WO2018155667A1

WO2018155667A1 - Ｌｅｄ照明装置

Info

Publication number: WO2018155667A1
Application number: PCT/JP2018/006852
Authority: WO
Inventors: 智也福田; 章史谷地
Original assignee: 興和株式会社
Priority date: 2017-02-27
Filing date: 2018-02-26
Publication date: 2018-08-30
Also published as: JPWO2018155667A1

Abstract

天井に取り付け可能なベースを有し、該ベースには、光源ユニットが脱着自在に設けられており、光源ユニット内の基板ホルダのベース側には直流電源装置が配置されており、基板ホルダの光照射側には、ＬＥＤ素子が搭載されたＬＥＤ基板が装着されており、基板ホルダには、アース線を有する３芯電源ケーブルを接続し得る端子台が設けられており、端子台は、直流電源装置と電気的に接続されており、端子台は、直流電源装置又はＬＥＤ基板のアースと電気的に接続しているアース端子を有しており、基板ホルダとベース間に、第１金具及び第２金具を有するアース接続金具を、基板ホルダのベースへの装着動作方向に、第１金具及び第２金具が電気的に接続・接続解除自在に設け、第１金具は、前記直流電源装置又はＬＥＤ基板のアースと電気的に接続しており、第２金具は、前記ベースのアースと電気的に接続しているＬＥＤ照明装置。

Description

ＬＥＤ照明装置

　　本発明は、組立が簡単なＬＥＤ照明装置に関する。

　　ＬＥＤ照明装置１を組立てる際には、図１に示すように、天井などの取り付け部材側から延伸されるアースケーブル付きの３芯電源ケーブル２を、ＬＥＤ照明装置１のベース３に装着された端子台５に接続し、更に、ＬＥＤ素子を駆動するための直流電源装置６へ電源を供給するためのアースケーブル付きの３芯接続ケーブル７を、端子台５に接続する作業を行っていた。

　　しかし、これでは、ＬＥＤ照明装置１を組立てる際に、いちいち電源ケーブル２と接続ケーブル７の端子台５への接続作業が生じ、極めて煩雑であった。

ところで、ベース３はアルミニウムなどの導電性材料で形成されており、端子台５はベース３のアースとは端子台５をベース３に装着する組立時点で電気的に接続されており、更に端子台５は直流電源装置６を含んだ基板ホルダ９側のアースとも、３芯接続ケーブル７を介して接続されている。従って、３芯電源ケーブル２を端子台５に接続することで、ベース３のフレームアースと基板ホルダ９側のアースは３芯電源ケーブル２のアースケーブルでアース（接地）されるように構成されている。従って、３芯電源ケーブル２の接続に際しては、ベース３のフレームアースと直流電源装置６を含んだ基板ホルダ９側のアースの両方を３芯電源ケーブル２へアース接続する必要もある。

　　本発明は上記の事情を鑑みてなされたもので、アースケーブル付きの電源ケーブルを基板ホルダ側に直接接続することが出来、同時にベースのフレームアースと直流電源装置を含んだ基板ホルダ側のアースの両方を電源ケーブルへアース接続することの出来るＬＥＤ照明装置を提供することを目的とする。

　本発明の第１の観点は、天井に取り付け可能なベース（３）を有し、該ベース（３）には、光源ユニット（４）が脱着自在に設けられており、
前記光源ユニット（４）は基板ホルダ（９）を有し、
前記基板ホルダ（９）の前記ベース（３）側には直流電源装置（６）が配置されており、
前記基板ホルダ（９）の光照射側には、ＬＥＤ素子（１０）が搭載されたＬＥＤ基板（１１）が装着されており、
前記基板ホルダ（９）には、アース線を有する３芯電源ケーブル（２）を接続し得る端子台（１２）が設けられており、
前記端子台（１２）は、前記直流電源装置（６）と電気的に接続されており、
前記端子台（１２）は、前記直流電源装置（６）及びＬＥＤ基板（１１）のアースと電気的に接続しているアース端子を有しており、
前記基板ホルダ（９）と前記ベース（３）間に、第１金具（１３ａ）及び第２金具（１３ｂ）を有するアース接続金具（１３）を、前記基板ホルダ（９）の前記ベース（３）への装着動作方向に、前記第１金具（１３ａ）及び第２金具（１３ｂ）が電気的に接続・接続解除自在に設け、
前記第１金具（１３ａ）は、前記直流電源装置（６）及びＬＥＤ基板（１１）のアースと電気的に接続しており、前記第２金具（１３ｂ）は、前記ベース（３）のフレームアースと電気的に接続している、
ことを特徴として構成される。　

