JPWO2020240754A1 - 遮断器、遮断器システム、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

遮断器、遮断器システム、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

遮断器(1)は、開閉機構部(10)と、引き外し装置(20)と、検出部(30)と、駆動部(40)と、本体ケース(70)と、発光ダイオード(50)と、点滅制御部(60)とを備える。開閉機構部(10)は、電路(4)を開閉する。引き外し装置(20)は、開閉機構部(10)を作動させる。検出部(30)は、電路(4)の漏洩電流または通電電流の電流値を検出する。駆動部(40)は、検出部(30)の検出結果に基づいて、引き外し装置(20)を駆動する。本体ケース(70)は、開閉機構部(10)、引き外し装置(20)、検出部(30)、および駆動部(40)を覆う。発光ダイオード(50)は、本体ケース(70)の外部から見える位置に配置される。点滅制御部(60)は、検出部(30)によって検出された電流値に基づいて、発光ダイオード(50)を点滅させる。

Description

本発明は、電路の漏洩電流または過電流に基づいて電路を遮断する遮断器、遮断器システム、情報処理方法、および情報処理プログラムに関するものである。
従来、電路の漏洩電流または過電流に基づいて電路を遮断する遮断器において、漏洩電流または通電電流の電流値を表示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、漏洩電流の検出値が基準値を超えた場合に電路を遮断する漏洩遮断器において、漏洩電流の電流値を表示する技術が提案されている。
特開2003−217433号公報
従来の遮断器は、遮断器本体の正面から視認できる場所に液晶表示器または7セグメントLED(Light Emitting Diode)などの表示器が配置され、かかる表示器によって計測値を文字またはグラフで表示する。規格上で仕様または特性の表示が義務付けられている遮断器の場合、遮断器本体の正面に表示器を配置すると、遮断器の仕様または特性を表示する範囲が狭くなり、仕様または特性を示す文字が小さくなる可能性がある。また、表示器をモジュール構造で遮断器の側面に付加し、遮断器の仕様または特性の表示エリアを妨げない位置に表示器を配置した場合、遮断器の外形が大きくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、漏洩電流または通電電流の検出値を表示するスペースを小さくすることができる遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の遮断器は、開閉機構部と、引き外し装置と、検出部と、駆動部と、本体ケースと、一つの発光ダイオードと、点滅制御部とを備える。開閉機構部は、電路を開閉する。引き外し装置は、開閉機構部を作動させる。検出部は、電路の漏洩電流または通電電流の電流値を検出する。駆動部は、検出部の検出結果に基づいて、引き外し装置を駆動する。本体ケースは、開閉機構部、引き外し装置、検出部、および駆動部を覆う。一つの発光ダイオードは、本体ケースの外部から見える位置に配置される。点滅制御部は、検出部によって検出された電流値に基づいて、一つの発光ダイオードを点滅させる。
本発明によれば、漏洩電流または通電電流の検出値を表示するスペースを小さくすることができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる遮断器の構成例を示す図 実施の形態1にかかる遮断器システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる遮断器の外観斜視図 実施の形態1にかかる遮断器の平面図 実施の形態1にかかる本体カバーを外した状態の遮断器の外観斜視図 図4に示すVI-VI線に沿った要部断面図 実施の形態1にかかるカバーを外した状態の遮断器の平面図 実施の形態1にかかる漏電検出回路ユニットの平面図 実施の形態1にかかるユニットカバーを外した状態の漏電検出回路ユニットの平面図 実施の形態1にかかる遮断器の具体的構成の一例を示すブロック図 実施の形態1にかかる点滅制御部の構成例を示す図 実施の形態1にかかる点滅制御部による第1の点滅モードを説明するための図 実施の形態1にかかる点滅制御部による第2の点滅モードを説明するための図 実施の形態1にかかる点滅制御部による第3の点滅モードを説明するための図 実施の形態1にかかる遮断器による処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる情報処理装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる第2の点滅モードにおける点滅パターンと撮像部の撮像結果との関係を説明するための図 実施の形態1にかかる第3の点滅モードにおけるデータの点滅パターンと撮像部の撮像結果との関係を説明するための図 実施の形態1にかかる遮断器の特性表示エリアの一例を示す図 実施の形態1にかかる遮断器の特性表示エリアの他の例を示す図 実施の形態1にかかる遮断器に感度切替スイッチが設けられていない場合における特性表示エリアの一例を示す図 実施の形態1にかかる遮断器に感度切替スイッチが設けられていない場合における特性表示エリアの他の例を示す図 実施の形態1にかかる情報処理装置の表示部の表示画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる情報処理装置の表示部の表示画面の他の例を示す図 実施の形態1にかかる情報処理装置の処理部による処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかる遮断器のマイクロコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図 実施の形態1にかかる遮断器の具体的構成の他の例を示すブロック図
以下に、本発明の実施の形態にかかる遮断器、遮断器システム、情報処理方法、および情報処理プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる遮断器の構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる遮断器1は、電源2と負荷3との間の電路4を開閉する開閉機構部10と、開閉機構部10を作動させる引き外し装置20と、電路4の漏洩電流または通電電流の電流値を検出する検出部30とを備える。
また、遮断器1は、検出部30の検出結果に基づいて、引き外し装置20を駆動する駆動部40と、開閉機構部10、引き外し装置20、検出部30、駆動部40、および点滅制御部60を覆う本体ケース70とを備える。なお、検出部30は、電路4の漏洩電流を検出するための零相変流器または通電電流の電流値を検出する変流器を備える。
そして、遮断器1は、本体ケース70から外部に一部が露出する発光ダイオード50と、検出部30によって検出された電流値に基づいて、発光ダイオード50を点滅させる点滅制御部60とを備える。このように、実施の形態1にかかる遮断器1は、検出部30によって検出された電流値に基づいて、一つの発光ダイオード50の点滅を行う。そのため、漏洩電流または通電電流の電流値を表示するスペースを小さくすることができる。
したがって、例えば、規格上で遮断器1の仕様および特性の表示が義務付けられている場合において、漏洩電流または通電電流の電流値を表示するスペースによって仕様または特性を示す文字が小さくなることを抑制することができる。また、漏洩電流または通電電流の電流値を表示する表示器をモジュール構造によって遮断器本体の側面に付加する場合に比べて、遮断器1の小型化を図ることができる。また、漏洩電流または通電電流の電流値を表示するスペースが小さいため、遮断器1を容易に標準品と同じ形状にすることができ、これにより、例えば、配電盤または制御盤のパネルカットの形状が標準品と異なる形状になることを避けることができる。
以下、実施の形態1にかかる遮断器1を含む遮断器システムについて具体的に説明する。図2は、実施の形態1にかかる遮断器システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施の形態1にかかる遮断器システム200は、上述した遮断器1と、情報処理装置100とを備える。情報処理装置100は、撮像部110および表示部120を備え、遮断器1における上述した発光ダイオード50の点滅を撮像部110で撮像し、撮像した結果に基づいて、電路4の漏洩電流または通電電流の電流値を文字で表示部120に表示する。
