JP4615609B2 - Ponシステム、加入者側装置接続方法、局側装置および加入者側装置 - Google Patents

Ponシステム、加入者側装置接続方法、局側装置および加入者側装置 Download PDF

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Description

この発明は、局側装置と複数の加入者側装置とが光伝送路を介して1対Nの通信を行う受動光ネットワーク(Passive Optical Network:以降「PONシステム」と記す)および加入者側装置接続方法に関するものである。
PONシステムとしては、従来、例えば非特許文献1に規定されたものが知られている。以下、図1〜図5を参照して、非特許文献1に規定される従来のPONシステムのうちこの発明に関わる部分についてその概要を説明する。
図1は、従来のPONシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すPONシステムは、局側装置(Optical Line Termination:以降、「OLT」と記す)100に対し、複数の加入者側装置(Optical Network Unit:以降、「ONU」と記す)120が光伝送路130を介して接続される構成である。そして、OLT100には、通信事業者が操作するオペレーションシステム(Operations System:以降「OpS」と記す)140が接続されている。
光伝送路130は、一端がOLT100に接続される一つの幹線光ファイバ131と、一端が複数のONU120にそれぞれ接続される複数の支線光ファイバ132と、幹線光ファイバ131の他端と複数の支線光ファイバ132の他端とを接続する光分岐結合器であるスプリッタ133とで構成されている。
OLT100は、OLT側の物理レイヤを終端する物理レイヤ終端機能部101と、物理レイヤ終端機能部101と外部の各種サービスノードとの接続を行うサービスノードインタフェース機能部102と、OLTの動作パラメータを保持するデータベース103と、以上の各部を監視制御してOLT内の各種設定を行う監視制御機能部104とを備えている。
ONU120は、ONU側の物理レイヤを終端する物理レイヤ終端機能部121と、図示しない端末と物理レイヤ終端機能部121との接続を行うユーザインタフェース機能部122と、物理レイヤ終端機能部121を監視制御してONU内の各種設定を行う監視制御機能部123と、ONU製造時に付与される体番号(シリアル番号)を保持し物理レイヤ終端機能部121の利用に供する体番号保持部124とを備えている。
次に、図2は、OLTとONUとの間で行われる通信形態を説明する概念図である。図2では、加入者A,加入者B,加入者Cの3台のONU120a、120b、120cがOLT100と通信する場合が示されている。図2(a)は、OLTがONUに対して送信する下り信号の形態を示している。図2(b)は、ONUがOLTに対して送信する上り信号の形態を示している。
図2(a)に示すように、OLT100が3台のONU120a、120b、120c宛に送信する下り信号ABCは、幹線光ファイバ131から各支線光ファイバ132に同報で伝達される。3台のONU120a、120b、120cは、受信した下り信号ABCの中から自ONU宛の信号を取り込むようになっている。
図2(b)に示すように、3台のONU120a、120b、120cは、支線光ファイバ132に送出した上り信号が幹線光ファイバ131上で時分割多重されるようなタイミング関係で上り信号を支線光ファイバ132に送出する。これは、OLT100が各ONUの識別情報を使用して各ONUの上り信号が衝突しないように各ONUの上り信号送信時間をスケジューリングし、下り制御信号を用いて各ONUに上り信号が衝突しない送信タイミングを通知することにより実現される(図3参照)。
図3は、OLTが行う上り信号の送信タイミング制御を説明する図である。図3において、OLTは、3台のONUに識別情報“01”“02”“03”をそれぞれ割り当てて上り信号送信時間をスケジューリングし、下り制御信号である送信許可信号301によって、ONU_01にはタイムスロットT1を指定し、ONU_02にはタイムスロットT2を指定し、ONU_03にはタイムスロットT3を指定する。その結果、OLTへの上り信号は、衝突することなく、時分割多重される。
図3の説明から理解できるように、PONシステムに新規にONUを接続するときは、OLTはその新規接続のONUに識別情報を付与する必要がある。このとき、同時に複数のONUがPONシステムに接続される可能性もある。したがって、OLTでは、ONU毎に識別情報の付与が行える機構が必要である。これは、ONU製造時に一意の体番号を付与するので、OLTは、後述する2つの方法(図4と図5を参照)で体番号を取得してデータベース103に登録し、その登録した体番号を指定することにより各ONUに識別情報を付与することで実現することができる。
次に、図4と図5を参照して、OLT100のデータベース103にONUの体番号を登録する方法を説明する。図4は、OpS140を用いてオペレータ(通信事業者)がOLT100にONUの体番号を登録する方法を説明する図である。この方法では、オペレータはOLT100に接続されるONUの体番号を予め知っていることが前提になっている。
図4(a)では、体番号「S/N=00800002」を持つONU120dと、体番号「S/N=00000501」を持つ120eとが新規に設置されるとしている。
