JPWO2019176147A1 - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

送信装置から受信装置へ無線により信号を送信する無線通信システムの所要C/Nを改善する。BCJR復号器22が、復調器21により得られた符号化ビットに対する対数尤度比と、情報ビットに対する事前情報とに基づいて、事後確率が最大化するように情報ビットの復号を行う。選択部2aが、NパターンのパケットのRS復号結果の中から、各パケットのシンドロームの計算結果に基づいて、復号結果として出力するものを選択する。インターリーブ2bが、選択部2aによる選択結果に基づく情報に対して、送信機のインターリーブ12と同じ順序の並べ替えを施す。インターリーブ2bによる並べ替え後の情報は、情報ビットに対応する事前情報としてBCJR復号器22にフィードバックされる。

Description

本発明は、無線通信システムにおける繰り返し誤り訂正処理技術に関する。
地上デジタル放送や放送番組素材無線伝送装置(FPU:Field Pick-up Unit)では、無線伝送方式として、直交周波数分割多重(以下、OFDM:Orthogonal Frequency Div ision Multiplexing)方式が採用されている。このような無線伝送方式の誤り訂正では、連接符号方式が採用されている。連接符号方式では、外符号としてRS(Reed Solomon)符号、内符号として畳込み符号が用いられ、これらはインターリーバを介して接続される。受信機側では、復調信号に対して、内符号に対する誤り訂正としてビタビ復号、外符号に対する誤り訂正としてRS復号が用いられている。
図1は、このような無線伝送方式を採用した無線通信システムの一例を示している。以下の説明において、ブロック11〜14の処理は、送信機側で行われ、ブロック16〜19の処理は、受信機側で行われる。
画像、データなどの伝送対象となる情報信号は、RS符号器11に入力される。RS符号器11は、入力された情報信号を所定の長さの単位でパケット化し、当該パケットに対してRS符号化を施す。例えば、地上デジタル放送やFPUで用いられているRS符号は、符号長204バイト、組織長188バイトの(204,188)符号が採用されている。RS符号器11によるRS符号化後の信号は、受信機での誤り訂正能力を改善するため、インターリーブ12により順序が並べ替えられる。インターリーブ12による並べ替え後の信号は、畳込み符号器13により畳込み符号化される。畳込み符号化は、情報ビット系列の所定の位置の組み合わせに対して排他的論理和を演算することにより行われる。畳込み符号の構成は、例えば、非特許文献1,2に開示されている。畳込み符号器13による畳込み符号化後の信号は、変調器14により無線信号に変換される。このときの変調方式は、OFDM等の変調方式が用いられることが多いが、シングルキャリア方式などを用いることも可能であり、本発明では本質的には変調方式に制約はない。
変調器14で変調された信号は、伝搬路15を経由して、復調器16に入力される。復調器16では、変調器14での変調に対応する復調処理を行い、復調器16からLLR(Log Likelihood Ratio)と称する符号化ビットに対する信頼度情報を出力する。ビタビ復号器17では、復調器16で得られたLLR信号をトレリスダイアグラム上に展開して、最尤のLLR系列を選択し、その系列に対応する硬判定復号結果を出力する。ビタビ復号器17から出力される信号は、デインターリーブ18によりインターリーブ12とは逆の並べ替えが行われ、順序が元に戻される。デインターリーブ18の結果はRS復号器19に入力され、RS復号処理が施される。(204,188)符号の場合には、RS復号前のビット誤り率が2×10-4以下であれば、RS復号により疑似エラーフリーとすることができ、放送波を視聴することが可能となる。
1.2GHz/2.3GHz帯テレビジョン放送番組素材伝送用可搬形OFDM方式デジタル無線伝送システム標準規格 ARIB STD−B57 2.0版. テレビジョン放送番組素材伝送用可搬形OFDM方式デジタル無線伝送システム標準規格 ARIB STD−B33 1.2版. 特許庁:標準技術集 [分類]2−4−1 周辺要素技術/誤り制御技術/誤り訂正技術,<http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/mi mo/2-4-1.pdf>(参照 201 4−07−14).
