WO1999005219A1 - Agent ignifuge, resistant a la deterioration thermique, composition de resine et article moule - Google Patents

Agent ignifuge, resistant a la deterioration thermique, composition de resine et article moule Download PDF

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Keiko Kazuki
Takeshi Imahashi
Akira Okada
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals

Definitions

  • hydrotalcite-based compound particles with synthetic resin and pass the V-0 standard with a thickness of 1/8 inch to 1/16 inch in UL-94 flame retardant standard
  • the compounding of such a relatively large amount of hydrated talcite compound particles promotes deterioration of the molded article due to heating during molding and heating during use, and promotes the original physical properties of the molded article, especially the Izod impact strength and elongation. This causes a problem that the tensile strength and the like are reduced.
  • high-purity hydrotalcite-based compound particles containing a certain amount or less of iron compounds and manganese compounds as impurities and having an average secondary particle diameter of 2 or less ( In other words, this means that most of the particles are primary particles that are not secondary agglomerated.)
  • an alkaline raw material industrial caustic soda is suitable, and natural lime is difficult to purify and is not preferred.
  • a raw material for carbonate ions industrial sodium carbonate or carbon dioxide can be used.
  • the composition in various raw materials, particularly the contents of the iron compound and the manganese compound will be specifically described in Examples described later.
  • the materials of various devices will be specifically described.
  • phosphoric esters such as alkali metal salts or amine salts; vinyl ethoxysilane, vinyl tris (2-methoxy-ethoxy) silane, gamma-methacrylonitrile criproxy vir trimethoxy silane, gamma-amino propyl trimethoxy silane, Evening— (3,4-epoxycyclohexyl) silane coupling agents such as ethyltrimethoxysilane, gamma-glycidoxypropyltrimethoxysilane, and gamma-mercaptopropyltrimethoxysilane; isopropyl triisostearoyl titanate Titanate-based coupling agents such as isopropyl tris (dioctyl pyrophosphate) titanate, isopropyl tri (N-aminoethyl-aminoethyl) titanate, and isopropyl pyrtridec
  • thermoplastic resins are polyolefins or copolymers thereof, which are excellent in the effect of preventing thermal degradation by the hydrotalcite compound particles and have excellent mechanical strength retention properties.
  • Polypropylene resin such as ethylene propylene copolymer, high density polyethylene, low density polyethylene, linear low density polyethylene, ultra low density polyethylene, EVA ( Polyethylene resins such as Tylene vinyl acetate resin), EEA (Ethylene ethyl acrylate resin), EMA (Ethylene methyl acrylate copolymer resin), EAA (Ethylene acrylate copolymer resin), Ultra high molecular weight polyethylene , and polybutylene polymethylpentene, poly 4-methyl pentene - a polymer or a copolymer of one C 2 -C 6 such as Orefin (alpha-ethylene).
  • the synthetic resin used in the present invention is not limited at all by the production method.
  • any polymerization catalyst such as the Ziegler method, the Chidara * nuts method, the Friedel-Crafts method, the meta-mouth method, the Phillips method, and the like.
  • Raw material tank (for caustic soda): SUS 304
  • Example 1 5 Comparative Example 1 11 Name of hydrotalcite compound particles A—I B-I Days until whitening 23 5

