WO2005062615A1

WO2005062615A1 - ネットワークシステムおよびデータ配信サービス提供方法

Info

Publication number: WO2005062615A1
Application number: PCT/JP2004/016013
Authority: WO
Inventors: Michiaki Omura; Kazunori Ozawa
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2003-11-19
Filing date: 2004-10-28
Publication date: 2005-07-07
Also published as: JPWO2005062615A1; KR100812429B1; EP1694069A4; KR20060066130A; US20070112933A1; EP1694069A1; CN1875631A

Abstract

　本発明のネットワークシステムは、ネットワークに接続可能に構成された携帯端末（１０１，１０２）と、携帯端末（１０１，１０２）に対してネットワークを介して映像および／または音声からなるデータを配信する配信サーバ（４）と、配信サーバ（４）により配信されたデータに応答して映像および／または音声からなるメッセージが携帯端末（１０１，１０２）からネットワーク上に送出された場合に、当該メッセージを蓄積する蓄積サーバ（５）とを有する。

Description

明細書

ネットワークシステムおよびデータ配信サービス提供方法

技術分野

[0001] 本発明は、携帯端末、パーソナルコンピュータ等の情報端末を対象として、映像および Zまたは音声力もなるデータを配信する配信サービスを提供するとともに、当該配信サービスにより配信されたデータに応答して映像および Zまたは音声力なるメッセージをアップロードするアップロードサービスを提供するネットワークシステムおよびデータ配信サービス提供方法に関する。

[0002] 特に、本発明は、情報端末を対象とした配信サービスとして、結婚式、祝賀会、展示会などの各種イベントが行われて、るイベント会場の様子を、映像および Zまたは音声力なるデータとしてリアルタイムに配信するサービスを提供するネットワークシステムおよびデータ配信サービス提供方法に関する。

背景技術

[0003] 現在、 TV電話機能を備えた携帯端末を対象にライブ映像等のデータを配信する配信サービスがある。ある配信サービスにおいては、サーバにおいて、結婚式場などのイベント会場にてカメラを用いて撮影されたライブ映像のデータを収集し、収集したデータを携帯端末に配信して!/ヽる。

[0004] し力しながら、上述の配信サービスにおいては、携帯端末の下り回線は有効利用されて、るものの、携帯端末の上り回線は接続を維持するためのデータ (ιτυ-τ (

International Telecommunication Union-Telecommunication sector)勸告 H. 223のスタッフイングデータ）が流れているだけで、まったく有効利用されていないという問題点がある。

発明の開示

[0005] そこで、本発明の目的は、携帯端末等である情報端末の下り回線だけでなぐ上り回線をも有効利用することができるネットワークシステムおよびデータ配信サービス提供方法を提供することにある。

[0006] 上記目的を達成するために本発明の一態様によるネットワークシステムは、ネットヮークに接続可能に構成された情報端末と、前記情報端末が前記ネットワークに接続された状態にぉ、て、前記情報端末に前記ネットワークを介して映像および Zまたは音声からなるデータを配信する配信サーバと、前記情報端末が前記ネットワークに接続された状態において、前記配信サーバにより配信された前記データに応答して映像および Zまたは音声力なるメッセージが前記情報端末力前記ネットワーク上に送出された場合に、当該メッセージを蓄積する蓄積サーバとを有することを特徴とするものである。

[0007] この場合、情報端末を使用しているユーザは、情報端末の下り回線を利用して配信サーバから配信されたデータ (例えば、結婚式の映像データや音声データ）を閲覧可能となるばかりでなぐ情報端末の上り回線を利用して、配信されたデータに応答してメッセージ (例えば、新郎'新婦へのお祝!、メッセージ)を蓄積サーバにアップロードすることが可能になる。

[0008] 上記目的を達成するために本発明の他の態様によるネットワークシステムは、ネットワークに接続可能に構成された第 1および第 2の情報端末と、前記第 1の情報端末により配信先として指定された前記第 2の情報端末が前記ネットワークに接続された状態にお、て、前記第 2の情報端末に前記ネットワークを介して映像および Zまたは音声からなるデータを配信する配信サーバと、前記第 2の情報端末が前記ネットワークに接続された状態にぉ、て、前記配信サーバにより配信された前記データに応答して映像および Zまたは音声力なるメッセージが前記第 2の情報端末力前記ネットワーク上に送出された場合に、当該メッセージを蓄積する蓄積サーバとを有することを特徴とするものである。

[0009] この場合、第 1の情報端末を使用しているユーザは、別の場所に位置する第 2の情報端末に向けて、配信サーバからのデータを配信することができる。この場合でも、第 2の情報端末を使用しているユーザは、第 2の情報端末の下り回線を利用して配信サーノから配信されたデータを閲覧可能となるば力りでなぐ第 2の情報端末の上り回線を利用して、配信されたデータに応答してメッセージを蓄積サーバにアップ口ードすることが可會になる。