　　本発明によれば、基板ホルダ（９）のベース（３）への装着に際しては、アース線が設けられた３芯電源ケーブル（２）を、基板ホルダ（９）に設けられた端子台（１２）に接続するだけで、直流電源装置（６）への３芯電源ケーブル（２）の接続と、当該３芯電源ケーブル（２）を介した直流電源装置（６）とＬＥＤ基板（１１）のアースと、ベース（３）のアース接続が完了するので、端子台（５）をベース（３）に設けた場合のように、端子台（５）と直流電源装置（６）を接続する接続ケーブル（７）の接続作業を行う必要が無くなり、組立作業を効率的に行うことが出来る。

　　なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。

図１は、従来のＬＥＤ照明装置の一例を示す正面模式図。図２は、本発明によるＬＥＤ照明装置の一例を示す正面模式図である。図３は、図２のＬＥＤ照明装置の組立状態を示す側面模式図。図４は、図２のＬＥＤ照明装置の側面模式図。

　以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。

　ＬＥＤ照明装置１は、図２及び図３に示すように、ＬＥＤ照明装置１を図示しない天井などに取り付けるためのベース３を有しており、ベース３には、光源ユニット４が、図３に示すように、全体が箱状に形成されたベース３に対して図中上下方向に着脱自在に設けられている。光源ユニット４とベース３との脱着構造は、多様なものが知られているが、ここではその詳細な説明は省略する。光源ユニット４の構成要素の一つである基板ホルダ９の図中上面、即ち、ベース３側には、交流を直流に変換して外部（ＬＥＤ素子）に供給する直流電源装置６が設けられており、また基板ホルダ９の図２中下面の光照射側、従って直流電源装置６が設けられた基板ホルダ９の反対側の面には、多数のＬＥＤ素子１０が配置されたＬＥＤ基板１１が装着されている。直流電源装置６とＬＥＤ基板１１の間には、直流電源装置６からの直流電力をＬＥＤ基板１１に供給するための給電ケーブル８が接続されている。

直流電源装置６の、図２左方には、端子台１２が電気的に接続されており、端子台１２は図示しないが三個の入力端子を備えており、ＬＥＤ照明装置１を天井等に取り付ける際に、ベース３の配線取り入れ孔３ｂから取り入れられるアース線付きの３芯電源ケーブル２の先端をそれぞれ接続することが出来るように構成されている。端子台１２は基板ホルダ９に設けられており、電源ケーブル２から供給される商用電源を直流電源装置６に供給することが出来る。また、端子台１２の電源ケーブル２のアース線が接続されるアース端子（図示せず）は、直流電源装置６及びＬＥＤ基板１１のアースに図示しないケーブルや接続金具などを介し電気的に接続されている。

　直流電源装置６には、端子台１２から供給される交流電源を整流し、直流に変換する電源基板（図示せず）が内蔵されており、電源基板のアースが既に述べたように、端子台１２のアース端子に電気的に接続している。

　　また、直流電源装置６の図２右方の、ベース３の側板３ａとの間には、図２及び図４に示すように、アース接続金具１３が設けられており、アース接続金具１３は、基板ホルダ９側に立設された第１金具であるピン１３ａとベース３側に設けられた第２金具であるナット１３ｂを有している。ピン１３ａとナット１３ｂは、図２及び図３の上下方向（即ち、基板ホルダ９のベース３への装着動作方向である、図３の矢印Ａ、Ｂ方向）に挿入係合自在に構成されており、ピン１３ａがナット１３ｂに挿入係合されると、両者間は電気的に導通状態となる。ピン１３ａは、ＬＥＤ基板１１又は直流電源装置６内の図示しない電源基板のアースとケーブルなど適宜な導通手段で導通しており、ナット１３ｂは導電性を有するベース３、従ってアースと電気的に導通している。

　　なお、基板ホルダ９には、図２に示すように、透光性を有する拡散カバー１５が設けられている。

　　ＬＥＤ照明装置１は、以上のような構成を有するので、ＬＥＤ照明装置１の現場での組み立ては、図３に示すように、例えば、天井１６に取り付けられたベース３に対して、電源装置６及びＬＥＤ基板１１が装着された状態の基板ホルダ９及び拡散カバー１５で構成される光源ユニット４を、矢印Ａ方向に移動させる形で装着し、取り付けることで行う。なお、こうした組立態様は、本発明の要点では無く、各種の態様が考えられる。

