WO2011077783A1 - 表示モジュール及び表示モジュールの製造方法 - Google Patents

Abstract

　目視で即時に位置ズレを検査できる表示モジュール及びその製造方法を提供する。本発明に係る表示モジュールは、液晶パネル（１）と、液晶パネル（１）をその表面に備える保護板（２）と、液晶パネル（１）に、アライメントマーク（１ａ）、（１ｂ）を表示させる表示制御部（３）と、を備え、保護板（２）にはアライメントマーク（２ａ）、（２ｂ）、（２ｃ）、（２ｄ）が付されている。

Description

表示モジュール及び表示モジュールの製造方法

　本発明は表示モジュール及び表示モジュールの製造方法に関するものである。例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの表示モジュール、及びその製造方法に関する。

　携帯電話機などのモバイル機器において、外からの衝撃に対して液晶パネルを保護するため、液晶パネルの上に強化ガラス又はアクリル板の保護板を設けることが多い。

　ところで、二つのものを張り合わせた際の位置ズレを把握する方法として、特許文献１では、基板に半導体チップを実装する場合に、基板と半導体チップとの間の、異なる２方向の位置ズレの程度を、実装基板の背面側からの確認で把握することのできる半導体実装構造とその検査方法が記載されている。この検査方法において、位置ズレを確認する方法としては、実装基板の背面側から、Ｘ線撮影などを行なう方法が挙げられている。

　また、特許文献２には、液晶表示パネルを構成する画素電極基板とマイクロレンズ基板とを、それぞれのアライメント基準点に応じて位置合わせをすることが記載されている。特許文献３には発光素子を備えた支持基板及びブラックマトリックスを備えた支持基板の両方にアライメントマークを形成して張り合わせることが記載されている。

日本国公開特許公報「特開２００４－７７３８６号公報（２００４年０３月１１日公開）」 日本国公開特許公報「特開２００１－３０５５１９（２００１年１０月３１日公開）」 日本国公開特許公報「特開２００２－２２１９１６（２００２年８月９日公開）」

　視認性向上のために保護板と液晶パネルとを光学樹脂又は光学両面テープで貼り合わせる技術が増えている。この技術では、保護板と液晶パネルとを貼り合わせる工程を含むが、貼り合わせ時の位置ズレによる表示不良を防ぐための効率のよい検査手法が求められている。また、液晶パネルのバックライトへの実装においても貼り合わせ時の位置ズレに対する効率のよい検査手法が求められている。しかし、毎回電子顕微鏡などで、保護板と液晶パネルとの位置関係を測長すると、検査工程のタクトタイムが落ちる。

　ここで、保護板と液晶パネルとの位置関係を測長する方法について図６を用いて説明する。図６は保護板と液晶パネルとの位置関係を測長する方法を説明するための液晶モジュールの模式図である。

　図６の（ａ）は液晶モジュール５０の正面図であり、図６の（ｂ）は液晶モジュール５０の側面図であり、図６の（ｃ）は液晶モジュール５０の上面図である。

　図６の（ａ）～（ｃ）に示すように、液晶パネル５１上に保護板５２を張り合わせる。次に、液晶パネル５１と保護板５２との位置ズレを矢印５３ａ、５３ｂ、５３ｃ、５３ｄの長さを電子顕微鏡などで測長する。そのため、即時に目視で確認することが困難である。

　また、バックライトと液晶パネルとの位置関係を測長する方法について図７を用いて説明する。図７はバックライトと液晶パネルとの位置関係を測長する方法を説明するための液晶モジュールの模式図である。

　図７の（ａ）は液晶モジュール６０の正面図であり、図７の（ｂ）は液晶モジュール６０の側面図であり、図７の（ｃ）は液晶モジュール６０の上面図である。

　図７の（ａ）～図７の（ｃ）に示すように、バックライト６２上に液晶パネル６１を張り合わせる。次に、液晶パネル６１とバックライト６２との位置ズレを矢印６３ａ、６３ｂ、６３ｃ、６３ｄの長さを電子顕微鏡などで測長する。そのため、即時に目視で確認することが困難である。

