JPWO2020137819A5 - - Google Patents

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Figure 2020137819000014
Figure 2020137819000015
炭化水素基としては、直鎖または分岐のアルキル基、直鎖または分岐のアルケニル基、直鎖または分岐のアルキニル基、水素原子がアルキル基で置換してもよいベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環等が挙げられ、炭素数が好ましくは1~18、より好ましくは1~10である。具体的には、直鎖または分岐のアルキル基としては、特に限定されないが、例えば、メチル基、ベンジル基、α,α-ジメチルベンジル基、エタン-1-イル基、プロパン-1-イル基、1-メチルエタン-1-イル基、ブタン-1-イル基、ブタン-2-イル基、2-メチルプロパン-1-イル基、2-メチルプロパン-2-イル基、ペンタン-1-イル基、ペンタン-2-イル基、ヘキサン-1-イル基、ヘプタン-1-イル基、オクタン-1-イル基、1,1,3,3-テトラメチルブタン-1-イル基、ノナン-1-イル基、デカン-1-イル基、ウンデカン-1-イル基、ドデカン-1-イル基、トリデカン-1-イル基、テトラデカン-1-イル基、ペンタデカン-1-イル基、ヘキサデカン-1-イル基、ヘプタデカン-1-イル基、オクタデカン-1-イル基等が挙げられる。直鎖または分岐のアルケニル基としては、例えば、ビニル基、プロパ-1-エン-1-イル基、アリル基、イソプロペニル基、ブタ-1-エン-1-イル基、ブタ-2-エン-1-イル基、ブタ-3-エン-1-イル基、2-メチルプロパ-2-エン-1-イル基、1-メチルプロパ-2-エン-1-イル基、ペンタ-1-エン-1-イル基、ペンタ-2-エン-1-イル基、ペンタ-3-エン-1-イル基、ペンタ-4-エン-1-イル基、3-メチルブタ-2-エン-1-イル基、3-メチルブタ-3-エン-1-イル基、ヘキサ-1-エン-1-イル基、ヘキサ-2-エン-1-イル基、ヘキサ-3-エン-1-イル基、ヘキサ-4-エン-1-イル基、ヘキサ-5-エン-1-イル基、4-メチルペンタ-3-エン-1-イル基、ヘプタ-1-エン-1-イル基、ヘプタ-6-エン-1-イル基、オクタ-1-エン-1-イル基、オクタ-7-エン-1-イル基、ノナ-1-エン-1-イル基、ノナ-8-エン-1-イル基、デカ-1-エン-1-イル基、デカ-9-エン-1-イル基、ウンデカ-1-エン-1-イル基、ウンデカ-10-エン-1-イル基、ドデカ-1-エン-1-イル基、ドデカ-11-エン-1-イル基、トリデカ-1-エン-1-イル基、トリデカ-12-エン-1-イル基、テトラデカ-1-エン-1-イル基、テトラデカ-13-エン-1-イル基、ペンタデカ-1-エン-1-イル基、ペンタデカ-14-エン-1-イル基、ヘキサデカ-1-エン-1-イル基、ヘキサデカ-15-エン-1-イル基、ヘプタデカ-1-エン-1-イル基、ヘプタデカ-16-エン-1-イル基、オクタデカ-1-エン-1-イル基、オクタデカ-9-エン-1-イル基、オクタデカ-17-エン-1-イル基等が挙げられる。直鎖または分岐のアルキニル基としては、例えば、エチニル、プロパ-1-イン-1-イル基、プロパ-2-イン-1-イル基、ブタ-1-イン-1-イル基、ブタ-3-イン-1-イル基、1-メチルプロパ-2-イン-1-イル基、ペンタ-1-イン-1-イル基、ペンタ-4-イン-1-イル基、ヘキサ-1-イン-1-イル基、ヘキサ-5-イン-1-イル基、ヘプタ-1-イン-1-イル基、ヘプタ-6-イン-1-イル基、オクタ-1-イン-1-イル基、オクタ-7-イン-1-イル基、ノナ-1-イン-1-イル基、ノナ-8-イン-1-イル基、デカ-1-イン-1-イル基、デカ-9-イン-1-イル基、ウンデカ-1-イン-1-イル基、ウンデカ-10-イン-1-イル基、ドデカ-1-イン-1-イル基、ドデカ-11-イン-1-イル基、トリデカ-1-イン-1-イル基、トリデカ-12-イン-1-イル基、テトラデカ-1-イン-1-イル基、テトラデカ-13-イン-1-イル基、ペンタデカ-1-イン-1-イル基、ペンタデカ-14-イン-1-イル基、ヘキサデカ-1-イン-1-イル基、ヘキサデカ-15-イン-1-イル基、ヘプタデカ-1-イン-1-イル基、ヘプタデカ-16-イン-1-イル基、オクタデカ-1-イン-1-イル基、オクタデカ-17-イン-1-イル基等が挙げられる。これらの中でも、炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、炭素数1~10の直鎖または分岐のアルキル基がより好ましい。また、それらの炭化水素基の水素原子はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子と置換してもよい。
芳香族基は、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環等の芳香環を含み、炭素数が好ましくは6~18、より好ましくは6~14である。1価の芳香族基としては、特に限定されないが、例えば、フェニル基、2-メチルフェニル基、3-メチルフェニル基、4-メチルフェニル基、2,4-ジメチルフェニル基、2,5-ジメチルフェニル基、3,4-ジメチルフェニル基、3,5-ジメチルフェニル基、2,4,5-トリメチルフェニル基、2,4,6-トリメチルフェニル基、4-ビフェニル基、2-メトキシフェニル基、3-メトキシフェニル基、4-メトキシフェニル基、2-エトキシフェニル基、3-エトキシフェニル基、4-エトキシフェニル基、2-クロロフェニル基、2-フルオロフェニル基、4-フルオロフェニル基、2-トリフルオロメチルフェニル基、4-トリフルオロメチルフェニル基、1-ナフチル基、2-ナフチル基、1-アントラセニル基、2-アントラセニル基、9-アントラセニル基等が挙げられる。2価の芳香族基としては、特に限定されないが、例えば、1,4-フェニレン基、1,3-フェニレン基、1,2-フェニレン基、1,8-ナフチレン基、2,7-ナフチレン基、2,6-ナフチレン基、1,4-ナフチレン基、1,3-ナフチレン基、9,10-アントラセニレン基、1,8-アントラセニレン基、2,7-アントラセニレン基、2,6-アントラセニレン基、1,4-アントラセニレン基、1,3-アントラセニレン基等が挙げられる。