地上デジタル放送やFPUでは、受信レベルが低くC/Nが低下しているような環境や、高速移動に伴い受信信号品質が低下するような環境で受信が行われることも多い。このような劣悪な環境では、ビット誤り率が多くなり、ビタビ復号後の誤り率が2×10-4を上回ってしまい、正しい視聴ができなくなってしまうことがある。正しく視聴するために必要な(外復号後のビット誤り率が0となる)C/Nは、所要C/Nと称される。誤り訂正能力を改善することにより所要C/Nを改善することは、無線機の恒久的な課題の一つである。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、送信装置から受信装置へ無線により信号を送信する無線通信システムの所要C/Nを改善することを目的とする。
本発明では、上記の目的を達成するために、送信装置から受信装置へ無線により信号を送信する無線通信システムを以下のように構成した。
すなわち、送信装置において、以下のような処理を行う。RS符号化手段が、伝送対象の信号を所定の長さの単位でパケット化し、該パケットをRS符号化する。インターリーブ手段が、RS符号化手段によるRS符号化後の順序を並べ替える。畳込み符号化手段が、インターリーブ手段によって得られた情報ビット系列に対して畳込み符号化を行う。変調手段が、畳込み符号化手段により得られた符号化ビットに対して変調処理を行う。
また、受信装置において、以下のような処理を行う。復調手段が、送信装置から受信した信号に対して復調処理を行い、符号化ビットに対する対数尤度比を算出する。最大事後確率復号手段が、復調手段により得られた符号化ビットに対する対数尤度比と、情報ビットに対する事前情報とに基づいて、事後確率が最大化するように情報ビットの復号を行うと共に、復号結果の対数尤度比を算出する。変換手段が、最大事後確率復号手段により算出された復号結果の対数尤度比を信頼度に変換する。デインターリーブ手段が、最大事後確率復号手段による復号結果と、変換手段による変換結果の信頼度とに対して、送信装置のインターリーブ手段と逆順の並べ替えを施す。消失手段が、デインターリーブ手段による並べ替え後の復号結果をパケット化し、パケット内における信頼度が低い順にNパターン(Nは複数)でパケット内の信号を消失させる。RS復号手段が、消失手段により得られたNパターンのパケットの各々に対してRS復号を行う。シンドローム計算手段が、RS復号手段により復号されたN個のパケットの各々に対してシンドロームを計算し、正しく復号できたパケットであるか、誤りが残留したパケットであるかを判断する。選択手段が、シンドローム計算手段による判断結果に基づいて、RS復号手段により復号されたN個のパケットの中から復号結果として出力するパケットを選択する。インターリーブ手段が、選択手段による選択結果に基づく情報に対して、送信装置のインターリーブ手段と同じ順序の並べ替えを施す。そして、インターリーブ手段による並べ替え後の情報を、情報ビットに対応する事前情報として最大事後確率復号手段にフィードバックする。
このような構成によれば、受信装置において、最大事後確率復号とRS復号が反復的に繰り返されることになる。その結果、各々の誤り訂正能力を徐々に改善できるので、所定の反復回数を経た後には大きな改善効果を得ることができる。したがって、所要C/Nを改善できる無線通信システムを提供することができる。
また、本発明は、受信装置において、以下のような処理を行う構成としてもよい。すなわち、復調手段が、送信装置から受信した信号に対して復調処理を行い、符号化ビットに対する対数尤度比を算出する。最大事後確率復号手段が、復調手段により得られた符号化ビットに対する対数尤度比と、情報ビットに対する事前情報とに基づいて、事後確率が最大化するように情報ビットの復号を行うと共に、復号結果の対数尤度比を算出する。変換手段が、最大事後確率復号手段により算出された復号結果の対数尤度比を信頼度に変換する。デインターリーブ手段が、最大事後確率復号手段による復号結果と、変換手段による変換結果の信頼度とに対して、送信装置のインターリーブ手段と逆順の並べ替えを施す。消失手段が、デインターリーブ手段による並べ替え後の復号結果をパケット化し、パケット内における信頼度が低い順にNパターン(Nは複数)でパケット内の信号を消失させる。RS復号手段が、消失手段により得られたNパターンのパケットの各々に対してRS復号を行う。シンドローム計算手段が、RS復号手段により復号されたN個のパケットの各々に対してシンドロームを計算し、正しく復号できたパケットであるか、誤りが残留したパケットであるかを判断する。選択手段が、シンドローム計算手段による判断結果に基づいて、RS復号手段により復号されたN個のパケットの中から復号結果として出力するパケットを選択する。インターリーブ手段が、選択手段による選択結果に基づく情報に対して、送信装置のインターリーブ手段と同じ順序の並べ替えを施す。BoxPlus畳込み手段が、インターリーブ手段による並べ替え後の情報に対してBoxPlus畳込み演算を行う。そして、BoxPlus畳込み手段によるBoxPlus畳込み演算の結果を、符号化ビットに対する事前情報として復調手段にフィードバックする。復調手段は、算出した符号化ビットに対する対数尤度比に、フィードバックされた符号化ビットに対する事前情報を加算したものを、復調結果として出力する。
