WO2021049594A1 - コミュニケーション支援サーバ、コミュニケーション支援方法、及びコミュニケーション支援プログラム - Google Patents

Abstract

複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援サーバ１であって、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報及びユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を記憶する個人情報記憶部１２１と、交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であると判別した場合、友達登録情報を用いて第一のユーザ又は第二のユーザにかかる友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限する交際情報管理部１１６と、を備える。

Description

コミュニケーション支援サーバ、コミュニケーション支援方法、及びコミュニケーション支援プログラム

　本開示は、人と人の間のコミュニケーションの支援を行うコミュニケーション支援サーバ、コミュニケーション支援方法、及びコミュニケーション支援プログラムに関する。

　人と人のネットワークを介したコミュニケーションツールとして、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ｓｏｃｉａｌ　ｎｅｔｗｏｒｋｉｎｇ　ｓｅｒｖｉｃｅ，ＳＮＳ）等のコミュニティが広く活用されている。また、ソーシャル・ネットワーキング・サービスには、チャット機能やメッセンジャー機能等が実装されている場合が多く、リアルタイムなコミュニケーションを行うことができる。コミュニティに参加するためには、参加を希望する人の個人情報を参加希望者が入力し、その個人情報に基づいて友達申請等を行い、コミュニティ内での人間関係が構築されていく。

　また、コミュニティを通じて交際相手のマッチングを支援するシステムも知られている。特許文献１には、不特定者により一方的に画像が閲覧されて個人が特定される可能性を軽減して、交際紹介システムの利用を促進することができるようにする技術が記載されている。

特開２０１０－８６２１４号公報

　しかしながら、特許文献１に係るシステムでは、複数のユーザに対して交際申請を行うことができてしまうため、１対１の真剣な交際を望むユーザに対して不誠実な人間関係の構築を支援してしまう可能性があるという問題がある。

　本開示の実施形態は、このような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ユーザ間の１対１の交際を支援することができるコミュニケーション支援サーバ、コミュニケーション支援方法、及びコミュニケーション支援プログラムを提供することにある。

　上記した目的を達成するために、本開示に係るコミュニケーション支援サーバは、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援サーバであって、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報及びユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を記憶する個人情報記憶部と、前記交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であると判別した場合、前記友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限する友達情報管理部と、を備える。

　また、上記した目的を達成するために、本開示に係るコミュニケーション支援サーバは、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援サーバであって、ユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を記憶する個人情報記憶部と、第一のユーザと第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別する交際可否判別部と、前記交際可否判別部が交際条件を満たしていると判別した場合、前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信する交際情報管理部と、を備え、前記交際情報管理部は、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際登録情報を前記個人情報記憶部に記憶する。

　また、上記した目的を達成するために、本開示に係るコミュニケーション支援サーバは、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援サーバであって、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報及びユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を記憶する個人情報記憶部と、前記交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であると判別した場合、前記友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限する友達情報管理部と、前記第一のユーザと前記第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別する交際可否判別部と、前記交際可否判別部が交際条件を満たしていると判別した場合、前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信する交際情報管理部と、を備え、前記交際情報管理部は、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際登録情報を前記個人情報記憶部に記憶する。

　また、前記友達情報管理部は、友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するために、当該友達登録されているユーザを友達登録から解除してもよい。

　また、ユーザ間のメッセージの送受信を制御する制御部を更に備え、前記友達情報管理部は、友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するために、前記制御部に対して、当該ユーザとのメッセージの送受信を停止してもよい。

　また、前記交際可否判別部は、前記交際条件として前記第一のユーザと前記第二のユーザが所定のイベントを実施したか否かにより判別してもよい。

　また、友達登録されたユーザ間でやり取りされるメッセージの内容を解析し、解析結果を用いて前記所定のイベントの実施に関する情報を生成するメッセージ内容解析部を更に備えてもよい。

　また、前記交際可否判別部は、前記交際条件として前記第一のユーザと前記第二のユーザの好感度が所定値を満たしているか否かにより判別してもよい。

　また、友達登録されたユーザ間でやり取りされるメッセージの内容を解析し、解析結果を用いて前記好感度を算出するメッセージ内容解析部を更に備えてもよい。

　また、前記個人情報記憶部は、各ユーザの個人情報を記憶し、前記個人情報記憶部に記憶される個人情報を用いて、複数のユーザ間のマッチングの程度が所定の条件を満たすか否かを判別するマッチング候補抽出部を更に備え、前記友達情報管理部は、前記マッチング候補抽出部が前記マッチングの程度が所定の条件を満たすと判別した場合に、条件を満たすユーザを抽出し、抽出されたユーザが使用する端末装置に対して、友達申請表示を行うための友達申請表示情報を送信してもよい。

　また、上記した目的を達成するために、本開示に係るコミュニケーション支援方法は、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援方法であって、友達情報管理部が、ユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であるか否かを判別するステップと、前記友達情報管理部が、前記第一のユーザと前記第二のユーザが交際状態であると判別した場合、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するステップと、を備える。

　また、上記した目的を達成するために、本開示に係るコミュニケーション支援方法は、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援方法であって、交際可否判別部が、第一のユーザと第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別するステップと、交際情報管理部が、前記交際可否判別部が交際条件を満たしていると判別した場合前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信するステップと、前記交際情報管理部が、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際関係を示す交際登録情報を個人情報記憶部に記憶するステップと、を備える。

　上記した目的を達成するために、本開示に係るコミュニケーション支援プログラムは、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援プログラムであって、ユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であるか否かを判別するステップと、前記第一のユーザと前記第二のユーザが交際状態であると判別した場合、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するステップと、をコンピュータに実行可能とする。

