WO2005046138A1

WO2005046138A1 - Ｐｏｎシステムおよび加入者側装置接続方法

Info

Publication number: WO2005046138A1
Application number: PCT/JP2003/014112
Authority: WO
Inventors: Hiroaki Mukai
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 2003-11-05
Filing date: 2003-11-05
Publication date: 2005-05-19
Also published as: US20080232819A1; JPWO2005046138A1; JP4368853B2

Abstract

この発明では、局側装置は、加入者を特定するパスワードとサービス内容とを加入者毎に格納するデータベースを用意し、自律的なレンジングを実施する際に新たな加入者側装置の接続を検出したとき、当該新規接続の加入者側装置に対してパスワードを問い合わせる制御メッセージを発行してパスワードを取得し、取得したパスワードに基づき前記データベースを検索して加入者およびサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づいた帯域設定、コネクション設定を行う。また、加入者側装置は、加入者が入力するパスワードを保持し、前記局側装置からのパスワードを問い合わせる制御メッセージを受けてパスワードを通知する応答メッセージを発行する。これによって、端末開放環境下において、加入者が購入して設置した加入者側装置について自律的なレンジングを実施して直ちにサービスの開始が行えるプラグアンドプレイ機能を実現することができる。

Description

P〇Nシステムおよび加入者側装置接続方法

技術分野

この発明は、局側装置と複数の加入者側装置とが光伝送路を介して 1+対 Nの通信を行う受動光ネットワーク（Passive Optical Network：以降「 P O Nシステム」明

と記す）および加入者側装置接続方法に関するものである。.

1田背景技術

P O Nシステムとしては、従来、例えば非特許文献 1に規定されたものが知られている。以下、第 1図〜第 5図を参照して、非特許文献 1に規定される従来の P O Nシステムのうちこの発明に関わる部分についてその概要を説明する。 ' 第 1図は従来の P O Nシステムの構成例を示すブロック図である。第 1図に示す P O Nシステムは、局側装置 (Optical Line Termination：以降、「 O L T」と記す） 1 0 0に対し、複数の加入者側装置（Optical Network Unit :以降、「0 NUJと記す） 1 2 0が光伝送路 1 3 0を介して接続される構成である。そして、 O L T 1 0 0には、通信事業者が操作するオペレーションシステム（Operations System：以降「O p S」と記す） 1 4 0が接続されている。

光伝送路 1 3 0は、一端が O L T 1 0 0に接続される一つの幹線光フアイバ 1 3 1と、一端が複数の O NU 1 2 0にそれぞれ接続される複数の支線光ファイバ 1 3 2と、幹線光ファイバ 1 3 1の他端と複数の支線光ファイバ 1 3 2 他端とを接続する光分岐結合器であるスプリッタ 1 3 3とで構成されている。

O L T 1 0 0は、 O L T側の物理レイヤを終端する物理レイャ終端機能部 1 0 1と、物理レイャ終端機能部 1 0 1と外部の各種サービスノードとの接続を行うサービスノ一ドィンタフェース機能部 1 0 2と、 O L Tの動作パラメータを保持するデータベース 1 0 3と、以上の各部を監視制御して O L T内の各種設定を行う監視制御機能部 104とを備えている。

O N U 120は、 O N U側の物理レイャを終端する物理レイャ終端機能部 12 1と、図示しなレ、端末と物理レイャ終端機能部 121との接続を行うユーザィンタフエース機能部 122と、物理レイヤ終端機能部 121を監視制御して〇NU 内の各種設定を行う監視制御機能部 123と、 ONU製造時に付与される固体番号（シリアル番号）を保持し物理レイヤ終端機能部 121の利用に供する固体番号保持部 124とを備えている。