このような構成によっても、受信装置において、最大事後確率復号とRS復号が反復的に繰り返されることになる。その結果、各々の誤り訂正能力を徐々に改善できるので、所定の反復回数を経た後には大きな改善効果を得ることができる。したがって、所要C/Nを改善できる無線通信システムを提供することができる。
ここで、最大事後確率復号手段としては、例えば、BCJR復号処理を行うBCJR復号手段を用いることができる。また、別の例として、SOVA復号処理を行うSOVA復号手段を用いることができる。
本発明によれば、送信装置から受信装置へ無線により信号を送信する無線通信システムの所要C/Nを改善することができる。
無線通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1実施例に係る無線通信システムの受信機の構成例を示す図である。 BCJR復号結果のC/N対ビット誤り率特性を示す図である。 本発明の第2実施例に係る無線通信システムの受信機の構成例を示す図である。 Box Plus畳込み部の構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムについて、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1実施例に係る無線通信システムの受信機の構成について、図2を用いて詳細に説明する。なお、送信機側は図1で示した構成と同一であるため、詳細な説明は省略する。
図1で説明したように、送信機側で誤り訂正符号化及び変調処理がなされた信号が伝搬路15に送出され、受信機に到達する。
受信機で受信された信号は、復調器21に入力される。復調器21では、送信機側の変調処理に対応した復調処理を行う。
受信機側での誤り訂正復号について説明する前に、誤り訂正符号と変復調の対応付けについて説明する。送信機側の畳込み符号器13の出力である符号化ビットは‘0’と‘1’であるが、変復調や軟判定誤り訂正処理では、ビット‘0’を+1、ビット‘1’を−1に置き換えている。
復調器21では、受信信号yj に基づいて、(式1)に示す、送信側の畳込み符号器21の出力である符号化ビットに対する対数尤度比LLRj cを算出する。ここで、jは順序番号を示している。
Figure 2019176147
LLRj cの算出方法は、ZF(Zero Forcing)やMMSE(Minimum Mean Square Erro r)といった波形等化を行った後に、等化後の信号からLLRj cを算出する方法や、MLD(Maximum Likelihood Detection)のように受信信号レプリカを算出して、受信信号と比較することで直接LLRj cを算出する方法などがある。本発明は、このLLRj cの算出方式に依存しないため、詳細な説明は省略する。
復調器21で得られた対数尤度比LLRj cは、BCJR復号器22に入力される。BCJRの名称は発明者であるBahl,Cocke,Jelinek,Ravivの頭文字から命名されている。
以下に、BCJRアルゴリズムに基づいた最大事後確率復号について説明する。詳細な説明は、非特許文献3等を参照されたい。畳込み符号器13に対応するトレリス線図において、時刻jの状態をSj 、時刻j+1の状態をSj+1 とすると、畳込み符号器への入力情報ビットuj は、Sj からSj+1 への状態遷移に対応している。そのため、受信系列yに対する情報ビットの事後確率p(uj |y)は、(式2)となる。
Figure 2019176147
ここで、y1〜j-1 は、1〜j−1までの受信系列、yj+1〜N は、j+1〜Nまでの受信系列を示している。
この(式2)に対して、以下の置換を行う。
Figure 2019176147
(式3)を(式2)に代入して書き換えると、(式4)となる。
Figure 2019176147
ここで、α(Sj-1 )は前向きメトリック、β(Sj )は後向きメトリックと称されることが多い。このα(Sj-1 )、β(Sj )は、(式5)、(式6)のように再帰的に表現される。
Figure 2019176147
Figure 2019176147
(式5)、(式6)に対して対数をとると、(式7)、(式8)となる。
Figure 2019176147
Figure 2019176147
また、演算量を削減するために、(式5)、(式6)のΣ( )の処理を最大値選択max( )に置き換えて、(式9)、(式10)としても、大きな特性劣化は生じない。
