WO2006049040A1

WO2006049040A1 - バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置

Info

Publication number: WO2006049040A1
Application number: PCT/JP2005/019577
Authority: WO
Inventors: Shuji Sawada; Takashi Taniguchi
Original assignee: Seiko Epson Corporation
Priority date: 2004-11-01
Filing date: 2005-10-25
Publication date: 2006-05-11
Also published as: KR100878388B1; US20080088762A1; KR20070073848A; TW200619782A; JP2006128036A; JP4631396B2; US7659949B2; TWI305286B

Abstract

　上方が開口し背低の側壁を有し浅底の箱型ケース３と、前記箱型ケース３の内部に導光板７、線状光源８及び光学シート１０等の光学部材を収容して前記開口内に嵌め込むことにより前記光学部材を固定する額縁状の支持枠１１とを備えたバックライトユニット２において、前記箱型ケース３の側壁内側に第１係止部４、前記箱型ケース３の上方開口内に嵌め込まれる前記支持枠１１の枠側壁の外側表面に第２係止部１２１～１２４をそれぞれ設け、前記第２係止部に抜止手段１４が付設され、前記第１、第２係止部が係合されたときに前記抜止手段１４が前記第１係止部に係止され抜止めされることで、支持枠の外れを防止したバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置を提供する。

Description

明細書

ノックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置

技術分野

[0001] 本発明は、液晶表示装置に使用されるバックライトユニットに係り、さらに詳しくは、ノックライト組立体の支持枠の外れを防止したバックライトユニットとこれを用いた液晶表示装置に関する。

背景技術

[0002] 液晶表示装置に用いられるバックライトとして、線状光源を導光板の側端面に配設し、この側端面力も入光された光で液晶表示パネルを照明する、いわゆるエッジライト方式を採用したバックライトユニットが知られている（例えば、下記特許文献 1参照）

[0003] 図 4は、下記特許文献 1に記載されたエッジライト方式を採用したバックライトュ-ットを示す分解斜視図である。

[0004] このバックライトユニット 30は、保持フレーム 31、放熱板 34、導光板 35、線状光源 3 6、光学シート 37及び支持フレーム 38等の部材で構成されて、る。

[0005] これらの部材のうち保持フレーム 31は、放熱板 34の底面と接触する底壁 3 laと、この底壁 31aの両側端力も起立してカバー部 34aの開放部を覆う一対の側壁 31b、 31 bと力もなる金属製のフレームであり、各側壁 31b、 31bにはそれぞれ 2個の孔 32が設けられている。また、液晶表示パネルを支持する支持フレーム 38は、放熱板 34の底面と同じ大きさで四角枠状をなし、保持フレーム 31の対向する側壁 31b、 31bに設けられた各孔 32と対応する箇所に三角柱状の爪部 39が形成されている。

[0006] そして、保持フレーム 31上に放熱板 34、導光板 35、光源 36及び光学シート 37を載置した後に、支持フレーム 38で覆い、この支持フレーム 38を保持フレーム 31に装着することによってバックライトユニット 30が組み立てられる。

[0007] この組み立てにおいて、支持フレーム 38と保持フレーム 31との結合は、支持フレーム 38を両側壁 31b、 31b間〖こ配置し、支持フレーム 38を下方に押圧し、両側壁 31b 、 31b間を各爪部 39の斜面で拡げて各爪部 39を各孔 32に嵌合させ、両側壁のパネ力を利用してこの嵌合状態を保持している。

[0008] 特許文献 1 :特開 2004— 165031号公報（図 1、段落〔0018〕〜〔0023〕）

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] 上述のような支持フレームの固定方法は、垂直方向においては爪部 39を孔 32を突出させることにより、また水平方向においては両側壁 31b、 31bのパネ力と、枠辺が幅広で肉厚な支持フレーム 38を利用した結合となっているので保持フレームのバネ力が元々弱いか、何らかの理由で弱くなり、或いは三角柱状の爪部 39の突出高さが低、ような場合は、爪部 39が孔 32から簡単に外れてしまう恐れがある。

