JPWO2021059763A5 - - Google Patents
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 57
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 47
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Description
[1]
開口絞りと、
撮像素子の撮像面に向けて像を結像させる結像光学系と、
複屈折率を有する物質で構成され、前記結像光学系に対して2つの瞳関数を与える光学的位相変調子と
を備え、
以下の条件式を満足する
撮像光学系。
1≦(2×L×tan(w)+D)/D<1.4 ……(1)
λ/4*0.75<Re<λ/4*1.1 ……(2)
ただし、
L:前記開口絞りと光学的位相変調子との距離
D:前記開口絞りの絞り径(直径)
w:前記開口絞りに入射する主光線の最大入射角
λ:光の波長
Re:前記光学的位相変調子の複屈折による位相のリタデーション
とする。
[2]
前記光学的位相変調子は、直交関係にある2つの偏光に、それぞれ異なる位相変調を与える
上記[1]に記載の撮像光学系。
[3]
前記結像光学系は、以下の条件式を満足する
上記[1]または[2]に記載の撮像光学系。
h/f2<0.50 ……(3)
ただし、
h:前記撮像面における対角方向の最大像高
f2:前記結像光学系の前記開口絞りよりも撮像面側の光学系の焦点距離
とする。
[4]
前記光学的位相変調子は、
屈折力を持たない光学素子であり、
光学素子基板と前記光学素子基板の表面上に形成された複屈折層とを有し、
前記複屈折層は、位相変調を与えるための同心円状パターン領域を少なくとも2つ以上有し、隣り合う2つの前記同心円状パターン領域同士の複屈折の異方性の相対的角度が90°である
上記[1]ないし[3]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[5]
前記光学的位相変調子は、
屈折力を持たない光学素子であり、
2つの光学素子基板と前記2つの光学素子基板の間に形成された複屈折層とを有し、
前記複屈折層は、位相変調を与えるための同心円状パターン領域を少なくとも2つ以上有し、隣り合う2つの前記同心円状パターン領域同士の複屈折の異方性の相対的角度が90°である
上記[1]ないし[3]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[6]
前記撮像素子による撮像画像には、点像分布関数から導かれたデコンボリューションを用いた画像処理が加えられる
上記[1]ないし[5]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[7]
前記光学的位相変調子は、以下の条件式を満足するように傾斜配置されている
上記[1]ないし[6]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
1<θ/w1<2 ……(4)
ただし、
w1:前記撮像面の短辺方向の像高に結像する光線の、前記開口絞りへの入射角度
θ:前記光学的位相変調子の傾斜角
とする。
[8]
前記光学的位相変調子は、前記光学的位相変調子よりも物体側に傾斜配置された光学素子に対して、傾斜方向が反対方向となるように傾斜配置されている
上記[7]に記載の撮像光学系。
[9]
前記光学的位相変調子は、前記結像光学系の被写界深度を拡張させる効果を有する
上記[1]ないし[8]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[10]
前記開口絞りと前記撮像面との間には、前記開口絞りを通過した後に前記撮像面の有効像円内に結像する光線を遮る構造物が存在しない
上記[1]ないし[9]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[11]
前記結像光学系は、前記開口絞りよりも撮像面側において、最も物体側から順に、正のパワーを持つレンズ群と、負のパワーを持つレンズ群とを有する
上記[1]ないし[10]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[12]
以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[11]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
L_all/f2<2.5 ……(5)
ただし、
L_all:前記開口絞りより撮像面側の光学系において、最も物体側に配置されたパワーのあるレンズの物体側の面から撮像面までの距離
f2:開口絞りより撮像面側の光学系の焦点距離
とする。
[13]
アフォーカル光学系による像を撮像するための光学系として構成されている
上記[1]ないし[12]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[14]
手術顕微鏡を介して患部を撮像するための光学系として構成されている
上記[1]ないし[13]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[15]
硬性内視鏡のカメラヘッド用の光学系として構成されている
上記[1]ないし[13]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[16]
ファイバースコープを用いた内視鏡のカメラヘッド用の光学系として構成されている
上記[1]ないし[13]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[17]
撮像光学系と、