Figure 2019176147
Figure 2019176147
また、(式3)の2番目の式に対して対数をとると、(式11)となる。
Figure 2019176147
ここで、Γ(Sj-1 ,Sj )は、(式12)で表される。
Figure 2019176147
LLRj cは、(式1)で示した対数尤度比であり、LLRj ua は、情報ビットuに対する事前情報である。
以上の処理により、BCJR復号器22では、上記のBCJRアルゴリズムに従ってMax−Log−MAP復号と呼ばれる最大事後確率復号に近似の復号処理を行い、情報ビットuに対する事後情報LLRj up を出力する。事後情報LLRj up は、BCJR復号結果である情報ビットuの信頼度を示している。
Figure 2019176147
本発明の目的は、BCJR復号器22とRS復号器28の結果をインターリーブ2bを介して反復処理することにより、所要C/Nの改善を図ることにあるが、反復処理の初回では情報ビットuに対する知見が得られていないため、事前情報LLRj ua は0となり、(式12)に対応するΓ(Sj-1 ,Sj )は(式14)となる。
Figure 2019176147
事後情報LLRj up は、硬判定器23−1に入力される。硬判定器13−1は、LLRj up の符号が正の場合には情報ビット‘0’を出力し、負の場合には情報ビット‘1’を出力する。これは、前述した誤り訂正符号と変復調の対応付けによるものである。
硬判定の結果は、S/P変換器24−1に入力される。S/P変換器24−1は、シリアルビットをRS符号に応じたビット数(一般的には1バイト=8ビット)にパラレル変換する。
また、事後情報LLRj up は、LLR/確率変換器23−2に入力される。LLR/確率変換器23−2は、(式15)に示す演算を行う。
Figure 2019176147
これは、LLRj up =ln{P(u=+1)/P(u=−1)}を逆変換して導出している。このLLR/確率変換器13の出力Pu,j は、BCJR復号後の情報ビットuに関する誤り確率である。
また、演算処理のダイナミックレンジを低減するために、(式16)に示す変換であっても良い。
Figure 2019176147
この情報ビット確率Pu,j は、バイト確率変換器24−2に入力される。バイト確率変換器24−2は、(式17)に従い、情報ビット確率Pu,j をバイト単位の確率Pu_byte に変換する。
Figure 2019176147
また、演算処理のダイナミックレンジを低減するために、(式18)を用いることで、積を和に変換することができる。
Figure 2019176147
これらバイト確率Pu_byteは、そのバイトの信頼性を示し、値が小さいほど信頼性が低く、誤りが生じている可能性が高いことを示している。
S/P変換24−1により得られたバイト単位の情報信号と、バイト確率変換器24−2により得られたバイト確率Pu_byteは、それぞれデインターリーブ25に入力される。デインターリーブ25は、インターリーブ12の並び替えと逆の並び替えを行い、元の順序に戻す。
バイト確率Pu_byteのデインターリーブ結果は、昇順並べ替え処理26−2に入力される。昇順並替え処理26−2は、RS復号器で処理するRSパケット内のバイト確率が小さい順にその位置を把握する。昇順並替え処理26−2ではRSパケット長の遅延が生じるので、遅延器26−1では昇順並替え処理26−2にタイミングを合わせるための遅延処理を設けている。
消失部27では、後続する複数のRS復号に対する消失パターンを算出するが、消失部27の処理を説明する前に、消失復号の簡単な説明を行っておく。
前述したRS(204,188)符号の最小距離dmin は、dmin =204−188=16である。
RS復号の特徴として、(式19)であれば正しい復号が可能となる。
Figure 2019176147
ここで、eは、誤りの位置が予め分かっている場合の消失訂正バイト数を示しており、tは、誤り位置が不明な場合の誤り訂正バイト数を示している。
全ての誤りの位置が不明な場合には、(式19)を満たすためにはt≦8であり、RSパケット(204バイト)中の8バイトまで誤り訂正が可能となる。また、全ての誤り位置が分かっている場合には、e≦16であり、16バイトまで訂正可能である。このように、誤り位置をRS復号器に提示することで、提示しない場合と比較して誤り訂正能力は最大2倍まで増加する。