[0010] また、所定の場所に設置され、当該所定の場所の様子を撮影および Zまたは集音して前記データを得る撮影 Z集音手段をさらに有し、前記配信サーバは、前記撮影 Z集音手段にて得られた前記データを、前記ネットワークを介して前記情報端末にリアルタイムに配信することとしても良い。

[ooii] この場合、情報端末を使用しているユーザは、撮影 Z集音手段にて撮影および Z または集音されたデータ (例えば、結婚式の映像データや音声データ）をリアルタイムに閲覧可能となる。

[0012] また、前記情報端末から送出された前記メッセージの送信開始の合図となる信号を検出してから、前記情報端末から送出された前記メッセージの送信終了の合図となる信号を検出するまでの間、前記情報端末から送出された前記メッセージを前記ネットワークを介して前記蓄積サーバに送信するゲートウェイ装置をさらに有し、前記蓄積サーバは、前記ゲートウェイ装置から前記ネットワークを介して送信されてきた前記メッセージを受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された前記メッセージを蓄積する蓄積手段とを有することとしても良い。

[0013] この場合、情報端末を使用して!/ヽるユーザは、メッセージの送信開始または送信終了の合図となる信号 (例えば、情報端末の PB音等)を送出するだけの簡単な操作で、蓄積サーバにメッセージを蓄積することが可能になる。

[0014] また、前記蓄積サーバは、前記蓄積手段に蓄積された前記メッセージを、前記ネットワーク上に送出する送信手段をさらに有することとしても良い。

[0015] この場合、蓄積サーバに蓄積されたメッセージを、所定のタイミング (例えば、結婚式にて祝電を披露するタイミング等)で、所定の表示装置 (例えば、結婚式場に設置されたモニタ）に送信し、表示させることが可能になる。

[0016] また、前記蓄積サーバは、前記蓄積手段に蓄積された前記メッセージを表示する表示手段をさらに有することとしても良い。

[0017] この場合、蓄積サーバを所定の場所 (例えば、結婚式場)に設置し、蓄積サーバに蓄積されたメッセージを、所定のタイミング (例えば、結婚式にて祝電を披露するタイミング等)で表示することが可能になる。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]本発明の一実施形態によるネットワークシステムの構成を示す図である。 [図 2]図 1に示した蓄積サーバの構成を示すブロック図である。

[図 3]図 1に示したネットワークシステムの動作として、携帯端末のユーザがデータ配信サービスを利用する場合の動作を説明するフローチャートである。

[図 4]図 1に示したネットワークシステムの動作として、携帯端末のユーザがメッセージアップロードサービスを利用する場合の動作を説明するフローチャートである。

発明を実施するための最良の形態

[0019] 以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。ここでは、本発明のネットワークシステムが、結婚式'披露宴の様子を撮影および集音することにより得た映像および音声力なるデータをリアルタイムに配信する配信サービスと、当該配信サービスにより配信されたデータに応答してメッセージをアップロードするアップロードサービスとを提供する場合を例に挙げて説明する。以下、便宜上、結婚式'披露宴をまとめて結婚式と呼び、また、結婚式会場'披露宴会場をまとめて結婚式場と呼ぶ。

[0020] 図 1を参照すると、本発明の一実施形態によるネットワークシステムは、カメラ 1と、ェンコーダ 2と、認証サーバ 3と、配信サーバ 4と、蓄積サーバ 5と、呼処理サーバ 6と、 GW (gateway) 7と、 IP (Internet Protocol)ネットワーク 8と、電話回線網 9と、携帯端末 10 , 10とを有している。

1 2

[0021] IPネットワーク 8には、認証サーバ 3、配信サーバ 4、蓄積サーバ 5、および、呼処理サーバ 6が接続されている。この IPネットワーク 8には、呼処理サーバ 6による呼処理によってエンコーダ 2も接続可能になっている。さらに、 IPネットワーク 8には、 IPネットワーク 8と電話回線網 9との回線交換用の GW7も接続されている。この電話回線網 9 【ま、 I¾DN (Integrated Services Digital Network)網、 PDC (Personal

Digital Cellular)網、 3G (3rd Generation)網などを含んでいる。さらに、 IPネットワーク 8には、呼処理サーバ 6による呼処理によって、電話回線網 9を介して携帯端末 10 , 10も接続可能になっている。