まず、遮断器1の構成について具体的に説明する。図3は、実施の形態1にかかる遮断器の外観斜視図である。図4は、実施の形態1にかかる遮断器の平面図である。図5は、実施の形態1にかかる本体カバーを外した状態の遮断器の外観斜視図である。図6は、図4に示すVI-VI線に沿った要部断面図である。図7は、実施の形態1にかかるカバーを外した状態の遮断器の平面図である。
図3に示すように、遮断器1の本体ケース70は、本体ベース71と本体カバー72を備える。また、図4および図5に示すように、遮断器1は、本体ケース70の一端部に露出し、電源2に接続される複数の電源側接続端子14と、本体ケース70の他端部に露出し、負荷3に接続される複数の負荷側接続端子15とを備える。
遮断器1の開閉機構部10は、図6に示すように、固定接点11と可動接点12とを有する。固定接点11と可動接点12との接触によって電路4が閉状態になり、遮断器1がオン状態になる。また、固定接点11と可動接点12との開離によって電路4が開状態になり、遮断器1がオフ状態になる。遮断器1は、図3〜図6に示すように、ハンドル13を有しており、かかるハンドル13が手動で操作されることによって、固定接点11と可動接点12との接触または開離を行うことができる。
また、遮断器1は、図6および図7に示すように、開閉機構部10に作用して遮断器1をオフ状態にするトリップバー16を備える。また、遮断器1は、図6に示すように電路4に過電流または短絡電流が流れるとトリップバー16を駆動する過電流引き外し装置17と、電路4の漏洩電流に正比例する電流を出力する零相変流器31とを備える。零相変流器31は、検出部30の一部を構成する。
また、遮断器1は、図5および図6に示すように、零相変流器31から出力される電流信号に基づいて、引き外し装置20を駆動したり、発光ダイオード50を点滅したりする漏電検出回路ユニット80を備える。漏電検出回路ユニット80は、検出部30のうち零相変流器31を除く部分と、駆動部40と、点滅制御部60とを含む。
引き外し装置20は、図6に示すように、アクチュエータ21と、アクチュエータ21を駆動する引き外しリレー22とを備える。引き外しリレー22は、漏電検出回路ユニット80から引き外し信号が出力された場合にアクチュエータ21を駆動し、アクチュエータ21によってトリップバー16を駆動させる。これにより、トリップバー16が開閉機構部10に作用して遮断器1がオフ状態になる。漏電検出回路ユニット80は、電路4の漏洩電流の電流値が感度電流設定値以上になった場合に、引き外し装置20へ引き外し信号を出力する。
ここで、漏電検出回路ユニット80の構成について説明する。図8は、実施の形態1にかかる漏電検出回路ユニットの平面図であり、図9は、実施の形態1にかかるユニットカバーを外した状態の漏電検出回路ユニットの平面図である。
図8に示すように、漏電検出回路ユニット80は、ユニットベース81とユニットカバー82とを含むユニットケース83と、ユニットケース83の内部に配置される電子回路部84とを備える。電子回路部84は、プリント配線基板85を有しており、かかるプリント配線基板85に複数の部品が実装される。
具体的には、図9に示すように、プリント配線基板85には、上述した発光ダイオード50と、発光ダイオード50の電流を規定の電流値に抑制する抵抗51と、引き外し装置20および発光ダイオード50などを制御するマイクロコンピュータ52とが実装される。また、プリント配線基板85には、漏電感度を切り替える感度切替スイッチ53と、漏電遮断時間を切り替える動作時間切替スイッチ54とが実装される。
図8に示すように、ユニットカバー82には、開口82a,82bが形成される。発光ダイオード50は、一部が開口82aから突出した状態で漏電検出回路ユニット80に配置される。感度切替スイッチ53および動作時間切替スイッチ54は、開口82bから露出した状態で漏電検出回路ユニット80に配置される。
また、本体カバー72には、図4に示すように、開口72a,72b,72cが形成された特性表示エリア58を有する。発光ダイオード50は、一部が開口72aから露出または突出した状態で遮断器1に配置される。感度切替スイッチ53は、ツマミ53aが開口72bから突出した状態で遮断器1に配置される。動作時間切替スイッチ54は、開口72cからツマミ54aが突出した状態で遮断器1に配置される。
なお、図4に示すように、遮断器1は、遮断器1が漏電発生時にトリップするかどうかのテストを行うためのテストボタン55、および漏電発生を表示する漏電表示ボタン56なども有している。漏電表示ボタン56は、漏電発生時に遮断器1がトリップした場合に本体ケース70から突出する。また、テストボタン55は、遮断器1の漏電検出動作のテストを行う際に押下される。
マイクロコンピュータ52は、零相変流器31からの電流信号に基づいて、電路4の漏洩電流が感度電流設定値以上になったと判定すると、電路4の漏洩電流の電流値に基づいて発光ダイオード50を点滅させる。発光ダイオード50の点滅状態は、ユニットカバー82の開口82aと本体カバー72の開口72aを通して、遮断器1の正面上から視認することができる。
図10は、実施の形態1にかかる遮断器の具体的構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、遮断器1は、開閉機構部10と、引き外し装置20と、零相変流器31と、トリガ回路44と、発光ダイオード50と、抵抗51と、マイクロコンピュータ52と、感度切替スイッチ53と、漏電表示ボタン56とを備える。また、遮断器1は、入力部57と、電源回路90とを備える。なお、図10では、テストボタン55の図示を省略している。
マイクロコンピュータ52は、AD(Analogue-to-Digital)変換器32と、実効値算出部33とを備える。AD変換器32は、零相変流器31からのアナログの電流信号をデジタル信号に変換する。実効値算出部33は、AD変換器32から出力されるデジタル信号に基づいて電路4の漏洩電流の実効値Iaを算出する。
図1および図10に示す検出部30は、零相変流器31、AD変換器32、および実効値算出部33を含む構成である。図10に示す電路4は、3相電路である。なお、零相変流器31とAD変換器32との間には、例えば、零相変流器31の電流信号を電圧に変換する回路が設けられており、AD変換器32は、電圧に変換された電流信号のアナログ値をデジタル値に変換する。
また、マイクロコンピュータ52は、比較部41と、感度電流値設定部42と、トリップ出力部43とを備える。比較部41は、実効値算出部33で算出された漏洩電流の実効値Iaと感度電流設定値Ithとを比較する。感度電流値設定部42は、感度切替スイッチ53のツマミ53aの位置に対応する感度電流設定値Ithを比較部41に設定する。トリップ出力部43は、比較部41による比較結果に基づいて、漏洩電流の実効値Iaが感度電流設定値Ith以上である場合に、トリガ回路44へトリップ信号を出力する。
トリガ回路44は、トリップ出力部43からトリップ信号が出力された場合、引き外し信号を引き外し装置20へ出力する。引き外し装置20は、トリップ出力部43から引き外し信号が出力された場合に、トリップバー16を介して開閉機構部10を作動して電路4を閉状態から開状態へ変更する。図1に示す駆動部40は、比較部41、感度電流値設定部42、トリップ出力部43、およびトリガ回路44を含む構成である。漏洩電流の実効値Iaは、電流値の一例である。
また、マイクロコンピュータ52は、実効値算出部33で算出された漏洩電流の実効値Iaに基づいて、発光ダイオード50を点滅させる駆動信号Sgを出力する点滅制御部60を備える。点滅制御部60は、例えば、遮断器1がオフ状態になっていない場合に、漏洩電流の実効値Iaに基づいて、発光ダイオード50を点滅させる駆動信号Sgを出力する。点滅制御部60は、例えば、駆動部40によって遮断器1がオフ状態になっている場合、駆動信号Sgを出力しない。この場合、発光ダイオード50は点灯しない。
また、点滅制御部60は、ユーザによる入力部57への操作によって設定された値であるユーザ設定値Isetを記憶することができる。点滅制御部60は、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset以上であり且つ遮断器1がオフ状態になっていない場合に、漏洩電流の実効値Iaに基づいて、発光ダイオード50を点滅させる駆動信号Sgを出力することができる。また、点滅制御部60は、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset未満である場合、駆動信号Sgを出力しない。これにより、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset未満の場合、発光ダイオード50は点灯しない。