　また、上記した目的を達成するために、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援プログラムであって、第一のユーザと第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別するステップと、交際条件を満たしていると判別した場合前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信するステップと、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際関係を示す交際登録情報を記憶するステップと、をコンピュータに実行可能とする。

　上記手段を用いる本開示のコミュニケーション支援サーバ、コミュニケーション支援方法、及びコミュニケーション支援プログラムによれば、ユーザ間の１対１の交際を支援することができる。

本開示の実施形態に係るコミュニケーション支援システム１を示すシステム構成図である。 マッチング候補情報を受信した状態のユーザＡの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。 ユーザＡの友達一覧を示すユーザＡの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。 ユーザＢとチャット中のユーザＡの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。 ユーザＡとチャット中のユーザＢの端末装置２１１ｂの画面を示す概略図である。 ユーザＢの情報が表示されているユーザＡの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。 ユーザＢへの交際申請ボタンが表示されているユーザＡの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。 ユーザＡからの交際申請情報が表示されているユーザＢの端末装置２１１ｂの画面を示す概略図である。 ユーザＡへの交際申請承認ボタンが表示されているユーザＢの端末装置２１１ｂの画面を示す概略図である。 ユーザＢとの交際の成立がポップアップ表示されているユーザＡの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。 ユーザＢとの交際の成立が表示されているユーザＡの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。 本開示の実施形態に係るコミュニケーション支援システム１における友達申請の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係るコミュニケーション支援システム１における交際申請を行う際の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。

　以下、本開示の実施形態を図面に基づき説明する。

　本開示におけるコミュニケーション支援システムは、コミュニティを運営するコミュニティ運営者（以下、運営者という）が運営する、会員登録されたユーザのマッチング支援と、マッチングの結果、友達となった人同士のコミュニケーションを支援するためのシステムである。当該コミュニティは、具体的には、マッチングしたい相手の希望条件や、自分の個人情報を会員登録した複数のユーザの中から、マッチングの候補者を提案し、申請、承認により友達となる。友達となったユーザ同士は、チャットによるコミュニケーションを行うことができるものである。さらにユーザ同士が、デート等のリアルなコミュニケーションを行った場合に、交際（お付き合い）に進めるように支援をすることができるものである。

　＜構成＞
　図１は、本開示の実施形態に係るコミュニケーション支援サーバ１０１を含むコミュニケーション支援システム１を示すシステム構成図である。

　当該コミュニティを利用するユーザは、会員登録時に個人情報の登録を行う。個人情報は、ユーザの名前情報（ニックネームでも可）、年齢、職業、収入、趣味、価値観、ライフプラン等、登録時にユーザ自身のプロフィールとして入力する項目と、マッチング相手として希望する、年齢、職業、収入、趣味、価値観、ライフプラン等の項目がある。さらに、各ユーザの個人情報には、コミュニケーション支援システム１での過去のチャットによるメッセージの内容に応じた性格を示す特性情報を含めることができる。

　図１に示すように、本実施形態に係るコミュニケーション支援システム１は、インターネット、ＶＰＮ（Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｐｒｉｖａｔｅ　Ｎｅｔｗｏｒｋ）等のネットワークＮＷを介して、ユーザ側が使用する端末装置である端末装置２１１（端末装置２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ）と、事業者のコミュニケーション支援サーバ１０１とが接続されて構成されている。なお、説明の簡略化のため図１では３人のユーザＡ，Ｂ、Ｃを想定してユーザＡ（本開示の第一のユーザに相当）が使用する端末装置２１１ａ（本開示の第一端末装置に相当）とユーザＢ（本開示の第二のユーザに相当）が使用する端末装置２１１ｂ（本開示の第二端末装置に相当）とユーザＣ（本開示の他のユーザに相当）が使用する端末装置２１１ｃのみを示しているが、コミュニケーション支援サーバ１０１はネットワークＮＷを介して３人以上のユーザと接続可能である。

　コミュニケーション支援サーバ１０１は、制御部１１１と、マッチング候補抽出部１１２と、友達情報管理部１１３と、メッセージ内容解析部１１４と、交際可否判別部１１５と、交際情報管理部１１６と、個人情報記憶部１２１と、メッセージ記憶部１２２と、を備える。

　制御部１１１は、端末装置２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃと、コミュニケーション支援サーバ１０１との情報のやり取りの制御を行う。

　マッチング候補抽出部１１２は、後述する個人情報記憶部１２１に記憶されている複数のユーザの個人情報から、マッチング候補を抽出する。具体的には、個人情報として記録されているマッチング候補相手の、年齢情報や、年収情報、趣味情報等の情報を、それぞれ重みづけを行い、点数化してマッチングの程度を算出し、マッチング度の高いユーザを、マッチング候補として抽出する。また、個人情報には、過去にそのユーザが行ったメッセージのやり取りから解析された性格の指標としての特性情報を含むことができる。そして、特性情報に応じて、マッチング候補を抽出しても構わない。また、マッチング候補抽出部１１２は、マッチング候補として抽出されたユーザに対して、友達申請情報を生成し送信する。マッチング候補抽出部１１２は、過去の各ユーザのやり取りやマッチング状況を教師データとした機械学習を用いてマッチング候補の抽出を行うことができる。

　友達情報管理部１１３は、マッチング候補抽出部１１２が抽出したマッチング候補のユーザが使用する端末装置に対して、友達申請表示を行うための友達申請表示情報を生成し送信する。また、友達情報管理部１１３は、一方のユーザから送信された友達申請に対して相手のユーザから友達申請が承認された場合に、ユーザ同士が友達の同意をしたものとして、個人情報記憶部１２１の各ユーザの情報に、友達登録情報を記憶する。また、友達状態が解消された場合には、個人情報記憶部１２１の各ユーザの情報の友達登録情報を変更又は削除する。また、友達情報管理部１１３は、後述する交際登録されたユーザに他に友達登録されたユーザがいる場合、当該ユーザを友達登録から削除するために、個人情報記憶部１２１の該当するユーザの情報の友達登録情報を変更又は削除する。

