WO2010122725A1

WO2010122725A1 - 表示装置及び表示制御方法

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Publication number: WO2010122725A1
Application number: PCT/JP2010/002618
Authority: WO
Inventors: 中西弘一; 中西敦士
Original assignee: パナソニック株式会社
Priority date: 2009-04-24
Filing date: 2010-04-09
Publication date: 2010-10-28
Also published as: EP2413309B1; US20120038694A1; EP2413309A1; JP2012137509A; US8933975B2; EP2413309A4

Abstract

　ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる表示装置及び表示制御方法を提供する。表示装置は、映像を表示する表示パネル（１）と、表示パネル（１）の背面に設置され、表示パネル（１）を複数の領域に分割し、領域ごとに複数の光源を有するバックライトユニット（３）と、分割された各領域の画像の特徴量を検出する領域特徴量検出部（６）と、表示パネル全体の画像の特徴量を検出する全画面特徴量検出部（５）と、検出された領域ごとの画像の特徴量と、検出された表示パネル全体の画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する光源の発光輝度を決定する領域輝度決定部（７）と、決定した発光輝度で発光するように各光源を駆動するバックライト駆動部（４）とを備える。

Description

表示装置及び表示制御方法

　本発明は、表示パネルの背面に複数の光源を備える表示装置及び表示パネルの背面に設置された複数の光源を制御するための表示制御方法に関するものである。

　従来の表示装置において、表示画面を複数の領域に分割して、分割領域ごとに輝度を変更することにより、表示パネルの画質を向上させる技術が知られている（例えば、特許文献１，２参照）。

　また、表示画面を複数の領域に分割して、分割領域ごとに輝度を変更することにより、分割領域間に視覚的な違和感が生じる。従来の表示装置において、分割領域間の視覚的な違和感を軽減するために、対象分割領域と周辺分割領域との輝度差を抑制する技術が知られている（例えば、特許文献３参照）。

　さらに、従来の表示装置において、分割領域間の視覚的な違和感を軽減するために、隣り合う分割領域同士の境界部分にＬＥＤを配置する技術が知られている（例えば、特許文献４参照）。

　しかしながら、上述した技術を採用した場合であっても、表示する画像に輝度の高い画素（白画素）と輝度の低い画素（黒画素）とが混在する場合には、適切な輝度で画像を表示することができないという問題が生じる。

　具体的に、図４０及び図４１を参照しながら、説明する。図４０（Ａ）～（Ｃ）は、バックライトが高輝度に設定される場合に、従来の液晶表示装置に表示される映像（静止画）を示す図である。図４０（Ａ）は、表示パネルに入力される映像信号の一例を示す図であり、図４０（Ｂ）は、図４０（Ａ）に示す映像信号が入力されたときに、分割領域を照明するバックライトの輝度を示す図であり、図４０（Ｃ）は、実際に表示画面に表示される映像を示す図である。

　図４０（Ａ）～（Ｃ）では、画面の中央の分割領域１０１において黒色画素と白色画素とが混在する場合に、白色画素を明るく表示するためにバックライトが高輝度に設定されている。図４０（Ａ）に示す映像信号において、分割領域１０１は、白レベルの画素で構成される白色画像１０２と、黒レベルの画素で構成される黒色画像１０３とが混在している。白色画像１０２は分割領域の中央部分にあり、黒色画像１０３は、白色画像１０２の周辺部分にある。

　図４０（Ｂ）に示すように、１つの分割領域内に白レベルの画素と黒レベルの画素とが混在する場合、当該分割領域を照明するバックライトは白レベルの画素を表示するために高輝度で点灯する。このとき、黒レベルの画素は、液晶パネルの透過率を小さくすることで黒色表示される。しかしながら、液晶表示素子は透過率を完全にゼロにすることが難しい。そのため、明るく点灯しているバックライトからの光が黒レベルの画素に漏れて、黒色画像１０３がわずかに明るくなる、いわゆる“黒浮き”という現象が起こる。図４０（Ｃ）は、黒浮きの起こっている様子を図示したものである。

　図４０（Ｃ）に示すように、バックライトが高輝度に設定される場合、白色画像を表示すべき領域だけでなく、黒色画像を表示すべき領域についても高輝度で照明される。そのため、黒色画像ではなく灰色画像が表示されることとなり、いわゆる黒浮きの問題が生じる。

　図４１（Ａ）～（Ｃ）は、バックライトが低輝度に設定される場合に、従来の液晶表示装置に表示される映像（静止画）を示す図である。図４１（Ａ）は、表示パネルに入力される映像信号の一例を示す図であり、図４１（Ｂ）は、図４０（Ａ）に示す映像信号が入力されたときに、分割領域を照明するバックライトの輝度を示す図であり、図４１（Ｃ）は、実際に表示画面に表示される映像を示す図である。

　図４１（Ａ）～（Ｃ）では、上述した図４０（Ａ）～（Ｃ）とは異なり、画面の中央の分割領域１０１において黒色画素と白色画素とが混在する場合に、黒色画素を暗く表示するためにバックライトが低輝度に設定されている。図４１（Ｃ）に示すように、バックライトが低輝度に設定される場合、黒色画像を表示すべき領域については黒色画像が表示される。しかしながら、白色画像を表示すべき領域においては、白色画像ではなく灰色画像が表示されることとなり、輝度不足の問題が生じる。

特開２００４－２４６１１７号公報特開２００７－２１９２３４号公報特開２００８－９００７６号公報特開２００７－２９３３３９号公報

　本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる表示装置及び表示制御方法を提供することを目的とするものである。

　本発明の一局面に係る表示装置は、映像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの背面に設置され、前記表示パネルを複数の領域に分割し、領域ごとに複数の光源を有するバックライトユニットと、分割された各領域の画像の特徴量を検出する第１の検出部と、前記表示パネル全体の画像の特徴量を検出する第２の検出部と、前記第１の検出部により検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出部により検出された表示パネル全体の画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定し、決定した発光輝度で発光するように各光源を駆動する駆動部とを備える。

　この構成によれば、分割された各領域の画像の特徴量が検出され、表示パネル全体の画像の特徴量が検出される。そして、検出された領域ごとの画像の特徴量と、検出された表示パネル全体の画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する光源の発光輝度が決定され、決定された発光輝度で発光するように各光源が駆動される。

　本発明によれば、分割された各領域の画像の特徴量だけでなく、画面全体の画像の特徴量も考慮して、分割された各領域に対応する光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。

本発明の実施の形態１における表示装置の全体構成を示すブロック図である。本実施の形態１における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態１の第１の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１の第１の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態１の第２の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１の第２の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態１の第３の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１の第３の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態１の第４の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１の第４の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態１の第５の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１の第５の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態１の第６の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１の第６の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態１の第７の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態１の第７の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本発明の実施の形態２における表示装置の全体構成を示すブロック図である。本実施の形態２における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態２の第１の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２の第１の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態２の第２の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２の第２の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態２の第３の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２の第３の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態２の第４の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２の第４の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態２の第５の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２の第５の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態２の第６の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２の第６の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。本実施の形態２の第７の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本実施の形態２の第７の変形例における領域輝度決定部による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。領域内の輝度の決定方法の他の例について説明するための図である。（Ａ）は、レターボックス方式の画像が表示される画面の一例を示す図であり、（Ｂ）は、サイドバー方式の画像が表示される画面の一例を示す図である。（Ａ）は、ＯＳＤ領域にチャンネル番号が表示される画面の一例を示す図であり、（Ｂ）は、ＯＳＤ領域に操作メニューが表示される画面の一例を示す図である。本発明の実施の形態４における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態５における表示装置の全体構成を示すブロック図である。バックライトが高輝度に設定される場合に、従来の液晶表示装置に表示される映像を示す図である。バックライトが低輝度に設定される場合に、従来の液晶表示装置に表示される映像を示す図である。

　本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態において説明した表示装置及び表示装置の駆動方法は、本発明を具体化した一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。

