WO1996004622A1 - Alarme antivol et recepteur radio - Google Patents

Description

明 細 書 盗難防止装置およびこれに用いる電波受信報知装置 [技 術 分 野]

本発明は盗難防止装置およびこれに用いる電波受信報知装置に関し、 詳し く は、 盗難防止対象物に取り付けられる筐体に、 盗難の予備的行為を検出す る予備行為検出手段が備えられ、 前記筐体の内部に、 前記予備行為検出手段 の検出情報に基づいて饔報情報を出力する ¾報出力手段が設けられ、 前記筐 体の対向する一対の壁部のうちの一方側の第 1壁部に、 前記 51報出力手段の 回路基板が保持され、 他方側の第 2壁部に、 前記警報出力手段の第 1種構成 要素部材が保持され、 その第 1種構成要素部材に連設した通電用接点部材が、 前記回路基板における第 2壁部側に向かう接触面を有する第 i種接点に接触 するように構成された盗難防止装置およびこれに用いる電波受信報知装置に 関する c

[背 景 技 術]

かかる盗難防止装.置は、 内部に警報出力手段を設けた筐体を、 盗難防止対 象物に取り付けて使用し、 その筐体が盗難防止対象物から不正に取り外され る等の盗難の予備的行為が行われた場合は、 予備行為検出手段がその行為を 検出し、 その検出情報に基づいて警報出力手段が警報情報を出力して、 盗難 の予備行為が行われたことを報知し、 盗難を未然に防止するものである。 この盗難防止装置の警報出力手段は、 各種の回路部品を載置した回路基板 や、 回路基板上には直接取り付けられない機構部品などである第 1種構成要 素部材などから構成されており、 これらの構成部品は、 筐体を構成する一対 の壁部の夫々に保持され、 その一対の壁部が対向する状態で重ね合わされて 組み立てられている。 筐体内の各構成部品は、 第 1種構成要素部材に連設し た通電用接点部材が回路基板上に形成された接点の一つである第 1種接点に 接触することにより、 互いに、 電気的に接続されている。

従来、 この電気的な接铳は、 通電用接点部材を金属板にて構成し、 その金 属板の弾性作用によって、 第 1種構成要素部材を保持する第 2壁部側に向か う接触面を有する第 1種接点に押し当てられる構成と していた。

しかしながら、 上記従来技術の構成では、 盗難防止装 Sの筐体が落下する 等して筐体に急激な振動が加わって、 筐体の一対の壁部の遠近方向に力が作 用した場合、 通電用接点部材と第 1種接点とが瞬間的に離間し、 警報出力手 段の電気的な接続が切り離されて、 警報出力手段が正常に動作しなく なる場 合があった：

このような不都合を回避するには、 電気的な接続を半田付け等で確実に行 えば良いのであるが、 それでは盗難防止装置の筐体の組立作業が複雑になり、 製造コス 卜が増加してしまうことになる。

本発明は、 上記実情に鑑みてなされたものであって、 その目的は、 盗難防 止装置の筐体の組立作業を簡単なものと しながら、 急激な衝擊に対しても電 気的な接^を維持できるようにする点にある。

更に、 本発明の別の目的は、 正規の解除操作具以外の偽操作具によつて不 正に盗難防止装置が作動停止されるのを容易に行えないようにする点にある 更には、 警報出力手段の誤動作を生じにく く したり、 ブザーの音量を大き くするなど、 扱い易い使い勝手な盗難防止装置、 及びこれに用いる電波受信 報知装置を提供することにある。

[発 明 の 開 示]

上記目的を達成するため、 本発明の盗難防止装置の特徴は、 盗難防止対象 物に取り付けられる筐体に、 盗難の予備的行為を検出する予備行為検出手段 が備えられ、 前記筐体の内部に、 前記予備行為検出手段の検出情報に基づい て警報情報を出力する警報出力手段が設けられ、 前記筐体の対向する一対の 壁部のうちの一方側の第 1壁部に、 前記警報出力手段の回路基板が保持され, 他方側の第 2壁部に、 前記警報出力手段の第 1種構成要素部材が保持され、 その第 1種構成要素部材に連設した通電用接点部材が、 前記回路基板におけ る第 2壁部側に向かう接触面を有する第 1種接点に接触するように構成され たものであって、

前記: ¾電用接点部材が、 前記一対の壁部の遠近方向に伸縮自在で且つ最大 伸長状態よりも収縮された状態で配置されるコイルスプリ ングにて構成され ている点にある。

この構成によれば、 筐体を構成する一対の壁部の遠近方向において最大伸 長状態よりも収縮された状態のコイルスプリ ングにて構成される通電用接点 部材が、 回路基板の第 1種接点に接触して、 警報出力手段を構成する第 1構 成要素部材と回路基板とを電気的に接続する。

従って、 盗難防止装置の筐体に急激な衝擊が加わって、 筐体の一対の壁部 の遠近方向に力が作用した場合でも、 通電用接点部材であるコイルスプリ ン グがその力を的確に吸収して、 第 1構成要素部材と回路基板との電気的な接 続を維持する。

又、 盗難防止装置の筐体を組み立てる際は、 通電用接点部材であるコイル スプリ ン グを押し縮めながら、 回路基板を保持する第 1壁部と、 第 1種構成 要素部材を保持する第 2壁部とを、 対向する状態で重ね合わせるだけの簡単 の作業で組み立てることができる。

その結果、 盗難防止装置の筐体の組立作業を簡単なものと しながら、 急激 な衝撃に対しても電気的な接続を維持できる。

本発明の構成と して、 前記一対の壁部の間に、 前記饕報出力手段の第 2種 構成要素部材が挟持状態で保持され、 一端部が前記回路基板における第 2壁 部側に向かう接触面を有する第 2種接点に接触され且つ他端部が前記第 2種 構成要素部材に接触される通電用中継部材が、 その中間部を前記第 1壁部に 保持させた状態で設けられ、 前記一対の壁部の遠近方向に伸縮自在に前記第 2壁部に保持されて、 前記通電用中継部材の一端部を前記第 2種接点に押圧 る押圧用コイルスプリ ングが、 最大伸長状態より も収縮された状態で配置 されていることが好ま しい。 この構成によれば、 回路基板及び上記第 1種構成要素部材と共に警報出力 手段を構成する第 2種構成要素部材は、 筐体の一対の壁部に挟持状態で保持 され、 通電用中継部材を介して回路基板と電気的に接続される。

通電用中継部材は、 その中間部を回路基板を保持する第 1壁部に保持され て、 一端部が回路基板における第 2壁部側に向かう接触面を有する第 2種接 点に接触され、 他端部が第 2種構成要素部材に接触されている。

通電用中継部材と回路基板の第 2種接点との接触箇所においては、 筐体の 一対の壁部の遠近方向に伸縮自在の押圧用コイルスプリ ングが通電用中継部 材を第 2種接点に押圧する。

従って、 盗難防止装置の筐体に急激な衝撃が加わって、 筐体の一対の壁部 の遠近方向に力が作用した場合でも、 押圧用コイルスプリ ングがその力を的 確に吸収して、 第 2構成要素部材と回路基板との電気的な接铳を維持する。

しかも、 盗難防止装置の筐体を組み立てる際は、 押圧用コイルスプリ ング を押し縮めながら、 回路基板を保持する第 1壁部と、 第 1種構成要素部材を 保持する第 2壁部とを対向する状憨で重ね合わせて、 第 2種構成要素部材を 挟持するだけの簡単の作業で組み立てることができる。

その結果、 警報出力手段を構成する構成部品と して、 第 2種構成要素部品 が加わっても、 上記のように、 盗難防止装置の筐体の組立作業を簡単なもの と しながら、 急激な衝撃に対しても電気的な接続を維持できるに至った。 更に本発明の前記筐体が、 前記第 1壁部およびその周囲から第 2壁部側に 突出する茼壁部とを備える第 1 ケーシング部材と、 前記第 2壁部及びその周 囲から第 1壁部側に突出する筒壁部とを備える第 2ケーシング部材とからな り、 その第 1 及び第 2ケ一シング部材の端面同士が溶着されていてもよい。 二の構成によれば、 第 1壁部を備える第 1 ケ一シング部材と第 2壁部を備 える第 2 ケ一シング部材とを溶着することで、 第 1壁部と第 2壁部とを、 対 向する状態で確実に組み立てることができる。 又、 両ケーシ ング部材の備え れた筒壁部にて、 第 1壁部および第 2壁部に保持される ¾報出力手段の楕 成部品を保護できる。 その結果、 盗難防止装 gの筐体内に収納される警報出力手段の構成部品を 保護しながら、 筐体を確実に組み立てることができる。

更に又、 本発明の前記第 1種構成要素部材が円盤状の «報ブザーであり、 前記第 2種構成要素部材が円盤状の電池であり、 その円盤状の電池が、 前記 薯報ブザーと前記第 1壁部との間に挟持状態で保持されていることが好ま し い ο

この構成によれば、 上記の第 2種構成要素部材である円盤状の電池が、 第 2壁部に保持される第 1構成要素部材である円盤状の警報ブザーと、 第 1壁 部との間に挟持状怒で保持されている。

つまり、 本来的に形状が類似している電池と警報ブザーを重ねて配置して いるのである。

その結果、 本来的に形状が類似している電池と警報ブザーを重ねて配置し ているので、 盗難防止装置の筐体の小型化を図ることができる。

更に又、 本発明の前記予備行為検出手段が、 前記筐体を盗難防止対象物に 取り付けるために前記筐体に接続される取付具と、 その取付具の前記筐体へ の着脱を電気的に検出する着脱検出用スィ ツチとを備えて構成され、 前記 ¾ 報出力手段が、 前記着脱検出用スィ ッチの離脱検出信号に基づいて、 警報情 報を出力するよ όに構成されていてもよい。

二の構成によれば、 取付具にて盗難防止対象物に取り付けられた盗難防止 装置の筐体を、 不正に取付具を筐体から離脱させて盗難防止対象物から取り 外すという盗難の予備的行為を行うと、 着脱検出用スィ ツチが取付具の離脱 を検出して、 饕報出力手段が饔報情報を出力する。

その結果、 盗難防止装置の筐体を不正に盗難防止対象物から取り外すとい う盗難の予備的行為を確実に検出して、 報知することができる。

更に又、 本発明の前記予備行為検出手段が、 前記 Κ体内に設けられて、 特 定箇所に設置された発信器からの電波を受信するアンテナを備えて構成され、 前記警報出力手段が、 前記アンテナの受信信号に基づいて、 警報情報を出力 するように構成されていてもよい。 この構成によれば、 盗難防止装置の筐体を取り付けたままの盗難防止対象 物を、 盗難防止対象物を展示等している箇所から不正に持ち出すという盗難 の予備的行為を行うと、 発信器を設置している特定箇所を通過した際に、 盗 難防止装置の筐体內のアンテナが発信器からの電波を受信して、 警報出力手 段が S報情報を出力する。

その結果、 盗難防止装置の筐体を取り付けた盗難防止対象物を不正に持ち 出すという盗難の予備的行為を確実に検出して、 報知することができる。 更に又、 本発明と して、 前記解除操作具が特定形状に構成され、 その特定 形状に構成された前記解除操作具の前記揷入孔への挿入を許容し、 前記特定 形状以外の形状の偽操作具の前記挿入孔への挿入を阻止する挿入阻止手段が. 前記揷入孔の内部に設けられていてもよい。

この構成によれば、 解除操作具の形状である特定形状以外の形状の偽操作 具を、 盗難防止装置の筐体に形成された揷入孔に挿入しょうとしても、 挿入 孔の内部に設けられた挿入阻止手段がその偽操作具の揷入を阻止して、 警報 解除手段の作動には何ら影響しない。

一方、 解除操作具を挿入孔に挿入する場合では、 挿入阻止手段は解除操作 具の揷入を許容し、 警報解除手段が警報解除作動状怒に操作されて警報出力 手段の作動を停止させる。

その結果、 解除操作具の形状である特定形状以外の形状の偽操作具を、 盗 難防止装置の S体に形成された挿入孔に挿入しょうと しても、 挿入孔の内部 に設けられた挿入阻止手段がその偽操作具の挿入を阻止するので、 不正に盗 難防止装置が作動停止されるのを可及的に防止することができる。

更に又、 前記挿入阻止手段が、 前記揷入孔の長手方向視にて、 前記挿入孔 の内壁部から挿入孔内方に突出する突起物にて構成され、 前記解除操作具の 外面部に、 前記挿入孔に揷入された状態において前記突起物が係入する凹溝 が形成されているようにしてもよい。

この構成によれば、 挿入孔の内壁部から挿入孔内方に突出する突起物が存 在するために、 解除操作具の形状である特定形状以外の形状の偽操作具を挿 入孔に揷入しょうと しても、 突起物によって挿入が阻止されて、 警報解除手 段の作動には何ら影饗しない。