　メッセージ内容解析部１１４は、ユーザが入力したメッセージの内容を解析する。メッセージ内容解析部１１４は、メッセージの内容の解析をメッセージのやり取りの流れにより解析することができる。具体的には、例えば、複数のメッセージのやり取りから、一回のメッセージの長さや、一度チャットを開始した場合のメッセージの数、やり取りの時間等の情報から解析することができる。また、他のユーザとの比較により解析を行ってもよい。例えば、ユーザＡとユーザＢのやり取りと、ユーザＡとユーザＢ以外の他のユーザとのやり取りの比較や、他のユーザ同士のやり取りとの比較を行い、肯定的な流れか否定的な流れかの解析を行ってもよい。また、メッセージ内容解析部１１４は、メッセージの内容を解析し、例えば、ユーザＡのユーザＢに対する好感度、ユーザＢのユーザＡに対する好感度を算出してもよい。ユーザＡとユーザＢの過去のメッセージのやり取りの流れから、肯定的な内容のやり取りである場合には好感度を加算し、好感度を高く算出することができる。また否定的な内容のやり取りである場合には、好感度を減算し、好感度を低く算出することができる。また、メッセージ内容解析部１１４が算出したユーザＡのユーザＢに対する好感度の情報は、制御部１１１を通じてユーザＢの使用する端末装置２１１ｂに送信する。また、メッセージ内容解析部１１４が算出したユーザＢのユーザＡに対する好感度の情報は、制御部１１１を通じてユーザＡの使用する端末装置２１１ａに送信する。メッセージ内容解析部１１４は、過去のメッセージのやり取りを教師データとした機械学習を用いてメッセージの解析を行うことができる。

　交際可否判別部１１５は、友達登録されたユーザ同士が、交際申請を行うことが可能か否かを判別する機能を有する。具体的には、２人のユーザが交際条件を満たした場合に交際申請を行うことを可能と判別する。交際条件とは、例えば、２人のユーザが所定のイベントとしてデートを実施した実績がある場合や、お互いの好感度が定められた基準値を超えるような場合を示す。デートを実施した実績や、お互いの好感度の情報は、後述する個人情報記憶部１２１に記憶される各ユーザの個人情報に紐づけて記憶される。

　交際情報管理部１１６は、交際可否判別部１１５が交際条件を満たすと判別した場合に、交際申請表示情報を生成し、当該交際申請表示情報により各ユーザの端末装置２１１に、交際申請を行うためのボタン及び、交際申請を承認するボタンを表示する機能を有する。さらに交際情報管理部１１６は、一方のユーザから送信された交際申請情報に対して相手のユーザが交際申請を承認し、交際承認情報が送信された場合に、ユーザ同士が交際の同意をしたものとして、個人情報記憶部１２１の各ユーザの個人情報に紐づけて交際登録情報を記憶する。また、交際状態が解消された場合には、個人情報記憶部１２１の各ユーザの個人情報に紐づく交際登録情報を変更又は削除する。

個人情報記憶部１２１は、当該サービスに登録する各ユーザの個人情報を記憶する記憶部である。また、各ユーザ間の好感度を記憶する。例えば、ユーザＡのユーザＢに対する好感度や、ユーザＢのユーザＡに対する好感度を、各ユーザの個人情報と紐づけて記憶する。また、個人情報記憶部１２１は、各ユーザ間で友達登録が行われていることを示す友達登録情報や、交際登録が行われていることを示す交際登録情報を個人情報と紐づけて記憶する。

メッセージ記憶部１２２は、ユーザ同士のチャットによるメッセージの内容を記憶する記憶部である。

　端末装置２１１（端末装置２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ）は、例えばＰＣや、スマートフォン、タブレットＰＣ、及び携帯電話のような携帯端末であり、例えばｗｅｂ情報を表示可能な端末である。端末装置２１１（端末装置２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ）は、端末にインストールされた専用のアプリケーションソフトウェアによってコミュニケーション支援サーバ１０１にアクセスしてもよい。また、コミュニケーション支援サーバ１０１が提供する動作環境（ＡＰＩ（アプリケーションプログラミングインタフェース）、プラットフォーム等）を利用してコミュニケーション支援サーバ１０１にアクセスしてもよい。

　端末表示部２１２（端末表示部２１２ａ、２１２ｂ、２１２ｃ）は、例えば、スマートフォンにおける液晶ディスプレイや有機ＥＬディスプレイ等の表示部である。また、端末装置２１１（端末装置２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ）と独立したディスプレイ装置であっても構わない。端末表示部２１２（端末表示部２１２ａ、２１２ｂ、２１２ｃ）は、コミュニケーション支援サーバ１０１から送信されるメッセージや、好感度の情報を表示する。

　端末入力部２１３（端末入力部２１３ａ、２１３ｂ、２１３ｃ）は、例えば、スマートフォンにおける液晶ディスプレイや有機ＥＬディスプレイ等の端末表示部２１２（端末表示部２１２ａ、２１２ｂ、２１２ｃ）と一体であるタッチパネルなどの入力装置である。また、端末表示部２１２（端末表示部２１２ａ、２１２ｂ、２１２ｃ）と独立したキーボードであってもよいし、端末装置２１１（端末装置２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ）と独立したキーボードなどであっても構わない。さらに、音声入力装置であっても構わない。