図11は、実施の形態1にかかる点滅制御部の構成例を示す図である。図11に示す点滅制御部60は、記憶部61と、状態判定部62と、比算出部63と、駆動部64とを備える。記憶部61は、ユーザによる入力部57への操作に基づいて、ユーザ設定値Isetを記憶する。
状態判定部62は、漏洩電流の実効値Iaが感度電流設定値Ith未満である場合、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset以上であり且つ遮断器1がオン状態であるか否かを判定する。状態判定部62は、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset以上であり且つ遮断器1がオン状態である場合に、比算出部63および駆動部64を動作させ、駆動部64に発光ダイオード50を点滅させる。状態判定部62は、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset未満であるか遮断器1がオフ状態である場合、比算出部63および駆動部64を動作させず、発光ダイオード50の消灯状態を維持する。
なお、状態判定部62は、ユーザ設定値Isetが設定されていない場合、遮断器1がオン状態であれば、比算出部63および駆動部64を動作させ、駆動部64に発光ダイオード50を点滅させる。また、状態判定部62は、ユーザ設定値Isetが設定されていない場合、遮断器1がオフ状態であれば、比算出部63および駆動部64を動作させず、発光ダイオード50の消灯状態を維持する。
比算出部63は、感度電流値設定部42で設定された感度電流設定値Ithに対する漏洩電流の実効値Iaの比Raを算出する。駆動部64は、比算出部63によって算出された比Raに応じた駆動信号Sgを出力することによって、発光ダイオード50を点滅させる。駆動部64は、第1の点滅モード、第2の点滅モード、および第3の点滅モードを含む複数の点滅モードから選択される点滅モードによって発光ダイオード50を点滅させることができる。
まず、第1の点滅モードについて説明する。図12は、実施の形態1にかかる点滅制御部による第1の点滅モードを説明するための図である。図12に示すように、駆動部64は、第1の点滅モードが選択されている場合、比算出部63によって算出された比Raを発光ダイオード50の点灯時間と消灯時間との比として発光ダイオード50を点滅させる。すなわち、駆動部64は、予め設定された期間T1において、「Ra%」の時間は発光ダイオード50を点灯させるために駆動信号Sgを出力し、且つ「100−Ra%」の時間は発光ダイオード50を消灯させるために駆動信号Sgを出力しない。予め設定された期間T1は繰り返し到来する。
次に、第2の点滅モードについて説明する。図13は、実施の形態1にかかる点滅制御部による第2の点滅モードを説明するための図である。第2の点滅モードでは、ヘッダとデータとを含む点滅フォーマットを用いて発光ダイオード50の点滅が行われる。ヘッダは、予め設定された点滅パターンで規定され、データは、比Raに応じた点滅パターンで規定される。
図13に示すヘッダの点滅パターンは、時間t1〜t8において「01111110」となる点滅パターンである。「0」は発光ダイオード50の消灯を示し、「1」は発光ダイオード50の点灯を示す。また、時間t1〜t8の各々の長さは、期間Ta1の長さである。
図13に示すデータの点滅パターンは、時間t9〜t15において、7桁の2進数で比Raを示す。「0」は発光ダイオード50の消灯を示し、「1」は発光ダイオード50の点灯を示す。例えば、比Raが「1%」である場合、発光ダイオード50の点滅パターンは、「0000001」であり、比Raが「50%」である場合、発光ダイオード50の点滅パターンは、「0110010」である。また、比Raが「99%」である場合、発光ダイオード50の点滅パターンは、「1100011」である。
次に、第3の点滅モードについて説明する。図14は、実施の形態1にかかる点滅制御部による第3の点滅モードを説明するための図である。第3の点滅モードでは、第2の点滅モードの場合と同様に、ヘッダとデータとを含む点滅フォーマットを用いて発光ダイオード50の点滅が行われる。
図14に示すヘッダの点滅パターンは、時間t1〜t4において「1010」となる点滅パターンである。「0」は発光ダイオード50の消灯を示し、「1」は発光ダイオード50の点灯を示す。また、時間t1〜t4の各々の長さは、期間Ta2の長さである。期間Ta2の長さは、例えば、期間Ta1の長さと同じである。
図14に示すデータは、時間t5〜t14において、比Raにおける10の位を規定し、時間t17〜t26において、比Raにおける1の位を規定する。「0」は発光ダイオード50の消灯を示し、「1」は発光ダイオード50の点灯を示す。また、時間t5〜t28の各々の長さは、期間Ta3の長さである。期間Ta3の長さは、例えば、期間Ta2の長さの3分の1である。
時間t5〜t14において比Raにおける10の位が大きいほど発光ダイオード50の点灯期間が長く、時間t17〜t26において比Raにおける1の位が大きいほど発光ダイオード50の点灯期間が長い。また、時間t15,t16,t27,t28は「0」である。比Raにおける10の位が1以上である場合、時間t5は「1」であり、比Raにおける1の位が1以上である場合、時間t17は「1」である。
例えば、比Raが「1%」である場合、発光ダイオード50の点滅パターンは、10の位が「0000000000」であり、1の位が「1100000000」である。また、比Raが「49%」である場合、発光ダイオード50の点滅パターンは、10の位が「1111100000」であり、1の位が「1111111111」である。また、比Raが「99%」である場合、発光ダイオード50の点滅パターンは、10の位が「1111111111」であり、1の位が「1111111111」である。
駆動部64は、第3の点滅モードにおいて、10の位が「0」である場合、時間t5において「0」とし、10の位が「0」でない場合、時間t5において「1」とする。同様に、駆動部64は、第3の点滅モードにおいて、1の位が「0」である場合、時間t17において「0」とし、10の位が「0」でない場合、時間t17において「1」とする。これにより、後述するように、情報処理装置100において、発光ダイオード50の点滅状態から比Raを精度よく検出することができる。
つづいて、遮断器1による処理を、フローチャートを用いて説明する。図15は、実施の形態1にかかる遮断器による処理の一例を示すフローチャートである。なお、図15に示す処理は、遮断器1がオン状態である場合に実行される。
図15に示すように、遮断器1における検出部30のAD変換器32は、零相変流器31の電流信号をサンプリングすることで、漏洩電流の瞬時値をサンプリングする(ステップS11)。検出部30の実効値算出部33は、サンプリングした漏洩電流の瞬時値に基づいて、漏洩電流の実効値Iaを算出する(ステップS12)。
駆動部40の比較部41は、感度電流値設定部42によって設定された感度電流設定値Ithを読み出す(ステップS13)。比較部41は、漏洩電流の実効値Iaが感度電流設定値Ith以上であるか否かを判定する(ステップS14)。点滅制御部60の状態判定部62は、比較部41によって漏洩電流の実効値Iaが感度電流設定値Ith以上ではないと判定された場合(ステップS14:No)、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset以上であるか否かを判定する(ステップS15)。
点滅制御部60の状態判定部62は、漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset以上であると判定した場合(ステップS15:Yes)、駆動部64が前回算出の比Raに応じた駆動信号の初回1セット分を出力中であるか否かを判定する(ステップS16)。ここで、初回1セット分について説明する。上述のとおり発光ダイオード50は比Raの情報を含む点滅を行うため、選択された点滅モードで点滅している。1セットは、比Raの情報を含む点滅を行うのに最低限必要な発光ダイオード50の点滅である。また、発光ダイオード50の点滅は、1セットのみではなく繰り返して行われてよい。この場合、初回1セット分は、比Raの情報を含む点滅を行うのに最低限必要な発光ダイオード50の点滅の初回分を指す。
