WO2014069405A1

WO2014069405A1 - 光源ユニット及び表示装置

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Publication number: WO2014069405A1
Application number: PCT/JP2013/079142
Authority: WO
Inventors: 裕紀堀口; 隆之中澤; 和彦根来; 貴博吉川; 真由美中村
Original assignee: 堺ディスプレイプロダクト株式会社
Priority date: 2012-10-30
Filing date: 2013-10-28
Publication date: 2014-05-08
Also published as: US20150078032A1; JPWO2014069405A1; CN104246352B; JP5766888B2; CN104246352A; US9488770B2

Abstract

　狭額縁化及び薄型化を両立することができる光源ユニット及び表示装置を提供する。　導光板と、該導光板の周面に対設したＬＥＤと、前記導光板の周囲に設けてあり、前記導光板の一面から出射した光を反射するパネルシャーシとを備える光源ユニットであって、前記パネルシャーシは、前記導光板の縁の外側に位置し、前記一面に交差する方向に延設された取付板と、該取付板における前記一面から離隔した位置から前記一面に向けて突出した反射板とを有する。

Description

光源ユニット及び表示装置

　本発明は対象物へ光を照射する光源ユニット並びに該光源ユニットを備える表示装置に関する。

　表示画面の大きさに比べて占有面積の小さい薄型表示装置は一般に広く普及している。薄型表示装置の多くはバックライトユニット（光源ユニット）からの光によって表示パネルに映像を表示する。

　光源ユニットには、ＬＥＤ(Light Emitting Diode)又は冷陰極蛍光管等の光源を表示パネルに対向配置した直下型と、表示パネルに対向する導光板と、該導光板の周面に対向する光源とを備えたエッジライト型とがある。直下型の光源ユニットを使用した場合、表示部の周囲に光源を配置するための空間を確保する必要はなく、狭額縁化を図ることができる（例えば特許文献１参照）。

特開２０１２－４８１６８号公報

　近年では狭額縁化に加えて更なる薄型化も求められている。エッジライト型の光源ユニットは直下型に比べて光源ユニットを薄型にし易いため、薄型化の要求に応えるべく、エッジライト型の光源ユニットを使用することが考えられる。

　しかし狭額縁を維持したままエッジライト型の光源ユニットを製造した場合、導光板の周囲に配置した光源、シャーシ等が視認されるおそれがある。そのためエッジライト型の光源ユニットを製造する場合、額縁を広くせざるを得ない。

　本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、狭額縁化及び薄型化を両立することができる光源ユニット及び表示装置を提供することにある。

　本発明に係る光源ユニットは、導光板と、該導光板の周面に対設した光源と、前記導光板の一面から出射した光を反射する反射部とを備える光源ユニットであって、前記反射部は、前記導光板の縁の外側に位置し、前記一面に交差する方向に延設された延設部分と、該延設部分における前記一面から離隔した位置から前記一面に向けて突出した突出部分とを有し、前記光源の前記一面側は前記突出部分によって覆われていることを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、前記突出部分は前記一面に対し傾斜していることを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、前記突出部分の傾斜角度は３０度以上９０度未満であることを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、前記一面に交差する方向に突出した曲面が前記突出部分の前記一面と反対側に形成してあることを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、前記突出部分の前記一面と反対側を段状に形成してあることを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、光を拡散する拡散シートが前記一面に設けてあることを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、前記導光板の前記一面に離隔対向し、光を拡散する拡散板と、該拡散板及び導光板の間に配してあり、透光性を有し、前記拡散板を支持する支持部とを備えることを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、前記導光板の前記一面に離隔対向し、光を拡散する拡散板と、該拡散板に重畳した光学シートと、前記拡散板の前記一面の縁部分よりも外側に位置し、前記光学シートの縁から前記拡散板に交差する方向に延出し、孔を有する係止片とを備え、前記反射部は前記孔に挿入される突出部を有することを特徴とする。

　本発明に係る光源ユニットは、前記導光板の前記一面に離隔対向し、光を拡散する拡散板と、該拡散板に重畳した光学シートと、前記拡散板の前記一面の縁部分よりも外側に位置し、前記光学シートの縁から前記拡散板に交差する方向に延出し、孔を有する係止片とを備え、前記拡散板は前記孔に挿入される突出部を有することを特徴とする。