2

[0022] カメラ 1およびエンコーダ 2は結婚式場に設置されるものである。カメラ 1は、結婚式当日に結婚式の様子を撮影および集音して、映像および音声からなるデータを得る。エンコーダ 2は、カメラ 1にて得られたデータを所定の形式の IPデータ（例えば、 UD P (User Datagram Protocol) ZIPデータ）にエンコードし、エンコードされた IPデータを、 IPネットワーク 8に接続された状態で、 IPネットワーク 8から配信サーバ 4に送信する。

[0023] 呼処理サーバ 6は、エンコーダ 2を IPネットワーク 8に接続するための呼処理を行う。例えば、エンコーダ 2が SIP (Session Initiation Protocol)を用いて IPネットワーク 8に接続する場合には、呼処理サーバ 6は SIPサーバとなる。

[0024] さらに、呼処理サーバ 6は、携帯端末 10 , 10を、電話回線網 9を介して IPネットヮ

1 2

ーク 8に接続するための呼処理も行う。例えば、呼処理サーバ 6は、携帯端末 10 , 1 0力データの配信開始を要求してきた場合、その携帯端末 10 , 10の認証を認証

2 1 2

サーバ 3に要求し、認証に成功した場合に携帯端末 10 , 10の呼処理を行うことに

1 2

なる。

[0025] 認証サーバ 3は、呼処理サーバ 6からの認証要求を受けて、携帯端末 10 , 10の

1 2 認証を行う。

[0026] 配信サーバ 4は、呼処理サーバ 6による呼処理によって携帯端末 10

1， 10が IPネッ 2 トワーク 8に接続された状態において、エンコーダ 2から IPネットワーク 8を介して送信されてきた IPデータを、 IPネットワーク 8を介して携帯端末 10 , 10に向けて配信す

1 2

る。

[0027] GW7は、配信サーバ 4から携帯端末 10 , 10に向けて配信された IPデータを、回

1 2

線交換用データ（例えば、 64kbpsの非制限デジタルデータ）に変換し、電話回線網 9を介して携帯端末 10 , 10に送信する。

1 2

[0028] さらに、 GW7は、携帯端末 10 , 10力も送出された、メッセージの送信開始または

1 2

送信終了の合図となる信号を検出する機能を備える。また、 GW7は、携帯端末 10 , 10力も送出されたメッセージの送信開始の合図となる信号を検出してから、メッセ

2 一ジの送信終了の合図となる信号を検出するまでの間、携帯端末 10 , 10力も送出さ

1 2 れたメッセージを、 IPネットワーク 8を介して蓄積サーバ 5に送信する機能を備える。

[0029] 蓄積サーバ 5は、呼処理サーバ 6による呼処理によって携帯端末 10 , 10が IPネッ

1 2 トワーク 8に接続された状態において、配信サーバ 4により配信されたデータに応答して携帯端末 10 , 10力も IPネットワーク 8上に映像および音声力もなるメッセージが送出された場合、そのメッセージを蓄積する。

[0030] より詳細には、図 3を参照すると、蓄積サーバ 5は、携帯端末 10 , 10力も送出され

1 2

、 GW7から IPネットワーク 8を介して送信されてきたメッセージを受信する受信部 51と、受信部 51にて受信されたメッセージを蓄積する蓄積部 52とを有している。

[0031] さらに、蓄積サーバ 5は、蓄積部 52に蓄積されたメッセージを IPネットワーク 8上に送出する送信部 53と、蓄積部 52に蓄積されたメッセージを表示する表示部 54とを有している。これにより、蓄積サーバ 5は、蓄積部 52に蓄積されたメッセージを、 IPネットワーク 8を介して結婚式場の不図示のモニタなどの表示手段に送信し、表示させることもできる。または、蓄積サーバ 5は、結婚式場に設置された場合に、蓄積部 52に蓄積されたメッセージを自らで表示することもできる。

[0032] 携帯端末 10 , 10は、一般的な TV電話機能を備えている。すなわち、携帯端末 1

1 2

0 , 10は、通話相手力も電話回線網 9を介して受信した映像および音声力もなるデ

1 2

ータをデコードし、映像および音声として出力する機能や、ユーザの様子を撮影および集音することで得た映像および音声力もなるデータをエンコードし、電話回線網 9 を介して通話相手に送信する機能等を備えて、る。

[0033] したがって、携帯端末 10 , 10は、配信サーバ 4から配信されてきた映像および音

1 2

声力もなるデータをデコードし、映像および音声として出力したり、配信サーバ 4により配信されたデータに応答して映像および音声力もなるメッセージをエンコードし、蓄積サーバ 5に送信したりすることが可能となる。

[0034] 以下、図 1に示したネットワークシステムの動作として、データの配信サービスおよびメッセージのアップロードサービスを提供する場合の動作について説明する。