点滅制御部60の比算出部63は、状態判定部62によって駆動部64が前回算出の比Raに応じた駆動信号の初回1セット分を出力中でないと判定された場合(ステップS16:No)、感度電流設定値Ithに対する漏洩電流の実効値Iaの比Raを新たに算出する(ステップS17)。なお、状態判定部62によって駆動部64が前回算出の比Raに応じた駆動信号の初回1セット分を出力中でないと判定される場合には(ステップS16:No)、初回1セット分が点滅済みの場合だけでなく、前回算出の比Raが遮断器1の起動後に算出されていない場合も含まれる。点滅制御部60の駆動部64は、比算出部63によって新たに算出された比Raに応じた駆動信号Sgを出力する(ステップS18)。これにより、感度電流設定値Ithに対する漏洩電流の実効値Iaの比Raに基づいて、発光ダイオード50が点滅される。なお、ステップS17において新たに比Raが算出された場合、図15のフローチャートが再度実施される際には、新たに算出された比Raが前回算出の比Raとして取り扱われる。
駆動部40のトリップ出力部43は、漏洩電流の実効値Iaが感度電流設定値Ith以上であると判定された場合(ステップS14:Yes)、トリガ回路44へトリップ信号を出力する(ステップS19)。これにより、引き外し装置20が開閉機構部10を作動して電路4を閉状態から開状態へ変更する。
点滅制御部60の状態判定部62は、ステップS19の処理が行われた場合、または漏洩電流の実効値Iaがユーザ設定値Iset以上ではないと判定した場合(ステップS15:No)、発光ダイオード50が点滅中であるか否かを判定する(ステップS20)。状態判定部62は、発光ダイオード50が点滅中であると判定した場合(ステップS20:Yes)、駆動部64による駆動信号Sgの出力を停止させ、発光ダイオード50の点滅を停止する(ステップS21)。
遮断器1は、駆動部64が前回算出の比Raに応じた駆動信号の初回1セット分を出力中であると状態判定部62によって判定された場合(ステップS16:Yes)、ステップS18の処理が終了した場合、発光ダイオード50が点滅中ではないと判定した場合(ステップS20:No)、またはステップS21の処理が終了した場合、図15に示す処理を終了する。なお、図15に示す処理は、遮断器1が通電状態にある限り繰り返される。
次に、遮断器システム200における情報処理装置100について説明する。図16は、実施の形態1にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。図16に示すように、実施の形態1にかかる情報処理装置100は、撮像部110と、表示部120と、入力部130と、通信部140と、処理部150とを備える。情報処理装置100は、例えば、スマートフォン、またはタブレットなどのモバイル機器である。また、情報処理装置100は、サーバとクライアントとで構成されてもよい。この場合、処理部150の処理をクライアントではなくサーバで行うようにできるため、クライアント側での処理負荷を軽減することができる。それゆえ、処理能力が低いクライアントであっても使用することが可能となる。また、クライアントはモバイル機器に限るものではもちろんなく、例えば、通信機能付きデジタルカメラをクライアントとして用いてもよい。なお、情報処理装置100は、コンピュータに相当することは言うまでもない。
撮像部110は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子と、レンズ等の光学系とを有する。撮像部110は、入力部130へのユーザの操作に従って、遮断器1を撮像することができる。表示部120は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイである。
入力部130は、例えば、キーボード、マウス、キーパッド、またはタッチパネルなどを含み、情報処理装置100のユーザによって操作される。通信部140は、例えば、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)などのネットワークに接続され、ネットワークを介して他の装置と通信することができる。
処理部150は、撮像部110によって撮像された画像に基づいて、電路4の漏洩電流の電流値を文字で表示部120に表示する処理を行う。かかる処理部150は、取得部151と、変換部152と、表示処理部153とを備える。
取得部151は、ユーザの入力部130への操作によって撮像部110で撮像された遮断器1の動画像の情報を撮像部110から取得する。かかる遮断器1の動画像の情報は、発光ダイオード50が露出する特性表示エリア58の動画像の情報を含む。変換部152は、取得部151によって取得された遮断器1の動画像の情報に基づいて、発光ダイオード50の点滅状態を漏洩電流の電流値に変換する。表示処理部153は、変換部152によって変換された電流値を表示部120に表示する。
変換部152は、特性表示エリア58の動画像の情報に基づき、発光ダイオード50の点滅状態から、第1の点滅モード、第2の点滅モード、および第3の点滅モードのいずれの点滅モードでの点滅かを判定する。例えば、変換部152は、ヘッダがない場合、発光ダイオード50の点滅が第1の点滅モードの点滅であると判定することができる。また、変換部152は、ヘッダがある場合、ヘッダの種類によって発光ダイオード50の点滅が第2の点滅モードの点滅であるか第3の点滅モードの点滅であるかを判定することができる。
変換部152は、判定した点滅モードに基づいて、発光ダイオード50の点滅状態から比Raを判定する。例えば、変換部152は、判定した点滅モードが第1の点滅モードである場合、期間T1における発光ダイオード50の点灯期間と点滅期間との比を比Raにする。
また、変換部152は、判定した点滅モードが第2の点滅モードである場合、時間t9〜t15における発光ダイオード50の点滅状態を7桁の2進数の情報へ変換する。第2の点滅モードにおいて、撮像部110の撮像タイミングと発光ダイオード50の点滅タイミングとにずれがある場合などにおいて、発光ダイオード50の点灯を精度よく検出できない可能性がある。
そのため、実施の形態1にかかる遮断器1では、期間Ta1が撮像部110のフレームレートの3倍以上に設定されている。図17は、実施の形態1にかかる第2の点滅モードにおける点滅パターンと撮像部の撮像結果との関係を説明するための図であり、期間Ta1が撮像部110の3フレーム分である場合の例を示す。なお、図17では、発光ダイオード50をLEDと記載している。また、撮像部110のフレームレートは、例えば、30fpsであり、期間Ta1は、例えば、100msである。フレーム番号は、撮像部110から出力される撮像画像のフレーム番号を示す。
図17に示す第1のケースでは、撮像部110による撮像画像の3フレーム分の期間と発光ダイオード50の点滅の単位期間である期間Ta1とが一致している。そのため、変換部152は、フレーム番号が4から18までのフレームで連続して発光ダイオード50が点灯していることを判定することができる。
また、図17に示す第2のケースおよび第3のケースでは、各期間Ta1において、発光ダイオード50が途中で点灯または消灯するフレームが存在するため、かかるフレームでは発光ダイオード50の点灯が検出できない場合がある。そこで、変換部152は、各期間Ta1において、期間Ta1において連続する2つ以上のフレームで発光ダイオード50の点灯が検出できる場合、期間Ta1で発光ダイオード50が点灯していると判定する。これにより、変換部152は、ヘッダを精度よく判定することができる。
また、変換部152は、データについても同様に、各期間Ta1において、期間Ta1において連続する2つ以上のフレームで発光ダイオード50の点灯が検出できる場合、期間Ta1で発光ダイオード50が点灯していると判定する。これにより、変換部152は、データを精度よく判定することができる。
変換部152は、判定した点滅モードが第3の点滅モードである場合、時間t5〜t14における発光ダイオード50の点滅状態を10の位の値へ変換し、時間t17〜t26における発光ダイオード50の点滅状態を1の位の値へ変換する。
第3の点滅モードでは、第2の変換モードの場合と同様に、各期間Ta2において、発光ダイオード50が途中で点灯または消灯するフレームでは発光ダイオード50の点灯が検出できない場合がある。そこで、変換部152は、ヘッダにおける各期間Ta2において、期間Ta2において連続する2つ以上のフレームで発光ダイオード50の点灯が検出できる場合、期間Ta2で発光ダイオード50が点灯していると判定する。これにより、変換部152は、ヘッダを精度よく判定することができる。なお、期間Ta2の長さは期間Ta1の長さと同じである。