　本発明に係る表示装置は、前述したいずれかの光源ユニットと、該光源ユニットから出射された光を透過して画像を表示し、前記反射部に支持された表示パネルとを備え、前記反射部は前記表示パネルの表示領域の外側にて前記表示パネルを支持していることを特徴とする。

　本発明に係る表示装置は、前述したいずれかの光源ユニットと、該光源ユニットから出射された光を透過して画像を表示し、前記反射部に支持された表示パネルとを備え、前記光源は前記表示パネルの前記表示領域内に位置し、前記突出部分は前記光源と前記表示パネルとの間に位置することを特徴とする。

　本発明に係るテレビジョン受信機は、前述したいずれかの表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示するようにしてあることを特徴とする。

　本発明にあっては、エッジライト型の光源ユニットにおいて、導光板の一面に向けて突出した突出部分を備え、突出部分の裏側に光源等の部品を位置させる。また導光板の一面から出射した光を突出部分にて反射させ、縁部分での輝度の低下を防止し、狭額縁化及び薄型化の両立を実現することができる。

実施の形態１に係るテレビジョン受信機を略示する斜視図である。テレビジョン受信機の内部構成を略示する部分断面図である。導光板内側へ向かう方向におけるＬＥＤ先端からの距離とＬＥＤ先端から導光板内側へ５０ｍｍの位置での輝度を１とした場合の輝度の相対値との関係を示すグラフである。反射板の傾斜角度と液晶表示パネルの表示面にて視認される暗帯及び明帯との関係を示す模式図である。第１の変更形態に係る表示装置の内部構成を略示する部分断面図である。第２の変更形態に係る表示装置の内部構成を略示する部分断面図である。実施の形態２に係るテレビジョン受信機の内部構成を略示する部分断面図である。実施の形態３に係るテレビジョン受信機の内部構成を略示する部分断面図である。フック及び係止片を略示する拡大斜視図である。光学シートを背面側から見た斜視図である。光学シートの拡大展開図である。フックの構成の一部を変更した態様を示す部分断面図である。フックの構成の一部を変更した態様を示す部分断面図である。係止片、位置決め係止片の構成の一部を変更した態様を略示する光学シートの展開図である。係止片、位置決め係止片の構成の一部を変更した態様を略示する光学シートの展開図である。拡散板の構成の一部を変更した表示装置の内部構成を略示する部分断面図である。直下型の光源ユニットに係止片及びフックを適用した表示装置を略示する部分断面図である。

　（実施の形態１）
　以下本発明を実施の形態１に係るテレビジョン受信機を示す図面に基づいて詳述する。図１はテレビジョン受信機を略示する斜視図である。

　図において１はテレビジョン受信機であり、該テレビジョン受信機１は、映像を表示する表示装置１００と、アンテナ（図示略）から放送波を受信するチューナ２００（受信部）と、符号化された放送波を復号するデコーダ３００とを備える。テレビジョン受信機１は、チューナ２００にて受信した放送波をデコーダ３００で復号し、復号した情報に基づいて表示装置１００に映像を表示する。

　表示装置１００は矩形の液晶表示パネル１０と、後述する光源ユニット４０とを備えており、液晶表示パネル１０は液晶への印加電圧を制御して光の透過率を調整するように構成されている。表示装置１００は、前後に配置された前キャビネット２０及び後キャビネット３０に、液晶表示パネル１０の表示面（通常の使用態様においてユーザが視認する側の面）を前側にして収容されている（以下通常の使用態様においてユーザが視認する側の面を正面とし、正面と反対側の面を背面とする。また正面側を前側とし、背面側を後側とする）。前キャビネット２０は矩形の枠状をなし、その中央部に矩形の開口２０ａを有する。前キャビネット２０は、例えばアルミニウム製である。

　後キャビネット３０は、前側が開放された矩形のトレイ状をなし、例えば電気亜鉛めっき鋼板製である。なお前キャビネット２０及び後キャビネット３０を樹脂部材によって構成してもよい。前記チューナ２００及びデコーダ３００は前キャビネット２０及び後キャビネット３０に収容されている。なおチューナ２００及びデコーダ３００を表示装置１００の外部に設置し、表示装置１００に接続してもよい。