次に、第 2図は、 OLTと ONUとの間で行われる通信形態を説明する概念図である。第 2図では、加入者 A, カロ入者 B，加入者 Cの 3台の ONU 120 a、 12013、 120 (：が01^丁100と通信する場合が示されている。第 2図（a) は、 OLTが ONUに対して送信する下り信号の形態を示している。第 2図（b) は、 O NUが O L Tに対して送信する上り信号の形態を示している。

第 2図.（ a )に示すように、 O L T 100が 3台の ONU 120 a、 120 b、 1.20 c宛に送信する下り信号 ABCは、幹線光ファイバ 131から各支線光フアイバ 132に同報で伝達される。 3台の ONU120 a、 120 b、 120 c は、受信した下り信号 ABCの中から自〇NU宛の信号を取り込むようになってレヽる。

第 2図（b) に示すように、 3台の ONU120 a、 120 b、 120 cは、支線光ファイバ 132に送出した上り信号が幹線光ファイバ 131上で時分割多重されるようなタイミング関係で上り信号を支線光ファイバ 132に送出する。これは、 OLT 100が各 ONUの識別情報を使用して各 ONUの上り信号が衝突しないように各 ONUの上り信号送信時間をスケジューリングし、下り制御信号を用いて各 ONUに上り信号が褸 ί突しない送信タイミングを通知することにより実現される（第 3図参照)。

第 3図は、 OLTが行う上り信号の送信タイミング制御を説明する図である。第 3図において、 OLTは、 3台の ONUに識別情報 " 01" "02" "03" をそれぞれ割り当てて上り信号送信時間をスケジューリングし、下り制御信号である送信許可信号 301によって、 ONU— 01にはタイムスロット T1を指定し、 ONU— 02にはタイムスロット T2を指定し、 ONU— 03にはタイムスロット T 3を指定する。その結果、 OLTへの上り信号は、衝突することなく、時分割多重される。

第 3図の説明から理解できるように、 P ONシステムに新規に ONUを接続するときは、 O L Tはその新規接続の O N Uに識別情報を付与する必要がある。このとき、同時に複数の〇NUが P ONシステムに接続される可能性もある。したがって、 OLTでは、 ONU毎に識別情報の付与が行える機構が必要である。これは、 ONU製造時に一意の固体番号を付与するので、 OLTは、後述する 2つの方法（第 4図と第 5図を参照）で固体番号を取得してデータベース 103に登録し、その登録した固体番号を指定することにより各 ONUに識別情報を付与することで実現することができる。

次に、第 4図と第 5¾を参照して、 OLT 100のデータベース 103に ON Uの固体番号を登録する方法を説明する。第 4図は、 Op S 140を用いてオペレータ（通信事業者）が OLT 100に ONUの固体番号を登録する方法を説明する図である。この方法では、オペレータは OLT 100に接;^される ONUの固体番号を予め知っていることが前提になっている。

第 4図（a) では、固体番号「S/N=00800002」を持つ ONU 12 0 dと、固体番号「S/N= 00000501」を持つ 120 eとが新規に設置されるとしている。

第 4図（b) では、 Op S 140を用いてオペレータが OLT 100に 2台の ONU 120 d， 120 eの固体番号「SZN」を入力する。 OLT 100では、監視制御機能部 104が識別情報 "01" "02"を割り当ててデータベース 10 3に保持する。データベース 103には「〇NU— 01 ： S/N= 000005 01」と「ONU— 02 ： S/N=00800002」が保持される。

第 4図（ c ) では、 O L Tの監視制御部 104は、物理レイャ終端機能部 10 1にデータベース 103から読み出した固体番号を設定する。物理レイヤ終端機能部 101は、設定された個体番号を持つ ONUに対する識別情報付与が完了するまで周期的に識別情報付与手順を繰り返す。 ONU120 d, 120 eでは、物理レイヤ終端機能部 121力固体番号保持部 124に保持されている ONU 製造時に付与された固体番号（S/N=ひ 0800002、 S/N=00000 501) と OLT100が行う識別情報付与手順で指定した固体番号とがー致した場合にのみ反応する。これによつて、 ONU 120 dには、識別情報 ONU— 02が付与され、 ONU 120 eには、識別情報 ONU— 01が付与される。第 5図は、 OLT 100が自律的に ONUの固体番号を取得する方法を説明する図である。この方法では、オペレータは OLT 100に接続される ONUの固体番号を予め知っている必要がない。