消失部27では、昇順並替え処理26−2から得られた信号に基づいて、誤り位置を示す消失パターンを複数作成する。具体的には、第一の消失パターンは、消失バイト数eを0とし、誤り位置は無しとする。第二の消失パターンは、例えば、消失バイト数eを1とし、その消失バイトの位置は昇順並替え処理26−2の結果の中から最も値の小さいバイト確率Pu_byteとなる位置とする。第三の消失パターンは、例えば、消失バイト数eを3とし、昇順並替え処理26−2の結果の中からバイト確率Pu_byteが小さい順に3バイトを消失バイトの位置とする。同様に第四の消失パターン以降では、消失バイト数eを5,7,9,11,15とし、消失バイトの位置は昇順並替え処理26−2の結果から値が小さい順に割当てる。
消失部27で算出した消失パターンは、第一の消失パターンから順にRS復号器28−1、RS消失復号器28−2、RS消失復号器28−3、RS消失復号器28−4、・・・、RS消失復号器28−Nに入力する。RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nは、提示された消失パターンに対してRS復号を実施する。
RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nからの復号結果Dk (k=1〜最大消失パターン数)は、それぞれ、シンドローム計算部29−1〜29−Nに入力される。シンドローム計算部29では、各復号結果Dk に対してシンドロームSk を計算する。シンドロームは、RS符号器により生成された符号はRS符号生成多項式で除算すると除算結果が0となることを利用して、誤り検出に用いられる。すなわち、RF復号結果からシンドロームSk を計算し、シンドロームSk が0であれば正しく復号されたことを意味しており、シンドロームSk が0でなければ誤りが残留しているものと判断する。
各シンドロームSk は、選択部2aに入力される。選択部2aでは、以下に示すように、シンドロームSk に基づいて復号結果Dk を選択する。
選択部2aは、シンドローム計算部29で得られたシンドロームSk がSk =0となるkが存在する場合に、そのパケットの正復号結果Wとして、W=ωを出力すると共に、Sk =0となる復号結果Dkを選択して出力する。ここで、ωは事前情報係数であり、0より大きい所定の係数とし、例えばω=0.8とする。Sk =0となる復号結果が存在しない場合には、正しい復号ができなかったものとして、W=0とする。
ここで、(式1)の定義に従い、復号結果Dk を構成するビットが‘0’の場合には+1に置換え、‘1’の場合には−1に置換える。また、その結果に対してパケット全体に正復号結果Wを乗じる。すなわち、正しく復号された結果が無い場合には、0に置き換える。
これら処理の具体例について説明する。
正しく復号できた結果Dk が、{“10110010”,“00111100”,・・・}であったとすると、ω=0.8の場合には、置き換えた結果D・Wは、{“−0.8
+0.8 −0.8 −0.8 +0.8 +0.8 −0.8 +0.8”,“+0.8 +0.8 −0.8 −0.8 −0.8 −0.8 +0.8 +0.8”,・・・}となる。また、正しい復号結果が存在しない場合には、そのパケットは全て0{“0 0 0 0 0 0 0 0”,“0 0 0 0 0 0 0 0”,・・・}となる。
この結果は、インターリーブ2bに入力される。インターリーブ2bは、送信機側のインターリーブ12と同様の順序並べ替えを行う。インターリーブ2bの結果は、P/S変換器2cを経由して、バイト単位のパラレル信号からビット単位のシリアル信号に変換され、BCJR復号器22に事前情報LLRj ua として入力される。
(式12)で述べたように、Γ(Sj-1 ,Sj )は対数尤度比LLRj c と事前情報LLRj ua の和であり、RS復号可否の情報は事前情報LLRj ua としてBCJR復号器22に入力される。これら事前情報は、インターリーブ2bによりパケット単位のまとまった信号が分散される。すなわち、正しく復号できなかった場合の事前情報0と正しく復号できた場合の事前情報±ωとが分散されてBCJR復号に入力されることになる。
これら処理を(式20)で示す。RS復号結果Dと正復号結果Wを乗じた信号に対してインターリーブ関数Π[ ]により並べ替えを行い、その後{ }P→Sによりパラレルシリアル変換して、事前情報LLRj ua として加算する。
Figure 2019176147
BCJR復号では、初回の処理では誤った系列推定を行ってしまった場合であっても、(式20)のように事前情報LLRj ua を入力することで正しい系列推定を行うことができるようになり、ビット誤り率を低減することができる。
以上、説明した処理を複数回繰り返すことにより、BCJR復号とRS復号が反復処理を繰り返す毎に、各々の誤り訂正能力を徐々に改善することで、所定の反復回数を経た後には大きな改善効果を得ることができる。
図3は、拘束長7、符号化率1/2の畳み込み符号に対するBCJR復号とRS(204,188)復号を繰り返し処理した場合のBCJR復号結果のC/N対ビット誤り率特性を示した図である。変調方式は、64QAMを用いている。前述したように、BCJR後のビット誤り率が2×10-4が、後続のRS復号でエラーフリーとなるビット誤り率である。この結果から分かるように、繰り返し処理を行うことで、約2dBの所要C/Nの改善を実現することができる。