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Description

明 細 書 耐熱劣化性難燃剤、 樹脂組成物および成形品 発明の属する技術分野
本発明は、 特定の性状を有するハイドロタルサイト類化合物粒子よりなる耐熱 劣化性難燃剤およびそれを一定割合配合した耐熱劣化性および難燃性を有する合 成樹脂組成物に関する。 さらに詳しくは、 合成樹脂の加熱成形加工時における熱 劣化が殆ど無く、 樹脂に対して卓越した耐熱劣化性および難燃性を付与できる特 定性状のハイドロタルサイト類化合物粒子よりなる耐熱劣化性難燃剤並びにそれ を一定割合配合した樹脂組成物に関する。
さらに具体的には、 本発明は、 耐熱劣化性難燃剤を比較的多量配合した樹脂組 成物および成形品において、 成形時または使用時に熱に対して樹脂の熱劣化によ る物理的強度の低下が少なく、 また成形品の熱劣化による成形品の白化が起こり にくい樹脂組成物および成形品に関する。 また本発明は粒子の分散性がよく、 非 凝集性に優れ、 成形適性が良好でかつ耐衝撃強度の如き物理的性質が優れた樹脂 組成物および成形品に関する。
従来の技術
合成樹脂に対する難燃性の要求は、 年々増加し、 且つ厳しくなつている。 この ような難燃化の要求に応えるべく、 従来有機ハロゲン化物と三酸化ァンチモンと を併用する難燃剤が提案され、 巾広く実施されてきた。 しかし、 この難燃剤は、 成形加工時に一部分解してハロゲンガスを発生し、 このため加工および成形機を 腐食させる、 作業者に対し毒性がある、 樹脂およびゴムの耐熱性あるいは耐候性 に対し悪影響を及ぼす、 用済み後の成形品の燃焼時に有害ガスを含む多量の煙を 発生する等の種々の問題を有していた。
このため、 上記問題を有しない非ハロゲン系難燃剤に対する要求が強まり、 例 えば水酸化アルミニゥム粒子や水酸化マグネシゥム粒子等が注目されるようにな つた。
しかし、 水酸化アルミニウム粒子は、 約 1 9 0 °Cの温度から脱水を開始して 成形品に発泡トラブルを生ずるため、 成形温度を 1 9 0 °C未満に保持する必要 があり、このため適用できる樹脂の種類が限定されるという問題点を有している。 一方、 水酸化マグネシウム粒子は、 脱水開始温度が約 3 4 0 °Cであるため、 殆んどの樹脂の適用できるという利点を有している。 しかしながら水酸化マグネ シゥムからなる難燃剤を高濃度で充填した合成樹脂成形品が長時間炭酸含有水、 酸'性雨等にさらされると、 製品表面に酸に溶解した水酸化マグネシウムが、 例え ば炭酸マグネシゥム、塩基性硫酸マグネシゥム等の形で析出して表面を白化させ、 成形品外観を損なうとともに、 樹脂中にあった水酸化マグネシウムが製品表面に 徐々に移行し、 本来有すべき難燃性が低下するという問題を生ずる。
他方八ィドロタルサイト類化合物粒子は耐酸性が良好であるので、 難燃剤とし て開発された (特開昭 5 2 - 9 0 1 9 2号公報)
しかし、 前記ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 樹脂に配合して難燃性成形 品として適した性質を有しているが、 最近の要求特性の増大と共に、 なお解決す べき問題があることが判明してきた。
すなわち、 合成樹脂にハイドロタルサイト類化合物粒子を配合し、 U L— 9 4 難燃規格で、 厚さ 1 / 8インチから 1 / 1 6インチで V—0の基準に合格するた めには、 樹脂 1 0 0重量部に対し、 ハイドロタルサイト類化合物粒子を約 1 5 0 〜2 5 0重量部配合する必要がある。 このような比較的多量のハイド口タルサイ ト類化合物粒子の配合は、 成形時の加熱や使用時の加熱による成形品の劣化を促 進し、 成形品本来の物性、 殊にアイゾット衝撃強度、 伸び、 引張強度等を低減さ せるという問題を生ずることになる。
本発明は、 上記問題を解決し、 ハイド口タルサイト類化合物粒子よりなる新し い優れた耐熱劣化性難燃剤およびそれを配合した耐熱劣化性難燃性樹脂組成物を 提供することを目的とする。
本発明者らは、 前記目的を達成するために、 ハイド口タルサイト類化合物粒子 の純度および物性について研究を重ねた。 その結果、 ハイドロタルサイト類化合物粒子中の不純物としての特定金属化合 物の量および平均 2次粒子径の値が、 相互に樹脂の熱劣化性に影響を与えている ことが判明し、 これらを或る特定値とすることにより優れた耐熱劣化性を有する 難燃剤となりうることを見出し、 本発明に到達した。
ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 その製造過程において、 主としてその原 料中に種々の不純物を含有しており、 その不純物がハイドロタルサイト類化合物 粒子中に固溶体あるいは夾雑物として混入している。
すなわち、 ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 工業的にはマグネシウム原 料、 アルミニウム原料およびアルカリ原料を主原料として製造され、 これら原料 は大部分天然資源もしくはその加工処理物に依存している。 そのため、 これら原 料中には、 多くの種類の金属化合物や非金属化合物を含有しており、 これら原料 はコス卜が許容する範囲で精製して使用されるが、 それでも多くの種類の不純物 の混入は避けることができない。
また、 その製造工程において、 反応装置、 貯蔵容器、 輸送配管、 晶折器および 粉砕機などの各種装置の材質に起因する金属の溶出および混入は少なからず起こ る。
本発明者らは、 原料から混入し、 また製造工程から混入するハイド口タルサイ ト類化合物に含まれる多くの種類の不純物において、樹脂の成形加工時の熱劣化、 物性低下および成形品の使用時の熱劣化に影響を及ぼす成分およびその量につい て研究を進めたところ、 種々の不純物中、 鉄化合物およびマンガン化合物が微量 存在すると、 それらが夾雑物としてばかりでなく、 固溶体と-して含有されている 場合でさえも、 樹脂の熱劣化に影響を与えることが見出された。
その上ハイドロタルサイト類化合物粒子は、 これら特定の不純物が熱劣化に顕 著な作用を発現するには、 その含有量を一定以下とすることの他に、 粒子径も影 響していること、 従って樹脂に配合して極めて熱劣化の少ない組成物を得るため のハイド口タルサイト類化合物粒子は、 ( i ) 特定金属化合物の量を一定以下と すること、 および (i i) 平均 2次粒子径を一定以下とすること (つまりほとんど の、粒子が 2次凝集していない粒子であること) が必要であることが見出された。 かくして本発明者らの研究によれば、 不純物としての鉄化合物およびマンガン 化合物を一定量以下含む高純度のハイドロタルサイト類化合物粒子であって、 か つ平均 2次粒子径の値を 2 以下 (すなわち、 このことは殆どの粒子は 2次 凝集していない 1次粒子であることを意味する) とすることによって、 熱劣化に よる物性低下の少ない樹脂組成物および成形品が得られることが判明した。
課題を解決するための手段
本発明によれば、 前記本発明の目的は、 (a) 合成樹脂に対して、
( b ) ( i ) レーザ一回折散乱法で測定された平均 2次粒子径が 2 m以下であ り、
(ii) 鉄化合物およびマンガン化合物の含有量が合計で、 金属に換算して 0. 0 2重量%以下である、
下記式 (1) で表される八イド口タルサイト類化合物粒子を (a) および (b) の合計重量に対して 1 0重量%を越え 80重量%以下配合していることを特徴と する耐熱劣化性を有する難燃性合成樹脂組成物によって達成される。
χΑ1χ(0Η)2Αη - x/n'm 0 (1)
但し式中、 Mは Mgおよび Zまたは Znを示し、 An—は n価のァニオンを示し、 x、 および mは、 それぞれ下記条件を満足する正数を示す。
0 < X < 0.5 , 0 ≤ m < 1
さらに本発明によれば、 他の目的は、 前記ハイド口タルサイト類化合物よりな る耐熱劣化性難燃剤により達成される。