第 5図（a) では、固体番号「SZN= 00000501」を持つ ONU 12 0 f と、固体番号「S/N= 00800002」を持つ 120 gとが新規に設置されるとしている。

第 5図（b) では、 OLT 100の物理レイヤ終端機能 101力 S、周期的に、あるいは O p S 140からのオペレータ操作による指示に従って、識別情報が付与されていない ONU 120 f , 120 gに対し自固体番号を通知する上りメッセージの送信を許可する。 OLT 100から送信を許可された ONU 120 f , 120 gでは、物理レイャ終端機能 201力 S、固体番号保持部 124に保持されている ONU製造時に付与された固体番号（S/N=00000501、 S/N =00800002) を送信する。 OLT 100では、 ONU120 f ， 120 gの固体番号（S/N=00000501、 S/N=00080002) を含む上りメッセージを受信すると、監視制御機能部 104がデータベース 103に取り込む。

第 5図（ c ) では、 O L Tの監視制御部 104は、データベース 103に取り込んだ ONU120 f ， 120 gの固体番号（S/N=00000501、 S/ N= 00080002) に識別情報 "01 " "02" を割り当てる。その結果、データベース 103には、「ONU 01 ： S/N=00000501 J と「ONU _02 ： S/N= 00800002」が保持される。そして、監視制御部 104 は、物理レイヤ終端機能部 101にデータベース 103から読み出した固体番号を設定する。以降、第 4図（c) と同様の識別情報付与手順が実施され、 ONU 120 f には、識別情報 ONU— 01が付与され、 ONU 120 gには、識別情報 ONU— 02が付与される。

ここで、 PONシステムでは、 OLTは、各 ONUに対して、各 ONUが送信許可信号を受けて上りデータ送信を行うまでの遅延時間を設定している。これは、 OLTから ONUまでの距離によって ONUの反応時間が異なるので、各 ONU 個別に遅延時間を設定することでその反応時間を一定値に揃え、 O L T受信端では上り信号を隙間なく多重するためである。

そして、前述の識別情報付与手順と上記の遅延時間設定とを含めて「レンジングプロセス」と呼び、このレンジングプロセスが完了した ONUの状態を「運用状態」と定義している。また、オペレータ（通信事業者）が Op Sから OLTに ONUの固体番号を登録する第 4図に示めす方法を「レンジング方法 A」と定義し、 OLTが自律的に O.NUの固体番号を取得する第 5図に示めす方法を「レンジング方法 B」と定義している。

ところで、加入者に通信サービスを提供するためには、各加入者との契約に基づいた帯域、接続先等の各種設定が必要となる。また、契約が完了していない、あるいは料金が未払いである加入者についてはサービスを提供しないようにする必要もある。したがって、 OLTでは、 ONUの固体番号だけでなく、その ON Uを使用する加入者に関する情報も管理する必要がある。

レンジング方法 Aでは、契約に基づく加入者宅への ON U設置（第 4図（a)) と O L Tへの固体番号（ S /N)登録（第 4図（ b ) )とは連携して行われるので、オペレータ（通信事業者）は、加入者と ONU固体番号との対応を把握している。つまり、 OLTのデータベースに ONU固体番号と加入者との対応、契約したサ一ビス内容を設定することができる。したがって、 OLTは、登録されている O N Uに対するレンジングプロセス完了後に、直ちに契約内容に応じたサービスを開始することができる。