[0035] 最初に、事前準備として、携帯端末 10 , 10のユーザと、システム管理者 (例えば

1 2

、結婚式場の運用業者)との間で、次のような手続きが行われる。

[0036] まず、システム管理者は、携帯端末 10 , 10のユーザに対し、次の（1)

1 2 一 (3)の通知を行う。このときの通知方法は、例えば、ハガキ、電子メールなど、任意の方法を利用できる。

(1)結婚式が行われている時間帯の中で、配信サービスを利用可能な時間帯、すなわち携帯端末 10 , 10の接続が有効となる時間帯 (2)結婚式当日、配信サービスを利用する場合に、データの配信開始を要求する時に発呼すべき発呼番号（例えば、 03— 1234— 5678)

(3)メッセージのアップロードサービスを利用する場合に、メッセージの送信開始および送信終了の合図として送信すべき信号（例えば、 DTMF (Dial Tone Multi Frequency)信号等の PB (Push Button)信号）

[0037] 携帯端末 10 , 10のユーザは、配信サービスおよびアップロードサービスの利用を

1 2

希望する場合に、システム管理者に対し、自己の携帯端末の電話番号を通知し、これらのサービスを利用することを告げる。このときの通知方法は、例えば、ハガキ、電子メールよる返信など、任意の方法を利用できる。

[0038] ここでは、携帯端末 10のユーザが、携帯端末 10の電話番号 (例えば、 090-123 4-5678)を通知し、配信サービスおよびアップロードサービスを利用することを告げたとする。

[0039] システム管理者は、携帯端末 10の電話番号と、携帯端末 10の接続が有効となる接続有効時間帯とを認証サーバ 3に登録する。また、システム管理者は、携帯端末 1 0の電話番号を、データ配信先の電話番号として、配信サーバ 4および呼処理サーバ 6にも登録する。

[0040] 以上で、事前準備が終了する。

[0041] 続、て、携帯端末 10のユーザが、結婚式当日、配信サービスおよびアップロードサービスを利用する場合の処理について、図 3および図 4のフローチャートを参照して説明する。

[0042] まず、図 3のフローチャートを参照して、携帯端末 10のユーザがデータの配信サ一ビスを利用する場合の処理について説明する。

[0043] 図 3を参照すると、結婚式当日、カメラ 1にて結婚式の様子が撮影および集音された映像および音声力なるデータは、エンコーダ 2にて所定の形式の IPデータにェンコードされる。このデータは、呼処理サーバ 6による呼処理によってエンコーダ 2力 Pネットワーク 8と接続された後、エンコーダ 2から IPネットワーク 8を介して配信サーバ 4に送信される (ステップ 301)。例えば、データの配信先となる携帯端末 10が携帯 TV電話端末である場合、エンコーダ 2において、映像データは、 MPEG— 4 (Moving Picture Experts Group- 4)、 MPEG— 2などの形式にエンコードされ、音声データは、 AMR (Advanced Multi Rate CODEC)などの形式にエンコードされる。

[0044] その一方で、携帯端末 10のユーザは、予め通知された携帯端末 10の接続有効時間帯になると、結婚式のデータの配信開始要求のために、携帯端末 10を用いて予め通知された電話番号（例えば、 03— 1234— 5678)へ発呼する（ステップ 302)。

[0045] すると、呼処理サーバ 6は、ステップ 302で発呼した携帯端末 10の認証を、認証サーバ 3に要求する（ステップ 303)。

[0046] 認証サーバ 3は、呼処理サーバ 6からの認証要求を受けると、携帯端末 10の識別番号としての電話番号 (例えば、 090— 1234— 5678)が予め登録された電話番号と一致しているか、携帯端末 10が発呼した時刻が予め登録された接続有効時間帯の範囲と一致しているかを確認し、携帯端末 lC^の認証を行う（ステップ 304)。ここでは、認証サーバ 3による携帯端末 10の認証は、携帯端末 10の電話番号および接続有効時間帯の、ずれか一方が一致して、れば成功であるとする。

[0047] 認証サーバ 3にて携帯端末 10の認証に成功すると、呼処理サーバ 6は、携帯端末 10の上り回線および下り回線を、電話回線網 9および GW7を介して IPネットワーク 8 に接続するための呼処理を行う（ステップ 305)。

[0048] その後、配信サーバ 4は、結婚式のデータを、 IPネットワーク 8から携帯端末 10の下り回線を介して、携帯端末 10に向けて配信する (ステップ 306)。このとき、 GW7 では、配信サーバ 4から携帯端末 10^向けて配信されたデータを回線交換用データに変換した上で、電話回線網 9を介して携帯端末 10に送信する。

