JP2007183171A - 配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法 - Google Patents

配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数の配電線継電器の単体試験を効率的に行うことができる配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法を提供する。
【解決手段】多数個の配電線継電器311,312,313の単体試験を行うための配電線継電器試験装置1であって、リレー盤に組み込まれたかつ試験電流I0を発生する試験電流発生手段を備えた本体装置部と、リレー盤に組み込まれたかつ多数個の配電線継電器311,312,313を備えたリレー部30とを具備する。多数個の配電線継電器311,312,313はそれぞれ、リレー出力手段321,322,323と、リレー出力手段321,322,323を動作させるリレー制御手段331,332,333とを備える。本体装置部の試験電流発生手段は、試験電流I0を多数個の配電線継電器311,312,313のリレー制御手段331,332,333に直列に入力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法に関し、特に、多数の配電線継電器の単体試験を同時に行うのに好適な配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法に関する。
従来、たとえば、配電線に地絡事故が発生した場合にこの配電線を遮断するために使用されている地絡方向継電器(DG)の単体試験は、地絡方向継電器(配電線)ごとに、試験電圧(V0)および試験電流(I0)を互いの位相を変えて試験回路から地絡方向継電器に入力し、地絡方向継電器が動作した時の試験電圧の電圧値、試験電流の電流値および位相値を電圧の整定値、電流の整定値および位相の整定値とそれぞれ比較して、地絡方向継電器が所定のリレー動作域内で動作したか否かを調べることにより行われている。
なお、下記の特許文献1には、アナログ周波数の変化に基づくリレー誤動作を確かめるためのリレー単体試験をリレー判定の基準演算ソフトウェアを変えることなく行うために、アナログ入力をA/D変換し、その変換されたサンプリングデータからCPU部でリレー演算して系統保護するディジタルリレーにおいて、CPU部に単体試験モード機能を設定してA/D変換のサンプル位相を一定周期毎に変化させ、各一定周期中、それぞれ位相変化したサンプルデータを用いてリレー演算をしてリレーの判定を行い、各一定期間中においてリレー演算が安定するまでの間は前のリレー判定値を保持して出力し、リレー演算が安定した後新たなリレー判定値を出力するディジタル形保護継電装置の試験方法が開示されている。
また、下記の特許文献2には、人工地絡試験を半自動化し、作業量の低減と試験時間の短縮および危険防止を促進するために、地絡装置の開閉制御を行う地絡装置制御部と、零相電圧や地絡電流などの高速サンプリングを行う測定部と、地絡保護リレーの試験信号として模擬零相電圧および模擬地絡電流を発生し、地絡保護リレーの動作値を測定するリレー試験回路部と、上記各部を制御するとともに、測定部の出力データに対して所定の演算を行い、試験信号発生のための基礎データとなる線路の地絡特性を求めるマイクロコンピュータ部とを具備した、配電線を瞬時的に人工地絡させて対地線路特性の測定と地絡保護継電器の動作試験を行う配電線人工地絡試験装置が開示されている。
特開平9−19044号公報 特開平2−105073号公報
しかしながら、上述したように地絡方向継電器ごとに単体試験を行う場合には、単体試験のための配線に時間がかかるなど、作業時間が長くなり、効率的でないという問題があった。
本発明の目的は、多数の配電線継電器の単体試験を効率的に行うことができる配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法を提供することにある。
本発明の配電線継電器単体試験装置は、多数個の配電線継電器(311,312,313)の単体試験を行うための配電線継電器試験装置であって、リレー盤(2)に組み込まれた、かつ、試験電流(I0)を発生する試験電流発生手段を備えた本体装置部(20)と、前記リレー盤に組み込まれた、かつ、前記多数個の配電線継電器を備えたリレー部(30)とを具備し、前記多数個の配電線継電器がそれぞれ、リレー出力手段(321,322,323)および該リレー出力手段を動作させるリレー制御手段(331,332,333)を備え、前記試験電流発生手段が、前記試験電流を前記多数個の配電線継電器の前記リレー制御手段に直列に入力することを特徴とする。
ここで、前記多数個の配電線継電器がそれぞれ、前記リレー出力手段が動作したことを表示するための動作表示用ランプ(351,352,353)と、前記リレー出力手段の動作を検出すると、前記動作表示用ランプを点灯させるとともに動作検出信号を前記本体装置部に出力する動作検出手段(341,342,343)とを備え、前記配電線継電器試験装置が、前記多数個の配電線継電器の前記動作表示用ランプを撮影するための撮像手段(40)をさらに具備し、前記本体装置部が、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記撮像手段から入力される画像データに、点灯した動作表示用ランプを備える配電線継電器を特定するための特定用データとタイムスタンプとを付加する画像取得手段(21)をさらに備え、前記試験電流発生手段が、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、該動作検出信号が入力された時の試験電流の電流値を取得してもよい。
