WO2020003865A1 - 冷風乾燥機 - Google Patents

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    • F26B3/02Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air
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  • the food group placed in the drying room is dried to the same degree for a predetermined drying time, regardless of the placement position. There is a need.
  • the fan guard has a boss, a ring forming the outer peripheral edge, and a spoke connecting the boss and the ring and extending radially from the boss, and the spoke rotates in a radial direction. It is preferably curved so as to draw an arc in the direction. When the rotation direction of the fan is constant, the function and effect of the fan guard can be efficiently exhibited.
  • the first blower fan 12 can blow out the wind with high straightness, so that the first blower fan 12 can blow out the wind to the front surface of the storage section 2. Further, since the wind can pass not only between the mesh plates 5 but also between the meshes of the mesh plates 5, the convection in the storage portion can be reduced even in the case where the updraft occurs in the storage portion 2. It can be suppressed and discharged to the front of the storage section, and the air can be circulated in the drying chamber 10.
  • each spoke 53 is arranged so as to draw an arc in the rotational direction more than the radiation radially extending from the hub.
  • ring members provided in the circumferential direction at predetermined intervals have the respective spokes 53 erected and form a square lattice pattern. Such a fan guard 50 has an effect of suppressing the wind of the impeller 41 from spreading due to centrifugal force.

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Abstract

複数台の送風ファンを用いて冷気を循環させる中型~大型の冷風乾燥機を提供する。隣接するファンによる気流の打ち消しあいを抑制し、風量、風力を保持しつつ、冷気を循環させることにより乾燥ムラを低減している。

Description

冷風乾燥機
 本発明は、食品などの乾燥に用いる冷風乾燥機に関し、特に乾燥機内における、被乾燥物の位置に関係なく、ムラなく乾燥できる冷風乾燥機に関する。
 干物やドライフルーツの製造は、近年、室温~50℃程度の温風で水分を蒸発させる温風乾燥機、又は15~30℃程度で冷却除湿する冷風乾燥機を用いて行っている。特に、生鮮食料品の干物では、食品の変質防止の観点から、冷風乾燥機が好ましく用いられる。
 冷風乾燥機としては、乾燥室内に設置された冷却器と再熱器とを一列に設け、冷却器で乾燥室内の空気を冷却して湿気をとり、再熱器で加熱することによって元の温度に戻すことにより除湿した空気を、送風機により送りだすものが知られている(特開平7-133983号公報:特許文献1)。