　（実施の形態１）
　図１は、本発明の実施の形態１における表示装置の全体構成を示すブロック図である。最初に、図１の本実施の形態１の表示装置の全体構成を示すブロック図を参照しながら、本実施の形態１の表示装置の各構成について詳細に説明する。本実施の形態１の表示装置は、表示パネル１、パネル駆動部２、バックライトユニット３、バックライト駆動部４、全画面特徴量検出部５、領域特徴量検出部６及び領域輝度決定部７を備える。

　表示パネル１は、例えば液晶パネルで構成され、入力映像を表示する。パネル駆動部２は、表示パネル１の駆動を制御する。

　表示パネル１は、図示してはいないが、複数のゲート線、複数のソース線、スイッチング素子及び複数の画素セルを備え、複数のソース線及び複数のゲート線の交点にマトリクス状に複数の画素が配置され、水平方向の１ラインの画素から１走査ラインが構成される。複数のソース線にはパネル駆動部２から画素信号が供給され、複数のゲート線にはパネル駆動部２から走査信号となるゲートパルスが供給されることにより、画素が駆動される。パネル駆動部２は、入力映像に基づいて表示パネル１の各画素を駆動する。表示パネル１は、図１に点線で示したように、表示画面が複数の分割領域に観念的に分割されている。

　バックライトユニット３は、表示パネル１の背面に設置され、表示パネル１を複数の領域に分割し、領域ごとにＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ　Ｅｍｉｔｔｉｎｇ　Ｄｉｏｄｅ）を有する。なお、ＬＥＤは、各領域に１つであっても、各領域に複数であってもよい。

　バックライトユニット３は、表示パネル１に対して画像を表示させるための照明光を背面から照射する。バックライトユニット３は、表示パネル１と同じく複数の分割領域に分割されている。バックライトユニット３は、画面を複数の領域に分割して、各分割領域をそれぞれ照明する。バックライトユニット３の各分割領域はそれぞれ、表示パネル１上の同じ位置にある分割領域を照明する。バックライトユニット３の各分割領域には、それぞれ少なくともひとつの光源が配置されている。すなわち、バックライトユニット３は、複数の分割領域をそれぞれ照明する複数の光源を備える。光源としては、例えば、蛍光体を用いた白色ＬＥＤ、又は赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）及び青色（Ｂ）の三色のＬＥＤを用いて白色光を得るＲＧＢＬＥＤが用いられる。

　バックライト駆動部４は、分割領域ごとに配置されたＬＥＤを駆動する。バックライト駆動部４は、分割領域ごとの輝度をそれぞれ独立に駆動する。全画面特徴量検出部５は、表示パネル全体の画像の特徴量を検出する。全画面特徴量検出部５は、例えば、画面全体の平均輝度レベルを検出する。領域特徴量検出部６は、分割された各領域の画像の特徴量を検出する。領域特徴量検出部６は、例えば、処理の対象となる領域における輝度の最大値、輝度の最小値、及び輝度の平均値を検出する。

　領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５と領域特徴量検出部６との検出結果に基づいて、当該領域の輝度を決定する。領域輝度決定部７は、領域特徴量検出部６により検出された領域ごとの画像の特徴量と、全画面特徴量検出部５により検出された表示パネル全体の画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応するＬＥＤの輝度を決定する。バックライト駆動部４は、領域輝度決定部７によって決定された輝度で発光するように各ＬＥＤを駆動する。

　なお、上述した表示パネル１を概念的に複数の領域に分割する方法としては、垂直方向及び水平方向に分割するだけでなく、水平方向のみに分割することも可能であり、また、垂直方向のみに分割することも可能である。また、表示パネル１としては、液晶パネルのみならず、バックライトユニットを必要とするパネルであれば、本発明を適用することが可能である。

　また、領域特徴量検出部６は、分割された各領域における画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値のいずれかを少なくとも検出する。

　また、全画面特徴量検出部５は、表示パネル全体の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値のいずれかを少なくとも検出する。

　また、上述した表示装置においては、バックライト駆動部４と領域輝度決定部７とを別の回路ブロックにより構成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バックライト駆動部４内に領域輝度決定部７の機能を設けてもよい。

　また、上述した表示装置においては、入力映像がそのままパネル駆動部２に入力されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、領域ごとのバックライトの輝度に応じて入力映像を補正し、補正した入力映像がパネル駆動部２に入力される構成であってもよい。

　次に、全画面特徴量検出部５と領域特徴量検出部６との構成について、図２及び図３を参照しながら、より詳細に説明する。図２は、本実施の形態１における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。図２に示すように、領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最小値を検出する領域輝度最小値検出部１２と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図２に示すように、全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の輝度の平均値を検出する全画面輝度平均値検出部２１を含む。

　図２に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　なお、本実施の形態１において、表示パネル１が表示パネルの一例に相当し、バックライトユニット３がバックライトユニットの一例に相当し、領域特徴量検出部６が第１の検出部の一例に相当し、全画面特徴量検出部５が第２の検出部の一例に相当し、領域輝度決定部７及びバックライト駆動部４が駆動部の一例に相当する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図３を参照しながら説明する。

　図３は、本実施の形態１における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図３において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の輝度の平均値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図３から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が所定の第１の値Ａ以上である場合、つまり、画面全体が明るいシーンの場合には、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に基づいてバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度を決定する。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、つまり、画面全体が暗いシーンの場合には、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値に基づいてバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度を決定する。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、つまり、画面全体が中間色であるシーンの場合には、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に基づいてバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度を決定する。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、実施の形態１及び後述する実施の形態１の第４の変形例において、第１の値Ａは、輝度値が取りうる範囲（例えば、０～２５５の２５６階調）の３／４の輝度値とし、第２の値Ｂは、輝度値が取りうる範囲の１／４の輝度値としているが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、第１の値Ａは、輝度値が取りうる範囲の２／３の輝度値とし、第２の値Ｂは、輝度値が取りうる範囲の１／３の輝度値としてもよく、第１の値Ａは、輝度値が取りうる範囲の３／５の輝度値とし、第２の値Ｂは、輝度値が取りうる範囲の２／５の輝度値としてもよい。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の輝度値が、中間階調を表す輝度値であればよい。

　このように、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面における特徴量に基づいて、表示パネル１に表示される映像が明るい映像であるか、暗い映像であるかを判別することが可能になる。領域輝度決定部７は、画面全体が明るい映像である場合、つまり、ピーク輝度が必要とされる場合には、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値でバックライトユニット３のＬＥＤを発光させる。これにより、輝度不足という問題を解消することが可能になる。

　一方、領域輝度決定部７は、画面全体が暗い映像である場合、つまり、黒浮きの抑制が必要とされる場合には、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最小値でバックライトユニット３のＬＥＤを発光させる。これにより、黒浮きの抑制が可能になる。

　また、領域輝度決定部７は、画面全体が中間調の明るさの映像である場合、つまり、黒浮きとピーク輝度とのバランスをとる必要がある場合には、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値でバックライトユニット３のＬＥＤを発光させる。これにより、バランスの取れた映像を表示することが可能になる。

　以上のような処理により、領域毎に少なくとも１種類の特徴量が検出され、検出された特徴量をどのように用いてバックライトの輝度を計算するかについては、画面全体の画像の特徴量の検出結果によって決定されることとなる。

　具体的には、画面全体の画像の特徴量として輝度の平均値を用いることで、表示しようとする映像が明るい映像なのか、暗い映像なのかを判別することが可能になる。映像が暗い場合、黒浮きの抑制が重要となる。そのため、領域ごとのバックライトの輝度は、領域内の画素の輝度の最小値に決定される。

　一方、映像が明るい場合、ピーク輝度が必要となる。そのため、領域ごとのバックライトの輝度は、領域内の画素の輝度の最大値に決定される。また、映像が中間調の明るさを有する場合、黒浮きとピーク輝度とのバランスを取る必要がある。そのため、領域ごとのバックライトの輝度は、領域内の画素の輝度の平均値に決定される。

　このような処理により、黒浮き及び輝度不足の問題を抑制し、ユーザに視覚的な違和感を与えない映像を提供することが可能になる。

　なお、上述した説明においては、画面全体の画像の特徴量として、輝度の平均値を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、画面全体の画像の特徴量として、輝度の分散値を使用してもよい。