以下本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明におけるハイドロタルサイト類化合物粒子は、 化学的には下記一般式 ( 1) で表される。
M,一 XA1X(0H) 2A"-s/n-mH,0 (1)
但し式中、 Mは Mgおよび/または Znを示し、 An—は n価のァニオンを示し、 x、 および mは、 それぞれ下記条件を満足する正数を示す。
0 < X < 0.5 , 0 ≤ m < 1
前記一般式 (1) において、 . Mは Mgおよび/または Znを示すが、 Mは Mg単独 あるいは Mgと Znとの混合体 (固溶体) であるのが好ましい。 Mが Mgと Znとの 混合体の場合、 Znは Mgに対し当量以下であるのが好ましい。
また式 (1) において、 x、 および mは下記条件を満足するのがより好ましい。
0.1 < X < 0.4 0 ≤ m < 0.7
さらに式 (1) において An1ま n価のァニオンであり、 通常ハイド口タルサイ ト類化合物におけるァニオンであればよく、 具体的には、 C03 2—、 N03-、 HP04 2—、 OH— や S、 Si、 Bの酸素酸ァニオンが好ましい例として挙げられ、 特に CO/—であるの が好ましい。
前記ハイドロタルサイ卜類化合物粒子は、 レーザー回折散乱法で測定された平 均 2次粒子径が 2 //m以下であること、 つまりほとんどの粒子は 2次凝集して いない 1次粒子であることにより目的の達成のために必要であり、好ましくは 0. 4〜1.0 mの平均 2次粒子径を有している粒子である。
さらにハイドロタルサイト類化合物粒子は、 BET法による比表面積が 1〜3 Om2Zg、 好ましくは 3〜2 Om2/gのものが適当である。 その上ハイド口夕 ルサイ卜類化合物粒子は BET法による比表面積/ブレーン法による比表面積の 比が 1〜 6、 好ましくは 1〜 3であるものが樹脂に対する分散性が良好であり好 ましい。
さらに、 本発明のハイド口タルサイト類化合物粒子は、 不純物として鉄化合物 およびマンガン化合物の合計量が金属として換算 (Fe+Mn) して 0. 02重 量%以下、 好ましくは 0.01重量%以下のものである。
本発明のハイドロタルサイト類化合物粒子は、 前記したように不純物として金 属換算 (Fe+Mn) の合計量が前記範囲であるが、 さらに好ましいのは、 コバ ルト化合物、 クロム化合物、 銅化合物、 バナジウム化合物およびニッケル化合物 の含有量も含めて重金属化合物の金属としての含有量が、 前記範囲であることが 望ましい。 すなわち、 ハイド口タルサイ卜類化合物粒子は、 金属として (Fe + Mn + C o + C r +CU+V + N i ) 合計含有量が 0. 02重量%以下、 好まし くは 0.01重量%以下であるのがー層有利である。
八ィドロタルサイト類化合物粒子中の鉄化合物およびマンガン化合物の含有量 が多い程、 配合した樹脂の熱安定性を著しく低下させる原因となる。 しかし、 鉄 化合物およびマンガン化合物の合計量が前記範囲を満足するのみで樹脂の耐熱劣 化性が優れ、 樹脂の物性低下が損なわれないというわけではなく、 その上に、 前 記平均 2次粒子径が前記範囲を満足することが必要である。 粒子の平均 2次粒子 径が大きくなる程、 樹脂との接触面が減り熱安定性は良くなるが、 機械的強度が 低下したり、 外観不良という問題が生じてくる。
さらにハイドロタルサイト類化合物粒子は、 B E T法により測定された比表面 積が 30m2/ gを超えると樹脂に対する分散性が低下し熱安定性も低くなる。
前記したように、 ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 ( i ) 化学構造式が前 記一般式 (1 ) で表され (Π ) 平均 2次粒子径、 (i i i ) 比表面積および (iv) 鉄 化合物およびマンガン化合物の合計含有量 (またはさらに他の金属化合物の合計 量) 力 前記範囲であれば、 樹脂との相溶性、 分散性、 非凝集性、 成形およびカロ ェ性、 成形品の外観、 機械的強度、 耐熱劣化性および難燃性等の諸特性を満足す る樹脂組成物が得られる。
本発明のハイド口タルサイト類化合物粒子を製造する方法は、 ( i ) 〜 (iv) の要件を満足するハイドロタルサイト類化合物粒子が得られる限り、 その方法や 条件は何等制限されない。 ハイドロタルサイト類化合物粒子を得るための原料お よび製造条件はそれ自体公知であり、 基本的には、 公知の方法に従って製造する ことができる (例えば特公昭 4 6 - 2 2 8 0号公報およびその対応する米国特許 第 3 6 5 0 7 0 4号明細書;特公昭 4 7 - 3 2 1 9 8号公報およびその対応する 米国特許第 3 8 7 9 5 2 5号明細書;特公昭 5 0— 3 0 0 3 S号公報;特公昭 4
8 - 2 9 4 7 7号公報および特公昭 5 1 - 2 9 1 2 9号公報)。
一方ハイドロタルサイト類化合物粒子を工業的規模で多量に生産するために使 用される原料は、 アルミニウム源として硫酸アルミニウムおよび水酸化アルミ二 ゥム、 マグネシウム源として塩化マグネシウム (ブライン、 イオン苦汁)、 アル カリ源として石灰 (またはその消化物) が代表例として挙げられ、 これらは大部 分天然資源もしくはその処理物である。
これらのハイドロタルサイト _類化合物粒子の工業的原料は、 そのほとんどは後 述するように、 鉄化合物やマンガン化合物などの不純金属化合物を少なからず含 有しており、これら原料を使用して得られたハイドロタルサイト類化合物粒子は、 これら不純金属化合物を固溶体としてあるいは不純物として含有しており、 簡単 な手段では除去できない。
また不純金属化合物の含有量が少ない原料 (これらは一般に高価である) を使 用した場合であっても、 工業規模で多量にハイドロタルサイト類化合物粒子を製 造すると、 反応装置、 貯槽タンク、 輸送配管、 晶折器、 粉砕機および乾燥器など の装置からの材質成分の混入は避けられない。 ハイドロタルサイ卜類化合物粒子 の製造工程は、 アル力リ条件下の反応および長時間の加熱熟成の工程が含まれて おり、 装置の材質として特別の配慮をしない限り、 鉄化合物などの不純金属化合 物の混入は起こる。
そのために、 本発明にぉレ て鉄化合物およびマンガン化合物の含有量が極めて 少ないハイドロタルサイト類化合物粒子を得るには特別の配慮が必要となる。 す なわち、 ( i ) 原料として、 予め鉄化合物およびマンガン化合物などの不純金属 化合物を除去するかあるいは含有量の少ないものを選択して使用することおよび (i i) ハイド口タルサイト類化合物粒子の製造工程において、 各種装置からの不 純金属化合物の溶出や混入が少ない材質の装置を使用することが必要となる。 前記米国特許第 3 6 5 0 7 0 4号明細書には、 重金属不純物の含有量が 3 0 p p m以下のハイドロタルサイト類化合物粒子が開示されている。 この特殊なハイ ドロタルサイト粒子は、 胃の制酸剤 (g a s t r i c a n t a c i d) として 使用するための合成ハイドロタルサイト類化合物粒子であり-、 人体に服用するた めに高度に精製されかつ制酸効果の高いものである。 この特許には人体に有害な 不純物の混入は、 原料物質の品質(c l a s s ) を注意深く選択することにより、 回避することができる (第 2欄第 1 2〜2 6行) と記載されているが、 原料の品 質について具体的でかつ詳細な説明はなされていない。 前記特^は医薬品として のハイドロタルサイト類化合物粒子中の重金属不純物の含有量を単に規定してい るに過ぎず、 そのハイド口タルサイト類化合物粒子は、 特別の原料を使用しかつ 特殊な小型の装置 (例えばガラス容器およびガラスライニングの装置) を使用し て得られたものである。
本発明のハイドロタルサイト類化合物粒子は、 原料中の鉄化合物およびマンガ ン化合物などの不純金属化合物を除去するかあるいはこれら不純金属化合物の含 有量の少ない原料を選択して使用することにより得られる。 また製造に当たって は、 鉄化合物およびマンガン化合物、 特に鉄化合物の溶出や混入が極めて少ない 耐ァルカリ性および耐酸性の材質からなる装置を選択すべきである。
