JPWO2021130636A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2021130636A5 JPWO2021130636A5 JP2022538842A JP2022538842A JPWO2021130636A5 JP WO2021130636 A5 JPWO2021130636 A5 JP WO2021130636A5 JP 2022538842 A JP2022538842 A JP 2022538842A JP 2022538842 A JP2022538842 A JP 2022538842A JP WO2021130636 A5 JPWO2021130636 A5 JP WO2021130636A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot
- aluminum alloy
- maximum
- rolling
- rolled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
工業規模では、アルミニウム合金の圧延シート品、圧延シェート品及び圧延プレート品、特に、2XXX系、6XXX系及び7XXX系のアルミニウム合金の熱処理型アルミニウム合金の品を製造するプロセスまたは方法は、
(i)好ましくは、鋳造前に、アルミニウム溶湯を脱ガス及びろ過してから、アルミニウム合金の圧延用鋳塊を鋳造するプロセス工程と、
(ii)その圧延用鋳塊を予備加熱及び/または均質化処理するプロセス工程と、
(iii)その鋳塊を熱間圧延して、中間圧延板厚または最終圧延板厚の圧延品にし、コイル状に巻き取るか、またはある長さに切断し、雰囲気温度まで冷却するプロセス工程と、
(iv)任意に、その熱間圧延品を最終圧延板厚まで冷間加工、例えば冷間圧延するプロセス工程と、
(v)その圧延品の溶体化熱処理(「SHT」)のために、雰囲気温度から目標溶体化熱処理温度まで加熱して、亜鉛、マグネシウム、マンガン及び銅のような可溶元素のできる限り全部または実質的に全部を固溶体にするプロセス工程と、
(vi)例えば、噴射焼き入れ、及び水またはその他の適切な焼き入れ剤における浸漬焼き入れのうちの1つによって、そのSHT圧延品を175℃以下の温度、好ましくは雰囲気温度まで急冷して、そのアルミニウム合金における副相の無制御な析出を防ぐかまたは最小限にするプロセス工程(さらに、エア及びエアジェットを用いてもよい)と、
(vii)任意に、SHT及び冷却したその圧延品を延伸または圧縮して、応力を除去するとともに、圧延品の平坦性を向上させるプロセス工程と、
(viii)所望される熱処理型アルミニウム合金及び条件に応じて、例えば、T3、T4、T6、T7またはT8の条件まで、その圧延品に対して、時効処理、すなわち、自然時効処理もしくは人工時効処理、またはこれらを組み合わせた時効処理を行うプロセス工程と、
をこの順序で含む。
(i)好ましくは、鋳造前に、アルミニウム溶湯を脱ガス及びろ過してから、アルミニウム合金の圧延用鋳塊を鋳造するプロセス工程と、
(ii)その圧延用鋳塊を予備加熱及び/または均質化処理するプロセス工程と、
(iii)その鋳塊を熱間圧延して、中間圧延板厚または最終圧延板厚の圧延品にし、コイル状に巻き取るか、またはある長さに切断し、雰囲気温度まで冷却するプロセス工程と、
(iv)任意に、その熱間圧延品を最終圧延板厚まで冷間加工、例えば冷間圧延するプロセス工程と、
(v)その圧延品の溶体化熱処理(「SHT」)のために、雰囲気温度から目標溶体化熱処理温度まで加熱して、亜鉛、マグネシウム、マンガン及び銅のような可溶元素のできる限り全部または実質的に全部を固溶体にするプロセス工程と、
(vi)例えば、噴射焼き入れ、及び水またはその他の適切な焼き入れ剤における浸漬焼き入れのうちの1つによって、そのSHT圧延品を175℃以下の温度、好ましくは雰囲気温度まで急冷して、そのアルミニウム合金における副相の無制御な析出を防ぐかまたは最小限にするプロセス工程(さらに、エア及びエアジェットを用いてもよい)と、
(vii)任意に、SHT及び冷却したその圧延品を延伸または圧縮して、応力を除去するとともに、圧延品の平坦性を向上させるプロセス工程と、
(viii)所望される熱処理型アルミニウム合金及び条件に応じて、例えば、T3、T4、T6、T7またはT8の条件まで、その圧延品に対して、時効処理、すなわち、自然時効処理もしくは人工時効処理、またはこれらを組み合わせた時効処理を行うプロセス工程と、
をこの順序で含む。
本明細書に記載されているのは、厚さが少なくとも1mmである、熱処理型アルミニウム合金で作られたアルミニウム合金圧延品を製造する方法であって、熱処理型アルミニウム合金を半連続鋳造して、厚さが少なくとも250mmである圧延用鋳塊にする工程と、その圧延用鋳塊を最高到達板温(PMT)まで均質化処理し、それにより、前記アルミニウム合金において、DSCシグナルと関連付けられた比エネルギーが、絶対値で2J/g未満となる工程と、その圧延用鋳塊を複数回の熱間圧延工程で熱間圧延して、最終圧延板厚が少なくとも1mmである熱間圧延品にし、それにより、その圧延工程の最後の3回のうちの少なくとも1回における熱間圧延品の温度が、PMTから50℃以上下回らない工程と、最終圧延板厚のその熱間圧延品を、熱間圧延機出側温度から175℃未満まで焼き入れする工程と、任意に、最終圧延板厚のその焼き入れ済みの熱間圧延品の応力を除去する工程と、任意に応力を除去した焼き入れ済みの熱間圧延品を時効処理する工程とを含む方法である。