 干物の製造などに用いる業務用の食品用冷風乾燥機では、乾燥室に、通常、複数段に網板をセットし、当該網板上に食品群(例えば、干物の製造の場合には30~50尾の魚)を並べて、冷風乾燥機を運転している。
 製造される干物やドライフルーツの品質を一定に保持するためには、乾燥室内に載置された食品群が、所定の乾燥時間で、載置位置に依存することなく、同程度に乾燥される必要がある。
 ところで、乾燥室内に載置された食品の乾燥効率のアップのために、通常、乾燥室内の空気をファン等で強制的に循環している。空気の循環は、一般に、乾燥室の上部や側方に設けたファンにより行われる。しかしながら、ファン近傍とファンから離れた場所とでは、風力、湿度が異なり、乾燥ムラが起きやすい。
 乾燥ムラを低減するために、例えば、特開平1-263484号公報(特許文献2)では、乾燥室内の空気を循環させる空気循環方法において、被乾燥物の上方に正回転と逆回転により同時に同一方向に送風する2基のプロペラファンを1対として複数対設け、一定時間ごとに回転方向を逆転させる空気循環方法を提案している。
 また、特開2006-304758号公報(特許文献3)には、被乾燥物を収納する収納部内において、2台の差圧ファンを、棚の通風口と対向となる側の両側に配置し、連続的に交互に作動させ、風向きを転換させることにより、乾燥室内に流入出する冷気の温度及び湿度の均質化を図ることを提案している。
 あるいは、特開2012-241956号公報(特許文献4)では、冷風通路内に乾燥室内を流れる乾燥冷風の向きを所定の時間毎に正逆方向へ択一的に切り替え可能な送風方向切り替え手段を設けてなる循環ダクトを、一つの建屋内に設けることを提案している。
特開平7-133983号公報 特開平1-263484号公報 特開2006-304758号公報 特開2012-241956号公報
 ファンの回転方向の切り替えは、切り替え手段を別途必要とし、また、切り替え時に風量、風力が低下するといった問題がある。しかも、プロペラファンの逆回転は、風量、風圧が正回転に比して少なくなるため、結局乾燥ムラを生じることになる。
 一方、特許文献4の方法は、ファンの回転方向の切り替えを行わずに、送風方向を切り替えることができるが、循環ダクトを建屋内に設ける必要があり、設置場所の選択自由度が制限されるという問題がある。
 さらに、近年、生産性増大のために、乾燥室のサイズを大型化して、一度に乾燥する被乾燥物の量を増大する傾向がある。乾燥室サイズの大型化に伴い、風量を増大する必要があるので、送風ファンを複数台並設している。
 このような大型化は、被乾燥物の載置位置、網板位置による乾燥ムラの程度が相違するという問題を顕在化することになった。かかる問題の対処として、乾燥途中で食品の載置場所を入れ替えることにより、干物などの乾物商品の品質の均一性を保持しているのが実情である。
 風量を減らして、風力の差を小さくすることにより、乾燥室の後方部と前方部、あるいは上方部と下方部との乾燥差を小さくすることが可能であるが、この場合、乾燥時間を長く設定せざるを得ず、生産性向上に反する。
 本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は複数台の送風ファンを用いる中型~大型の冷風乾燥機において、網板の位置や被乾燥物の載置位置にかかわらず、万遍なく、乾燥することができる冷風乾燥機を提供することにある。
 本発明者は複数台のファンを並列運転した場合であっても乾燥室内に万遍なく風を送ることができるように、ファンと通風路について工夫を重ね、本発明に到達した。
 すなわち、本発明の冷風乾燥機は、前方に扉を備えた外側箱体;該外側箱体内に、気流通路となる空間をあけて設置され、被乾燥物が収納される収納用中箱;前記収納用中箱の背面又は側面に並列に設置されていて、冷却除湿された空気を前記収納用中箱内に吐き出す、2基以上の軸流ファン;及び前記軸流ファンから吐き出され、前記収納用中箱内を通過した風を冷却除湿する冷却除湿手段を備え、
 前記軸流ファンの各羽根はウィングレットを有し、且つ気流の吸い込み側に、ファンガードが設けられている。
 前記冷却除湿手段で冷却除湿された空気は、前記収納用中箱内を通過する間に、被乾燥物からの蒸発水分を含んだ空気となって、前記軸流ファンと対向する側に流出し、前記収納用中箱と前記外側箱体の内壁面とで構成された空間を通って、前記軸流ファン背面に導かれて循環している。収納用中箱から排出された空気は、循環路において、冷却除湿手段により冷却除湿される。前記軸流ファンからの風は、前記ウィングレット及びファンガードの作用により、隣接するファン同士での気流の打ち消しあいが抑制され、遠くまで風力を保持することが可能である。前記循環路と組み合わせることで、風力を保持した状態で、前記収納部の対向方向に風を送りだすことができるので、収納部中箱内の位置にかかわらず、万遍なく、冷却除湿することができる。