　以下、画面全体の画像の特徴量として、輝度の分散値を使用する本実施の形態１の第１の変形例について説明する。

　図４は、本実施の形態１の第１の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態１の第１の変形例において、表示装置の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　図４に示すように、実施の形態１の第１の変形例における領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最小値を検出する領域輝度最小値検出部１２と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図４に示すように、実施の形態１の第１の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の輝度の分散値を検出する全画面分散値検出部２２を含む。

　なお、輝度の分散値とは、対称となる領域における明部と暗部との差、いわゆるコントラストを意味している。

　図４に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図５を参照しながら説明する。

　図５は、本実施の形態１の第１の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図５において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の分散値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図５から明らかなように、領域輝度決定部７は、画面全体の輝度の分散値が所定の第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の最小値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定する。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、実施の形態１の第１の変形例及び後述する実施の形態１の第５の変形例において、第１の値Ａは、分散値が取りうる範囲の３／４の分散値とし、第２の値Ｂは、分散値が取りうる範囲の１／４の分散値としているが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、第１の値Ａは、分散値が取りうる範囲の２／３の分散値とし、第２の値Ｂは、分散値が取りうる範囲の１／３の分散値としてもよく、第１の値Ａは、分散値が取りうる範囲の３／５の分散値とし、第２の値Ｂは、分散値が取りうる範囲の２／５の分散値としてもよい。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の分散値が、中間階調を表す分散値であればよい。

　このような処理により、画面全体の画像の特徴を考慮して、分割された各領域の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足の問題を抑制することが可能になり、ユーザに視覚的な違和感を与えない映像を提供することが可能になる。

　なお、上述した説明においては、画面全体の画像の特徴量として、輝度の平均値及び輝度の分散値を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、画面全体の画像の特徴量として、画像の特定の周波数成分（空間周波数成分）を使用してもよい。

　以下、画面全体の画像の特徴量として、画像の特定の周波数成分を使用する本実施の形態１の第２の変形例について説明する。

　図６は、本実施の形態１の第２の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態１の第２の変形例において、表示装置の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　図６に示すように、実施の形態１の第２の変形例における領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最小値を検出する領域輝度最小値検出部１２と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図６に示すように、実施の形態１の第２の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定の周波数成分を検出する全画面周波数成分検出部２３を含む。

　なお、特定の周波数成分とは、周波数スペクトラムの低周波成分、又は周波数スペクトラムの高周波成分を意味する。周波数スペクトラムの低周波成分とは、画像の変化が少ない平坦な部分の情報を有する領域である。一方、周波数スペクトラムの高周波成分とは、画像が急激に変化する部分の情報を有する領域、例えば、輪郭部分のような領域である。

　図６に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図７を参照しながら説明する。

　図７は、本実施の形態１の第２の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図７において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の特定の周波数成分を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図７から明らかなように、領域輝度決定部７は、画面全体の画像の特定の周波数成分が所定の第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の最小値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定する。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、実施の形態１の第２の変形例及び後述する実施の形態１の第６の変形例において、第１の値Ａは、特定の周波数成分が取りうる範囲の３／４の周波数成分とし、第２の値Ｂは、特定の周波数成分が取りうる範囲の１／４の周波数成分としているが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、第１の値Ａは、特定の周波数成分が取りうる範囲の２／３の周波数成分とし、第２の値Ｂは、特定の周波数成分が取りうる範囲の１／３の周波数成分としてもよく、第１の値Ａは、特定の周波数成分が取りうる範囲の３／５の周波数成分とし、第２の値Ｂは、特定の周波数成分が取りうる範囲の２／５の周波数成分としてもよい。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の特定の周波数成分が、中間階調を表す周波数成分であればよい。

　なお、上述した説明においては、画面全体の画像の特徴量として、輝度の平均値、輝度の分散値及び特定の周波数成分を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、画面全体の画像の特徴量として、特定色の色面積を使用してもよい。

　以下、画面全体の画像の特徴量として、特定色の色面積を使用する本実施の形態１の第３の変形例について説明する。

　図８は、本実施の形態１の第３の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態１の第３の変形例において、表示装置の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　図８に示すように、実施の形態１の第３の変形例における領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最小値を検出する領域輝度最小値検出部１２と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図８に示すように、実施の形態１の第３の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定色の色面積を検出する全画面色面積検出部２４を含む。

　なお、特定色の面積とは、ある特定の範囲の色を有する画素の面積を意味する。例えば、黒色、白色、赤色、黄色又は緑色などの特定の色に着目し、領域全体又は画面全体のうち、それらの特定色が占める面積を意味している。

　図８に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図９を参照しながら説明する。

　図９は、本実施の形態１の第３の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図９において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の特定色の色面積を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図９から明らかなように、領域輝度決定部７は、画面全体の特定色の色面積が所定の第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の最小値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、当然のことながら、特定色が黒色の場合、ＬＥＤの発光輝度は、上述した特定色が白色の場合と反対の値になる。具体的には、領域輝度決定部７は、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された輝度の最小値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、実施の形態１の第３の変形例及び後述する実施の形態１の第７の変形例において、第１の値Ａは、色面積が取りうる範囲の３／４の色面積とし、第２の値Ｂは、色面積が取りうる範囲の１／４の色面積としているが、本発明は特にこれに限定されない。例えば、第１の値Ａは、色面積が取りうる範囲の２／３の色面積とし、第２の値Ｂは、色面積が取りうる範囲の１／３の色面積としてもよく、第１の値Ａは、色面積が取りうる範囲の３／５の色面積とし、第２の値Ｂは、色面積が取りうる範囲の２／５の色面積としてもよい。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の色面積が、中間階調を表す色面積であればよい。

　上述した説明においては、分割された各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の最小値、及び輝度の平均値を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、分割された各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、輝度の平均値を使用してもよい。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、輝度の平均値を使用する本実施の形態１の第４の変形例について説明する。

　図１０は、本実施の形態１の第４の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態１の第４の変形例において、表示装置の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　図１０に示すように、実施の形態１の第４の変形例における領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の特定色の色面積を検出する領域色面積検出部１４と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図１０に示すように、実施の形態１の第４の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の輝度の平均値を検出する全画面輝度平均値検出部２１を含む。

　図１０に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図１１を参照しながら説明する。

　図１１は、本実施の形態１の第４の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図１１において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の輝度の平均値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図１１から明らかなように、領域輝度決定部７は、画面全体の輝度の平均値が所定の第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された特定色の色面積に対応した輝度にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の輝度の平均値が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の輝度の平均値が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の白色の色面積に対応した輝度に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の輝度の平均値が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の画像の白色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の輝度の平均値が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の輝度の平均値が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、分割された各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、輝度の分散値を使用してもよい。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、輝度の分散値を使用する本実施の形態１の第５の変形例について説明する。

　図１２は、本実施の形態１の第５の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態１の第５の変形例において、表示装置の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　図１２に示すように、実施の形態１の第５の変形例における領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の特定色の色面積を検出する領域色面積検出部１４と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図１２に示すように、実施の形態１の第５の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の輝度の分散値を検出する全画面分散値検出部２２を含む。

　図１２に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図１３を参照しながら説明する。

　図１３は、本実施の形態１の第５の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図１３において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の輝度の分散値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図１３から明らかなように、領域輝度決定部７は、画面全体の輝度の分散値が所定の第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された特定色の色面積に対応した輝度にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の白色の色面積に対応した輝度に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の画像の白色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された全画面内の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、分割された各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、特定の周波数成分を使用してもよい。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、特定の周波数成分を使用する本実施の形態１の第６の変形例について説明する。

　図１４は、本実施の形態１の第６の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態１の第６の変形例において、表示装置の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　図１４に示すように、実施の形態１の第６の変形例における領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の特定色の色面積を検出する領域色面積検出部１４と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図１４に示すように、実施の形態１の第６の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定の周波数成分を検出する全画面周波数成分検出部２３を含む。