本明細書に記載されているのは、アルミニウム合金の圧延プレート品を製造する代替的な方法である。熱処理型アルミニウム合金で作られたアルミニウム合金圧延品、すなわち、本明細書に記載されているような厚さ(例えば、少なくとも1mm)であるシート、シェートまたはプレートを製造する方法を提供する本発明は、上記及びその他の目的及びさらなる利点を満たすか、またはそれらを超越するものであり、その方法は、
(a)厚さが少なくとも250mmである圧延用鋳塊を半連続鋳造する工程と、
(b)その圧延用鋳塊を最高到達板温(ピーク金属温度)(「PMT」)で予備加熱及び/または均質化処理し、それにより、前記予備加熱及び/または均質化処理後の前記アルミニウム合金において、示差走査熱量測定(「DSC」)シグナルと関連付けられた比エネルギーが、絶対値で2J/g未満となる工程と、
(c)その圧延用鋳塊を、好ましくは複数回の熱間圧延工程で熱間圧延して、最終圧延板厚が少なくとも1mmである熱間圧延品にし、それにより、その圧延工程または圧延パスの最後の3回のうちの少なくとも1回における熱間圧延品の温度が、PMTから50℃以上下回らない工程と、
(d)最終熱間圧延板厚のその熱間圧延品を、熱間圧延機出側温度から175℃未満、好ましくは100℃未満、最も好ましく60℃未満まで焼き入れする工程と、
(e)任意に、最終熱間圧延板厚のその焼き入れ済みの熱間圧延品の応力を除去する工程と、
(f)任意に応力を除去した焼き入れ済みの熱間圧延品を時効処理、すなわち、自然時効処理または人工時効処理する工程と、
をこの順序で含む。
(a)厚さが少なくとも250mmである圧延用鋳塊を半連続鋳造する工程と、
(b)その圧延用鋳塊を最高到達板温(ピーク金属温度)(「PMT」)で予備加熱及び/または均質化処理し、それにより、前記予備加熱及び/または均質化処理後の前記アルミニウム合金において、示差走査熱量測定(「DSC」)シグナルと関連付けられた比エネルギーが、絶対値で2J/g未満となる工程と、
(c)その圧延用鋳塊を、好ましくは複数回の熱間圧延工程で熱間圧延して、最終圧延板厚が少なくとも1mmである熱間圧延品にし、それにより、その圧延工程または圧延パスの最後の3回のうちの少なくとも1回における熱間圧延品の温度が、PMTから50℃以上下回らない工程と、
(d)最終熱間圧延板厚のその熱間圧延品を、熱間圧延機出側温度から175℃未満、好ましくは100℃未満、最も好ましく60℃未満まで焼き入れする工程と、
(e)任意に、最終熱間圧延板厚のその焼き入れ済みの熱間圧延品の応力を除去する工程と、
(f)任意に応力を除去した焼き入れ済みの熱間圧延品を時効処理、すなわち、自然時効処理または人工時効処理する工程と、
をこの順序で含む。
アルミニウム合金は、半連続鋳造法、例えば、ダイレクトチル(DC)鋳造、電磁鋳造(EMC)鋳造及び電磁撹拌(EMS)鋳造によって、圧延品に加工するための鋳塊またはスラブとして提供する。好ましい実施形態では、その半連続鋳造は、圧延用鋳塊のDC鋳造によるものである。その半連続鋳造による圧延用鋳塊は、厚さが少なくとも250mm、好ましくは約350mm超である。その最大厚さは、約800mm、好ましくは約600mmである。それよりもかなり板厚が薄い、連続鋳造による鋳塊(例えば、最大で約40mm)を使用するのと比べて、少なくとも250mmという厚い板厚である、半連続鋳造による圧延用鋳塊から開始することにより、圧延品の変形度合いが大きくなり、例えば構成粒子が微細化されて、最終調質まで時効処理したときに、強度が増し、損傷許容性特性が向上する。また、変形度合いが大きくなることで、脱ガス操作及びろ過操作後に、鋳造したままの構造内の酸化物が依然として存在するような場合には、その酸化物のいずれも良好に破壊され、そのサイズが顕著に小さくなる。当該技術分野において知られているように、チタン及びホウ素、またはチタン及び炭素を含むような細粒化剤を用いてもよい。そのアルミニウム合金におけるTi含有率は、最大で0.15%、例えば、0.01%~0.1%の範囲である。任意に、特に、高合金化度の2XXX系アルミニウム合金及び7XXX系アルミニウム合金では、半連続鋳造による圧延用鋳塊を、例えば、約275℃~450℃の範囲の温度、例えば約300℃~400℃に、最長で約24時間、例えば10~20時間保ち、好ましくはその後に、雰囲気温度まで徐冷することによって、その鋳塊の応力を除去する。その圧延用鋳塊の半連続鋳造後、一般的に、圧延用鋳塊を面削して、鋳塊の鋳肌に近い偏析部分を取り除き、圧延用鋳塊の平坦性及び表面品質を向上させる。
一実施形態では、特に、2XXX系及び7XXX系のアルミニウム合金において、熱間圧延及び焼き入れを行った、最終圧延板厚の圧延材の応力を除去してよい。応力除去は、冷間圧延、延伸、レベリングまたは圧縮によって行うことができる。