 好ましい態様においては、前記軸流ファンは前記収納用中箱の背面に設けられていて、前記収納用中箱の上下左右の面と前記外側箱体の内壁面との隙間が、前記収納用中箱から排出された空気の流路となる空間を構成していて、前記冷却除湿手段は、前記収納用中箱の下方空間に設けられている。
 この態様においては、軸流ファンから吐き出された風が、収納用中箱の上下左右に形成された空間を通って収納用中箱の背面に導かれるので、気流の循環効率が優れている。
 前記の下方空間の前面側に、前記収納用中箱から排出された空気を前記冷却除湿手段に誘導するエアーガイドが設けられていることが好ましい。かかるエアーガイドにより、下方に排出された空気を効率よく、冷却除湿手段に誘導することが可能である。しかも、外側箱体の内壁面と所定間隔をあけてエアーガイドを設けることにより、冷却除湿手段が閉塞するといった不測の事態が発生した場合であっても、空気循環を確保することができる。
 前記ウィングレットは、各羽根の外周円弧部分に立設されていて、且つ回転方向の前縁端から、後縁端にわたって、前記ウィングレットの高さが増大していることが好ましい。かかる構成により、直進性に優れた風を吐き出すことができる。
 前記各羽根の負圧面及び高圧面には、高さ0.5~2mmの段差部が、各羽根の外周縁に沿って設けられていることが好ましい。かかる段差部は、羽根の表裏面に生じる乱流を抑制することができ、風速の失速を抑制することができる。
 前記ファンガードの外周縁は、羽根の軸方向高さの10~40%の高さ位置に対応していることが好ましい。ファンの風が遠心力で広がるのを効率よく抑制するとともに、ファンガードによる抵抗を抑制するためである。
 前記ファンガードは、ボスと、前記外周縁を構成するリングと、該ボスと該リングとを連結し、前記ボスから放射状に延びたスポークとを有し、前記スポークは、半径方向に対して回転方向に円弧を描くように湾曲していることが好ましい。
 ファンの回転方向が一定の場合、ファンガードの作用効果を効率よく発揮させることができる。
 前記収納用中箱は、前記外側箱体内を前後にスライド可能とするガイド機構を備えていることが好ましい。
 被乾燥物の入れ替え、収納用中箱の清掃に際して、当該ガイド機構により、収納用中箱を取り出して作業することができるので便利である。
 前記収納用中箱には、被乾燥物を載置する複数の網板又は複数の網板を備えた棚網が、取出し自在にセットされていることが好ましい。複数の網板を自在にセットできる構成の場合には、網板のセット位置を被乾燥物の種類、サイズに応じて、適宜設定することが可能となる。棚網が取出し自在にセットできる構成の場合には、被乾燥物の取り出し時には、棚網を取り出せばよく、乾燥機使用時には、被乾燥物を載置した棚網をセットするだけでよいので、作業効率がよい。
 本発明の冷風乾燥機は、食品、特に魚介類、野菜、果物といった生鮮食料品の乾燥に好適である。
 前記軸流ファンが上下に2基備えられていて、前記収納用中箱のサイズが、奥行き300~600mm、幅300~600mm、高さ400~1200mmである。あるいは、前記軸流ファンは、上下左右に4基備えられていて、前記収納部のサイズが、奥行き300~600mm、幅400~1000mm、高さ400~1200mmである。
 本発明の冷風乾燥機は、ウィングレットとファンガードを備え、直進性に優れた風を吐き出すことができる軸流ファンを使用し、且つ収納用中箱を通った風を上下左右4方向に排出して気流の循環を円滑に図っているので、軸流ファンからの風力、風量が保持されやすい。したがって、本発明の冷風乾燥機では、複数台のファンを使用するような大型タイプの冷風乾燥機であっても、網板の位置、ファンからの距離に関係なく、所定の風量・風速を保持することができ、乾燥ムラが少ない。
本発明の冷風乾燥機の一実施形態の内部を前側から見た構成を示す模式図である。 図1に示す冷風乾燥機の側面の断面構成を示す模式図である。 本実施形態の冷風乾燥機を運転した場合の気流の流れを説明するための図である。 本発明の冷風乾燥機で用いる第1送風ファンの一実施形態を側面からみた図である。 本発明の冷風乾燥機で用いる第1送風ファンの一実施形態を上面からみた図である。 本発明の冷風乾燥機で用いる第1送風ファンの一実施形態を背面からみた図である。 本発明の冷風乾燥機で用いる第1送風ファンの羽根構造を説明するための図である。 本発明の冷風乾燥機で用いる第1送風ファンの羽根構造を説明するための断面模式図である。 第1送風ファンの配設態様の他の実施形態を説明するための図である。 収納部の他の実施形態を示す図である。 乾燥ムラの評価方法を説明するための図である。
 本発明に係る冷風乾燥機の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
 図1及び図2は、冷風乾燥機の内部構造を示す概略図であり、図1は、冷風乾燥機の前側からみた内部構成を示す図であり、図2は、図1の冷風乾燥機のA-A断面図である。