[0049] これにより、携帯端末 10のユーザは、携帯端末 10の下り回線を有効利用し、結婚式の映像および音声力もなるデータをリアルタイムに閲覧することができる。なお、この時点では、携帯端末 10の上り回線には、 ITU— T勧告 H. 223のスタッフイングデータが流れている。

[0050] 続いて、図 4のフローチャートを参照して、携帯端末 10のユーザがメッセージのァップロードサービスを利用する場合の処理について説明する。

[0051] 携帯端末 10のユーザは、配信サーバ 4から携帯端末 10に結婚式のデータが配信されて!、る状態で (ステップ 401)、当該データに応答してメッセージ (お祝、メッセージ等)を送信しょうとしたとする。

[0052] この場合、携帯端末 10のユーザは、まず、メッセージ送信開始の合図となる送信開始信号を、携帯端末 10の上り回線を介して送出し (ステップ 402)、続いて、携帯端末 10にて撮影および集音した映像および音声力もなるメッセージを、携帯端末 1 0の上り回線を介して送出する (ステップ 404)。なお、送信開始信号とは、上述したように、 DTMF信号（例えば、 12345の PB音）等である。

[0053] GW7は、携帯端末 10から送出された送信開始信号を検出すると (ステップ 403)、その送信開始信号に続、て携帯端末 10力も送出されるメッセージを IPネットワーク 8を介して蓄積サーバ 5に送信し (ステップ 405)、蓄積サーバ 5内の蓄積部 52は、 G W7から IPネットワーク 8を介して送信されてきたメッセージの蓄積を開始する (ステツプ 406)。

[0054] 携帯端末 10のユーザは、メッセージ送信を終了する場合、メッセージ送信終了の合図となる送信終了信号を、携帯端末 10の上り回線を介して送出する (ステップ 40 7)。なお、送信終了信号とは、上述したように、 DTMF信号 (例えば、 67890の PB 音)等である。

[0055] GW7は、携帯端末 10から送出された送信終了信号を検出すると (ステップ 408)、蓄積サーバ 5への送信を終了し (ステップ 409)、蓄積サーバ 5内の蓄積部 52は、メッセージの蓄積を終了する（ステップ 410)。

[0056] これにより、携帯端末 10のユーザは、携帯端末 10の上り回線を有効利用し、映像および音声力もなるメッセージをアップロードすることができる。

[0057] 以降、蓄積サーバ 5内では、送信部 53が、所定のタイミング (例えば、結婚式にて祝電を披露するタイミング等)で、蓄積部 52に蓄積されたメッセージを、結婚式場に設置された不図示のモニタ等の表示手段に IPネットワーク 8を介して送信し、表示させても良い。または、蓄積サーバ 5が結婚式場に設置されている場合には、表示部 5 4力所定のタイミングで、蓄積部 52に蓄積されたメッセージを表示しても良い。

[0058] なお、本実施形態にお!、ては、結婚式のデータを配信する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、結婚式以外のイベント (例えば、祝賀会、展示会など）のデータを配信する構成としても良!、。 [0059] また、本実施形態においては、携帯端末 10 , 10に映像および音声力もなるデー

1 2

タを配信する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、携帯端末 10 の要求に応じて、映像データのみを配信する構成としても良ぐまた、音声データのみを配信する構成としても良い。

[0060] また、本実施形態においては、蓄積サーバ 5に映像および音声からなるメッセージをアップロードする構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、映像のみ力もなるメッセージをアップロードする構成としても良ぐまた、音声のみ力もなるメッセージをアップロードする構成としても良い。

[0061] また、本実施形態においては、携帯端末 10 , 10にデータを配信する構成を例に

1 2

挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、固定されたパーソナルコンピュータ等の情報端末にデータを配信する構成としても良い。この場合、配信先の情報端末は、携帯端末 10と同様の機能を備えている必要がある。

[0062] また、本実施形態においては、映像および音声力なるデータをライブデータとしてリアルタイムに配信する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、配信サーバ 4内の不図示の蓄積部にデータを蓄積しておき、その蓄積されたデータを配信する構成としても良い。例えば、配信サーバ 4に結婚式場の宣伝となる動画コンテンッのデータを蓄積しておき、その蓄積されたデータを結婚式場を探して、るユーザの携帯端末を対象に配信しても良い。または、配信サーバ 4に映画のデータを蓄積しておき、その蓄積されたデータを配信しても良い。なお、配信サーバ 4に蓄積されたデータを配信する場合でも、配信先の携帯端末のユーザは、そのデータの閲覧中にメッセージ送信開始の合図となる信号を送り、その信号に続、てメッセージをァップロードすることができる。

