WO2005056415A1

WO2005056415A1 - 泡噴出ポンプ容器装着用ノズルヘッド

Info

Publication number: WO2005056415A1
Application number: PCT/JP2003/015650
Authority: WO
Inventors: Tetsuya Kawano; Takao Fujioka
Original assignee: Kohno Jushi Kogyo Co., Ltd.
Priority date: 2003-12-08
Filing date: 2003-12-08
Publication date: 2005-06-23
Also published as: AU2003289232A1

Abstract

本発明は、主として洗剤等の高粘度の液体、その他シャンプー、ハンドソープ、洗顔料、整髪料、ひげ剃り剤等が充填された容器の口部に取り付け、そのヘッドを上下動させて該容器内の液体を吸い上げるとともに容器外の空気を混合して泡状化し、これをノズルより噴射する泡噴出ポンプ容器の頭部に装着するためのノズルヘッドに関し、容器内の内容物の泡状化をより好適に行なうことができ、よりクリーミーなフォームを形成し噴出させることのできるノズルヘッドを提供することを課題とする。本発明に係る泡噴出ポンプ容器装着用ノズルヘッドは、泡状化される流体のノズルヘッド本体内の流路に、多孔体を設置したことを特徴とする。

Description

明細書泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッド技術分野本発明は、主として洗剤等の高粘度の液体、その他シャンプー、ハンドソープ、洗顔料、整髪料、ひげ剃り剤等が充填された容器の口部に取り付け、そのヘッドを上下動させて該容器内の液体を吸い上げるとともに容器外の空気を混合して泡状化し、これをノズルより噴射する泡噴出ポンプ容器の頭部に装着するためのノズルへッドに関する。背景技術周知のように、洗剤、シャンプー、ハンドソープ、洗顔料、整髪料、ひげ剃り剤等を充填した容器の頭部には、泡噴出ポンプ容器が装着されており、その泡噴出ポンプ容器の気液混合作用により、容器内の液を泡状化してフォームとして噴出するようにされている。

そして、このような泡噴出ポンプ容器の頭部にはノズルヘッドが装着され、そのノズルへッドを押圧し、上下動させて容器内の液体を吸い上げるとともに容器外の空気を混合して泡状化がなされることとなる。

このような泡噴出ポンプ容器の頭部に装着するためのノズルヘッドとしては、従来より種々のものが開発されており、たとえば日本国特開平 8 - 133318号公報に示すようなものがある。

しかし、上記のような気液混合作用による液の泡状化は、そもそも泡噴出ポンプ容器の機構に起因してなされており、ノズルヘッドは、このような泡噴出ポンプ容器の機構を作動させる押圧部分であるとともに、泡状化されたフォームの流路を形成している部分にすぎない。従って、ノズルヘッド自体が泡状ィヒの作用に寄与していないので、形成されるフオームの性状を良好にするには限界があり、泡噴出ポンプ容器の機構の性能によつてフォームの性状が定まってしまうのが現状であつた。

特に、洗剤のような高粘度液体が内容物である場合、泡噴出ポンプ容器の機構によっては気液混合が好適に行なわれないおそれがあり、その場合には気体と液体とがそれぞれノズルへッド内を流通することになるので、ノズルへッドの開口部から泡化していない液体が噴出されるおそれがあるという問題があった。明の開示本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、容器内の内容物の泡状化をより好適に行なうことができ、よりクリ一ミーなフォームを形成し噴出させることのでき、特に高粘度液体の泡状化を好適に行なうのに適したノズルへッドを提供することを課題とする。

本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、請求項 1記載の発明は、泡状化される流体のノズルヘッド本体内の流路に、多孔体を設置したことを特徴とする。

請求項 1記載の発明においては、泡状化される流体のノズルへッド本体内の流路に、多孔体を設置したため、流体が多孔体の微細孔を通過することで、泡状化がより好適になされることになり、よりクリ一ミーなフォームが得られることとなるのである。