一方、 解除操作具を揷入孔に挿入する場合では、 解除操作具の外面には上 記の突起物が係入できる凹溝が形成されているので、 突起物が凹溝へ係入す ることによって解除操作具は揷入孔に挿入される。 そして、 警報解除手段が 警報解除作動状態に操作されて警報出力手段の作動を停止させるのである。 つまり、 挿入孔の内壁部に突起物を設け、 解除操作具の外面に突起物が係 入可能な凹溝を形成するだけで、 偽操作具の挿入孔への挿入を阻止できる。 その結果、 挿入孔の内壁部に突起物を設け、 解除操作具の外面に突起物が 係入可能な凹溝を形成するだけの簡素な構成で、 上記第 1特徴構成による効 果を達することができるのである。

更に又、 前記挿入孔における入口より も奥部側に前記突起物が形成されて いてもよい。

二の構成によれば、 上記の突起物が揷入孔の入口より も奥部側に形成され ているので、 挿入孔の入口側から突起物の形状を観察するのは容易ではなく 、 解除操作具の複製を不正に作製するのが困難なものとすることができる。 その結果、 解除操作具の複製を不正に作製するのが困難なものとすること ができるので、 更に効果的に不正に盗難防止装置が作動停止されるのを可及 的に防止することができる。

更に又、 前記突起物の複数個が、 前記挿入孔の長手方向視にて、 異なる位 相に形成されていてもよい。

二の構成によれば、 揷入孔の突起物は複数設けられ、 それらの突起物は揷 入孔の長手方向視にて異なる位相に、 つまり、 仮想的に長手方向視での挿入 孔の中心を円の中心と見立てて、 長手方向視での揷入孔の内壁部における位 置を、 その仮想円での位相で表現した場合の異なる位相に形成されており、 揷入孔の長手方向視にて一つの突起物が他の突起物に完全に隠れてしまうよ うなことがないので、 複数の突起物の夫々が有効に偽操作具の挿入を阻止す るのに寄与する。 その結果、 盗難防止装置の筐体の揷入孔に形成された複数の突起物の夫々 か有効に偽操作具の挿入を阻止するのに寄与するので、 更に効果的に不正に 盗難防止装置が作動停止されるのを可及的に防止することができる。

更に又、 前記複数個の突起物が、 前記挿入孔の長手方向異なる位置に形成 されていて よい。

この構成によれば、 揷入孔に、 複数個の突起物が長手方向異なる位 Sに形 成されているので、 複数の突起物が係入するための解除操作具の外面の凹溝 の長さに長短が生じ、 その結果、 解除操作具の厚みにも厚い部分や薄い部分 が存在することになる。

その結果、 解除操作具の厚みにも厚い部分や薄い部分が存在することにな るので、 複数の突起物が揷入孔の長手方向同一位置に位置して、 それらの突 起物が係人する凹溝を解除操作具に形成して、 解除操作具の厚みが一様に薄 く なつてしまうような場合に較べて、 解除操作具の強度を高くすることがで きる：

更に又、 前記突起物が、 前記挿入孔の長手方向に延びる突条に形成されて てもよい：

二の構成によれば、 挿入孔の突起物が、 挿入孔の長手方向に延びる突条に 形成されているので、 挿入孔に解除操作具が挿入された際、 挿入孔の突起部 が解除操作具の凹溝に係入する長さが長く なり、 突起部によって解除操作具 姿勢を安定性良く支持できる。

その結果、 盗難防止装置の筐体の挿入孔に形成された突起部によって解除 操作具の姿勢を安定性良く支持できるので、 解除操作具を挿入孔に挿入し易 いものとなって、 盗難防止装置を扱い易いものとできる。

更に又、 本発明の盗難防止装置の構成と して、 前記筐体の内部に、 前記予 備行為検出手段および前記警報出力手段を駆動する電池が設けられていて、 二の電池にて充電されて、 この電池による電力供給が遮断されたときに、 前 記予備行為検出手段および前記警報出力手段を駆動する補助給電手段が設け られていてもよい 補助給電手段は、 電池にて充電されて電力を蓄えている。 筐体に衝撃や振 動が加えられることにより、 万が一、 電池の正極または負極が瞬間的に接铳 用端子から離間して、 電池による予備行為検出手段および警報出力手段への 電力供給が遮断されたと しても、 電池の代わりに補助給電手段により予備行 為検出手段および警報出力手段に連続して電力が供給されるので、 予備行為 検出手段および饕報出力手段に対する電力供給が途絶えることがない。 この構成によれば、 筐体に衝撃や振動が加えられたと しても、 予備行為検 出手段及び ¾報出力手段に対して連続して電力供給することができて、 警報 出力手段の作動が停止するのを防止することができるようになった。

更に又、 前記饕報出力手段が、 前記予備行為検出手段の盗難予備行為検出 情報に基づいて餐報情報を出力した後においては、 前記予備行為検出手段の 盗難予備行為検出が無く なっても継統して前記警報情報を出力するように構 成されていてもよい。

警報情報が出力されたことに伴って、 盗難の予備的行為を行った行為者に より、 予備行為検出手段が盗難予備行為を検出することができない状態にさ れたと しても、 ¾報出力手段から継続して ¾報情報が出力され続ける。 もち ろん、 補助給電手段が設けられているので、 電池による電力供給が瞬間的に 遮断されたと しても、 警報情報が出力され続ける。

その結果、 盗難の予備的行為を行った行為者により、 盗難予備行為を検出 することができない状怒にされたと しても、 又、 電池による電力供給が瞬間 的に遮断されたと しても、 警報情報が出力され続けるので、 信頼性を一層向 上することができるようになった。

更に又、 前記予備行為検出手段が、 前記筐体を盗難防止対象物に取り付け るために前記筐体に接続される取付具と、 その取付具の前記筐体への着脱を 電気的に検出する着脱検出用スィ ッチとを備えて構成され、 前記警報出力手 段が、 前記盗難予備行為検出情報と しての、 前記着脱検出用スィ ッチの離脱 検出信号に基づいて、 報情報を出力するように構成されていてもよい。 筐体を盗難防止対象物から不正に取り外すべく、 取付具を筐体から離脱さ せるという盗難の予備的行為が行われると、 着脱検出用スィッチにより、 取 付具の筐体からの離脱が電気的に検出される。 つまり、 着脱検出用スィ ッチ が取付具の筐体からの離脱を検出することに基づいて、 盗難予備行為情報が 検出されるようになっている。 そして、 着脱検出用スィ ツチの離脱検出情報 に基づいて、 ¾報手段により警報情報が出力される。

その結果、 盗難防止装置の筐体が盗難防止対象物から不正に取り外される という盗難の予備的行為が行われると、 警報情報が出力されるので、 盗難を 防止することができるようになった。

更に又、 前記予備行為検出手段が、 前記筐体内に設けられて、 特定箇所に 設置された発信器からの電波を受信するアンテナを備えて構成され、 前記警 報出力手段が、 前記盗難予備行為検出情報と しての、 前記アンテナの受信信 号に基づいて、 警報情報を出力するように構成されていてもよい。

筐体が取り付けられたままの状憨の盗難防止対象物が店舗から不正に持ち 出されるという盗難の予備的行為が行われると、 筐体が店舗の出口等の特定 箇所に設置された発信器に近づく ことになる。 筐体が発信器に近づく と、 筐 体の内部に設けられたアンテナにより、 発信器から発信される電波が受信さ れる _ つまり、 アンテナが発信器からの電波を受信することに基づいて、 盗 難予備行為情報が検出されるようになっている。 そして、 アンテナの受信信 号に基づいて、 警報手段により ¾報情報が出力される。

その結果、 盗難防止装置の筐体が取り付けられたままの状態の盗難防止対 象物が不正に店舗外に持ち出されるという盗難の予備的行為が行われると、 警報情報が出力されるので、 盗難を防止することができるようになつた。 更に又、 本発明の盗難防止装置と して、 前記予備行為検出手段にて出力さ れる盗難予備行為検出情報が設定時間以上連続するときにのみ、 前記 ¾報出 力手段にて前記饕報情報を出力させる牽制手段が設けられていてもよい。 この構成:こよれば、 予備行為検出手段にて出力される盗難予備行為検出情 報が設定時間以上連続したときには、 ¾報出力手段にて警報情報が出力され るが、 種 の外乱が原因となつて予備行為検出手段が出力する場合などのよ うに、 上記盗難予備行為検出情報が設定時間以下のときは、 警報情報は出力 されない：

その結果、 種々の外乱等によって、 盗難予備行為がなされていないにもか かわらず、 盗難予備行為があつたと誤って ¾報されることがなくなり、 もつ て、 盗難防止装置の動作信頼性を向上させることができる。

更に又、 前記予備行為検出手段が、 前記筐体を盗難防止対象物に取り付け るために前記筐体に接続される取付具と、 その取付具の前記筐体への着脱を 電気的に検出する着脱検出用スィ ツチとを備えて構成され、 前記警報出力手 段が、 盗難予備行為検出情報と しての、 前記着脱検出用スィ ッチの離脱検出 信号に基づいて、 警報情報を出力するように構成されていてもよい。

この構成によれば、 筐体を盗難防止対象物に取り付けるために筐体に接続 されたヮィャ一等の取付具が、 接铳部から外れたり又は切断されたり して筐 体から離脱すると、 着脱検出用スィ ツチが上記取付具の筐体からの離脱を盗 難予備行為と して検出する。 そして、 その離脱検出信号が設定時間以上連続 したときには、 饕報出力手段にて警報情報が出力されるが、 例えば筐体に軽 ぃシ ョ .' クゃ振動が加わって上記着脱検出用スィ ツチの接点が短時間で断続 する等のように、 上記離脱検出信号が設定時間以下のときは、 饕報情報は出 力されない：

その結果、 筐体をヮィャ一等の取付具によつて盗難防止対象物に取り付け, その取付具の筐体からの離脱によって盗難予備行為を検出するような盗難防 止装置において、 外乱によって盗難予備行為があつたと誤って ¾報されるこ とがなく なつた。

更に又、 前記予備行為検出手段が、 前記筐体内に設けられて、 特定箇所に 設置された発信器からの！:波を受信するアンテナを備えて構成され、 前記 ¾ 報出力手段が、 盗難予備行為検出情報と しての、 前記アンテナの受信信号に 基づいて、 警報情報を出力するように構成されていてもよい。

二の構成によれば、 筐体内に設けられたアンテナが、 出入口等の特定箇所 に設置さ た発信器からの電波を受信すると、 その受信信号が盗難予備行為 検出情報と して検出される。 そして、 その受信信号が設定時間以上連続した ときには、 ¾報出力手段にて ¾報情報が出力されるが、 例えばアンテナに短 時間のノ ィズ電波が乗った場合などのように、 上記受信信号が設定時間以下 のときは、 II報情報は出力されない。

その結果、 筐体に内蔵したアンテナが、 出入口などに設置した発信器から の電波を受信することで、 盗難防止対象物をそれに取り付けた盗難防止装置 と一緒に持ち出そうとするような盗難予備行為を検出する盗難防止装置にお いて、 ノ ィズ電波などによって盗難予備行為があつたと誤って警報されるこ とがなく なつた。

更に又、 本発明の構成と して、

筐体の取付具接続用の揷入孔に挿入されて接続される導 ¾性の接続部を両 端に備え、 且つ、 両端の前記接続部をそれらを連結する導電性の中間連結部 にて電気的に接続した.取付具が設けられ、 前記両接铳部に、 被係合部が設け られ、 前記筐体の内部に、 前記取付具接铳用の挿入孔に揷入された前記接続 部の前記被係合部に係合自在で、 且つ、 係合側に付勢された係合体と、 前記 両接铳部の前記筐体への接続状態において、 それら両接統部と電気的に接続 され、 その電気的接続により形成される導電経路が不導通状態になることに 基づいて警報情報を出力する警報出力手段とが設けられ、 前記揷入孔に挿入 された前記接続部の抜け出しが、 前記被係合部と前記係合体との係合で阻止 されていてもよい。

更に又、 前記筐体の内部に、 前記取付具接続用の挿入孔に挿入された前記 接^部の端部に接触押圧されて、 挿入孔長手方向奥部側に後退変位する導電 性のスプリ ングが、 前記警報出力手段から電気的に接続された受け部材にて 接続された状態で設けられているように構成してもよい。

この構成によれば、 接続部の挿入端部による接触押圧で揷入孔長手方向奥 部側に後退変位する導電性のスプリ ングを設けて、 接続部挿入方向に沿って の圧接で互いに接触するスプリ ングと接铳部の挿入端部とを介して、 接続部 と警報出力手段とを電気的に接続するから、 挿人した接続部が筐体に対して 挿入方向に沿って動いても、 接続部の挿入端部とスプリ ングとの接触部が摺 動しにく く 、 スプリ ングと接続部の挿入端部との接触状態が安定している。 その結果、 スプリ ングと接铳部の挿入端部との接触状態が安定しているか ら、 警報出力手段の誤動作が生じにく い。

