WO2008068871A1

WO2008068871A1 - 履物台

Info

Publication number: WO2008068871A1
Application number: PCT/JP2006/324492
Authority: WO
Inventors: Tatsuya Yamanashi
Original assignee: Tatsuya Yamanashi
Priority date: 2006-12-07
Filing date: 2006-12-07
Publication date: 2008-06-12

Abstract

　本発明は、いわゆる指圧マッサージ用履物の履物台に関し、足裏の外周部位や土踏まず等の窪んだ部位を含め足裏全体に十分な刺激を与えることを目的とし、複数の突起１１１が表面１１ａにまんべんなく設けられた天板１１、天板１１の縁１１０を受ける立設した外周壁１２１と、外周壁１２１によって囲まれた窪み部１２２とを有するアウトソール１２、および窪み部１２１に収容された、アウトソール１２よりも柔らかく弾力性のある弾性部材１３を備える。

Description

明細書

履物台

技術分野

[0001] 本発明は、いわゆる指圧マッサージ用履物の履物台に関する。

背景技術

[0002] 昨今の健康ブームにのって、複数の突起を表面にまんべんなく設けた天板を有する健康サンダルと称した履物が多数提案されている (例えば、特許文献 1等参照)。この健康サンダルと称した履物は、天板の表面にまんべんなく設けた複数の突起によつて足裏を刺激し、履いているだけで健康の増進を図ろうとするものである。

特許文献 1：特開 2005 - 334606号公報

[0003] し力しながら、上記特許文献 1等に記載された従来の健康サンダルと称した履物では、足裏を垂直方向にし力刺激することができず、足裏の真下を向いた部位にしか刺激を与えることができない。また、土踏まず等の窪んだ部位への刺激は、どうしても弱くなつてしまう傾向にある。

[0004] 本発明は、上記事情に鑑み、足裏全体に十分な刺激を与えることができる履物台を提供することを目的とする。

発明の開示

[0005] 上記目的を達成するための本発明の履物台は、複数の突起が表面にまんべんなく設けられた天板、

上記天板の縁を受ける立設した外周壁と、その外周壁によって囲まれた窪み部とを有するアウトノール、および

上記窪み部に収容された、上記アウトソールよりも柔らかく弾力性のある弾性部材を備えたことを特徴とする。

[0006] 本発明の履物台によれば、アウトノールの外周壁で受けられた天板の縁よりも内側の部分は、アウトソールよりも柔ら力べ弾力性のある弾性部材によって支えられている。このため、本発明の履物台に足がのると足全体が沈み込み、足裏を包み込むように上記突起の一部が横を向き、足裏の外周部位が横を向いた突起によって刺激される。また、弾性部材の弾力性によって、土踏まず等の窪んだ部位にも突起が押し当てられ、十分な刺激が与えられる。

[0007] なお、上記弾性部材は、水や空気等の流体であってもよいが、多孔質体であることが好ましい。上記弾性部材を多孔質体にした場合には、その多孔質体は、上記ァゥトノールに貼り付けられたものであるとともに、上記天板の縁も上記アウトノールの外周壁に貼り付けられたものであることが好ましい。

[0008] 本発明の履物台によれば、足裏全体に十分な刺激を与えることができる。

図面の簡単な説明

[0009] [図 1]本発明の履物台の一実施形態に相当する履物台を適用したサンダルを示す斜視図である。

[図 2]図 1に示すサンダルの分解斜視図である。

[図 3]図 2に示すアウトノールの A— A'断面図である。

[図 4]本実施形態の履物台に足がのった状態を模式的に示す図である。

発明を実施するための最良の形態

[0010] 以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

[0011] 図 1は、本発明の履物台の一実施形態に相当する履物台を適用したサンダルを示す斜視図であり、図 2は、図 1に示すサンダルの分解斜視図である。

[0012] 図 1に示すサンダル 1は、履物台 10とアッパー 20を有する。アッパー 20には様々な形状のものを用いることができる。本実施形態の履物台 10は、図 2に示すように、天板 11とアウトソール 12とミツドソール 13を備えている。