図4(b)では、OpS140を用いてオペレータがOLT100に2台のONU120d,120eの体番号「S/N」を入力する。OLT100では、監視制御機能部104が識別情報“01”“02”を割り当ててデータベース103に保持する。データベース103には「ONU_01:S/N=00000501」と「ONU_02:S/N=00800002」が保持される。
図4(c)では、OLTの監視制御部104は、物理レイヤ終端機能部101にデータベース103から読み出した体番号を設定する。物理レイヤ終端機能部101は、設定された個体番号を持つONUに対する識別情報付与が完了するまで周期的に識別情報付与手順を繰り返す。ONU120d,120eでは、物理レイヤ終端機能部121が、体番号保持部124に保持されているONU製造時に付与された体番号(S/N=00800002、S/N=00000501)とOLT100が行う識別情報付与手順で指定した体番号とが一致した場合にのみ反応する。これによって、ONU120dには、識別情報ONU_02が付与され、ONU120eには、識別情報ONU_01が付与される。
図5は、OLT100が自律的にONUの体番号を取得する方法を説明する図である。この方法では、オペレータはOLT100に接続されるONUの体番号を予め知っている必要がない。
図5(a)では、体番号「S/N=00000501」を持つONU120fと、体番号「S/N=00800002」を持つ120gとが新規に設置されるとしている。
図5(b)では、OLT100の物理レイヤ終端機能101が、周期的に、あるいはOpS140からのオペレータ操作による指示に従って、識別情報が付与されていないONU120f,120gに対し自体番号を通知する上りメッセージの送信を許可する。OLT100から送信を許可されたONU120f,120gでは、物理レイヤ終端機能201が、体番号保持部124に保持されているONU製造時に付与された体番号(S/N=00000501、S/N=00800002)を送信する。OLT100では、ONU120f,120gの体番号(S/N=00000501、S/N=00080002)を含む上りメッセージを受信すると、監視制御機能部104がデータベース103に取り込む。
図5(c)では、OLTの監視制御部104は、データベース103に取り込んだONU120f,120gの体番号(S/N=00000501、S/N=00080002)に識別情報“01”“02”を割り当てる。その結果、データベース103には、「ONU_01:S/N=00000501」と「ONU_02:S/N=00800002」が保持される。そして、監視制御部104は、物理レイヤ終端機能部101にデータベース103から読み出した体番号を設定する。以降、図4(c)と同様の識別情報付与手順が実施され、ONU120fには、識別情報ONU_01が付与され、ONU120gには、識別情報ONU_02が付与される。
ここで、PONシステムでは、OLTは、各ONUに対して、各ONUが送信許可信号を受けて上りデータ送信を行うまでの遅延時間を設定している。これは、OLTからONUまでの距離によってONUの反応時間が異なるので、各ONU個別に遅延時間を設定することでその反応時間を一定値に揃え、OLT受信端では上り信号を隙間なく多重するためである。
そして、前述の識別情報付与手順と上記の遅延時間設定とを含めて「レンジングプロセス」と呼び、このレンジングプロセスが完了したONUの状態を「運用状態」と定義している。また、オペレータ(通信事業者)がOpSからOLTにONUの体番号を登録する図4に示めす方法を「レンジング方法A」と定義し、OLTが自律的にONUの体番号を取得する図5に示めす方法を「レンジング方法B」と定義している。
ITU−T勧告G.983.1(SERIES G:TRANSMISSION SYSTEMS AND MEDIA,DIGITAL SYSTEMS AND NETWORKS) Digital transmission systems−Digital section and digital line system−Optical line systems for local and access Broadband optical access based on Passive Optical Networks(PON)
ところで、加入者に通信サービスを提供するためには、各加入者との契約に基づいた帯域、接続先等の各種設定が必要となる。また、契約が完了していない、あるいは料金が未払いである加入者についてはサービスを提供しないようにする必要もある。したがって、OLTでは、ONUの体番号だけでなく、そのONUを使用する加入者に関する情報も管理する必要がある。
レンジング方法Aでは、契約に基づく加入者宅へのONU設置(図4(a))とOLTへの体番号(S/N)登録(図4(b))とは連携して行われるので、オペレータ(通信事業者)は、加入者とONU体番号との対応を把握している。つまり、OLTのデータベースにONU体番号と加入者との対応、契約したサービス内容を設定することができる。したがって、OLTは、登録されているONUに対するレンジングプロセス完了後に、直ちに契約内容に応じたサービスを開始することができる。