酸素含有基は、芳香環基または脂環式基を含む場合には炭素数が好ましくは6~18、より好ましくは6~14であり、さらに好ましくは6~12、芳香環基または脂環式基を含まない場合には炭素数が好ましくは0~18である。酸素含有基としては、特に限定されないが、例えば、ヒドロキシ基、アルコキシ基、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、sec-ブトキシ基、iso-ブトキシ基、t-ブトキシ基、sec-ペンチルオキシ基、iso-ペンチルオキシ基、t-ペンチルオキシ基、1-ヘキシルオキシ基、2-ヘキシルオキシ基、3-ヘキシルオキシ基、1-ヘプチルオキシ基、2-ヘプチルオキシ基、3-ヘプチルオキシ基、4-ヘプチルオキシ基、1-オクチルオキシ基、2-オクチルオキシ基、3-オクチルオキシ基、4-オクチルオキシ基、1-ノニルオキシ基、2-ノニルオキシ基、3-ノニルオキシ基、4-ノニルオキシ基、5-ノニルオキシ基、1-デシルオキシ基、2-デシルオキシ基、3-デシルオキシ基、4-デシルオキシ基、5-デシルオキシ基、1-ウンデシルオキシ基、1-ドデシルオキシ基、1-トリデシルオキシ基、1-テトラデシルオキシ基、1-ペンタデシルオキシ基、1-ヘキサデシルオキシ基、1-ヘプタデシルオキシ基、1-オクタデシルオキシ基、フェノキシ基、メチルフェノキシ基、ジメチルフェノキシ基、ナフトキシ基、フェニルメトキシ基、フェニルエトキシ基、アセトキシ基、アセチル基、アルデヒド基、カルボキシ基、尿素基、ウレタン基、アミド基、イミド基、エーテル基、カルボニル基、エステル基、オキサゾール基、モルホリン基、カルバメート基、カルバモイル基、ポリオキシエチレン基等が挙げられる。これらの中でもヒドロキシ基、炭素数1~18のアルコキシ基、炭素数1~18のエーテル基、炭素数1~18のエステル基、炭素数1~20のポリオキシエチレン基が好ましい。
(式(2)で表される、チオシクロヘキシル環基(-S-Cy-…)を有する2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体)
式(2)におけるm個のR1bの組み合わせのうち好ましい例を挙げると次のとおりである。
エ-1 m=0で、Cyに置換基R1bはなく、CyにおけるR1bに置換し得る部分はすべて水素原子である。
エ-2 m個のR1bは、それぞれ独立に炭素数1~18の炭化水素基であり、炭化水素基は、好ましくは炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基であり、m=1~5である。
エ-3 エ-2において、m=1~3である。
エ-4 エ-3において、R1bは、それぞれ独立に少なくとも一つは炭素数3~8の分岐アルキル基である。
エ-5 エ-3において、m=1で、R1bは、炭素数1~18(好ましくは炭素数1~10)の直鎖または分岐のアルキル基である。
エ-6 エ-5において、m=1で、R1bは、炭素数1~10の直鎖または分岐のアルキル基であり、当該アルキル基は、好ましくは炭素数1~8、より好ましくは炭素数2~8、さらに好ましくは炭素数3~8、一層好ましくは炭素数3~5、特に好ましくは炭素数4~5、ことさら好ましくは炭素数4である。
エ-7 エ-2~6のいずれかにおいて、PhBzT1b-S-に対してR1bの少なくとも一つはパラ位に有する。
エ-8 エ-3において、m=2で、R1bは、それぞれ独立に炭素数1~18(好ましくは炭素数1~10)の直鎖または分岐のアルキル基である。
エ-9 エ-8において、m=2で、R1bは、それぞれ独立に炭素数1~10の直鎖または分岐のアルキル基であり、当該アルキル基の各炭素数は、好ましくは1~5、より好ましくは1~4、さらに好ましくは炭素数1であり、および/またはアルキル基の総炭素数は、好ましくは2~12、より好ましくは2~10、さらに好ましくは2~5、特に好ましくは2である。
エ-10 エ-8、9のいずれかにおいて、PhBzT1b-S-に対してm=2のR1bはオルト、パラ位もしくはオルト、メタ位に有する。
エ-11 エ-2からエ-10のいずれかにおいて、R1bは、三級炭素および/または四級炭素を有する炭化水素基であり、好ましくは分岐のアルキル基である。
エ-12 エ-1において、m個のR1bは、それぞれ独立に炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基を持つアルコキシ基であり、好ましくは炭素数1~8の直鎖のアルキル基を持つアルコキシ基、より好ましくは炭素数1~4の直鎖のアルキル基を持つアルコキシ基である。また、好ましくはm=1~3、より好ましくはm=1~2、特に好ましくはm=1である。
エ-13 エ-12において、m=1であり、アルコキシ基はPhBzT1b-S-に対してメタ位に有する
エ-14 エ-1において、m個のR1bはヒドロキシ基であり、好ましくはm=1~3、より好ましくはm=1~2、特に好ましくはm=1である。
エ-15 エ-14において、m=1で、ヒドロキシ基はPhBzT1b-S-に対してパラ位に有する。
Figure 2020137819000016
本発明の紫外線吸収剤は、上記に挙げた耐熱性の点での変色や重量減少の好ましい各水準と、上記の透過率の差が380、390、400nmにおいて、少なくともいずれかが6%以下、より好ましくは、いずれの波長も6%以下、さらに好ましくは、いずれも4%以下、一層好ましくは、いずれも2%以下とする耐光性を組み合わせた耐久性に優れたものが好適に使用できる。このような例も包含する本発明の一態様における紫外線吸収剤は、耐光性に優れ長期の使用において紫外線に暴露しても劣化せず、長期間に渡って紫外線吸収能を発揮し、さらには有機樹脂の劣化を抑制する。また、耐熱性にも優れ、本発明の高耐光性紫外線吸収剤を添加した有機材料、無機材料などを製造、加工、または粉砕(微粒子化)、分散する際、さらに加工後、実使用する際に長時間(一定時間一定温度)で高温環境に置かれたり、変色や重量減少率が少ない。このように本発明の一態様では製造から使用時において、ブリードアウトせず、紫外線吸収能を保持し、耐光性、耐熱性、耐久性に優れ、さらには、有機及び無機材料と親和性(密着性)がよく、外観に優れた部材、有機、無機材料が得られることができる紫外線吸収剤が提供される。