本発明のハイドロタルサイト類化合物粒子は、 工業的に使用される樹脂添加剤 であり安価であることが要求される。 そのためアルミニウム原料、 マグネシウム 原料およびアルカリ原料の全てを過剰に精製して使用することはコストアップを 招き得策ではない。
かくして本発明のハイドロ夕ルサイト類化合物粒子は、 鉄化合物およびマンガ ン化合物を主として含まず一定の平均粒子径および比表面積を有する粒子とする ことにより、 樹脂の高品質化の要求、 つまり高度の耐熱劣化性および難燃性の要 求を満足させる樹脂組成物を提供できた。
具体的には、 本発明のハイド口タルサイト類化合物粒子は、 例えばマグネシゥ ム原料として海水、 天然のブラインまたはィォン苦汁を鉄化合物およびマンガン 化合物を除く精製手段を施したものを使用できまたアルミニウム原料としては、 工業用の硫酸アルミニウムまたは塩化アルミニウムを使用できる。
さらにアルカリ原料としては、 工業用の苛性ソーダが適しており、 天然の石灰 は精製が困難でありあまり好ましくない。 さらに炭酸イオンの原料としては工業 用の炭酸ソーダまたは炭酸ガスを使用できる。 以下各種原料中の組成、 特に鉄化 合物およびマンガン化合物の含有量については後述する実施例において具体的に 説明する。 また各種装置の材質についても具体的に説明する。
本発明において使用するハイドロタルサイ卜類化合物粒子はそれ自体を合成樹 脂に配合することができるが、粒子を表面処理剤で処理して使用することができ、 通常その方が好ましい。
かかる表面処理剤としては、 例えば高級脂肪酸、 ァニオン系界面活性剤、 リン 酸エステル類、 カップリング剤、 (シラン系、 チタネート系、 アルミニウム系) および多価アルコールと脂肪酸のエステル類からなる群から選ばれた少なくとも 1種が挙げられる。
表面処理剤として好ましく用いられるものを例示すれば次のとおりである。 ス テアリン酸、 エル力酸、 パルミチン酸、 ラウリン酸、 ベへニン酸等の炭素数 1 0 以上の高級脂肪酸類;前記高級脂肪酸のアル力リ金属塩:ステアリルアルコール、 ォレイルアルコール等の高級アルコールの硫酸エステル塩;ポリエチレングリコ ールエーテルの硫酸エステル塩、 アミド結合硫酸エステル塩、 エステル結合硫酸 エステル塩、 エステル結合スルホネート、 アミド結合スルホン酸塩、 エーテル結 合スルホン酸塩、 エーテル結合アルキルァリールスルホン酸塩、 エステル結合ァ ルキルァリ一ルスルホン酸塩、 アミド結合アルキルァリ一ルスルホン酸塩等のァ 二オン系界面活性剤類;オルトリン酸とォレイルアルコール、 ステアリルアルコ —ル等のモノまたはジエステルまたは両者の混合物であって、 それらの酸型また はアルカリ金属塩またはアミン塩等のリン酸エステル類;ビニルエトキシシラン、 ビニルートリス (2—メトキシーエトキシ) シラン、 ガンマ一メ夕クリロキシプ 口ビルトリメトキシシラン、 ガンマ一ァミノプロビルトリメトキシシラン、 ベ一 夕— (3 , 4—エポキシシクロへキシル) ェチルトリメトキシシラン、 ガンマ一 グリシドキシプロピル卜リメトキシシラン、 ガンマ一メルカプトプロピル卜リメ トキシシラン等のシランカツプリング剤類;イソプロピルトリイソステアロイル チタネート、 イソプロビルトリス (ジォクチルパイロフォスフェート) チタネー ト、 イソプロピル卜リ (N—アミノエチル—アミノエチル) チタネ一卜、 イソプ 口ピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネー卜等のチタネート系力ップリング 剤類;ァセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム系力 ップリング剤類;グリセリンモノステアレート、 グリセリンモノォレエート等の 多価アルコールと脂肪酸のエステル類。
前記した表面処理剤を使用して、 ハイド口タルサイト類化合物粒子の表面コー ティング処理をするには、 それ自体公知の湿式または乾式法により実施できる。 例えば湿式法としては、 ハイドロタルサイ卜類化合物粒子のスラリーに該表面処 理剤を液状またはェマルジヨン状で加え、 約 1 0 o °cまでの温度で機械的に十 分混合すればよい。 乾式法としては、 ハイド口タルサイト類化合物粒子をへンシ エルミキサー等の混合機により、 十分撹拌下で表面処理剤を液状、 ェマルジヨン 状、 固形状で加え、 加熱または非加熱下に十分に混合すればよい。 表面処理剤の 添加量は、 適宜選択できるが、 該ハイド口タルサイト類化合物粒子の重量に基づ いて、 約 1 0重量%以下とするのが好ましい。
表面処理をしたハイドロタルサイト類化合物粒子は、必要により、例えば水洗、 脱水、 造粒、 乾燥、 粉砕、 分級等の手段を適宜選択して実施し、 最終製品形態と することができる。 本発明のハイド口タルサイト類化合物粒子は、 (a ) 合成樹 脂および (b) 八ィドロタルサイト類化合物粒子の合計重量に対して 10 重量% を超え 80重量%以下、 好ましくは 15〜75重量%の割合で樹脂に配合される。 本発明の八イド口タルサイト類化合物粒子が配合される合成樹脂は、 通常、 成 形品として使用されるものであればよく、 通常熱可塑性の合成樹脂であり、 その 例としてはポリエチレン、 ポリプロピレン、 エチレン Zプロピレン共重合体、 ポ リブテン、 ポリ · 4ーメチルペンテン— 1等の如き 2〜じ8ォレフイン (ひ—ォ レフイン) の重合体もしくは共重合体、 これらォレフィンとジェンとの共重合体 類、 エチレン一ァクリレート共重合体、 ポリスチレン、 A B S樹脂、 AA S樹脂、 A S樹脂、 MB S樹脂、 エチレン Z塩ビ共重合樹脂、 エチレン酢ビコボリマ一樹 月旨、 エチレン一塩ビ—酢ビグラフト重合樹脂、 塩化ビニリデン、 ポリ塩化ビニル、 塩素化ポリエチレン、 塩素化ポリプロピレン、 塩ビプロピレン共重合体、 酢酸ビ ニル樹脂、 フエノキシ樹脂、 ポリアセタール、 ポリアミド、 ポリイミド、 ポリ力 —ボネート、 ポリスルホン、 ポリフエ二レンオキサイド、 ポリフエ二レンサルフ ル樹脂、 熱可塑性エラストマ一等の熱可塑性樹脂が例示できる。
これらの熱可塑性樹脂のうち好ましい例としては、 ハイドロタルサイト類化合 物粒子による熱劣化防止効果および機械的強度保持特性の優れたポリオレフイン またはその共重合体であり、 具体的には、 ポリプロピレンホモポリマー、 ェチレ ンプロピレン共重合体の様なポリプロピレン系樹脂、 高密度ポリエチレン、 低密 度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、 E VA (ェ チレンビニルアセテート樹脂)、 E E A (エチレンェチルァクリレート樹脂)、 E MA (エチレンアクリル酸メチル共重合樹脂)、 E AA (エチレンアクリル酸共 重合樹脂)、 超高分子量ポリエチレンの様なポリエチレン系樹脂、 およびポリブ テン、 ポリ 4ーメチルペンテン— 1等の C2〜C6のォレフィン (α—エチレン) の重合体もしくは共重合体である。
さらに、 エポキシ樹脂、 フエノール樹脂、 メラミン樹脂、 不飽和ポリエステル 樹脂、 アルキド樹脂、 尿素樹脂等の熱硬化性樹脂および E P DM、 ブチルゴム、 イソプレンゴム、 S B R、 N B R、 クロロスルホン化ポリエチレン等の合成ゴム を例示することができる。
また本発明で使用する合成樹脂は、 その製造方法によって何等限定されるもの ではない。例えばポリオレフインの場合、 その重合触媒としては、 チ一グラー法、 チ一ダラ一 *ナツ夕法、 フリーデルクラフト法、 メタ口セン法、 フィリップス法 などいかなるものでもよい。
本発明の樹脂組成物は、 前記 (a) 合成樹脂および (b) 八イド口タルサイト 類化合物粒子より実質的に形成されるが、 さらに難燃助剤 (C ) を少割合配合す ることができる。 この難燃助剤 (c ) を配合することにより、 (b ) ハイド口夕 ルサイト類化合物粒子の配合割合を少なくすることができるし、 また難燃効果を 増大することができる。