　光源ユニット４ベース３に取り付ける際に、図２に示すように、ベース３の配線取り入れ孔３ｂを介して天井１６側から伸延して来ているアース線付きの３芯電源ケーブル２の先端を前述したように、基板ホルダ９に設けられた端子台１２に接続し、電源ケーブル２から端子台１２を介して直流電源装置６へ電力を供給しうるようにすると共に、電源ケーブル２のアース線を端子台１２の図示しないアース端子に接続する。すると、基板ホルダ９の直流電源装置６及びＬＥＤ基板１１のアースは、３芯電源ケーブル２を介してアースに接続される。

　　こうして電源ケーブル２を端子台１２に接続した後、基板ホルダ９を図３矢印Ａ方向に移動させてベース３に取り付けるが、この際、基板ホルダ９に立設されたアース接続金具１３のピン１３ａが、ベース３設けられたナット１３ｂに陥入係合することで、ベース３のアースはアース接続金具１３を介して基板ホルダ９側のＬＥＤ基板１１及び直流電源装置６内の図示しない電源基板のアースと導通し、更に端子台１２のアース端子と導通することとなる。

　　すると、既に述べたように、端子台１２は、３芯電源ケーブル２が接続されて、当該３芯電源ケーブル２を介して外部のアースに接続されているので、ベース３も同様に３芯電源ケーブル２を介してアースされることとなる。

　　既に説明したように、光源ユニット４のベース３への装着に際しては、アース線が設けられた３芯電源ケーブル２を、基板ホルダ９に設けられた端子台１２に接続するだけで、直流電源装置６への３芯電源ケーブル２の接続と、当該３芯電源ケーブル２を介した直流電源装置６とＬＥＤ基板１１のアースと、ベース３のアース接続が完了するので、端子台５をベース３に設けた場合のように、端子台５と直流電源装置６を接続する接続ケーブル７の接続作業を行う必要が無くなり、組立作業を効率的に行うことが出来る。

　なお、アース接続金具１３は、ベース３のアースと基板ホルダ９側のアースを接続することが出来ればどのような構成でも良いが、光源ユニット４の構成要素である基板ホルダ９をベース３側に移動させる基板ホルダ９のベース３への接近装着動作（従って、図３の矢印Ａ．Ｂ方向への移動）により、アース接続金具１３の接続動作が行われるように構成することが重要である。それには、基板ホルダ９の接近装着動作方向である図３の矢印Ａ，Ｂ方向への移動により、アース接続金具１３の電気的な接続・接続解除が可能な機構を備えることが望ましい。例えば、ピンジャック方式、板バネによる圧着方式等が考えられるが、それだけに限るものではない。

１……ＬＥＤ照明装置
２……３芯電源ケーブル
３……ベース
４……光源ユニット
６……直流電源装置
９……基板ホルダ
１０……ＬＥＤ素子
１１……ＬＥＤ基板
１２……端子台
１３……アース接続金具
１３ａ……第１金具（ピン）
１３ｂ……第２金具（ナット）

Claims

天井に取り付け可能なベースを有し、該ベースには、光源ユニットが脱着自在に設けられており、前記光源ユニットは基板ホルダを有し、
前記基板ホルダの前記ベース側には直流電源装置が配置されており、
前記基板ホルダの光照射側には、ＬＥＤ素子が搭載されたＬＥＤ基板が装着されており、
前記基板ホルダには、アース線を有する３芯電源ケーブルを接続し得る端子台が設けられており、
前記端子台は、前記直流電源装置と電気的に接続されており、
前記端子台は、前記直流電源装置及びＬＥＤ基板のアースと電気的に接続しているアース端子を有しており、
前記基板ホルダと前記ベース間に、第１金具及び第２金具を有するアース接続金具を、前記基板ホルダの前記ベースへの装着動作方向に、前記第１金具及び第２金具が電気的に接続・接続解除自在に設け、
前記第１金具は、前記直流電源装置又はＬＥＤ基板のアースと電気的に接続しており、前記第２金具は、前記ベースのアースと電気的に接続している、
ことを特徴とするＬＥＤ照明装置。