写モードにおいて選択できないと判定した連写速度を、選択不能の状態で表示させる制御を行う
　上記（１０５）に記載の撮像装置。
　（１０７）
　前記制御部は、
　設定初期化操作に応じて、連写速度が選択可能な複数の連写モードについての連写速度の設定を初期状態に戻す処理を行う
　上記（１０１）から（１０６）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１０８）
　前記制御部は、
　連写モードの連写速度の設定画面に、
　各連写モードにおける連写速度の現在設定値を表示させる制御を行う
　上記（１０１）から（１０７）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１０９）
　前記制御部は、
　連写速度の選択肢を単位時間あたりに記録する静止画数を示す値で提示する制御を行う
　上記（１０１）から（１０８）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１１０）
　前記制御部は、
　単位時間あたりに記録する静止画数を指定する操作により連写速度を選択することが可能とする制御を行う
　上記（１０１）から（１０９）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１１１）
　前記制御部は、
　単位時間あたりに記録する静止画数をゲージ上のカーソルで指定する操作により、連写速度を選択することが可能とする制御を行う
　上記（１０１）から（１１０）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１１２）
　前記制御部は、
　複数の連写モードにおける連写速度設定を１画面内で可能とする表示を実行させる制御を行う
　上記（１０１）から（１１１）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１１３）
　複数の連写モードと、単写モードを含む撮像動作モードを選択する操作子を更に備える
　上記（１０１）から（１１２）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１１４）
　複数の連写モードの一部として、連写速度が選択可能な複数の連写モードにおいては設定できない連写速度が、固定的に設定された連写モードが設けられる
　上記（１０１）から（１１３）のいずれかに記載の撮像装置。
　（１１５）
　複数の連写モードの全部又は一部について、他の連写モードと同一となる連写速度を含む複数の連写速度の選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数の連写モードのそれぞれの連写速度設定を行う制御を、撮像制御装置が実行する
　撮像制御方法。
　（１１６）
　複数の連写モードの全部又は一部について、他の連写モードと同一となる連写速度を含む複数の連写速度の選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数の連写モードのそれぞれの連写速度設定を行う制御を、
　演算処理装置に実行させるプログラム。

１　撮像装置
４　背面モニタ
５　ＥＶＦ
６ａ　ダイヤル
１５　表示部
１９　メモリ部
２１　カメラ制御部
２４　設定制御部
３０　ドライブモード画面
４０　設定画面
４１，４１Ａ，４１Ｂ，４１Ｃ　連写モード選択画面
４２，４２Ａ，４２Ｂ　速度選択画面
４３　現在設定値
４４　ゲージ
４５　選択値

Claims (17)

1. 　複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御部を備えた
   　撮像装置。
2. 　フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードのそれぞれは、前記選択肢が互いに同一とされている
   　請求項１に記載の撮像装置。
3. 　前記制御部は、
   　フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについては、それぞれのフレームレートの相対的な高低関係を提示部に提示させる
   　請求項１に記載の撮像装置。
4. 　前記制御部は、
   　フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについては、それぞれのフレームレートの相対的な高低関係を提示させ、
   　各フレームレートモードに設定されるフレームレートの相対関係が前記提示される相対的な高低関係に対して逆転しない範囲で、各フレームレートモードのフレームレートの可変設定を可能とする
   　請求項１に記載の撮像装置。
5. 　前記制御部は、
   　フレームレートモードのフレームレートの設定画面で、設定対象のフレームレートモードに対してフレームレートの高低順で隣になるフレームレートモードにおいて設定されているフレームレートに応じて、選択可能なフレームレートを判定して表示させる制御を行う
   　請求項４に記載の撮像装置。
6. 　前記制御部は、
   　フレームレートモードのフレームレートの設定画面で、設定対象のフレームレートモードにおいて選択できないと判定したフレームレートを、選択不能の状態で表示させる制御を行う
   　請求項５に記載の撮像装置。
7. 　前記制御部は、
   　設定初期化操作に応じて、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードについてのフレームレートの設定を初期状態に戻す処理を行う
   　請求項１に記載の撮像装置。
8. 　前記制御部は、
   　フレームレートモードのフレームレートの設定画面に、
   　各フレームレートモードにおけるフレームレートの現在設定値を表示させる制御を行う
   　請求項１に記載の撮像装置。
9. 　前記制御部は、
   　フレームレートの選択肢を単位時間あたりに記録する静止画数を示す値で提示させる制御を行う
   　請求項１に記載の撮像装置。
10. 　前記制御部は、
    　単位時間あたりに記録する静止画数を指定する操作によりフレームレートを選択することが可能とする制御を行う
    　請求項１に記載の撮像装置。
11. 　前記制御部は、
    　単位時間あたりに記録する静止画数をゲージ上のカーソルで指定する操作により、フレームレートを選択することが可能とする制御を行う
    　請求項１に記載の撮像装置。
12. 　前記制御部は、
    　複数のフレームレートモードにおけるフレームレート設定を１画面内で可能とする表示を実行させる制御を行う
    　請求項１に記載の撮像装置。
13. 　複数のフレームレートモードと単写モードを含む撮像動作モードを選択する操作子を更に備える
    　請求項１に記載の撮像装置。
14. 　複数のフレームレートモードの一部として、フレームレートが選択可能な複数のフレームレートモードにおいては設定できないフレームレートが、固定的に設定されたフレームレートモードが設けられる
    　請求項１に記載の撮像装置。
15. 　複数のフレームレートモードは、複数の連写モードであり、
    　選択可能なフレームレートは、連写速度に相当するフレームレートである
    　請求項１に記載の撮像装置。
16. 　複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御を、撮像制御装置が実行する
    　撮像制御方法。
17. 　複数のフレームレートモードの全部又は一部について、他のフレームレートモードと同一となるフレームレートの選択肢を有し、操作に応じて前記複数の選択肢から前記複数のフレームレートモードのそれぞれのフレームレート設定を行う制御を、
    　演算処理装置に実行させるプログラム。

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