難燃助剤 (c ) としては、 赤リン粉末、 炭素粉末あるいはこれらの混合物であ ることが好ましい。 赤リンとしては、 難燃剤用の通常の赤リンそれ自体の他に、 例えば熱硬化性樹脂、 ポリオレフイン、 カルボン酸重合体、 酸化チタンあるいは チタンアルミ縮合物で表面被覆した赤リンが使用しうる。 また、 炭素粉末として は、 カーボンブラック、 活性炭あるいは黒鉛が挙げられ、 この力一ボンブラック としては、 オイルファーネス法、 ガスファーネス法、 チャンネル法、 サーマル法 またはァセチレン法のいずれの方法によつて調製されたものであってもよい。 難燃助剤 (c ) を配合する場合、 その割合は、 (a ) 熱可塑性樹脂および (b ) ハイドロタルサイト類化合物粒子の合計重量に対して 0. 5〜2 0重量%、 好ま しくは 1〜1 5重量%の範囲が適当である。 本発明では樹脂組成物の強度を向上させるためにポリマーァロイ相溶化剤を配 合しても良い。 かかるポリマーァロイ相溶化剤としては、 無水マレイン酸変性ス チレン—エチレン—ブチレン樹脂、 無水マレイン酸変性スチレン—エチレンーブ 夕ジェン樹脂、 無水マレイン酸変性ポリエチレン、 無水マレイン酸変性 E P R、 無水マレイン酸変性ポリプロピレン、 力ルポキシル変性ポリエチレン、 エポキシ 変性ポリスチレン/ P MMA、 ポリスチレン—ポリイミドブロックコポリマ一、 ポリスチレン一ポリメクリル酸メチルブロックコポリマー、 ポリスチレン一ポリ エチレンブロックコポリマー、 ポリスチレンーァクリル酸ェチルグラフトコポリ マ一、 ポリスチレン一ポリブタジエングラフトコポリマ一、 ポリプロピレン—ェ チレン一プロピレンージエングラフトコポリマー、 ポリプロピレン一ポリアミド グラフトコポリマ一、 ポリアクリル酸ェチル—ボリアミドグラフトコポリマ一等 が例示される。
本発明の耐熱劣化性および難燃性を有する樹脂組成物は、 上記成分以外にも慣 用の他の添加剤を配合してもよい。 このような添加剤としては、 例えば酸化防止 剤、 帯電防止剤、 顔料、 発泡剤、 可塑剤、 充填剤、 補強剤、 架橋剤、 光安定剤、 造核剤、 紫外線吸収剤、 滑剤、 その他の無機系または有機系難燃剤等を例示でき る。
本発明の組成物を調整するため、 ハイドロタルサイト類化合物粒子を樹脂に配 合する手段それ自体には特別な制約はなく、 例えば安定剤や充填剤などをこれら 樹脂に配合する公知慣用の配合手段と同様な手段で、 他の樹脂配合剤と共に、 も しくは別個に合成樹脂にできるだけ均一に配合すればよい。 例えば、 リポンブレ ンダ一、 高速ミキサー、 二一ダ一、 ペレタイザ一、 押出機などの公知混合手段を 利用して配合する手段や、 八ィドロタルサイト類化合物粒子を有効成分としてな る難燃剤の懸濁液を、 重合後のスラリーに添加撹拌して混合し、 乾燥する手段な どを例示することができる。 実施例
以下、 実施例に基づき、 本発明をより詳細に説明する。 %は全て重量%を意味 する。 ただし、 酸化防止剤の配合割合は、 (a) 合成樹脂、 (b) ハイド口タルサ イト類化合物粒子および (c) 難燃助剤の合計重量に対する割合 (%) である。 なお、 実施例において、 ハイド口タルサイト類化合物粒子の (a) 平均 2次粒 子径および (b) BET比表面積は、 以下に記載する測定法によって測定された 値を意味する。
( 1 ) ハイドロタルサイト類化合物粒子の平均 2次粒子径
MICROTRAC粒度分析計 SPAタイプ [LEEDS & NORTHRUP INSTRUMENTS 社製] を用いて測定決定する。
試料粉末 7 O Omgを 70m lの水に加えて、 超音波 (NISSEI 社製、 MODEL US-300, 電流 300 /X A) で 3分間分散処理した後、 その分散液の 2— 4m l を採って、 250mlの脱気水を収容した上記粒度分析計の試料室に加え、 分析 計を作動させて 8分間その懸濁液を循環した後、 粒度分布を測定する。 合計 2回 の測定を行い、 それぞれの測定について得られた 50 %累積 2次粒子径の算術平 均値を算出して、 試料の平均 2次粒子径とする。
(2) ハイド口タルサイト類化合物粒子の BET法比表面積
液体窒素の吸着法により測定した。
(3) アイゾッ卜衝撃強度
J I S K7110に準じて測定した。
(4) 引張り強度
J I S K7113に準じて測定した。
(5) 難燃性 ―
テストピースは 40°Cのイオン交換水に 10日間浸した後空気中に取り出し て、 UL 94 £法ぉょび1;し 94HB法に準じて測定した。
(6) 金属の分析
I CP— MS法 (Inductively Coupled Plasma-Mass Spectrometry) により測 定した。
I.各種ハイドロタルサイト類化合物粒子の調製および粒子の性状:
I - (1) 八イド口タルサイ十類化合物粒子の化学構造式; 以下実施例 1〜 2および比較例 1〜 5において調製された各種ハイドロタルサ ィト類化合物粒子の化学構造式および試料番号を下記に示す。
試料名 構造式
A-I Mgo.7Alo.3(OH)2(CO3)0.15 · 0.5H20
A - II Mg0.5Zno.2Alo.3(OH)2(CO3)0.l5-0.55H2O
B-I Mg0.7Al0.3(OH)2(C03)o.l5-0.5H20
B-II Mg。.7Al。.3(OH)2(C03)。15'0.55H20
B-I 11 MgMZn。 3Al 3(OH)2(CO3)。15.0.55H20
B - IV Mgo.7Al03(OH)2(CO3)o.15-0.55H20
B-V Mg07Alo.3(OH)2(CO3) o.15-0.55H20
I - (2) 各種原料の種類および性状;
以下の実施例 1〜2および比較例 1〜5において、 ハイドロタルサイ ト類化合物粒子の調製に使用された各種原料の性状を以下に示す。
Figure imgf000017_0001
Figure imgf000017_0002
原料 No.11 水酸化アル ミニゥム
A1(0H)3 % 99.7
Fe % 0.0035
Mn % 0.0001
実施例 1 (ハイドロタルサイト類化合物粒子 A— 1の調製) 精製ブライン (原料 No. 2) を濃度調整用タンクに移し、 硫酸アルミニウム (原料 No. 4) を加えて Mg濃度 1.95mo 1 /Lおよび A 1濃度 0.847 mo 1/Lの混合水溶液 (A) を作った。 次に苛性ソーダ (原料 No. 6) を別 の濃度調整用タンクに移し、 炭酸ソーダ粉末 (原料 No. 7) および水 (原料 N
0. 9) を加えて NaOH 3mo 1 /Lおよび N a2C〇3 0. 23 mo 1 / Lを含む水溶液 (B) を作った。
混合水溶液 (A) 1. 18 Lに対し水溶液 (B) 2. 2 Lの割合で、 予め水を入 れた反応槽に、 ί覚拌下に滞留時間が 60分となるように同時注下してハイドロ夕 ルサイト (Η. Τ.) の反応スラリーを得た。 この反応スラリー 800 Lを採取 し、 加熱熟成するためオートクレープ中で 170°CX 20時間撹拌しながら維 持させた。 冷却後スラリーを表面処理槽に移し、 撹拌しながら 80°Cまで加温 し、 予め 80°Cの温水 50 Lに溶かしたステアリン酸ソーダ (原料 No. 10) 2Kgを徐々に投入し 30分間撹拌を維持して表面処理を完了した。 固形物を濾 別、 洗浄し熱風乾燥機にて乾燥後ハンマーミル粉砕してサンプルとした。
得られた H. T. を分析した結果組成式は
Mg07Al03 (OH) 2 (C〇3) 0 I5 · 0.5H,0 であった。
なお、 ここで使用した設備は下記の材質より構成されたものであった。
1. 原料タンク (ブライン用) : FRP内張り SUS 304
2. 原料タンク (硫酸アルミニウム) : FRP内張り SUS 304