一方、レンジング方法 Bでは、第 5図にて説明したように、オペレータ（通信事業者）が Q L Tに接続した O NUの固体番号を知らなくても、〇NUを運用状態にすることができるが、 O L Tのデータベースには、契約したサービス内容のみが設定されることになる。したがって、 O L Tは、取得した固体番号がどの加入者に属するかを特定することができないので、契約済み加入者かどうかの判定や契約されたサービス内容の特定ができず、加入者の O NU接続後に直ちにサービスを開始することができないという問題がある。

このような理由から従来の P〇Nシステムでは、レンジング方法 Aが採用されていたが、近年、加入者が量販店等から O NUを購入し独自に O L Tに接続するような環境（以降「端末開放環境」という）に対応できるようにすべきとの要請が高まっている。この要請に対してレンジング方法 Aでは、通信事業者が宅内装置である O NUを管理しなければならなレ、ので、端末開放環境には対応できなレヽという問題がある。

したがって、端末開放環境に対応できるレンジング方法 Bを実施できる P O N システムの構築が必要となるが、端末開放環境下において O L Tが加入者をどのようにして特定できるようにするかが問題である。

なお、上記した非特許文献 1は、以下の通りである。

非特許文献 1 ： I丁11ー丁勧告0. 9 8 3 . 1 (SERIES G: TRANSMISSION SYSTEMS AND MEDIA, DIGITAL SYSTEMS AND NETWORKS)

Digital transmission systems— Digital section and digital line system —Optical line systems for local and access

Broadband optical access based on Passive Optical Networks (PON)

' この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、端末開放環境下において、加入者が購入して設置した O NUについて自律的なレンジングを実施して直ちにサ一ビスの開始が行える P O Nシステムおよび加入者側装置接続方法を得ることを目白勺とする。発明の開示

この発明では、局側装置に対し光伝送路を介して複数の加入者側装置がそれぞれ接続される P〇Nシステムにおいて、前記局側装置は、加入者認識情報とサービス内容とを加入者毎に格納するデータベースと、自律的なレンジングを実施する際に新たな加入者側装置の接続を検出したとき、当該新規接続の加入者側装置に対して加入者認識情報を問い合わせる制御メッセージを発行して加入者認識情報を取得する手段と、取得した加入者認識情報に基づき前記データベースを検索して加入者およびサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づ!/、た帯域設定、コネクション設定を行う手段とを備え、前記加入者側装置は、加入者が入力する加入者認識情報を保持する手段と、前記局側装置からの加入者認識情報を問い合わせる制御メッセージを受けて加入者認、識情報を通知する応答メッセージを発行する手段とを備えることを特徴とする。

この発明によれば、局側装置は、つまり P ONシステムでは、端末開放環境下において加入者が購入して設置した加入者側装置について自律的なレンジングを実施して直ちにサービスの開始が行えるプラグアンドプレイ機能を実現することができる。図面の簡単な説明

第 1図は従来の P O Nシステムの構成例を示すブロック図であり、第 2図は第 1図に示す O L Tと O NUとの間で行われる通信形態を説明する概念図であり、第 3図は第 1図に示す O L Tが行う上り信号の送信タ.ィミング制御を説明する図であり、第 4図は第 1図に示す O p Sを用いてオペレータ（通信事業者）が O L Tに O NUの固体番号を登録する方法を説明する図であり、第 5図は第 1図に示す O L Tが自律的に O NUの固体番号を取得する方法を説明する図であり、第 6 図はこの発明の実施の形態 1である P O Nシステムの構成を示すプロック図であり、第 7図は第 6図に示す P O Nシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図であり、第 8図はこの発明の実施の形態 2である P O Nシステムの構成を示すプロック図であり、第 9図は第 8図に示す P ONシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図である。発明を実施するための最良の形態

以下に添付図面を参照して、この発明にかかる P O Nシステムおよび加入者側装置接続方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。

実施の形態 1.

