WO2004013994A1 - 多チャンネル放送システム - Google Patents

Abstract

パーソナルコンピュータを使用し、空港の出発ロビーに設置した複数の表示装置に放送コンテンツを表示させる放送システムであって、放送コンテンツを作成するパーソナルコンピュータと、該パーソナルコンピュータで作成した放送コンテンツを蓄積するデータサーバと、該データサーバから送られた放送コンテンツを配信する画像配信サーバと、該画像配信サーバから送られた放送コンテンツをそれぞれの表示装置に表示指示するビジョンコントローラと、空港のダイヤ情報を受信できる受信手段とを備え、前記複数の表示装置に、それぞれ目的地毎の放送コンテンツを表示させ、前記ダイヤ情報により前記目的地毎の放送コンテンツを切り替える構成にしたことにより、空港の各出発ロビーのそれぞれに目的地毎の異なる情報を提供し、飛行機の離陸に伴って、表示装置に表示される情報を切り替えることができるようにすることができるようにする。

Description

明 細 書 多チャンネル放送システム 技術分野

本発明は、 空港のロビー等に備えられる表示装置に画像を表示させる放送シス テムであって、 ダイヤ情報を受信することによって、 表示させる画像を切り替え られるようにした多チャンネルの放送システムに関するものである。 背景技術

この種の放送システムに関する技術としては、 特開平 1 0— 1 8 7 1 0 7公報 に開示された情報表示システム、 表示スケジュール作成装置、 案内情報管理装置 の技術が公知になっている。

この公知技術においては、 静止画像及び動画像の少なくとも一方を含んで構成 される複数の案内情報が蓄積された蓄積装置と、 表示領域を有する情報表示手段 と、 個々の表示領域への表示対象となる案内情報を前記蓄積装置から繰り返し取 得するとともに取得した案内情報を前記表示領域へ送出する案内情報管理装置と を備え、 同一時間帯に一または複数の案内情報が前記表示領域において切換表示 されるようにした情報表示システムであり、 広告用のポスターや看板に換えて、 情報表示装置を用いて広告を行おうとするシステムである。

このシステムを使用する場所としては、 例えば、 駅、 デパート、 病院、 学校、 会社等の不特定多数の人が集まる場所に使用するものであり、 1箇所のスペース で複数種の案内情報やユーザ定義情報を繰り返し表示させ、 見ている者が飽きな いようにしたものである。

ところで、 空港のような場所においては、 出発する前に、 目的地に関係する案 内等の情報をより多く知リたいという要望があリ、 各出発口ビ一のそれぞれに目 的地毎の情報を提供できることが望ましい。

しかしながら、 空港の出発ロビーは、 常に同一の目的地の人々の搭乗に利用さ れるものではなく、 飛行機が離陸してしまえば、 前記出発ロビーは、 他の目的地 に行く人々の搭乗に利用されるようになり、 飛行機が離陸した後は、 放送コンテ ンッを切り替えて、 目的地に合わせた情報を常に提供することが好ましいが、 飛 行機の運航時間は、 予定していた時間とズレることが多く、 予定通りにならない ことがある。

また、 前記特開平 1 0— 1 8 7 1 0 7公報の公知技術は、 空港のように、 目的 地毎に異なる情報を提供し、 飛行機の離陸に伴って、 情報表示装置に表示される 情報を切り替えるということが考慮されていないため、 ユーザ入力用端末を使用 することにより、 一時的に情報を追加することはできるが、 飛行機の運航時間が 予定していた時間とズレた場合には、 表示させたい情報に切り替えることができ ないという問題を有する。

従って、 従来のコンピュータを使用した放送システムにおいては、 空港の各出 発ロビーのそれぞれに目的地毎の異なる情報を提供し、 飛行機の離陸に伴って、 表示装置に表示される情報を切り替えることができるようにすることに解決しな ければならない課題を有する。 発明の開示

上記した従来例の課題を解決する具体的手段として本発明に係る発明として、 パーソナルコンピュータを使用し、 空港の出発口ビーに設置した複数の表示装置 に放送コンテンッを表示させる放送システムであって、 放送コンテンツを作成す るパーソナルコンピュータと、 該パーソナルコンピュータで作成した放送コンテ ンッを蓄積するデータサーバと、 該データサーバから送られた放送コンテンツを 配信する画像配信サーバと、 該画像配信サーバから送られた放送コンテンツをそ れぞれの表示装置に表示指示するビジョンコントローラと、 空港のダイヤ情報を W 200