[0010] また、近年表示画面の表示領域の拡大を図るために、このような支持フレームはその枠辺を狭幅で且つ薄肉にする、いわゆる狭額縁ィ匕の傾向にあり、一方でまた、この支持枠フレームは、部材の支持固定機能の外にノイズ遮蔽機能を兼ねさせるために導電フイラを混入させた榭脂で作製するようになってきて!ヽる。このような榭脂で作製される支持フレームは、枠辺の強度が犠牲されて導電フイラ量が増大されることになるため、さらに機械的強度が弱くなつてきている。

[0011] このため、このような支持フレームを用いたバックライトは、通常、部品メーカーで組立てられた後に装置メーカーへ搬送されて次工程の組み立てラインに載せられて!/ヽる力これらの間に振動、衝撃、或いは扱い方によって支持フレームが保持フレーム力外れてしまうことがある。

[0012] 支持フレームが保持フレーム力も外れると、補修が必要となる力このような補修は組み立てラインで行うことが難しぐまた非常に手間となるため、実際の製造ライン上では、生産性を上げるために組み立てラインに載せる前に不良品として排除されている。

[0013] したがって、このような不良が発生しないようにしなければならないが、従来技術では支持フレームに抜止のための手段が何ら設けられていなかった。このため、個々のバックライトユニット毎に支持フレームが保持フレームにしつ力り固定されているか否かを検査しなければならず、この検査工程が必要となるばかりか、次工程の組み立て作業効率の低下を招、て、た。 [0014] また支持フレームの枠辺が狭幅で且つ薄肉になってくると、液晶パネルを載置した後も、液晶パネルの支持が不安定となり液晶パネルの表示エリアがずれたり、また光学シートにしわが生じたりする恐れがあり、表示に影響を与えてしまう。

[0015] 本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、支持枠の外れを防止したバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0016] 上記目的を達成するために、請求項 1に記載のノックライトユニットは、側壁を有し上方が開口した箱型ケースと、前記箱型ケースの内部に光源及び光学シート等の光学部材を収容して前記開口内に嵌め込むことにより前記光学部材を固定する額縁状の支持枠とを備えたバックライトユニットにおいて、前記箱型ケースの側壁内側には第 1係止部、前記箱型ケースの上方開口内に嵌め込まれる前記支持枠の枠側壁の外側表面には第 2係止部をそれぞれ設け、前記第 2係止部に抜止手段が付設され、前記第 1、第 2係止部が係合されたときに前記抜止手段が前記第 1係止部に係止され抜止めされることを特徴とする。

[0017] また、請求項 2に記載の発明は、請求項 1に記載のバックライトユニットに係り、前記第 2係止部は、前記支持枠の上方が開口した所定の深さを有する凹欠溝力なり、この凹欠溝の底壁面に前記抜止手段が設けられていることを特徴とする。

[0018] また、請求項 3に記載の発明は、請求項 2に記載のバックライトユニットに係り、前記凹欠溝の底壁面は、前記枠側壁の外表面から所定長さ突出した突出部を有し、前記抜止手段は、前記底壁面の突出部の先端縁から上方へ***した突起により形成されていることを特徴とする。

[0019] また、請求項 4に記載の発明は、請求項 3に記載のバックライトユニットに係り、前記抜止手段は、所定の長さを有する線状突起であることを特徴とする。

[0020] また、請求項 5に記載の発明は、請求項 3に記載のバックライトユニットに係り、前記突出部は、前記枠側壁の外表面から突出した長さが前記箱型ケースの側壁の厚さとほぼ同じ又は短、長さであることを特徴とする。

[0021] また、請求項 6に記載の発明は、請求項 1又は 2に記載のバックライトユニットに係り、前記第 1係止部は、前記箱型ケースの側壁に前記支持枠の枠側壁に設けられた突出部が挿入できる大きさの溝を備え、この溝の上方側壁が内側に凹んでおり、この凹み部分に前記抜止手段が係止されることを特徴とする。

[0022] 請求項 7に記載の液晶表示装置は、請求項 1〜6の何れかに記載のバックライトュニットを用い、前記支持枠に液晶表示パネルを載置し、前面枠で固定したことを特徴とする。