更に又、 前記スプリ ングがコィルスプリ ングであることが好ま しい。 このようになっていると、 コイルスプリ ングを揷入孔に沿ってコンパク ト に装着しながら大きな弾性変位量を設定でき、 挿入した接続部が筐体に対し て挿入方向に沿ってずれ動き易い場合でも、 スプリ ングと接続部の挿入端部 とを長期に亘つて接触状態に維持し易い。

その結果、 挿入した接続部が筐体に対して挿入方向に沿ってずれ動き易い 場合でも、 スプリ ングと接続部の挿入端部とを長期に亘つて接触状態に維持 し易いから、 報出力手段の誤動作が一層生じにく い。

更に又、 前記筐体の内部に、 前記警報出力手段の作動を停止させる警報解 除手段と、 前記係合体を係合解除側に操作する係合解除手段とが設けられ、 前記筐体の外面部から筐体内方に向けて解除操作用の揷入孔が形成され、 そ の解除操作用の挿入孔に揷入される解除操作具にて、 前記 ϋ報解除手段が ¾ 報解除作動状態に且つ前記係合解除手段が係合解除作動状態に操作されるよ うに構成されていてもよい。

この構成によれば、 解除操作具を解除操作用の挿入孔に挿入することで、 警報解除手段が警報解除作動状態に且つ係合解除手段が係合解除作動状態に 操作されるから、 盗難防止装置を盗難防止対象物から正当に取り外す場合の 操作を容易に行える。

その結果、 盗難防止装置を盗難防止対象物から正当に取り外す場合の操作 を容易に行えるから、 警報出力手段の誤動作が生じにく い盗難防止装置の取 扱い操作を簡略化できる。

更に又、 前記スプリ ングが、 前記係合体が係合解除側に操作されるに伴つ て、 前記接続部を筐体外方に向けて押し移動させる付勢力を備えるように構 成されていてもよい： この楕成によれば、 被係合部と係合体との係合を解除すると、 挿入孔に揷 入されている接続部がスプリ ングの付勢力で筐体外方に押し出され、 接続部 を挿入孔から抜き出し易い。

その結果、 接統部を揷入孔から抜き出し易いから、 ¾報出力手段の誤動作 が生じにく い盗難防止装置の取扱い操作を簡略化できる。

更に又、 前記箧体の内部に、 特定箇所に設置された発信器からの電波を受 信するアンテナが設けられ、 前記警報出力手段が、 前記アンテナの受信信号 に基づいて、 警報情報を出力するように構成されていてもよい。

二の構成によれば、 盗難防止装置が取り付けられている盗難防止対象物が 不正に持ち出されようとする場合、 笸体の内部に設けた警報出力手段が警報 情報を出力して、 盗難防止対象物の不正な持ち出し行為を警告できるのであ る力 <、 その為の ¾報出力手段を別途設けることを要しない。

その結果、 警報出力手段を別途設けることなく、 盗難防止装置が取り付け られている盗難防止対象物の不正な持ち出し行為を警告できるから、 警報出 力手段の誤動作が生じにく い盗難防止装置の構造を簡略化できる。

更に又、 本発明の盗難防止装置の構成と して、 筐体内に、 コイルを備えた 電波受信用の受信アンテナと、 電気的に容量性のブザーと、 前記受信アンテ ナが発音指合電波を受信するに伴って、 前記ブザーを発音作動させる 5 報出 力手段とを備え、 前記ブザーと前記受信アンテナに備えられたコイルの全部 又は一部とを接続して共振回路を形成してある電波受信報知装置が設けられ ていると共に、 前記受信アンテナに発音指令電波を送信する発信器が、 特定

Θ所に設置されているようにしてもよい：

この構成によれば、 筐体内に、 上記特徵構成の電波受信報知装置を設ける 二とで、 ブザーの音量を大きくでき、 又、 回路構成の複雑化を抑制できる。 その結果、 フザ一の音量を大き くでき、 又、 回路構成の複雑化を抑制でき るので、 盗難防止装置の構成が複雑化して筐体が大きく なってしまうのを可 及的に抑制しながら、 ブザーの音量を大き く して発信器からの発音指合電波 の受信を的確に報知することができる。 更に又、 本発明の盗難防止装置の前記警報出力手段が、 前記予備行為検出 手段にて予備行為が検出されるに伴って、 前記ブザーを発音作動させるよう に構成されていてもよい。

この構成によれば、 予備行為検出手段が盗難防止装置の筐体を盗難防止対 象物から取り外したことを検出した場合も、 ブザーを発音作動させる。 その結果、 発信器からの発音指令電波を受信してブザーを発音作動させる だけでは、 盗難防止装置の筐体を盗難防止対象物から取り外して発信器の設 置箇所を通過したような場合は盗難を防止できないが、 盗難防止装置の箧体 の取り外しをも検出してブザーにて報知させることで、 的確に盗難を防止で きるのである。

更に又、 本発明の盗難防止装置の前記筐体の内部に、 前記警報出力手段の 作動を停止させる警報解除手段が設けられ、 前記筐体の外面部から筐体内方 に向けて解除操作用の揷入孔が形成され、 前記解除操作用の揷入孔に挿入さ れる解除操作具にて、 前記警報解除手段が発音解除状態に操作されるように 構成されていてもよい。

二の構成によれば、 盗難防止対象物が正規に販売された場合などは、 盗難 防止装置の筐体を盗難防止対象物から取り外してもブザーが発音作動しない ようにする必要があるが、 この場合は、 解除操作具を盗難防止装置の筐体の 挿入孔に揷入することで、 電波受信報知装置の警報出力手段を発音解除状態 に操作する：

その結果、 解除操作具を盗難防止装置の筐体の挿入孔に揷入するだけの簡 な操作て、 電 i'皮受信報知装置の饕報出力手段を発音解除状態に操作でき、 しか 解除操作具がなければ電波受信報知装置の ¾報出力手段を発音解除 状態に操作できないので、 不正な解除操作を防止できる。

更に又、 本発明の盗難防止装置に用いる電波受信報知装置の特徴構成は、 コィルを備えた電波受信用の受信アンテナと、 電気的に容量性のブザーと、 前記受信アンテナが発音指令電波を受信するに伴って、 前記ブザーを発音作 動させる警報出力手段とを備えていて、 前記ブザーと前記受信アンテナに備 えられたコィルの全部又は一部とを接続して共振回路を形成してある点にあ る- - この構成によれば、 電気的に容量性のブザーと受信アンテナに備えられた コィルの全部又は一部とを接続して共振回路を形成してあるので、 電気的に 容量性のブザーと電気的に誘導性のコイルとの共振作用によりブザーに印加 される電圧を昇圧することができ、 その結果、 ブザーが発音する音量が大き く なる

ブザーの音量を大きくするための回路構成に、 発音指令電波を受信するた めに本来的に設けられているコィルを兼用しているので、 ブザーの音量を大 き くするための回路構成の複雑化を抑制できる。

その結果、 回路構成の複雑化を抑制しながら、 ブザーが発音する音量を大 き くすることができる。

[図面の簡単な説明]

図 1 ( a ) , ( b ) は本発明を適用した実施例にかかるセンサタグの外観 図、

図 2 は本発明の実施例にかかる筐体のボトムケース部分の分解斜視図、 図 3は本発明の実施例にかかる筐体の 卜 ップケース部分の分解斜視図、 図 J は本発明の実施例にかかる筐体の縱断面図、

図 5は本発明の実施例にかかる回路構成図、

図 6は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 T は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 8は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 9は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 1 0は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 1 1 は本発明の実施例にかかる発信器の外観図、

図 1 2は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 1 :3は本発明の実施例にかかる要部拡大図、 17

図 1 4は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 1 5は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 1 6 ( a ) , (b ) , ( c ) は本発明の実施例にかかる係合解除用キー の外観図、

図 1 7 ( a ) ， （ b) は本発明の実施例にかかる係合解除用キーの要部拡 大図、

図 1 8は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 1 9は本発明の実施例にかかる要部拡大図、

図 2 0 ( a ) , ( b ) は本発明の実施例にかかる昇圧回路の作動説明図、

10 図 2 1 は本発明の実施例にかかる昇圧回路の作動説明図、

図 2 2 ( a ) , ( b ) は本発明の別実施例にかかるセンサタグの外観図、 図 2 3は本発明の別実施例にかかる回路構成図、

図 2 4 ( a ) , (b) , ( c ) ， （ d ) は本発明の別実施例にかかる要部 拡大図、

図 2 5は本発明の更に別実施例にかかるセンサタグの斜視図、

図 2 6は本発明の別実施例にかかる昇圧回路の構成図、

図 2 7は本発明の別実施例にかかる昇圧回路の構成図である。

[発明を実施するための最良の形態]

以下、 本発明の盗難防止装置の実施例を図面に基づいて説明する。

図 】 （ a ) の平面図および図 1 ( b ) の側面図に示すように、 盗難防止装 置と してのセンサタグ 1 は直方体状の筐体 2 と、 筐体 2を盗難防止対象物で ある商品等に取り付けるために筐体 2に接統される取付具と しての機能を有 するワイヤュニッ 卜 3 とからなる。

つィャュニッ 卜 3は、 図 6に示すように、 筐体 2に挿脱するために両端部 に備えられたロッ クピン 3 0 と、 そのロック ピン 3 0夫々を接続するワイヤ :3 1 と、 ワイヤ 3 1 及びロッ クピン 3 0の一部を被覆する外被 3 2 とからな つている： ロッ ク ビン 3 0及びワイヤ 3 1 は金属製で導電性を有し、 両端部のロック ピン 3 0 は筐体 2に電気的にも接続されている。 又、 ロックピン 3 0の先端 部近傍には、 ロック ピン 3 0の筐体 2からの抜け止めをする係合用凹部 3 0 a が形成されている。

ロッ ク ピン 3 0を被覆する外被 3 2の端部は、 ロッ ク ピン 3 0を筐体 2 に 挿入したときに、 図 7等に示すように、 筐体 2内にわずかに没入してロック ビン 3 0が外部に露出しないようにしてある。 これにより、 ロッ クピン 3 0 が静電気を帯電している他物に接触して、 筐体 2内の電気回路を破損してし まうのを防止できるのである _c

図 2及び図 3に示すように、 筐体 2は、 第 1 ケーシング部材であるボ卜厶 ケース 2 Aと第 2ケーシ ング部材である ト ップケース 2 Bにより構成されて いる。

ボ トムケース 2 Aには、 略長方形状の第 1壁部材 2 a と、 第 1壁部材 2 a の周囲からほぼ垂直に突出する筒壁部 2 bとが備えられている。 卜 ップケ一 ス 2 Bには、 略長方形状の第 2壁部材 2 cと、 第 2壁部材 2 cの周囲からほ ぼ垂直に突出する筒壁部 2 dとが備えられている。

g体 2は、 ボトムケース 2 A及びトップケース 2 Bの両端面同士すなわち 両茼壁部 2 b . 2 dの先端部分同士が超音波溶着などにより溶着されて組み 立てられる：

この組み立てられた状憨で、 第 1壁部 2 a及び第 2壁部 2 cは、 一対とな つて直体 2の対向する壁部をなす。

筐体 2の内部には、 詳しく は後述するが、 盗難の予備的行為を検出すると、 音と光で警報情報を出力する 報出力手段 A 0が設けられている。 そして、 この警報出力手段 A Oは、 図 5に示すように、 各種回路及び各種電子部品が 備えられた回路基板 6、 円盤状の警報ブザーである圧電ブザー 2 1、 及び、 回路基板 6に備えられた各種回路及び各種電子部品を駆動する円盤状のボタ ン電池 （以下、 電池と略記する場合がある） V等から構成される。 筐体 2の 内部には、 警報出力手段 A 0以外にも、 ジャ ッ クュニッ 卜 4及びスライダー 5等が設けられている。

回路基板 6に備えられた各種回路は、 ヮィャュニッ ト 3によって筐体 2が 盗難防止対象物である商品などに取り付けられているときに、 ワイヤュニッ 卜 3が切断された場合や、 センサタグ 1が例えば店舗の出入口の両側などの 特定箇所に設置される図 1 1 に示すような一対のパネル状の発信器 0の設置 箇所を通過した場合に、 筐体 2に収納されている圧電ブザ一 2 1が鳴り、 警 報音を出力するように構成されている。 尚、 発振器 0と しては、 上記の一対 のパネル状のもののうちの片方を出入口の片側に設置しても良いし、 又出入 口の床面上に設置しても良い。

次に、 図 2及び図 3に基づいて、 筐体 2の内部への上記各部材の組み込み 構造、 並びに、 圧電ブザー 2 1及び電池 V夫々 と回路基板 6との電気的接続 構造について説明する。

筐体 2のボ卜厶ケース 2 Aの第 1壁部 2 aには回路基板 6が保持され、 更 に、 ジャ ッ クュニッ 卜 4 と、 電池 Vの正極と回路基板 6 とを電気的に接続す るための通電用中継部材である接続端子 7 1 a と、 電池 Vとが組み込まれて いる 接^端子 7 1 aは、 ボトムケース 2 Aに形成されたボス 2 eに固着さ れる：