一方、レンジング方法Bでは、図5にて説明したように、オペレータ(通信事業者)がOLTに接続したONUの体番号を知らなくても、ONUを運用状態にすることができるが、OLTのデータベースには、契約したサービス内容のみが設定されることになる。したがって、OLTは、取得した体番号がどの加入者に属するかを特定することができないので、契約済み加入者かどうかの判定や契約されたサービス内容の特定ができず、加入者のONU接続後に直ちにサービスを開始することができないという問題がある。
このような理由から従来のPONシステムでは、レンジング方法Aが採用されていたが、近年、加入者が量販店等からONUを購入し独自にOLTに接続するような環境(以降「端末開放環境」という)に対応できるようにすべきとの要請が高まっている。この要請に対してレンジング方法Aでは、通信事業者が宅内装置であるONUを管理しなければならないので、端末開放環境には対応できないという問題がある。
したがって、端末開放環境に対応できるレンジング方法Bを実施できるPONシステムの構築が必要となるが、端末開放環境下においてOLTが加入者をどのようにして特定できるようにするかが問題である。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、端末開放環境下において、加入者が購入して設置したONUについて自律的なレンジングを実施して直ちにサービスの開始が行えるPONシステムおよび加入者側装置接続方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、局側装置に対し光伝送路を介して複数のONU(Optical Network Unit)がそれぞれ接続されるPONシステムにおいて、新たなONUの接続を検出すると、当該新規接続のONUから取得した個体番号に基づいて当該新規接続のONUを運用状態とするレンジングプロセスを実行し、さらに、運用状態となった当該新規接続のONUに対して、加入者確認のためのパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを発行し、当該新規接続のONUよりパスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを取得する手段、および前記PLOAM応答メッセージのパスワードに基づいて、前記新規接続のONUに対してサービス提供を開始するかどうかを判定し、さらに当該新規接続のONUに対応するサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づいて、帯域設定およびコネクション設定のうち少なくとも一方を行う手段、を備えた局側装置と、前記局側装置から前記PLOAMメッセージを受信すると、前記パスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを返送する手段、を備えたONUと、を備えたことを特徴とする。
また、次の発明は、局側装置に対し光伝送路を介して複数のONU(Optical Network Unit)がそれぞれ接続されるPONシステムの加入者側装置接続方法において、前記局側装置は、新たなONUの接続を検出したとき、当該新規接続のONUについてのレンジングプロセスを実行し、さらに、当該新規接続のONUに対してパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを発行し、前記新規接続のONUは、前記局側装置からのPLOAMメッセージを受けてパスワードを通知するPLOAM応答メッセージを発行し、前記局側装置は、前記ONUからのPLOAM応答メッセージから取得したパスワードに基づいて、当該ONUに対してサービス提供を開始するかどうかを判定し、さらに、加入者およびサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づいて、帯域設定およびコネクション設定うちの少なくとも一方を行うことを特徴とする。
また、次の発明は、PONシステムにおいて光伝送路を介して複数の加入者側装置を接続する局側装置であって、新たな加入者側装置の前記光伝送路への接続を検出すると、当該新規接続の加入者側装置から取得した個体番号に基づいて当該新規接続の加入者側装置を運用状態とするレンジングプロセスを実行し、さらに、前記レンジングプロセス後の当該新規接続の加入者側装置に対して、加入者確認のためのパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを発行し、当該新規接続の加入者側装置よりパスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを取得する手段と、前記取得したパスワードに基づいて、前記新規接続の加入者側装置に対してサービス提供を開始するかどうかを判定し、さらに当該新規接続の加入者が契約しているサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づいて、帯域設定およびコネクション設定のうち少なくとも一方を行う手段と、を備えることを特徴とする。