第 6図は、この発明の実施の形態 1である P O Nシステムの構成を示すプ口ック図である。第 6図に示す P ONシステムは、局側装置（Optical Line Termination:以降、「OLT」と記す） 600に対し、複数の加入者側装置（Optical Network Unit：以降、「〇NU」と記す） 620が光伝送路 630を介して接続される構成である。そして、 OLT600には、通信事業者が操作するオペレーシヨンシステム（Operations System：以降「0 p S」と記す） 640が接続されている。

光伝送路 630は、一端が OLT600に接続される一つの幹線光ファイバ 6 31と、一端が複数の ONU620にそれぞれ接続される複数の支線光ファイバ 632と、幹線光ファイバ 631の他端と複数の支線光ファイバ 632の他端とを接続する光分岐結合器であるスプリッタ 633とで構成されている。

O L T 600は、 O L T側の物理レイヤを終端する物理レイャ終端機能部 60 1と、物理レイャ終端機能部 601と外部の各種サービスノードとの接続を行うサービスノードィンタフェース機能部 602と、 OLTの動作パラメータを保持するデータベース 603と、以上の各部を監視制御して OLT内の各種設定を行う監視制御機能部 604とを備えている。

ONU620は、 ONU側の物理レイヤを終端する物理レイヤ終端機能部 62 1と、図示しない端末と物理レイャ終端機能部 621との接続を行うユーザィンタフエース機能部 622と、物理レイヤ終端機能部 621を監視制御して ONU 内の各種設定を行う監視制御機能部 623と、 ONU製造時に付与される固体番号（シリアル番号）を保持し物理レイヤ終端機能部 621の利用に供する固体番号保持部 624と、加入者が設定したパスヮ一ドを保持し物理レイャ終端機能部 621の利用に供するパスヮード保持機能部 625とを備えている。

この実施の形態 1では、端末開放環境下において新規加入者を特定し直ちにサ一ビスを開始するプラグアンドプレイ機能を実現する方法の一例として、物理レィャの制御メッセージである P L O AM (Physical Layer Operation and Maintenance) メッセージを用いる場合が示されている。

以下、第 7図を参照して、第 6図に示す P ONシステムにて実現されるプラグアンドプレイ機能について説明する。なお、第 7図は、第 6図に示す PONシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図である。第 7図において、手順 T 1では、加入者 701と通信事業者 702が契約し、通信事業者 702が加入者 701に対して 10パイト以内のパスヮードを発行する。

手順 T 2では、通信事業者 702は、 Op S 640を操作して、加入者 701 に発行したパスワードと契約したサービス接続先、割当帯域などのサービス内容とを OLT600のデータベース 603に設定する。

手順 T 3と手順 T 4では、加入者 701は、通信事業者 702が発行した 10 バイト以内のパスワードを購入した ONU 620のパスワード保持機能部 625 に入力し、その購入した ONU620を加入者線（支線光ファイバ 632) に接続する。

手順 T5では、 OLT600は、 'レンジング方法 Bによるレンジングプロセを実施する際に、新規〇NUの接続有無を監視し、新たな ONU620の接続を検出すると、その新規接続の ONU 620から固体番号を取得し、識別情報を付与し、また遅延時間を設定し、 ONU620を運用状態にする。

手順 T 6では、 OLT600は、次いで、運用状態にした ONU620に対してパスワードを問い合わせる制御メッセージ（P LOAMメッセージ）である R e q u e s t一 p a s swo r dメッセージを送信する。

手順 T 7では、 ONU620は、 Re qu e s t— p a s swo r dメッセージを受けて、 P LOAMメッセージに定義された応答メッセージであるパスヮード（P a s swo r d) メッセージに手順 T 3にて設定したパスワードを含めて通知する。

手順 8では、 OLT 600は、受け取った P a s s wo r dメッセージからパスワードを取り出し、そのパスワードを検索キーとしてデータベース 603を検索する。