　図２はテレビジョン受信機１の内部構成を略示する部分断面図である。
　表示装置１００は液晶表示パネル１０と、該液晶表示パネル１０に光を照射する光源ユニット４０とを備える。光源ユニット４０は矩形深皿状のバックライトシャーシ４８と、該バックライトシャーシ４８に収容された矩形の導光板４１と、該導光板４１に光を照射するＬＥＤ５１とを備える。

　導光板４１はバックライトシャーシ４８の底面に支持されている。導光板４１の背面には光を反射する反射シート４２が設けてある。導光板４１の正面（一面）は光を拡散する拡散シート４３によって覆われている。

　バックライトシャーシ４８の側面に、複数のＬＥＤ５１を実装したＬＥＤ基板５０が放熱板４９を介して取り付けてある。ＬＥＤ５１は導光板４１の周面に対向している。なお放熱板４９を設けずにＬＥＤ基板５０をバックライトシャーシ４８の側面に直接取り付けてもよい。

　導光板４１の正面は拡散シート４３で覆われており、光を拡散する矩形の拡散板４４に対向している。拡散板４４の正面は光の出射方向を調整する光学シート４５で覆われている。液晶表示パネル１０は拡散板４４の正面に対向している。

　液晶表示パネル１０及び拡散板４４はパネルシャーシ４７によって支持されている。パネルシャーシ４７は液晶表示パネル１０の縁に沿って延びる白色の杆状体である。

　パネルシャーシ４７は液晶表示パネル１０及び拡散板４４を支持する断面Ｌ形の支持体４７ａを有する。支持体４７ａは、拡散板４４の周面に対向し、液晶表示パネル１０の縁部分に向けて延びたパネル支持部分４７１と、該パネル支持部分４７１の背面側端部から拡散板４４側に直角に突出し、拡散板４４の背面に対向する拡散板支持部分４７２とを備える。

　パネル支持部分４７１の正面側端部は液晶表示パネル１０の背面縁部を支持する。拡散板支持部分４７２は拡散板４４の背面縁部を支持する。液晶表示パネル１０及び拡散板４４は所定の隙間を空けて対向している。

　拡散板支持部分４７２の突出端部には、後述するベゼル４６をバックライトシャーシ４８に取り付けるための取付板４７ｃ（延設部分）が背面側に突出している。また前記突出端部から拡散板４４の内側に向けてパネル支持部分４７１と逆向きに突出し、拡散板４４に対し斜めに交差した反射板４７ｂ（突出部分）が設けてある。

　取付板４７ｃはバックライトシャーシ４８の外側面に配されている。液晶表示パネル１０の正面縁部分及び液晶表示パネル１０の周面並びに支持体４７ａ及び取付板４７ｃの外側面は枠状のベゼル４６によって覆われている。ベゼル４６は取付板４７ｃに対向する部分に凹部４６ａを有する。

　該凹部４６ａ及び取付板４７ｃに貫通孔（図示略）が設けてあり、バックライトシャーシ４８に前記貫通孔に対応するねじ孔（図示略）が設けてある。螺子６０が各貫通孔に挿通され、ねじ孔に螺合し、ベゼル４６、パネルシャーシ４７及びバックライトシャーシ４８が連結してある。

　反射板４７ｂの背面側に放熱板４９及びＬＥＤ基板５０は位置しており、反射板４７ｂによって正面から隠蔽されている。換言すれば反射板４７ｂはＬＥＤ５１の正面側を覆っている。反射板４７ｂの先端部は導光板４１の正面縁部分に対向し、反射板４７ｂは導光板４１の縁の外側に向けて傾倒している。

　次に導光板４１の正面に対する反射板４７ｂの傾斜角度θ（図２参照）と液晶表示パネル１０の正面での輝度との関係について説明する。図３は導光板４１内側へ向かう方向におけるＬＥＤ５１先端からの距離とＬＥＤ５１先端から導光板４１内側へ５０ｍｍの位置での輝度を１とした場合の輝度の相対値との関係を示すグラフである。なおＬＥＤ５１先端から反射板４７ｂの先端までの距離は５０ｍｍよりも十分に小さく、例えば２５ｍｍ以下である。図４は反射板４７ｂの傾斜角度と液晶表示パネル１０の表示面にて視認される暗帯及び明帯との関係を示す模式図である。図４においてハッチング部分は暗帯を示し、ハッチングのない部分は明帯を示す。