S it 2 Λ i、 ップケース 2 Bの第 2壁部 2 cには ¾報出力手段 A 0の構成部 品である圧電ブザ一 2 1が保持され、 更に、 スライダー 5が組み込まれてい る—

圧電ブザー 2 1 は、 図 3 に示すように、 振動体 2 1 aと、 振動体 2 1 aを 収納するブザーケース 7 2 と、 振動体 2 1 aに電圧を印加するための 2個の ブザークー ミ ナル了 3 a , 7 3 bが取り付けられた平板状のターミナル部 7 4 とから構成されている。 ターミ ナル部 T 4の振動体 2 1 aの存在側と反対側 つまり圧電ブザー 2 1 の外面には、 電池 Vの負極接続用の接続端子 7 1 bが 取り付けられている。 尚、 接铳端子 7 l a , 7 1 bは、 電池 Vとの接触箇所 において、 電池を押圧する側に復帰付勢力が与えられている。

そして、 マザ一夕一ミナル 7 3 a , 7 3 b及び接続端子 7 1 b夫々に備え られた突起状の回路基板用接続部に、 導電性および復帰付勢力を備えたコィ ルスプリ ング 7 5 , 7 6及び 7 7夫々を外嵌し、 且つ、 ト ップケース 2 Bに 形成されたボス 2 f に押圧用コイルスプリ ング 7 8を外嵌した状態で、 ボト ムケース 2 Aと ト ップケース 2 Bとを組み合わせる。

5 すると、 各コイルスプリ ング 7 5 , 7 6 , 7 7及び押圧コイルスプリ ング

7 8は最大伸長状態より収縮された状態となり、 図 4に示すように、 ブザー ター ミ ナル 7 3 a とそれに対応させて回路基板 6に備えられた接統用の電極 パ '.' ド 6 c とがコイルスプリ ン グ 7 5にて、 ブザーターミナル 7 3 bとそれ に対応させて回路基板 6に備えられた電極パッ ド 6 dとがコイルスプリ ング

10 7 6 にて、 及び、 接铳端子 7 1 bとそれに対応させて回路基板 6に備えられ た電極パッ ド 6 eとがコイルスプリ ング 7 7にて、 夫々電気的に接铳され、 接铳端子 7 1 aの回路基板用接続部とそれに対応させて回路基板 6に備えら れた電極パッ ド 6 dとが押圧用コイルスプリ ング 7 8により接当させられて 電気的に接続され、 並びに、 電池 Vの正極に接続端子 7 1 a力 <、 及び、 負極

I に接铳端子 7 1 bが夫々接当させられて電気的に接铳されるのである。 そし て、 圧電ブザ一 2 1及び電池 V夫々 と回路基板 6 とが電気的に接続される。 このとき、 電池 Vは、 第 1壁部 2 a と圧電ブザー 2 1 との間に挟持状態で 保持されている

上記のように、 筐体 2の内部への各部材の組み込み構造、 並びに、 圧電ブ 20 ザ一 2 】 及び電池 V夫々 と回路基板 6 との電気的接铳構造とすることにより、 半田付け等の煩わしい作業無しの簡単な作業となる。 しかも、 各コイルスプ リ ン グの復帰付勢力により確実な電気的接続が達成できるのである。

従って、 圧電ブザー 2 1 は、 ¾報出力手段 A Oの第 1種構成要素部材 F E と して機能する。 コイルスプリ ング 7 5 , 7 6 , 7 7は、 第 1種構成要素部

0 5 材 F Eに連設した通電用接点部材 C Eと して機能す。 そして、 電極パッ ド 6 c 6 e . 6 dは、 回路基板 6における第 2壁部 2 c側に向かう接触面を有する 第 1種接点と して機能する。

円盤状の電池 Vは、 警報出力手段 A Oの第 2種構成要素部材 S Eと して機 能する： 電極パッ ド 6 dは、 回路基板 6における第 2壁部 2 c側に向かう接 触面を有する第 2種接点 S Cと して機能する。 そして、 通電用中継部材であ る接铳端子 7 1 aの一端部は、 第 2壁部 2 cに保持される押圧コイルスプリ ング 7 8 によって第 2種接点 S Cに押圧される。

次に、 回路基板 6について説明を加える。

図 5 に示すように、 回路基板 6には、 L E Dランプ 2 0 と、 コイル 2 2 a 及びコ ンデンサ 2 2 bからなる共振アンテナ 2 2 と、 電池 Vと並列接続され る電源用コンデンサ C 1 と、 共振アンテナ 2 2が受信状憨になると受信信号 を出力するアンテナ入力回路 2 3 と、 ワイヤュニッ 卜 3が適正に接続されて いない状態になるとワイヤ切断信号を出力するワイヤ入力回路 2 4 と、 アン テナ入力回路 2 3からの受信信号又はワイヤ入力回路 2 4からのワイヤ切断 信号が入力されると制御信号を出力するスィ ツチング回路 2 5と、 スィ ッチ ング回路 2 5からの制御信号が入力するとパルス発振を開始する発振回路 2 6 と、 スィ ツチング回路 2 5からの制御信号が入力すると発振回路 2 6の発振 パルス数のカウン 卜を開始し設定カウン 卜数を超えるとカウン ト完了信号を 出力するカウン夕 2 7 と、 カウンタ 2 7のカウン ト完了信号が入力されると スイ ツ手ング回路 2 5を前記受信信号又は前記ワイャ切断脱号が入力された 状態に維持するラツチ回路 2 8と、 カウン夕 2 7のカウン 卜完了信号が入力 されると L E Dランプ 2 0を点灯させ且つ圧電ブザー 2 1 を鳴らせるブザー - L E D ドラィバ 2 9と、 ワイャュニッ 卜 3が筐体 1 に挿入されるの伴って電 ί也の負極と各回路のアースとを接続して電池 Vから各回路への電力供給を開 始し、 一旦電力供給を開始した後は、 リセッ 卜スイ ツ ト Rが閉じ状態とされ な L、限り電力供 きを維持する電源保持回路 V Κとが備えられている。

上还のような電気的接続構造にて、 回路基板 6 と電池 Vと力 <、 及び、 回路 基板 6 と圧電ブザー 2 1 とが夫々電気的に接続され、 電池 Vから各回路に電 力が供給される

圧電ブザ一 2 1 は、 周期的な電圧パルスによって駆動され、 その電圧パル スの周波数に応じた音色の音を放出する。 ブザー · L E D ドライバ 2 9は周期的な電圧パルス信号を出力するので、 ブザー . L E D ドライバ 2 9の出力信号で圧電ブザー 2 1を直接駆動するこ と も可能であるが、 圧電ブザー 2 1 は印加される電圧パルスの電圧値が高い ほど大きな音量で音を放出することから、 昇圧した電圧パルスを圧電ブザー 2 1 に印加できるように昇圧回路を設けている。

以下、 その昇圧回路の構成を説明する。

昇圧回路は、 ブザー ' L E D ドライバ 2 9の出力信号でスィ ツチング動作 する トランジスタ T R、 共振アンテナ 2 2からの電流の流入を阻止するダイ ォ一 ド D 1 及びコイル 2 2 aの一部から構成されている。

共振ァンチ十 2 2のコイル 2 2 a は、 センタータ ツプ式のコィルにて構成 され、 一連に巻回されるコイルの途中箇所から電極端子 2 2 cが引き出され て、 二つのコィル L 1 , L 2 と して使用することが可能である。

この電極端子 2 2 cはダイォー ド D 1 を介して圧電ブザー 2 1 に接続され ており、 圧電ブザー 2 1 とコイル L 2 とが直列接続されている。 圧電ブザ一 2 1 は誘電体を電極で挟んだ構成であり、 電気的に容量性のブザーであるの で、 等 iffi的にコンデンサとみなすことができる。 従って、 圧電ブザー 2 1 と コイル L 2 とで直列共振回路を形成している。

ブザー · L E D ドライバ一 2 9からは電圧パルスが出力され、 その出力さ れた電圧パルスはコレクターエミ ッタ間に圧電ブザー 2 1 を接続している 卜 ラ ン ジス夕 T Rのベースに入力される。

ブザー ' L E D ドライバー 2 9からの電圧パルスによつてスィ ッチング動 作する トラ ンジスタ T R力く 「 0 Ν^τ」 状態にあるときは、 図 2 0 ( a ) に示す ように、 等価的に電池 Vによる供給電圧 V c cとアース （G N D ) との間にコ ィル L 2のみが存在する状態となり、 トランジスタ T R力く 「〇 F F」 状態に あるときは、 図 2 0 ( b ) に示すように、 等価的に供給電圧 V ccとアース との間に圧電ブザー 2 1 とコイル L 2 とが直列に存在する状態と なる：

圧！:ブザー 1 の両端の電圧を v c ( t ) 、 コイル L 2に流れる電流を i (t) 、 圧電ブザー 2 1の静電容量を C、 コイル L 2のイ ンダク夕 ンスを L コイル L 2の抵抗成分を Rと して、 ブザー . L E D ドライ ノく · 2 9から図 2 1 に示すような周期が Tでデューティ 一が 5 0 %の電圧パルス信号を出力して トラ ンジスタ TRをスィ ッチング動作させると、 図 2 0 ( a ) に示すトラン ジスタ T R力く 「 0 N」 の状態すなわち図 2 1における （— Tノ 2く t < 0 ) の状憨では、 v_c(t)=0

-R(t+T/2) R

となり、 t = 0の状態、 すなわち、 トラ ンジスタ TR力く 「0 N」 から 「0 F F」 に切り換わる瞬間のコィル L 2に流れる電流 i。は、

-RT

io=i(0)=Vc£(1-e ^2L ) 式 1

R

となる。

図 2 0 ( b ) に示すトラ ンジスタ TR力く 「〇F F」 の状態すなわち図 2 1 における （ 0 < t < TZ 2 ) の状憨では、 式 1を初期条件と して、

式 2 p -RT

4^Γ (^{1+e 2L} )}sino>t】 ω =I/7LC R²C

~4L となる。

c ( t ) は、 式 2において、 s i η ω t = 1であるときに最大となり、 このピーク菴圧 V は、 例えば、 圧電ブザー 2 1の放出音の周波数を 4 k H z 即ち T= 2 5 0 w s、 R = 1 0 0 Ω L = 5 0 mH、 C= 1 5 n Fとすると、 v c ^p = 4. 8 V c c

となる。

従って、 電源電圧である V c c以上に昇圧された電圧パルスが圧電ブザー 2 1 に印加されて、 圧電ブザー 2 1 の放出音の音量がより大きくなる。

尚、 共振アンテナ 2 2のコイル 2 2 a は、 偏平な直方体形状を有する筐体 2の厚み方向での磁界の変化を最も効率的に検出できるように、 厚み方向の 軸を中心と して巻回してある。

上記構成の回路は、 ワイヤュニッ 卜 3によって筐体 2が盗難防止対象物で ある商品等に取り付けられているときに、 ワイヤュニッ ト 3が切断された場 合や、 センサタグ 1 が例えば店舗の出入口の両側に設置される図 1 1 に示す ような一対のパネル状の発信器 0の設置箇所を通過した場合に、 筐体 2に収 納されている圧電ブザー 2 1 が鳴り、 警報を出力するように構成されている。 尚、 発振器 0と しては、 上記の一対のパネル伏のもののうちの片方を出入口 の片側に設置しても良いし、 又出入口の床面上に設置しても良い。 次に、 ワイヤュニッ 卜 3が切断された場合や、 センサタグ 1が例えば店鋪 の出入口の両側に設置される図 1 1 に示すような一対のパネル状の発信器 0 の設置箇所を通過した場合に、 圧電ブザー 2 1が鳴り出すまでの過程を簡単 に説明ずる。

先ず、 ワイヤユニッ ト 3が切断された場合などによりワイヤユニッ ト 3 と 筐体 2 とが一連に接铳されていない状態になると、 ワイヤ入力回路 2 4の入 力側の端子がアース電位から上昇する。 ワイヤ入力回路 2 4 は、 ワイヤ入力 回路 2 4の入力側の端子が設定電位以上に達すると、 ワイヤュニッ 卜 3が切 断などされたものと して検出する。

ワイヤ入力回路 2 4はワイヤュニッ 卜 3の切断などを検出すると、 スィ ッ チング回路 2 5にワイヤ切断信号を出力する。

尚、 ワイャ入力回路 2 4の入力側は遅延用コ ンデンサ C 2を介してアース に接続されており、 ワイヤユニッ ト 3に振動が加えられる等して、 ワイヤュ 二ッ 卜 3 と筐体 2内の回路の接点が断統しても、 ヮィャ入力回路 2 4の入力 側の電位が急激に上昇するのを抑制して、 ワイヤユニッ ト 3が切断されてい ないにも拘らずワイヤ入力回路 2 4が誤作動してしまうのを防止している。 スイ ッチング回路 2 5は、 ワイヤ切断信号を受け取つている間、 発振回路 2 6及びカウンタ 2 7に制御信号を送り、 その制御信号を受けている間、 発 振回路 2 6 はパルス発振し、 カウンタ 2 7 は発振回路 2 6の発振パルス数を カウ ン 卜する。 そして、 制御信号が停止すると、 発振回路 2 6はパルス発振 を停止し、 カウンタ 2 7はカウン 卜を停止しパルスカウン 卜数をリセッ トす る：