また、請求項 2記載の発明は、請求項 1記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッドにおいて、ノズルヘッド本体を、ポンプ容器に装着されて泡が噴出される基部側となるへッド基部側部材 1と、泡が噴出される先端部側となるへッド先端部側部材 2と、該へッド基部側部材 1とへッド先端部側部材 2とを連結する連結部材 3とで構成したことを特徴とする。

請求項 2記載の発明のように、ノズルヘッド本体が、相互に着脱可能なヘッド基部側部材 1、ヘッド先端部側部材 2、連結部材 3の 3つの部材で構成されている場合には、これらの 3つの部材の取り付け、取り外しによって多孔体 26を設置するための作業性が良好となり、また目詰まりを防止するための多孔体 26の洗浄作業等も 3つの部材の取り付け、取り外しによって容易に行なうことができるという効果がある。

さらに、請求項 3記載の発明は、請求項 2記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルヘッド発明において、多孔体を、ヘッド先端部側部材 2と連結部材 3との境界部分に装着したことを特徴とする。

さらに、請求項 4記載の発明は、請求項 1又は 2記載の発明において、多孔体を、ノズルへッド本体の泡の放出口の近傍に装着したことを特徴とする。

さらに、請求項 5記載の発明は、請求項 1乃至 4のいずれかに記載の泡噴出ボンプ容器装着用ノズルへッドにおいて、多孔体を発泡性合成樹脂で構成したことを特徵とする。

さらに、請求項 6記載の発明は、請求項 5記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルヘッドにおいて、発泡性合成樹脂として、ポリエーテル系ウレタンフォーム又はポリオレフィン系発泡体を用いたことを特徴とする。

請求項 5記載の発明のような発泡性合成樹脂を多孔体の材質として用いることによつて泡状化を好適に行なうことができるが、請求項 6記載の発明のようなポリェ一テル系ウレタンフォーム又はポリオレフイン系発泡体を用いることによって、特に良好な泡質のフオームが得られることとなる。図面の簡単な説明図 1は、一実施形態としてのノズルへッドの断面図である。

図 2は、ヘッド基部側部材の底面図である。

図 3は、図 2の A— A線断面図である。

図 4は、連結部材の側面図である。図 5は、図 4の B— B線断面図である。

図 6は、ヘッド先端部側部材の側面図である。

図 7は、ヘッド先端部側部材の底面図である。

図 8は、図 6の C一 C線断面図である。

図 9は、泡噴出ポンプ容器に装着した状態の断面図である。

図 1 0は、他の実施形態の断面図である。発明を実施するための最良の形態以下、本発明の実施形態について説明する。

一実施形態の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッドのノズルへッド本体は、図 1 に示すように、ポンプ容器に装着されて泡が噴出される基部側となるへッド基部側部材 1と、泡が噴出される先端部側となるヘッド先端部側部材 2と、該ヘッド基部側部材 1とへッド先端部側部材 2とを連結する連結部材 3との 3つの部材で構成されている。そして、これらのヘッド基部側部材 1、ヘッド先端部側部材 2、連結部材 3の 3つの部材は、相互に着脱可能に構成されている。

図 2及び図 3に示すように、ヘッド基部側部材 1は、ポンプ容器への装着部分であるとともに前記へッド基部側部材 1の軸部分となる軸筒 4と、該軸筒 4の外側に設けられて該軸筒 4とともにボンプ容器への装着部分となる螺子筒 5とを具備している。この螺子筒 5の内周面には螺子 6が形成されている。

へッド基部側部材 1の外壁 7の一側縁側は外方へ筒状に突設され、外方への突設部分が前記連結部材 3と連結される連結筒部 8として形成されている。連結筒部 8 の先端側には開口部 9が形成され、また連結筒部 8の外周面には溝部 10が形成されている。また、ヘッド基部側部材 1の頂面には、大径の溝部 13が形成されている。次に、図 4及び図 5に示すように、連結部材 3の両端には開口部 14,15が形成され、一端側の開口部 14は他端側の開口部 15よりも大径に形成されている。一端側の開口部 14の直近内面側には、前記へッド基部側部材 1の連結筒部 8の溝部 10に嵌合可能な突部 16が形成されている。そして、連結部材 3の一端側の開口部 14側の内面全体が、へッド基部側部材 1の連結筒部 8の先端側外面全体と嵌合可能な形状に形成されている。また連結部材 3の外周面には溝部 17が形成されている。