一実施形態では、工程(e)における応力除去と、圧延品の平坦性向上は、冷間圧延率を冷間圧延操作前の元の厚さの5%未満にすることによって、冷間圧延、好ましくは雰囲気温度での冷間圧延によって行う。好ましくは、その冷間圧延率は、その元の厚さの3%未満、より好ましくは1%未満である。本発明による方法におけるこの目的以外では、さらなる冷間圧延工程または冷間圧延操作は、アルミニウム合金圧延品に対して行わない。
別の実施形態では、工程(e)での応力除去は、その元の長さの約0.1%~5%の範囲のレベリングによって行って、その残留応力を除去するとともに、その圧延品の平坦性を向上させる。好ましくは、レベリングは、約0.1%~2%、より好ましくは、約0.1%~1.5%の範囲である。好ましくは、そのレベリング操作は、雰囲気温度で行う。
好ましい実施形態では、工程(e)での応力除去は、その元の長さの約0.5%~8%の範囲で延伸することによって行って、その残留応力を除去するとともに、その圧延品の平坦性を向上させる。好ましくは、その延伸は、約0.5%~6%、より好ましくは、約1%~3%の範囲である。好ましくは、その延伸操作は、雰囲気温度で行う。
350℃で約12時間均熱化してから、雰囲気温度まで冷却することによって、鋳造した鋳塊の応力を除去した。
鋳造したままの状態での応力除去済み試料のDSC測定は、TA Instruments 910 DSCという装置で、試験片が最終的に溶融するまで、室温から、20℃/分という標準的な昇温速度で行った。この測定により、482℃における共晶相溶融ピークが18.7J/g、488℃におけるS相溶融ピークが0.3J/g、542℃におけるMg2Si相溶融ピークが0.5J/g、合計が19.5J/gであることが示された。
実例
実例1は、厚さが少なくとも1mmである、熱処理型アルミニウム合金で作られたアルミニウム合金圧延品を製造する方法であって、(a)熱処理型アルミニウム合金を半連続鋳造して、厚さが少なくとも250mmである圧延用鋳塊にする工程と、(b)その圧延用鋳塊を最高到達板温(PMT)まで予備加熱及び/または均質化処理し、それによって、前記アルミニウム合金において、示差走査熱量測定(DSC)シグナルと関連付けられた比エネルギーが、絶対値で2J/g未満となる工程と、(c)その圧延用鋳塊を、複数回の熱間圧延工程で熱間圧延して、最終圧延板厚が少なくとも1mmである熱間圧延品にし、それによって、その圧延工程の最後の3回のうちの少なくとも1回における熱間圧延品の温度が、PMT(℃)から50℃以上下回らない工程と、(d)最終圧延板厚のその熱間圧延品を、熱間圧延機出側温度から175℃未満まで焼き入れする工程と、(e)任意に、最終圧延板厚のその焼き入れ済みの熱間圧延品の応力を除去する工程と、(f)任意に応力を除去した焼き入れ済みの熱間圧延品を時効処理する工程とを含む方法である。
実例1は、厚さが少なくとも1mmである、熱処理型アルミニウム合金で作られたアルミニウム合金圧延品を製造する方法であって、(a)熱処理型アルミニウム合金を半連続鋳造して、厚さが少なくとも250mmである圧延用鋳塊にする工程と、(b)その圧延用鋳塊を最高到達板温(PMT)まで予備加熱及び/または均質化処理し、それによって、前記アルミニウム合金において、示差走査熱量測定(DSC)シグナルと関連付けられた比エネルギーが、絶対値で2J/g未満となる工程と、(c)その圧延用鋳塊を、複数回の熱間圧延工程で熱間圧延して、最終圧延板厚が少なくとも1mmである熱間圧延品にし、それによって、その圧延工程の最後の3回のうちの少なくとも1回における熱間圧延品の温度が、PMT(℃)から50℃以上下回らない工程と、(d)最終圧延板厚のその熱間圧延品を、熱間圧延機出側温度から175℃未満まで焼き入れする工程と、(e)任意に、最終圧延板厚のその焼き入れ済みの熱間圧延品の応力を除去する工程と、(f)任意に応力を除去した焼き入れ済みの熱間圧延品を時効処理する工程とを含む方法である。
実例9は、工程(e)で、その応力除去が、その元の長さの約0.5%~8%の範囲で、好ましくは、その元の長さの約0.5%~6%の範囲で延伸することによるものである、いずれかの先行または後掲の実例に記載の方法である。
Claims (15)
- 厚さが少なくとも1mmである、熱処理型アルミニウム合金で作られたアルミニウム合金圧延品を製造する方法であって、
(a)熱処理型アルミニウム合金を半連続鋳造して、厚さが少なくとも250mmである圧延用鋳塊にする工程と、
(b)前記圧延用鋳塊を最高到達板温(PMT)まで予備加熱及び/または均質化処理し、それにより、前記アルミニウム合金において、示差走査熱量測定(DSC)シグナルと関連付けられた比エネルギーが、絶対値で2J/g未満となる工程と、
(c)前記圧延用鋳塊を複数回の熱間圧延工程で熱間圧延して、最終圧延板厚が少なくとも1mmである熱間圧延品にし、それにより、前記圧延工程の最後の3回のうちの少なくとも1回における前記熱間圧延品の温度が、PMT(℃)と[PMT(℃)-50℃]との間である工程であって、
アルミニウム合金を、アルミニウム合金の溶体化熱処理に使用される範囲の温度としながら、熱間圧延の全部または少なくとも相当な部分が行われるようにする工程と、
(d)最終圧延板厚の前記熱間圧延品を熱間圧延機出側温度から175℃未満まで焼き入れする工程と、