　図１４に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図１５を参照しながら説明する。

　図１５は、本実施の形態１の第６の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図１５において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図１５から明らかなように、領域輝度決定部７は、画面全体の画像の特定の周波数成分が所定の第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された特定色の色面積に対応した輝度にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の白色の色面積に対応した輝度に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の画像の白色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された全画面内の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、分割された各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、特定色の色面積を使用してもよい。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、特定色の色面積を使用する本実施の形態１の第７の変形例について説明する。

　図１６は、本実施の形態１の第７の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態１の第７の変形例において、表示装置の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　図１６に示すように、実施の形態１の第７の変形例における領域特徴量検出部６は、処理の対象となる領域内の画像の特定色の色面積を検出する領域色面積検出部１４と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値を検出する領域輝度最大値検出部１１と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値を検出する領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図１６に示すように、実施の形態１の第７の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定色の色面積を検出する全画面色面積検出部２４を含む。

　図１６に示すように、領域輝度決定部７には、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６における検出結果が入力される。領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、対象となる分割領域に対応するバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図１７を参照しながら説明する。

　図１７は、本実施の形態１の第７の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図１７において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の特定色の色面積を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図１７から明らかなように、領域輝度決定部７は、画面全体の特定色の色面積が所定の第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された特定色の色面積に対応した輝度にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより小さい所定の第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定する。ただし、この場合、画面全体の色面積を検出する際の特定色及び領域内の色面積を検出する際の特定色は、共に例えば白色である。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の白色の色面積に対応した輝度に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａ以上である場合、領域色面積検出部１４によって検出された領域内の画像の白色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第２の値Ｂ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値に重み値“１．０”を乗算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。したがって、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された全画面内の白色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された領域内の画像の輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、当然のことながら、画面全体の色面積を検出する際の特定色が黒色の場合、ＬＥＤの発光輝度は、上述した画面全体の色面積を検出する際の特定色が白色の場合と反対の値になる。具体的には、領域輝度決定部７は、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａ以上である場合、領域内で検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａより小さい第２の値Ｂ以下である場合、領域内で検出された白色の色面積に対応した輝度にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域内で検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定する。

　以上のように、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６のいずれも種々のパラメータを検出することが可能である。また、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６は、複数のパラメータを組み合わせることも可能である。

　つまり、領域特徴量検出部６は、分割された各領域の画像の輝度の平均値、分割された各領域の画像の輝度の最大値、分割された各領域の画像の輝度の最小値、分割された各領域の画像の低周波成分検出値（周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ）、分割された各領域の画像の高周波成分検出値（周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ）、分割された各領域の画像のダイナミックレンジ（輝度の最大値と最小値との差）、分割された各領域の画像の輝度の最大値と最小値との平均値、分割された各領域の画像の特定色の面積、及び分割された各領域の画像の輝度の分散値（ヒストグラムの分布を表す値）を検出することが可能である。

　また、全画面特徴量検出部５は、表示パネル全体の画像の輝度の平均値、表示パネル全体の画像の輝度の最大値、表示パネル全体の画像の輝度の最小値、表示パネル全体の画像の低周波成分検出値（周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ）、表示パネル全体の画像の高周波成分検出値（周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ）、表示パネル全体の画像のダイナミックレンジ（輝度の最大値と最小値との差）、表示パネル全体の画像の輝度の最大値と最小値との平均値、表示パネル全体の画像の特定色の面積、及び表示パネル全体の画像の輝度の分散値（ヒストグラムの分布を表す値）を検出することが可能である。

　なお、領域色面積検出部１４及び全画面色面積検出部２４は、特定色の色面積の計算を行う際に、領域内又は画面全体の位置に応じて重み付けを行い、重み付け加算した値を面積としても良い。

　本実施の形態１においては、これらのパラメータを自由に組み合わせて、全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６により、全画面及び領域内の種々の特徴量を検出することが可能である。

　（実施の形態２）
　次に、本発明の実施の形態２における表示装置について説明する。実施の形態１における表示装置と異なる点は、表示装置が、輝度に応じて変化する所定の重み値を保持する重み値保持部をさらに備え、領域輝度決定部７が、領域特徴量検出部６により検出された値に、重み値保持部に保持されている重み値を乗算して、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する点である。これにより、より細かく発光輝度を設定することが可能になり、実施の形態１の処理方法以上に黒浮き及び輝度不足の問題を抑制することが可能になり、ユーザに視覚的な違和感を与えない映像を提供することが可能になる。

　図１８は、本発明の実施の形態２における表示装置の全体構成を示すブロック図であり、図１９は、本実施の形態２における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、図１８及び図１９において、図１及び図２と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　実施の形態２の表示装置は、表示パネル１、パネル駆動部２、バックライトユニット３、バックライト駆動部４、全画面特徴量検出部５、領域特徴量検出部６、領域輝度決定部７及び重み値保持部８を備える。また、実施の形態２の領域特徴量検出部６は、領域輝度最大値検出部１１、領域輝度最小値検出部１２及び領域輝度平均値検出部１３を含む。また、実施の形態２の全画面特徴量検出部５は、全画面輝度平均値検出部２１を含む。

　重み値保持部８は、輝度に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の最小値及び領域内の画像の輝度の平均値のそれぞれに対応付けて予め保持する。なお、本実施の形態２において、重み値保持部８が保持部の一例に相当する。

　領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　図２０は、本実施の形態２における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図２０において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の輝度の平均値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図２０から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が所定の第１の値Ａ以上である場合、つまり、画面全体が明るいシーンの場合には、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値に基づいて、バックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が所定の第２の値Ｂ以下である場合、つまり、画面全体が暗いシーンの場合には、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値に基づいて、バックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　すなわち、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の輝度の最小値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、つまり、画面全体が中間色であるシーンの場合には、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値の輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、実施の形態２及び後述する実施の形態２の第４の変形例において、第１の値Ａは、輝度値が取りうる範囲（例えば、０～２５５の２５６階調）の３／５の輝度値とし、第２の値Ｂは、輝度値が取りうる範囲の２／５の輝度値とし、第３の値Ｃは、輝度値が取りうる範囲の４／５の輝度値とし、第４の値Ｄは、輝度値が取りうる範囲の１／５の輝度値としているが、本発明は特にこれに限定されない。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の輝度値が、中間階調を表す輝度値であればよい。

　このように、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面における特徴量に基づいて、表示パネル１に表示される映像が明るい映像であるか、暗い映像であるかを判別することが可能になる。領域輝度決定部７は、画面全体が明るい映像である場合、つまり、ピーク輝度が必要とされる場合には、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最大値に重み値保持部に保持されている重み値を乗算した値と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値に重み値保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤを発光させる。これにより、輝度不足という問題を解消することが可能になる。

　一方、領域輝度決定部７は、画面全体が暗い映像である場合、つまり、黒浮きの抑制が必要とされる場合には、処理の対象となる領域内の画像の輝度の最小値に重み値保持部に保持されている重み値を乗算した値と、処理の対象となる領域内の画像の輝度の平均値に重み値保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤを発光させる。これにより、黒浮きの抑制が可能になる。

　このような処理により、分割された各領域において、検出された輝度の最大値と検出された輝度の平均値との間の輝度と、検出された輝度の最小値と検出された輝度の平均値との間の輝度とを採用することが可能になるので、上述した実施の形態１の処理と比較して、より幅の広い映像表現が可能になる。また、上述した黒浮き及び輝度の低下という問題を抑制し、ユーザに視覚的な違和感のない映像を提供することが可能になる。

　なお、本実施の形態２では、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値を、第１の値Ａ、第２の値Ｂ、第３の値Ｃ及び第４の値Ｄと比較しているが、本発明は特にこれに限定されず、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値を、第１の値Ａ及び第２の値Ｂと比較してもよい。

　以下、画面全体の画像の特徴量として、輝度の分散値を使用する本実施の形態２の第１の変形例について説明する。

　図２１は、本実施の形態２の第１の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態２の第１の変形例において、表示装置の構成は図１８と同じであるので説明を省略する。また、図２１において、図４及び図１９と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　図２１に示すように、実施の形態２の第１の変形例における領域特徴量検出部６は、領域輝度最大値検出部１１と、領域輝度最小値検出部１２と、領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図２１に示すように、実施の形態２の第１の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の輝度の分散値を検出する全画面分散値検出部２２を含む。