また、次の発明は、PONシステムにおいて光伝送路を介して局側装置に接続する加入者側装置であって、個体番号を保持する手段と、加入者確認のためのパスワードを保持する手段と、局側装置のレンジングプロセスにおいて前記光伝送路を介して自装置の前記個体番号を送信し、前記レンジングプロセス後に前記局側装置からパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを受信すると、パスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを返送し、当該パスワードに基づいて、契約サービス内容の特定と、特定した契約サービス内容に基づいて帯域設定およびコネクション設定のうち少なくとも一方と、を行わせる物理レイヤ終端手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、局側装置は、つまりPONシステムでは、端末開放環境下において加入者が購入して設置した加入者側装置について自律的なレンジングを実施して直ちにサービスの開始が行えるプラグアンドプレイ機能を実現することができる。
図1は、従来のPONシステムの構成例を示すブロック図である。 図2は、図1に示すOLTとONUとの間で行われる通信形態を説明する概念図である。 図3は、図1に示すOLTが行う上り信号の送信タイミング制御を説明する図である。 図4は、図1に示すOpSを用いてオペレータ(通信事業者)がOLTにONUの体番号を登録する方法を説明する図である。 図5は、図1に示すOLTが自律的にONUの体番号を取得する方法を説明する図である。 図6は、この発明の実施の形態1であるPONシステムの構成を示すブロック図である。 図7は、図6に示すPONシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図である。 図8は、この発明の実施の形態2であるPONシステムの構成を示すブロック図である。 図9は、図8に示すPONシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図である。
以下に、本発明にかかるPONシステムおよび加入者側装置接続方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図6は、この発明の実施の形態1であるPONシステムの構成を示すブロック図である。図6に示すPONシステムは、局側装置(Optical Line Termination:以降、「OLT」と記す)600に対し、複数の加入者側装置(Optical Network Unit:以降、「ONU」と記す)620が光伝送路630を介して接続される構成である。そして、OLT600には、通信事業者が操作するオペレーションシステム(Operations System:以降「OpS」と記す)640が接続されている。
光伝送路630は、一端がOLT600に接続される一つの幹線光ファイバ631と、一端が複数のONU620にそれぞれ接続される複数の支線光ファイバ632と、幹線光ファイバ631の他端と複数の支線光ファイバ632の他端とを接続する光分岐結合器であるスプリッタ633とで構成されている。
OLT600は、OLT側の物理レイヤを終端する物理レイヤ終端機能部601と、物理レイヤ終端機能部601と外部の各種サービスノードとの接続を行うサービスノードインタフェース機能部602と、OLTの動作パラメータを保持するデータベース603と、以上の各部を監視制御してOLT内の各種設定を行う監視制御機能部604とを備えている。
ONU620は、ONU側の物理レイヤを終端する物理レイヤ終端機能部621と、図示しない端末と物理レイヤ終端機能部621との接続を行うユーザインタフェース機能部622と、物理レイヤ終端機能部621を監視制御してONU内の各種設定を行う監視制御機能部623と、ONU製造時に付与される体番号(シリアル番号)を保持し物理レイヤ終端機能部621の利用に供する体番号保持部624と、加入者が設定したパスワードを保持し物理レイヤ終端機能部621の利用に供するパスワード保持機能部625とを備えている。
この実施の形態1では、端末開放環境下において新規加入者を特定し直ちにサービスを開始するプラグアンドプレイ機能を実現する方法の一例として、物理レイヤの制御メッセージであるPLOAM(Physical Layer Operation and Maintenance)メッセージを用いる場合が示されている。
以下、図7を参照して、図6に示すPONシステムにて実現されるプラグアンドプレイ機能について説明する。なお、図7は、図6に示すPONシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図である。
図7において、手順T1では、加入者701と通信事業者702が契約し、通信事業者702が加入者701に対して10バイト以内のパスワードを発行する。
手順T2では、通信事業者702は、OpS640を操作して、加入者701に発行したパスワードと契約したサービス接続先、割当帯域などのサービス内容とをOLT600のデータベース603に設定する。
手順T3と手順T4では、加入者701は、通信事業者702が発行した10バイト以内のパスワードを購入したONU620のパスワード保持機能部625に入力し、その購入したONU620を加入者線(支線光ファイバ632)に接続する。
手順T5では、OLT600は、レンジング方法Bによるレンジングプロセスを実施する際に、新規ONUの接続有無を監視し、新たなONU620の接続を検出すると、その新規接続のONU620から体番号を取得し、識別情報を付与し、また遅延時間を設定し、ONU620を運用状態にする。
手順T6では、OLT600は、次いで、運用状態にしたONU620に対してパスワードを問い合わせる制御メッセージ(PLOAMメッセージ)であるRequest_passwordメッセージを送信する。