　図３に示すように、傾斜角度θが２０度の場合、ＬＥＤ５１先端からの距離と輝度の相対値との関係は略比例関係にあり、ＬＥＤ５１先端からの距離が０から５０ｍｍに増加するに従って、輝度の相対値は略０から１に増加する。傾斜角度θが３０度の場合、２０度の場合に比べてＬＥＤ５１先端からの距離が０～１０ｍｍの間の傾きが大きくなっており、ＬＥＤ５１先端からの距離が１０ｍｍの位置では、傾斜角度θが２０度の場合、輝度の相対値は略０．２５であるが、傾斜角度θが３０度の場合、輝度の相対値は略０．４５である。図４に示すように、傾斜角度θが３０度の場合、０～１０ｍｍの距離範囲における暗帯の占有面積は、傾斜角度θが２０度の場合に比べて小さく且つ距離が０ｍｍの位置に寄っている（表示パネルの１０の縁側に寄っている）ので、暗帯はユーザに認識され難い。

　ＬＥＤ５１先端からの距離が１０ｍｍの位置における輝度の相対値は、傾斜角度θが４５度の場合、略０．７であり、傾斜角度θが５７度の場合、略０．７５であり、傾斜角度θが８０度又は９０度の場合、略０．８８である。いずれの場合も、輝度の相対値は大幅に改善されており、０～１０ｍｍの距離範囲における暗帯の占有面積は、傾斜角度θが３０度の場合と比べても小さく且つ距離が０ｍｍの位置に更に寄っているので、暗帯はユーザにより一層認識され難い。

　従って反射板４７ｂの傾斜角度θは液晶表示パネル１０の正面での輝度を考慮すれば、３０度以上９０度未満の範囲で定められることが好ましく、４５度以上９０度未満の範囲で定められればより好ましい。

　液晶表示パネル１０は拡散板４４よりも面積が大きい。拡散板４４は液晶表示パネル１０の中央部に対向し、液晶表示パネル１０の縁は拡散板４４よりも外側に位置している。液晶表示パネル１０は映像を表示する表示領域と映像を表示しない非表示領域とを備える。表示領域は液晶表示パネル１０の中央部を占め、非表示領域は液晶表示パネル１０の周縁部に位置する。図２中、Ｌ１は表示領域と非表示領域との境界を示し、Ｌ１よりも内側（図２における左側）が表示領域であり、外側（図２における右側）が非表示領域である。

　反射板４７ｂと拡散板支持部分４７２とが連なる箇所は液晶表示パネル１０の表示領域よりも外側に位置する。図２中Ｌ２は、液晶表示パネル１０に平行な方向における前記箇所の位置を示し、Ｌ２はＬ１よりも外側に位置し、非表示領域内に位置する。

　ＬＥＤ５１が発した光は導光板４１に入射し、背面の反射シート４２による全反射と正面による部分反射とを繰り返して進行し、導光板４１の正面全体から分散して出射される。出射した光は拡散シート４３によって拡散され、拡散板４４に照射される。拡散シート４３によって拡散された光が反射板４７ｂに至った場合、反射板４７ｂにて反射し、拡散板４４に照射される。拡散板４４に照射された光は拡散され、光学シート４５を経て、液晶表示パネル１０に映像を表示する。

　実施の形態１に係るテレビジョン受信機１にあっては、ＬＥＤ基板５０、放熱板４９は表示領域内に位置するが反射板４７ｂによって隠蔽されている。また導光板４１の正面から出射した光が反射板４７ｂで反射するので、液晶表示パネル１０に反射板４７ｂによる影は出現せず、液晶表示パネル１０における反射板４７ｂに対向する部分の輝度低下を抑制することができる。

　また反射板４７ｂは傾斜しているので、反射板４７ｂに至った光を効率よく正面に反射させることができる。また反射板４７ｂの傾斜角度θを２０度より大きく、７０度より小さく設定することによって、液晶表示パネル１０の表示領域内に反射板４７ｂが位置しても、液晶表示パネル１０の輝度を維持することができる。