本発明の紫外線吸収剤を含む有機樹脂組成物の耐熱性、つまり長時間(一定時間一定温度)で加熱した際の透過率の減少の観点から、有機樹脂としては、熱可塑性樹脂(重合体、共重合体)および熱硬化性樹脂(重合体、共重合体)が好ましい。特に限定されないが、例えば、熱可塑性樹脂の重合体の中でも、(メタ)アクリル系樹脂(ポリメタクリル酸メチル樹脂)、エステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート系樹脂(ポリカーボネート)、スチレン系樹脂(ポリスチレン)が好ましく、熱可塑性樹脂の共重合体の中でも、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン系共重合体(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体)が好ましい。熱硬化性樹脂の重合体の中でも、尿素系樹脂(尿素樹脂)、メラミン系樹脂(メラミン樹脂)が好ましい。熱硬化性樹脂の共重合体の中でも、アクリルメラミン系樹脂(アクリルメラミン樹脂)があげられる。より好ましくは熱可塑性樹脂の重合体と熱硬化性樹脂の共重合体を用いることができる。特に熱可塑性樹脂が好ましく、例えば、ポリカーボネート系樹脂(ポリカーボネート)、(メタ)アクリル系樹脂(ポリメタクリル酸メチル樹脂)が使用できる。
無機材料としては、特に限定されないが、例えば、ゾルゲル法によるシリカ質材料、ガラス、水ガラス、低融点ガラス、石英、シリコン樹脂、アルコキシシラン、シランカップリング剤、金属、金属酸化物、鉱物、無機化合物等が挙げられる。ガラスとしては、特に限定されないが、例えば、酸化珪素、無アルカリガラス、ソーダガラス等が挙げられる。
水ガラスとしては、特に限定されないが、水溶性アルカリ金属塩の水溶液、例えば、珪酸ソーダ、珪酸カリウム等が挙げられる。低融点ガラスとしては、特に限定されないが、例えば、主成分として酸化鉛(PbO)と無水ほう酸(B23)とを含むガラス等が挙げられる。シリコン樹脂としては、特に限定されないが、例えば、メチルシリコン樹脂、メチルフェニルシリコン樹脂、およびエポキシ樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂等で変性された有機樹脂変性シリコン樹脂等が挙げられる。アルコキシシランとしては、例えば、ジメチルジメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、3-メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3,3,3-トリフロロプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。シランカップリング剤としては、特に限定されないが、例えば、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-イソシアネートプロピルトリエトキシシランN-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N-2-(アミノエチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリエトキシシラン、3-トリエトキシシリル-N-(1,3-ジメチル-ブチリデン)プロピルアミン、N-フェニル-3-アミノプロピルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、3-イソシアネートプロピルエトキシシラン等が挙げられる。金属としては、特に限定されないが、例えば、Zn、Fe、Cu、Ni、Ag、Si、Ta、Nb、Ti、Zr、Al、Ge、B、Na、Ga、Ce、V、P、Sb等が挙げられる。金属酸化物としては、特に限定されないが、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム、酸化鉄、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン等が挙げられる。鉱物としては、例えばスメクタイト、ベントナイト、ヘクトライト、モンモリロナイト等が挙げられる。
上記紫外線吸収剤a、bにおける(2)組成物において、任意成分として、特に限定されないが、酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、光安定化剤、顔料、染料、充填剤、可塑剤、帯電防止剤、核剤、湿潤剤、防腐剤、防カビ剤、消泡剤、安定化剤、抗酸化剤、キレート剤等の添加剤、水、有機溶媒等の溶媒を含んでいてもよい。
上記紫外線遮蔽膜を有するガラスは、CIE標準のC光源からの透過光がL***表色系により表示して、-15以上0以下のa*と12以下のb*とを有しうる。a*は-12以上-7以下、例えば-9以上-8以下であってもよく、b*は10以下、例えば5~10であってもよい。また、上記紫外線遮蔽膜を有するガラスは、CIE標準のC光源についての透過光の日本工業規格(JIS)K7373:2006に規定された黄色度YIが14以下でありうる。黄色度YIは10以下、さらには8以下であってもよい。また、上記紫外線遮蔽膜を有するガラスは、CIE標準のC光源についての透過光の主波長は、560nm以下でありうる。主波長は、555nm以下、例えば550~555nmの範囲にあってもよい。上記紫外線遮蔽膜を有するガラスは、JIS T7330の青色光障害関数に基づくブルーライトのカット率は、41%以下、好ましくは37%以下、特に好ましくは36%以下でありうる。ここでブルーライトカット率としては、太陽光の青色光による網膜損傷に関する実効放射強度(以下、太陽光の実効放射強度)に対する、ガラスを透過させることにより減少した当該実効放射強度の比、を百分率で表示した値として定義することができる。具体的には、以下の方法で求めることができる。JIS T7330:2000の付属書Aに記載の青色光障害関数に関する重み関数について波長380~550nmをまで和分し、太陽光の実効放射強度を求める。つぎに上記波長域の各波長におけるガラスの分光透過率と重み関数の積の総和をとり、当該ガラスを透過した光の当該実効放射強度(以下、透過光の実効放射強度)を求める。透過光の実効放射強度の、太陽光の実効放射強度に対する比をとり、その値を1から減算して百分率に換算することができる。