(e)任意に、最終圧延板厚の焼き入れ済みの前記熱間圧延品の応力を除去する工程と、
(f)任意に応力を除去した前記焼き入れ済みの熱間圧延品を時効処理する工程と、
を含む前記方法。 - 前記工程(c)で熱間圧延して、最終熱間圧延板厚にした後に、いずれの溶体化熱処理も含まない、請求項1に記載の方法。
- 前記工程(d)での前記焼き入れを少なくとも前記最後の熱間圧延工程とインラインで行う、請求項1または2に記載の方法。
- 前記アルミニウム合金を、2XXX系、6XXX系及び7XXX系のアルミニウム合金の群から選択する、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記アルミニウム合金において、DSCシグナルと関連付けられた比エネルギーが、絶対値で1.0J/g未満である、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
- 2XXX系及び7XXX系のアルミニウム合金品の場合に、前記PMTが、所定のアルミニウム合金の初期溶融温度から、15℃以上下回らない、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
- 熱間圧延機入側温度が、前記アルミニウム合金の前記PMTから40℃以上下回らない温度範囲である、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
- 最終圧延板厚の前記熱間圧延品の熱間圧延機出側温度が、前記アルミニウム合金の前記PMTから40℃以上下回らない温度範囲である、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記工程(e)で、応力除去が、その元の長さの0.5%~8%の範囲で延伸することによるものである、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
- 最終熱間圧延板厚の前記熱間圧延品が、5mm以上である、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
- 前記工程(c)で、前記圧延用鋳塊を第1のセットの熱間圧延工程で熱間圧延して、中間熱間圧延板厚にしてから、中間加熱工程を行った後、第2のセットの熱間圧延工程で熱間圧延して、少なくとも1mmの最終熱間圧延板厚にする、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
- 前記中間加熱工程が、前記アルミニウム合金の前記PMTから40℃以上下回らない範囲の温度までである、請求項11に記載の方法。
- 前記アルミニウム合金が、重量%で、
Cu:1.9%~7%、
Mg:0.3%~2%、
Mn:最大で1.2%、
Si:最大で0.4%、
Fe:最大で0.4%、
Cr:最大で0.35%、
Zn:最大で0.4%、
Ti:最大で0.15%、
Zr:最大で0.25、
V:最大で0.25%、
残部:アルミニウム及び不純物、
を含む組成を有する2XXX系アルミニウム合金である、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。 - 前記アルミニウム合金が、重量%で、
Si:0.2%~1.7%、
Mg:0.1%~1.5%、
Fe:最大で0.5%、
Cu:最大で1.0%、
Mn:最大で1.0%、
Cr:最大で0.3%、
Ti:最大で0.15%、
Zn:最大で1.0%、
残部:アルミニウム及び不純物、
を含む組成を有する6XXX系アルミニウム合金である、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。 - 前記アルミニウム合金が、重量%で、
Zn:4%~9.8%、
Mg:1%~3%、
Cu:最大で2.5%、
任意に、Zr:最大で0.3%、Cr:最大で0.3%、Mn:最大で0.45%、Ti:最大で0.15%、Sc:最大で0.5%、Ag:最大で0.5%からなる群から選択した1つ以上の元素、
Fe:最大で0.3%、
Si:最大で0.3%、
不純物及び残部のアルミニウム、
を含む組成を有する7XXX系アルミニウム合金である、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP19219448.8 | 2019-12-23 | ||
EP19219448.8A EP3842561B1 (en) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | Method of manufacturing an aluminium alloy rolled product |
PCT/IB2020/062215 WO2021130636A1 (en) | 2019-12-23 | 2020-12-18 | Method of manufacturing an aluminium alloy rolled product |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022554035A JP2022554035A (ja) | 2022-12-27 |