　また導光板４１の正面に拡散シート４３を設けてあるので、導光板４１から出射した光を反射板４７ｂに向けて、より多くの光が反射板４７ｂで反射する。また液晶表示パネル１０と導光板４１との間に拡散板４４を設けてあるので、液晶表示パネル１０に入射する光を均一化し、反射板４７ｂによる影の出現を防止することができる。

　またパネル支持部分４７１は液晶表示パネル１０及び拡散板４４を表示領域外で支持しているので、パネル支持部分４７１による影は液晶表示パネル１０に出現しない。またＬＥＤ５１は表示領域内に位置しているものの、反射板４７ｂによって隠蔽されているため、狭額縁化を図り且つＬＥＤ５１が視認されることを回避することができる。またエッジライト型の光源ユニット４０は直下型に比べて容易に薄型化を実現することができる。

　実施の形態１に係るテレビジョン受信機１は以下に示すようにその構成の一部を変更しても良い。図５は第１の変更形態に係る表示装置の内部構成を略示する部分断面図である。図５に示すように、曲面状の反射面を有する反射板４７ｂを使用しても良い。この場合、反射効率を考慮して曲面の曲率は適宜設定される。光が反射される限り、反射面は凸曲面及び凹曲面のいずれでもよい。

　図６は第２の変更形態に係る表示装置の内部構成を略示する部分断面図である。図６に示すように、階段状の反射面を有する反射板４７ｂを使用しても良い。この場合、段数、段の高さ、段の幅は、反射効率を考慮して適宜設定される。

　なお液晶表示パネル１０の対向する二つの縁部分をパネルシャーシ４７、４７で支持する場合、輝度の均一性を担保すべく、両パネルシャーシ４７、４７は対称な形状であることが好ましい。パネルシャーシ４７の色は光を反射する色であればよく、白色に限定されない。例えば銀色でもよい。

　（実施の形態２）
　以下本発明を実施の形態２に係るテレビジョン受信機１を示す図面に基づいて詳述する。図７はテレビジョン受信機１の内部構成を略示する部分断面図である。

　テレビジョン受信機１は、拡散板４４及び導光板４１の間に配してあり、拡散板４４を支持する支持体７０（支持部）を備える。支持体７０は、拡散板４４に平行なベース板７１と、該ベース板７１と一体成形された支持ピン７２とを備える。支持ピン７２はコーン形をなし、ベース板７１の両面に直交する方向に突出している。支持ピン７２及びベース板７１は透光性を有する。

　支持体７０は、支持ピン７２の尖端側を拡散板４４に対向させて、他端側を導光板４１に載置し、拡散板４４及び導光板４１の間に配してある。支持ピン７２の尖端と拡散板４４との間には隙間を設けてあり、例えば０．５ｍｍ以上の隙間を設けてある。なおベース板７１の縁部分は傾斜板４７ｂに係止している。

　拡散板４４が自重によって撓んだ場合であっても、拡散板４４は支持ピン７２によって支持されるので、拡散板４４の撓みによる表示品位の低下を防止することができる。またベース板７１及び支持ピン７２は透光性を有するので、液晶表示パネル１０への影の出現を回避することができる。

　なおベース板７１及び支持ピン７２は一体成形に限定されず、ベース板７１に貫通孔を設けて、該貫通孔に支持ピン７２を挿入し、保持する構成であってもよい。

　実施の形態２に係る構成の内、実施の形態１と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。

　（実施の形態３）
　以下本発明を実施の形態３に係るテレビジョン受信機１を示す図面に基づいて詳述する。図８はテレビジョン受信機１の内部構成を略示する部分断面図、図９はフック４７１ａ及び係止片を略示する拡大斜視図、図１０は光学シート４５を背面側から見た斜視図、図１１は光学シート４５の拡大展開図である。図１１において、Ａ～Ｃ、Ａ′、Ｂ′、Ｐは光学シート４５の各部位の寸法を示す。