前記本体装置部に内蔵または外付けされた、かつ、前記試験電流の電流値を計測するための試験電流計測用計器(62)をさらに具備し、前記撮像手段が、前記試験電流計測用計器も撮影してもよい。
前記本体装置部が、前記画像取得手段によって前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データと、前記試験電流発生手段によって取得された前記試験電流の電流値とを外部に出力する試験結果出力手段をさらに備えてもよい。
前記試験電流発生手段が、試験パターンに基づいて前記試験電流を発生し、前記配電線継電器試験装置が、前記試験電流発生手段から入力される前記試験パターンを表示するための波形観測手段(41)と、前記試験結果出力手段から入力される前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データによって表される画像および前記試験結果出力手段から入力される前記試験電流の電流値を出力するための出力手段(42)とをさらに具備してもよい。
前記本体装置部が、前記配電線継電器の整定を行って該配電線継電器の整定値を求める整定手段(22)と、該整定手段によって求められた整定値を変更するための整定値変更信号を受信するための伝送制御手段(81)とをさらに備え、前記試験電流発生手段が、前記整定部によって求められた整定値または前記伝送制御手段によって受信された整定値変更信号に従って変更された整定値に基づいて前記試験パターンを作成してもよい。
前記本体装置部が、前記伝送制御手段を介して入力される運転モードと試験モードとを切り替えるモード切替信号に基づいて前記試験電流発生手段に試験電流を出力させて前記多数個の配電線継電器の単体試験を実施させるとともに、運転モードか試験モードかのモード確認情報、前記画像データおよび前記試験電流の電流値を含む試験データを外部に前記伝送制御手段を介して送信させる制御手段(25)をさらに備えていてもよい。
前記制御手段が、前記多数個の配電線継電器の単体試験時に、多数個の遮断器(111〜113)へトリップ信号を出力しないように前記多数個の配電線継電器の前記リレー出力手段を制御してもよい。
前記制御手段が、前記多数個の配電線継電器の単体試験時に、多数個の遮断器へトリップ信号を出力するように前記多数個の配電線継電器の前記リレー出力手段を制御して、該多数個の遮断器の実遮断試験を行うようにしてもよい。
前記本体装置部が、前記試験電流発生手段の代わりに、試験電圧(V0)と試験電流とを位相を変えて発生するとともに、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記動作表示用ランプが点灯したときの試験電圧の電圧値、試験電流の電流値および試験電圧と試験電流との位相値とを取得する試験電圧・電流発生手段(23)を備えてもよい。
本発明の配電線継電器単体試験方法は、試験電流(I0)を発生する試験電流発生手段を備えた本体装置部(20)と多数個の配電線継電器(311,312,313)を備えたリレー部(30)とをリレー盤(2)に組み込んでおき、前記試験電流発生手段から前記試験電流を前記多数個の配電線継電器のリレー制御手段(331,332,333)に直列に入力し、該多数個の配電線継電器のリレー制御手段により該多数個の配電線継電器のリレー出力手段(321,322,323)を動作させて、前記多数個の配電線継電器の単体試験を行うことを特徴とする。
前記多数個の配電線継電器の動作検出手段(341,342,343)が、前記多数個の配電線継電器のリレー出力手段の動作を検出すると、前記多数個の配電線継電器の動作表示用ランプ(351,352,353)を点灯させるとともに、動作検出信号を前記本体装置部に出力するステップ(S13,S16,S19)と、前記本体装置部の画像取得手段(21)が、前記多数個の配電線継電器の動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記多数個の配電線継電器の動作表示用ランプを撮影するための撮像手段(40)から入力される画像データに、点灯した動作表示用ランプを備える配電線継電器を特定するための特定用データとタイムスタンプとを付加するステップ(S14,S17,S20)と、前記本体装置部の前記試験電流発生手段が、前記多数個の配電線継電器の動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、該動作検出信号が入力された時の試験電流の電流値を取得するステップ(S15,S18,S21)とを具備してもよい。
前記本体装置部の試験結果出力手段が、前記画像取得手段によって前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データと、前記試験電流発生手段によって取得された前記試験電流の電流値とを外部に出力するステップ(S22)をさらに具備してもよい。