　＜端末装置画面＞
　次に、本開示の実施形態に係る端末装置２１１（端末装置２１１ａ、２１１ｂ）に表示される表示画面について、図２から図９を参照しながら説明する。

　図２は、ユーザ同士のマッチング候補を通知する際のユーザＡが使用する端末装置２１１ａを示す概略図である。図２はユーザＡである「ケンタ」さんに対して、ユーザＢである「ａｙａ」さんがマッチング候補として紹介されている画面である。また、「ケンタ」さんと「ａｙａ」さんのマッチング度は８０％であることを示している。「ケンタ」さんが、「ａｙａ」さんを気に入った場合、友達申請表示情報に基づいて表示される「友達申請」のボタンを押すことにより、「ａｙａ」さんに対して友達申請を行うことができる。また、画面下のＲＥＣＥＩＶＥは、「ケンタ」さんに対して友達申請を行ったユーザを示している。「じゅん」さんは、マッチング度が８０％、「ｅｒｉ」さんはマッチング度が７０％であり、「ｋｙｏｋｏ」さんはマッチング度が７５％であることを示している。「ケンタ」さんは、例えば「じゅん」さんを気に入った場合、「じゅん」さんの下にある「友達承認」ボタンを押すことにより、「じゅん」さんと友達になることができる。このように、ユーザは複数のユーザと友達登録をすることができる。

　図３は、ユーザＡである「ケンタ」さんの友達登録された友達の一覧を示す端末装置２１１ａを示す概略図である。ユーザＡは、友達をタップ等することにより選択する事でチャット画面へ移行し、チャットによるメッセージのやり取りを行うことができる。

　図４は、ユーザＢである「ａｙａ」さんとチャット中のユーザＡである「ケンタ」さんの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。ゲージ２２０は、ユーザＡに対するユーザＢの好感度を示す表示であり、ゲージのレベルが上がるほど好感度が高いことを示している。ゲージ２２０によって、ユーザＡは、相手側であるユーザＢの好感度を適時知ることができる。そのため、ゲージ２２０は、表示される好感度に応じたメッセージ内容を考える動機付けとすることができる。また、メッセージ２２１、２２３，２２５，２２７，２２９はユーザＡが入力したメッセージであり、メッセージ２２２，２２４，２２６，２２８はユーザＢが入力したメッセージである。

　図５は、ユーザＡである「ケンタ」さんとチャット中のユーザＢである「ａｙａ」さんの端末装置２１１ｂの画面を示す概略図である。ゲージ２３０は、ユーザＢに対するユーザＡの好感度を示す表示であり、ゲージのレベルが上がるほど好感度が高いことを示している。ゲージ２３０によって、ユーザＢは、相手側であるユーザＡの好感度を適時知ることができる。そのため、ゲージ２３０は、表示される好感度に応じたメッセージ内容を考える動機付けとすることができる。また、メッセージ２３１、２３３、２３５、２３７、２３９はユーザＡが入力したメッセージであり、メッセージ２３２、２３４、２３６、２３８はユーザＢが入力したメッセージである。

　図４、５の例では、メッセージ２２１から２２８と、対応するメッセージ２３１から２３８のやり取りの内容をメッセージ内容解析部１１４が解析し、ユーザＡとユーザＢがデートの約束を行ったことを判別する。さらにメッセージ２２９と、対応するメッセージ２３９のやり取りの内容をメッセージ内容解析部１１４が解析し、デートが実施されたことを判別する。メッセージ内容解析部１１４は、個人情報記憶部１２１のユーザＡ，ユーザＢの情報に、それぞれユーザＢ、ユーザＡとデートを実施したことを示すデート実施情報を記憶する。

　図６、図７は、ユーザＡである「ケンタ」さんの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。

　図６は、図４のチャット画面でユーザＢの名前「ａｙａ」さんをタップ等で選択した際に表示されるユーザＢの情報を示す情報である。ボックス２４１は、ユーザＡとユーザＢが「友達」である状態を表示している。ボックス２４２は、ユーザＢの詳細プロフィールを表示するためのボタンである。詳細プロフィールを表示することで、ユーザＡは、ユーザＢの詳細な個人情報を知ることができる。ボックス２４３は、ユーザＢに対して交際の申請をするためのボタンである。ボックス２４３は、交際可否判別部１１５が、個人情報記憶部１２１のユーザＡ、ユーザＢの情報として記憶されているデート実施情報に基づいて、交際条件を満たすと判別された場合に交際申請表示情報によって表示されるボタンである。ユーザＡが、ボックス２４３の「お付き合い申請」を選択することによって、図７の表示へ遷移する。ボックス２４４は、ユーザＢとの友達関係を解消するためのボタンである。ユーザＡがユーザＢとの友達関係の解消を希望する場合、ユーザＡがボックス２４４の「友達を解消する」を選択する。それによって、友達情報管理部１１３は、個人情報記憶部１２１のユーザＡ、ユーザＢの情報に対して、ユーザＡとユーザＢの友達登録情報を変更又は削除する。なお、個人情報記憶部１２１に友達登録情報の履歴情報を記録しておいても構わない。

　図７は、ユーザＡが図６において「お付き合い申請」を選択した場合に遷移する表示画面を含む概略図である。領域２５１にはユーザＢに対するメッセージ等のコメントを必要に応じて入力することができる。ボックス２５２の「お付き合い申請を送信」を選択することにより、交際申請情報と領域２５１に入力した内容が、コミュニケーション支援サーバ１０１を介してユーザＢの使用する端末装置２１１ｂに送信される。