[0023] 請求項 8に記載の液晶表示装置は、側壁を有し上方が開口した矩形状の箱型ケースと、前記箱型ケースの内部に光源及び光学シート等の光学部材を収容して前記開口内に嵌め込むことにより前記光学部材を固定する額縁状の支持枠と、該支持枠上に載置される液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの一辺に接続するフレキシブル回路基板と、前記液晶表示パネルを固定する前面枠と、を備えた液晶表示装置において、前記箱型ケースの長辺側における側壁には、係止部が設けられており、前記支持枠の一方の長辺側における枠側壁の外側表面には、係止部が設けられるとともに、抜止手段が付設されており、前記支持枠の他方の長辺側における枠側壁の内側表面には、係止部が設けられており、前記箱型ケースの係止部と、前記支持枠の係止部が係合されたときに前記抜止手段が係止部に係止され抜止めされており、前記フレキシブル回路基板は、前記支持枠の他方の長辺側に位置して!/ヽることを特徴とする。

発明の効果

[0024] 本発明は上記構成を備えることにより、以下に示す効果を奏する。すなわち、請求項 1の発明によれば、第 2係止部に抜止手段が付設され、第 1、第 2係止部が係合されたとき、この抜止手段が第 1係止部に係止され抜止めされるので、ノックライトュ- ットの支持枠が輸送等の際に生じる振動、衝撃等によって箱型ケース力外れることがなくなる。その結果、ノックライトユニットに液晶パネルを組み込む際に、支持枠の外れ検査及び補修等が不要になり、装置の組立て工数の低減を図ることが可能になる。

[0025] また、支持枠の枠辺を細くし屈曲し易くしても、支持枠に抜止手段が設けられることにより枠辺が屈曲して係止が外れることがないので、枠辺を細くでき支持枠の狭額縁ィ匕を図ることができる。

[0026] 請求項 2〜5の発明によれば、抜止手段は、枠側壁の外表面に形成された凹欠溝内に設けられているので、抜止手段を枠側壁の外表面から殆ど突出させずに設けることが可能になる。

[0027] また、抜止手段を線状突起にすることにより、第 1係止部との係止面積が広くなり、安定した抜止となる。

[0028] 請求項 6の発明によれば、凹欠溝の底壁面の突出部がケースの側壁面力外方へ飛び出ることがなくなるので、各種機器へ組み込む際に邪魔にならず組み込みが容易になる。

[0029] 請求項 7の発明によれば、ノックライトユニットの支持枠が輸送等の際に、振動、衝撃等で箱型ケース力も外れることがなくなるので、ノックライトユニットに液晶表示パネルを組み込む際に、支持枠の外れ検査及び補修等が不要になり、組立て工数が低減し液晶表示装置の生産性を上げることが可能になる。また液晶表示パネルを組み込んだ後も、液晶パネルがずれたり、光学シートにしわが生じたりすることのない液晶表示装置を提供することが可能となる。

[0030] 請求項 8の発明によれば、液晶表示装置の生産性を上げることができ、また液晶表示パネルを組み込んだ後も、液晶パネルがずれたり、光学シートにしわが生じたりすることがなく、さらには、フレキシブル回路基板を傷つけることなぐ液晶表示装置の背面側に折り曲げることができる。

図面の簡単な説明

[0031] [図 1]本発明の一実施例に係るバックライトユニットを用いた液晶表示装置を示す分解斜視図である。

[図 2]図 1のバックライトユニットを用いた液晶表示装置の液晶表示パネルを支持する支持枠を示し、図 2Aは斜視図、図 2Bは図 2Aの A部分の拡大図である。

[図 3]図 1のバックライトを組み立てたバックライトユニットを示し、図 3Aは斜視図、図 3 Bは図 3Aの B部分の拡大図である。

[図 4]従来技術のバックライトユニットを示す分解斜視図である。

符号の説明 1 液晶表示装置

2 ノックライトユニット

3 裏蓋ケース (箱型ケース)