[0063] また、本実施形態においては、携帯端末 10 , 10を電話回線網 9を介して IPネット

1 2

ワーク 8に接続し、電話回線網 9の非制限デジタルデータを携帯端末 10 , 10に配

1 2 信する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、携帯端末 10 , 10

1 2を直接 IPネットワーク 8に接続する構成としても良い。この場合、携帯端末 10 , 10が

1 2 データの配信開始を要求する時に発呼する発呼番号は、上記のような電話番号ではなぐ IPネットワーク 8上の URL (SIP URLなども含む）などの番号となる。また、認証サーバ 3が携帯端末 10 , 10の認証を行う際に参照する携帯端末 10 , 10の識

1 2 1 2 別番号は、 IPネットワーク 8上のメールアドレス等となる。

[0064] また、本実施形態においては、データ配信を要求してきた携帯端末 10がデータの配信先となる構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、データ配信を要求してきた携帯端末 10とは別の携帯端末 10をデータの配信先とする構成として

1 2

も良い。この場合、携帯端末 10のユーザは、携帯端末 10の電話番号だけでなぐデータの配信先である携帯端末 10の電話番号も予めシステム管理者に通知する。

2

この携帯端末 10の電話番号は、データ配信先の電話番号として、システム管理者

2

により、配信サーバ 4、呼処理サーバ 6等に予め登録される。そして、携帯端末 10のユーザがデータ配信要求を行うと、まず、認証サーバ 3が、携帯端末 10の認証を行い、認証に成功すると、呼処理サーバ 6が、携帯端末 10を IPネットワーク 8に接続す

2

るための呼処理を行い、その後に、配信サーバ 4が、 IPネットワーク 8を介して携帯端末 10にデータを配信する。なお、この場合には、配信先の携帯端末 10のユーザが

2 2

、データの閲覧中にメッセージ送信開始の合図となる信号を送り、その信号に続いてメッセージをアップロードすることができる。

[0065] また、本実施形態においては、カメラ 1が 1台である場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、カメラ 1を複数台設けた構成としても良い。さら〖こ、本発明は、複数台のカメラを、携帯端末 10 , 10力の DTMF信号 (PB音)等の切り換え信

1 2

号によって切り換えることとしても良い。この場合、配信サーバ 4は、複数台のカメラのそれぞれの映像および音声データを同時に受信可能な構成とする。携帯端末 10 , 10のユーザは、カメラを切り換える際に、切り換え信号を送出する。 GW7は、携帯

2

端末 10力送出された切り換え信号を検出すると、その切り換え信号の内容に基づき、 IPネットワーク 8を介して配信サーバ 4に対し、どのカメラのデータを配信するか指示する。これを受けた配信サーバ 4は、 GW7から指示されたカメラの映像および音声データを、 IPネットワーク 8を介して GW7に送信する。

[0066] なお、本発明においては、上述した構成を単独で採用することとしても良ぐまた、上述した構成を 2つ以上適宜組み合わせて採用することとしても良い。

[0067] また、本発明におヽては、結婚式場側でシステムを管理し、上記のサービスを提供し、ユーザに課金を行うこととしても良い。また、 ISP (Internet Services Provider)側でシステムを管理し、上記のサービスを提供し、ユーザに課金を行い、収益の一部を結婚式場に還元することとしても良い。また、電話会社側でシステムを管理し、上記のサービスを提供し、ユーザに課金を行い、収益の一部を結婚式場に還元することとしても良い。

Claims

請求の範囲

[1] ネットワークに接続可能に構成された情報端末と、

前記情報端末が前記ネットワークに接続された状態において、前記情報端末に前記ネットワークを介して映像および Zまたは音声力なるデータを配信する配信サーバと、

前記情報端末が前記ネットワークに接続された状態において、前記配信サーバにより配信された前記データに応答して映像および Zまたは音声力なるメッセージが前記情報端末から前記ネットワーク上に送出された場合に、当該メッセージを蓄積する蓄積サーバとを有するネットワークシステム。

[2] 前記情報端末が前記データの配信開始を要求してきた場合に、その要求が行われた時刻と前記情報端末の識別番号との少なくとも 1つを用いて前記情報端末を認証する認証サーバと、

前記認証サーバにより前記情報端末の認証が成功した場合に、前記情報端末を前記ネットワークに接続するための呼処理を行う呼処理サーバとをさらに有する、請求項 1に記載のネットワークシステム。

[3] 所定の場所に設置され、当該所定の場所の様子を撮影および Zまたは集音して前記データを得る撮影 Z集音手段をさらに有し、

前記配信サーバは、前記撮影 Z集音手段にて得られた前記データを、前記ネットワークを介して前記情報端末にリアルタイムに配信する、請求項 1に記載のネットヮークシステム。