3. 濃度調整用タンク (ブライン +硫酸アルミニウム) : FRP内張り SU S
304
4. 原料タンク (苛性ソーダ用) : SUS 304
5. 濃度調整用タンク (苛性ソーダ +炭酸ソ一ダ) : SUS 304
6. 輸送管 (ブライン用および混合液) : PVC管
7. 輸送管 (苛性ソーダおよび混合液) : SUS 304
8. 輸送管 (水熱処理物用) : SUS 316 L 9. 反応容器およびオートクレープ:ハステロィ C276内張り SUS 304
10. 撹拌機: S U S 316 L
1 1. フィル夕一、 乾燥機および粉砕器: SUS 304 天然地下ブラインの精製方法
前記精製ブライン (原料 No. 2) は、 天然ブライン (原料 No. 1) を下記 の方法によって精製したものを使用した。
地中より採取されたブライン中の鉄およびマンガンは 2価イオン、 3価イオン およびコロイド状鉄等の状態で存在している。 これらの鉄およびマンガンを除く ためにはバッ気酸化した後、 塩素による酸化処理を行った。 得られた酸化物は凝 集させ濾別し、 精製ブライン (原料 No. 2) を得た。 実施例 2 (ハイドロタルサイト類化合物粒子 A— Πの調製)
実施例 1において、 原料中、 精製ブラインの代わりにイオン苦汁、 および塩ィ匕 亜鉛を用いた他は全く同様な装置を用い同様に反応した。 すなわち、 イオン苦汁 (原料 No. 3) を濃度調整用タンクに移し、 塩化亜鉛 (原料 No. 5)、 硫酸 アルミニウム (原料 No. 4) を加えて Mg濃度 1. 05mo 1 し Zn濃度
0. 42mo 1 ZLおよび A 1濃度 0. 63mo 1 ZLの混合水溶液を作る。 この 時、 混合槽で硫酸カルシウムの沈澱を生じるので濾別し (A) 液とする。 次に苛 性ソーダ (原料 No. 6) を別の濃度調整用タンクに移し、 炭酸ソーダ粉末 (原 料 No. 7)、 および水 (原料 No. 9) を加えて Na〇H 3mo 1 /L、 N a2C〇3 0. 225mo 1 ZL水溶液 (B) を作る。
(A) 液 1 Lに対し (B) 液 1. 4 Lの割合で、 予め水を入れた反応槽に、 撹 拌下に滞留時間が 60分となるように同時注下して H. T. の反応スラリーを得 た。
この反応スラリー 800 Lを採取し、 加熱熟成するためオートクレープ中で 1 40 °C X 1 0時間撹拌しながら維持させた。 冷却後スラリーを表面処理槽に移 し、 撹拌しながら 80°Cまで加温し、 予め 80°Cの温水 50 Lに溶かしたステ ァリン酸ソーダ (原料 N o. 10) 1. 3 K gを徐々に投入し 30分間撹拌を維 持して表面処理を完了した。 固形物を濾別、 洗浄し再乳化後噴霧乾燥しサンプル とした。
得られた H. T. を分析した結果組成式は
Mg0.5Z n02A 10.3 (OH) 2 (C03) ι5 · 0.55Η20 であった。 比較例 1 (ハイドロタルサイト類化合物粒子 Β— Iの調製)
実施例 1において、精製ブラインの代わりに未精製のブライン (原料 Ν ο. 1 ) を用いた他は全て同じ原料を使用し、 同じ濃度とし、 同じ装置を使用して Η. Τ. の反応スラリーを得た。
上記スラリーを 800 L採取し同様に加熱熟成した後、 同様にステアリン酸ソ ーダで表面処理し、 実施例 1と同様な作業を行いサンプルとした。
このときの Η. Τ. を分析した結果組成式は
Mg。 7Al。3 (OH) 2 (C〇3) 。15 · 0.5H20 であった。 比較例 2 (ハイド口タルサイト類化合物粒子 B— Πの調製)
実施例 1において、 反応容器、 オートクレープおよび表面処理槽は材質として 中 ·常圧力容器用炭素鋼鈑 (SGP材、 J I S G31 18— 1977) を用い たものを使用し、 また輸送管は全て配管用炭素鋼管 (SGP材、 J I S G34 52 - 1984) を用いた以外、 同様にして製品を得た。 _
得られた H. T. を分析した結果組成式は
Mg07Al03 (OH) 2 (C03) 0.15 · 0.55H20 であった。 比較例 3 (ハイド口タルサイト類ィヒ合物粒子 B— mの調製)
天然石より得られた消石灰(原料 No. 8)を濃度調整用タンクに移し C a (〇 H) 2として 200 g/Lスラリーを得た。 一方、 精製ブライン (原料 No. 2) を濃度調整用タンクに移し水 (原料 No. 9) を加えて Mgとして 2 mo 1 水溶液を得た後、 反応槽に移し、 撹拌しながら Mg水溶液 1 Lに対し C a (OH) 2水溶液 0. 726 Lの割合で徐々に加えた。 得られた水酸化マグネシウムスラリ 一をフィルターで脱水、 水洗浄後水を加えて再乳化し水酸化マグネシウムとして 50 g/Lのスラリーを得た。 上記水酸化マグネシウムスラリー 229.4Lに 撹拌しながら塩化亜鉛 (原料 No. 5) 35. 1L、 および硫酸アルミニウム (原 料 No. 4) 70.9Lを投入した後、 炭酸ソ一ダ 7.83Kgを溶かした 3mo 1 ZLの苛性ソーダ 327. 9 Lを徐々に投入し混合スラリーを得た。 このスラ リーに水を加えて 800 Lとした後、 加熱熟成するためオートクレープ中で 15 0°C、 6時間撹拌しながら維持させ H. T. スラリーを得た。 冷却後スラリー を表面処理槽に移し、 撹拌しながら 80°Cまで加温し、 予め 80°Cの温水 50 Lに溶かしたステアリン酸ソーダ (原料 No. 10) 0. 75Kgを徐々に投入 し 30分間撹拌を維持して表面処理を完了した。 固形物を濾別、 洗浄し熱風乾燥 後粉砕しサンプルとした。
なお、 反応容器、 オートクレープおよび表面処理槽は材質として中 ·常圧力容 器用炭素鋼鈑 (SGP材、 J I S G 3118— 1977) を用いたものを使用 し、 また輸送管は全て配管用炭素鋼管 (SGP材、 J I S G3452 - 198 4) を用いた。
得られた H. T. を分析した結果組成式は
Mg04Z n0.3A 1 (OH) 2 (COs) 0.ι5 · 0.55Η20 であった。 比較例 4 (ハイドロタルサイト類化合物粒子 Β— IVの調製)
天然石より得られた消石灰(原料 No. 8)を濃度調整用タンクに移し C a (〇 H) 2として 200 gZLスラリーを得た。 一方、 精製ブライン (原料 No. 2) を濃度調整用タンクに移し、 水 (原料 No. 9) を加えて Mgとして 2 mo 1 / L水溶液を得た。 次いで反応槽に移し、 撹拌しながら Mg水溶液 1 Lに対し C a (OH) 2水溶液 0. 726 Lの割合で徐々に加えた。 得られた水酸化マグネシゥ ムスラリーをフィルターで脱水、 水洗浄後水を加えて再乳化し水酸化マグネシゥ ムとして 100 gZLのスラリーを得た。 上記水酸化マグネシウムスラリー 29 5. 7 Lに撹拌しながら水酸化アルミニウム (原料 No. 11) 17.01 Kgと 水に溶かした炭酸ソーダ (原料 No. 7) 11. 54Kgおよび水 (原料 No. 9) を加えて 800しとした。
この混合スラリーを加熱熟成するためォ一トクレーブ中で 180°CX 20時 間撹拌しながら維持させ H. T. スラリーを得た。 冷却後スラリーを表面処理槽 に移し、 実施例 1と同様にステアリン酸ソーダ 1. 7 Kgを用い撹拌処理を行つ た。 また、 装置類は全て実施例 1と同じものを使用した。
得られた H. T. を分析した結果組成式は
Mg07A 1 (OH) 2 (C03) o. ,5 - 0.55H20 であった。 比較例 5 (ハイドロタルサイト類化合物粒子 B—Vの調製)
精製ブライン (原料 No. 2) を濃度調整用タンクに移し、 硫酸アルミニウム (原料 No. 4) を加えて Mg濃度 1. 95mo 1 ZLおよび A 1濃度 0.847 mo 1/Lの混合水溶液 (A) を作った。 次に苛性ソーダ (原料 No. 6) を別 の濃度調整用タンクに移し、 炭酸ソ一ダ粉末 (原料 No. 7) および水を加えて N aOH 3mo 1 /Lおよび N a2C〇3 0. 23 m o 1 /Lを含む水溶 液 (B) を作った。