3 受信できる受信手段とを備え、 前記複数の表示装置に、 それぞれ目的地毎の放送 コンテンツを表示させ、 前記ダイヤ情報により前記目的地毎の放送コンテンツを 切り替える構成にしたことを特徴とする多チャンネル放送システムを提供するも のである。

この発明において、 前記放送コンテンツは、 動画像のコンテンツ及び ま たは静止画像のコンテンッからなること ； 動画像のコンテンツと静止画像の コンテンツとを同期させ、 該静止画像のコンテンツの表示を前記動画像のコ ンテンッの表示に合わせて表示させること ；放送回数の履歴を記録できるよ うにしたこと ； を付加的な要件として含むものである。

本発明に係る多チャンネル放送システムは、 パーソナルコンピュータを使用し て放送コンテンツを作成し、 該放送コンテンツをデータサーバに蓄積し、 該デー タサーバから送られた放送コンテンツを画像配信サーバで配信し、 該画像配信サ ーバから送られた放送コンテンツをビジョンコントローラによリそれぞれの表示 装置に表示指示し、空港の少なくとも出発口ビーに設置された複数の表示装置に、 それぞれ目的地毎の放送コンテンツを表示させ、 空港のダイヤ情報を受信できる 受信手段を確認することにより、 前記目的地毎の放送コンテンツを切り替えるよ うにしたため、 空港の各出発ロビーのそれぞれに目的地毎の異なる情報を提供で き、 飛行機の離陸に伴って、 表示装置に表示される情報を切り替えることができ るようになるのである。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の実施の形態に係る多チャンネルの放送システムのフローチ ヤートである。

第 2図は、 同多チャンネルの放送システムの全ての放送コンテンツの時間を 1 5秒にした場合における、 編成 '放送スケジュールの設定の一例である。 発明を実施するための最良の形態

次に、 本発明を具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。

本発明の実施の形態に係る多チャンネルの放送システムのフローチヤ一トを第 1図に示す。 多チャンネル放送システムは、 例えば、 空港の少なくとも出発ロビ —に設置され、 更に、 到着ロビー、 案内所または空港の着駅等においても設置さ れる複数の表示装置に情報を表示させる放送システムであリ、 放送コンテンッの 作成及び管理と、 編成スケジュールの設定と、 放送スケジュールの設定及び管理 と、 ユーザー登録及び管理と、 統計情報処理と、 インタ一ネッ トによるサービス との全てをパーソナルコンピュータを使用して行うことができるものである。 こ のネッ トワークには、 例えば、 イーサネッ ト （登録商標） 等の通信回線を使用す る。

この放送コンテンッとしては、 目的地毎の動画像のコンテンツ及び/または静 止画像のコンテンツを扱うものである。 この動画像のコンテンツとしては、 例え ば、飛行機の目的地の情報若しくは観光名所案内、ショッビング情報、空港情報、 航空会社の宣伝、搭乗案内、または一般的な宣伝広告若しくはニュース等であり、 静止画像のコンテンツとしては、 前記動画像のコンテンツに関係した文字情報等 である。

第 1図の動画■音声コンテンツ （動画像のコンテンツ） の作成 f 1 と、 文字■ グラフィックコンテンツ （静止画像のコンテンツ） の作成 f 2との放送コンテン ッを、 パーソナルコンピュータの手動または自動的に処理されるソフトウェアを 使用して作成している。 この場合、 文字■グラフィックコンテンツ （静止画像の コンテンツ） としては、 必ずしも静止している画面のみに限定されるものではな く、 例えば、 文字 'グラフィックコンテンツの上下左右スクロールまたは点滅等 の表示を含むものである。

放送コンテンツの時間は、 それぞれ別々にすることもできるが、 例えば、 1つ あたりの放送コンテンツの時間を略 1 5秒程度に決めてしまっても良く、 その場 合は、 編成■放送スケジュールの設定 3を容易にすることができる。 編成 '放送 スケジュールの設定 3においては、 各ロビー毎の目的地に応じて、 編成■放送ス ケジュールを作成する。

これら動画■音声コンテンツの作成 f 1 と、 文字■ グラフィックコンテンツの 作成 f 2と、 編成■放送スケジュールの設定 f 3とで作成した情報は、 データサ ーバ f 4に送られる。

データサーバ f 4では、 送られてきた動画■音声コンテンツ f 5と、 文字 ·グ ラフィックコンテンツ f 6と、 編成 '放送スケジュール f 7との情報を保存■蓄 積し、 送られてきた動画■音声コンテンツ f 5と、 文字■グラフィックコンテン ッ f 6との情報から放送コンテンツの属性 f 8、 即ち、 動画 '音声コンテンツの 時間のデータ及び または文字■グラフィックコンテンツの時間のデータを得て いる。