　図８、図９に示すように、パネル支持部分４７１の外面からＬ形のフック４７１ａ（突出部）が外向きに突出している。フック４７１ａはパネル支持部分４７１の外面から外向きに突出した部分と、該部分の突出端から背面側に突出し、背面側に向かうに従って幅狭となるように外面が傾斜した部分とを備える。パネル支持部分４７１のフック４７１ａよりも正面側部分に、後述する位置決め係止片４５１又は係止片４５１を挿入する複数の挿入孔４７１ｂがパネル支持部分４７１に並設されている。

　光学シート４５の縦幅及び横幅は拡散板４４と同じか又はそれよりも大きい。図１０、図１１に示すように、光学シート４５の縁部分の中央部に位置決め係止片４５１が設けてあり、該位置決め係止片４５１の両側に同数の係止片４５０が振り分け配置してある。位置決め係止片４５１、係止片４５０は光学シート４５の縁から延出している。係止片４５０は光学シート４５の縁に沿う方向に長い矩形状をなす。係止片４５０は光学シート４５の一辺又は複数辺に設けてある。

　位置決め係止片４５１、係止片４５０の中央部には、光学シート４５の縁に沿う方向に長い矩形状の貫通孔４５０ａ、４５１ａが設けてある。貫通孔４５０ａ、４５１ａの四隅は面取りしてあり、湾曲している。位置決め係止片４５１、係止片４５０間のピッチＰは１５０ｍｍ以上に設定してある。位置決め係止片４５１、係止片４５０にはミシン目４５３が形成してある。ミシン目４５３は位置決め係止片４５１、係止片４５０と光学シート４５の縁との境界又は該境界よりも位置決め係止片４５１側又は係止片４５０側に位置する。

　位置決め係止片４５１の貫通孔４５１ａの長手方向寸法Ａは、光学シート４５の縁に沿う方向におけるフック４７１ａの寸法よりも０．３ｍｍ長い。位置決め係止片４５１の長手方向寸法Ｂは、貫通孔４５１ａの長手方向寸法Ａよりも６ｍｍ以上長い。位置決め係止片４５１の外縁と貫通孔４５１ａの縁との間の寸法Ｃは１．５ｍｍ以上である。

　係止片４５０の貫通孔４５０ａの長手方向寸法Ａ′は位置決め係止片４５１の貫通孔４５１ａの長手方向寸法Ａよりも長い。係止片４５０の長手方向寸法Ｂ′は位置決め係止片４５１の長手方向寸法Ｂと同じかそれよりも長い。なお係止片４５０の外縁と貫通孔４５０ａの縁との間の寸法は前記寸法Ｃと同じである。

　図８に示すように、係止片４５０、位置決め係止片４５１は、ミシン目４５３がパネル支持部分４７１よりも外側に位置するように、挿入孔４７１ｂに挿入してある。また図８～図１０に示すように、係止片４５０、位置決め係止片４５１は、フック４７１ａが貫通孔４５０ａ，４５１ａに挿入されるように、ミシン目４５３を折り目として背面側に折り曲げられている。フック４７１ａは貫通孔４５０ａ，４５１ａの縁部分を係止している。光学シート４５は係止片４５０、位置決め係止片４５１の係止によって支えられている。ベゼル４６はフック４７１ａとの対向部分に貫通孔４６ｂを有し、フック４７１ａは該貫通孔４６ｂに挿入されている。なおフック４７１ａの前後寸法は光学シート４５の係止のために５ｍｍ以上が好ましい。また位置決め係止片４５１の貫通孔４５１ａにフック４７１ａを挿入することによって、光学シート４５は位置決めされる。

　前述したように貫通孔４５１ａの長手方向寸法Ａは、フック４７１ａの前記寸法よりも０．３ｍｍ長く、貫通孔４５０ａの長手方向寸法Ａ′は、Ａよりも長い。そのため図９に示すように、貫通孔４５０ａ，４５１ａの縁とフック４７１ａとの間にクリアランスを設けることができる。また係止片４５０の貫通孔４５０ａの長手方向寸法Ａ′は、位置決め係止片４５１の貫通孔４５１ａのＡよりも長いので、光学シート４５が熱膨張又は熱収縮しても、光学シート４５に皺が発生しない。

　図９に示すように、貫通孔４５０ａ、４５１ａの外側縁部分とフック４７１ａとが当接し、フック４７１ａは光学シート４５を支える。光学シート４５の荷重は複数のフック４７１ａ、４７１ａ、・・・、４７１ａによって分散される。