カウ ンタ 2 7は、 予め設定されているパルス数のカウン トを完了する毎に ラ ツチ回路 2 6及びブザー ' L E D ドライバ 2 9に対してカウン ト完了信号 と して一個のパルス信号を送る。

ブザー · L E D ドライバ 2 9はこのカウン 卜完了信号を受け取つている間. 圧電ブザ一 2 1 を鳴らせるとともに L E Dランプ 2 0を発光させる。

一方、 ラ ツチ回路はカウンタ 2 7のカウ ン 卜完了信号を受け取って、 スィ ツチング回路 2 5を前記切断信号を受けた状態に維持し、 これによりスイ ツ チング回路 2 5は発振回路 2 6及び力ゥンタ 2 7に制御信号を送り続ける。 つまり、 ブザー · L E D ドライバ 2 9は、 スィ ツチング回路 2 5が切断信 号を受け取った後、 カウンタ 2 7が設定パルス数のカウン トを完了してから、 圧電ブザ一 2 1 を鳴らせ、 L E Dランプ 2 0を発光させる。 これにより、 切 断信号を一定時間継続して受け取らないと圧電ブザー 2 1及び L E Dランプ 2 0は動作せず、 ノイズ等による誤動作を防止している。

一旦カウンタ 2 7がカウン 卜完了信号を送り出した後は、 ワイヤ入力回路 2 4からの切断信号の有無に拘らず、 スィ ツチング回路 2 5は制御信号を送 り铳けるので、 リセッ トスィ ッチ Rが閉じ操作されるまで、 圧電ブザー 2 1 はカウ ンタ 2 7のカウ ン 卜完了信号と同期して間歇 を出し続け、 L E Dラ ンブ 2 0 はカウンタ 2 7のカウン 卜完了信号と同期して点滅を続ける。

電池 Vと並列接铳された電源用コンデンサ C 1 は電池 Vにて充電されてい

'Ό。

L E Dラ ンプ 2 0 と圧電ブザー 2 1 とによって警報を出している際に、 筐 体 2 に衝撃や振動が加えられても、 コイルスプリ ング 7 7及び押圧用コイル スプリ ン グ 7 8の作用により、 電池 Vの正負両極が回路基板 6から電気的に 分断されるのを防止しているが、 万が一分断されて電池 Vによる各回路への 電力供給が遮断されても、 電池 Vの代わりに電源用コンデンサ C 1 により各 回路に連铳して電力が供給されるので、 筐体 2内の各回路がリセッ 卜されて ¾報が停止してしまうのを防止することができる。 電池 Vの正極又は負極が 接続 ffl端子 7 1 a , 7 1 bから瞬間的に離間した後、 元通りに接触すると、 ；源用コンデンサ C 1 は電池 Vにて充電されて、 電源用コンデンサ C 1 に電 力が蓄えられる：

尚、 電源用コ ンデンサ C 1 は半田付け等により回路基板 6に電気的に接続 されて設けられているので、 衝撃や振動が加えられても電気的な接続が断た れることがない,:

センサ ク グ 1 が発信器〇の設置箇所を通過した場合は、 共振アンテナ 2 2 が発信器 0からの電波によって起電力を生じ、 アンテナ入力回路 2 3はその 起電力を検出して、 スィ ッチング回路 2 5に受信信号を出力する。

スイ ッチング回路 2 5が受信信号を受け取った後の各回路の動作は、 上記 のワイヤュニッ ト 3が切断された場合と同様であり、 説明は省略する。

従って、 ワイヤ入力回路 2 4 は、 ワイヤユニッ ト 3の筐体 2への着脱を電 気的に検出する着脱検出用スィ ツチと して機能する。 又、 共振アンテナ 2 2 及びアンテナ入力回路 2 3は、 筐体 2内に設けられて、 特定箇所に設置され た発信器 0からの電波を受信するアンテナ A Nと して機能する。

ヮィャュ二ッ 卜 3を切断してセンサタグ 1 を不正に盗難防止対象物から取 りク した 、 センサタグ 1 を取り付けた盗難防止対象物を店舗外に不正に持 ち出そうとする盗難の予備的行為を検出する予備行為.検出手段 S Dは、 つィ ャュニッ 卜 3、 共振アンテナ 2 2、 アンテナ入力回路 2 3及びワイャ入力回 2 4 を備えて楕成されている。

スィ ッ千ング回路 2 5、 発振回路 2 6、 カウンタ 2 7、 ラッチ回路 2 8、 ブザー · L E D ドライバ 2 9、 L E Dランプ 2 0及び圧電ブザー 2 1 は、 予 備行為検出手段 S Dの盗難予備行為検出情報に基づいて、 光及び音で警報情 報を出力 る警報出力手段 A Oと して機能する その ¾報出力手段 A Oは、 前記盗難予備行為検出情報と しての、 ワイヤ入力回路 2 4のワイヤ切断信号 (離脱検出信号に相当する） に基づいて、 警報情報を出力するように、 且つ、 前記盗難予備行為検出情報と しての、 共振アンテナ 2 2及びアンテナ入力回 路 2 3の受信信号に基づいて、 警報情報を出力するように構成されている。 電源用コンデンサ C 1 は、 電池 \'にて充電されて、 電池 Vによる電力供給 が遮断されたときに、 予備行為検出手段 S D及び警報出力手段 A 0を駆動す る補助 ¾電手段 V a と して機能する

尚、 前記盗難予備行為検出手段 S Dにて出力される盗難予備行為検出情報 が設定時間以上連続するときのみ、 前記 ¾報出力手段 A Oにて警報情報を出 力させる牽制手段 H力^ 遅延用コンデンサ C 2、 発振回路 2 6及びカウンタ 2 7 に て構成されることとなる：

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次に、 ヮィャュ二ッ 卜 3の筐体 2への取付構造について説明する。

ワイヤュニッ 卜 3は、 図 6〜図 1 0に示すように、 ワイヤュニッ ト 3の口 ックピン 3 0が筐体 2の内壁に接して設けられたジャ ックュニッ ト 4の二つ のロ ッ ク ピン挿入孔 4 0 a , 4 0 bに挿入された状態で筐体 2に取り付けら れる。

ジャ ッ クュニッ 卜 4には、 ロックピン揷入孔 4 0 aに挿入されたロックピ ン 3 0と係合して抜け止めをする鉤状の口ッ クバネ 4 1 と、 ロックピン挿入 孔 4 01〕に挿入された口ック ピン 3 0と係合して抜け止めをする鈞状の口ッ クバネ 4 2とが並べて設けられている。

ロッ クバネ 4 1. 4 2は、 それらの屈曲部 4 1 c, 4 2 cにおいて、 ジャ ツ クユニッ 卜 4の本体から突出するパネ係止用凸部 4 9に係止されている。 ロッ クパネ 4 1 , 4 2における屈曲部 4 1 c , 4 2 cからより離れた側の 端部 J 】 b, 4 2 1〕と屈曲部 4 1 c， 4 2 cとの中間部分には、 後述のよう に口 '' ク ピン 3 0の係合用凹部 3 0 aと係合する凸部 4 1 a, 4 2 aがロッ ク ビン挿入孔 4 0 a, 4 0 bに出退可能な状態で設けられている。

ロ ッ クパネ 4 1 , 4 2は金属製で鈞状に形成されているため、 両端部が接 近または離間する方向に弾性を有して、 ロックバネ 4 1， 4 2に対して力が 加わつていない状態では、 図 6に示すように、 凸部 4 1 a , 4 2 aがロ ッ ク ヒン揷入孔 4 0 a, 4 0 bのほぼ中央部まで突入する状態と してある。

従 ,て、 ロッ ク ピン 3 0の係合用凹部 3 0 aと凸部 4 1 a , 4 2 aとが係 合する際は、 凸部 4 l a , 4 2 aがロック ピン挿入孔 4 0 a , 4 O bから弓 I 退する方向に押されることにより、 口ックバネ 4 1 , 4 2はロックピン 3 0 との係合側に付勢されることになる c

口 ク ピン挿入孔 4 0 a, 4 0 bは奥側が閉鎖されており、 ロック ピン挿 入孔 J 0 a . 4 0 bの奥側の端部に一端を固定した金属製のコイルスプリ ン グ 4 4 1〕が夫々設けられている。

金属製のコ ィルスプリ ング 4 4 a , 4 4 bは、 ロッ ク ピン揷入孔 4 0 a， \ 0 bに挿入されたロッ ク ピン 3 0を離脱側に付勢するものであり、 固定側 の端部において、 金属製の導通ターミナル 4 8 a , 4 8 と接触している。 導通夕一ミナル 4 8 bは、 図 1 2に示すように、 その一端部が、 ロック ピ ン揷入孔^ I 0 bの奥側端部に突入してコイルスプリ ング 4 4 bと接触し、 他 端部が、 回路基板 6に形成されている電極パッ ド 6 a と接触している。

尚、 導通ター ミ ナル 4 8 a も、 回路基板 6への接続位置が異なるものの導 通ター ミ ナル 4 8 bとほぼ同様の構成と してある。

これにより、 ロック ピン揷入孔 4 0 a , 4 0 に挿入された口ック ピン 3 0 は、 コイルスプリ ング 4 4 a , 4 4 b及び導通ター ミ ナル 4 8 a , 4 8 bを 介して図 5 に示す回路と電気的に接続している。

ロッ ク ピン挿入孔 4 0 aの、 ロッ ク ピン揷入孔 4 0 bと反対側箇所には、 解除操作用の揷入孔であるキー挿入孔 4 5力 <、 筐体 2の外面部から筐体内方 に向けて形成されており、 このキー揷入孔 4 5には、 後述する係合解除用キ — Kのラ ッ ク部 6 3が挿入される。

ロッ ク ピン揷入孔 4 0 aの、 ロ ッ ク ピン挿入孔 4 0 bと反対側箇所には、 合解除操作具と しての係合解除用キー Kで、 ロックバネ 4 1 , 4 2を係合 解 Γ ·:则に操作する係合解除手段 Dが設けられている。 この係合解除手段 Dは、 解除操作用の揷入孔であるキ一挿入孔 4 5を筐体 2の外面部から筐体内方に 向けて形成されている。

図 1 3、 図 1 3における P— P ' 部分断面図である図 1 4、 及び、 キー揷 入孔 4 5を外部側から見た図 1 5 に示すように、 キー挿入孔 4 5には、 係合 解除用キ一Iくのラック部 6 3のキ一挿入孔 4 5への挿入に伴って回動操作さ ήる ビニオンギヤ 4 6 と、 図 5 に示すリセッ 卜スィ ツチ Rの一部となる一対 のリセ 卜用タ一 ϊナル 4 7 a， 4 7 bが備えられている。 そして、 キー挿 入孔 4 5の側壁からキー挿入孔 4 5内方へ突出する突起物である二つの遮蔽 壁 J 5 a , 4 5 b力く、 入口側と奥側のキー挿入孔 4 5の長手方向異なる位置 に形成されている

ピニオンギヤ 4 6は、 その歯の延びる方向が係合解除用キー Kのラッ ク部 ΰ 3の挿入方向に対して垂直となるようにジャ ックュニッ ト 4本体側に回動 自在に支持され、 且つ、 図 6〜図 1 0において紙面に垂直な方向に、 若干量 移動可能に支持してある。 キー挿入口 4 5に係合解除用キー Kのラック部 6 3 が挿入されていない状怒では、 図 1 3に示すように、 キー挿入口 4 5内方側 に位置して、 後述のスライダー 5のラ ック部 5 aと嚙合せず、 キー挿入口 4 5 に係合解除用キー Kのラ ック部 6 3が挿入されている状憨では、 ラック部 6 3 に押し上げられて、 一部がジャ ツ クユニッ 卜 4の外部に突出してスライダ一 5のラ ッ ク部 5 a と嚙合する状態となる。

一対のリセッ ト用ターミナル 4 7 a , 4 7 bは、 二つの遮蔽壁 4 5 a , -1 5 bのうちの奥側の遮蔽壁 4 5 bの両側に、 キー揷入孔 4 5内に露出する 状 ¾で設けられ、 且つ、 図 1 3に示すように、 ジャ ックユニッ ト 4の外部に も露出しており、 その外部への露出箇所において、 夫々回路基板 6に形成さ れた！;極パ ", ド 6 bと接触して図 5に示す回路へ接続している。

二つの遮蔽壁 4 5 a , 4 5 bのうち入口側の遮蔽壁 4 5 aは、 キー挿入孔 4 5の入口側端部からキー揷入孔 4 5の長手方向に奥側に向けて延びる突条 に、 具体的には、 立姿勢の板状体と して形成されている。