前記撮像光学系による結像位置に配置された撮像素子と
を含み、
前記撮像光学系は、
開口絞りと、
前記撮像素子の撮像面に向けて像を結像させる結像光学系と、
複屈折率を有する物質で構成され、前記結像光学系に対して2つの瞳関数を与える光学的位相変調子と
を備え、
以下の条件式を満足する
撮像装置。
1≦(2×L×tan(w)+D)/D<1.4 ……(1)
λ/4*0.75<Re<λ/4*1.1 ……(2)
ただし、
L:前記開口絞りと光学的位相変調子との距離
D:前記開口絞りの絞り径(直径)
w:前記開口絞りに入射する主光線の最大入射角
λ:光の波長
Re:前記光学的位相変調子の複屈折による位相のリタデーション
とする。
[18]
前記撮像素子による撮像画像に対して、点像分布関数から導かれたデコンボリューションを用いた画像処理を行う画像処理部、をさらに備える
上記[17]に記載の撮像装置。
開口絞りと、
撮像素子の撮像面に向けて像を結像させる結像光学系と、
複屈折率を有する物質で構成され、前記結像光学系に対して2つの瞳関数を与える光学的位相変調子と
を備え、
以下の条件式を満足する
撮像光学系。
1≦(2×L×tan(w)+D)/D<1.4 ……(1)
λ/4*0.75<Re<λ/4*1.1 ……(2)
ただし、
L:前記開口絞りと光学的位相変調子との距離
D:前記開口絞りの絞り径(直径)
w:前記開口絞りに入射する主光線の最大入射角
λ:光の波長
Re:前記光学的位相変調子の複屈折による位相のリタデーション
とする。
[2]
前記光学的位相変調子は、直交関係にある2つの偏光に、それぞれ異なる位相変調を与える
上記[1]に記載の撮像光学系。
[3]
前記結像光学系は、以下の条件式を満足する
上記[1]または[2]に記載の撮像光学系。
h/f2<0.50 ……(3)
ただし、
h:前記撮像面における対角方向の最大像高
f2:前記結像光学系の前記開口絞りよりも撮像面側の光学系の焦点距離
とする。
[4]
前記光学的位相変調子は、
屈折力を持たない光学素子であり、
光学素子基板と前記光学素子基板の表面上に形成された複屈折層とを有し、
前記複屈折層は、位相変調を与えるための同心円状パターン領域を少なくとも2つ以上有し、隣り合う2つの前記同心円状パターン領域同士の複屈折の異方性の相対的角度が90°である
上記[1]ないし[3]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[5]
前記光学的位相変調子は、
屈折力を持たない光学素子であり、
2つの光学素子基板と前記2つの光学素子基板の間に形成された複屈折層とを有し、
前記複屈折層は、位相変調を与えるための同心円状パターン領域を少なくとも2つ以上有し、隣り合う2つの前記同心円状パターン領域同士の複屈折の異方性の相対的角度が90°である
上記[1]ないし[3]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[6]
前記撮像素子による撮像画像には、点像分布関数から導かれたデコンボリューションを用いた画像処理が加えられる
上記[1]ないし[5]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[7]
前記光学的位相変調子は、以下の条件式を満足するように傾斜配置されている
上記[1]ないし[6]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
1<θ/w1<2 ……(4)
ただし、
w1:前記撮像面の短辺方向の像高に結像する光線の、前記開口絞りへの入射角度
θ:前記光学的位相変調子の傾斜角
とする。
[8]
前記光学的位相変調子は、前記光学的位相変調子よりも物体側に傾斜配置された光学素子に対して、傾斜方向が反対方向となるように傾斜配置されている
上記[7]に記載の撮像光学系。
[9]
前記光学的位相変調子は、前記結像光学系の被写界深度を拡張させる効果を有する
上記[1]ないし[8]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[10]
前記開口絞りと前記撮像面との間には、前記開口絞りを通過した後に前記撮像面の有効像円内に結像する光線を遮る構造物が存在しない
上記[1]ないし[9]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[11]
前記結像光学系は、前記開口絞りよりも撮像面側において、最も物体側から順に、正のパワーを持つレンズ群と、負のパワーを持つレンズ群とを有する
上記[1]ないし[10]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[12]
以下の条件式を満足する
上記[1]ないし[11]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
L_all/f2<2.5 ……(5)
ただし、
L_all:前記開口絞りより撮像面側の光学系において、最も物体側に配置されたパワーのあるレンズの物体側の面から撮像面までの距離
f2:開口絞りより撮像面側の光学系の焦点距離
とする。
[13]
アフォーカル光学系による像を撮像するための光学系として構成されている
上記[1]ないし[12]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[14]
手術顕微鏡を介して患部を撮像するための光学系として構成されている
上記[1]ないし[13]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[15]
硬性内視鏡のカメラヘッド用の光学系として構成されている
上記[1]ないし[13]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[16]