JPWO2021130636A5 true JPWO2021130636A5 (ja) | 2023-03-07 |
JP7286883B2 JP7286883B2 (ja) | 2023-06-05 |
Family
ID=69159522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022538842A Active JP7286883B2 (ja) | 2019-12-23 | 2020-12-18 | アルミニウム合金圧延品の製造方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230119583A1 (ja) |
EP (1) | EP3842561B1 (ja) |
JP (1) | JP7286883B2 (ja) |
KR (1) | KR102494375B1 (ja) |
CN (2) | CN117448710A (ja) |
BR (1) | BR112022012434B1 (ja) |
CA (1) | CA3165733C (ja) |
ES (1) | ES2929001T3 (ja) |
MX (1) | MX2022007845A (ja) |
WO (1) | WO2021130636A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3670690A1 (en) | 2018-12-20 | 2020-06-24 | Constellium Issoire | Al-zn-cu-mg alloys and their manufacturing process |
CN113549799A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-10-26 | 泉州市天成铝业科技有限公司 | 一种门窗用环保型铝合金及其制造方法 |
CN114231807A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-25 | 江苏胜翔轻合金科技有限公司 | 应用于换热器的铝合金材料及其制备方法 |
CN115254955A (zh) * | 2022-05-06 | 2022-11-01 | 湖南工业大学 | 一种铝合金薄板的轧制方法 |
CN115261752B (zh) * | 2022-07-20 | 2023-07-18 | 重庆大学 | 一种高强2024铝合金加工工艺及高强2024铝合金 |
CN115386695A (zh) * | 2022-08-30 | 2022-11-25 | 河钢股份有限公司 | 30Ni15Cr2Ti2Al合金的轧制及热处理方法 |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5213639A (en) | 1990-08-27 | 1993-05-25 | Aluminum Company Of America | Damage tolerant aluminum alloy products useful for aircraft applications such as skin |
FR2716896B1 (fr) | 1994-03-02 | 1996-04-26 | Pechiney Recherche | Alliage 7000 à haute résistance mécanique et procédé d'obtention. |
FR2748035B1 (fr) * | 1996-04-29 | 1998-07-03 | Pechiney Rhenalu | Alliage aluminium-silicium-magnesium pour carrosserie automobile |
US6322647B1 (en) | 1998-10-09 | 2001-11-27 | Reynolds Metals Company | Methods of improving hot working productivity and corrosion resistance in AA7000 series aluminum alloys and products therefrom |
FR2805282B1 (fr) * | 2000-02-23 | 2002-04-12 | Gerzat Metallurg | Procede de fabrication de corps creux sous pression en alliage a1znmgcu |
JP4783525B2 (ja) * | 2001-08-31 | 2011-09-28 | 株式会社アルバック | 薄膜アルミニウム合金及び薄膜アルミニウム合金形成用スパッタリングターゲット |
CN100347330C (zh) | 2002-06-24 | 2007-11-07 | 克里斯铝轧制品有限公司 | 高强度al-mg-si平衡合金的生产方法以及所述合金的可焊接产品 |
WO2007048250A1 (en) * | 2005-10-28 | 2007-05-03 | Novelis Inc. | Homogenization and heat-treatment of cast metals |