4 係止部

6 反射板

7 導光板

8 線状光源

10 光学シート

11 支持枠

13 凹欠溝

14 線状突起 (抜止手段）

15 液晶表示パネル

18 j面枠

発明を実施するための最良の形態

[0033] 以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体ィ匕するためのバックライトユニット及びこのュ- ットを用いた液晶表示装置を例示するものであって、本発明をこのバックライトユニット及び液晶表示装置に特定することを意図するものではなぐ特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。

実施例 1

[0034] 図 1は、本発明の一実施例に係るノックライトユニットを用いた液晶表示装置を示す分解斜視図、図 2は図 1のノックライトユニットを用いた液晶表示装置の液晶表示パネルを支持する支持枠を記号 Xの方向から見た図であって、図 2Aは斜視図、図 2B は図 2Aの A部分の拡大図、図 3は図 1のバックライトを組み立てたバックライトュ-ットを示し、図 3Aは斜視図、図 3Bは図 3Aの B部分の拡大図である。なお、図 3は、図 1 の裏蓋ケースを記号 X方向から見た図である。

2

[0035] 液晶表示装置 1は、図 1に示すように、ノックライトユニット 2、液晶表示パネル 15及び前面枠 18等の部材を備えている。これらの部材のうち液晶表示パネル 15は、 2枚の基板 16a、 16bを対向させて間に液晶層（図示省略)を設けて積層されたパネル 1 6と、このパネル 16に接続されたフレキシブル回路基板 17とで構成され、この液晶表示パネル 15は、バックライトユニット 2が組み立てられた後に支持枠 11上に載置され、前面枠 18によりバックライトユニット 2に固定される。なお 2枚の基板 16a、 16bはその大きさが異なり、二辺をそろえて対向させており、そろえていない残りの二辺では基板 16b上に走査線用のドライノ、映像信号線用のドライバがそれぞれ載置されている

[0036] ノックライトユニット 2は、裏蓋ケース 3、このケース 3に収容される反射板 6、導光板 7、光学シート 10及び線状光源 8等と、これらの部品を収容し固定すると共に液晶表示パネル 15を支持する支持枠 11とで構成される。

[0037] これらの部品のうち裏蓋ケース 3は、矩形状の底板 3aと、この底板 3aの外周縁から折曲された背低の側板 3b〜3eとを有し、上方が開口し浅底の箱型ケースからなり、板金加工により形成される。

[0038] 側板 3cには、線状光源 8に接続されたリード線が導出される開口 3c'が 1個乃至複数個形成される。また、各側板 3b〜3eのうち長辺の側板 3dには、それぞれ複数個の係止部 4が形成される。それぞれの係止部 4は、図 3に示すように、所定の幅及び長さを有する細溝、すなわちスリット 4aと、このスリット 4a上方の側板 3dを凹ませた凹み部 3d'とで構成される。側板 3dを裏蓋ケース内側へ凹ませることにより、この凹み部 3 d'には後述の支持枠 11に設けた線状突起 14を係止する際にこの突起を側板表面力も突出させな、で設けることができる。また側板 3dの反対側である長辺の側板 3e にも複数個の係止部が形成されている。ただしこの係止部は、係止部 4とは異なり、スリットのみと、う簡単な構造で形成されて、る。

[0039] 裏蓋ケース 3の底板 3a面には反射板 6が敷設され、この反射板 6は、反射材に例えば白色 PETフィルムが使用される。また、導光板 7は液晶表示パネル 15とほぼ同じ大きさで、比較的厚い板厚で光を導光できる透明材料、例えばアクリル榭脂で形成される。この導光板 7の外周囲には、線状光源 8及び遮光テープ（図示省略）が配設されており、線状光源 8には、ほぼ L字状をなした蛍光ランプ 8aが使用され、端部にそれぞれソケット 8b、 8bが装着され、導光板 7の一角に当接させて配設される。また、遮光テープは遮光性のある材料で作製されたテープで、蛍光ランプ 8aが配設されて V、な、導光板 7の他の一角に配設される。

[0040] 光学シート 10には、導光板 7とほぼ同じ大きさを有する拡散シート 10a、レンズシート 10b、反射型偏光性シート 10cが使用される。また、各シート 10a〜10cの一端縁には、位置決め固定する突出片 10a '〜： LOc'が形成される。