また、遮断器1において、第3の点滅モードの場合、データの点滅パターンが図14に示すように設定されているため、変換部152は、第3の点滅モードにおいて、データの点滅パターンを比Raへ精度よく変換することができる。図18は、実施の形態1にかかる第3の点滅モードにおけるデータの点滅パターンと撮像部の撮像結果との関係を説明するための図である。なお、図18では、発光ダイオード50をLEDと記載している。
図18において、第1のケースは、撮像部110による撮像画像の1フレームの期間と発光ダイオード50の点滅の単位期間が一致しており、第2のケースでは、撮像部110による撮像画像の1フレームの期間と発光ダイオード50の点滅の単位期間とがずれている。なお、撮像部110のフレームレートは、例えば、30fpsであり、期間Ta3は、例えば、33.3msである。
図18に示すように、比Raが「88%」の場合の第1のケースおよび第2のケースではいずれも10の位において、フレーム番号が1から9までのフレームで連続して発光ダイオード50が点灯しているが、変換部152は、フレーム番号が1のフレームを無視する。そして、変換部152は、フレーム番号が2から9までの8つのフレームで連続して発光ダイオード50が点灯しているため、10の位の値が「8」であると判定する。
また、比Raが「88%」の場合の第1のケースおよび第2のケースではいずれも1の位において、フレーム番号が13から21までのフレームで連続して発光ダイオード50が点灯しているが、変換部152は、フレーム番号が1のフレームを無視する。変換部152は、フレーム番号が14から21までの8つのフレームで連続して発光ダイオード50が点灯しているため1の位の値が「8」であると判定することができる。
また、変換部152は、比Raが「11%」の場合、比Raが「88%」の場合と同様に、フレーム番号が1のフレームと13のフレームとを無視する。比Raが「11%」の場合の第1のケースおよび第2のケースではいずれも10の位において、フレーム番号が2のフレームで発光ダイオード50が点灯している。そのため、変換部152は、10の位の値が「1」であると判定することができる。
また、比Raが「11%」の場合の第1のケースおよび第2のケースではいずれも1の位において、フレーム番号が14のフレームで発光ダイオード50が点灯している。そのため、変換部152は、1の位の値が「1」であると判定することができる。
このように、変換部152は、フレーム番号が1のフレームと13のフレームとを無視することによって、比Raを精度よく検出することができる。
上述した遮断器1の特性表示エリア58には、感度電流設定値Ithを示す文字が付されている。かかる特性表示エリア58は、撮像部110によって発光ダイオード50の点滅状態が撮像される際に撮像される。変換部152は、撮像部110から出力される画像の情報に基づいて、感度電流設定値Ithを検出することができる。そして、変換部152は、検出した感度電流設定値Ithに基づいて、比Raを漏洩電流の電流値へ変換することができる。
図19は、実施の形態1にかかる遮断器の特性表示エリアの一例を示す図である。図19に示すように、本体カバー72の特性表示エリア58には、感度電流設定値Ithを示す文字を示す感度電流設定値表示領域73が設けられる。
感度電流設定値表示領域73は、感度切替スイッチ53のツマミ53aが移動可能な複数の位置の各々に対応して感度電流設定値Ithを示す文字が印刷などによって配置されている。図19に示す例では、感度電流設定値Ithを示す文字として、「500mA」、「300mA」、および「100mA」の文字が感度電流設定値表示領域73に配置されている。また、図19に示す例では、感度切替スイッチ53のツマミ53aは、「100mA」に対応する位置にある。
ここで、比Raが「50%」であり、感度電流設定値表示領域73が図19に示す状態であるとする。また、撮像部110によって、発光ダイオード50、感度切替スイッチ53、および感度電流設定値表示領域73を含む領域76が撮像されたとする。この場合、変換部152は、撮像部110から出力される画像の情報に基づいて、ツマミ53aの位置と、ツマミ53aの位置に対応する文字とから、感度電流設定値Ithとして「100mA」を検出する。変換部152は、比Raが「50%」であり、感度電流設定値Ithが「100mA」であることから、漏洩電流の電流値が「50mA」であると判定する。
また、特性表示エリア58には、遮断器1の出荷試験時において得られた遮断器1の特性精度が2次元コード化された情報を表示するコード情報表示領域が含まれていてもよい。図20は、実施の形態1にかかる遮断器の特性表示エリアの他の例を示す図である。図20に示す特性表示エリア58では、感度電流設定値表示領域73に加え、コード情報表示領域74が含まれる。
コード情報表示領域74には、遮断器1の出荷試験時において得られた遮断器1の特性精度および遮断器1の仕様などが2次元コード化された2次元コード情報が印刷などによって配置される。遮断器1の特性精度は、例えば、検出部30による漏洩電流の検出誤差を含む。遮断器1の仕様は、例えば、定格電圧、定格電流、および遮断器1の製造番号などの情報を含む。
ここで、コード情報表示領域74に含まれる特性精度の情報として、検出部30の検出誤差が−5%であることを示す情報が含まれているとする。また、比Raが「50%」であり、感度電流設定値Ithが「100mA」であるとする。また、撮像部110によって、発光ダイオード50、感度切替スイッチ53、感度電流設定値表示領域73、およびコード情報表示領域74を含む領域77が撮像されたとする。この場合、変換部152は、コード情報表示領域74の画像の情報に基づいて、検出部30の検出誤差が「−5%」であると判定し、「50mA」に「1.05」を掛けることで、誤差補正後の漏洩電流の電流値が「52.5mA」であると判定する。
なお、図20に示す特性表示エリア58のうち感度電流設定値表示領域73を含まない構成であってもよい。この場合、コード情報表示領域74の2次元コード情報には、感度切替スイッチ53によって切り替え可能な複数の感度電流設定値Ithの情報が2次元コード化された情報が含まれる。変換部152は、コード情報表示領域74の2次元コード情報から感度切替スイッチ53によって切り替え可能な複数の感度電流設定値Ithの情報を得ることができる。変換部152は、複数の感度電流設定値Ithの各々に対する漏洩電流の電流値を判定することができる。
例えば、比Raが「50%」であり、検出部30の検出誤差が「−5%」であるとする。この場合、変換部152は、感度電流設定値Ithが「100mA」である場合の漏洩電流の電流値として「52.5mA」を算出し、感度電流設定値Ithが「300mA」である場合の漏洩電流の電流値として「157.5mA」を算出する。また、変換部152は、感度電流設定値Ithが「500mA」である場合の漏洩電流の電流値として「262.5mA」を算出することができる。
上述した例では、遮断器1に感度切替スイッチ53が設けられる例を説明したが、遮断器1は、感度切替スイッチ53を設けない構成であってもよい。この場合、感度電流設定値表示領域73には、一つの感度電流設定値Ithを示す文字が表示される。図21は、実施の形態1にかかる遮断器に感度切替スイッチが設けられていない場合における特性表示エリアの一例を示す図である。図22は、実施の形態1にかかる遮断器に感度切替スイッチが設けられていない場合における特性表示エリアの他の例を示す図である。
図21に示す例では、特性表示エリア58の感度電流設定値表示領域73には、漏洩電流の電流値として「30mA」の文字が印刷などによって配置されている。ここで、比Raが「50%」であり、感度電流設定値表示領域73が図21に示す状態であるとする。この場合、変換部152は、撮像部110から出力される画像の情報に基づいて、感度電流設定値Ithとして「30mA」を検出する。変換部152は、比Raが「50%」であり、感度電流設定値Ithが「30mA」であることから、漏洩電流の電流値が「15mA」であると判定することができる。
図22に示す特性表示エリア58では、遮断器1の感度電流設定値Ith、特性精度、および仕様などが2次元コード化された2次元コード情報を表示するコード情報表示領域75が印刷などによって配置されている。変換部152は、コード情報表示領域75の画像の情報に基づいて、遮断器1の感度電流設定値Ithおよび検出部30の検出誤差を判定することができる。