WO2007135838A1 (ja) | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | アルミニウム合金厚板の製造方法およびアルミニウム合金厚板 |
JP2011058047A (ja) | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | 強度および延性に優れたアルミニウム合金厚板の製造方法 |
US9469892B2 (en) | 2010-10-11 | 2016-10-18 | Engineered Performance Materials Company, Llc | Hot thermo-mechanical processing of heat-treatable aluminum alloys |
CN102517526B (zh) | 2012-01-10 | 2013-07-24 | 中冶东方工程技术有限公司 | 一种铝合金中厚板在线淬火方法及实施该方法的设备 |
CN102965603A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-03-13 | 邓运来 | 一种用于减小变形铝合金淬火残余应力,改善合金性能的热处理方法 |
JP6344923B2 (ja) | 2014-01-29 | 2018-06-20 | 株式会社Uacj | 高強度アルミニウム合金及びその製造方法 |
FR3024058B1 (fr) | 2014-07-23 | 2016-07-15 | Constellium France | Procede et equipement de refroidissement |
PT3265595T (pt) * | 2015-10-30 | 2019-05-08 | Novelis Inc | Ligas de alumínio 7xxx de resistência elevada e métodos de produção das mesmas |
CN109072357B (zh) * | 2016-02-29 | 2020-09-01 | 爱励轧制产品德国有限责任公司 | 包含轧制铝合金的热交换器 |
WO2017207603A1 (en) * | 2016-06-01 | 2017-12-07 | Aleris Aluminum Duffel Bvba | 6xxx-series aluminium alloy forging stock material and method of manufacting thereof |
US20190292362A1 (en) * | 2016-06-29 | 2019-09-26 | Holland Novochem Technical Coatings B.V. | Catalytically Active Radical Scavengers Based on Benzylic and Allylic Functionalities |
EP3299482B1 (en) * | 2016-09-21 | 2019-05-29 | Aleris Aluminum Duffel BVBA | Method of manufacturing a high-strength 6xxx-series forging material |
AU2017350515B2 (en) * | 2016-10-27 | 2020-03-05 | Novelis Inc. | High strength 6xxx series aluminum alloys and methods of making the same |
US11806779B2 (en) * | 2016-10-27 | 2023-11-07 | Novelis Inc. | Systems and methods for making thick gauge aluminum alloy articles |
WO2018104004A1 (en) * | 2016-12-08 | 2018-06-14 | Aleris Rolled Products Germany Gmbh | Method of manufacturing a wear-resistant aluminium alloy plate product |
KR20220071291A (ko) * | 2017-01-11 | 2022-05-31 | 아르코닉 테크놀로지스 엘엘씨 | 접합용 알루미늄 합금 제품 제조 방법 |
CN110621797A (zh) * | 2017-05-11 | 2019-12-27 | 阿莱利斯铝业迪弗尔私人有限公司 | 具有优异成型性的Al-Si-Mg合金轧制片材产品的制造方法 |
CN112119175A (zh) | 2018-05-15 | 2020-12-22 | 诺维尔里斯公司 | F*回火和w回火铝合金产品及其制造方法 |