[4] 前記情報端末から送出された前記メッセージの送信開始の合図となる信号を検出してから、前記情報端末から送出された前記メッセージの送信終了の合図となる信号を検出するまでの間、前記情報端末力送出された前記メッセージを前記ネットヮークを介して前記蓄積サーバに送信するゲートウェイ装置をさらに有し、

前記蓄積サーバは、前記ゲートウェイ装置力も前記ネットワークを介して送信されてきた前記メッセージを受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された前記メッセージを蓄積する蓄積手段とを有する、請求項 1に記載のネットワークシステム。

[5] 前記蓄積サーバは、前記蓄積手段に蓄積された前記メッセージを、前記ネットヮーク上に送出する送信手段をさらに有する、請求項 4に記載のネットワークシステム。

[6] 前記蓄積サーバは、前記蓄積手段に蓄積された前記メッセージを表示する表示手段をさらに有する、請求項 4に記載のネットワークシステム。

[7] ネットワークに接続可能に構成された第 1および第 2の情報端末と、

前記第 1の情報端末により配信先として指定された前記第 2の情報端末が前記ネットワークに接続された状態において、前記第 2の情報端末に前記ネットワークを介して映像および Zまたは音声力なるデータを配信する配信サーバと、

前記第 2の情報端末が前記ネットワークに接続された状態において、前記配信サーバにより配信された前記データに応答して映像および Zまたは音声力なるメッセージが前記第 2の情報端末力前記ネットワーク上に送出された場合に、当該メッセージを蓄積する蓄積サーバとを有するネットワークシステム。

[8] 前記第 1の情報端末が前記第 2の情報端末への前記データの配信開始を要求してきた場合に、その要求が行われた時刻と前記第 1の情報端末の識別番号との少なくとも 1つを用いて前記第 1の情報端末を認証する認証サーバと、

前記認証サーバにより前記第 1の情報端末の認証が成功した場合に、前記第 2の情報端末を前記ネットワークに接続するための呼処理を行う呼処理サーバとをさらに有する、請求項 7に記載のネットワークシステム。

[9] 所定の場所に設置され、当該所定の場所の様子を撮影および Zまたは集音して前記データを得る撮影 Z集音手段をさらに有し、

前記配信サーバは、前記撮影 Z集音手段にて得られた前記データを、前記ネットワークを介して前記第 2の情報端末にリアルタイムに配信する、請求項 7に記載のネットワークシステム。

[10] 前記第 2の情報端末力送出された前記メッセージの送信開始の合図となる信号を検出してから、前記第 2の情報端末力送出された前記メッセージの送信終了の合図となる信号を検出するまでの間、前記第 2の情報端末力送出された前記メッセージを前記ネットワークを介して前記蓄積サーバに送信するゲートウェイ装置をさらに有し、

前記蓄積サーバは、前記ゲートウェイ装置力も前記ネットワークを介して送信されてきた前記メッセージを受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された前記メッセージを蓄積する蓄積手段とを有する、請求項 7に記載のネットワークシステム。

[11] 前記蓄積サーバは、前記蓄積手段に蓄積された前記メッセージを、前記ネットヮーク上に送出する送信手段をさらに有する、請求項 10に記載のネットワークシステム。

[12] 前記蓄積サーバは、前記蓄積手段に蓄積された前記メッセージを表示する表示手段をさらに有する、請求項 10に記載のネットワークシステム。

[13] 配信サーバが、情報端末力の映像および Zまたは音声力なるデータの配信開始の要求に基づき、ネットワーク経由で下り回線を介して前記情報端末に前記データを配信するステップと、

前記情報端末が、前記配信サーバにより配信された前記データに応答して、映像および/または音声力もなるメッセージを上り回線を介してネットワーク経由で蓄積サーバに送信するステップと、

前記蓄積サーバが、前記情報端末から送信されてきた前記メッセージを蓄積するステツプとを有するデータ配信サービス提供方法。

[14] 認証サーバが、前記情報端末が前記データの配信開始を要求した場合に、その要求が行われた時刻と前記情報端末の識別番号との少なくとも 1つを用いて前記情報端末を認証するステップと、

呼処理サーバが、前記認証サーバにより前記情報端末の認証が成功した場合に、前記情報端末を前記ネットワークに接続するための呼処理を行うステップとをさらに有し、

前記情報端末に前記データを配信するステップでは、前記呼処理サーバにより前記情報端末が前記ネットワークに接続された状態において、前記配信サーバが、前記データを前記ネットワーク経由で前記情報端末に配信する、請求項 13に記載のデータ配信サービス提供方法。