　重み値保持部８は、輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の最小値及び領域内の画像の輝度の平均値のそれぞれに対応付けて予め保持する。

　領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２により検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２により検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２により検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図２２を参照しながら説明する。

　図２２は、本実施の形態２の第１の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図２２において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の分散値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図２２から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の輝度の最小値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、実施の形態２の第１の変形例及び後述する実施の形態２の第５の変形例において、第１の値Ａは、分散値が取りうる範囲の３／５の分散値とし、第２の値Ｂは、分散値が取りうる範囲の２／５の分散値とし、第３の値Ｃは、分散値が取りうる範囲の４／５の分散値とし、第４の値Ｄは、分散値が取りうる範囲の１／５の分散値としているが、本発明は特にこれに限定されない。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の分散値が、中間階調を表す分散値であればよい。

　なお、上述した説明においては、画面全体の画像の特徴量として、輝度の平均値及び輝度の分散値を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、画面全体の画像の特徴量として、特定の周波数成分を使用してもよい。

　以下、画面全体の画像の特徴量として、特定の周波数成分を使用する本実施の形態２の第２の変形例について説明する。

　図２３は、本実施の形態２の第２の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態２の第２の変形例において、表示装置の構成は図１８と同じであるので説明を省略する。また、図２３において、図６及び図１９と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　図２３に示すように、実施の形態２の第２の変形例における領域特徴量検出部６は、領域輝度最大値検出部１１と、領域輝度最小値検出部１２と、領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図２３に示すように、実施の形態２の第２の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定の周波数成分を検出する全画面周波数成分検出部２３を含む。

　重み値保持部８は、特定の周波数成分に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の最小値及び領域内の画像の輝度の平均値のそれぞれに対応付けて予め保持する。

　領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３により検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３により検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３により検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図２４を参照しながら説明する。

　図２４は、本実施の形態２の第２の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図２４において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の特定の周波数成分を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図２４から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が所定の第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の輝度の最小値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、実施の形態２の第２の変形例及び後述する実施の形態２の第６の変形例において、第１の値Ａは、特定の周波数成分が取りうる範囲の３／５の周波数成分とし、第２の値Ｂは、特定の周波数成分が取りうる範囲の２／５の周波数成分とし、第３の値Ｃは、特定の周波数成分が取りうる範囲の４／５の周波数成分とし、第４の値Ｄは、特定の周波数成分が取りうる範囲の１／５の周波数成分としているが、本発明は特にこれに限定されない。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の特定の周波数成分が、中間階調を表す周波数成分であればよい。

　以下、画面全体の画像の特徴量として、特定色の色面積を使用する本実施の形態２の第３の変形例について説明する。

　図２５は、本実施の形態２の第３の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態２の第３の変形例において、表示装置の構成は図１８と同じであるので説明を省略する。また、図２５において、図８及び図１９と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　図２５に示すように、実施の形態２の第３の変形例における領域特徴量検出部６は、領域輝度最大値検出部１１と、領域輝度最小値検出部１２と、領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図２５に示すように、実施の形態２の第３の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定色の色面積を検出する全画面色面積検出部２４を含む。

　重み値保持部８は、特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の最小値及び領域内の画像の輝度の平均値のそれぞれに対応付けて予め保持する。

　領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４により検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４により検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４により検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図２６を参照しながら説明する。

　図２６は、本実施の形態２の第３の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図２６において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の特定色の色面積を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の画像の輝度の最小値に対して乗算される重み値を示している。

　図２６から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度最小値検出部１２によって検出された領域内の画像の輝度の最小値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の輝度の最小値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された領域内の画像の輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、当然のことながら、特定色が黒色の場合、ＬＥＤの発光輝度は、上述した特定色が白色の場合と反対の値になる。具体的には、領域輝度決定部７は、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域輝度最小値検出部１２により検出された輝度の最小値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、実施の形態２の第３の変形例及び後述する実施の形態２の第７の変形例において、第１の値Ａは、色面積が取りうる範囲の３／５の色面積とし、第２の値Ｂは、色面積が取りうる範囲の２／５の色面積とし、第３の値Ｃは、色面積が取りうる範囲の４／５の色面積とし、第４の値Ｄは、色面積が取りうる範囲の１／５の色面積としているが、本発明は特にこれに限定されない。第１の値Ａと第２の値Ｂとの間の色面積が、中間階調を表す色面積であればよい。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、輝度の平均値を使用する本実施の形態２の第４の変形例について説明する。

　図２７は、本実施の形態２の第４の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態２の第４の変形例において、表示装置の構成は図１８と同じであるので説明を省略する。また、図２７において、図１０及び図１９と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　図２７に示すように、実施の形態２の第４の変形例における領域特徴量検出部６は、領域色面積検出部１４と、領域輝度最大値検出部１１と、領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図２７に示すように、実施の形態２の第４の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の輝度の平均値を検出する全画面輝度平均値検出部２１を含む。

　重み値保持部８は、輝度に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値及び領域内の画像の特定色の面積のそれぞれに対応付けて予め保持する。

　領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１により検出された輝度の平均値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図２８を参照しながら説明する。

　図２８は、本実施の形態２の第４の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図２８において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の輝度の平均値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図２８から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の特定色の色面積とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された全画面内の画像の輝度の平均値と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面輝度平均値検出部２１によって検出された全画面内の画像の輝度の平均値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、輝度の分散値を使用する本実施の形態２の第５の変形例について説明する。

　図２９は、本実施の形態２の第５の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態２の第５の変形例において、表示装置の構成は図１８と同じであるので説明を省略する。また、図２９において、図１２及び図１９と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　図２９に示すように、実施の形態２の第５の変形例における領域特徴量検出部６は、領域色面積検出部１４と、領域輝度最大値検出部１１と、領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図２９に示すように、実施の形態２の第５の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の輝度の分散値を検出する全画面分散値検出部２２を含む。

　重み値保持部８は、輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値及び領域内の画像の特定色の面積のそれぞれに対応付けて予め保持する。

　領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２により検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２により検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２により検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図３０を参照しながら説明する。

　図３０は、本実施の形態２の第５の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図３０において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の輝度の分散値を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図３０から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の特定色の色面積とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の輝度の分散値と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面分散値検出部２２によって検出された画面全体の輝度の分散値が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、特定の周波数成分を使用する本実施の形態２の第６の変形例について説明する。

　図３１は、本実施の形態２の第６の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態２の第６の変形例において、表示装置の構成は図１８と同じであるので説明を省略する。また、図３１において、図１４及び図１９と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　図３１に示すように、実施の形態２の第６の変形例における領域特徴量検出部６は、領域色面積検出部１４と、領域輝度最大値検出部１１と、領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図３１に示すように、実施の形態２の第６の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定の周波数成分を検出する全画面周波数成分検出部２３を含む。

　重み値保持部８は、画素の周波数成分に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値及び領域内の画像の特定色の面積のそれぞれに対応付けて予め保持する。

　領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３により検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３により検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３により検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図３２を参照しながら説明する。

　図３２は、本実施の形態２の第６の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図３２において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の特定の周波数成分を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図３２から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。ただし、この場合、特定色は、例えば白色である。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の特定色の色面積とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の画像の特定の周波数成分と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面周波数成分検出部２３によって検出された画面全体の画像の特定の周波数成分が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　以下、各領域の画像の特徴量として、輝度の最大値、輝度の平均値、及び特定色の色面積を使用し、画面全体の画像の特徴量として、特定色の色面積を使用する本実施の形態２の第７の変形例について説明する。

　図３３は、本実施の形態２の第７の変形例における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態２の第７の変形例において、表示装置の構成は図１８と同じであるので説明を省略する。また、図３３において、図１６及び図１９と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　図３３に示すように、実施の形態２の第７の変形例における領域特徴量検出部６は、領域色面積検出部１４と、領域輝度最大値検出部１１と、領域輝度平均値検出部１３とを含む。また、図３３に示すように、実施の形態２の第７の変形例における全画面特徴量検出部５は、フレームメモリを備え（図示せず）、１画面内の画像の特定色の色面積を検出する全画面色面積検出部２４を含む。