　図８、図９は、ユーザＢである「ａｙａ」さんの端末装置２１１ｂの画面を示す概略図である。

　図８は、図５のチャット画面でユーザＡの名前「ケンタ」さんをタップ等で選択した際に表示されるユーザＡの情報を示す情報である。ボックス２６１は、ユーザＢとユーザＡが「友達」である状態を表示している。表示２６２は、ユーザＡである「ケンタ」さんから、交際の申請が来ていることを示す表示である。また表示２６３は、ユーザＡが入力したメッセージの表示である。ボックス２６４は、ユーザＡの詳細プロフィールを表示するためのボタンである。詳細プロフィールを表示することで、ユーザＢは、ユーザＡの詳細な個人情報を知ることができる。ボックス２６５は、ユーザＡからの交際申請に対して交際申請を承認するためのボタンである。ユーザＢがボックス２６５の「お付き合い申請を承認」を選択することによって、交際承認情報が端末装置２１１ｂからコミュニケーション支援サーバ１０１の交際情報管理部１１６に送信される。これによって、ユーザＡとユーザＢ双方が交際の同意をしたことになり、交際情報管理部１１６は、個人情報記憶部１２１のユーザＡ、ユーザＢの情報に対して、ユーザＡとユーザＢの交際登録を行う。続いて、端末装置２１１ｂは、図９の表示へ遷移する。ボックス２６６は、ユーザＡとの友達登録を解消するためのボタンである。ユーザＢがユーザＡとの友達関係の解消を希望する場合、ユーザＢがボックス２６６の「友達を解消する」を選択する。それによって、友達情報管理部１１３は、個人情報記憶部１２１のユーザＢ、ユーザＡの情報に対して、ユーザＢとユーザＡの友達登録情報を変更又は削除する。なお、個人情報記憶部１２１に友達登録情報の履歴情報を記録しておいても構わない。

　図９は、ユーザＢが図８において「お付き合い申請を承認」を選択した場合に遷移する表示画面を含む概略図である。領域２７１にはユーザＡに対するメッセージ等のコメントを必要に応じて入力することができる。ボックス２７２の「お付き合い申請の承認を送信」を選択することにより、交際承認情報と領域２７１に入力した内容が、コミュニケーション支援サーバ１０１を介してユーザＡの使用する端末装置２１１ａに送信される。

　図１０、図１１は、再びユーザＡである「ケンタ」さんの端末装置２１１ａの画面を示す概略図である。

　図１０は、図９でユーザＢが交際申請に対する承認を行ったことにより交際が成立したことを端末装置２１１ａにポップアップ表示２８１をした画面を示す概略図である。これにより、ユーザＡは交際が成立したことを知ることができる。ポップアップ表示２８１内の確認を選択する事で、図１１の画面に遷移する。

　図１１は、ユーザＢの交際している状態を示している。ユーザＡは、ボックス２９１を選択する事により、図４で示す画面に戻りユーザＢとチャットを行うことができる。また、ボックス２９２を選択する事により、ユーザＢとの交際を解消することができる。具体的には、ボックス２９２を選択する事により、端末装置２１１ａから交際解消要求情報が交際情報管理部１１６に送信される。交際情報管理部１１６は、個人情報記憶部１２１のユーザＡ、ユーザＢの情報に対して、ユーザＡとユーザＢの交際登録を変更又は削除する。なお、個人情報記憶部１２１に交際登録の履歴情報を記録しておいても構わない。

　＜処理の流れ、友達登録～チャット＞
　次に、本開示の実施形態に係るコミュニケーション支援システム１における友達登録及びチャットの動作について、図１２に示すフローチャートを参照しながら説明する。

　図１２のフローチャートは、コミュニケーション支援サーバ１０１、ユーザＡが使用する端末装置２１１ａと、ユーザＢが使用する端末装置２１１ｂの各動作の関連状態を示している。

　ステップＳ１０１において、コミュニケーション支援サーバ１０１のマッチング候補抽出部１１２は、個人情報記憶部１２１に記憶されている複数のユーザの個人情報から、マッチング候補を抽出する。また、個人情報には、過去にそのユーザが行ったメッセージのやり取りから解析された性格の指標としての特性情報を含むことができる。そして、特性情報に応じて、マッチング候補を抽出しても構わない。

　ステップＳ１０２において、友達情報管理部１１３は、ステップＳ１０１で抽出されたマッチング候補のそれぞれにマッチング候補情報を通知する（図２の今日の一期一会の情報に相当）。具体的には、マッチング候補となる相手の情報である、例えばユーザＡの情報を端末装置２１１ｂに送信し、ユーザＢの情報を端末装置２１１ａに送信する。また友達情報管理部１１３は、友達申請表示情報を生成し、端末装置２１１ｂ、端末装置２１１ａに送信する。それにより、端末装置２１１ｂ、端末装置２１１ａに「友達申請」ボタンを表示する。

　ステップＳ１０３において、ステップＳ１０２でマッチング候補が送信されたユーザＡが、ユーザＢを気に入った場合、友達申請を行うことができる。具体的には、端末装置２１１ａの端末入力部２１３ａから「友達申請」ボタンを押すことにより、友達申請情報をコミュニケーション支援サーバ１０１に送信する。

　ステップＳ１０４において、制御部１１１は、ステップＳ１０３で送信された友達申請情報に基づいて、ユーザＢに当該情報を送信する。具体的には、ユーザＡからの友達申請情報を、端末装置２１１ｂに送信する。

　ステップＳ１０５において、ステップＳ１０４で友達申請情報が送信されたユーザＢが、ユーザＡを気に入った場合、友達承認を行うことができる。具体的には、端末装置２１１ｂの端末入力部２１３ｂから「友達承認」ボタンを押すことにより、友達承認情報をコミュニケーション支援サーバ１０１に送信する。友達情報管理部１１３は、個人情報記憶部１２１のユーザＡ、ユーザＢの情報に対して、ユーザＡとユーザＢの友達登録を行う。

　ステップＳ１０６において、制御部１１１は、ユーザＢから友達申請の承認があったことをユーザＡに通知する。具体的には、制御部１１１が、端末装置２１１ａに、友達承認の通知情報を送信し、ユーザＡとユーザＢがメッセージのやり取りをできる状態になった旨を通知する。