 本実施形態の冷風乾燥機は、食品等の被乾燥物を乾燥する乾燥室10上に、圧縮機(図示せず)及び凝縮器(図示せず)が設けられた機械室20が連結された構造となっている。乾燥室10の下部には、乾燥室10で生じた水分・湿分が排出されるドレーン部30が備えられている。
 乾燥室10は、外側箱体としてのハウジング1と、被乾燥物を収納する収納用中箱としての収納部2と、乾燥室10内の空気を冷却除湿する冷却除湿手段としての冷却除湿機3を備えている。
 ハウジング1の前面には、開閉扉1bが設けられている。収納部2は、前面が開口面となった箱状体からなり、扉1bを開けると、被乾燥物を収納したり、取り出したりすることができる。
 収納部2は、ハウジング1内において、上下左右および背面に所定空間をあけて設置されている。収納部(箱状体)2の背面(前面に対向する面)には、冷気を収納部2内に吹き出すための第1の送風ファン12として、図4~図6に示す構成を有する軸流ファンが、上下に2基、所定間隔をあけて並列に設置されている。
 収納部2のサイズは、第1送風ファンの仕様、設置台数、乾燥機の仕様等により適宜設定されるが、通常、第1送風ファン12を上下に2基配設した場合、奥行き300~600mm(好ましくは330~600mm、より好ましくは350~500mm)、幅300~600mm(好ましくは320~500mm)、高さ400~1200mm(好ましくは450~1000mm、より好ましくは480~800mm)の範囲で適用できる。収納部2の底面近傍の側面には、スライド用突出部2aが前面から背面にかけて延設されていて、ハウジング1の側面の内壁面に設けられたガイドレール1a,1aに沿って、収納部2は、前後にスライドできるようになっている。
 収納部2の周囲、すなわち収納部2とハウジング1とから構成される上下左右及び背面の空間11a,11b,11c,11dは連通していて、収納部2内の空気が収納部2の周囲を通って循環できるようになっている。上方の空間11a、左右の空間11bのサイズは特に限定しないが、ハウジング1と収納部2の外壁面との離間距離として40~200mm程度、好ましくは50~150mm程度である。上方空間、左右空間のサイズは、同じでも異なっていてもよい。
 また、ハウジング1の扉1bを閉じた状態において構成される空間11eは、収納部2の上下左右及び背面の空間11a,11b,11c,11dに連通する通風路となっている。前方の空間11eのサイズは特に限定しないが、収納部2の開口面と扉1bとの間の離間距離として10~100mm程度、好ましくは10~80mm程度、より好ましくは10~70mm程度である。
 収納部2を構成する箱状体の内側の左右の側壁面には、支持部材4,4…が突設されていて、支持部材4上に、食品等の被乾燥物を載置する網板5をサイズに応じた段数だけ、適宜セットすることができる。図1では、網板5を10段セットした状態を示している。
 ハウジング1の前面の扉1bを開けて前面を開放すると、収納部2の内部にセットした網板5を適宜取り出したり、再度セットしたりできる。また、収納部2自体も、ハウジング1の側壁面に設けられたガイドレール1a,1aに沿ってスライドさせることで取り出すことができ、収納部2の清掃に便利である。
 収納部2の下側空間11bは、冷却除湿機3が配設された冷却除湿部となっている。冷却除湿機3は、冷却器、再熱器、及びヒータからなり、前方から後方に向かってこの順序で配置されるように設置されている。
 収納部2の下側空間11bにおいて、冷却除湿機3から、収納部2の背面側の空間11dに連通する中途部に、冷却除湿された空気を収納部2の背面に送りだすための第2送風ファン21が設置されている。第2送風ファン21としては、シロッコファンを用いてもよいし、プロペラファンを用いてもよい。いずれであっても、冷却除湿された空気を、第1送風ファン12の背面へ送りだし、空気循環を促進することができる。
 ハウジング1の底面付近に、冷却除湿機3とハウジング1内壁面との間に、所定間隔をあけて、ガイド部22aが立設したL字状のエアーガイド22が配設されている。エアーガイド22により、収納部2から下方に排出された空気を、冷却除湿機3に誘導できる。さらにエアーガイド22は、冷却除湿機3が何らかの原因で通風困難な状態となった場合であっても、気流を、エアーガイド22とハウジング1の底面との間の隙間を通って、収納部2の背面の空間11dに誘導できる効果を奏する。
 なお、エアーガイド22のガイド部22aと冷却器との離間距離dは、特に限定しないが、距離dのハウジング1の内壁面とガイド部22aとの距離よりも小さい方が好ましい。
 以上のような構成を有する冷風乾燥機では、図3に示すように冷風が流れる。図中、気流は実線矢印で示されている。冷却除湿機3により除湿された冷気が、第2送風ファン21により、収納部2の背面の空間11dに送りだされ第1送風ファン12の負圧側から吸い込まれ、収納部2内に吐き出される。吐き出された冷気は、網板5、5…の間を通って、収納部2前面に流れる。収納部2前面の空間11eに送りだされた空気は、収納部2前面の空間11eと連通している上方、下方、左右の空間11a,11b,11cで構成される通風路を通って、再び収納部2背面の空間11dに戻される。