　重み値保持部８は、特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値を、領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値及び領域内の画像の特定色の面積のそれぞれに対応付けて予め保持する。

　領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４により検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４により検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値より小さい第２の値以下である場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４により検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に基づいてバックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定する。

　次に、上述した全画面特徴量検出部５及び領域特徴量検出部６の検出結果に基づいて、処理の対象となる領域の輝度を決定する領域輝度決定部７の処理について、図３４を参照しながら説明する。

　図３４は、本実施の形態２の第７の変形例における領域輝度決定部７による領域の輝度を決定する処理について説明するための図である。図３４において、横軸は、全画面特徴量検出部５によって検出された全画面内の特定色の色面積を示しており、縦軸は、領域特徴量検出部６によって検出された領域内の画像の輝度の最大値、領域内の画像の輝度の平均値、及び領域内の特定色の色面積に対応する輝度に対して乗算される重み値を示している。

　図３４から明らかなように、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより大きい第３の値Ｃ以上である場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。ただし、この場合、画面全体の色面積を検出する際の特定色及び領域内の色面積を検出する際の特定色は、共に例えば白色である。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の特定色の色面積とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　一方、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第２の値Ｂより小さい第４の値Ｄ以下である場合、領域輝度平均値検出部１３によって検出された輝度の平均値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　また、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　このとき、領域輝度決定部７は、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の輝度の平均値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出すとともに、検出された画面全体の特定色の色面積と、検出された領域内の輝度の最大値とに対応付けられている重み値を重み値保持部８から読み出す。

　さらに、領域輝度決定部７は、全画面色面積検出部２４によって検出された画面全体の特定色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された輝度の最大値をバックライトユニット３の対象となるＬＥＤの発光輝度として決定する。

　なお、当然のことながら、画面全体の色面積を検出する際の特定色が黒色の場合、ＬＥＤの発光輝度は、上述した画面全体の色面積を検出する際の特定色が白色の場合と反対の値になる。具体的には、領域輝度決定部７は、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａ以上であり第３の値Ｃより小さい場合、領域輝度平均値検出部１３により検出された輝度の平均値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第２の値Ｂ以下であり第４の値Ｄより大きい場合、領域色面積検出部１４により検出された特定色の色面積に対応した輝度に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値と、領域輝度最大値検出部１１により検出された輝度の最大値に重み値保持部８に保持されている重み値を乗算した値とを加算した値にＬＥＤの発光輝度を決定し、画面全体の黒色の色面積が第１の値Ａより小さく第２の値Ｂより大きい場合、領域輝度最大値検出部１１によって検出された輝度の最大値にＬＥＤの発光輝度を決定する。

　なお、上述した実施の形態１及び実施の形態２における処理は、本発明における処理の一例であり、上述した以外のパラメータ、又は上述した複数のパラメータが、画面全体の画像の特徴量及び領域毎の特徴量として検出され、領域輝度決定部７が、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度を決定することも可能である。

　また、重み値の設定方法は、上述した以外の設定方法により設定することも可能である。例えば、重み値を決定する関数を多次元に設定することも可能である。また、実施の形態２に示すように、輝度の最小値と輝度の平均値との境界部分の重み値及び輝度の平均値と輝度の最大値との境界部分の重み値が徐々に変化するようにしてもよい。また、輝度の最小値と輝度の平均値との境界部分の重み値及び輝度の平均値と輝度の最大値との境界部分の重み値とを明確に分けてもよい。

　また、実施の形態１及び実施の形態２における重み値の設定方法は一例であり、それぞれの特徴量検出値の順番、及び重み値の割合等は、任意に決めることができる。また、輝度の最大値、輝度の最小値及び輝度の平均値以外の複数の領域内の特徴量を用いて、それぞれの重み値の平均を用いるようにしても良い。また、重み値の基準となる全画面特徴量として輝度の平均値を用いているが、輝度の平均値以外の特徴量を用いても良い。

　また、領域内の輝度の決定方法は、上述した以外の決定方法により決定することも可能である。図３５は、領域内の輝度の決定方法の他の例について説明するための図である。

　例えば、図３５に示すように、領域内の輝度を多次元に決定することも可能である。すなわち、全画面特徴量検出部５は、全画面内の輝度の平均値と、全画面内の輝度の最大値とを検出し、領域特徴量検出部６は、領域毎の輝度の平均値と、領域毎の輝度の最大値と、領域毎の輝度の最小値とを検出する。そして、領域輝度決定部７は、全画面内の輝度の平均値と、全画面内の輝度の最大値とに基づいて、領域毎の輝度の平均値と、領域毎の輝度の最大値と、領域毎の輝度の最小値とのいずれかにＬＥＤの発光輝度を決定する。

　図３５では、全画面内の輝度の平均値と、全画面内の輝度の最大値とで表される２次元空間上が、輝度の最大値を選択する第１の領域と、輝度の最小値を選択する第２の領域と、輝度の平均値を選択する第３の領域とに分割される。領域輝度決定部７は、検出された全画面内の輝度の平均値と、検出された全画面内の輝度の最大値とが、第１の領域、第２の領域及び第３の領域のうちのどの領域に含まれるかを判断し、領域毎の輝度の平均値と、領域毎の輝度の最大値と、領域毎の輝度の最小値とのいずれかにＬＥＤの発光輝度を決定する。

　（実施の形態３）
　次に、実施の形態３における表示装置について、図１及び図３６を参照しながら説明する。実施の形態３は、図３６（Ａ）に示すような、画面の上部と下部とに黒色の帯状の画像が表示される、いわゆるレターボックス方式の画像を表示する場合、又は図３６（Ｂ）に示すような、画面の左側と右側とに黒色の帯状の画像が表示される、いわゆるサイドバー方式の画像を表示する場合に適用される。図３６（Ａ）は、レターボックス方式の画像が表示される画面の一例を示す図であり、図３６（Ｂ）は、サイドバー方式の画像が表示される画面の一例を示す図である。

　上述した全画面特徴量検出部５は、表示パネル１に表示する画面全体の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、低周波成分検出値（周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ）、高周波成分検出値（周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ）、ダイナミックレンジ（輝度の最大値と輝度の最小値との差）、輝度の最大値と輝度の最小値との平均値、領域内の特定色の面積、及び領域内の輝度の分散値（ヒストグラムの分布を表す値）のいずれかを少なくとも検出している。しかしながら、例えばレターボックス方式の画像又はサイドバー方式の画像を表示する場合、画面の一部の領域（黒帯表示領域）に黒色の画像が表示される。そのため、レターボックス方式の画像又はサイドバー方式の画像を表示する場合、例えば、画面全体の輝度の平均値は、レターボックス方式の画像又はサイドバー方式の画像を表示しない場合と比較して、全体の輝度が低下してしまう。

　この場合、レターボックス方式の画像又はサイドバー方式の画像が表示されている状態において、リモコン等によりユーザが黒帯表示領域を表示しないモードを選択した場合、急に画面全体の平均輝度が変化するため、分割された領域に設定する輝度も変化するという問題が生じる。

　これに対して、実施の形態３における全画面特徴量検出部５は、表示パネル全体の画像から特定領域（レターボックス方式又はサイドバー方式における黒帯表示領域）の画像を除いた残りの画像の特徴量を検出する。なお、その後の処理については、上述した処理と同様の処理を行うため、説明は省略する。

　このような構成により、例えば、全画面特徴量検出部５が画面全体の輝度の平均値を検出する場合、黒帯表示領域を有するレターボックス方式の画像又は黒帯表示領域を有するサイドバー方式の画像から、黒帯表示領域を有しない通常の画像に変化する場合であっても、画面全体の平均輝度は大きく変化することはない。そのため、黒帯表示領域を有するレターボックス方式の画像、黒帯表示領域を有するサイドバー方式の画像、又は黒帯表示領域を有しない通常の画像であっても、分割された領域ごとの処理方法は同じになり、輝度の急激な変化によりユーザに与える視覚的な違和感を軽減することが可能になる。