　係止片４５０、位置決め係止片４５１を拡散板４４の背面側に折り曲げ、貫通孔４５０ａ，４５１ａにフック４７１ａを挿入して光学シート４５を係止している。そのため光学シート４５は拡散板４４の正面全体を覆うことができる。フック４７１ａ及び係止片４５０が上側に位置するように、テレビジョン受信機１を縦置きした場合、光学シート４５の自重によって、光学シート４５を拡散板４４の正面に吊り下げることができる。

　光学シート４５の縁を拡散板４４の縁と同じかそれよりも外側に位置させることができるので、光学シート４５は拡散板４４全体を覆い、光漏れを防止することができる。また光学シート４５の縁部分は拡散板４４の縁を覆い、ベゼル４６によって隠れているので、ユーザが液晶表示パネル１０に対して斜め方向からテレビジョン受信機１を視認した場合、光学シート４５の縁は視認されず、表示品位を向上させることができる。

　実施の形態３に係るテレビジョン受信機１は以下に示すようにその構成の一部を変更しても良い。図１２及び図１３はフック４７１ａの構成の一部を変更した態様を示す部分断面図である。

　図１２に示すように、フック４７１ａをＴ形に形成してもよい。この場合、フック４７１ａはパネル支持部分４７１の側面から外向きに突出し、開口するすり割り溝を突出端部に有する軸部分と、該軸部分の二つの端部から正面側及び背面側にそれぞれ突出した部分とを備える。すり割り溝によってフック４７１ａは高い可撓性を有し、フック４７１ａの尖端の直径が貫通孔４５０ａ，４５１ａの径よりも大きくても、フック４７１ａを貫通孔４５０ａ，４５１ａに挿入することができる。

　また図１３に示すように、フック４７１ａをＩ形に形成してもよい。この場合フック４７１ａはパネルシャーシ４７の側面から外向きに突出した部分のみ備える。

　図１４及び図１５は係止片４５０、位置決め係止片４５１の構成の一部を変更した態様を略示する光学シート４５の展開図である。図１４に示すように、係止片４５０、位置決め係止片４５１を鈎形に形成してもよい。この場合、鈎形の中央部分にフック４７１ａが挿入される。また矩形の貫通孔４５０ａの外側に第２の貫通孔４５０ｂを形成してもよい。例えば図１５に示すように、円形孔と、該円形孔及び貫通孔４５０ａを連通する孔とを備える第２の貫通孔４５０ｂを形成してもよい。この場合、第２の貫通孔４５０ｂによって、貫通孔４５０ａの外側縁部分は撓みやすくなり、フック４７１ａを貫通孔４５０ａに容易に挿入することができる。

　図１６は拡散板４４の構成の一部を変更した表示装置の内部構成を略示する部分断面図である。図１６に示すように、拡散板４４の周面から外向きにフック４４１ａが突出している。この場合、係止片４５０、位置決め係止片４５１は拡散板４４の周面とＰシャーシとの間に位置し、係止片４５０、位置決め係止片４５１の貫通孔４５０ａ、４５１ａにフック４４１ａが挿入される。

　なお係止片４５０、位置決め係止片４５１及びフック４７１ａ，４４１ａはエッジライト型の光源ユニット４０のみならず、図１７に示すように直下型の光源ユニット４０にも適用できる。この場合、光源、例えばＬＥＤ５１を実装したＬＥＤ基板５０をバックライトシャーシ４８の底面に固定する。

　光学シート４５が複数枚から構成されている場合、最も液晶表示パネル１０に近い光学シート４５に係止片４５０を設け、その他の光学シート４５には係止片４５０を設けないか又は最も液晶表示パネル１０に近い光学シート４５よりも少ない係止片４５０を設けてもよい。最も液晶表示パネル１０に近い光学シート４５を係止すれば、その他の光学シート４５が外側に飛び出すことを防止できるためである。なお全ての光学シート４５に同数の係止片４５０を設けてもよいことは言うまでもない。また位置決め係止片４５１、係止片４５０は光学シート４５の一辺当たり偶数個設けてもよく、また光学シート４５の一辺に単数の位置決め係止片４５１のみ設けてもよい。また位置決め係止片４５１は必ずしも光学シート４５の縁部分の中央部に設ける必要はなく、中央部から離れた位置に設けて光学シート４５を位置決めしてもよい。