　なお、特許文献１では、位置ズレの確認を行なう際に、実装基板の背面側からＸ線撮影などを行なう必要があり即時に目視で確認することができない。このように、従来技術では半導体チップと基盤との位置ズレの検査方法に対する開示はあるものの、位置ズレ確認の際に、Ｘ線撮影などの装置が別途必要であり、目視での即時検査は不可能であった。

　そこで、本発明はこのような事情に鑑みて、目視で即時に位置ズレを検査できる表示モジュール及びその製造方法を提供する。

　上記の課題を解決するために、本発明に係る表示モジュールは、表示部と、上記表示部をその表面に備える基板と、上記表示部に、印を表示させる表示制御部と、を備え、上記基板には印が付されていることを特徴としている。

　上記の構成によれば、表示モジュールを製造する際に、表示部にも印を表示させることによって、当該印と基板上の印の位置を比較することにより、表示部と基板との位置ズレを、目視にて即時に位置ズレを検査できる。

　また、表示モジュールを製造する際に、表示制御部によって表示部に印を表示させ、表示部と基板との位置ズレを、表示部に表示された印と基板上の印とを目視により検査できる。

　さらに、表示部の印は位置あわせ終了後に表示を止めることによって容易に消せるので美観を損なうこともない。

　よって、位置ズレが抑制された表示モジュールを提供できる。

　また、本発明に係る液晶モジュールの製造方法では、表示部を、印が付された基板上に実装する実装工程と、上記実装工程の後に、上記表示部に印を表示させて、上記表示部に表示された印の位置と上記基板上の印の位置との位置ズレを検査する検査工程と、を含むことを特徴としている。

　これにより、表示モジュールの製造における検査工程において、表示部と基板とが、位置ズレしていないことを目視で即時に検査できる。このように、目視で即時位置ズレを検査できる表示モジュールの製造方法を提供できる。

　本発明に係る表示モジュールは、表示部と、上記表示部をその表面に備える基板と、上記表示部に、印を表示させる表示制御部と、を備え、上記基板には印が付されているので、目視で即時に位置ズレを検査できるという効果を奏する。

　また、本発明に係る表示モジュールの製造方法は、表示部を、印が付された基板上に実装する実装工程と、上記実装工程の後に、上記表示部に印を表示させて、上記表示部に表示された印の位置と上記基板上の印の位置との位置ズレを検査する検査工程と、を含むので、目視で即時に位置ズレを検査できるという効果を奏する。

　本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明によって明白になるであろう。

本発明の一実施形態に係る表示モジュールの模式図である。 本発明の一実施形態に係る表示モジュールの模式図である。 本発明の一実施形態に係る表示モジュールの模式図である。 本発明の一実施形態に係る表示モジュールの模式図である。 本発明の一実施形態に係る表示モジュールの模式図である。 従来技術に関わる保護板と液晶パネルとの位置関係を測長する方法を説明するための液晶モジュールの模式図である。 従来技術に関わるバックライトと液晶パネルとの位置関係を測長する方法を説明するための液晶モジュールの模式図である。

　〔実施形態１〕
　（表示モジュール１０の構成）
　本発明の一実施形態について、図１に基づいて説明すると以下のとおりである。図１は、本実施形態に係る表示モジュール１０の構成を模式的に示す図である。図１の（ａ）は液晶モジュール１０の正面図であり、図１の（ｂ）は液晶モジュール１０の上面図である。

　表示モジュール１０は、図１に示すように、液晶パネル１（表示部）と、保護板２（基板）と、表示制御部３とを備えている。

　保護板２は液晶パネル１の表面に設けられている。本実施形態では、本発明に係る表示モジュールが備える表示部が、液晶パネルである場合について説明するが、プラズマパネル、エレクトロルミネッセンスパネルを用いてもよい。

　保護板２は、液晶パネル１を保護するための基板である。つまり、携帯電話機などモバイル機器において、外からの衝撃に対して、液晶パネルを保護するために設けられている強化ガラス、アクリル板等が保護板である。セット筐体の色に合わせて、例えば黒色のセット筐体であれば、保護板の額縁に黒枠の印刷が施されている。保護板２には、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ（印）が付されている。アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄは、保護板２の上下左右各辺の中央を通り当該辺に垂直な直線上であって、液晶パネル１とは重畳しない領域に付されている直線状の印である。なお、保護板２の素材としては、例えば、強化ガラス、アクリル等が挙げられる。