　（実施の形態４）
　次に、実施の形態４における表示装置について、図３７（Ａ）、図３７（Ｂ）及び図３８を参照しながら説明する。実施の形態４は、図３７（Ａ）及び図３７（Ｂ）に示すような、いわゆるＯＳＤ（Ｏｎ　Ｓｃｒｅｅｎ　Ｄｉｓｐｌａｙ）の画像を表示する場合に適用される。なお、ＯＳＤとは、表示装置の設定画面を画面に重ねて表示し、ユーザによる操作を受け付ける機能であり、ＯＳＤ領域とは、ＯＳＤのための設定画面が表示される領域を表している。図３７（Ａ）は、ＯＳＤ領域にチャンネル番号が表示される画面の一例を示す図であり、図３７（Ｂ）は、ＯＳＤ領域に操作メニューが表示される画面の一例を示す図である。

　上述した領域輝度決定部７は、画面全体の特徴量を検出する全画面特徴量検出部５と、領域毎の特徴量を検出する領域特徴量検出部６との検出結果に基づいて、輝度を決定している。そのため、例えば、図３７（Ａ）及び図３７（Ｂ）に示すようなＯＳＤ領域２０１を表示している場合、全画面特徴量検出部５により検出される特徴量は、ＯＳＤ領域２０１を表示する画面ごとに変化する。

　この場合、ＯＳＤ領域２０１については、常に同一の輝度で表示することが望ましいにもかかわらず、ＯＳＤ領域２０１以外の他の領域の影響を受けて、ＯＳＤ領域２０１の発光輝度が変化するという問題が生じる。

　これに対して、実施の形態４における表示装置は、図３８に示すように、表示される画像に含まれるＯＳＤ領域を検出するＯＳＤ領域検出部９をさらに備える。図３８は、本発明の実施の形態４における全画面特徴量検出部と領域特徴量検出部との構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態４において、ＯＳＤ領域検出部９以外の構成は図１と同じであるので説明を省略する。また、図３８において、図２と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。

　ＯＳＤ領域検出部９は、画像内にＯＳＤ領域が検出された場合、ＯＳＤ領域が存在することと、ＯＳＤ領域に関する情報（例えば、ＯＳＤ領域の位置及びＯＳＤ領域の大きさ等）とを領域輝度決定部７に通知する。なお、本実施の形態４において、ＯＳＤ領域検出部９がオンスクリーンディスプレイ領域検出部の一例に相当する。

　領域輝度決定部７は、ＯＳＤ領域検出部９から、ＯＳＤ領域が存在することと、ＯＳＤ領域に関する情報とが通知された場合、当該ＯＳＤ領域については、一定の輝度で発光するようにＬＥＤの発光輝度を決定する。例えば、ＯＳＤ領域を含む分割領域内における輝度の平均値にＬＥＤの発光輝度を固定することが考えられる。なお、その他の処理については、上述した内容と重複するため、その説明を省略する。

　このような構成により、例えば、領域輝度決定部７において、バックライトユニット３のＬＥＤの発光輝度が決定される場合、画面全体の画像の特徴を考慮して、分割された各領域の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足の問題を抑制することが可能になり、ユーザに視覚的な違和感を与えない映像を提供することが可能になる。さらに、画面内のＯＳＤ領域については、固定された輝度で発光されるので、ＯＳＤ領域については常に同一の輝度で表示することが可能になる。

　（実施の形態５）
　次に、実施の形態５における表示装置について、図３９を参照しながら説明する。上述したように、実施の形態１～４においては、領域輝度決定部７は、全画面特徴量検出部５により検出された画面全体の特徴量と、所定の閾値（第１の値Ａ、第２の値Ｂ、第３の値Ｃ及び第４の値Ｄ）とを比較することにより、領域特徴量検出部６により検出した領域毎の複数の特徴量のうちのどの特徴量を使用するかを決定している。上述した説明においては、所定の閾値（第１の値Ａ、第２の値Ｂ、第３の値Ｃ及び第４の値Ｄ）が固定値の場合について説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、所定の閾値（第１の値Ａ、第２の値Ｂ、第３の値Ｃ及び第４の値Ｄ）を可変にする構成を採用することも可能である。

　例えば、表示装置を店頭に設置した場合と、家庭内に設置した場合とでは、適切な表示輝度は異なる。表示装置を店頭に設置した場合には、周囲の照明の輝度が高いため、より画像を明るく表示することが望ましく、また、表示装置を家庭内に設置した場合には、表示装置を店頭に設置した場合と比較して、より画像を暗く表示することが望ましい。

　また、入力された映像の種別が、映画である場合と、サッカーや野球のようなスポーツである場合と、ニュースである場合とでは、適切な表示輝度は異なる。例えば、映像の種別が映画である場合には、より画像を暗く表示することが望ましく、また、映像の種別がサッカーや野球のようなスポーツである場合には、より画像を明るく表示することが望ましい場合もある。

　そこで、実施の形態５における表示装置は、識別部１０をさらに備える。図３９は、本発明の実施の形態５における表示装置の全体構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態５において、識別部１０以外の構成は図１と同じであるので説明を省略する。

　識別部１０は、入力された映像の種別を識別すると共に、表示装置が店頭に設置される店頭モード及び表示装置が家庭内に設置される通常モードのうちの何れの表示モードであるかを識別する。なお、本実施の形態５において、識別部１０が識別部の一例に相当する。

　領域輝度決定部７は、領域特徴量検出部６により検出された領域ごとの画像の特徴量と、全画面特徴量検出部５により検出された表示パネル全体の画像の特徴量と、識別部１０により識別された映像の種別とに基づいて、各領域に対応するＬＥＤの輝度を決定する。領域輝度決定部７は、識別部１０により識別された映像の種別に応じて所定の閾値（第１の値Ａ、第２の値Ｂ、第３の値Ｃ及び第４の値Ｄ）を変化させる。これにより、入力された映像の種別や表示モードに応じて適切なバックライトユニット３の発光輝度を決定することが可能になる。

　なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明が主に含まれている。

　したがって、分割された各領域の画像の特徴量だけでなく、画面全体の画像の特徴量も考慮して、分割された各領域に対応する光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかを検出することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかが検出される。

　したがって、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかを、各領域の画像の特徴量として検出することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第２の検出部は、表示パネル全体の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかを検出することが好ましい。

　この構成によれば、表示パネル全体の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかが検出される。

　したがって、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかを、表示パネル全体の画像の特徴量として検出することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の平均値が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値に応じて、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のいずれかに基づいて光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、輝度に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、輝度に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の平均値が検出される。検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値に、輝度に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の特定色の色面積が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積に応じて、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のいずれかに基づいて光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の特定色の色面積が検出される。検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値に、特定色の色面積に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の分散値が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された表示パネル全体の画像の輝度の分散値に応じて、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のいずれかに基づいて光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の分散値が検出される。検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値に、輝度の分散値に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分に応じて、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のいずれかに基づいて光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、特定の空間周波数成分に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、特定の空間周波数成分に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値が検出され、表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が検出される。検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の最小値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値に、特定の空間周波数成分に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の平均値が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より大きい場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値に応じて、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のいずれかに基づいて光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、輝度に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、輝度に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の平均値が検出される。検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の輝度の平均値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積に、輝度に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の特定色の色面積が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

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　また、上記の表示装置において、特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の特定色の色面積が検出される。検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定色の色面積が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積に、特定色の色面積に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の分散値が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された表示パネル全体の画像の輝度の分散値に応じて、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のいずれかに基づいて光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の輝度の分散値が検出される。検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の分散値が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積に、輝度の分散値に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が検出される。そして、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分に応じて、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のいずれかに基づいて光源の発光輝度が決定されるので、黒浮き及び輝度不足を抑制するように光源の発光輝度を決定することができ、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができる。