ファイバースコープを用いた内視鏡のカメラヘッド用の光学系として構成されている
上記[1]ないし[13]のいずれか1つに記載の撮像光学系。
[17]
撮像光学系と、
前記撮像光学系による結像位置に配置された撮像素子と
を含み、
前記撮像光学系は、
開口絞りと、
前記撮像素子の撮像面に向けて像を結像させる結像光学系と、
複屈折率を有する物質で構成され、前記結像光学系に対して2つの瞳関数を与える光学的位相変調子と
を備え、
以下の条件式を満足する
撮像装置。
1≦(2×L×tan(w)+D)/D<1.4 ……(1)
λ/4*0.75<Re<λ/4*1.1 ……(2)
ただし、
L:前記開口絞りと光学的位相変調子との距離
D:前記開口絞りの絞り径(直径)
w:前記開口絞りに入射する主光線の最大入射角
λ:光の波長
Re:前記光学的位相変調子の複屈折による位相のリタデーション
とする。
[18]
前記撮像素子による撮像画像に対して、点像分布関数から導かれたデコンボリューションを用いた画像処理を行う画像処理部、をさらに備える
上記[17]に記載の撮像装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019174200 | 2019-09-25 | ||
JP2019174200 | 2019-09-25 | ||
PCT/JP2020/030000 WO2021059763A1 (ja) | 2019-09-25 | 2020-08-05 | 撮像光学系、および撮像装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPWO2021059763A5 true JPWO2021059763A5 (ja) | 2023-06-22 |
JP7501538B2 JP7501538B2 (ja) | 2024-06-18 |
Family
ID=75164967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021548407A Active JP7501538B2 (ja) | 2019-09-25 | 2020-08-05 | 撮像光学系、および撮像装置 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP4012471A4 (ja) |
JP (1) | JP7501538B2 (ja) |
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JP2010271689A (ja) | 2009-04-21 | 2010-12-02 | Fujifilm Corp | 位相補正板、撮像システム、撮像装置、携帯電話、車載機器、監視カメラ、内視鏡装置、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、およびレンズユニット |
US20120281280A1 (en) | 2009-10-15 | 2012-11-08 | Sony Corporation | Birefringent device with application specific pupil function and optical device |
JP6115350B2 (ja) | 2013-06-21 | 2017-04-19 | 株式会社リコー | 撮像装置および撮像方法および撮像装置用の結像光学系 |
US9625632B2 (en) | 2015-03-31 | 2017-04-18 | Sony Corporation | Camera, optical system and interchangeable lens with birefringent device |
JP2017158764A (ja) | 2016-03-09 | 2017-09-14 | ソニー株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及び記録媒体 |
JP6977773B2 (ja) | 2016-12-16 | 2021-12-08 | ソニーグループ株式会社 | シーンの画像の撮影 |
JP6786377B2 (ja) | 2016-12-21 | 2020-11-18 | 株式会社日立製作所 | 光学部品およびそれを用いた撮像システム |
EP3662810A4 (en) * | 2017-08-31 | 2020-07-08 | Sony Corporation | DEVICE FOR PROCESSING MEDICAL IMAGES, SYSTEM FOR PROCESSING MEDICAL IMAGES AND CONTROL METHOD OF A DEVICE FOR PROCESSING MEDICAL IMAGES |
JP6951753B2 (ja) | 2018-03-27 | 2021-10-20 | エバ・ジャパン 株式会社 | 情報探索システム及びプログラム |
-
2020
- 2020-08-05 EP EP20868379.7A patent/EP4012471A4/en active Pending
- 2020-08-05 WO PCT/JP2020/030000 patent/WO2021059763A1/ja active Application Filing
- 2020-08-05 US US17/753,824 patent/US20220346631A1/en active Pending
- 2020-08-05 JP JP2021548407A patent/JP7501538B2/ja active Active
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