　表示制御部３は、液晶パネル１に画像を表示するか否かを、また、表示する際の画像を制御するものである。具体的には、液晶パネル１に直線１ａ（印）と直線１ｂ（印）とを表示する。直線１ａ及び直線１ｂは液晶パネル１の辺の中心を通り当該辺に垂直な直線状の印である。本実施形態では、表示制御部３は、液晶パネル１の対向する辺の中心同士を結ぶ直線状の印を表示させるものであるが、これに限定されない。例えば、本発明において表示部に表示させる印と基板上の印との距離が短ければ短いほど印同士の位置のズレが分かりやすくなるため好ましく、基板と表示部との位置ズレがゼロのときに最も距離が短くなることが、位置のズレがより分かりやすくなるためより好ましい。また、基板及び表示部が四角形状であって、基板の一辺にアライメントマークが付されているときは、そのアライメントマークに最も近い表示部の辺の中心を通り当該辺に垂直な直線状の印を表示させるものであってもよい。

　なお、保護板付き液晶モジュールのセット筐体へのはめ込み方によっては、保護板の形状として、主に、保護板にフランジ部を設けるタイプと、フランジ部を設けないタイプとの２種類がある。本実施形態では、液晶モジュール１０において、保護板２にはフランジ部位１１がある。フランジ部位１１は保護板２とセット筐体１２とを結合する際に用いる鍔型部位である。アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄがフランジ部位１１に付されることにより、セット筐体１２と結合した際、フランジ部位１１はセット筐体１２に覆われるため、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄは目視できなくなり、外観上の美観または品位が損なわれることはない。なお、１３はバックライトである。また、本実施形態において、保護板２にフランジ部位１１のない液晶モジュール１０ａについて図２に基づいて説明する。図２の（ａ）は液晶モジュール１０ａの正面図であり、図２の（ｂ）は液晶モジュール１０ａの上面図である。液晶モジュール１０ａには、フランジ部位がなく、保護板２とセット筐体１２は図２の（ｂ）のように結合している。この場合、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄはセット筐体１２に覆われない。

　（表示モジュール１０の製造方法）
　次に、表示モジュール１０の製造方法について説明する。表示モジュール１０を製造する方法は、液晶パネル１を、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄが付された保護板２に実装する実装工程と、実装工程の後に、液晶パネル１に直線１ａ及び直線１ｂを表示させて、液晶パネル１に表示された直線１ａ及び直線１ｂと保護板２上のアライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄの位置との位置ズレを検査する検査工程と、を含む。

　実装工程では、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄを印刷した保護板２に液晶パネル１を実装する。実装する方法としては、例えば、単に貼り合せればよい。保護板２と液晶パネル１との隙間を光学樹脂又は光学両面テープで充填する、貼り合わせ技術（エアギャップレス技術）を用いてもよい。

　実装工程の後に、検査工程を行なう。検査工程では、液晶パネル１と、保護板２との位置ズレを検査する。当該検査工程では、液晶パネル１に表示された直線１ａ及び直線１ｂと保護板２上のアライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄの位置との位置ズレを検査する。つまり、表示制御部３の制御により、液晶パネル１に直線１ａ及び直線１ｂを点灯表示させる。直線１ａ、１ｂの延長線と、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄとが、合致しているかどうかを確認する。直線１ａ、１ｂの延長線と、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄとが合致していれば、貼り合わせによる液晶パネル１と、保護板２との位置ズレはないと判断できる。直線１ａ、１ｂの延長線と、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄとが、合致していなければ、液晶パネル１と保護板２との貼り合わせによる位置ズレが起きていると判断できる。このように貼り合わせによる位置ズレを、即時に目視で確認することができる。

　〔実施形態２〕
　本発明の他の実施形態について図３に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、実施形態１に係る構成要素と同様の機能を有する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態１との相違点について説明するものとする。

　本実施形態に係る表示モジュール２０は、アライメントマーク２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄではなく、切り欠き部２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄ（印）が形成されている以外は、表示モジュール１０と同じである。