奥側の遮蔽壁 4 5 bは、 図 1 3に示すように略 L字状の板状体と して形成 され、 キー揷入孔 4 5の長手方向視での側面に形成されている部分では、 入 口側の 蔽壁 J 5 a と同様に、 キー揷入孔 4 5の長手方向に延びる突条とな つている ^

入口側の遮蔽壁 4 5 a と奥側の遮蔽壁 4 5 bとは、 図 1 5に示すように、 仮想的に長手方向視でのキー挿入孔 4 5の中心を円の中心と見立てて、 長手 方向視でのキー挿入孔 4 5の内壁部における位置を、 その仮想円での位相で 表現した場合に、 1 8 0度異なる位相に形成されている。

奥側の遮蔽壁■! 5 bは、 一対のリセッ ト用夕一ミナル 4 7 a , 4 7 bがキ 一挿入孔 4 5内に露出している全領域に亘つて、 一対のリセッ 卜用ターミナ ル 4 7 a . 4 7 1〕の間に位置し、 且つ、 遮蔽壁 4 5 bのキー挿入孔 4 5の壁 面か の高さ力く、 一対のリセッ ト用ターミ ナル 4 7 a , 4 7 bのキー揷入孔 \ 5の壁面からの高さより も高く なるようにしてある。 一対のリセッ ト用ターミナル 4 7 a , 4 7 bを短絡すると、 図 5に示す回 路においてリセッ 卜スィ ッチ Rを閉じ状態にして、 電池 Vから各回路への電 力供給が停止してしまうので、 遮蔽壁 4 5 bを上記のように形成して、 一対 のリセッ ト用ターミナル 4 7 a , 4 7 bが導電性を有する異物の揷入により 簡単に短絡してしまうのを防止しているのである。

ジャ ツ クユ二ッ 卜 4の筐体 2内方側箇所には、 図 1 9に示す状態でジャ ッ クュニッ 卜 4のピニオンギヤ 4 6 と嚙合するラッ ク部 5 aを備えたスラィダ 一 5が設けられている。

スライグー 5は、 筐体 2の内壁に設けられた図示しないガイ ド部とスライ ド移動自在に係合し、 図 6において矢印 Aにて示す方向つまり係合解除用キ —Kのラ ック部 6 3の揷脱方向にスライ ド移動自在であり、 筐体内方側に復 帰付勢してある

スライ ダ一 5には、 図 6〜図 1 0に示すように、 スライダー 5のスライ ド 移動に伴って、 ロックバネ 4 1の端部 4 1 bに接当する第 1押さえ部 5 d、 及び、 コッ クパネ 4 2の端部 4 2 bに接当する第 2押さえ部 5 eが形成され ている. ロッ クバネ 4 2の端部 4 2 bと第 2押さえ部 5 eとの間隔は、 口ッ クバネ -1 1 の端部 4 1 bと第 1押さえ部 5 dとの間隔より も長く なるように してのる：

係合解除用キー Kは、 図 1 6 ( a ) に示す外形形状をしており、 図 1 6 ( b .' 及び図 1 6 ( c ) に示すように、 アウタース リーブ 6 1 に対して長手 方向に相対移動可能で、 且つ、 離間方向に復帰付勢されたイ ンナースリーブ 6 0力、、 アウタースリーブ 6 1 内に没入することによって、 アウタースリ 一 ブ G ] に固定連結されたラック部 6 3が現れる。 尚、 ラ ッ ク部 6 3の先端は、 僅かにイ ンナースリ一ブ 6 0の先端より突出しており、 ラック部 6 3のキー 挿入孔 4 5への挿入操作を容易にしている。

イ ンナスリーブ 6 0のアウタースリーブ 6 1内への没入可能量は、 図 1 6 ( 13 '； に示すァゥ夕一スリーブ 6 1 に対して調整キヤ ップ 6 2を締め込んだ 状 .と、 図 1 6 { c ) に示すアウタースリ一ブ 6 1 に対して調整キヤ ップ 6 2 を緩めた状態とで 2段階に設定変更可能と してあり、 図 1 6 ( b ) に示す調 整キャ ップ 6 2を締め込んだ状態の方が没入可能 Sが小さ くなるようにして ある。

インナースリ一ブ 6 0の先端の外径はキー揷入孔 4 5の入口部の怪ょりも 大き く してあるので、 ラック部 6 3をキー揷入孔 4 5へ挿入すると、 イ ンナ 一スリ一ブ 6 0の先端がジャ ックュニッ ト 4に当てつけられて、 インナース リーブ 6 0がアウタースリーブ 6 1 に没入する。 この没入量が、 上記のよう にして設定した没入可能量に達すると、 ラッ ク部 6 3をそれ以上挿入するこ とができず、 これによりラッ ク部 6 3のキー揷入孔 4 5への揷入量を規制し ているのである。

従って、 ラッ ク部 6 3のキー挿入孔 4 5への挿入量は、 上記の調整キヤ ッ 6 2の操作によって 2段階に調整できる。

ラ ッ ク部 6 3は、 ラッ ク部 6 3を先端側から見た図 1 7 ( a ) 及びラッ ク 部（3 3の部分側断面図である図 1 7 ( b ) に示すように、 ラック形成面側の 4 6 3 a及びラ ック形成面と反対側の短溝 6 3 bの二つの凹溝を有する特 定形状に構成されている。

長溝 6 3 a及び短溝 6 3 bの長手方向視の断面形状は、 図 1 5に示すキー 揷入孔 ） 5に形成した入口側の遮蔽壁 4 5 a及び奥側の遮蔽壁 4 5 bのキー 挿入方向視における断面形状と夫々ほぼ一致している。 入口側の遮蔽壁 4 δ a が長清 6 3 aに、 奥側の遮蔽壁 4 5 bが短溝 6 3 bに夫々係入することによ つて、 係合解除用キー Iくのラック部 6 3を、 ラック部 6 3が遮蔽壁 4 5 a及 0- 4 5 bに阻止されることなく キ一揷入孔 4 5に揷入できるようにしてある:， 従って、 二つの遮蔽壁 4 5 a . 4 5 bは、 特定形状に構成されたラ ッ ク部 6 3のキ—挿入孔 4 5への挿入を許容し、 特定形状以外の形状の偽操作具の キー挿入孔 4 5への挿入を阻止する挿入阻止手段 I Sと して機能する： 尚、 ラ ッ ク部 6 3の長溝 6 3 aは、 キ一揷入孔 4 5の入口側の遮蔽壁 4 5 a に対応しているので、 清の長さが、 奥側の遮蔽壁 4 5 bに対応している短溝 ϋ .3 bより も長く なつている。 次に、 ワイヤユニッ ト 3と筐体 2 との係合及び係合の解除について説明す る。

先ず、 ワイヤュニッ 卜 3 と筐体 2 とを係合する際は、 図 6 に示すワイヤュ 二ッ 卜 3の両方の口ックピン 3 0の係合が解除されている状態から、 図 7に 5 示すようにロック ピン 3 0の一方をジャ ックュニッ ト 4のロック ピン揷入孔 4 0 bに挿入する。 ロックピン 3 0をロック ピン揷入孔 4 0 bに設けられた コイルスプリ ング 4 4 1〕の付勢力に抗して挿入すると、 ロックピン 3 0の係 合用凹部 3 0 aにロックバネ 4 2のロック ピン挿入孔 4 0 b内に突出した凸 部 ·！ 2 aが係合し、 コイルスプリ ング 4 4 bの付勢力によってロッ ク ピン 3 0 ] () が解除方向に移動するのを確実に阻止して係合状態を維持する。

ロッ ク ピン 3 0の一方をジャ ツ クユニッ ト 4 に挿入した状態で、 他方の口 ッ クピン 3 0を、 商品などにからませた後、 図 8に示すようにジャ ックュニ ッ ト 4のロッ ク ピン揷入孔 4 0 aに揷入する。 ロックピン 3 0をロック ピン 揷入孔 4 0 aに設けられたコイルスプリ ング 4 4 aの付勢力に杭して挿入す 15 ると、 ロッ ク ピン 3 0の係合用凹部 3 0 a にロッ クバネ 4 1のロック ピン挿 入孔■! 0 a内に突出した凸部 4 1 aが係合し、 コイルスプリ ング 4 4 aの付 勢力によって口ック ピン 3 0が解除方向に移動するのを確実に阻止して係合 状態を維持する。

ヮィャュニッ 卜 3の両方の口ッ クピン 3 0力 <、 上記のようにロック ピン挿 0 入孔 4 0 a , 4 0 bに挿入されると、 電池 Vから図 5に示す各回路への電力 供¾が開始され、 この状態で、 ワイヤュニッ 卜 3が切断などされると、 セン サタグ 1 は上述のように警報を出力する。

次に、 図 8に示す状態から、 ヮィャュニッ 卜 3 とジャ ッ クュニッ ト 4 との 係合を解除する際は、 図 1 6に示す係合解除用キー Kを使用する。

通常センサタグ 1 を盗難防止対象物から取り外す場合は、 キー挿入孔 4 5 に近い側の口ッ クピン揷入孔 4 0 aのみからロックピン 3 0を離脱させて盗 難防止対象物から取り外すようにして使用される。

そして、 ワイヤユニッ ト 3を交換する必要がある場合などに、 キー挿入孔 4 5から逸い側の口ッ ク ピン揷入孔 4 0 bに挿入された口ックピン 3 0をも 離脱させるようにする。

キ一挿入孔 4 5に近い側の口ックピン揷入孔 4 0 aのみから口ックピン 3 0 を離脱させるには、 調整キャ ップ 6 2を締め込んでラック部 6 3のキー挿入 孔 4 5への挿入量を短くなるようにした状態の係合解除用キー Kを用いる。 更に、 キー揷入孔 4 5から遠い側の口ック ピン挿入孔 4 0 bからもロック ピ ン 3 0を離脱させるには、 調整キャ ップ 6 2を緩めてラック部 6 3のキー揷 入孔 4 5への挿入量を長くなるようにした状態の係合解除用キー Kを用いる c キー挿入孔 4 5に係合解除用キー Kのラッ ク部 6 3を挿入すると、 図 1 8 に示すように、 ラ ッ ク部 6 3の先端がピニオンギヤ 4 6を持ち上げてスライ グー 5のラッ ク部 5 a と嚙合させ、 更に挿入すると、 図 1 9に示すように、 係合解除用キー Iくのラック部 6 3 と ピニオンギヤ 4 6 とが嚙合して、 ラック 部 G 3の挿入に伴ってピニオンギヤ 4 6が回転する。 このピニオンギヤ 4 6 の回転によって、 ピニオンギア 4 6 と嘲合するラック部 5 aを備えたスライ グー 5が図 9及び図 1 9の矢印 Bの方向に移動する。

このと きの、 スライダー 5の移動量は、 スライダー 5の第 1押さえ部 5 d とロッ クパネ■] 1 の端部 4 1 bとは接当する力〈、 第 2押さえ部 5 e とロック パネ . j 2の端部 4 2 bとは未だ接当していない状態になるように、 係合解除 キ一Kの調整キヤ ップ 6 2を締め込んだときのラッ ク部 6 3の挿入量が設定 されている：

スライ グー 5のスライ ド移動に伴って第 1押さえ部 5 dが口ックバネ 4 1 の端部 1 bを押すと、 図 9に示すように、 ロックパネ 1 の凸部 4 i a力、 ロ ッ ク ピン揷入孔 4 0 aから引退する状態に揺動する。 こう して、 ロッ ク ピ ン 3 0の係合用凹部 3 0 a とロッ クバネ 4 1 の凸部 4 】 a との係合が解除さ れるのである：

この結果、 口ック ピン挿入孔 4 0 aの挿入されている口ックピン 3 0がコ ィルスプリ ング 4 J aの付勢力により押し出されて、 ロック ピン 3 0がロッ ク ビン揷入孔 4 0 aから離脱する。 係合解除用キー Kのラッ ク部 6 3がキー挿入孔 4 5に挿入されると、 図 1 9 に示すように、 ラッ ク部 6 3がー対のリセッ ト用夕ーミナル 4 7 a， 4 7 b に接当する c ラッ ク部 6 3は導電性材料にて形成してあるので、 ラック部 6 3 がー対のリセッ ト用ターミナル 4 7 a . 4 7 bに接当すると、 図 5における リ セ ッ ト スィ ッチ Rを閉じることになり、 その結果電源保持回路 V Kの作動 によって電池 Vから図 5の各回路への電力供給が停止して、 上記の警報出力 手段 A 0の作動が停止する。

従って、 一対のリセッ ト用ターミナル 4 7 a， 4 7 b及び図 5に示す電源 保持回路 V Kは、 キー揷入孔 4 5に挿入される棒状の解除操作具である係合 解除用キ一 Kのラ ッ ク部 6 3 にて警報解除状態に操作される警報解除手段 A R と して機能する。