前記本体装置部が、前記試験電流発生手段の代わりに、試験電圧(V0)と試験電流(I0)とを位相を変えて発生するとともに、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記動作表示用ランプが点灯したときの試験電圧の電圧値、試験電流の電流値および試験電圧と試験電流との位相値とを取得する試験電圧・電流発生手段(23)を備え、該試験電圧・電流発生手段が、前記試験電流を前記多数個の配電線継電器の前記リレー制御手段に直列に入力するとともに前記試験電圧を並列に入力し、前記多数個の配電線継電器の動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、該動作検出信号が入力された時の試験電圧の電圧値、試験電流の電流値および試験電圧と試験電流との位相値を取得し、前記本体装置部の試験結果出力手段が、前記画像取得手段によって前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データと、前記試験電圧・電流発生手段によって取得された前記試験電圧の電圧値、前記試験電流の電流値および前記試験電圧と試験電流との位相値とを外部に出力してもよい。
本発明の配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法は、以下の効果を奏する。
(1)多数個の配電線継電器を備えたリレー部をリレー盤に組み込むとともに試験電流を多数個の配電線継電器のリレー制御手段に直列に入力することにより、多数個の配電線継電器の単体試験を同時に行うことができるので、配電線継電器の単体試験の効率化を図ることができる。
(2)多数個の配電線継電器の動作表示用ランプを撮影するための撮像手段から入力される画像データに、点灯した動作表示用ランプを備える配電線継電器を特定するための特定用データとタイムスタンプとを付加することにより、動作表示用ランプが正常に点灯したか否かを容易に確認することができる。
多数の配電線継電器の単体試験を効率的に行うという目的を、多数個の配電線継電器を備えたリレー部をリレー盤に組み込むとともに試験電流を多数個の配電線継電器のリレー制御手段に直列に入力することにより実現した。
以下、本発明の配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による配電線継電器単体試験装置1は、第1乃至第3の配電線にそれぞれ設けられた第1乃至第3の地絡方向継電器(以下、「第1乃至第3のリレー」と称する。)311〜313の単体試験を行う際に使用されるものであり、図1に示すように、リレー盤2に組み込まれた本体装置部20およびリレー部30と、本体装置部20に接続されたカメラ40(撮像手段)と、本体装置部20に接続されたオシロスコープ41(波形観測手段)と、本体装置部20に接続されたプリンタ42(出力手段)とを具備する。
本体装置部20は、図2に示すように、カメラ画像取得部21と、整定部22と、試験電圧・電流発生部23と、試験結果出力部24と、制御部25とを備える。
また、リレー部30は、図3に示すように、第1乃至第3のリレー311〜313と、リレー整定部36とを備える。
図2に示す本体装置部20のカメラ画像取得部21は、第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験時にカメラ40から入力されるカメラ画像データを常時取り込んで、取り込んだカメラ画像データをカメラ画像データベース(カメラ画像DB)26に格納する。
また、カメラ画像取得部21は、第1乃至第3のリレー311〜313の動作検出部341〜343から第1乃至第3の動作検出信号S1〜S3が入力されると、カメラ40から入力されるカメラ画像データに、第1乃至第3の動作検出信号S1〜S3に対応する配電線の名称(第1乃至第3の配電線)とタイムスタンプ(年月日および時刻)とを付加する。ここで、配電線の名称は、後述するLEDランプ351〜353(動作表示用ランプ)のうちの点灯したLEDランプを備える第1、第2または第3のリレー311〜313(配電線継電器)を特定するための特定用データとして機能する。
配電線の名称とタイムスタンプとが付加されたカメラ画像データは、カメラ画像取得部21によって試験結果データベース(試験結果DB)27に格納される。図4に、配電線の名称とタイムスタンプとが付加されたカメラ画像の一例を示す。
整定部22は、第1乃至第3のリレー311〜313の整定を行い、第1乃至第3のリレー311〜313の整定値をリレー部30のリレー整定部36に出力するとともに、第1乃至第3のリレー311〜313の整定値を整定値データベース(整定値DB)28に格納する。
表1に、第1乃至第3のリレー311〜313の整定値の一例を示す。
Figure 2007183171
試験電圧・電流発生部23は、整定値データベース28に格納されている第1乃至第3のリレー311〜313の整定値に基づいて、第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験用の試験パターンを作成する。試験電圧・電流発生部23は、作成した試験パターンに基づいて試験電圧V0および試験電流I0を発生して、発生した試験電圧V0および試験電流I0を第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部331〜333にV0出力端子およびI0出力端子を介してそれぞれ出力する。なお、試験パターンは、図5に一例を示すように、試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値が動作点の近くまでは急激に変化しその後は緩やかに変化するように作成される。