次に、図 6乃至図 8に示すように、へッド先端部側部材 2の一端側には前記連結部材 3の他端側の開口部 15と連通する開口部 20が形成され、該一端側の開口部 20 の直近内面側には、前記連結部材 3の溝部 17に嵌合可能な突部 21が形成されている。そして、ヘッド先端部側部材 2の一端側の開口部 20側の内面全体が、連結部材 3の他端側外面全体と嵌合可能な形状に形成されている。

へッド先端部側部材 2の下面側には、泡の放出口となる開口部 22が形成されており、一端の開口部 20側の隔室 23と、下面の開口部 22側の隔室 24とを連通させる連通孔 25が略中央に形成されている。

そして前記へッド先端部側部材 2の連通孔 25の周囲にはス卜ッパー 11が形成されており、そのストッパー 11と、連結部材 3の開口部 15の端縁との間には、多孔体 26が設置されている。

この多孔体 26の材質は特に限定されるものではないが、好ましくはポリエーテル系ウレタンフォームやポリオレフィン系連通多孔質体が使用される。本実施形態では、ポリエーテル系ウレタンフォームが用いられている。

そして、上記のような構成からなる泡噴出ポンプ容器装着用ノズルヘッドは、図 9に示すような泡噴出ポンプ容器に装着して使用される。具体的には、容器装着用ノズルヘッドの上部にはアッパーキャップ 27が具備されており、そのアッパーキヤップ 27の上部に、螺子 28が形成された筒状立ち上がり部 29が形成されており、その筒状立ち上がり部 29の螺子 28が、前記へッド基部側部材 1の螺子筒 5の螺子 6 に螺合されることによって、上記ノズルへッドが泡噴出ポンプ容器に取り付けられるのである。尚、図 9に示す泡噴出ポンプ容器は、日本国特願 2002— 217652に開示されたものである。

さらに、このような泡噴出ポンプ容器は、洗剤、シャンプー、ハンドソ一プ、洗顔料、整髪料、ひげ剃り剤等の内容物が充填された容器の口部に取り付けて使用される。

そして、容器内の内容物（液体）は、上記ノズルヘッドを押圧し、上下動させることによって、該容器内の液体を吸い上げるとともに容器外の空気を混合して泡状化し、この泡状化したフォームを上記ノズルへッドのへッド先端部側部材 2の下面の開口部 22から噴出させる。すなわち内容物である液体は、上記ノズルヘッドの押圧、上下動により容器内から吸い上げられ、泡噴出ポンプ容器を通過して軸筒 4の下端開口部からへッド基部側部材 1内に流入する。

液体を吸い上げ、気液混合させる作用等のより詳細な説明は、日本国特願 2002— 2 17652に開示されているとおりであり、ここではその説明は省略する。

ノズルへッド内に流入した液体は、へッド基部側部材 1内を先端部に向かって進行し、連結部材 3の開口部 15の端縁とへッド先端部側部材 2のストッパー 11とで挟持された多孔体 26を通過する。そして、多孔体 26を通過した液体は、泡状化したフォームとしてへッド先端部側部材 2の下面側の開口部 22から下向きに噴出される。

この場合において、容器内から泡噴出ポンプ容器を経てノズルへッド内に吸い上げられて該ノズルヘッド内を通過する液体は、基本的には、外部からノズルヘッド内に進入する空気と混合することによって泡状するのであるが、このような気液混合の作用のみでは必ずしも良好なフォームが得られるとな限らない。

しかし、本実施形態では、上述のように多孔体 26が設置されているので、ノズルヘッド内を通過する液体は多孔体 26の微細孔を通過することとなり、その結果、単に気液混合のみで得られるフォームに比べて、よりクリ一ミーなフォームが好適に得られることとなるのである。