この送られてきた動画■音声コンテンッ f 5は、 文字■グラフィックコンテン ッの作成 f 2にフィードバックすることができ、 動画■音声コンテンツの時間的 なタイミングと、 文字■ グラフィックコンテンツの時間的なタイミングとを合わ せることができるようになっている。

これによリ、 動画像のコンテンツが切り替わるのと同時に静止画像のコンテン ッも切り替えることができ、 例えば、 1つの放送コンテンツ内であっても、 動画 像が切り替わったときに、 それまで表示されていた静止画像を前記切り替わった 動画像に合わせて静止画像も切り替えることができるようになるのである。 データサーバ f 4に保存■蓄積された動画■音声コンテンツ f 5と、 文字 'グ ラフィックコンテンツ f 6と、 編成■放送スケジュール f 7と、 放送コンテンツ の属性 f 8との情報は、 画像配信サーバ f 9に送られる。

画像配信サーバ f 9に送られた編成 '放送スケジュール f 1 0の内容は、 ビジ ヨンコントロ一ラ f 1 1に通知 f 1 2され、 該ビジョンコン卜ローラ f 1 1は、 前記編成 '放送スケジュールの内容の通知 f 1 2にしたがって、 前記画像配信サ ーバ f 9の記憶装置から、 動画■音声コンテンツ f 1 3と、 文字 'グラフィック コンテンツ f 1 4と、 放送コンテンツの属性 f 1 5との情報を読み出し、 複数の 表示装置 f 1 6に放送コンテンツの表示指示をする。

この表示装置 f 1 6は、 例えば、 表示装置の上部側を L E Dの表示板にし、 下 部側をプラズマディスプレイにして、これらを組み合わせた表示装置にしておリ、 前記 L E Dの表示板には、 静止画像のコンテンツを表示させ、 前記プラズマディ スプレイには、 動画像のコンテンツを表示させる。

これら動画像のコンテンツと静止画像のコンテンツとは、 時間的なタイミング とが合わせられて作成され、 放送コンテンツの属性 f 1 5によって同期されてい るため、 前記静止画像のコンテンツの表示を前記動画像のコンテンツの表示に合 わせて表示させることができるのである。

空港には、 複数の出発ロビーが備えられていることがある。 このように複数の 出発ロビーがあり、 それぞれの出発ロビーに表示装置 f 1 6を設置させる場合に は、 それぞれ出発口ビー毎の表示装置 f 1 6 a、 f 1 6 b · ■ ■ f 1 6 nに、 そ れぞれ目的地毎の放送コンテンツを表示させることができるのである。

多チャンネル放送システムは、 空港側からのダイヤ情報を受信できるようにし ており、 空港のダイヤ情報を受信した結果は、 空港ダイヤ情報受信結果通知 f 1 7によって編成スケジュール内容通知 f 1 2に通知され、 該編成スケジュール内 容通知 f 1 2からビジョンコントローラ f 1 1に通知される。 このビジョンコン 卜ローラ f 1 1についても、 パーソナルコンピュータを使用することによって処 理をすることができる。

そして、 ビジョンコントローラ f 1 1において、 前記ダイヤ情報により飛行機 の離陸を確認した場合には、 放送していた目的地毎の放送コンテンツを、 各出発 口ビー毎に次の飛行機の目的地毎の放送コンテンッに切リ替える。

このように、 本発明に係る多チャンネル放送システムにおいては、 飛行機の離 陸に伴って、 表示装置に表示される目的地毎の放送コンテンツを、 切り替えられ た目的地毎の放送コンテンッに、 各出発口ビー毎に切リ替えことができるように なるのである。

ビジョンコントローラ f 1 1は、 放送コンテンツを放送したことを画像配信サ ーパ f 9に知らせ、 該画像配信サーバ f 9は、 それぞれの放送コンテンツの放送 回数を放送回数レコード f 1 8に記録する。

この放送回数レコード f 1 8は、 データサーバ f 4に送られ、 データサーバ f 4では、 放送回数履歴レコード f 1 9を作成する。 データサーバ f 4は、 端末装 置に前記放送回数履歴レコード f 1 9を送信することにより、 この多チャンネル 放送システムの管理者は、 前記放送回数履歴レコード f 1 9に基づいて放送回数 履歴を記録 '管理 f 2 0できるようになる。