ロ ッ ク ビン揷入孔 4 0 aからロッ クピン 3 0を抜いた状憨から、 ワイヤュ 二ッ 卜 3の交換などのために、 更に、 ロック ピン挿入孔 4 0 bに挿入されて いるロッ ク ピン 3 0を抜く場合は、 上記したように調整キヤ ップ 6 2を緩め た係合解除用キ一Iくのラッ ク部 6 3をキー挿入孔 4 5に揷入する。

調整キャ ップ 6 2を緩めてあるのでラッ ク部 6 3のキー挿入孔 4 5への挿 入量は長く 、 スライダー 5の図 9における矢印 Bの方向へのスライ ド移動量 力、、 調整キャ ップ 6 2を締め込んだ場合に較べて大き く なり、 調整キヤ ッブ 6 2を締めこんだ係合解除キ一Kを挿入した際には接当しなかったスライダ 一 5の第 2押さえ部 5 eとロッ クバネ 4 2の端部 4 2 とが接当する。

第 2押さえ部 5 eがロッ クパネ 4 2の端部 4 2 bを押すと、 図 1 0 に示す ように、 ロッ クバネ 4 2の凸部 4 2 aが口ッ クピン揷入孔 4 0 bから引退す る状^に揺動する。 こう して、 ロッ ク ピン 3 0の係合用凹部 3 0 aとロッ ク ネ J 2の凸部 4 2 a との係合が角？除されるのである。

この結果、 ロッ ク ピン挿入孔 4 0 1〕の挿入されているロッ ク ピン 3 0がコ ィルスブリ ン グ 4 4 bの付勢力により押し出されて、 ロックピン 3 0がロッ ク ピン揷入孔 4 0 1つから離脱する。

以下、 別実施例を列記する ( 1 ) 上記実施例では、 本発明を、 センサタグ 1をワイャュニッ 卜 3によつ て盗難防止対象物に取り付ける構成のものに適用しているが、 図 2 2 ( a ) 及び図 2 2 ( b ) に示すように、 ピン 1 0 3を盗難防止対象物で ある布地などを挟んで筐体 2に差し込むことで取り付ける構成のものに 適用してもよい。

このような構成の場合でも、 図 1 3に示すような図 5 とほぼ同様の回 路構成と して、 ピン 1 0 3を箧体 2に差し込むに伴って検出スィ ッチ S W が閉じ、 検出スィ ツチ S Wの閉じ作動によって電池 Vから各回路に電力 供給が開始されるようにできる。

(2 ) 上記実施例では、 電池 Vと してボタン電池を適用する場合について例 示したが、 電池 Vの種類及び形状は種々変更可能であり、 上記実施例で 示した、 筐体 2の内部への電池 Vの組み込み構造、 並びに、 電池 Vと回 路基板 6 との電気的接続構造も、 電池 Vの種類及び形状に応じて種々変 更可能である。

( 3 ^ 上記実施例では、 ¾報出力手段 A Oは、 L E Dランプ 2 0の点灯及び 圧！;ブザー 2 】 の警報音の放出によって警報情報を出力しているが、 饕 報情報と して警報用の電波を発信する構成と し、 店舗内の何れかの箇所 に設置した受信器にてその電波を受信して ¾報を鳴らせるようにしても よい.： そして、 集中監視室で ¾報を発したことを表示手段に表示してモ ニタ リ ングできるようにしてもよい。

；4； 上記実施例では、 挿入阻止手段 1 Sを二つの遮蔽壁 4 5 a , 4 5 bに て構成しているが、 図 2 4 ( a ) に示すキー揷入孔 4 5の長手方向視に おける断面形状を有する挿入阻止壁 2 0 0にて構成しても良い。

挿入阻止壁 2 0 0は、 図 2 4では図示を省略している力 <、 キー揷入孔 J 5の入口部と ピニオンギヤ 4 6 との中間箇所に設置され、 図 2 4 ( b ) に示すように、 キー揷入孔 4 5の入口部には、 観音開きの状態に摇動開 閉自在で、 閉じ側に復帰付勢された扉体 2 1 0が設置されて、 挿入阻止 壁 2 0 0の形状を外部から観察し辛く している。 係合解除用キ一 Kと しては、 図 2 4 ( c ) に示すように、 挿入阻止壁 2 0 0の形状に合わせて断面が十字状のラック部 2 2 0を棒状の解除操 作具と して備えたものが用意され、 ラック部 2 2 0がキー挿入孔 4 5に 挿入されると、 図 2 4 ( d ) に示すように、 扉体 2 1 0を押し開いて、 揷入阻止壁 2 0 0の設置箇所を通過し、 図示しないピニオンギヤ 4 6を 回動駆動する。

(5) 上記実施例では、 挿入阻止手段 I Sを、 キー揷入孔 4 5の内壁部に固 定的に設置した二つの遮蔽壁 4 5 a , 4 5 bにて構成しているが、 遮蔽 壁をキー挿入孔 4 5の内壁内へ引退可能に構成し、 偽操作具がこの遮蔽 壁に接当して、 遮蔽壁が引退すると、 その引退を検知して、 偽操作具を 挟持する挟持片をキー揷入孔 4 5内へ突出させ、 偽操作具のキー揷入孔 4 5への挿入を阻止する構成と しても良い。

(6) 上記実施例では、 挿入阻止手段 I Sである遮蔽壁 4 5 a , 4 5 bを 2 つ設けているが、 1つでも又は 3つ以上でも良い。

( Ί ι 上記実施例では、 補助給電手段 V aの具体構成と して電源用コンデン サ C 】 を適用する場合について例示したが、 補助給電手段 V aの具体構 成は種々変更可能であり、 例えば、 充電式電池を適用することができる。

(8 ) 図 2 5に示すように、 筐体 2内に設けた着脱検出用スィ ッチ （図示せ ず i に対する操作部 1 0 2を筐体 2の表面から突出する側に復帰付勢し た状態で設けたセンサタグ 1 を、 その操作部 1 0 2が本などの盗難防止 対象物の表面に密着して押された状態で、 盗難防止対象物に一体で包装 するような のでもよい。 この場合、 センサタグ 1が盗難防止対象物か ら離れると、 操作部 1 0 2が突出して着脱検出用スィッチが作動して離 脱検出信号を出力する。

C9) 上記実施例では、 予備行為検出手段 S Dが取付具 （ワイヤュニッ ト 3 等:' と着脱検出用スィ ッチ S Wとを備えて、 盗難予備行為検出情報と し て取付具の筐体 2からの離脱検出信号を出力するもの、 及び、 予備行為 検出手段 S Dがアンテナ 2 2を備えて、 盗難予備行為検出情報と しての ァンテナ受信信号を出力するものを示したが、 予備行為検出手段 S Dと しては、 これに限るものではない。

( 10) 上記実施例では、 牽制手段 Hを、 遅延用コンデンサ C 2、 発信回路 2 6 及びカウンタ 2 7によって構成したものを示したが、 これに限るもので はなく、 これ以外の各種ハー ド回路によるもの、 及び、 例えば、 マイコ ン等の演算部を設けてソフ 卜的に処理するものでもよい。

( 1 1 ) 上記実施例では、 予備行為検出手段 S Dが備える電波受信用のアンテ 十を共振アンテナ 2 2によって構成したが、 これに限るものではなく、 各種のァンテナが使用できる。

( 1 2 ) 上記実施例では盗難防止装置 （センサタグ） に発信器を組み合わせた 使用例を示したが、 発信器を設けずに、 盗難防止装置を介して盗難防止 対象物を所定の固定部に連結しておき、 盗難防止対象物を不正に持ち出 すべく 、 取付具の引き抜きや切断で盗難防止装置による固定部への連結 を解除すると警報情報が出力されるよう使用しても良い。

( 13) 本発明を構成している、 取付具接続用の揷入孔に挿入された接続部の 端部に接触押圧されて、 挿入孔長手方向奥部側に後退変位する導電性の スプリ ングの構造は特に限定されず、 例えば板バネであっても良い。 ( 14 ) 上記実施例では、 圧電ブザー 2 1 に印加される電圧パルスを昇圧する 昇圧回路を、 図 5に示すように構成している力 <、 図 2 6又は図 2 7に示 すように構成しても良い。

図 2 6及び図 2 7では、 昇圧回路に関連する部分のみを抜き出して図 示している _c

図 2 6 に示す昇圧回路は、 共振ァンテナ 2 2のコイル 2 2 aの一部で あるコイル L 2 と圧電ブザー 2 1 とで直列共振回路を形成して、 圧電ブ ザ一 2 1 に印加される電圧パルスを昇圧する。

図 2 6に示す回路では、 共振アンテナ 2 2 は、 V cc側すなわち電池 V の正極側に接铙されているので、 アンテナ入力回路 2 3は、 共振アンテ ナ 2 2からの信号が設定電位より低く なった場合に、 発信器 0からの発 o 5

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音指令電波の受信を検出する構成となる。

図 2 7に示す昇圧回路は、 共振アンテナ 2 2のコイル 2 2 aの一部で あるコイル L 2 と圧電ブザー 2 1 とで並列共振回路を形成して、 圧電ブ ザ一 2 1 に印加される電圧パルスを昇圧する。

5 ( 15) 上記実施例及び上記別実施例では、 共振アンテナ 2 2のコイル 2 2 a の一部を利用して昇圧回路を構成しているが、 コイル 2 2 aの全部を利 用して昇圧回路を構成しても良い。

( 16) 上記実施例では、 電気的に容量性のブザーと して圧電ブザー 2 1 を例 示している力〈、 ブザーと して種々の静電型スピーカを採用しても良い。0 ( 17 ) 上記実施例では、 ¾報解除手段 A Rは、 一対のリセッ ト用ターミナル

4 7 a , 4 7 1〕が短絡されると、 警報解除作動状態となるように構成さ れているが、 係合解除キ一 Kのキー挿入孔 4 5への挿入と機械的に連動 して、 リセッ トスイ ッチ Rを入り切りする構成と しても良い。

( 18； 上記実施例では、 共振アンテナ 2 2のコイル 2 2 aは、 偏平な直方体5 形状を有する筐体 2の厚み方向の軸を中心と して巻回してあが、 この共 振ァン テ十 2 2に加えて、 厚み方向に垂直な軸を中心と して巻回したコ ィルを備えた共振アンテナを並設し、 種々の方向からの発音指合電波を 効率良く検出できるように構成しても良い。

Claims

[請 求 の 範 囲]

1 . 盗難防止対象物に取り付けられる筐体 （ 2 ) に、 盗難の予備的行為を 検出する予備行為検出手段 （ S D) が備えられ、

前記筐体 （ 2 ) の内部に、 前記予備行為検出手段 （S D) の検出情報に 基づいて警報情報を出力する警報出力手段 （AO) が設けられ、

前記筐体 （ 2 ) の対向する一対の壁部 （ 2 a ) , ( 2 c ) のうちの一方 側の第 1壁部 （ 2 a ) に、 前記 ¾報出力手段 （A O) の回路基板 （ 6 ) が 保持され、

他方側の第 2壁部 （ 2 c ) に、 前記警報出力手段 （AO) の第 1種構成 要素部材 （ F E ) が保持され、

その第〗種構成要素部材 （F E ) に連設した通電用接点部材 （C E) が、 前記回路基板 （ 6 ) における第 2壁部側に向かう接触面を有する第 1種接 点 ( F C ) に接触するように構成された盗難防止装置であって、

前記通電用接点部材 （ C E ) 力 <、 前記一対の壁部 （ 2 a ) , ( 2 c ) の 遠近方向に伸縮自在で且つ最大伸長状態よりも収縮された状憨で配置され るコィ ル スプリ ングにて構成されている盗難防止装置。

2. 前記一対の壁部 （ 2 a ) , ( 2 c ) の間に、 前記 S報出力手段 （A 0 の第 2種構成要素部材 （ S E ) が挟持状態で保持され、

一端部が前記回路基板 （ 6 ) における第 2壁部側に向かう接触面を有す る第 2種接点 （ S C ) に接触され且つ他端部が前記第 2種構成要素部材

S E に接触される通電用中継部材 （ 7 1 a ) カ^ その中間部を前記第 ！ 壁部 〔 2 a に保持させた状 ¾で設けられ、

前記一対の壁部 （ 2 a ) ， ( 2 c ) の遠近方向に伸縮自在に前記第 2壁 ^ ： 2 c 、 に保持されて、 前記通電用中継部材 （了 1 a ) の一端部を前記 ' 2種接点 （ S C ) に押圧する押圧用コイルスプリ ング （ 7 8 ) 力く、 最大 伸長状態よりも収縮された状態で配置されている請求項 1記載の盗難防止 装置

3. 前記筐体 （ 2 ) が、 前記第 1壁部 （ 2 a ) 及びその周囲から第 2壁部 側に突出する筒壁部 （ 2 b) とを備える第 1 ケ一シング部材 （ 2 A) と、 前記第 2壁部 （ 2 c ) 及びその周囲から第 1壁部側に突出する筒壁部 （ 2 d ) とを備える第 2ケーシング部材 （ 2 B) とからなり、