また、モル吸光係数は、350~390nmの波長領域の吸収ピーク(最大吸収波長:λ max )の吸光度を読み取り、下記式で求めた(表4)。
モル吸光係数:ε max (L/(mol・cm)=A:吸光度/[c:モル濃度(mol/L)×l:セルの光路長(cm)]
Figure 2020137819000017
表6より、本発明の化合物1,2,6,9,17を含む熱可塑性樹脂/重合体の(メタ)アクリル系樹脂のポリメタクリル酸メチル樹脂フィルム、エステル系樹脂のポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネート系樹脂のポリカーボネートフィルム、スチレン系樹脂のポリスチレンフィルム、熱可塑性樹脂/共重合体のアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン系共重合体のABS樹脂フィルム、熱硬化性樹脂/重合体の尿素系樹脂の尿素樹脂フィルム、メラミン系樹脂のメラミン樹脂フィルムの溶出量は10.0wt%以下で、試験後、酷く外観を損なうことなく、良好な結果であった。さらに、熱可塑性樹脂/重合体の中でもポリメタクリル酸メチル樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネート、熱硬化性樹脂/重合体の中でも尿素樹脂フィルムは1.0wt%未満で特に良好な結果が得られた。一方で、熱硬化性樹脂/共重合体のアクリルメラミン樹脂フィルムは、試験後のフィルムは白濁し、95%以上の溶出量が確認された。
Figure 2020137819000018
7.無機材料(ガラス質)の紫外線遮蔽膜を含むガラスの耐光性評価
<1>耐光性評価サンプルの作製
本発明の紫外線吸収剤である化合物2、6、7、9、16、19、21および比較例2の化合物22(TINUVIN360、2,2'-メチレンビス[6-(ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-tert-オクチルフェノール] 、チバスペシャリティケミカルズ株式会社製)は、ペイントコンディショナーを用い、ジルコニアビーズと共に混合して粉砕して平均粒径100nmの微粒子とした。この紫外線吸収剤微粒子10質量%の水分散液と純水、エチルアルコール、テトラエトキシシラン(TEOS)、シランカップリング剤であるグリシドキシプロピルトリメトキシシラン(GPTMS;3-グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン)、ポリオール化合物であるトリエチレングリコール(TEG)、ポリエーテル化合物であるポリエーテルリン酸エステル系ポリマー(日本ルーブリゾール製ソルスパース41000)、ITO微粒子分散液(ITO微粒子を40質量%含むエチルアルコール溶液;三菱マテリアル製;平均粒径(公称)100nm以下)、濃塩酸(35質量%)を混合、攪拌し、紫外線遮蔽膜の膜形成溶液を得た。膜形成溶液は、各成分の濃度(含有率)が表10の値となるように調製した。比較例3の化合物23(Uvinul3050、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、BASFジャパン株式会社製、)は、予めエチルアルコールに溶かして膜形成溶液に添加した。TEG及びソルスパースは有機化合物Cに相当する。また、実施例によっては、有機化合物Cとして、ソルビトールポリグリシジルエーテル(ナガセケムテックス株式会社製デナコールEX-614)を用いた。ソルビトールポリグリシジルエーテルは、ポリエポキシ化合物であり、膜中ではグリシジル基の反応によって生成したヒドロキシ基を有するポリオール化合物となる。ただし実施例52~54では、加熱乾燥工程におけるオーブンの温度を180℃として有機化合物Aの融点よりも高くしたために、有機化合物Aが溶解して膜に添加された。次いで、洗浄したソーダ石灰珪酸塩ガラス基板(市販のUVカットグリーンガラス100×100mm、厚さ3.1mm)上に、湿度30%、室温下でこの形成溶液をフローコート法にて塗布した。そのまま室温で約5分程度乾燥した後、予め表10のオーブン温度に昇温したオーブンに投入して15分加熱し、その後冷却して、紫外線遮蔽膜を形成した。この加熱における、膜つきガラスの温度と紫外線吸収剤の融点の関係を表10に示した。実施例41~51、55、56、比較例2は、膜つきガラスの温度が紫外線吸収剤の融点より低く、この加熱において、膜つきガラスの温度は紫外線吸収剤の融点を上回ることはなかった。なお、用いたUVカットグリーンガラスは、波長380nmにおける光線透過率(T380)が40%、波長550nmにおける光線透過率(T550)が77%である。このUVカットグリーンガラスは、Fe23に換算した全酸化鉄を0.9質量%程度含有している。実施例52~54は、加熱乾燥工程におけるオーブンの温度を180℃として紫外線吸収剤の融点よりも高くしたために、紫外線吸収剤が溶解して膜に添加された。比較例2は、エチルアルコール溶液として膜形成溶液に添加したため、紫外線吸収剤が溶解して膜に添加された。

Claims (45)

  1. 次式(1)~(4)のいずれかで表わされるチオアリール環基またはチオシクロヘキシル環基を有する2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体からなる高耐光性紫外線吸収剤。
    Figure 2020137819000001
    (式中、PhBzT1aは置換基を有していてもよい、チオアリール環基(-S-X1a-…)が結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、X1aはフェニル環またはナフチル環の残基を示し、l個のR1aはそれぞれ独立に炭素数1~18の炭化水素基、炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、lは0~5の整数を示す。)