なお、図6は、試験電圧V0および試験電流I0の一例を示すイメージ図である。
ここで、試験電圧V0は、第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部331〜333に並列に入力される。
一方、試験電流I0は、図3に示したように、第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部331〜333に順次(直列に)入力されたのちにI0入力端子を介して試験電圧・電流発生部23に戻るようにされている。これにより、配線作業を行って試験電流I0を第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部331〜333ごとに入力していた従来の単体試験方法に比べて、第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験を効率的に行うことができる。
また、試験電圧・電流発生部23は、第1乃至第3のリレー311〜313の動作検出部341〜343から第1乃至第3の動作検出信号S1〜S3が入力されると、その時の試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値を取得して、取得した電圧値、電流値および位相値を第1乃至第3の動作検出信号S1〜S3に対応する配電線(第1乃至第3の配電線)と対応付けて試験結果データベース27に格納する。
試験結果出力部24は、制御部25の制御の下、試験電圧・電流発生部23によって作成された試験パターンをオシロスコープ41(図1参照)に出力する。これにより、担当者は、オシロスコープ41に波形で表示された試験パターンを確認しながら単体試験を行うことができる。
また、試験結果出力部24は、制御部25から試験結果出力指示信号を受け取ると、試験結果データベース27に格納されている試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値に基づいて試験結果データを生成するとともに、配電線の名称およびタイムスタンプが付加されたカメラ画像データを試験結果データベース27から読み出して、生成した試験結果データと読み出したカメラ画像データとをプリンタ42(図1参照)に出力する。これにより、担当者は、プリンタ42からプリントアウトされる試験結果およびカメラ画像(配電線の名称およびタイムスタンプが付加されている。)により、第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験の結果を得ることができる。
制御部25は、たとえば中央処理装置(CPU)からなり、カメラ画像取得部21、整定部22、試験電圧・電流発生部23および試験結果出力部24の動作を制御する。
リレー部30の第1のリレー311は、リレー出力部321(出力接点)と、リレー制御部331と、動作検出部341と、LEDランプ(動作表示用ランプ)351とを備える。
リレー出力部321は、リレー制御部331の出力信号に従って、第1の配電線に設けられた第1の遮断器111にトリップ信号を出力して、第1の配電線を遮断させる。
リレー制御部331は、第1乃至第3の配電線の母線に設けられた零相電圧検出器(不図示)からの零相電圧の電圧値、第1の配電線に設けられた第1の変流器101からの零相電流の電流値およびこの零相電圧とこの零相電流との位相値をリレー整定部36からの電圧の整定値、電流の整定値および位相の整定値とそれぞれ比較して、リレー動作領域内であればリレー出力部321を動作させる。同様に、リレー制御部331は、本体装置部20の試験電圧・電流発生部23からの試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値をリレー整定部36からの電圧の整定値、電流の整定値および位相の整定値とそれぞれ比較して、リレー動作領域内であればリレー出力部321を動作させる。
動作検出部341は、リレー出力部321が動作すると、LEDランプ351を点灯させるとともに、第1の動作検出信号S1を本体装置部20に出力する。
第2および第3のリレー312,313は、上述した第1のリレー311と同様に構成されている。
図1に示したカメラ40は、第1乃至第3のリレー311〜313のリレー出力部321の動作時にLEDランプ351〜353が点灯したか否かを監視するためのものであり、撮影したカメラ画像を表すカメラ画像データを本体装置部20に常時出力する。
オシロスコープ41は、本体装置部20の試験結果出力部24から入力される試験パターンの表示などのために使用される。
プリンタ42は、本体装置部20の試験結果出力部24から入力される試験結果データおよびカメラ画像データによって表される試験結果およびカメラ画像のプリントアウトなどのために使用される。
次に、本実施例による配電線継電器単体試験装置1の動作(本発明の一実施例による配電線継電器単体試験方法)について、図5に示した試験パターンに基づいて,2005年6月30日に、単体試験の一つである最小感度電流測定試験を行った場合を例として、図7および図8に示すフローチャートを参照して説明する。
担当者が、入力装置(不図示)を用いて、「第1乃至第3のリレー311〜313の最小感度電流測定試験を行う」旨を本体装置部20に入力すると、本体装置部20の制御部25は、カメラ40から入力されるカメラ画像データを常時取り込むようにカメラ画像取得部21を制御するとともに、最小感度電流測定試験用の試験パターンを作成するように試験電圧・電流発生部23を制御する。