　以上、コミュニケーション支援システム１で友達登録を行うまでの流れを説明した。次にユーザＡとユーザＢの間のチャットについて説明する。コミュニケーション支援システム１において、チャットは、友達登録されたユーザ間で行うことができるサービスである。

　ステップＳ１０７において、コミュニケーション支援サーバ１０１は、ステップＳ１１７との間の処理を繰り返す。当該処理は、端末装置２１１ａのステップＳ１０８からステップＳ１１８までの処理の繰り返し、及び端末装置２１１ｂのステップＳ１０９からステップＳ１１９までの処理の繰り返しと同期するものである。なお、端末装置２１１ａ又は端末装置２１１ｂの処理の繰り返しが終了した場合、ステップＳ１０７からステップＳ１１７の間の処理の繰り返しは終了する。

　ステップＳ１０８において、端末装置２１１ａのステップＳ１０８からステップＳ１１８までの処理を繰り返す。同様に、ステップＳ１０９において、端末装置２１１ｂのステップＳ１０９からステップＳ１１９までの処理を繰り返す。

　ステップＳ１１０において、ユーザＡは、端末装置２１１ａの端末入力部２１３ａから、ユーザＢに対して送信するためのメッセージを入力する。端末装置２１１ａは、入力されたメッセージをコミュニケーション支援サーバ１０１に送信する。

　ステップＳ１１１において、制御部１１１は、ステップＳ１１０で送信されたメッセージを、ユーザＢに送信する。具体的には、ステップＳ１１０で送信されたメッセージをメッセージ記憶部１２２に記憶し、記憶されたメッセージを、ユーザＢが使用する端末装置２１１ｂに送信する。

　ステップＳ１１２において、端末装置２１１ｂは、ステップＳ１１１で送信されたメッセージを端末表示部２１２ｂで表示する。

　ステップＳ１１３において、ユーザＢは、端末装置２１１ｂの端末入力部２１３ｂから、ユーザＡに対して送信するためのメッセージを入力する。端末装置２１１ｂは、入力されたメッセージをコミュニケーション支援サーバ１０１に送信する。

　ステップＳ１１４において、制御部１１１は、ステップＳ１１３で送信されたメッセージを、ユーザＡに送信する。具体的には、ステップＳ１１３で送信されたメッセージをメッセージ記憶部１２２に記憶し、記憶されたメッセージを、ユーザＡが使用する端末装置２１１ａに送信する。

　ステップＳ１１５において、端末装置２１１ａは、ステップＳ１１４で送信されたメッセージを端末表示部２１２ａで表示する。

　ステップＳ１１６において、メッセージ内容解析部１１４は、ステップＳ１１１、ステップＳ１１４で記憶されたメッセージの内容を解析する。解析するメッセージは、過去に送信されたメッセージや、ユーザＢから送信されたメッセージも併せて解析してもよい。また、メッセージ内容解析部１１４は、メッセージの内容を解析し、ユーザＡのユーザＢに対する好感度、ユーザＢのユーザＡに対する好感度を算出することができる。

　ステップＳ１１７において、コミュニケーション支援サーバ１０１は、ステップＳ１０７との間の処理を繰り返す。なお、前述したように、端末装置２１１ａ又は端末装置２１１ｂの処理の繰り返しが終了した場合、ステップＳ１０７からステップＳ１１７の間の処理の繰り返しは終了する。

　ステップＳ１１８において、端末装置２１１ａのステップＳ１０８からステップＳ１１８までの処理を繰り返す。同様に、ステップＳ１１９において、端末装置２１１ｂのステップＳ１０９からステップＳ１１９までの処理を繰り返す。ユーザＡ又はユーザＢが、メッセージのやり取りの終了を希望した場合には、これらの処理の繰り返しは終了する。

　以上のようにチャットを行うことで、ユーザ間のコミュニケーションを図ることができる。また、ユーザ間のメッセージ内容をメッセージ内容解析部１１４が解析することにより、例えば各ユーザがデートの約束を行ったことや、デートが実施されたことをコミュニケーション支援サーバ１０１が認識することができる。デートが実施されたことの情報が個人情報記憶部１２１にデート実施情報として各ユーザの情報として記憶される。

　＜処理の流れ～交際申請＞
　次に、図１３を用いて、友達登録されたユーザ同士が交際条件を満たす場合の交際申請の流れについて説明する。図１３では、ユーザＡとユーザＢ、及びユーザＡとユーザＣが友達登録されている状態であることを想定して説明する。なお、図１３のフローチャートは、コミュニケーション支援サーバ１０１の動作のみを説明する。

　ステップＳ２０１において、交際可否判別部１１５は、個人情報記憶部１２１に記憶されている各ユーザの個人情報から、交際条件の判定を行う。具体的には、各ユーザの個人情報に基づいて、交際申請を行うための交際条件を満たすユーザを抽出する。例えば、ユーザＡとユーザＢが１回デートを実施している場合、デート実施情報から交際条件を満たすものとしてユーザＡとユーザＢを交際申請ボタン表示の対象として抽出する。また、ユーザＡとユーザＣはデートを実施しておらず、また、お互いの好感度が定められた基準値を超えていない場合、ユーザＡとユーザＣは交際条件を満たさないものとして抽出を行わない。

　ステップＳ２０２において、交際情報管理部１１６は、交際申請表示情報を生成しステップＳ２０１で抽出したユーザＡとユーザＢが使用する端末装置２１１ａ、２１１ｂに送信することで、各端末に交際申請ボタンの表示を行う。一方のユーザから交際申請情報が相手のユーザにコミュニケーション支援サーバ１０１を介して送信された場合には、相手のユーザの端末装置２１１には交際申請承認ボタンが表示される。一方のユーザから送信された交際申請に対して相手が同意した場合は、交際が成立したものとして交際登録情報を各ユーザの個人情報に紐づけて記憶する。