このように、 放送回数履歴を記録■ 管理 f 2 0することにより、 例えば、 放送コンテンツとして、 宣伝広告等を放送した場合には、 1 ヶ月毎の放送の 回数の履歴を確認し、 前記宣伝広告等に対する請求等が容易に行えることが できるようになるのである。

1 つあたりの放送コンテンツの時間を 1 5秒にした場合における、 各ロビ 一毎の目的地に応じて編成■放送スケジュールの設定の例 （国内線） を第 2 図に基づいて以下に示す。

第 2図においては、 目的地の情報として、 Aはサービスプロフィール、 B は県行政枠、 Cは市町村行政枠であり、共通情報として、 Dは一般ニュース、 Eは経済情報、 Fはスポーツニュース、 Gはバラエティー情報、 Hはェアポ 一ト情報、 I は航空会社搭乗案内であり、宣伝広告（コマーシャル） として、 Jは企業コマーシャルを示してある。

このように、 全ての放送コンテンツの時間を 1 5秒にすることによって、 編成■放送スケジュールの設定を容易にでき、 且つ放送回数のカウントも容 易になるのである。

そして、 ダイヤ情報により飛行機の離陸を確認した場合には、 放送してい た目的地毎の放送コン亍ンッを、 各出発ロビー毎に次の飛行機の目的地毎の 放送コンテンツに切り替える、 即ち、 前記目的地の情報のサービスプロフィ —ル Aと、 県行政枠 Bと、 市町村行政枠 Cとを切り替えることによって、 各 口ビー毎に備えられている表示装置の表示を次の飛行機の目的地毎の放送コ ンテンッに切り替えることができるのである。

また、宣伝広告の企業コマーシャル Jを放送する時間については、例えば、 全ての口ビーの表示装置の表示を前記宣伝広告の企業コマーシャル Jにする ことによって、 宣伝の効果を高くすることができるようになるのである。 なお、 本発明に係る多チャンネル放送システムを使用する場所は、 空港に限ら れるものではなく、 例えば、 駅、 道の駅または自治体内等の案内若しくは広告等 に使用することもできる。 産業上の利用可能性

以上説明したように、 本発明に係る多チャンネル放送システムは、 パーソナル コンピュータを使用し、 空港の出発ロビーに設置した複数の表示装置に放送コン テンッを表示させる放送システムであって、 放送コンテンッを作成するパーソナ ルコンピュータと、 該パーソナルコンピュータで作成した放送コンテンツを蓄積 するデータサーバと、 該データサーバから送られた放送コンテンツを配信する画 像配信サーバと、 該画像配信サーバから送られた放送コンテンツをそれぞれの表 示装置に表示指示するビジョンコントローラと、 空港のダイヤ情報を受信できる 受信手段とを備え、 前記複数の表示装置に、 それぞれ目的地毎の放送コンテンツ を表示させ、 前記ダイヤ情報により前記目的地毎の放送コンテンツを切り替える 構成にしたことによって、 空港の各出発口ビー毎のそれぞれの目的地毎に異なる 情報を提供でき、 飛行機の離陸に伴って、 表示装置に表示される情報を切り替え ることができるという優れた効果を奏する。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . パーソナルコンピュータを使用し、 空港の出発ロビーに設置した複数の 表示装置に放送コンテンッを表示させる放送システムであって、

放送コンテンッを作成するパーソナルコンピュータと、

該パーソナルコンピュータで作成した放送コンテンッを蓄積するデータサ ーバと、

該データサーバから送られた放送コンテンッを配信する画像配信サーバと. 該画像配信サーバから送られた放送コンテンッをそれぞれの表示装置に表 示指示するビジョンコントローラと、

空港のダイヤ情報を受信できる受信手段とを備え、

前記複数の表示装置に、 それぞれ目的地毎の放送コンテンッを表示させ、 前記ダイヤ情報によリ前記目的地毎の放送コンテンッを切リ替える構成に したこと

を特徴とする多チャンネル放送システム。

2 . 前記放送コンテンツは、

動画像のコンテンツ及び または静止画像のコンテンッからなること を特徴とする請求の範囲第 1項に記載の多チャンネル放送システム。

3 . 動画像のコンテンツと静止画像のコンテンッとを同期させ、

該静止画像のコンテンツの表示を前記動画像のコンテンツの表示に合わせ て表示させること

を特徴とする請求の範囲第 2項に記載の多チャンネル放送システム。

4 . 放送回数の履歴を記録できるようにしたこと を特徴とする請求の範囲第 1項に記載の多チャンネル放送システム。