 後述するように、第1送風ファン12は、直進性の高い風を吐き出すことができるので、収納部2の前面まで風を送りだすことができる。また、風は、網板5間だけでなく、網板5の網目間も通過することができるので、収納部2内において、上昇気流が生じた場合であっても、収納部内での対流を抑制して、収納部の前面に排出することができ、空気を乾燥室10内で循環させることができる。
 第1送風ファン12としては、図4(側面図)、図5(上面図)、及び図6(背面図)に示すような軸流ファン40が用いられる。かかる軸流ファン40は、モータの回転軸に外嵌された羽根車41及び、モータのケーシングと一体的構成されたファンガード50を備えている。
 羽根車41は、ボス42と一体的に形成された5枚の羽根43で構成されている。図4-図6に示す羽根車41は、羽根43の表面(吐出側の面)からみて矢印方向(反時計回り)に回転し、気流は、ファンガード側から吸い込まれて、回転軸の先端側に吹き出される。
 各羽根43は、回転方向にしたがって気流が上昇するように取り付けられている。すなわち、前縁部(回転方向における前進部)43aがボスのモータ側に取り付けられ、後縁部(回転方向における後端)43bにかけて徐々に回転軸先端に向かうように、ボス42の周面に斜めに配設されている。
 各羽根43は、ボス42の根元から扇状に広がっていて、羽根の1/3程度が、ボス42下端(モータ取付け端)部よりも負圧側(吸い込み側)にまで広がっている。
 5枚の羽根43は、重なり部分がないサイズで、隣接する羽根との間には風が負圧側(吸い込み側)から高圧側(吐き出し側)へ流れることができるようになっている。図4において、気流方向は白抜矢印で示されている。
 本発明の冷風乾燥機で使用する軸流ファンの各羽根の特徴を、図7及び図8に基づいて説明する。
 本発明の冷風乾燥機で使用する軸流ファンは、各羽根43の外周縁43cに沿って、負圧面(吸込み側の面)及び高圧面(吐出側の面)の双方に立設するウィングレット45を有しているところに特徴がある。ウィングレット45は、各羽根43において、後縁端qで最も高く、前縁端pで面一(ウィングレットの高さ0)となるように、徐々に、外周縁43cに沿って低くなっている。このようなウィングレット45は、遠心力により半径方向へ広がる気流を中心軸側へ引き寄せる作用があり、風を吐き出し側(ファン前面)に集めて送りだす効果がある。また、回転方向の前縁端pを羽根面と面一とすることで、ウィングレット45による抵抗を抑制している。
 また、図8に示すように、各羽根43の両面には、前記羽根43の外周縁43cから、10~20mm程度の間隔(s1)をあけて、幅(w1)1mm程度で高さ(h1)1mm程度の第1段差部46aが、羽根43の外周縁43cに沿って突設されている。第1段差部46aから、10mm程度の間隔(s2)をあけて、第1段差部46aと幅及び高さが等しい第2段差部46b(幅w2、高さh2)が、第1段差部46aと並行に突設されている。
 かかる段差部46a,46bは、羽根43の表裏面の近傍に生じる乱流(渦流)を抑制し、整流する働きがあり、これにより、風速が羽根表面で失速等することを抑制できる。
 ファンガード50は、モータケーシングと一体的に形成されていて、モータケーシング部分をハブ51として、ファンガード50の外周を構成する最外リング52と、ハブから放射状に延びて最外リング52に連結する複数本の骨材(スポーク)53とが一体的に構成されている。最外リング52は、ハブ51との結合部分から放射状に延びる平面に対して、気流方向(羽根車が取付けられている方向)に湾曲した位置に設けられている。湾曲により構成されるガード50の周壁50aは、羽根車のボス下端部に対応する位置が天井面となる高さ(g)を有している。したがって、羽根43の吸い込み側の約1/3程度は、ファンガード50の外周壁50aで囲まれたようになっている。
 また、各スポーク53は、ハブから半径方向に延びる放射線よりも回転方向に弧を描くように配設されている。さらにファンガード50は、所定間隔をあけて周方向に設けられたリング材が、各スポーク53を架設し、四角形の格子模様を形成している。このようなファンガード50は、羽根車41の風が遠心力で広がるのを抑制する効果がある。
 以上のような構成を有する軸流ファンは、羽根車41が回転することで、流体を回転軸方向に押し出して移動させる。羽根車41を回転することによって流体は羽根43の形状と遠心力の影響を受けるため、回転軸方向の流速の速い領域は羽根43の半径方向に偏る傾向があるが、羽根43外周の下方部(ファンガード側)は、ファンガード50の外周壁50aで囲まれているので、摩擦抵抗増大により、乱流境界層が増速せず、乱れが抑えられる。そのため、吐出気流がファンガード50のスポーク53間を通過する際の気流乱れを低減できると考えられる。