カメラ画像取得部21は、取り込んだカメラ画像データをカメラ画像データベース26に格納する。また、試験電圧・電流発生部23は、整定値データベース28に格納されている第1乃至第3のリレー311〜313の電圧の整定値、電流の整定値および位相の整定値(表1参照)に基づいて、図5に示したような試験パターン(試験電圧V0の電圧値は9V一定とし、試験電流I0の電流値は時間とともに変化させ、位相値は時刻t2後に0度から30度に変化させる。)を作成して、作成した試験パターンに基づいて試験電圧V0および試験電流I0を発生して第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部331〜333に出力する(以上、ステップS11)。
このとき、試験電流I0は、図3に示したように、第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部331〜333に順次(直列に)入力されるため、第1乃至第3のリレー311〜313の最小感度電流測定試験(単体試験)を同時に行うことができる。
その後、時刻t1(午後3時)に、試験電流I0の電流値が2.05mAになると、第1のリレー311のリレー制御部331は、リレー動作領域内に入ったと判断して、リレー出力部321を動作させる(ステップS12)。
第1のリレー311の動作検出部341は、リレー出力部321が動作したことを検出すると、LEDランプ351を点灯させるとともに、第1の動作検出信号S1を本体装置部20に出力する(ステップS13)。
本体装置部20のカメラ画像取得部21は、第1のリレー311の動作検出部341から第1の動作検出信号S1が入力されると、カメラ40から入力されるカメラ画像データに配電線の名称(第1の配電線)とタイムスタンプ(2005/06/30 15:00)とを付加したのちに試験結果データベース27に格納する。また、試験電圧・電流発生部23は、第1のリレー311の動作検出部341から第1の動作検出信号S1が入力されると、その時の試験電圧V0の電圧値(9V)、試験電流I0の電流値(2.05mA)および試験電圧V0と試験電流I0との位相値(0度)を試験結果データベース27に格納する(ステップS14)。
その後、時刻t2に、試験電流I0の電流値が3.01mAになると、第2のリレー312のリレー制御部332は、リレー動作領域内に入ったと判断して、リレー出力部322を動作させる(ステップS15)。
第2のリレー312の動作検出部342は、リレー出力部322が動作したことを検出すると、LEDランプ352を点灯させるとともに、第2の動作検出信号S2を本体装置部20に出力する(ステップS16)。
本体装置部20のカメラ画像取得部21は、第2のリレー312の動作検出部342から第2の動作検出信号S2が入力されると、カメラ40から入力されるカメラ画像データに配電線の名称(第2の配電線)とタイムスタンプとを付加したのちに試験結果データベース27に格納する。また、試験電圧・電流発生部23は、第2のリレー312の動作検出部342から第2の動作検出信号S2が入力されると、その時の試験電圧V0の電圧値(9V)、試験電流I0の電流値(3.01mA)および試験電圧V0と試験電流I0との位相値(0度)を試験結果データベース27に格納する(ステップS17)。
その後、試験電圧V0と試験電流I0との位相値が0度から30度に変化したのち、時刻t3に、試験電流I0の電流値が2.10mAになると、第3のリレー313のリレー制御部333は、リレー動作領域内に入ったと判断して、リレー出力部323を動作させる(ステップS18)。
第3のリレー313の動作検出部343は、リレー出力部323が動作したことを検出すると、LEDランプ353を点灯させるとともに、第3の動作検出信号S3を本体装置部20に出力する(ステップS19)。
本体装置部20のカメラ画像取得部21は、第3のリレー313の動作検出部343から第3の動作検出信号S3が入力されると、カメラ40から入力されるカメラ画像データに配電線の名称(第3の配電線)とタイムスタンプとを付加したのちに試験結果データベース27に格納する。また、試験電圧・電流発生部23は、第3のリレー313の動作検出部343から第3の動作検出信号S3が入力されると、その時の試験電圧V0の電圧値(9V)、試験電流I0の電流値(2.10mA)および試験電圧V0と試験電流I0との位相値(30度)を試験結果データベース27に格納する(ステップS20)。
以上のようにして第1乃至第3のリレー311〜313の最小感度電流測定試験が終了すると、担当者は、入力装置を用いて、「最小感度電流測定試験結果の出力」を指示する指示信号を本体装置部20に入力する。
本体装置部20の制御部25は、この指示信号に基づいて最小感度電流測定試験結果出力指示信号を生成し、生成した最小感度電流測定試験結果出力指示信号を試験結果出力部24に出力する(以上、ステップS21)。
試験結果出力部24は、この最小感度電流測定試験結果出力指示信号に応答して、最小感度電流測定試験中に試験結果データベース27に格納した試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値を読み出したのち、読み出した電圧値、電流値および位相値に基づいて最小感度電流測定試験結果データを生成する。また、試験結果出力部24は、最小感度電流測定試験中に試験結果データベース27に格納したカメラ画像データを読み出す。