　ステップＳ２０３において、交際情報管理部１１６は、交際登録情報を参照し、交際が成立したか否か（交際状態であるか否か）を判別する。交際が成立した場合（Ｙ）は、ステップＳ２０４へ処理を進める。交際が成立しないと判別した場合、ステップＳ２０８へ処理を進める。交際が成立しない例として、一方のユーザから交際申請がされてから、例えば７日以上、交際申請に対する承認がない場合、交際は成立しないものと判別する。

　ステップＳ２０４において、交際情報管理部１１６は、交際成立をした各ユーザに交際通知の送信を行う。その結果、各ユーザの端末装置２１１に交際が成立したことの表示がされる（図１０のポップアップ表示２８１に相当）。

　ステップＳ２０５において、友達情報管理部１１３は、交際が成立したユーザに他の友達登録をしたユーザがいるか否かを判別する。他の友達登録をしたユーザがいる場合（Ｙ）は、ステップＳ２０６へ処理を進める。他の友達登録をしたユーザいない場合（Ｎ）は、処理を終了する。

　ステップＳ２０６において、友達情報管理部１１３は、交際が成立したユーザに他の友達登録をしたユーザがいることから、当該他の友達関係を解除するために友達登録情報を変更又は削除する。例えば、ユーザＡとユーザＢの交際が成立した場合、友達情報管理部１１３は、ユーザＡとユーザＣの友達登録情報を変更又は削除する。

　ステップＳ２０７において、友達情報管理部１１３は、友達が解除されたユーザに対して、その旨を通知する。具体的には、例えばユーザＡとユーザＣの友達が解除された場合、友達情報管理部１１３は、ユーザＡの使用する端末装置２１１ａとユーザＣが使用する端末装置２１１ｃに対して友達解除の通知情報を送信し、各端末で通知が表示される。

　ステップＳ２０８において、友達情報管理部１１３は、交際申請が成立しなかったユーザ間の友達関係を解除するために友達登録情報を変更又は削除する。例えば、ユーザＡとユーザＢの交際が成立しない場合、友達情報管理部１１３は、ユーザＡとユーザＢの友達登録情報を変更又は削除する。

　ステップＳ２０９において、友達情報管理部１１３は、友達が解除されたユーザに対して、その旨を通知する。具体的には、例えばユーザＡとユーザＢの友達が解除された場合、友達情報管理部１１３は、ユーザＡの使用する端末装置２１１ａとユーザＢが使用する端末装置２１１ｂに対して友達解除の通知情報を送信し、各端末で通知が表示される。

　以上のように、本実施形態のコミュニケーション支援システム１によれば、交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であると判別した場合、友達登録情報を用いて第一のユーザ又は第二のユーザに他の友達登録されているユーザがいるか否かを判別し、他の友達登録されているユーザがいると判別した場合、友達登録されているユーザを友達登録から解除することができる。すなわち、ユーザ間で交際登録がされた場合に、当該ユーザと他のユーザとのコミュニケーションを制限するために友達登録が解除される。これにより、交際登録をされたユーザは、他のユーザとチャットを行うことや、他のユーザに対して交際申請を行うことができなくなる。これにより、１対１の真剣な交際を望むユーザに対して不誠実な人間関係の構築を支援することを防止することができる。

　また、交際条件を満たした場合に交際申請を行うことができるため、ある程度の信頼関係を築いたユーザとのみ交際登録を行うことを支援することができる。

　なお、以上の説明では、交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であると判別した場合、友達登録情報を用いて第一のユーザ又は第二のユーザに他の友達登録されているユーザがいるか否かを判別し、他の友達登録されているユーザがいると判別した場合、友達登録されているユーザを友達登録から解除することができるものとしたが、他の形態として、当該友達を友達一覧画面で表示させなくし、又は当該友達とチャットできないように制御部に対して当該ユーザとのメッセージの送受信を停止（禁止を含む）することで、コミュニケーションを制限してもかまわない。

　なお、交際登録が解除されれば、他のユーザとの友達登録を再度行えるようにしても構わない。また、他のユーザとの友達登録の解除は一時的なものとしても構わない。すなわち、交際登録がされた場合には、他のユーザを非表示とし、交際登録が解除された場合には、他のユーザを再度表示できるようにしても構わない。

　また、交際申請や交際申請の承認はチャット内のやり取りとして表示を行っても構わない。

（プログラム）
　ここで、本実施形態に係るコミュニケーション支援サーバ１０１を構成する各機能を実現するためのプログラムの詳細について説明する。

　コミュニケーション支援サーバ１０１は、図１４で示すコンピュータ８０１に実装される。そして、コミュニケーション支援サーバ１０１の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置８０４に記憶されている。ＣＰＵ８０２は、プログラムを補助記憶装置８０４から読み出して主記憶装置８０３に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、ＣＰＵ８０２は、プログラムに従って、上記の記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置８０３に確保する。

　当該プログラムは、具体的には複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援プログラムであって、ユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であるか否かを判別するステップと、前記第一のユーザと前記第二のユーザが交際状態であると判別した場合、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザを友達登録から解除するステップと、をコンピュータに実行させるものである。

　また、別のプログラムは、複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援プログラムであって、第一のユーザと第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別するステップと、交際条件を満たしていると判別した場合前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信するステップと、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際関係を示す交際登録情報を記憶するステップと、をコンピュータに実行させるものである。

　なお、補助記憶装置８０４は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェースを介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ－ＲＯＭ、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークを介してコンピュータに配信される場合、配信を受けたコンピュータが当該プログラムを主記憶装置８０３に展開し、上記処理を実行しても構わない。

　また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても構わない。更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置８０４に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル（差分プログラム）であっても構わない。