混合水溶液 (A) 1. 18 Lに対し水溶液 (B) 2.2 Lの割合で、 予め水を入 れた反応槽に、 撹拌下に滞留時間が 60分となるように同時注下して H. T. の 反応スラリーを得た。 この反応スラリー 800 Lを表面処理槽に移し、 撹拌しな がら 80°Cまで加温し、 予め 80°Cの温水 50 Lに溶かしたステアリン酸ソ一 ダ (原料 N o. 10) 2 gを徐々に投入し 30分間撹拌を維持して表面処理を 完了した。 固形物を濾別、 洗浄し熱風乾燥後粉碎しサンプルとした。
得られた H. T. を分析した結果組成式は
Mg0.7A 10.3 (OH) 2 (C03) 015 · 0.55H20 であった。
なお、 ここで使用した装置は全て実施例 1と同じものを使用した。 前記実施例 1〜2および比較.例 1〜5によって得られた、 各々のハイドロタル サイト類化合物粒子の性状および金属含有量をまとめて下記表 1に示した。
表 1
Figure imgf000024_0001
Π 樹脂組成物の調製と物性の評価 実施例 3〜 4および比較例 6〜 10
(樹脂組成物の熱安定性および物性の評価)
前記実施例 1〜 2および比較例:!〜 5の表 1に示した各種ハイドロタルサイト 類化合物粒子を使用し、 下記配合組成でテストピースを作成した。
50% ハイドロタルサイト類化合物粒子 (ただし、 ハイドロタルサイト類ィ匕 合物粒子に対して 3重量%ステアリン酸で表面処理がなされている)
50% ポリプロピレン (MF I 2 g/10分の耐衝撃グレード)
0. 1% 酸化防止剤 (チバガイギ一製 ィルガノックス 1010)
0. 1 % 酸化防止剤 (吉富製薬製 DLTP)
0. 3 % Bis(P- ethylbenzylidene)solbitoi (造核剤)
( i) テストピース作成法
表面処理された各試料のハイドロタルサイト類化合物粒子を、 付着水分をとる ため 1 05°CX 16 h r s、 さらに 1 50°CX4h r sの前処理乾燥後、 樹脂 (ポリプロピレン)、 酸化防止剤および造核剤と共に二軸押出機で 185°Cで混 練し、 得られた混和物を再び 120°CX4h r s乾燥を行い、 射出成型機で 1 85 °Cで成型した。
二軸押出機:プラスチック工学研究所製
BT- 30-S 2-30-L
射出成型機: 日精樹脂工業 (株) 製
F S 120 S 18 A SE
(ii) 熱安定性の測定
装置:夕バイェスペック製ギアオーブン GPHH— 100
設定条件: 150°C、 ダンパー開度 50 %
試験片 2本を 1組として上部を紙で挟んで金属製クリップでとめ、 回轉リング に吊るし、 経時的に抜き取る。 テストピース: 12.7X 12.7X2. 1 mm
判定:テストピースに白化が認められるまでの時間を熱劣化の目安とした。 ま た、 150°Cにおけるテストピースの 10 %重量が減少するまでの時間も調べ た。 150°Cで 7日間加熱したアイゾット衝撃試験片、 引張試験片を 4日間 2 3°C±2°C、 50%± 5%RHで状態調節し、 アイゾット衝撃強度、 引張強度も 測定した。
(iii) 評価結果
評価を下記表 2に示した。
表 2 実施例 3 実施例 4 比較例 6 比較例 7 比較例 8 比較例 9 比較例 10 ハイドロタルサイ卜類
A— I — I B-II B— III
化合物粒子名 A - 11 B B-IV Β— V 白化までの日数 20 16 3 2 1 1.5 5 アイゾット衝擊強度 7
丄 . 上 3 q 1
丄 4. o
丄 o . 丄 丄 . ^ 丄 ό . ϋ 丄 . 《 ο3 (
(ノツチ付 kg f cm/cm)
引張り強度 (kgf/匪2) 2.38 2.45 2.08 2.03 1. 93 2.01 1.42 難燃性
合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 (UL 94HB1/8インチ)
10重量%重量減 (時間)
520 420 120 100 50 60 160 アイゾット衝擊強度
150で X 7日 14.5 15.8 1以下 1以下 1以下 1以下 1以下 (ノッチ付 kgf cm/cm)
引張り強度
150°CX 7日 2.33 2.40 0. 5以下 0. 5以下 0. 5以下 0. 5以下 0. 5以下 (kg f cm/cm)
実施例 5および比較例 11
下記組成の樹脂組成物を調製した。
90重量部 エチレン '酢酸ビニル共重合体 (酢酸ビニル 41 %含有) 10重量部 ポリマーァロイ相溶化剤 (旭化成工業製 タフテック M— 19 43)
150重量部 ハイドロタルサイ卜類化合物粒子 (A-I または B— I ;ただ し、 表面処理は 100重量部のハイドロタルサイト類化合物粒子に対し 0. 25 重量部のォレイン酸ソーダでなされている)
2重量部 DCP (ディ ·クミル ·パーォキサイド)
1重量部 シランカップリング剤 (NUC A— 172)
1重量部 酸化防止剤 (チバガイギ一社製 ィルガノックス 1010 ) テストピース作成法
混練押出機で 120 で混練。
圧縮成型機で 120 °Cで 5分予備成形後、 180 °Cで 15分架橋して 2 mm および 6. 36mmの板を得た。
熱安定性の測定
耐熱性:厚さ 2 mmの架橋された板より幅 25 mm、 長さ 50 mmのテス卜ピ ースを得て、 実施例 1と同様にして耐熱試験を行った。
引張り強度: J I S 7113の 2号試験片のテストピースを得て、 試験速度 2 00 mm/m i nで測定した。
評価結果 ―
測定した結果を下記表 3に示した。
表 3 実施例一 5 比較例一 11 ハイドロタルサイト類化合物粒子名 A— I B-I 白化までの日数 23 5
引張り強度 (kg i/m2) 1. 63 1. 45 難燃性 (UL 94VE1/4インチ) V— 0 V— 0 実施例 6および比較例 12
下記組成の樹脂組成物を調製した。
70% ハイドロタルサイト類化合物粒子 (A-II または B— III;ただし、 ハイドロタルサイト類ィヒ合物粒子に対して 2重量%イソプロピルトリイソステア ロイルチ夕ネートで表面処理されている)
30% ポリプロピレン (MF I 2 gZl 0分の耐衝撃グレード)
0. 1% 酸化防止剤 (チバガイギ一製 ィルガノックス 1010)
0. 1% 酸化防止剤 (吉富製薬製 DLTP)
0. 3% Bis(P_ethylbenzylidene)solbitol (造核剤)
前記樹脂組成物を実施例 3と同様にして、 テストピースを作成し、 熱安定性 および難燃性を評価した。 その結果を下記表 4に示した。 表 4
Figure imgf000029_0001
実施例 7および比較例 13
下記組成の樹脂組成物を調製した。
30% ハイドロタルサイト類化合物粒子 (A-II または B— III;ただし、 ハイドロタルサイト類ィ匕合物粒子に対して 0. 5重量%ガンマァミノプロビルト リメトキシシランで表面処理されている)
7% 赤リン (燐化学工業製; ノーバエクセル 140) 3 % 力一ボンブラック (オイルファーネス法 FEF)
50% ポリプロピレン (MF I 2 g/10分の耐衝撃グレード)
5% ポリマーァロイ相溶化剤 (旭化成工業製 タフテック M— 1943)
5% 熱可塑性エラストマ一 (三井化学製 ミラストマー 703 ON)
0. 1 % 酸化防止剤 (チバガイギー製 ィルガノックス 1 0 1 0)
0. 1 % 酸化防止剤 (吉富製薬製 DLTP)
0. 3%Bis(P-ethylbenzylidene)solbitol (造核剤)
前記樹脂組成物を実施例 3と同様にして、 テストピースを作成し、 熱安定性お よび難燃性を評価した。 その結果を下記表 5に示した。
表 5
Figure imgf000030_0001
実施例 8