続いて、試験結果出力部24は、生成した最小感度電流測定試験結果データと読み出したカメラ画像データとをプリンタ42に出力する(以上、ステップS22)。
これにより、担当者は、プリンタ42によってプリントアウトされる表2に示すような最小感度電流測定試験結果表を参照して、第1乃至第3のリレー311〜313の動作時の試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値を数値で確認することができるとともに、プリンタ42によってプリントアウトされるカメラ画像を参照して、第1乃至第3のリレー311〜313の動作時にLEDランプ351〜353が正常に点灯したか否かを画像で確認することができる。
Figure 2007183171
なお、試験電流I0を第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部331〜333に順次(直列に)入力する方法としては、たとえば、図9に示すように、リレー制御部331〜333にそれぞれ設けたトランスの1次側に、第1乃至第3の変流器101〜103からの零相電流用の巻線と本体装置部20からの試験電流I0用の巻線とを巻き付け、リレー制御部331〜333の試験電流I0用の巻線を直列に接続すればよい。
以上の説明においては、オシロスコープ41およびプリンタ42を用いたが、本体装置部20に単体試験制御システムを接続して遠隔制御する場合には、試験パターンデータ、試験結果データおよびカメラ画像データを本体装置部20から単体試験制御システムに送信して、単体試験制御システムに備えられた端末装置に試験パターン、試験結果およびカメラ画像を表示させるようにしてもよい。
また、規定などにより所定の精度を有する計器を用いて単体試験を行う必要がある場合には、試験電圧V0の電圧値を計測するための電圧計61(試験電圧計測用計器)、試験電流I0の電流値を計測するための電流計62(試験電流計測用計器)および試験電圧V0と試験電流I0との位相値を計測するための位相計63(位相計測用計器)を本体装置部20に内蔵または外付けして、試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値を電圧計61、電流計62および位相計63に表示させるとともに、カメラ40を用いて、第1乃至第3のリレー311〜313のリレー出力部321〜323の動作時の電圧計、電流計および位相計を撮影してもよい。図10に、電圧計61、電流計62および位相計63を本体装置部20に内蔵したときのカメラ40を用いて撮影されたカメラ画像の一例を示す。
さらに、たとえば本体装置部20に単体試験制御システムを接続して遠隔制御する場合には、図11に示すように、本体装置部20に、単体試験制御システムから無線または有線で送信される整定値変更信号(整定部22によって求められた整定値を変更するための信号)を受信するための伝送制御部81を設けて、試験電圧・電流発生部23が、整定部22によって求められた整定値または伝送制御部81によって受信された整定値変更信号に従って変更された整定値に基づいて試験パターンを作成するようにしてもよい。
さらにまた、本体装置部20の制御部25が、たとえば単体試験制御システムから伝送制御部81を介して入力される運転モード(第1乃至第3の配電線の事故時に第1乃至第3の遮断器111〜113を遮断させる状態)と試験モード(第1乃至第3の遮断器111〜113を遮断させないように遮断回路を確実に切り離し、本体装置部20および第1乃至第3のリレー311〜313を単体試験ができる状態に切り替えた状態)とを切り替えるモード切替信号に基づいて試験電圧・電流発生部23に試験電流I0を出力させて第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験を実施させるとともに、運転モードか試験モードかのモード確認情報と、配電線の名称およびタイムスタンプが付加された画像データと、試験電圧V0の電圧値、試験電流I0の電流値および試験電圧V0と試験電流I0との位相値を含む試験データとを単体試験制御システム(外部)に伝送制御部81を介して送信(アップロード)させてもよい。
さらにまた、本体装置部20の制御部25が、第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験時に、第1乃至第3の遮断器111〜113へトリップ信号を出力しないように第1乃至第3のリレー311〜313の第1乃至第3のリレー出力部321〜323を制御して、第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験時に第1乃至第3の遮断器111〜113が第1乃至第3の配電線を遮断しないようにしてもよい。
逆に、本体装置部20の制御部25が、第1乃至第3のリレー311〜313の単体試験時に、第1乃至第3の遮断器111〜113へトリップ信号を出力するように第1乃至第3のリレー311〜313の第1乃至第3のリレー出力部321〜323を制御して、第1乃至第3の遮断器111〜113の実遮断試験を行うようにしてもよい。
さらにまた、試験対象として地絡方向継電器を用いたが、過電圧継電器のような他の配電線継電器についても、同様にして単体試験を行うことができる。
以上説明したように、本発明の配電線継電器単体試験装置および配電線継電器単体試験方法は、たとえば多数の地絡方向継電器の単体試験を行うのに利用することができる。