手順T7では、ONU620は、Request_passwordメッセージを受けて、PLOAMメッセージに定義された応答メッセージであるパスワード(Password)メッセージに手順T3にて設定したパスワードを含めて通知する。
手順8では、OLT600は、受け取ったPasswordメッセージからパスワードを取り出し、そのパスワードを検索キーとしてデータベース603を検索する。
手順T9では、OLT600は、データベース603に一致するパスワードが存する場合は、データベース603に設定されているサービス内容を取り出し、該当ONU620に対するコネクション設定、割当帯域設定を行う。これによって、新規接続のONU620を使用する加入者に対して、接続後直ちにサービスを開始することができる。
なお、データベース603に一致するパスワードがない場合には、未契約の加入者ということになるので、この場合には、OLT600は、該当ONUにはサービスを提供しないようにし、不正な使用を防ぐようにしている。
このように、実施の形態1によれば、OLTが自律的にレンジングを完了したONUに対して、パスワードを用いて加入者を特定するので、契約完了した加入者が量販店で購入したONUをネットワークに接続後直ちにサービス開始することができる。すなわち、端末開放環境下においてPONシステムに要求されるプラグアンドプレイ機能を実現することができる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2であるPONシステムの構成を示すブロック図である。なお、図8では、図6(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
すなわち、図8に示すように、この実施の形態2によるPONシステムでは、図6(実施の形態1)に示した構成において、ONU620に代えて、ONU820が設けられている。ONU820では、ONU620において、パスワード保持機能部625に代えて、加入者が設定する住所、氏名等の加入者情報が保持される加入者情報保持機能部825が設けられている。この加入者情報保持機能部825は、監視制御機能部623に接続されている。
この実施の形態2では、端末開放環境下において新規加入者を特定し直ちにサービスを開始するプラグアンドプレイ機能を実現する方法の他の例として、OLT・ONU間に設けられる監視制御チャネルの制御メッセージを用いる場合が示されている。
以下、図9を参照して、図8に示すPONにて実現されるプラグアンドプレイ機能について説明する。なお、図9は、図8に示すPONシステムにて実施される加入者側装置の接続手順を説明するシーケンス図である。
図9において、手順T10では、加入者901と通信事業者902が契約する。
手順T11では、通信事業者902は、OpS640を操作して、加入者901の住所、氏名等の加入者情報と、契約したサービス接続先、割当帯域などのサービス内容とをOLT600のデータベース603に設定する。
手順T12と手順T13では、加入者901は、購入したONU820の加入者情報保持機能部825に住所、氏名等の加入者情報を入力し、その購入したONU820を加入者線(支線光ファイバ632)に接続する。
手順T14では、OLT600は、レンジング方法Bによるレンジングプロセスを実施する際に、新規ONUの接続有無を監視し、新たなONU820の接続を検出すると、その新規接続のONU820から体番号を取得し、識別情報を付与し、また遅延時間を設定し、ONU820を運用状態にする。
手順T15では、OLT600は、次いで、運用状態にしたONU820との間で監視制御チャネルを設定する。
手順T16と手順T17では、設定した監視制御チャネルによる制御メッセージを用いて、OLT600はONU820に対して加入者情報を要求し、ONU820はOLT600に対して手順T12に設定した加入者情報を通知する。
手順T18では、OLT600は、受け取った加入者情報を検索キーとしてデータベース603を検索する。
手順T19では、OLT600は、データベース603に一致する加入者情報が存する場合は、データベース603に設定されているサービス内容を取り出し、該当ONU820に対するコネクション設定、割当帯域設定を行う。これによって、新規接続のONU820を使用する加入者に対して、接続後直ちにサービスを開始することができる。
なお、データベース603に一致する加入者情報がない場合には、未契約の加入者ということになるので、この場合には、実施の形態1と同様に、OLT600は、該当ONUにはサービスを提供しないようにし、不正な使用を防ぐようにしている。
このように、実施の形態2によれば、OLTが自律的にレンジングを完了したONUに対して、加入者情報を用いて加入者を特定するので、契約完了した加入者が量販店で購入したONUをネットワークに接続後直ちにサービス開始することができる。すなわち、実施の形態1と同様に、端末開放環境下においてPONシステムに要求されるプラグアンドプレイ機能を実現することができる。
ここで、PLOAMメッセージを使用する加入者特定方法では、使用できる制御メッセージのバイト数に制限があるので、実施の形態1にて説明したように、少ないバイト数で済むパスワードのみを用いることになる。
これに対して、実施の形態2によるOLT・ONU間の監視制御チャネルを使用する方法では、OLTとONUの間で交換する情報量に制限がなくなるので、パスワード以外に住所や氏名などより多くの情報をOLTとONUの間で交換して加入者を特定することができる。