　また、上記の表示装置において、特定の空間周波数成分に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、特定の空間周波数成分に応じて変化する複数の重み値が、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持部に保持されている。そして、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積が検出され、表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が検出される。検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、検出された各領域における画像の特定色の色面積に応じた輝度に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。また、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さい第２の値以下である場合、検出された各領域における画像の輝度の平均値に保持部に保持されている重み値を乗算した値と、検出された各領域における画像の輝度の最大値に保持部に保持されている重み値を乗算した値とに基づいて光源の発光輝度が決定される。さらに、検出された表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分が第１の値より小さく第２の値より大きい場合、検出された各領域における画像の輝度の最大値に基づいて光源の発光輝度が決定される。

　したがって、検出された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積に、特定の空間周波数成分に応じて変化する重み値が乗算された値に基づいて光源の発光輝度が決定されるので、より細かく発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、入力された映像の種別を識別する識別部をさらに備え、前記駆動部は、前記第１の検出部により検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出部により検出された表示パネル全体の画像の特徴量と、前記識別部により識別された映像の種別とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、入力された映像の種別が識別され、検出された領域ごとの画像の特徴量と、検出された表示パネル全体の画像の特徴量と、識別された映像の種別とに基づいて、各領域に対応する光源の発光輝度が決定されるので、入力された映像の種別に応じて適切な光源の発光輝度を決定することができる。

　また、上記の表示装置において、前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像から特定領域の画像を除いた残りの画像の特徴量を検出し、前記駆動部は、前記第１の検出部により検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出部により検出された前記残りの画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定することが好ましい。

　この構成によれば、表示パネル全体の画像から特定領域の画像を除いた残りの画像の特徴量が検出される。そして、検出された領域ごとの画像の特徴量と、検出された残りの画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する光源の発光輝度が決定される。

　例えば、表示パネル全体の画像が、黒色の特定領域を含む場合と、黒色の特定領域を含まない場合とでは、表示パネル全体の画像の輝度が異なる。しかしながら、表示パネル全体の画像から特定領域の画像を除いた残りの画像の特徴量が検出されるので、表示パネル全体の画像が特定領域を含むことにより、表示パネル全体の画像の輝度が変化した場合であっても、ユーザに与える視覚的な違和感を軽減することができる。

　また、上記の表示装置において、前記表示パネル上におけるオンスクリーンディスプレイ領域を検出するオンスクリーンディスプレイ領域検出部をさらに備え、前記駆動部は、前記オンスクリーンディスプレイ領域検出部により前記オンスクリーンディスプレイ領域が検出された場合、前記オンスクリーンディスプレイ領域を含む領域に対応する前記光源の発光輝度を予め固定された所定の輝度に決定することが好ましい。

　この構成によれば、表示パネル上におけるオンスクリーンディスプレイ領域が検出された場合、オンスクリーンディスプレイ領域を含む領域に対応する光源の発光輝度が予め固定された所定の輝度に決定される。

　例えば、表示パネル上におけるオンスクリーンディスプレイ領域が複数の分割領域に跨って表示される場合、分割領域内のオンスクリーンディスプレイ領域以外の領域の影響により、オンスクリーンディスプレイ領域に含まれる複数の分割領域の各光源が異なる輝度で発光する場合がある。この場合、オンスクリーンディスプレイ領域が様々な輝度で表示されることになり、ユーザに視覚的な違和感を与えるおそれがある。しかしながら、表示パネル上におけるオンスクリーンディスプレイ領域が検出された場合、オンスクリーンディスプレイ領域を含む領域に対応する光源の発光輝度が予め固定された所定の輝度に決定されるので、ユーザに与える視覚的な違和感を軽減することができる。

　本発明の他の局面に係る表示制御方法は、映像を表示する表示パネルの背面に設置され、前記表示パネルを複数の領域に分割し、各領域をそれぞれ照明する複数の光源を制御するための表示制御方法であって、分割された各領域の画像の特徴量を検出する第１の検出ステップと、前記表示パネル全体の画像の特徴量を検出する第２の検出ステップと、前記第１の検出ステップにおいて検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出ステップにおいて検出された表示パネル全体の画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定し、決定した輝度で発光するように各光源を駆動する駆動ステップとを含む。

　なお、発明を実施するための形態の項においてなされた具体的な実施態様または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と特許請求事項との範囲内で、種々変更して実施することができるものである。

　本発明に係る表示装置は、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができ、表示パネルの背面に複数の光源を備える表示装置として有用である。また、本発明に係る表示制御方法は、ユーザに与える視覚的な違和感を低減することができ、表示パネルの背面に設置された複数の光源を制御するための表示制御方法として有用である。

Claims

　映像を表示する表示パネルと、
　前記表示パネルの背面に設置され、前記表示パネルを複数の領域に分割し、領域ごとに複数の光源を有するバックライトユニットと、
　分割された各領域の画像の特徴量を検出する第１の検出部と、
　前記表示パネル全体の画像の特徴量を検出する第２の検出部と、
　前記第１の検出部により検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出部により検出された表示パネル全体の画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定し、決定した発光輝度で発光するように各光源を駆動する駆動部とを備えることを特徴とする表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかを検出することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第２の検出部は、表示パネル全体の画像について、輝度の平均値、輝度の最大値、輝度の最小値、周波数スペクトラムの低周波成分の大きさ、周波数スペクトラムの高周波成分の大きさ、輝度の最大値と最小値との差、輝度の最大値と最小値との平均値、特定色の面積、及び輝度の分散値の少なくともいずれかを検出することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　輝度に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　特定の空間周波数成分に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び輝度の最小値を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最小値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　輝度に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の平均値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された輝度の平均値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　特定色の色面積に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定色の色面積を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定色の色面積が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　輝度の分散値に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の輝度の分散値を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された分散値が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された分散値が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　特定の空間周波数成分に応じて変化する複数の重み値を、輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積のそれぞれに対応付けて保持する保持部をさらに備え、
　前記第１の検出部は、分割された各領域における画像の輝度の平均値、輝度の最大値、及び特定色の色面積を検出し、
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像の特定の空間周波数成分を検出し、
　前記駆動部は、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が第１の値以上である場合、前記第１の検出部により検出された特定色の色面積に応じた輝度に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さい第２の値以下である場合、前記第１の検出部により検出された輝度の平均値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値と、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に前記保持部に保持されている前記重み値を乗算した値とに基づいて前記光源の発光輝度を決定し、前記第２の検出部により検出された特定の空間周波数成分が前記第１の値より小さく前記第２の値より大きい場合、前記第１の検出部により検出された輝度の最大値に基づいて前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　入力された映像の種別を識別する識別部をさらに備え、
　前記駆動部は、前記第１の検出部により検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出部により検出された表示パネル全体の画像の特徴量と、前記識別部により識別された映像の種別とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１記載の表示装置。
　前記第２の検出部は、前記表示パネル全体の画像から特定領域の画像を除いた残りの画像の特徴量を検出し、
　前記駆動部は、前記第１の検出部により検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出部により検出された前記残りの画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定することを特徴とする請求項１～２０のいずれかに記載の表示装置。
　前記表示パネル上におけるオンスクリーンディスプレイ領域を検出するオンスクリーンディスプレイ領域検出部をさらに備え、
　前記駆動部は、前記オンスクリーンディスプレイ領域検出部により前記オンスクリーンディスプレイ領域が検出された場合、前記オンスクリーンディスプレイ領域を含む領域に対応する前記光源の発光輝度を予め固定された所定の輝度に決定することを特徴とする請求項１～２１のいずれかに記載の表示装置。
　映像を表示する表示パネルの背面に設置され、前記表示パネルを複数の領域に分割し、各領域をそれぞれ照明する複数の光源を制御するための表示制御方法であって、
　分割された各領域の画像の特徴量を検出する第１の検出ステップと、
　前記表示パネル全体の画像の特徴量を検出する第２の検出ステップと、
　前記第１の検出ステップにおいて検出された領域ごとの画像の特徴量と、前記第２の検出ステップにおいて検出された表示パネル全体の画像の特徴量とに基づいて、各領域に対応する前記光源の発光輝度を決定し、決定した発光輝度で発光するように各光源を駆動する駆動ステップとを含むことを特徴とする表示制御方法。