 そして、羽根面に衝突する風を前方の吐き出し側に効率よく押し出すことができるので、2台並設した場合に、隣接するファンの隙間に対応する部分での気流の打ち消しあいが抑制されている。したがって、ファンの設置台数に応じた風量増大を実現することが可能となる。しかも、従来のウィングレット及びファンガードが設けられていない軸流ファンと比べて、ファン間の気流の干渉が少ないので、収納部内のいずれの網板にも、同程度の冷気を送ることができる。
 機械室20は、圧縮機と凝縮器とを備え、気化した冷媒の圧縮、凝縮器による液化を繰り返す冷却サイクルを形成している。機械室20は、乾燥室10の冷却除湿部と、三方弁(又は四方弁)を介して接続され、冷媒の切り替え手段を通じて、冷却器の蒸発温度を下げて、除湿を行うことができる。機械室20と乾燥室10の接続方式は、冷却サイクルと除湿サイクルを切り替えることができる構成であればよく、特に限定しない。例えば、特許6104106号で提案している、図3のように接続することができる。
 冷却除湿過程で生じた霜、湿分は、乾燥室10の下方に設けられたドレーン部30に適宜排出される。図1及び図2中、30aは排水ドレーンであり、30bは受け部である。
 以上のような構成を有する冷風乾燥機は、第1送風ファンから吐出される冷却除湿された風が、従来の送風ファンと比べて、風を高圧面側(吐き出し側)へ押し出す力が強く、風量も大きい。また、ファンガードにより、従来(ファンガードなし、ウィングレットがない軸流ファンを用いた場合)よりも前方にまで到達できる風量が増大し、モータ近傍(収納部の後側)と乾燥室10の扉1a付近(収納部の前側)との風量の差が少なくなり、乾燥ムラが低減される。
 さらに、本発明で使用する軸流ファン40によれば、吐出口における風の半径方向の広がりが抑制され、隣接するファンとの間で、互いの吹き出し風の干渉が少なくて済む。従って、複数のファンを2個並列して用いることで、送風ファンの数に応じた風量増大効果を得ることができる。しかも、軸流ファン40から吐出される風は、直進性が高いので、ファン付近(収納部の背面付近)に載置された被乾燥物が、扉付近(前方面部)と比べて、より多量、強い風を受けるといったムラが少ない。また、上方部と下方部とでは、下方部の方で風が弱くなる傾向があるが、本発明ではこのようなムラも少ない。従って、奥行き300~600mm程度、高さ400~1200mm程度の大型の収納部を備えた冷風乾燥機であっても、扉1b付近の前方部と第1送風ファン12が設置された背面、また収納部2の上方部と下方部とでは、同程度の風力を有する気流が通過するので、乾燥ムラが少なくて済み、しかも従来よりも乾燥時間を短縮することができる。
 またさらに、羽根43の両面に形成された段差部46が、羽根43の表面で生じる渦流を抑制することで、より風量を増大するとともに、ファン回転による騒音も低減できる。
 以上のような構成を有する本発明の冷風乾燥機では、収納部2内での位置にかかわらず、同程度の風量、風速の除湿冷気を送ることができるので、被乾燥物の量、収納部2のサイズに応じて、適宜網板のセット位置を選択することができる。
 例えば、床面に平行な網板を複数セットして、その上に魚等の被乾燥物を載置してもよいし、最上段の網板のみをセットすることで、ワカメ、昆布、生海苔といった海藻類や麺類の乾燥にも利用できる。
 なお、上記実施形態においては、第1送風ファンの段差部は羽根面の両面に2つ並行して突設されていたが、1つだけであってもよい。
 また、ファンガードは、上記実施形態では、ハブから最外リングまで所定間隔毎にリングを配置することで四角の格子模様を形成していたが、本発明はこれに限定しない。ハブと最外リングとの連結は、スポークのみで構成されていてもよい。
 さらにまた、ファンガードの外周壁の高さは、隣接するファンとの風の干渉を防止できる程度の高さであればよく、外周壁の天井面の位置が、羽根の軸方向高さの10~40%程度好ましくは20~30%程度に相当する位置程度であればよい。
 上記実施形態においては、第1送風ファンは、上下方向に2基並設していたが、本発明の冷風乾燥機はこれに限定しない。収納部のサイズ、形状に基づき、左右に2基並設してもよいし、3基以上並設してもよい。3基以上の並設は、上下又は左右に一列に並列させる場合だけでなく、図9に示すように、上下左右に4基(2基×2列)に並設してもよい。2基を2列に並設した場合には、収納部2のサイズを、奥行き300~600mm(好ましくは330~600mm、より好ましくは350~500mm)、幅400~1000mm(好ましくは450~800mm、より好ましくは500~750mm)、高さ400~1200mm(好ましくは450~1000mm、より好ましくは480~800mm)といった大型にすることが可能である。
 本発明で使用する軸流ファンは、ファン間での気流の干渉を低減できるので、いずれの並列方式を採用しても、軸流ファン台数に応じた風量増大を図ることが可能である。
 また、上記実施形態の冷風乾燥機では、冷却除湿機を、収納部下方の空間に配設したが、本発明の冷風乾燥機はこれに限定しない。収納部内から排出される空気を冷却、除湿して収納部背面に送りだすことができる構成であればよく、例えば、収納部の上方空間、左右空間の通風路に配設してもよい。