    Figure 2020137819000002
    (式中、PhBzT1bは置換基を有していてもよい、チオシクロヘキシル環基(-S-Cy-…)が結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、Cyはシクロヘキシル環残基を示し、m個のR1bはそれぞれ独立に炭素数1~18の炭化水素基、炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、mは0~5の整数を示す。)
    Figure 2020137819000003
    (式中、PhBzT1cおよびPhBzT2cはそれぞれ独立に置換基を有していてもよい、チオアリール環基(-S-A1c-S-)が結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、A1cは次式:
    Figure 2020137819000004
    (式中、X1cとX2cはそれぞれ独立にフェニル環またはナフチル環の残基を示し、n個のR1cとp個のR2cはそれぞれ独立に炭素数1~18の炭化水素基、炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、nとpは0~4の整数を示し、A2cは芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、両端の少なくともいずれかが中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基、2価の芳香族基、またはスルフィド基-S-を示し、qは0または1の整数を示す。)で表される基であるか、あるいはフェニル環またはナフチル環残基を示す。)
    Figure 2020137819000005
    (式中、PhBzT1dおよびPhBzT2dはそれぞれ独立に置換基を有していてもよい、ベンゾトリアゾール骨格のフェニル部位にチオアリール環基(-S-X1d-…または-S-X2d-…)が結合し、2位のフェニル骨格PhにA1dが結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、X1dとX2dはそれぞれ独立にフェニル環またはナフチル環の残基を示し、r個のR1dとs個のR2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の炭化水素基、炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、rとsは0~5の整数を示す。A1dは芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、両端の少なくともいずれかが中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基を示す。)
  2. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、sは0である、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  3. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)においてX1a、X1c、X2cはフェニル環の残基を示し、l、n、pは0であり、2-フェニルベンゾトリアゾール骨格のうちベンゾトリアゾール骨格におけるフェニル部位にチオアリール環基を有し、かつ2位のフェニル骨格Phにヒドロキシ基、メチル基を有する、請求項2に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  4. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の炭化水素基を示し、l、n、p、r、sは1~5の整数を示す、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  5. 前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に少なくとも一つは炭素数3~8の分岐アルキル基を示し、l、n、p、r、sは1~3の整数を示す、請求項4に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  6. 前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基を示し、l、n、p、r、sは1の整数を示す、請求項4に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  7. 前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基を示し、l、n、p、r、sは2の整数を示す、請求項4に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  8. 前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の三級炭素および/または四級炭素を有する炭化水素基を示し、l、n、p、r、sは1~5の整数を示す、請求項4~7のいずれか一項に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  9. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基を持つアルコキシ基を示し、l=1~3である、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  10. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示し、l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはヒドロキシ基を示し、l=1~3である、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  11. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dはナフチル環の残基を示す、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  12. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(2)で表わされるものであり、前記式(2)において、mは0である、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  13. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(2)で表わされるものであり、前記式(2)において、R1bはそれぞれ独立に炭素数1~18の炭化水素基を示す、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  14. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(3)で表わされるものであり、前記式(3)においてX1cとX2cはフェニル環の残基を示し、qは1であり、A2cはスルフィド基-S-を示す、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  15. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(3)で表わされるものであり、前記式(3)においてX1cとX2cはフェニル環の残基を示し、qは1であり、A2cは炭素数1~8の炭化水素基を示す、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  16. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(3)で表わされるものであり、前記式(3)においてX1cとX2cはフェニル環の残基を示し、qは0である、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  17. l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基を示し、l、n、p、r、sは1~3の整数を示す耐熱性紫外線吸収剤である、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  18. l、n、p、r、s個のR1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数2~8の直鎖または分岐のアルキル基を示し、l、n、p、r、sは1~3の整数を示す耐熱性紫外線吸収剤である、請求項1に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  19. 下記の条件で測定したとき、380、390、400nmの波長の透過率の差(ΔTuv)のうち少なくともいずれかが6%以下である、請求項1~18のいずれか一項に記載の高耐光性紫外線吸収剤:
    <透過率の差の測定条件>
    ソーダガラスにアクリル樹脂と紫外線吸収剤の質量比0.6~3.4:0.1、膜厚2~50μmで塗膜したサンプルを、波長300~400nm、照度42W/m2、ブラックパネル温度63℃の条件で70時間、紫外線を照射し、照射前(T1uv)、照射後(T2uv)の紫外-可視透過スペクトルの透過率より、下記式で算出する。
    Figure 2020137819000006
  20. 120℃で48時間加熱後の重量変化率が0.03重量%未満の耐熱性紫外線吸収剤である、請求項1~19のいずれか一項に記載の高耐光性紫外線吸収剤。
  21. 請求項1~20のいずれか一項に記載の高耐光性紫外線吸収剤と、有機樹脂とを含む、有機樹脂組成物。
  22. 有機樹脂が熱可塑性樹脂の重合体または共重合体である、請求項21に記載の有機樹脂組成物。
  23. 有機樹脂が熱硬化性樹脂の重合体または共重合体である、請求項21に記載の有機樹脂組成物。
  24. ガラス用の紫外線遮蔽膜または紫外線遮蔽膜形成用組成物に使用される紫外線吸収剤であって、
    次式(1)~(6)のいずれかで表わされるチオアリール環基、チオシクロヘキシル環基、チオアルキル基、またはチオアルキレン基を有する2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体からなる紫外線吸収剤。
    Figure 2020137819000007
    (式中、PhBzT1aは置換基を有していてもよい、チオアリール環基(-S-X1a-…)が結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、X1aはフェニル環またはナフチル環の残基を示し、ここでX1aはl個のR1a以外にも置換基を有していてもよく、l個のR1aはそれぞれ独立に芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、炭素鎖の水素原子が置換されるか、炭素鎖の基端が中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい、炭素数1~18の炭化水素基もしくは炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、lは0~5の整数を示す。)
    Figure 2020137819000008
    (式中、PhBzT1bは置換基を有していてもよい、チオシクロヘキシル環基(-S-Cy-…)が結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、Cyはシクロヘキシル環残基を示し、ここでCyはm個のR1b以外にも置換基を有していてもよく、m個のR1bはそれぞれ独立に芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、炭素鎖の水素原子が置換されるか、炭素鎖の基端が中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい、炭素数1~18の炭化水素基もしくは炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、mは0~5の整数を示す。)