本発明の一実施例による配電線継電器単体試験装置の構成を示す図である。 図1に示した本体装置部20の構成を示す図である。 図1に示したリレー部30の構成を示す図である。 配電線の名称とタイムスタンプとが付加されたカメラ画像の一例を示す図である。 試験パターンの一例を示す図である。 試験電圧V0および試験電流I0の一例を示すイメージ図である。 図1に示した配電線継電器単体試験装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した配電線継電器単体試験装置の動作を説明するためのフローチャートである。 試験電流I0を第1乃至第3のリレー311〜313のリレー制御部241〜243に順次(直列に)入力する方法の一例を説明するための図である。 電圧計61、電流計62および位相計63を本体装置部20に内蔵したときのカメラ40を用いて撮影されたカメラ画像の一例を示す図である。 本体装置部20の他の構成を示す図である。
符号の説明
1 配電線継電器単体試験装置
2 リレー盤
101〜103 変流器
111〜113 遮断器
20 本体装置部
21 カメラ画像取得部
22 整定部
23 試験電圧・電流発生部
24 試験結果出力部
25 制御部
26 カメラ画像データベース
27 試験結果データベース
28 整定値データベース
30 リレー部
311〜313 リレー(地絡方向継電器)
321〜323 リレー出力部
331〜333 リレー制御部
341〜343 動作検出部
351〜353 LEDランプ
36 リレー整定部
40 カメラ
41 オシロスコープ
42 プリンタ
61 電圧計
62 電流計
63 位相計
81 伝送制御部
S11〜S22 ステップ
t1〜t3 時刻

Claims (14)

  1. 多数個の配電線継電器(311,312,313)の単体試験を行うための配電線継電器試験装置であって、
    リレー盤(2)に組み込まれた、かつ、試験電流(I0)を発生する試験電流発生手段を備えた本体装置部(20)と、
    前記リレー盤に組み込まれた、かつ、前記多数個の配電線継電器を備えたリレー部(30)と、
    を具備し、
    前記多数個の配電線継電器がそれぞれ、リレー出力手段(321,322,323)および該リレー出力手段を動作させるリレー制御手段(331,332,333)を備え、
    前記試験電流発生手段が、前記試験電流を前記多数個の配電線継電器の前記リレー制御手段に直列に入力する、
    ことを特徴とする、配電線継電器試験装置。
  2. 前記多数個の配電線継電器がそれぞれ、
    前記リレー出力手段が動作したことを表示するための動作表示用ランプ(351,352,353)と、
    前記リレー出力手段の動作を検出すると、前記動作表示用ランプを点灯させるとともに動作検出信号を前記本体装置部に出力する動作検出手段(341,342,343)とを備え、
    前記配電線継電器試験装置が、前記多数個の配電線継電器の前記動作表示用ランプを撮影するための撮像手段(40)をさらに具備し、
    前記本体装置部が、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記撮像手段から入力される画像データに、点灯した動作表示用ランプを備える配電線継電器を特定するための特定用データとタイムスタンプとを付加する画像取得手段(21)をさらに備え、
    前記試験電流発生手段が、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、該動作検出信号が入力された時の試験電流の電流値を取得する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の配電線継電器試験装置。
  3. 前記本体装置部に内蔵または外付けされた、かつ、前記試験電流の電流値を計測するための試験電流計測用計器(62)をさらに具備し、
    前記撮像手段が、前記試験電流計測用計器も撮影する、
    ことを特徴とする、請求項2記載の配電線継電器試験装置。
  4. 前記本体装置部が、前記画像取得手段によって前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データと、前記試験電流発生手段によって取得された前記試験電流の電流値とを外部に出力する試験結果出力手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2または3記載の配電線継電器試験装置。
  5. 前記試験電流発生手段が、試験パターンに基づいて前記試験電流を発生し、
    前記配電線継電器試験装置が、
    前記試験電流発生手段から入力される前記試験パターンを表示するための波形観測手段(41)と、
    前記試験結果出力手段から入力される前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データによって表される画像および前記試験結果出力手段から入力される前記試験電流の電流値を出力するための出力手段(42)とをさらに具備する、
    ことを特徴とする、請求項4記載の配電線継電器試験装置。
  6. 前記本体装置部が、前記配電線継電器の整定を行って該配電線継電器の整定値を求める整定手段(22)と、該整定手段によって求められた整定値を変更するための整定値変更信号を受信するための伝送制御手段(81)とをさらに備え、