ここで、コード情報表示領域75に含まれる感度電流設定値Ithの情報が30mAを示し、検出部30の検出誤差の情報が「+10%」を示すとする。また、比Raが「50%」であるとする。この場合、変換部152は、感度電流設定値表示領域73の画像の情報に基づいて、感度電流設定値Ithが「30mA」であり且つ検出部30の検出誤差が「−5%」であると判定する。そして、変換部152は、「15mA」に「0.90」を掛けることで、漏洩電流の電流値が「13.5mA」であると判定する。
なお、変換部152は、コード情報表示領域75に含まれる2次元コード情報を文字情報に変換することによって、遮断器1の仕様の情報を取得することができる。
図16に戻って情報処理装置100の処理部150の説明を続ける。処理部150の表示処理部153は、変換部152によって得られた漏洩電流の電流値を表示部120に表示する。図23は、実施の形態1にかかる情報処理装置の表示部の表示画面の一例を示す図である。図24は、実施の形態1にかかる情報処理装置の表示部の表示画面の他の例を示す図である。なお、図24において、「設定値」は、定格感度電流値を示し、「測定値」は、遮断器1の検出部30で検出される漏洩電流の電流値を示す。
図23に示すように、表示画面160には、遮断器1の製造番号、漏洩電流の電流値、および定格感度電流値が表示される。定格感度電流値は、感度電流設定値Ithである。図23に示す表示画面160では、漏洩電流の電流値が「50mA」であり、感度電流設定値Ithが「100mA」であることが示されている。
また、図24に示す表示画面160では、遮断器1の製造番号、比Ra、および各定格感度電流値に対する漏洩電流の電流値が示されている。具体的には、図24に示す表示画面160では、比Raが「50%」であり、感度電流設定値Ithが「100mA」である場合の漏洩電流の電流値が「50mA」であることが示されている。また、図24に示す表示画面160では、感度電流設定値Ithが「300mA」である場合の漏洩電流の電流値が「150mA」であり、感度電流設定値Ithが「500mA」である場合の漏洩電流の電流値が「250mA」であることが示されている。情報処理装置100のユーザは、図24に示す表示画面160と遮断器1の感度切替スイッチ53のツマミ53aの位置とを確認することで、漏洩電流の電流値を把握することができる。
なお、変換部152は、遮断器1の製造番号などに基づいて、遮断器1の特性表示エリア58の構成を判定し、判定した結果に基づき、発光ダイオード50の点滅状態を漏洩電流の電流値へ変換することができる。例えば、変換部152は、2次元コード情報で特定される遮断器1の製造番号に基づいて、遮断器1の特性表示エリア58が図20に示す状態であるか図22に示す状態であるかを判定することができる。
また、上述した例では、撮像部110による1回の撮像で、発光ダイオード50に加え、感度電流設定値表示領域73、コード情報表示領域74、またはコード情報表示領域75などを撮像することができるが、撮像部110による撮像回数は2以上であってもよい。例えば、処理部150は、発光ダイオード50の発光状態の撮像画像と、感度電流設定値表示領域73、コード情報表示領域74、またはコード情報表示領域75の撮像画像とから漏洩電流の電流値を判定することもできる。
つづいて、情報処理装置100の処理部150による処理を、フローチャートを用いて説明する。図25は、実施の形態1にかかる情報処理装置の処理部による処理の一例を示すフローチャートである。
図25に示すように、処理部150の取得部151は、撮像部110から動画像の情報を取得する(ステップS31)。処理部150の変換部152は、取得部151によって取得された動画像の情報から比Raを判定する(ステップS32)。また、変換部152は、取得部151によって取得された動画像の情報から定格感度設定値を判定する(ステップS33)。また、変換部152は、取得部151によって取得された動画像の情報から検出部30の検出誤差を判定する(ステップS34)。
変換部152は、ステップS32で判定した比Raと、ステップS33で判定した定格感度設定値と、ステップS34で判定した検出部30の検出誤差とから、漏洩電流の電流値を算出する(ステップS35)。処理部150の表示処理部153は、変換部152によって算出された漏洩電流の電流値を表示部120に表示し(ステップS36)、図25に示す処理を終了する。
図26は、実施の形態1にかかる遮断器のマイクロコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。図26に示すように、マイクロコンピュータ52は、プロセッサ161と、メモリ162と、インタフェース回路163とを備えるコンピュータを含む。
プロセッサ161、メモリ162およびインタフェース回路163は、バス164によって互いにデータの送受信が可能である。AD変換器32、点滅制御部60の一部、およびトリップ出力部43の一部は、インタフェース回路163によって実現される。プロセッサ161は、メモリ162に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、実効値算出部33、比較部41、感度電流値設定部42、トリップ出力部43、および点滅制御部60の機能を実行する。プロセッサ161は、処理回路の一例であり、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processer)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一つ以上を含む。
メモリ162は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、およびEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のうち一つ以上を含む。また、メモリ162は、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。かかる記録媒体は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルメモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち一つ以上を含む。なお、マイクロコンピュータ52は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を含んでいてもよい。
また、情報処理装置100の処理部150は、図26に示すハードウェア構成と同様のハードウェア構成を有する。取得部151の一部および表示処理部153の一部は、インタフェース回路163によって実現される。プロセッサ161は、メモリ162に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、取得部151、変換部152、および表示処理部153の機能を実行する。なお、処理部150は、ASICおよびFPGAなどの集積回路を含んでいてもよい。
また、実施の形態1では、遮断器1が一つの発光ダイオード50を有する場合を説明したが、これは必ずしも発光ダイオード50が部品として単一の場合に限定されるわけではない。例えば、比Raに基づき発光ダイオード50が点滅する場合に、部品として2つの発光ダイオードが点滅するようにしてもよい。つまり、一つの発光ダイオード50は、例えば部品として2つの発光ダイオードを用いたとしても、一まとまりで発光ダイオード50として機能するものであればよい。
なお、図3〜図25での説明では、遮断器1が漏電遮断器である場合の例を説明したが、遮断器1は、漏電を検出しない過電流遮断器であってもよい。図27は、実施の形態1にかかる遮断器の具体的構成の他の例を示すブロック図である。以下においては、図10に示す遮断器1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、図10に示す遮断器1と異なる点を中心に説明する。
図27に示す遮断器1は、零相変流器31に代えて、変流器31a,31b,31cおよび整流回路34を備える点で、図10に示す遮断器1と異なる。変流器31a,31b,31cは、3相の通電電流に正比例する電流信号を出力する。例えば、変流器31aは、U相の通電電流に正比例する電流信号を出力し、変流器31bは、V相の通電電流に正比例する電流信号を出力し、変流器31cは、W相の通電電流に正比例する電流信号を出力する。