 さらに、機械室は、乾燥室の上方に設置されていたが、乾燥室の下方に設置してもよい。
 さらに、冷却除湿機が何らかの理由で閉塞した場合に、気流を逃すことができる隙間が冷却除湿機の周囲のいずれかに設けられていれば、エアーガイドはなくても構わない。また、第1送風ファンの作用により、空気を循環させることができるので、第2送風ファンはなくても構わない。
 さらにまた、図1及び図2に示す態様では、収納部2が、中箱に個々の網板5を適宜枚数だけセットできる構成であったが、本発明はこれに限定しない。例えば、図10に示すように、10段の網板6a,6a…を備えた棚網6が、中箱7をケースとして、取出し自在にセットされる構成であってもよい。
 また、収納部の上下左右空間である通風路のいずれかに、オゾン発生器を設置してもよい。これにより、乾燥室内に発生する水分にオゾンが溶解し、オゾン水の酸化作用により乾燥室内部の除湿・消臭を図ることができる。
 以上のような構成を有する冷風乾燥機は、通常、15~30℃、好ましくは15~25℃程度で運転する。したがって、魚介類の干物の製造、野菜・果物などの生鮮食品の乾物品の製造に好適に用いることができる。さらに、ファンを上下に2基以上並列することで、高さ100cm以上とすることができるので、麺類の乾燥にも適用できる。
 本発明に冷風乾燥機は、風量、風速が高められていて、且つ前方部分、下方部であっても、所定の風量、風速の風が生じているので、例えば、中型アジ(厚み15mm程度)の場合、2基のファンを備えた冷風乾燥機で、60枚の干物を1時間程度で製造することができる。
 本発明の効果を確認するために、下記仕様の冷風乾燥機(図1及び図2参照)において、被乾燥物の載置位置の差異による風量、風速の差異を調べた。
〔冷風乾燥機のサイズ〕
 収納用中箱サイズ:奥行×幅×高さ=420mm×330mm×580mm
 上部空間    :約70mm
 左右空間    :各約100mm
 網板数     :10段の棚網
 ファン     :中箱の背面に上下2基並列
 冷却除湿機   :中箱下方部
〔評価方法〕
 上記仕様の冷風乾燥機にセットした10段の網板のうち、上から1段目、5段目、7段目、10段目の網板について、網板上の背面、真ん中、前方での風の強さを比較した。
 風の強さの測定は、図11に示すように、各網板6aのファン設置側(背面側)に、紐8を取り付け、冷風乾燥機を運転したときの紐8のなびき方を乾燥機の外部から観察することにより行った。
 網板6aの幅方向の中央にて、背面側端縁近傍(A)、真ん中(B)及び前方端縁近傍(C)の3点での紐のなびき方に基づき、風の強さを、以下の4段階で評価した。
 S:紐が網板から浮き上がってなびいた。
 M:紐は網板に触れながら揺れていた。
 W:紐が網板上で時々止まることがある。
 N:紐は全くなびかず、無風。
〔乾燥機の種類〕
実施例:
 図4~図6に示す構成を有するファン(ファンタイプ1)を使用した。
比較例1: 
 ウィング、段差部がない平坦な羽根を備えた従来のファン(ファンタイプ2)を用いた以外は、実施例と同様である。
比較例2:
 ファンタイプ2を使用し、さらに上から6段目の網板を、仕切り板に取り換えて、上下のファンの風が実質的に収納用中箱内で分離されるようにした。
参考例:
 ファンタイプ2を使用し、さらに収納部の上方、左右に形成されたハウジングとの隙間を閉じ、収納部から吹き出される風が、下方空間と収納部との間で循環するようにした。
 実施例、比較例1,2及び参考例について、上記評価方法に基づき、風の強さを測定した結果を表1に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1からわかるように、ウィングレット及びファンガードを備えたファン(ファンタイプ1)を用いた実施例の乾燥機では、いずれの網板においても、ファンから最も離間している前面部(C)では、ファン近傍部(A)よりもやや風力は弱くなったが、中程度の風力を保持することができ、載置位置にかかわらず、ムラなく乾燥できることがわかる。
 ウィングレット、ファンガードを備えていないファン(ファンタイプ2)を用いた乾燥機(比較例1)では、ファンから離れる程、風が弱くなり、前面部分(C)では弱い風しか得られなかった。さらに、7段目、10段目では、中央部から風が弱くなり、ファン近傍(A)と前面部(C)とで、乾燥レベルが異なる原因となる。
 比較例2は、比較例1の冷風乾燥機に、仕切板を設置した場合である。下方部ほど、風が弱まる原因は、上下に並列したファンの風の干渉によるとの見解の下、2基のファンの境界部分に仕切り板を設けたが、予想に反して、真ん中(B)から風が弱まり、5段目、10段目の前面部(C)では無風となっていた。
 参考例の冷風乾燥機は、ファンタイプ2を使用し、且つ気流の循環路を、収納部用中箱と冷却除湿機を配置した下方空間のみ通過するルートとした場合である。1段目、5段目については、比較例1よりも、前面部での風力が維持されていたが、7段目、10段目では、ファン近傍(A)でも風力が弱まり、ファンから離れると無風となっていた。参考例の冷風乾燥機では、上方の網板上の被乾燥物と下方の網板上の被乾燥物とでは、乾燥の程度が相違し、乾燥ムラが大きいと予測される。