    Figure 2020137819000009
    (式中、PhBzT1cおよびPhBzT2cはそれぞれ独立に置換基を有していてもよい、チオアリール環基またはチオアルキレン基(-S-A1c-S-)が結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、A1cは次式:
    Figure 2020137819000010
    (式中、X1cとX2cはそれぞれ独立にフェニル環またはナフチル環の残基を示し、ここでX1cとX2cはn個のR1cとp個のR2c以外にも置換基を有していてもよく、n個のR1cとp個のR2cはそれぞれ独立に芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、炭素鎖の水素原子が置換されるか、炭素鎖の基端が中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい、炭素数1~18の炭化水素基もしくは炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、nとpは0~4の整数を示し、A2cは芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、両端の少なくともいずれかが中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基、2価の芳香族基、またはスルフィド基-S-を示し、qは0または1の整数を示す。)で表される基であるか、あるいはフェニル環残基、ナフチル環残基、または芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、両端の少なくともいずれかが中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~22の直鎖または分岐のアルキレン基を示す。)
    Figure 2020137819000011
    (式中、PhBzT1dおよびPhBzT2dはそれぞれ独立に置換基を有していてもよい、ベンゾトリアゾール骨格のフェニル部位にチオアリール環基(-S-X1d-…または-S-X2d-…)が結合し、2位のフェニル骨格PhにA1dが結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、X1dとX2dはそれぞれ独立にフェニル環またはナフチル環の残基を示し、ここでX1dとX2dはr個のR1dとs個のR2d以外にも置換基を有していてもよく、r個のR1dとs個のR2dはそれぞれ独立に芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、炭素鎖の水素原子が置換されるか、炭素鎖の基端が中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~18の炭化水素基もしくは炭素数1~18のアルコキシ基、またはヒドロキシ基を示し、rとsは0~5の整数を示す。A1dは芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、両端の少なくともいずれかが中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基を示す。)
    Figure 2020137819000012
    (式中、PhBzT1eは置換基を有していてもよい、チオアルキル基(-S-Y1e)が結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、Y1eは芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、基端が中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~22の直鎖または分岐のアルキル基を示す。)
    Figure 2020137819000013
    (式中、PhBzT1fおよびPhBzT2fはそれぞれ独立に置換基を有していてもよい、ベンゾトリアゾール骨格のフェニル部位にチオアルキル基(-S-Y1fまたは-S-Y2f)が結合し、2位のフェニル骨格PhにA1fが結合した2-フェニルベンゾトリアゾール骨格を示し、Y1fとY2fはそれぞれ独立に芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、基端が中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~22の直鎖または分岐のアルキル基を示す。A1fは芳香族基、不飽和基、窒素含有基、硫黄含有基、酸素含有基、リン含有基、脂環式基、およびハロゲン原子から選ばれる1価もしくは2価の基で、水素原子が置換されるか、両端の少なくともいずれかが中断されるか、または炭素-炭素結合が中断されていてもよい炭素数1~20の2価の炭化水素基を示す。)
  25. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)のいずれかで表わされるものであり、R1a、R1b、R1c、R2c、R1d、R2d、Y1e、Y1f、Y2fはそれぞれ独立に炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基を示す、請求項24に記載の紫外線吸収剤。
  26. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)において、X1a、X1c、X2c、X1d、X2dはフェニル環の残基を示す、請求項24または25に記載の紫外線吸収剤。