[0041] 支持枠 11は、図 2に示すように、内部に光学シート 10を露出させる窓口 11aを有し、周囲が 4本の枠辺 l lb〜l leで囲まれた額縁状をなし、その外形は裏蓋ケース 3の上部開口に嵌め込まれる大きさを有し合成樹脂材で形成される。

[0042] 前記合成樹脂材としては導電フイラが混入されたものを使用すると良、。導電フイラを混入した支持枠 11を使用することにより、蛍光ランプ 8aから出るノイズが外部へ放射されるのを効果的に遮蔽できる。ここで、合成樹脂材に混入する導電フイラの量を多くすれば、ノイズ対策としての効果がより高くなる反面、その分支持枠 11の強度が低下し折れ曲がり易くなるという欠点がある。しかし後述する抜止手段を支持枠 11に付設する本発明においては、支持枠 11が折れ曲がり易くなつたとしても、支持枠 11 が裏蓋ケース 3から外れてしまうことを防止することができるので、ノイズ対策として、合成樹脂材に混入する導電フイラの量を増やすことも可能となる。

[0043] 4本の枠辺 l lb〜l leのうち 2本の枠片 l lc、 l ieは、蛍光ランプ 8aを覆うため、また液晶パネル 15を構成する基板 16bの上に各種ドライバが載置されていることで表示エリア外の領域が広いため、その幅長が他の枠片 l lb、 l idより幅広になっている。反対に枠片 l lb、 l idは液晶パネル 15の表示エリア外が狭ぐまた蛍光ランプ 8a に接続する細ヽリード線 8cが位置するだけなので、狭額縁化のため幅挟になって!/ヽる。

[0044] また、各枠辺 l lb〜l le〖こは、その表面の外周縁から、上方へ***させた囲い壁が形成される。この囲い壁を形成することにより、支持枠 11上に液晶パネル 15が載置されたときに液晶表示パネルの位置決めができるようになる。なお枠辺 l ieにおいては、液晶パネル 15に接続するフレキシブル回路基板 17が上方へ***させた囲い壁によって持ち上がらないよう、囲い壁を枠辺 l ieの両端近傍に形成し、フレキシブル回路基板 17と重ならな、ようにして、る。 [0045] 各枠辺 l lb〜l leのうち、枠辺 l ieには、裏蓋ケース 3の側板 3eのスリットに係止させる突起部分（図示せず）力枠辺 l ieの内壁側に形成されている。このように内壁側に係止部を設けておけば、裏蓋ケース 3の側板 3eに枠辺 l ieを係止させた際に、幅広の枠辺 1 leで側板 3eを覆ってしまう。また裏蓋ケースと枠辺を係合させるための、係合手段が、裏蓋ケースの外側に露出しない。したがって幅広の枠辺 l ie側にあるフレキシブル回路基板 17が、裏蓋ケース 3の側板 3eによって傷つくことがない。特に通常フレキシブル回路基板 17は、裏蓋ケース 3の背面側まで折り曲げられるので、フレキシブル回路基板の傷を防止する上で、係合手段が裏蓋ケースの外側に露出しないことは重要となる。

[0046] 枠辺 l idには、その外壁に複数個（図 2中では 4個）の係止部 12〜12が形成され

1 4 る。これらの係止部 12〜12は、枠辺 l idの外側壁に凹欠溝 13で形成される。

1 4

[0047] これらの凹欠溝 13は、図 2Bに示すように、枠辺 l idの長手方向に所定幅 W、枠

0 辺 l idの外側壁 112dの表面からの深さ W、及び上面 11 Idからの深さ Hを有し、溝の底部に平坦な底壁 13aが形成された形状を有している。底壁 13aは、外側壁 112d の表面へ所定の長さ W突出した突出部 13bが形成される。

2

[0048] そして、支持枠 11を裏蓋ケース 3に取付ける際には、各凹欠溝 13にケース側板 3d の凹み部 3d'が入り込み係止される。

[0049] また、 4個の係止部 12〜12のうち、両端を除く係止部 12、 12には、凹欠溝 13

1 4 2 3

内の底壁面 14先端縁のほぼ中央部に、所定の長さ W及び高さの線状突起 14が形

3

成される。この線状突起 14は、上記凹み部 3d'と係止され枠辺 l idが外れないように抜止機能を果たすものである。なお、前記線状突起 14は、線状に限定されず、任意の形状、例えば四角柱、三角柱、円柱でもよいが、あまり小さい柱上のものだと外力によりとれてしまう可能性があるため、線状のものがより好ま、。