[15] 撮影 Z集音手段が、所定の場所の様子を撮影および Zまたは集音して前記データを得るステップをさらに有し、

前記情報端末に前記データを配信するステップでは、前記配信サーバが、前記撮影 Z集音手段にて得られた前記データを、前記ネットワーク経由で前記情報端末にリアルタイムに配信する、請求項 13に記載のデータ配信サービス提供方法。

[16] 前記蓄積サーバに前記メッセージを送信するステップでは、前記情報端末が、前記メッセージの送信開始の合図となる信号を送出してから、前記メッセージを送信し

、その後に、前記メッセージの送信終了の合図となる信号を送出し、

ゲートウェイ装置が、前記情報端末から送出された前記メッセージの送信開始の合図となる信号を検出してから、前記情報端末力送出された前記メッセージの送信終了の合図となる信号を検出するまでの間、前記情報端末力送出された前記メッセージを前記ネットワーク経由で前記蓄積サーバに送信するステップをさらに有し、前記メッセージを蓄積するステップでは、前記蓄積サーバが、前記ゲートウェイ装置力前記ネットワーク経由で送信されてきた前記メッセージを蓄積する、請求項 13 に記載のデータ配信サービス提供方法。

[17] 前記蓄積サーバが、当該蓄積サーバ内に蓄積した前記メッセージを、前記ネットヮーク経由で外部の表示手段に送信するステップをさらに有する、請求項 16に記載のデータ配信サービス提供方法。

[18] 前記蓄積サーバが、当該蓄積サーバ内に蓄積した前記メッセージを、当該蓄積サーバ内の表示手段に表示するステップをさらに有する、請求項 16に記載のデータ配信サービス提供方法。

[19] 配信サーバが、第 1の情報端末からの映像および Zまたは音声力なるデータの配信開始の要求に基づき、前記第 1の情報端末により配信先として指定された第 2の情報端末にネットワーク経由で下り回線を介して前記データを配信するステップと、前記第 2の情報端末が、前記配信サーバにより配信された前記データに応答して、映像および/または音声力もなるメッセージを上り回線を介してネットワーク経由で蓄積サーバに送信するステップと、

前記蓄積サーバが、前記第 2の情報端末力送信されてきた前記メッセージを蓄積するステップとを有するデータ配信サービス提供方法。

[20] 認証サーバが、前記第 1の情報端末が前記第 2の情報端末への前記データの配信開始を要求した場合に、その要求が行われた時刻と前記第 1の情報端末の識別番号との少なくとも 1つを用、て前記第 1の情報端末を認証するステップと、呼処理サーバが、前記認証サーバにより前記第 1の情報端末の認証が成功した場合に、前記第 2の情報端末を前記ネットワークに接続するための呼処理を行うステツプとをさらに有し、

前記第 2の情報端末に前記データを配信するステップでは、前記呼処理サーバにより前記第 2の情報端末が前記ネットワークに接続された状態において、前記配信サーバが、前記データを前記ネットワーク経由で前記第 2の情報端末に配信する、請求項 19に記載のデータ配信サービス提供方法。

[21] 撮影 Z集音手段が、所定の場所の様子を撮影および Zまたは集音して前記データを得るステップをさらに有し、

前記第 2の情報端末に前記データを配信するステップでは、前記配信サーバが、前記撮影 Z集音手段にて得られた前記データを、前記ネットワーク経由で前記第 2 の情報端末にリアルタイムに配信する、請求項 19に記載のデータ配信サービス提供方法。

[22] 前記蓄積サーバに前記メッセージを送信するステップでは、前記第 2の情報端末が、前記メッセージの送信開始の合図となる信号を送出してから、前記メッセージを送信し、その後に、前記メッセージの送信終了の合図となる信号を送出し、

ゲートウェイ装置が、前記第 2の情報端末から送出された前記メッセージの送信開始の合図となる信号を検出してから、前記第 2の情報端末から送出された前記メッセージの送信終了の合図となる信号を検出するまでの間、前記第 2の情報端末力送出された前記メッセージを前記ネットワーク経由で前記蓄積サーバに送信するステツプをさらに有し、

前記メッセージを蓄積するステップでは、前記蓄積サーバが、前記ゲートウェイ装置力前記ネットワーク経由で送信されてきた前記メッセージを蓄積する、請求項 19 に記載のデータ配信サービス提供方法。

[23] 前記蓄積サーバが、当該蓄積サーバ内に蓄積した前記メッセージを、前記ネットヮーク経由で外部の表示手段に送信するステップをさらに有する、請求項 22に記載のデータ配信サービス提供方法。

[24] 前記蓄積サーバが、当該蓄積サーバ内に蓄積した前記メッセージを、当該蓄積サーバ内の表示手段に表示するステップをさらに有する、請求項 22に記載のデータ配信サービス提供方法。