    前記試験電流発生手段が、前記整定部によって求められた整定値または前記伝送制御手段によって受信された整定値変更信号に従って変更された整定値に基づいて前記試験パターンを作成する、
    ことを特徴とする、請求項5記載の配電線継電器試験装置。
  7. 前記本体装置部が、前記伝送制御手段を介して入力される運転モードと試験モードとを切り替えるモード切替信号に基づいて前記試験電流発生手段に試験電流を出力させて前記多数個の配電線継電器の単体試験を実施させるとともに、運転モードか試験モードかのモード確認情報、前記画像データおよび前記試験電流の電流値を含む試験データを外部に前記伝送制御手段を介して送信させる制御手段(25)をさらに備えることを特徴とする、請求項6記載の配電線継電器試験装置。
  8. 前記制御手段が、前記多数個の配電線継電器の単体試験時に、多数個の遮断器(111〜113)へトリップ信号を出力しないように前記多数個の配電線継電器の前記リレー出力手段を制御することを特徴とする、請求項7記載の配電線継電器試験装置。
  9. 前記制御手段が、前記多数個の配電線継電器の単体試験時に、多数個の遮断器へトリップ信号を出力するように前記多数個の配電線継電器の前記リレー出力手段を制御して、該多数個の遮断器の実遮断試験を行うことを特徴とする、請求項7記載の配電線継電器試験装置。
  10. 前記本体装置部が、前記試験電流発生手段の代わりに、試験電圧(V0)と試験電流とを位相を変えて発生するとともに、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記動作表示用ランプが点灯したときの試験電圧の電圧値、試験電流の電流値および試験電圧と試験電流との位相値とを取得する試験電圧・電流発生手段(23)を備えることを特徴とする、請求項2乃至9いずれかに記載の配電線継電器試験装置。
  11. 試験電流(I0)を発生する試験電流発生手段を備えた本体装置部(20)と多数個の配電線継電器(311,312,313)を備えたリレー部(30)とをリレー盤(2)に組み込んでおき、
    前記試験電流発生手段から前記試験電流を前記多数個の配電線継電器のリレー制御手段(331,332,333)に直列に入力し、該多数個の配電線継電器のリレー制御手段により該多数個の配電線継電器のリレー出力手段(321,322,323)を動作させて、前記多数個の配電線継電器の単体試験を行う、
    ことを特徴とする、配電線継電器試験方法。
  12. 前記多数個の配電線継電器の動作検出手段(341,342,343)が、前記多数個の配電線継電器のリレー出力手段の動作を検出すると、前記多数個の配電線継電器の動作表示用ランプ(351,352,353)を点灯させるとともに、動作検出信号を前記本体装置部に出力するステップ(S13,S16,S19)と、
    前記本体装置部の画像取得手段(21)が、前記多数個の配電線継電器の動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記多数個の配電線継電器の動作表示用ランプを撮影するための撮像手段(40)から入力される画像データに、点灯した動作表示用ランプを備える配電線継電器を特定するための特定用データとタイムスタンプとを付加するステップ(S14,S17,S20)と、
    前記本体装置部の前記試験電流発生手段が、前記多数個の配電線継電器の動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、該動作検出信号が入力された時の試験電流の電流値を取得するステップ(S15,S18,S21)と、
    を具備することを特徴とする、請求項11記載の配電線継電器試験方法。
  13. 前記本体装置部の試験結果出力手段が、前記画像取得手段によって前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データと、前記試験電流発生手段によって取得された前記試験電流の電流値とを外部に出力するステップ(S22)をさらに具備することを特徴とする、請求項12記載の配電線継電器試験方法。
  14. 前記本体装置部が、前記試験電流発生手段の代わりに、試験電圧(V0)と試験電流(I0)とを位相を変えて発生するとともに、前記動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、前記動作表示用ランプが点灯したときの試験電圧の電圧値、試験電流の電流値および試験電圧と試験電流との位相値とを取得する試験電圧・電流発生手段(23)を備え、
    該試験電圧・電流発生手段が、前記試験電流を前記多数個の配電線継電器の前記リレー制御手段に直列に入力するとともに前記試験電圧を並列に入力し、前記多数個の配電線継電器の動作検出手段から前記動作検出信号が入力されると、該動作検出信号が入力された時の試験電圧の電圧値、試験電流の電流値および試験電圧と試験電流との位相値を取得し、
    前記本体装置部の試験結果出力手段が、前記画像取得手段によって前記特定用データおよびタイムスタンプが付加された画像データと、前記試験電圧・電流発生手段によって取得された前記試験電圧の電圧値、前記試験電流の電流値および前記試験電圧と試験電流との位相値とを外部に出力する、
    ことを特徴とする、請求項12または13記載の配電線継電器試験方法。
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