[0050] 4本の枠辺 l lb〜l leのうち、枠片 l idは、他の枠片 l lc、 l ieに比べて幅狭でかつ長いため、非常に曲り易くなつている。このため、各凹欠溝 13にケース側板 3dの凹み部 3d'を入り込ませただけでは、枠片 l idが曲がり易ぐ特に両端より中央部が曲がり易くなつている。そこで、少なくとも 4個の係止部 12〜12のうち、両端を除く

1 4

係止部 12、 12に突起 14を設けることにより、枠辺 l idが水平方向に抜けるのを効率よく抜止することができる。なお両端を除いてはいるが、両端にも形成してあってよぐ両端にも形成することでより一層抜けを強固に防ぐことができる。

[0051] また、底壁 13aの突出部 13bの長さ Wを裏蓋ケース 3の板厚とほぼ同じ設定とする

2

と、係合時にこの突出部 13bがバックライトユニット 2の外壁面力も外へ突出することがなくなるので、他機器への組み込みの際に出っ張った部分がなくなり組込みが容易になる。

[0052] なお、上記の W、 W、 H、 W等の長さは、例えば、 7インチ型の液晶表示パネルで

0 1 3

ίま、外形寸法力 ^s約 165. 40 X 92. 20mmの支持枠を用!ヽており、 W ίま約 6. 00mm

0

、 Wは約 2. 00mm, Hは約 1. 50mm, Wは約 0. 30mm,線状突起 14の高さは、

1 3

約 0. 15mmである。そしてこのように形成することで、十分な係止効果が得られた。

[0053] また枠辺 l lb、 11cには裏蓋ケース 3に係止させる部分を設けていないため、バックライトユニット 2の長手方向にぉ、て、ノックライトユニット 2が大きくなることを抑えてヽる。そして枠辺 l ieには、裏蓋ケース 3に係止させる部分を、枠辺 l idとは反対側となる内壁に複数個形成して!/ヽる（図示せず)。

[0054] ノックライトユニット 1の組み立ては、先ず裏蓋ケース 3の底部 3aに反射板 6を敷設し、この反射板 6の上に導光板 7を載置する。導光板 7の外周囲には L字状の蛍光ランプ 8a及び遮光テープを配設し、これらの上に複数枚の光学シート 10を載置する。蛍光ランプ 8aの端部に取り付けられたソケット 8b、 8bに接続されたリード線 8cは、開口 3c'から外へ導出され、その他端にコネクタ 9が取り付けられて外部電源への接続がなされる。

[0055] 裏蓋ケース 3内に、反射板 6、導光板 7、光学シート 10を収容した後に、まず支持枠 11を水平方向に移動させて枠辺 1 Id側をケース側板 3dに係止させる。次に枠辺 11 eを、枠辺 l ieの内壁に形成された係止部によってケース側板 3eに係止させる。そして、導光板 7、光学シート 10を固定して、バックライトユニット 2を組立てる（図 3A)。支持枠 11を裏蓋ケース 3に嵌め込む際には、図 2B、図 3Bに示すように、支持枠 11の突出部 13bが裏蓋ケース 3のスリット 4aに挿入されることで垂直方向への動きが規制され、線状突起 14がケース側板 3dの凹み部 3d'に係止されることで水平方向への抜止めとなる。 [0056] 次いで、支持枠 11上に液晶パネル 15を載置する。このとき液晶パネル 15に接続するフレキシブル回路基板 17が存在する方を、支持枠 11の枠辺 l ie側に配置する。そして載置された液晶パネル 15の上を前面枠 18で覆い、この前面枠 18を裏蓋ケース 3に固定して液晶表示装置を完成させる。