JP7282106B2 (ja) * | 2018-06-12 | 2023-05-26 | ノベリス・コブレンツ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 耐疲労破壊性を向上させた7xxxシリーズアルミ合金プレート製品の製造方法 |
-
2019
- 2019-12-23 EP EP19219448.8A patent/EP3842561B1/en active Active
- 2019-12-23 ES ES19219448T patent/ES2929001T3/es active Active
-
2020
- 2020-12-18 BR BR112022012434-1A patent/BR112022012434B1/pt active IP Right Grant
- 2020-12-18 JP JP2022538842A patent/JP7286883B2/ja active Active
- 2020-12-18 CN CN202311346695.4A patent/CN117448710A/zh active Pending
- 2020-12-18 KR KR1020227025201A patent/KR102494375B1/ko active IP Right Grant
- 2020-12-18 MX MX2022007845A patent/MX2022007845A/es unknown
- 2020-12-18 US US17/757,809 patent/US20230119583A1/en active Pending
- 2020-12-18 CN CN202080097348.0A patent/CN115151665B/zh active Active
- 2020-12-18 CA CA3165733A patent/CA3165733C/en active Active
- 2020-12-18 WO PCT/IB2020/062215 patent/WO2021130636A1/en active Application Filing
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11806779B2 (en) | Systems and methods for making thick gauge aluminum alloy articles | |
CA3112047C (en) | 7xxx-series aluminium alloy product | |
JP7286883B2 (ja) | アルミニウム合金圧延品の製造方法 | |
US6280543B1 (en) | Process and products for the continuous casting of flat rolled sheet | |
US20050211350A1 (en) | In-line method of making T or O temper aluminum alloy sheets | |
EP3400316A1 (en) | New 6xxx aluminum alloys, and methods of making the same | |
EP3740599B1 (en) | Method of making 6xxx aluminium sheets with high surface quality | |
JPH05339687A (ja) | アルミニウム基合金薄板の製造方法 | |
JP7282106B2 (ja) | 耐疲労破壊性を向上させた7xxxシリーズアルミ合金プレート製品の製造方法 | |
US7048816B2 (en) | Continuously cast magnesium containing, aluminum alloy sheet with copper addition | |
WO2020120267A1 (en) | Method of making 6xxx aluminium sheets with high surface quality | |
EP0281076B1 (en) | Aluminum lithium flat rolled product | |
EP0504218B1 (en) | Improvements in or relating to aluminium alloys | |
JP2000514139A (ja) | アルミニウム合金缶構造体ストックの製造プロセス | |
CA2224935C (en) | Method for making aluminum alloy can stock | |
JPWO2021130636A5 (ja) | ||
EP0266741B1 (en) | Aluminium-lithium alloys and method of producing these | |
JP2023549190A (ja) | 2xxx系アルミニウム合金製品の製造方法 | |
JP2003328095A (ja) | 成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 | |
RU2778434C1 (ru) | Изделие из алюминиевого сплава серии 7xxx |