  27. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)において、R1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に少なくとも一つは炭素数3~8の直鎖または分岐のアルキル基を示す、請求項24~26のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  28. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)において、R1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に少なくとも一つは炭素数3~8の三級もしくは四級炭素を有するアルキル基を示す、請求項24~27のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  29. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dのl、n、p、r、sは0を示す、請求項24に記載の紫外線吸収剤。
  30. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)において、R1a、R1c、R2c、R1d、R2dはそれぞれ独立に炭素数1~18の直鎖または分岐のアルキル基を持つアルコキシ基、ヒドロキシ基、またはハロゲン原子を示す、請求項24に記載の紫外線吸収剤。
  31. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)においてX1a、X1c、X2c、X1d、X2dは、置換基がR1a、R1b、R1c、R2c、R1d、R2dのみであり、前記式(5)、(6)においてY1e、Y1f、Y2fは置換基を有さない、請求項24~30のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  32. 前記式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)において、チオアリール環基またはチオシクロヘキシル環基、チオアルキル基またはチオアルキレン基は、ベンゾトリアゾール骨格のフェニル部位に結合する、請求項24~31のいずれか一項4に記載の紫外線吸収剤。
  33. 前記2-フェニルベンゾトリアゾール誘導体は、前記式(1)、(3)、(4)のいずれかで表わされるものであり、前記式(1)、(3)、(4)において、2-フェニルベンゾトリアゾール骨格の2位のフェニル骨格Phにヒドロキシ基、メチル基を有する、請求項32に記載の紫外線吸収剤。
  34. 前記式(1)、(3)、(4)において、2位のフェニル骨格Phにヒドロキシ基、t-ブチル基、メチル基を有する、請求項33に記載の紫外線吸収剤。
  35. ガラス用の紫外線遮蔽膜または紫外線遮蔽膜形成用組成物に使用される紫外線吸収剤であって、前記式(1)~(6)で表わされる紫外線吸収剤および有機化合物Bとして前記式(1)~(6)以外の紫外線吸収剤を含有する前記紫外線遮蔽膜または紫外線遮蔽膜形成用組成物に使用される、請求項24~34のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  36. 前記有機化合物Bが、平均粒径が150nm以下の微粒子の形態である、請求項35に記載のガラス用の紫外線遮蔽膜または紫外線遮蔽膜形成用組成物に使用される紫外線吸収剤。
  37. 平均粒径が150nm以下の微粒子の形態である、請求項24~36のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  38. ガラス用の紫外線遮蔽膜または紫外線遮蔽膜形成用組成物に使用される紫外線吸収剤であって、前記紫外線吸収剤が含まれる紫外線遮蔽膜付きガラスのISO13837(convention A)に従って算出したTUV400が2%以下であり、CIE標準のA光源を用いて測定する可視光透過率YAが70%以上であるガラスに使用される、請求項24~37のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  39. 前記紫外線遮蔽膜付きガラスにおいて、CIE標準のC光源からの透過光がL***表色系により表示して、-15以上0以下のa*と12以下のb*とを有するガラスに使用される、請求項24~38のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  40. 前記紫外線遮蔽膜付きガラスにおいて、CIE標準のC光源からの透過光のJIS K7373:2006に規定された黄色度YIが14以下であるガラスに使用される、請求項24~39のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  41. 前記紫外線遮蔽膜付きガラスにおいて、波長295~450nm、照度76mW/cm2の紫外線を100時間照射した後の紫外線透過率TUV400から前記紫外線を照射する前の紫外線透過率TUV400を差し引いた差分ΔTUV400が2%以下であるガラスに使用される、請求項24~40のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  42. ガラスの紫外線遮蔽膜形成用組成物に使用される紫外線吸収剤であって、
    前記紫外線遮蔽膜形成用組成物が、酸化ケイ素前駆体と、微粒子の形状の前記紫外線吸収剤とを含む、請求項24~41のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  43. 前記微粒子の平均粒径が150nm以下である、請求項42に記載の紫外線吸収剤。
  44. ガラス用の紫外線遮蔽膜形成用の微粒子分散組成物に使用される紫外線吸収剤であって、
    前記紫外線吸収剤が前記式(1)~(6)で表わされ、前記微粒子の平均粒径が150nm以下である、請求項24~43のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
  45. 前記ガラスが輸送機材用ガラスである、請求項24~44のいずれか一項に記載の紫外線吸収剤。
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