[0057] したがって、このノックライトユニット 2を使用することにより、支持枠 11が裏蓋ケース 3から外れることがなくなるので、次工程においてバックライトユニット 2に液晶パネル 1 5を組み込む際に、支持枠 11の外れ検査及び補修等が不要になり、装置の組立て工数の低減を図ることができる。

[0058] 例えば、このバックライトユニットが部品メーカーで組立てられた後、装置メーカーへ搬送される途中、或いはその後の組み立てライン等において振動、衝撃、或いは扱 V、方によって支持枠が裏蓋ケース力外れてしまうことがなくなるので、支持枠の外れ検査及び補修等が不要になり、組立て工数が低減し液晶表示装置の生産性を上げることができる。

[0059] 更には、支持枠 11が非常に動き難くなつているので、液晶パネル 15や光学シート 10も安定して載置、固定される。

[0060] なお、ノックライトの光源として線状光源である蛍光ランプを用いて説明した力光源としては蛍光ランプのような線状光源に限定されるものではなぐ LEDのような点状光源を用いたものや、面状光源を用いたものでもよぐ何れにしろ光源の形状に限定はなぐ光源からの光がノックライトから出射する際に均一となって液晶パネルを照らすこととなればよい。

Claims

請求の範囲

[1] 側壁を有し上方が開口した箱型ケースと、前記箱型ケースの内部に光源及び光学シート等の光学部材を収容して前記開口内に嵌め込むことにより前記光学部材を固定する額縁状の支持枠とを備えたバックライトユニットにおいて、

前記箱型ケースの側壁内側には第 1係止部、前記箱型ケースの上方開口内に嵌め込まれる前記支持枠の枠側壁の外側表面には第 2係止部をそれぞれ設け、前記第 2係止部に抜止手段が付設され、前記第 1、第 2係止部が係合されたときに前記抜止手段が前記第 1係止部に係止され抜止めされることを特徴とするバックライトュ-ッ

[2] 前記第 2係止部は、前記支持枠の上方が開口した所定の深さを有する凹欠溝からなり、この凹欠溝の底壁面に前記抜止手段が設けられていることを特徴とする請求項

1に記載のバックライトユニット。

[3] 前記凹欠溝の底壁面は、前記枠側壁の外表面から所定長さ突出した突出部を有し、前記抜止手段は、前記底壁面の突出部の先端縁から上方へ***した突起により形成されていることを特徴とする請求項 2に記載のバックライトユニット。

[4] 前記抜止手段は、所定の長さを有する線状突起であることを特徴とする請求項 3〖こ記載のバックライトユニット。

[5] 前記突出部は、前記枠側壁の外表面から突出した長さが前記箱型ケースの側壁の厚さとほぼ同じ又は短い長さであることを特徴とする請求項 3に記載のノックライトュニット。

[6] 前記第 1係止部は、前記箱型ケースの側壁に前記支持枠の枠側壁に設けられた突出部が挿入できる大きさの溝を備え、この溝の上方側壁が内側に凹んでおり、この凹み部分に前記抜止手段が係止されることを特徴とする請求項 1又は 2に記載のバックライトユニット。

[7] 請求項 1〜6の何れかに記載のノックライトユニットを用い、前記支持枠に液晶表示パネルを載置し、前面枠で固定したことを特徴とする液晶表示装置。

[8] 側壁を有し上方が開口した矩形状の箱型ケースと、前記箱型ケースの内部に光源及び光学シート等の光学部材を収容して前記開口内に嵌め込むことにより前記光学部材を固定する額縁状の支持枠と、該支持枠上に載置される液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの一辺に接続するフレキシブル回路基板と、前記液晶表示パネルを固定する前面枠と、を備えた液晶表示装置において、

前記箱型ケースの長辺側における側壁には、係止部が設けられており、前記支持枠の一方の長辺側における枠側壁の外側表面には、係止部が設けられるとともに、抜止手段が付設されており、

前記支持枠の他方の長辺側における枠側壁の内側表面には、係止部が設けられており、

前記箱型ケースの係止部と、前記支持枠の係止部が係合されたときに前記抜止手段が係止部に係止され抜止めされており、

前記フレキシブル回路基板は、前記支持枠の他方の長辺側に位置して、ることを特徴とする液晶表示装置。