 本発明の冷風乾燥機は、収納用中箱全体に、除湿された風を送ることができるので、乾燥時間の設定や乾燥途中での被乾燥物の載置場所を変更しなくても、均質な乾燥製品を得ることができる。よって、収納用中箱サイズとして、奥行き(送風ファンの位置が収納用中箱の側面に配置される場合には、幅)30cm以上(好ましくは32cm以上)、高さ40cm以上の中型~大型の冷風乾燥機室であっても、乾燥ムラが少ないので、干物製造の作業性、生産性に優れ、しかも品質が安定した干物を製造することができる。
1 ハウジング(外側箱体)
2 収納部(収納用中箱)
3 冷却除湿機
5 網板
6 棚網
6a 網板
7 収納用中箱
10 乾燥室
11a,11b,11c,11d,11e 空間(通風路)
12 第1送風ファン
40 軸流ファン
41 羽根車
42 ボス
43 羽根
43a 前縁部
43b 後縁部
43c 外周縁
45 ウィングレット
46a,46b 段差部
50 ファンガード
50a 周壁
51 ハブ
52 外周リング
53 スポーク
 

Claims (12)

  1.  前方に扉を備えた外側箱体;
     該外側箱体内に、気流通路となる空間をあけて設置され、被乾燥物を収納することができる収納用中箱;
     前記収納用中箱の背面又は側面に並列に設置されていて、冷却除湿された空気を前記収納用中箱内に吐き出す、2基以上の軸流ファン;及び
     前記軸流ファンから吐き出され、前記収納用中箱内を通過した風を冷却除湿する冷却除湿手段を備え、
     前記軸流ファンの各羽根はウィングレットを有し、且つ気流の吸い込み側に、ファンガードが設けられている冷風乾燥機。
  2.  前記軸流ファンは、前記収納用中箱の背面に設けられていて、
     前記収納用中箱の上下左右の面と前記外側箱体の内壁面との隙間が、前記収納用中箱から排出された空気の流路となる空間を構成していて、
     前記冷却除湿手段は、前記収納用中箱の下方空間に設けられている請求項1に記載の冷風乾燥機。
  3.  前記の下方空間の前面側に、前記収納用中箱から排出された空気を前記冷却除湿手段に誘導するエアーガイドが設けられている請求項2に記載の冷風乾燥機。
  4.  前記ウィングレットは、各羽根の外周円弧部分に立設されていて、且つ回転方向の前縁端から、後縁端にわたって、前記ウィングレットの高さが増大している請求項1~3のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  5.  前記各羽根の負圧面及び高圧面には、高さ0.5~2mmの段差部が、各羽根の外周縁に沿って設けられている請求項1~4のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  6.  前記ファンガードの外周縁は、羽根の軸方向高さの10~40%の高さ位置に対応している請求1~5のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  7.  前記ファンガードは、ボスと、前記外周縁を構成するリングと、該ボスと該リングとを連結し、前記ボスから放射状に延びたスポークとを有し、
     前記スポークは、半径方向に対して回転方向に円弧を描くように湾曲している請求項1~6のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  8.  前記収納用中箱は、前記外側箱体内を前後にスライド可能とするガイド機構を備えている請求項1~7のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  9.  前記収納用中箱には、被乾燥物を載置する複数の網板又は複数の網板を備えた棚網が、取出し自在にセットされている請求項1~8のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  10.  前記被乾燥物は、食品である請求項1~9のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  11.  前記軸流ファンが上下に2基備えられていて、前記収納用中箱のサイズが、奥行き300~600mm、幅300~600mm、高さ400~1200mmである請求項1~10のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
  12.  前記軸流ファンは、上下左右に4基備えられていて、前記収納部のサイズが、奥行き300~600mm、幅400~1000mm、高さ400~1200mmである請求項1~10のいずれか1項に記載の冷風乾燥機。
     
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