特に、本実施形態では、弾力性のあるポリエーテル系ウレタンフォームが多孔体 2 6の素材として採用されているので、液体がノズルヘッド内の流路で圧送されると、多孔体 26が適度に弾性変形し、液体の進行方向側に膨出するような状態となるので、クリ一ミーなフォームがより好適に形成されることとなるのである。

尚、上記実施形態では、多孔体 26の素材としてポリエ一テル系ウレタンフォームを用いたが、多孔体 26の素材はこれに限定されるものではなく、たとえばポリオレフィン系発泡体を使用することも可能である。ここで、「ポリオレフイン系」とは、一般に指称されているように高圧法、中圧法、低圧法等で製造されるポリエチレン、ポリプロピレンをいうことはもちろんであるが、本発明においては、これ以外にもエチレン一プロピレン共重合体、エチレン—ブテン共重合体、エチレン—酢酸ピニル共重合体、エチレンとメチル、ェチル、プロピル若しくはブチルの各アクリル酸エステル（このエステルの含有量； 45モル％以内）との共重合体、又はこれらのそれぞれ塩素含有率 60重量％まで塩素化したもの、さらにこれら 2種以上の混合物、又はこれらとポリプロピレンとの混合物等を含む。

ポリオレフイン系発泡体として、多数の微細孔が独立している独立気泡、多数の微細孔が連通状態である連続気泡のいずれのものをも使用することができるが、よりクリーミ一なフオームを好適に得るには、連続気泡のポリォレフィン系発泡体を用いるのが好ましい。

このようなポリオレフイン系発泡体は、耐水性も良好であるが、耐久性が上記ポリエ一テル系ウレタンフォームよりもさらに優れている ₉

尚、ポリウレタン系発泡体の場合、上記ポリエーテル系ウレタンフォームに代えてポリエステル系ウレタンフォームを使用することも可能ではあるが、耐水性の点ではポリエーテル系ウレタンフォームの方が優れている。

さらに、上記のような各種発泡合成樹脂のように所定の弾性力を有することがクリーミーなフォームを形成する上で望ましいが、本発明における多孔体には、発泡合成樹脂以外の材質のものをも含む。

また、上記実施形態では、 1個の多孔体 26を設置したが、ノズルヘッド内に設置する多孔体 26の個数も該実施形態に限定されるものではなく、 2個や 3個であってもよい。さらに、該実施形態では、連結部材 3の開口部 15の端縁とヘッド先端部側部材 2 のストッパー 11間で挟持して多孔体 26を設置したが、多孔体 26を設置する手段はこれに限定されるものではなく、その設置する手段は問わない。

また、多孔体 26を設置する場所も該実施形態の連結部材 3とへッド先端部側部材 2間に限らず、たとえば図 10に示すようにへッド先端部側部材 2に下向きに形成された開口部 22の位置に設置されていてもよい。このようにへッド先端部側部材 2に下向きに形成された開口部 22は、直接の噴出口であり、かかる下向きの噴出口の位置に多孔体 26が設置されていることによって、泡形成の作用はより好適に生ずることとなる。

すなわち、容器からノズルヘッド内に供給された液は、容器内の機構によりノズルへッド内に供給されたときに泡ィ匕するのであるが、泡化せずに液状のままノズルヘッド内の下部を流通する場合もある。特に高粘度液体は、泡化せずに液状のままノズルへッド内に供給される可能性が高い。

このように混合されずに液と空気とがそれぞれノズルへッド内を流通する場合、空気はノズルへッド内において液の上部を流通することとなるが、流通速度は空気の方が液より速いので、当初は開口部 22から多孔体 26の細孔を抜けて空気が先に排出されることとなる。

しかし液が開口部 22まで到達したとき、その液が、開口部 22に装着された多孔体 26の表面にいきわたり、その多孔体 26の面を閉塞することとなる。従って、その後に開口部 22側に向かってノズルヘッド内を流通する空気は、液の存在によって多孔体 26の細孔から不用意に抜けて開口部 22から一気に排出されるようなことがない。