　本実施形態では、検査工程において、直線１ａ、１ｂの延長線と、切り欠き部２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄとが合致していれば、貼り合わせによる液晶パネル１と、保護板２との位置ズレはないと判断できる。直線１ａ、１ｂの延長線と、切り欠き部２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄとが、合致していなければ、液晶パネル１と保護板２との貼り合わせによる位置ズレが起きていると判断できる。このように貼り合わせによる位置ズレを、即時に目視で確認することができる。

　〔実施形態３〕
　（表示モジュール３０の構成）
　本発明の一実施形態について、図４に基づいて説明すると以下のとおりである。図４は、本実施形態に係る表示モジュール３０の構成を模式的に示す図である。

　表示モジュール３０は、図４に示すように、液晶パネル１（表示部）と、バックライト３２（基板）と、表示制御部３とを備えている。

　液晶パネル１はバックライト３２上に設けられている。

　バックライト３２は、液晶パネル１の光源となる基板である。バックライト３２には、アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄ（印）が付されている。アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄは、バックライト３２の上下左右各辺の中央を通り当該辺に垂直な直線上に付されている。

　表示制御部３は、液晶パネル１に画像を表示するか否かを、また、表示する際の画像を制御するものである。具体的には、液晶パネル１に直線１ａ（印）と直線１ｂ（印）とを表示する。直線１ａ及び直線１ｂは液晶パネル１の辺の中心を通り当該辺に垂直な直線状の印である。

　（表示モジュール３０の製造方法）
　次に、表示モジュール３０の製造方法について説明する。表示モジュール３０を製造する方法は、液晶パネル１を、アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄが付されたバックライト３２に実装する実装工程と、実装工程の後に、液晶パネル１に直線１ａ及び直線１ｂを表示させて、液晶パネル１に表示された直線１ａ及び直線１ｂとバックライト３２上のアライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄの位置との位置ズレを検査する検査工程と、を含む。

　実装工程では、アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄを印刷したバックライト３２に液晶パネル１を実装する。実装する方法としては、例えば、単に貼り合せればよい。

　実装工程の後に、検査工程を行なう。検査工程では、液晶パネル１と、バックライト３２との位置ズレを検査する。当該検査工程では、液晶パネル１に表示された直線１ａ及び直線１ｂとバックライト３２上のアライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄの位置との位置ズレを検査する。つまり、表示制御部３の制御により、液晶パネル１に直線１ａ及び直線１ｂを点灯表示させる。直線１ａ、１ｂの延長線と、アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄとが、合致しているかどうかを確認する。直線１ａ、１ｂの延長線と、アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄとが合致していれば、貼り合わせによる液晶パネル１と、バックライト３２との位置ズレはないと判断できる。直線１ａ、１ｂの延長線と、アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄとが、合致していなければ、液晶パネル１とバックライト３２との貼り合わせによる位置ズレが起きていると判断できる。このように貼り合わせによる位置ズレを、即時に目視で確認することができる。

　〔実施形態４〕
　本発明の他の実施形態について図５に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、実施形態３に係る構成要素と同様の機能を有する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態３との相違点について説明するものとする。

　本実施形態に係る表示モジュール４０は、アライメントマーク３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄではなく、切り欠き部４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、４２ｄ（印）が形成されている以外は、表示モジュール３０と同じである。

　本実施形態では、検査工程において、直線１ａ、１ｂの延長線と、切り欠き部４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、４２ｄとが合致していれば、貼り合わせによる液晶パネル１と、バックライト３２との位置ズレはないと判断できる。直線１ａ、１ｂの延長線と、切り欠き部４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、４２ｄとが、合致していなければ、液晶パネル１とバックライト４２との貼り合わせによる位置ズレが起きていると判断できる。このように貼り合わせによる位置ズレを、即時に目視で確認することができる。

　本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

　（付記事項）
　また、本発明に係る表示モジュールでは、上記基板に付された印と、上記表示部によって表示される印との距離は、上記基板と上記表示部との位置ズレがゼロのときに最も距離が短くなることがより好ましい。

　表示部に表示される印と基板上の印との距離が近いことにより、印同士のズレが分かりやすくなるので、位置ズレの検査がより容易となる。よって、位置ズレをより容易に抑制した表示モジュールを提供することができる。