以上のように、本発明にかかるPONシステムおよび加入者側装置接続方法は、加入者が任意に購入して設置した加入者側装置について自律的なレンジングを実施し、加入者とそのサービス内容の特定が行えるので、端末開放環境下においてPONシステムに要求されるプラグアンドプレイ機能を実現するのに好適である。
100,600 局側装置(OLT)
101,121,601,621 物理レイヤ終端機能部
102,602 サービスノードインタフェース機能部
103,603 データベース
104,123,604 監視制御機能部
120,120a,120b,120c,120d,120e,120f,120g,620,820 加入者側装置(ONU)
122,622 ユーザインタフェース機能部
124,624 体番号保持部
130,630 光伝送路
131,631 幹線光ファイバ
132,632 支線光ファイバ
133,633 スプリッタ
140,640 オペレーションシステム(OpS)
625 パスワード保持機能部
825 加入者情報保持機能部

Claims (4)

  1. 局側装置に対し光伝送路を介して複数のONU(Optical Network Unit)がそれぞれ接続されるPONシステムにおいて、
    新たなONUの接続を検出すると、当該新規接続のONUから取得した体番号に基づいて当該新規接続のONUを運用状態とするレンジングプロセスを実行し、さらに、運用状態となった当該新規接続のONUに対して、加入者確認のためのパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを発行し、当該新規接続のONUよりパスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを取得する手段、および
    前記PLOAM応答メッセージのパスワードに基づいて、前記新規接続のONUに対してサービス提供を開始するかどうかを判定し、さらに当該新規接続のONUに対応するサービス内容を特定し特定したサービス内容に基づいて、帯域設定およびコネクション設定のうち少なくとも一方を行う手段、
    を備えた局側装置と、
    前記局側装置から前記PLOAMメッセージを受信すると、前記パスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを返送する手段、
    を備えたONUと、
    を備えたことを特徴とするPONシステム。
  2. 局側装置に対し光伝送路を介して複数のONU(Optical Network Unit)がそれぞれ接続されるPONシステムの加入者側装置接続方法において、
    前記局側装置は、新たなONUの接続を検出したとき、当該新規接続のONUについてのレンジングプロセスを実行し、さらに、当該新規接続のONUに対してパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを発行し、
    前記新規接続のONUは、前記局側装置からのPLOAMメッセージを受けてパスワードを通知するPLOAM応答メッセージを発行し、
    前記局側装置は、前記ONUからのPLOAM応答メッセージから取得したパスワードに基づいて、当該ONUに対してサービス提供を開始するかどうかを判定し、さらに、加入者およびサービス内容を特定し、特定したサービス内容に基づいて、帯域設定およびコネクション設定うちの少なくとも一方を行う
    ことを特徴とするPONシステムにおける加入者側装置接続方法。
  3. PONシステムにおいて光伝送路を介して複数の加入者側装置を接続する局側装置であって、
    新たな加入者側装置の前記光伝送路への接続を検出すると、当該新規接続の加入者側装置から取得した体番号に基づいて当該新規接続の加入者側装置を運用状態とするレンジングプロセスを実行し、さらに、前記レンジングプロセス後の当該新規接続の加入者側装置に対して、加入者確認のためのパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを発行し、当該新規接続の加入者側装置よりパスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを取得する手段と、
    前記取得したパスワードに基づいて、前記新規接続の加入者側装置に対してサービス提供を開始するかどうかを判定し、さらに当該新規接続の加入者が契約しているサービス内容を特定し特定したサービス内容に基づいて、帯域設定およびコネクション設定のうち少なくとも一方を行う手段と、
    を備えることを特徴とする局側装置。
  4. PONシステムにおいて光伝送路を介して局側装置に接続する加入者側装置であって、
    体番号を保持する手段と、
    加入者確認のためのパスワードを保持する手段と、
    局側装置のレンジングプロセスにおいて前記光伝送路を介して自装置の前記体番号を送信し、前記レンジングプロセス後に前記局側装置からパスワードを問い合わせるPLOAMメッセージを受信すると、パスワードメッセージとしてPLOAM応答メッセージを返送し、当該パスワードに基づいて、契約サービス内容の特定と、特定した契約サービス内容に基づいて帯域設定およびコネクション設定のうち少なくとも一方と、を行わせる物理レイヤ終端手段と、
    を備えることを特徴とする加入者側装置。
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