手順 T 9では、 O L T 600は、データベース 603に一致するパスヮードが存する場合は、データベース 603に設定されているサービス内容を取り出し、該当 ONU620に対するコネクション設定、割当帯域設定を行う。これによつて、新規接続の ONU620を使用する加入者に対して、接続後直ちにサービスを開始することができる。

なお、データベース 603に一致するパスワードがない場合には、未契約の加入者ということになるので、この場合には、 OLT600は、該当 ONUにはサ一ビスを提供しないようにし、不正な使用を防ぐようにしている。

このように、実施の形態 1によれば、 OLTが自律的にレンジングを完了した ONUに対して、パスワードを用いて加入者を特定するので、契約完了した加入者が量販店で購入した ONUをネットワークに接続後直ちにサービス開始することができる。すなわち、端末開放環境下において P ONシステムに要求されるプラグアンドプレイ機能を実現することができる。

実施の形態 2.

第 8図は、この発明の実施の形態 2である P ONシステムの構成を示すブロック図である。なお、第 8図では、第 6図（実施の形態 1) に示した構成要素と同 —ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態 2に関わる部分を中心に説明する。

すなわち、第 8図に示すように、この実施の形態 2による P ONシステムでは、第 6図（実施の形態 1) に示した構成において、 ONU620に代えて、 ONU 820が設けられている。 ONU820では、 ONU620において、パスヮード保持機能部 625に代えて、加入者が設定する住所、氏名等の加入者情報が保持される加入者情報保持機能部 825が設けられている。この加入者情報保持機能部 825は、監視制御機能部 623に接続されている。

この実施の形態 2では、端末開放環境下において新規加入者を特定し直ちにサ一ビスを開始するプラグアンドプレイ機能を実現する方法の他の例として、 OL T · ONU間に設けられる監視制御チャネルの制御メッセージを用いる場合が示されている。

以下、第 9図を参照して、第 8図に示す PONにて実現されるプラグアンドプレイ機能について説明する。なお、第 9図は、第 8図に示す P ONシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図である。

第 9図において、手順 T 10では、加入者 901と通信事業者 902が契約する。

手順 T 11では、通信事業者 902は、 Op S 640を操作して、加入者 90 1の住所、氏名等の加入者情報と、契約したサービス接続先、割当帯域などのサ一ビス内容とを OLT 600のデータベース 603に設定する。

手順 T 1 ·2と手順 Τ 13では、加入者 901は、購入した O NU 820の加入者情報保持機能部 825に住所、氏名等の加入者情報を入力し、その購入した Ο NU820を加入者線（支線光フアイバ 632 ) に接続する。

手順 Τ 14では、 OLT600は、レンジング方法 Βによるレンジングプロセスを実施する際に、新規 ON Uの接続有無を監視し、新たな ONU820の接続を検出すると、その新規接続の ONU 820から固体番号を取得し、識別情報を付与し、また遅延時間を設定し、 ONU820を運用状態にする。

手順 T 15では、 O L T 600は、次いで、運用状態にした ONU 820との間で監視制御チヤネルを設定する。

手順 T 16と手順 T 17では、設定した監視制御チャネルによる制御メッセージを用いて、〇LT 600は ONU 820に対して加入者情報を要求し、 ONU 820は OLT600に対して手順 T 12に設定した加入者情報を通知する。手順 18では、 O L T 600は、受け取った加入者情報を検索キーとしてデータベース 603を検索する。

手順 T 19では、〇 L T 600は、データベース 603に一致する加入者情報が存する場合は、データベース 603に設定されているサービス内容を取り出し、該当 ONU820に対するコネクション設定、割当帯域設定を行う。これによつて、新規接続の ONU820を使用する加入者に対して、接続後直ちにサービスを開台することができる。

なお、データベース 603に一致する加入者情報がない場合には、未契約の加入者ということになるので、この場合には、実施の形態 1と同様に、 OLT60 0は、該当 O N Uにはサービスを提供しないようにし、不正な使用を防ぐようにしている。