5 その第 1及び第 2ケーシング部材 （ 2 A) , ( 2 B) の端面同士が溶着 されている請求項 1 又は 2記載の盗難防止装置。

4. 前記第 1種構成要素部材 （F E ) が円盤状の警報ブザー （ 2 1 ) であ り、 前記第 2種構成要素部材 （S E ) が円盤状の電池 （V) であり、 その円盤状の電池 （V) が、 前記警報ブザー （ 2 1 ) と前記第 1壁部 10 ( 2 a ) との間に挟持状態で保持されている請求項 2又は 3記載の盗難防 止装置。

5. 前記予備行為検出手段 （S D) 力 <、 前記筐体 （ 2 ) を盗難防止対象物 に取り付けるために前記筐体 （ 2 ) に接続される取付具 （ 3 ) と、 その取 付具 （ 3 ) の前記筐体 （ 2 ) への着脱を電気的に検出する着脱検出用スィ

15 ツチ （ 2 4 ) とを備えて構成され、

前記薯報出力手段 （AO) 力 <、 前記着脱検出用スィ ッチ （ 2 4 ) の離脱 検出信号に基づいて、 警報情報を出力するように構成されている請求項 1 、 2、 3又は 4記載の盗難防止装置。

6. 前記予備行為検出手段 （S D) が、 前記筐体 （ 2 ) 内に設けられて、 20 特定箇所に設置された発信器 （0) からの電波を受信するアンテナ （AN) を備えて構成され、

前記警報出力手段 （AO) 力〈、 前記アンテナ （AN) の受信信号に基づ いて、 警報情報を出力するように構成されている請求項 1、 2、 3、 4又 • は 5記載の盗難防止装置。

25 T . 前記解除操作具 （K) が特定形状に構成され、

その特定形状に構成された前記解除操作具 （K) の前記揷入孔 （ 4 5 ) への挿入を許容し、 前記特定形状以外の形状の偽操作具の前記挿入孔 （ 4 5 ) への挿入を阻止する挿入阻止手段 （ I S ) 力〈、 前記揷入孔 （ 4 5 ) の内部 に設けられている請求項 1記載の盗難防止装 S。

8. 前記挿入阻止手段 （ I S) 力^ 前記揷入孔 （ 4 5 ) の長手方向視にて、 前記揷入孔 （ 4 5 ) の内壁部から揷入孔内方に突出する突起物 （ 4 5 a ) . ( 5 b ) にて構成され、

前記解除操作具 （K) の外面部に、 前記挿入孔 （ 4 5 ) に挿入された状 態において前記突起物 （ 4 5 a ) , ( 4 5 b) が係入する凹溝 （ 6 3 a ) ， ( 6 3 b ) が形成されている請求項 7記載の盗難防止装置。

9. 前記挿入孔 （ 4 5 ) における入口よりも奥部側に前記突起物 （ 4 5 b ) が形成されている請求項 8記載の盗難防止装置。

1 0. 前記突起物 （ 4 5 a ) , ( 4 5 b ) の複数個が、 前記挿入孔 （ 4 5 ) の長手方向視にて、 異なる位相に形成されている請求項 8又は 9記載の盗 難防止装置。

1 1. 前記複数個の突起物 （ 4 5 a ) , ( 4 5 b ) 力^ 前記挿入孔 （ 4 5 ) の長手方向異なる位置に形成されている請求項 1 0記載の盗難防止装置。

1 2. 前記突起物 （ 4 5 a ) , ( 4 5 b ) 力 <、 前記挿入孔 （ 4 5 ) の長手方 向に延びる突条に形成されている請求項 8、 9、 〗 0又は 1 1記載の盗難 防止装置：

1 3. 前記筐体 （ 2 ) の内部に、 前記予備行為検出手段 （ S D) 及び前記薯 報出力手段 （A O) を駆動する電池 （V) が設けられていて、

前記電池 （\') にて充電されて、 前記電池 （V) による電力供給が遮断 されたときに、 前記予備行為検出手段 （S D) 及び前記警報出力手段 （AO ) を駆動する補助給電手段 （V a ) が設けられている請求項 1記載の盗難防 止装置：

1 . 前記饗報出力手段 （A O) 力 前記予備行為検出手段 （ S D ) の盗難 予備行為検出情報に基づいて ¾報情報を出力した後においては、 前記予備 行為検出手段 （ S D ) の盗難予備行為検出が無く なっても維続して前記 ¾ 報情報を出力するように構成されている請求項 1 3記載の盗難防止装置。 1 5. 前記予備行為検出手段 （ S D ) が、 前記筐体 （ 2 ) を盗難防止対象物

o o一

43

に取り付けるために前記筐体 （ 2 ) に接続される取付具 （ 3 ) と、 その取 付具 （ 3 ) の前記筐体 （ 2 ) への着脱を電気的に検出する着脱検出用スィ ツチ （ 2 4 ) とを備えて構成され、

前記薯報出力手段 （A O) 力 <、 前記盗難予備行為検出情報と しての、 前 記着脱検出用スィ ッチ （ 2 4 ) の離脱検出信号に基づいて、 警報情報を出 力するように構成されている請求項 1 3又は 1 4記載の盗難防止装置。

1 6. 前記予備行為検出手段 （ S D) が、 前記筐体 （ 2 ) 内に設けられて、 特定箇所に設置された発信器 （0) からの電波を受信するアンテナ （AN) を備えて構成され、

0 前記警報出力手段 （A O) 力 <、 前記盗難予備行為検出情報と しての、 前 記アンテナ （AN) の受信信号に基づいて、 警報情報を出力するように構 成されている請求項 1 3、 1 4又は 1 5記載の盗難防止装置。

1 7. 前記予備行為検出手段 （ S D) にて出力される盗難予備行為検出情報 が設定時間以上連続するときにのみ、 前記警報出力手段 （AO) にて前記5 警報情報を出力させる牽制手段 （H ) が設けられている請求項 1記載の盗 難防止装置：

1 8. 前記予備行為検出手段 （S D) が、 前記筐体 （ 2 ) を盗難防止対象物 に取り付けるために前記筐体 （ 2 ) に接続される取付具 （ 3 , 1 0 3 ) と、 その取付具 （ 3 , 1 0 3 ) の前記筐体 （ 2 ) への着脱を電気的に検出する 着脱検出用スィ ッチ （ SW) とを備えて構成され、

前記警報出力手段 （A O) 力、、 盗難予備行為検出情報と しての、 前記着 脱検出用スィ ッチ （ SW) の離脱検出信号に基づいて、 警報情報を出力す るように構成されている請求項 1 7記載の盗難防止装置。

1 9. 前記予備行為検出手段 （ S D) 力 <、 前記筐体 （ 2 ) 内に設けられて、 特定隨所に設置された発信器 （〇） からの電波を受信するアンテナ （ 2 2 ) を備えて構成され、

前記警報出力手段 （A O) 力 <、 盗難予備行為検出情報と しての、 前記ァ ンチ屮 ( 2 2 ) の受信信号に基づいて、 警報情報を出力するように構成さ れている請求項 1 7又は 1 8記載の盗難防止装置。

2 0. 筐体 （ 2 ) の取付具接铳用の揷入孔 （40 a. 4 0 b) に挿入されて 接統される導電性の接続部 （3 0 ) を両端に備え、 且つ、 両端の前記接铳 部 （ 3 0 ) をそれらを連結する導電性の中間連結部 （3 1 ) にて電気的に δ 接铳した取付具 （3 ) が設けられ、

前記両接続部 （ 30 ) に被係合部 （ 3 0 a) が設けられ、

前記筐体 （ 2 ) の内部に、

前記取付具接铳用の挿入孔 （ 4 0 a, 4 0 b) に揷入された前記接続部 ( 3 0、 の前記被係合部 （3 0 a ) に係合自在で、 且つ、 係合側に付勢さ0 れた係合体 （ 4 1 , 4 2 ) と、

前記両接铳部 （ 30 ) の前記筐体 （ 2 ) への接続状態において、 それら 両接铳部 （ 3 0 ) と電気的に接铳され、 その電気的接続により形成される 導電経路が不導通状態になることに基づいて警報情報を出力する警報出力 手段 （AO) とが設けられ、

5 前記揷入孔 （ 4 0 a, 4 0 b ) に挿入された前記接铳部 （ 3 0 ) の抜け 出しカ^ 前記被係合部 （ 3 0 a) と前記係合体 （4 1 , 4 2) との係合で 阻止される請求項 1記載の盗難防止装置。

2 1. 前記筐体 （ 2 ) の内部に、 前記取付具接続用の揷入孔 （ 4 0 a, 0 b ) に挿入された前記接続部 （3 0 ) の端部に接触押圧されて、 挿入孔長手方0 向奥部側に後退変位する導電性のスプリ ング （ 4 4 a, 4 4 b) 力〈、 前記 警報出力手段 （AO) から電気的に接続された受け部材 （ 4 8 a, 4 8 b) ：二て接続された状態で設けられている請求項 2 0記載の盗難防止装置。

. 前記スプリ ング （ 4 4 a , 4 4 b ) がコイルスプリ ングである請求項 2 】 記載の盜難防止装置。

5 2 3. 前記筐体 （ 2 ) の内部に、 前記饕報出力手段 （AO) の作動を停止さ せる警報解除手段 （AR) と、 前記係合体 （4 1 , 4 2) を係合解除側に 操作する係合解除手段 （D) とが設けられ、

前記筐体 （ 2 ) の外面部から筐体内方に向けて解除操作用の挿入孔 （ 4 5) が形成され、

その解除操作用の揷入孔 （ 4 5 ) に挿入される解除操作具 （K) にて、 前記警報解除手段 （AR) が警報解除作動状態に且つ前記係合解除手段 (D ) が係合解除作動状怒に操作されるように構成されている請求項 2 1 又は 2 2記載の盗難防止装置。

2 4. 前記スプリ ング （ 4 4 a , 4 4 b ) が、 前記係合体 （ 4 1 , 4 2 ) が 係合解除側に操作されるに伴って、 前記接続部 （ 3 0 ) を筐体外方に向け て押し移動させる付勢力を備えるように構成されている請求項 2 1 , 2 2 又は 2 3記載の盗難防止装置。

2 5. 前記筐体 （ 2 ) の内部に、 特定箇所に設置された発信器 （0) からの 電波を受信するアンテナ （ 2 2 ) が設けられ、

前記警報出力手段 （AO) 力 <、 前記アンテナ （ 2 2 ) の受信信号に基づ いて、 警報情報を出力するように構成されている請求項 2 1 , 2 2 , 2 3 又は 1 4記載の盗難防止装置。

2 6. コイル （ 2 2 a ) を備えた電波受信用の受信アンテナ （ 2 2 ) と、 電 気的に容量性のブザー （ 2 1 ) とが設けられていて、

前記警報出力手段 （A O) は、 前記受信アンテナ （ 2 2 ) が発音指令電 波を受信するに伴って、 前記ブザー （ 2 1 ) を発音作動させるようになつ ていると共に、

前記ブザー （ 2 1 ) と前記受信アンテナ （ 2 2 ) に備えられたコィル ( 2 2 a ) の全部または一部とを接続して共振回路が形成されている電波 受信報知装置が前記筐体 （ 2 ) 内に設けられていて、

前記受信アンテナ （ 2 2 ) に発音指合電波を送信する発信器 (0) が、 特定箇所に設置されている請求項 1記載の盗難防止装置。

2 7. 前記警報出力手段 （AO) が、 前記予備行為検出手段 （ S D) にて予 備行為が検出されるに伴って、 前記ブザー （ 2 1 ) を発音作動させるよう に構成されている請求項 2 6記載の盗難防止装置。

2 8. 前記筐体 （ 2 ) の内部に前記警報出力手段 （A O) の作動を停止させ

o

る警報解除手段 （AR) 設けられていると共に、 この警報解除手段 （AR) が発音解除手段であって、

前記筐体 （ 2 ) の外面部から筐体内方に向けて解除操作用の揷入孔 （ 4 5 ) が形成され、

前記解除操作用の挿入孔 （ 4 5 ) に挿入される解除操作具 （ 6 3 ) にて、 前記発音解除手段 （AR ) が発音解除伏態に操作されるように構成されて いる請求項 2 6又は 2 7記載の盗難防止装置。

2 9. コイル （ 2 2 a ) を備えた電波受信用の受信アンテナ （ 2 2 ) と、

電気的に容量性のブザー （ 2 1 ) と、

前記受信アンテナ （ 2 2 ) が発音指合電波を受信するに伴って、 前記ブ ザ一 （ 2 1 ) を発音作動させる警報出力手段 （AO) とを備えていて、 前記ブザー （ 2 1 ) と前記受信アンテナ （ 2 2 ) に備えられたコイル ( 2 2 a ) の全部又は一部とを接続して共振回路が形成されている電波受 信報知装置 c

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