その一方で、多孔体 26によって流路が遮蔽されていた液は、その後に開口部 22 側に向かって流通してきた空気によって押圧され、その開口部 22の近辺において気液混合状態となり、液が泡状化する。その結果、泡状化した液は、多孔体 26の細孔を介して開口部 22から好適に噴霧されることとなるのである。さらに、上記実施形態では、ヘッド基部側部材 1、ヘッド先端部側部材 2、及び連結部材 3の 3つの部材でノズルへッドが構成されていたが、ノズルへッドを構成する部材の数もこれに限定されるものではなく、たとえば 2つで構成されていてもよく、また 1つで構成されていてもよい。ただし、多孔体 26を設置するための作業性や、目詰まりを防止するための多孔体 26を洗浄する便宜のためには、上記実施形態のような相互に着脱可能な 3つの部材で構成されていることが好ましい。

さらに、上記実施形態では、ノズルヘッドの先端側、すなわちヘッド先端部側部材 2の下面に開口部を形成し、下向きにフォームが噴出されるように形成したが、先端開口部の位置は一般のノズルへッドのように側面側に形成されて横向きにフォームが噴出されるように形成することも可能である。

(実施例）

以下、本発明の実施例について説明する。

次表 1に示すような計 11種類のサンプルを準備し、上記実施形態のようなノズル内に設置し、フォームの形成状態の確認試験を行なった。泡噴出ポンプ容器としては、上記図 9に示すような泡噴出ポンプ容器を用いた。

尚、表 1において、ウレタンフォームは、ポリエーテル系ウレタンフォームであることを意味し、ポリエチレンは、連通多孔質状ポリエチレン発泡体であることを意味する。

また「セル数」とは、サンプルの 25mmの幅内に、気泡がいくつあるかの表示であり、気泡の目の細かさを表す指標である。ちなみに、いずれのサンプルにおいても全気泡部分の総体積はほぼ同じであり、従ってセル数の多い方が気泡の目が細かいことを意味している。尚、ポリエチレン発泡体については、セル数ではなく、セルの孔径を表している。 ·

さらに「圧縮」とは各サンプルの発泡体の圧縮倍率を意味し、「なし」とは圧縮していないこと、つまり圧縮倍率が 1倍であることを意味する。表 1

さらに「押圧」とは、上記各サンプルを上記実施形態のようなノズルヘッド内に装着し、そのノズルへッドを泡噴出ポンプ容器に装着してポンプへッドを押圧する際に、ノズルヘッドの開口部から泡を噴出させるのに必要な押圧力（荷重）を意味する。発泡体であるサンプルをノズルヘッド内に装着しているので、一定の押圧力で押圧しないと充填物である液を泡として噴出させることができないが、押圧力（荷重）が大きすぎると、泡噴出ポンプ容器の操作を容易に行なうことができず、作業性が不良となる。このような泡噴出ポンプ容器は、一般に非力の女性、子供、老人等であつても簡易に操作できることが要求されるので、上記押圧力が一定値以下であることが要求されるが、上記試験に用いた各サンプルの発泡体は、適度な押圧力を有していた。

そして本実施例の試験結果においては、いずれのサンプルを使用した場合も、良好でクリ一ミーなフォームが形成されることが確認できた。

Claims

請求の範囲

1 . 泡状化される流体のノズルヘッド本体内の流路に、多孔体を設置したことを特徴とする泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッド。

2 . ノズルヘッド本体が、ポンプ容器に装着されて泡が噴出される基部側となるへッド基部側部材 1と、泡が噴出される先端部側となるへッド先端部側部材 2と、該へッド基部側部材 1とへッド先端部側部材 2とを連結する連結部材 3とで構成されている請求項 1記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッド。

3 . 多孔体が、へッド先端部側部材 2と連結部材 3との境界部分に装着されている請求項 2記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッド。

4. 多孔体が、ノズルヘッド本体の泡の放出口の近傍に装着されている請求項 1又は 2記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッド。

5 . 多孔体が発泡性合成樹脂で構成されている請求項 1乃至 4のいずれかに記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッド。

6 . 発泡性合成樹脂が、ポリエーテル系ウレタンフォーム又はポリオレフイン系発泡体である請求項 5記載の泡噴出ポンプ容器装着用ノズルへッド。