整流回路34は、例えば、複数のダイオードおよび複数の抵抗を有しており、変流器31a,31b,31cからのアナログの電流信号をアナログの電圧信号へ変換する。AD変換器32は、整流回路34からのアナログの電圧信号をデジタル信号へ変換する。実効値算出部33は、AD変換器32から出力されるデジタル信号に基づいて電路4の通電電流の実効値Ibを算出する。
比較部41は、実効値算出部33で算出された通電電流の実効値Ibと感度電流設定値Ithとを比較する。トリップ出力部43は、比較部41による比較結果に基づいて、通電電流の実効値Ibが感度電流設定値Ith以上である場合に、トリガ回路44へトリップ信号を出力する。
点滅制御部60は、実効値算出部33で算出された通電電流の実効値Ibに基づいて、発光ダイオード50を点滅させる駆動信号Sgを出力する。通電電流の実効値Ibに基づく駆動信号Sgの生成方法は、漏電電流の実効値Iaに基づく駆動信号Sgの生成方法と同じである。すなわち、点滅制御部60は、漏電電流の実効値Iaの場合と同様の処理によって、通電電流の実効値Ibを用いて、駆動信号Sgを出力することができる。なお、図27に示す遮断器1のハードウェア構成は、図26に示すハードウェア構成と同じである。
情報処理装置100の処理部150は、図27に示す発光ダイオード50の点滅状態を撮像部110によって撮像して得られる画像に基づいて、電路4の通電電流の電流値を文字で表示部120に表示する処理を行うことができる。図27に示す遮断器1の特性表示エリアは、例えば、図19〜図22で説明した遮断器1の特性表示エリア58と同じである。撮像部110によって撮像して得られる画像から電路4の通電電流の電流値を得る方法は、撮像部110によって撮像して得られる画像から電路4の漏電電流の電流値を得る方法と同様である。
以上のように、実施の形態1にかかる遮断器1は、開閉機構部10と、引き外し装置20と、検出部30と、駆動部40と、本体ケース70と、発光ダイオード50と、点滅制御部60とを備える。開閉機構部10は、電路4を開閉する。引き外し装置20は、開閉機構部10を作動させる。検出部30は、電路4の漏洩電流または通電電流の電流値を検出する。駆動部40は、検出部30の検出結果に基づいて、引き外し装置20を駆動する。本体ケース70は、開閉機構部10、引き外し装置20、検出部30、および駆動部40を覆う。発光ダイオード50は、本体ケース70の外部から見える位置に配置される。点滅制御部60は、検出部30によって検出された電流値に基づいて、発光ダイオード50を点滅させる。これにより、漏洩電流または通電電流の検出値を表示するスペースを小さくすることができる。
また、点滅制御部60は、検出部30によって検出された電流値の感度電流設定値Ithに対する比Raを算出する比算出部63と、比算出部63によって算出された比Raに基づいて、発光ダイオード50を点滅させる駆動部64とを備える。これにより、比Raに基づいて発光ダイオード50を点滅させることにより、感度電流設定値Ithが異なる場合であっても、同一の形式で発光ダイオード50を点滅させることができる。
また、点滅制御部60は、ユーザによって設定されたユーザ設定値Isetを記憶する記憶部61と、検出部30によって検出された電流値がユーザ設定値Iset以上であるか否かを判定する状態判定部62とを備える。駆動部40は、状態判定部62によって検出部30によって検出された電流値がユーザ設定値Iset以上であると判定された場合に、比算出部63によって算出された比Raに基づいて、発光ダイオード50を点滅させる。これにより、検出部30によって検出された電流値がユーザ設定値Iset以上である場合に限り、発光ダイオード50が点滅する。そのため、漏洩電流または通電電流が確認する必要がないほど小さい場合において、発光ダイオード50の点滅を抑制することができる。また、検出部30によって検出された電流値がユーザ設定値Iset以上である場合に発光ダイオード50が点滅することで、ユーザにユーザ設定値Iset以上の漏洩電流または通電電流が発生したことを知せることができ、警報の機能を兼ねさせることができる。
また、点滅制御部60は、感度電流設定値Ithと電流値との比である比Raを発光ダイオード50の点灯時間と消灯時間との比として、発光ダイオード50を点滅させる。これにより、感度電流設定値Ithに対する漏洩電流または通電電流の大きさを目視によって直感的に把握することができる。
また、点滅制御部60は、引き外し装置20による開閉機構部10の作動によって電路4が遮断された状態では、発光ダイオード50の点滅を行わない。これにより、遮断器1がオフ状態における遮断器1の消費電力を低減することができる。
また、遮断器システム200は、遮断器1と、情報処理装置100とを備える。情報処理装置100は、撮像部110と、変換部152と、表示処理部153とを備える。変換部152は、撮像部110による発光ダイオード50の撮像結果に基づいて、発光ダイオード50の点滅状態を漏洩電流の電流値または通電電流の電流値に変換する。表示処理部153は、変換部152によって変換された電流値を表示部120に表示する。これにより、漏洩電流の電流値または通電電流の電流値を容易に把握することができる。
また、本体ケース70の特定部分には、感度電流設定値Ithを示す文字、またはコード化された感度電流設定値Ithの情報を含む2次元コードが付されている。本体ケース70の特定部分は、例えば、図19に示す領域76または図20に示す領域77などである。変換部152は、撮像部110によって本体ケース70の特定部分が撮像された場合、撮像部110による1回の撮像結果に基づいて、感度電流設定値Ithを判定する。変換部152は、判定した感度電流設定値Ithに基づいて、発光ダイオード50の点滅状態を漏洩電流の電流値または通電電流の電流値に変換する。これにより、本体ケース70の特定部分を撮像するだけで、発光ダイオード50の点滅状態を漏洩電流の電流値または通電電流の電流値に変換することができる。そのため、情報処理装置100のユーザは、例えば、感度電流設定値Ithを情報処理装置100へ入力する手間を省くことができる。
また、本体ケース70の特定部分は、撮像部110によって発光ダイオード50と同時に撮像可能な位置に配置される。これにより、情報処理装置100のユーザは、異なる位置で別々に撮像する必要がなく、情報処理装置100のユーザの手間を抑えることができる。
また、本体ケース70の特定部分には、感度切替スイッチ53のツマミ53aと感度切替スイッチ53のツマミ53aが移動可能な複数の位置の各々に対応して感度電流設定値Ithを示す文字とが配置されている。変換部152は、撮像部110によって特定部分が撮像された場合、感度切替スイッチ53のツマミ53aの位置に基づいて、感度電流設定値Ithを判定する。これにより、感度切替スイッチ53がある場合であっても、漏洩電流または通電電流の電流値を精度よく把握することができる。
また、2次元コードには、遮断器1の出荷試験時に測定された遮断器1の特性精度を示すコード化された情報が含まれている。変換部152は、撮像部110によって特定部分が撮像された場合、コード化された特性精度を示す情報に基づいて、遮断器1の特性精度を判定し、判定した特性精度に基づく誤差補正を行った漏洩電流の電流値または通電電流の電流値を算出する。これにより、漏洩電流または通電電流の電流値を精度よく把握することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 遮断器、2 電源、3 負荷、4 電路、10 開閉機構部、11 固定接点、12 可動接点、13 ハンドル、14 電源側接続端子、15 負荷側接続端子、16 トリップバー、17 過電流引き外し装置、20 引き外し装置、21 アクチュエータ、22 引き外しリレー、30 検出部、31 零相変流器、31a,31b,31c 変流器、32 AD変換器、33 実効値算出部、34 整流回路、40,64 駆動部、41 比較部、42 感度電流値設定部、43 トリップ出力部、44 トリガ回路、50 発光ダイオード、51 抵抗、52 マイクロコンピュータ、53 感度切替スイッチ、53a,54a ツマミ、54 動作時間切替スイッチ、55 テストボタン、56 漏電表示ボタン、57,130 入力部、58 特性表示エリア、60 点滅制御部、61 記憶部、62 状態判定部、63 比算出部、70 本体ケース、71 本体ベース、72 本体カバー、72a,72b,72c,82a,82b 開口、73 感度電流設定値表示領域、74,75 コード情報表示領域、76,77 領域、80 漏電検出回路ユニット、81 ユニットベース、82 ユニットカバー、83 ユニットケース、84 電子回路部、85 プリント配線基板、90 電源回路、100 情報処理装置、110 撮像部、120 表示部、140 通信部、150 処理部、151 取得部、152 変換部、153 表示処理部、160 表示画面、200 遮断器システム、Ia 実効値、Iset ユーザ設定値、Ith 感度電流設定値、Ra 比。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の遮断器は、開閉機構部と、引き外し装置と、検出部と、駆動部と、本体ケースと、一つの発光ダイオードと、点滅制御部とを備える。開閉機構部は、電路を開閉する。引き外し装置は、開閉機構部を作動させる。検出部は、電路の漏洩電流または通電電流の電流値を検出する。駆動部は、検出部の検出結果に基づいて、引き外し装置を駆動する。本体ケースは、開閉機構部、引き外し装置、検出部、および駆動部を覆う。一つの発光ダイオードは、本体ケースの外部から見える位置に配置される。点滅制御部は、検出部によって検出された電流値に基づいて、一つの発光ダイオードを点滅させる。点滅制御部は、比算出部と、駆動部とを備える。比算出部は、検出部によって検出された電流値の感度電流設定値に対する比を算出する。駆動部は、比算出部によって算出された比に基づいて、一つの発光ダイオードを点滅させる。