このように、実施の形態 2によれば、 OLTが自律的にレンジングを完了した ONUに対して、加入者情報を用いて加入者を特定するので、契約完了した加入者が量販店で購入した ONUをネットワークに接続後直ちにサービス開始することができる。すなわち、実施の形態 1と同様に、端末開放環境下において P ON システムに要求されるプラグアンドプレイ機能を実現することができる。

ここで、 P LOAMメッセージを使用する加入者特定方法では、使用できる制御メッセージのバイト数に制限があるので、実施の形態 1にて説明したように、少ないパイト数で済むパスヮードのみを用いることになる。

これに対して、実施の形態 2による OLT · ONU間の監視制御チャネルを使用する方法では、 O L Tと O NUの間で交換する情報量に制限がなくなるので、パスヮード以外に住所や氏名などより多くの情報を 0 L Tと O NUの間で交換して加入者を特定することができる。産業上の利用可能性この発明は、加入者が任意に購入して設置した加入者側装置について自律的なレンジングを実施し、加入者とそのサービス内容の特定が行えるので、端末開放環境下において P O Nシステムに要求されるプラグアンドプレイ機能を実現するのに好適である。

Claims

請求の範囲

1 . 局側装置に対し光伝送路を介して複数の加入者側装置がそれぞれ接続される P O Nシステムにおいて、

前記局側装置は、

加入者認識情報とサービス内容とを加入者毎に格納するデータベースと、自律的なレンジングを実施する際に新たな加入者側装置の接続を検出したとき、当該新規接続の加入者側装置に対して加入者認識情報を問い合わせる制御メッセージ' を発行して加入者認識情報を取得する手段と、取得した加入者認識情報に基づき前記データベースを検索して加入者およびサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づいた帯域設定、コネクション設定を行う手段とを備え、

前記加入者側装置は、

加入者が入力する加入者認識情報を保持する手段と、前記局側装置からの加入者認識情報を問い合わせる制御メッセージを受けて加入者認識情報を通知する応答メッセージを発行する手段とを備える

ことを特徴とする P ONシステム。

2 . 前記加入者認識情報は、加入者を特定するパスワードであり、前記制御メッセージおよび応答メッセージは、物理レイヤまたは監視制御チャネルを用いて授受されることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の P O Nシステム。

3 . 前記加入者認識情報は、加入者の住所、氏名等の加入者情報であり、前記制御メッセージおよび応答メッセージは、監視制御チヤネルを用レ、て授受されることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の P O Nシステム。

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4 . 局側装置に対し光伝送路を介して複数の加入者側装置がそれぞれ接続される P ONシステ.ムにおいて、前記局側装置は、加入者認識情報とサービス内容とを加入者毎に格納するデータベースを用意し、自律的なレンジングを実施する際に新たな加入者側装置の接続を検出したとき、当該新規接続の加入者側装置に対して加入者認識情報を問い合わせる制御メッセージを発行し、

前記加入者側装置は、加入者が入力する加入者認識情報を保持し、前記局側装置からの制御メッセージを受けて加入者認識情報を通知する応答メッセージを発行し、

前記局側装置は、前記加入者側装置からの応答メッセージから取得した加入者認識情報に基づき前記データベースを検索して加入者およびサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づいた帯域設定、コネクション設定を行うことを特徴とする P O Nシステムにおける加入者側装置接続方法。

5 . 前記加入者認識情報は、加入者を特定するパスワードであり、前記制御メッセージおよび応答メッセージは、物理レイヤまたは監視制御チャネルを用いて授受されることを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の P O Nシステムにおける加入者側装置接続方法。

6 . 前記加入者認識情報は、加入者の住所、氏名等の加入者情報であり、前記制御メッセージおよび応答メッセージは、監視制御チャネルを用いて授受されることを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の P O Nシステムにおける加入者側装置接続方法。