下記 (1 ) 〜 (3) の樹脂組成物を調製し、 実施例 3と同様にテストピースを 作成し、 それぞれの難燃性を評価した。 ただし、 ナイロン 6の場合、 混練および 射出成形は 250°Cで行った。 その結果、 (1) および (2) は UL94— VE 1Z16インチの難燃性は V— 0であり、 (3) は 1/4インチの厚さで UL 9 4一 HBに合格した。
( 1)
68% 八イド口タルサイト類ィ匕合物粒子 (A— I)
3 2 % ナイロン 6 (比重 1. 1 4の射出成形グレード) 0.2% 酸化防止剤 (チバガイギー製 ィルガノックス 1098)
(2)
70% ハイド口タルサイト類ィ匕合物粒子 (A— I)
30% 高密度ポリエチレン (MF I 5.0 g/10分の射出成形グレード) 0. 1% 酸化防止剤 (チバガイギ一製 ィルガノックス 1010)
0. 1% 酸化防止剤 (吉富製薬製 DLTP)
(3)
10% ハイドロタルサイト類化合物粒子 (A— I )
10% 赤リン (燐化学工業製; 1—バエクセル 140)
5% カーボンブラック (オイルファーネス法 FEF)
70% ABS樹脂 (MF I 25 g/10分の耐衝撃グレード)
5% ナイロン 6 (比重 1. 14の射出成形グレード)
0.2% 酸化防止剤 (チバガイギ一製 ィルガノックス 1010 ) 実施例 9
下記組成物を調製し、 オープンロールで 70°Cで素練りを行い、 それを 1日 後に 160°Cで 30分間加硫を行い、 厚さ 1Z 8インチの板を得た。 得られた 板より U L 94— V E試験用の厚さ 1 / 8ィンチのテストピースを作成した。 こ のテストピースについて、 UL 94VEの試験を行った。 試験の結果、 難燃性は V— 1であった。
組成
100重量部 EPDMゴム (エチレン Zプロピレン比 =50 50モル) 170重量部 ハイドロタルサイト類化合物粒子 (A-I)
3重量部 ディクミルバ一ォキサイド
0.5重量部 ポリ (2, 2, 4—トリメチル— 1, 2—ジヒドロキノリン) 1重量部 シランカップリング剤 (日本ュニカ製 A— 172)
1重量部 ステアリン酸
1重量部 ィォゥ 実施例 10
下記組成物を調製し、 約 30°Cで二一ダ一で混練し、 混練されたものを 90°C で 15分硬化させ、 厚さ 1Z8インチの板を得た。 得られた板により UL 94— VE試験用の厚さ 1Z8インチテストピースを作成した。 このテストピースにつ いて、 UL 94 VEの試験を行った。 試験の結果、 難燃性は V—0であった。 組成
100重量部 エポキシ樹脂 (比重 1. 17)
100重量部 ハイドロタルサイト類化合物粒子 (A-I)
5重量部 赤リン (燐ィヒ学製 ノーバエクセル 140)
1重量部 力一ボンブラック (オイルファーネス法 FEF)
10重量部 硬化剤 (チバガイギー製 HY951)
1重量部 ステアリン酸
0.2重量部 ィルガノックス 1010
発明の効果
本発明によれば、 多量に合成樹脂に配合した場合、 熱劣化しにくく、 分散性が 良好でしかも白化を起こしにくい樹脂組成物および成形品が得られる。
従って、 ハロゲン系難燃剤を含有しない樹脂組成物および成形品が提供でき、 また加工性に優れ、 成形品の燃焼にも有害ガスを発生しないという利点も得られ る。

Claims

請求の範囲
1. (a) 合成樹脂に対して、
(b) ( i ) レーザー回折散乱法で測定された平均 2次粒子径が 2 m以下であ
(ii) 鉄化合物およびマンガン化合物の含有量が合計で、 金属に換算して 0. 0 2重量%以下である、
下記式 (1) で表されるハイド口タルサイト類化合物粒子を (a) および (b) の合計重量に対して 10重量%を越え 80重量%以下配合していることを特徴と する耐熱劣化性を有する難燃性合成樹脂組成物。
丄— xAlx(0H)2Anx/n'mH20 (1)
但し式中、 Mは Mgおよび または Znを示し、 Απ—は n価のァニオンを示し、 x、 および mは、 それぞれ下記条件を満足する正数を示す。
0 < X < 0.5 , 0≤ m < 1
2. ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 レーザー回折散乱法で測定された平 均 2次粒子径が 0.4〜 1.0 /X mである請求項 1記載の合成樹脂組成物。
3. ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 鉄化合物およびマンガン化合物の含 有量が合計で金属に換算して 0.01重量%以下である請求項 1記載の合成樹脂 組成物。
4. ハイド口タルサイト類ィ匕合物粒子は、 鉄化合物、 マンガン化合物、 コバル ト化合物、 クロム化合物、 銅化合物、 バナジウム化合物およびニッケル化合物の 合計含有量が、 金属に換算して 0. 02重量%以下である請求項 1記載の合成樹 脂組成物。
5. ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 BET法による比表面積が 1〜30 1/ gである請求項 1記載の合成樹脂組成物。
6. ハイドロタルサイト粒子は、 150〜 300°Cで脱結晶水されたものであ る請求項 1記載の合成樹脂組成物。
7. 合成樹脂および八イド口タルサイト類化合物粒子の合計重量に対して、 ノ ィドロタルサイト類化合物粒子が 1 5〜7 5重量%配合されている請求項 1記載 の合成樹脂組成物。
8. 合成樹脂は、 ポリオレフインまたはその共重合体またはハロゲン含有樹脂 である請求項 1記載の合成樹脂組成物。
9. 該ハイド口タルサイ卜類化合物粒子が、 高級脂肪酸類、 ァニオン系界面活 性剤、 リン酸エステル類、 カップリング剤および多価アルコールと脂肪酸のエス テル類よりなる群から選ばれた少なくとも 1種の表面処理剤により、 表面処理さ れている請求項 1記載の樹脂組成物。
1 0. 合成樹脂および八ィドロタルサイト類化合物粒子の合計重量に対して、 さらに難燃助剤が 0 . 5〜 2 0重量%配合されている請求項 1記載の樹脂組成物。
1 1. 難燃助剤が赤リン粉末または炭素粉末である請求項 1 0記載の樹脂組成 物。
1 2. ( i ) レーザ一回折散乱法で測定された平均 2次粒子径が 2 m以下で あり、
(i i) 鉄化合物およびマンガン化合物の含有量が合計で、 金属に換算して 0. 0 2重量%以下である、
下記一般式 ( 1 ) で表されるハイド口タルサイト類ィヒ合物粒子よりなることを特 徴とする耐熱劣化性難燃剤。
M1 -xAl x (0H) 2A"-x/n 'mH20 (1)
但し式中、 Mは Mgおよび Zまたは Znを示し、 An—は n価のァニオンを示し、 x、 および mは、 それぞれ下記条件を満足する正数を示す。
0 < < 0. 5 , 0≤ m < 1
1 3. ハイドロタルサイト類化合物粒子は、 レーザー回折散乱法で測定された 平均 2次粒子径が 0. 4〜: L . 0 mである請求項 1 2記載の耐熱劣化性難燃剤。
1 4. ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 鉄化合物およびマンガン化合物の 含有量が合計で、 金属に換算して 0. 0 1重量%以下である請求項 1 2記載の耐 熱劣化性難燃剤。
1 5. ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 鉄化合物、 マンガン化合物、 コバ ルト化合物、 クロム化合物、 銅化合物、 バナジウム化合物およびニッケル化合物 の合計含有量が、 金属に換算して 0. 0 2重量%以下である請求項 1 2記載の耐 熱劣化性難燃剤。
1 6. ハイド口タルサイト類化合物粒子は、 B E T法による比表面積が 1〜 3 0 m2/ gである請求項 1 2記載の耐熱劣化性難燃剤。
1 7. 請求項 1記載の合成樹脂組成物よりなる成形品。
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