　また、本発明に係る表示モジュールでは、上記表示部及び上記基板は四角形状であり、上記基板に付された印は、上記基板の辺の中心を通り当該辺に垂直な直線上であって上記表示部とは重畳しない領域に付されており、上記表示制御部は、上記表示部に、上記表示部の辺のうち、上記基板に付された印に最も近い辺の中心を通り当該辺に垂直な直線状の印を表示させるものであることがより好ましい。

　表示部に表示される直線状の印の延長線と基板上の印との距離を目視することによって、位置ズレの検査がより容易となる。よって、位置ズレをより容易に抑制した表示モジュールを提供することができる。

　また、本発明に係る表示モジュールでは、上記表示部及び上記基板は四角形状であり、上記基板に付された印は、上記基板の辺の中心を通り当該辺に垂直な直線上であって上記表示部とは重畳しない領域に付されており、上記表示制御部は、上記表示部に、上記表示部の対向する辺の中心同士を結ぶ直線状の印を表示させるものであることがより好ましい。

　表示部に表示される上記表示部の対向する辺の中心同士を結ぶ直線状の印の延長線と基板上の印との距離を目視することによって、位置ズレの検査がより正確かつ容易となる。よって、位置ズレをより正確かつ容易に抑制した表示モジュールを提供することができる。

　また、本発明に係る表示モジュールでは、上記基板は上記表示部の保護板であってもよい。

　これにより、表示モジュールにおいて、保護板と液晶パネルの位置ズレを目視にて瞬時に確認することが可能となる。

　上記表示部は液晶表示部であり、上記基板はバックライトであってもよい。

　これにより、表示モジュールにおいて、バックライトと液晶パネルの位置ズレを目視にて瞬時に確認することが可能となる。

　発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する請求の範囲内において、いろいろと変更して実施することができるものである。

　本発明に係る表示モジュール及びその製造方法は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイなどの表示モジュールなどに好適に適用することができる。

　１　液晶パネル（表示部）
　１ａ、１ｂ　直線（印）
　２　保護板（基板）
　２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ　アライメントマーク（印）
　３　表示制御部
　１１　フランジ部位
　１２　セット筐体
　１３　バックライト
　２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、２２ｄ　アライメントマーク（印）
　３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄ　アライメントマーク（印）
　４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、４２ｄ　アライメントマーク（印）
　１０　表示モジュール
　１０ａ　表示モジュール
　２０　表示モジュール
　３０　表示モジュール
　４０　表示モジュール

Claims (7)

1. 　表示部と、上記表示部をその表面に備える基板と、上記表示部に、印を表示させる表示制御部と、を備え、
   　上記基板には印が付されていることを特徴とする、表示モジュール。
2. 　上記基板に付された印と、上記表示部によって表示される印との距離は、上記基板と上記表示部との位置ズレがゼロのときに最も距離が短くなることを特徴とする請求項１に記載の表示モジュール。
3. 　上記表示部及び上記基板は四角形状であり、
   　上記基板に付された印は、上記基板の辺の中心を通り当該辺に垂直な直線上であって上記表示部とは重畳しない領域に付されており、
   　上記表示制御部は、上記表示部に、上記表示部の辺のうち、上記基板に付された印に最も近い辺の中心を通り当該辺に垂直な直線状の印を表示させるものであることを特徴とする請求項１に記載の表示モジュール。
4. 　上記表示部及び上記基板は四角形状であり、
   　上記基板に付された印は、上記基板の辺の中心を通り当該辺に垂直な直線上であって上記表示部とは重畳しない領域に付されており、
   　上記表示制御部は、上記表示部に、上記表示部の対向する辺の中心同士を結ぶ直線状の印を表示させるものであることを特徴とする請求項１に記載の表示モジュール。
5. 　上記基板は上記表示部の保護板であることを特徴とする請求項１～４のいずれか１項に記載の表示モジュール。
6. 　上記表示部は液晶表示部であり、上記基板はバックライトであることを特徴とする請求項１～５のいずれか１項に記載の表示モジュール。
7. 　表示部を、印が付された基板上に実装する実装工程と、
   　上記実装工程の後に、上記表示部に印を表示させて、上記表示部に表示された印の位置と上記基板上の印の位置との位置ズレを検査する検査工程と、
   を含むことを特徴とする表示モジュールの製造方法。

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