また、比Raが「88%」の場合の第1のケースおよび第2のケースではいずれも1の位において、フレーム番号が13から21までのフレームで連続して発光ダイオード50が点灯しているが、変換部152は、フレーム番号が1のフレームを無視する。変換部152は、フレーム番号が14から21までの8つのフレームで連続して発光ダイオード50が点灯しているため1の位の値が「8」であると判定することができる。

Claims (12)

  1. 電路を開閉する開閉機構部と、
    前記開閉機構部を作動させる引き外し装置と、
    前記電路の漏洩電流または通電電流の電流値を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記引き外し装置を駆動する駆動部と、
    前記開閉機構部、前記引き外し装置、前記検出部、および前記駆動部を覆う本体ケースと、
    前記本体ケースの外部から見える位置に配置される一つの発光ダイオードと、
    前記検出部によって検出された電流値に基づいて、前記一つの発光ダイオードを点滅させる点滅制御部と、を備える
    ことを特徴とする遮断器。
  2. 前記点滅制御部は、
    前記検出部によって検出された電流値の感度電流設定値に対する比を算出する比算出部と、
    前記比算出部によって算出された比に基づいて、前記一つの発光ダイオードを点滅させる駆動部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の遮断器。
  3. 前記点滅制御部は、
    ユーザによって設定されたユーザ設定値を記憶する記憶部と、
    前記検出部によって検出された電流値が前記ユーザ設定値以上であるか否かを判定する状態判定部と、を備え、
    前記駆動部は、
    前記状態判定部によって前記検出部によって検出された電流値が前記ユーザ設定値以上であると判定された場合に、前記比算出部によって算出された比に基づいて、前記一つの発光ダイオードを点滅させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の遮断器。
  4. 前記点滅制御部は、
    前記感度電流設定値と前記電流値との比を前記一つの発光ダイオードの点灯時間と消灯時間との比として、前記一つの発光ダイオードを点滅させる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の遮断器。
  5. 前記点滅制御部は、
    前記引き外し装置による前記開閉機構部の作動によって電路が遮断された状態では、前記一つの発光ダイオードの点滅を行わない
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の遮断器。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の遮断器と、
    情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    撮像部と、
    前記撮像部による前記一つの発光ダイオードの撮像結果に基づいて、前記一つの発光ダイオードの点滅状態を前記漏洩電流の電流値または前記通電電流の電流値に変換する変換部と、
    前記変換部によって変換された電流値を表示部に表示する表示処理部と、を備える
    ことを特徴とする遮断器システム。
  7. 請求項2から4のいずれか一つに記載の遮断器と、
    情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    撮像部と、
    前記撮像部による前記一つの発光ダイオードの撮像結果に基づいて、前記一つの発光ダイオードの点滅状態を前記漏洩電流の電流値または前記通電電流の電流値に変換する変換部と、
    前記変換部によって変換された電流値を表示部に表示する表示処理部と、を備え、
    前記本体ケースの特定部分には、前記感度電流設定値を示す文字、またはコード化された前記感度電流設定値の情報を含む2次元コードが付されており、
    前記変換部は、
    前記撮像部によって前記特定部分が撮像された場合、前記撮像部による撮像結果に基づいて、前記感度電流設定値を判定し、判定した前記感度電流設定値に基づいて、前記一つの発光ダイオードの点滅状態を前記漏洩電流の電流値または前記通電電流の電流値に変換する
    ことを特徴とする遮断器システム。
  8. 前記特定部分は、前記撮像部によって前記一つの発光ダイオードと同時に撮像可能な位置に配置される
    ことを特徴とする請求項7に記載の遮断器システム。
  9. 前記特定部分には、感度切替スイッチのツマミと前記ツマミが移動可能な複数の位置の各々に対応して感度電流設定値を示す文字とが配置されており、
    前記変換部は、
    前記撮像部によって前記特定部分が撮像された場合、前記感度切替スイッチのツマミの位置に基づいて、前記感度電流設定値を判定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の遮断器システム。
  10. 前記2次元コードには、前記遮断器の出荷試験時に測定された前記遮断器の特性精度を示すコード化された情報が含まれており、
    前記変換部は、
    前記撮像部によって前記特定部分が撮像された場合、前記コード化された特性精度を示す情報に基づいて、前記遮断器の特性精度を判定し、判定した特性精度に基づく誤差補正を行った前記漏洩電流の電流値または前記通電電流の電流値を算出する
    ことを特徴とする請求項7から9のいずれか一つに記載の遮断器システム。
  11. コンピュータが行う情報処理方法であって、
    検出部によって検出された電路の漏洩電流または通電電流の電流値に基づいて一つの発光ダイオードを点滅させる遮断器の前記一つの発光ダイオードを含む領域を撮像部によって撮像された動画像の情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された動画像の情報に基づいて、前記一つの発光ダイオードの点滅状態を前記漏洩電流の電流値または前記通電電流の電流値に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップによって変換された電流値を表示する表示ステップと、を含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  12. 検出部によって検出された電路の漏洩電流または通電電流の電流値に基づいて一つの発光ダイオードを点滅させる遮断器の前記一つの発光ダイオードを含む領域を撮像部によって撮像された動画像の情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された動画像の情報に基づいて、前記一つの発光ダイオードの点滅状態を前記漏洩電流の電流値または前記通電電流の電流値に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップによって変換された電流値を表示する表示ステップと、をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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