[0013] 天板 11は、複数の突起 111が表面 11aにまんべんなく設けられた天然ゴム力なるものであり、十分に弾力性があって柔らかい。複数の突起 111は、指圧効果が高められるように、部位によって突出長が異なっている。なお、天板 11の材質は、天然ゴムに限られるものではない。

[0014] アウトソール 12は、エチレン酢酸ビュル共重合榭脂（EVA)からなるものであり、力なりの強度と十分な耐摩耗性を有する。なお、アウトソール 12の材質も、ここに示した EVAに限られるものではな!/、。

[0015] 図 3は、図 2に示すアウトノールの A— A，断面図である。 [0016] 図 3に示すように、アウトソール 12の底壁 120は部位によって厚みが異なる。すなわち、土踏まずに当たる枕部分 1201の厚み (A)が最も厚ぐこの枕部分 1201から足指が当たる部分 1202に向力つて漸次薄くなつていき、所定の厚さ（C)まで薄くなると、その厚さ（c)のまま足指が当たる部分 1202まで上向きに延びている。また、踵が当たる部分 1203の厚さ（B)は、上記所定の厚さ（C)よりも厚い。この踵が当たる部分 1 203もわずかに上を向ヽて、る。

[0017] アウトソール 12は、外周壁 121と窪み部 122を有する。外周壁 121は、底壁 120から立設したものであり、図 2に示す天板 11の縁 110を受ける部分である。天板 11の縁 110は、外周壁 121の平坦部 1211に載置され、天板下面の縁部分とその平坦部 12 11は接着剤で貼り合わされる。窪み部 122は、その外周壁 121によって囲まれた空間である。窪み部 122の形状は、ミツドソール 13の形状に合致しており、ミツドソール 13は窪み部 122に収容され、アウトソール 12の底壁 120とミツドソール 13は接着剤で貼り合わされる。

[0018] 図 2に示すミツドソール 13は、熱可塑性エラストマ一力もなる均一な厚さの部材であり、本発明にいう弾性部材の一例に相当する。この熱可塑性エラストマ一は、スポンジ状の多孔質体であり、アウトソール 12よりも柔ら力べ弾力性が高い。アウトソール 12 の外周壁 121で受けられた天板 11の縁 110よりも内側の部分は、このミツドソール 13 によって支えられる。

[0019] なお、ミツドソール 13に代えて、アウトソール 12の窪み部 122に流体（例えば水や空気）を収容させたものを用いてもょヽ。

[0020] 図 4は、本実施形態の履物台に足がのった状態を模式的に示す図である。

[0021] 図 4に示すように、本実施形態の履物台 10に足 Fがのると、天板 11の縁 110よりも内側の部分が落ち込み、足 F全体が沈み込む。天板 11の縁 110よりも内側の部分が落ち込むことで、天板 11の縁 110に近い突起 11 laは、沈み込んだ足 Fの足裏を包み込むように横を向き、足裏の外周部位 f がそれら横を向いた突起 11 laによって刺

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激される。また、荷重によってミツドソール 13は変形し、足裏の凹凸形状に追従する。すなわち、ミツドソール 13は自身の弾力性によって、土踏まず fや足指の裏の窪み部

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分等では上方へ押し上がる。図 4には、土踏まず f にも突起 111が押し当てられている様子が示されている。したがって、本実施形態の履物台 10によれば、足裏全体に十分な刺激が与えられ、指圧マッサージ効果によって健康が増進される。

なおここでは、サンダル用の履物台を例にあげて説明した力本発明の履物台は、靴や草履等の様々な履物に適用することができる。

Claims

請求の範囲

複数の突起が表面にまんべんなく設けられた天板、

前記天板の縁を受ける立設した外周壁と、該外周壁によって囲まれた窪み部とを有するアウトノール、および

前記窪み部に収容された、前記アウトソールよりも柔ら力べ弾力性のある弾性部材を備えたことを特徴とする履物台。