　上述したテレビジョン受信機１の光源ユニット４０は他の用途にも使用することができる。例えば液晶表示パネル１０に代えて、透明又は半透明のアクリル板を光源ユニット４０の正面に設けて、透過光により居室内を照明する照明装置として使用することもでき、またアクリル板に文字・図形等を描写し、広告装置として使用することもできる。光源はＬＥＤ５１に限定されず、冷陰極蛍光管、有機ＥＬ(Eletroluminescence),ＬＤ(Laser Diode)等他の光源を使用してもよい。

　今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。

　１　テレビジョン受信機
　１０　液晶表示パネル
　４１　導光板
　５１　ＬＥＤ（光源）
　４７　パネルシャーシ（反射部）
　４７ｂ　反射板（突出部分）
　４７ｃ　取付板（延設部分）
　４７１ａ　フック（突出部）
　４０　光源ユニット
　４３　拡散シート
　４４　拡散板
　４４１ａ　フック（突出部）
　４５　光学シート
　４５０　係止片
　４５１　位置決め係止片
　７０　支持体（支持部）
　１００　表示装置

Claims

　導光板と、該導光板の周面に対設した光源と、前記導光板の一面から出射した光を反射する反射部とを備える光源ユニットであって、
　前記反射部は、
　前記導光板の縁の外側に位置し、前記一面に交差する方向に延設された延設部分と、
　該延設部分における前記一面から離隔した位置から前記一面に向けて突出した突出部分とを有し、
　前記光源の前記一面側は前記突出部分によって覆われていること
　を特徴とする光源ユニット。
　前記突出部分は前記一面に対し傾斜していることを特徴とする請求項１に記載の光源ユニット。
　前記突出部分の傾斜角度は３０度以上９０度未満であることを特徴とする請求項２の記載の光源ユニット。
　前記一面に交差する方向に突出した曲面が前記突出部分の前記一面と反対側に形成してあること
　を特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載の光源ユニット。
　前記突出部分の前記一面と反対側を段状に形成してあること
　を特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載の光源ユニット。
　光を拡散する拡散シートが前記一面に設けてあることを特徴とする請求項１から５のいずれか一つに記載の光源ユニット。
　前記導光板の前記一面に離隔対向し、光を拡散する拡散板と、
　該拡散板及び導光板の間に配してあり、透光性を有し、前記拡散板を支持する支持部と
　を備えることを特徴とする請求項１から６のいずれか一つに記載の光源ユニット。
　前記導光板の前記一面に離隔対向し、光を拡散する拡散板と、
　該拡散板に重畳した光学シートと、
　前記拡散板の前記一面の縁部分よりも外側に位置し、前記光学シートの縁から前記拡散板に交差する方向に延出し、孔を有する係止片とを備え、
　前記反射部は前記孔に挿入される突出部を有すること
　を特徴とする請求項１から６のいずれか一つに記載の光源ユニット。
　前記導光板の前記一面に離隔対向し、光を拡散する拡散板と、
　該拡散板に重畳した光学シートと、
　前記拡散板の前記一面の縁部分よりも外側に位置し、前記光学シートの縁から前記拡散板に交差する方向に延出し、孔を有する係止片とを備え、
　前記拡散板は前記孔に挿入される突出部を有すること
　を特徴とする請求項１から６のいずれか一つに記載の光源ユニット。
　請求項１から９のいずれか一つに記載の光源ユニットと、
　該光源ユニットから出射された光を透過して画像を表示し、前記反射部に支持された表示パネルとを備え、
　前記反射部は前記表示パネルの表示領域の外側にて前記表示パネルを支持していること
　を特徴とする表示装置。
　請求項１から９のいずれか一つに記載の光源ユニットと、
　該光源ユニットから出射された光を透過して画像を表示し、前記反射部に支持された表示パネルとを備え、
　前記光源は前記表示パネルの前記表示領域内に位置し、
　前記突出部分は前記光源と前記表示パネルとの間に位置すること
　を特徴とする表示装置。