　これまで説明してきた実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本開示の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された本開示とその均等の範囲に含まれるものとする。

１…コミュニケーション支援システム
１０１…コミュニケーション支援サーバ
１１１…制御部
１１２…マッチング候補抽出部
１１３…友達情報管理部
１１４…メッセージ内容解析部
１１５…交際可否判別部
１１６…交際情報管理部
１２１…個人情報記憶部
１２２…メッセージ記憶部
２１１、２１１ａ、２１１ｂ、２１１ｃ…端末装置
２１２、２１２ａ、２１２ｂ、２１２ｃ…端末表示部
２１３、２１３ａ、２１３ｂ、２１３ｃ…端末入力部
８０１…コンピュータ
８０２…ＣＰＵ
８０３…主記憶装置
８０４…補助記憶装置
８０５…インタフェース
ＮＷ…ネットワーク

 

Claims (14)

1. 　複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援サーバであって、
   　ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報及びユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を記憶する個人情報記憶部と、
   　前記交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であると判別した場合、前記友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限する友達情報管理部と、
   　を備えるコミュニケーション支援サーバ。
2. 　複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援サーバであって、
   　ユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を記憶する個人情報記憶部と、
   　第一のユーザと第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別する交際可否判別部と、
   　前記交際可否判別部が交際条件を満たしていると判別した場合、前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信する交際情報管理部と、
   を備え、
   　前記交際情報管理部は、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際登録情報を前記個人情報記憶部に記憶するコミュニケーション支援サーバ。
3. 　複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援サーバであって、
   　ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報及びユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を記憶する個人情報記憶部と、
   　前記交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であると判別した場合、前記友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限する友達情報管理部と、
   　前記第一のユーザと前記第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別する交際可否判別部と、
   　前記交際可否判別部が交際条件を満たしていると判別した場合、前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信する交際情報管理部と、
   　を備え、
   　前記交際情報管理部は、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際登録情報を前記個人情報記憶部に記憶するコミュニケーション支援サーバ。
4. 　前記友達情報管理部は、友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するために、当該友達登録されているユーザを友達登録から解除する請求項１又は３に記載のコミュニケーション支援サーバ。
5. 　ユーザ間のメッセージの送受信を制御する制御部を更に備え、
   　前記友達情報管理部は、友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するために、前記制御部に対して、当該ユーザとのメッセージの送受信を停止する請求項１又は３に記載のコミュニケーション支援サーバ。
6. 　前記交際可否判別部は、前記交際条件として前記第一のユーザと前記第二のユーザが所定のイベントを実施したか否かにより判別する請求項２又は３に記載のコミュニケーション支援サーバ。
7. 　友達登録されたユーザ間でやり取りされるメッセージの内容を解析し、解析結果を用いて前記所定のイベントの実施に関する情報を生成するメッセージ内容解析部を更に備える請求項６に記載のコミュニケーション支援サーバ。
8. 　前記交際可否判別部は、前記交際条件として前記第一のユーザと前記第二のユーザの好感度が所定値を満たしているか否かにより判別する請求項２又は３に記載のコミュニケーション支援サーバ。
9. 　友達登録されたユーザ間でやり取りされるメッセージの内容を解析し、解析結果を用いて前記好感度を算出するメッセージ内容解析部を更に備える請求項８に記載のコミュニケーション支援サーバ。
10. 　前記個人情報記憶部は、各ユーザの個人情報を記憶し、
    　前記個人情報記憶部に記憶される個人情報を用いて、複数のユーザ間のマッチングの程度が所定の条件を満たすか否かを判別するマッチング候補抽出部を更に備え、
    　前記友達情報管理部は、前記マッチング候補抽出部が前記マッチングの程度が所定の条件を満たすと判別した場合に、条件を満たすユーザを抽出し、抽出されたユーザが使用する端末装置に対して、友達申請表示を行うための友達申請表示情報を送信する請求項１又は３から９のいずれか一項に記載のコミュニケーション支援サーバ。
11. 　複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援方法であって、
    　友達情報管理部が、ユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であるか否かを判別するステップと、
    　前記友達情報管理部が、前記第一のユーザと前記第二のユーザが交際状態であると判別した場合、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するステップと、
    　を備えるコミュニケーション支援方法。
12. 　複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援方法であって、
    　交際可否判別部が、第一のユーザと第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別するステップと、
    　交際情報管理部が、前記交際可否判別部が交際条件を満たしていると判別した場合前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信するステップと、
    　前記交際情報管理部が、前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際関係を示す交際登録情報を個人情報記憶部に記憶するステップと、
    　を備えるコミュニケーション支援方法。
13. 　複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援プログラムであって、
    　ユーザ間の交際関係を示す交際登録情報を参照し複数のユーザに含まれる第一のユーザと第二のユーザが交際状態であるか否かを判別するステップと、
    　前記第一のユーザと前記第二のユーザが交際状態であると判別した場合、ユーザ間の友達関係を示す友達登録情報を用いて前記第一のユーザ又は前記第二のユーザにかかる他の友達登録されているユーザとのコミュニケーションを制限するステップと、
    　をコンピュータに実行させるためのコミュニケーション支援プログラム。
14. 　複数のユーザ間でネットワークを介してコミュニケーションを図るためのコミュニケーション支援プログラムであって、
    　第一のユーザと第二のユーザが交際条件を満たしているか否かを判別するステップと、
    　交際条件を満たしていると判別した場合前記第一のユーザが使用する第一端末装置及び前記第二のユーザが使用する第二端末装置に、交際申請を行う表示のための交際申請表示情報を送信するステップと、
    　前記交際申請表示情報により前記第一のユーザと前記第二のユーザの交際関係を示す交際登録情報を記憶するステップと、
    　をコンピュータに実行させるためのコミュニケーション支援プログラム。
    
     

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