次に、本発明の第2実施例に係る無線通信システムの受信機の構成について、図4を用いて詳細に説明する。なお、第1実施例と同様に、送信器側は図1で示した構成と同一であり、詳細な説明は省略する。また、第2実施例は、第1実施例に対して、復調器21を復調器2eに置換え、BoxPlus畳込み部2dを追加した構成である。それ以外の図1で示した符号と同一の符号については処理も同じであるため、その説明を省略する。
復調器2eは、初回の繰り返し処理では、復調器21と同一の処理を行い、受信信号yj に基づいて、(式1)に示す対数尤度比LLRj cを算出する。
復調器2eの出力は、BCJR復号器22に入力される。第2実施例では、BCJR復号器22の事前情報は常に0とし、情報ビットに対する信頼度LLRj cを出力する。この処理はSOVA(Soft Output Viterbi Algorithm)と同様であり、BCJR復号器2eはSOVA復号器であっても良い。
BCJR復号器22からデインターリーブ、RS復号、インターリーブまでの一連の処理は第1実施例と同様であるため、説明は省略する。
P/S変換器2cの出力は、BoxPlus畳込み部2dに入力される。BoxPlus畳込み部2dの構成を図5に示す。信頼度LLRj cは、サイクル毎に遅延させるシフトレジスタ2d1に入力される。シフトレジスタ2d1の特定の要素からの出力信号は、BoxPlus2d2に入力される。BoxPlus2d2へ入力するシフトレジスタ2d1の要素番号は、送信側の畳込み符号器13に対応している。
BoxPlus2d2では、(式21)に示す処理を実施する。(式21)のsign(x)は、x>0の時に+1、x<0の時に−1、x=0の時に0を出力する関数である。
Figure 2019176147
第2実施例では、BoxPlus畳込み部2dからの出力は、符号ビットcに対する事前情報LLRj ua である。
符号ビットcに対する事前情報LLRj ua は、復調器2eに入力される。復調器2eは、復調器21と同じ処理で算出した尤度情報LLRj cに対して、符号ビットcに対する事前情報LLRj ua を加算する。
Figure 2019176147
第1実施例と第2実施例において、第1実施例ではRS復号結果を情報ビットuに対する事前情報LLRj ua としてフィードバックするのに対して、第2実施例ではRS復号結果をBoxPlus畳込みにより符号ビットcに対する事前情報LLRj ua に変換してフィードバックしている。両者については本質的な違いはないが、符号器の種類やハードウェアの構成により使い分けることが望ましい。
以上説明したように、第1,第2実施例では、送信機および受信機は次のように動作する。
第1,第2実施例に係る送信機では、RS符号器11が、伝送対象の信号を所定の長さの単位でパケット化し、該パケットをRS符号化する。次に、インターリーブ12が、RS符号器11によるRS符号化後の順序を並べ替える。次に、畳込み符号器13が、インターリーブ12によって得られた情報ビット系列に対して畳込み符号化を行う。次に、変調器14が、畳込み符号器13により得られた符号化ビットに対して変調処理を行う。
変調器14により変調処理された信号は、送信機から受信機へ伝搬路15を介して送信される。
第1実施例に係る受信機では、復調器21が、送信機から受信した信号に対して復調処理を行い、符号化ビットに対する対数尤度比を算出する。次に、BCJR復号器22が、復調器21により得られた符号化ビットに対する対数尤度比と、情報ビットに対する事前情報とに基づいて、事後確率が最大化するように情報ビットの復号を行うと共に、復号結果の対数尤度比を算出する。次に、LLR/確率変換器23−2およびバイト確率変換器24−2が、BCJR復号器22により算出された復号結果の対数尤度比を信頼度に変換する。次に、デインターリーブ25が、BCJR復号器22による復号結果と、LLR/確率変換器23−2およびバイト確率変換器24−2による変換結果の信頼度とに対して、送信機側のインターリーブ12と逆順の並べ替えを施す。次に、消失部27が、デインターリーブ25による並べ替え後の復号結果をパケット化し、パケット内における信頼度が低い順にNパターン(Nは複数)でパケット内の信号を消失させる。次に、RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nが、消失部27により得られたNパターンのパケットの各々に対してRS復号を行う。次に、シンドローム計算部29−1〜29−Nが、RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nにより復号されたN個のパケットの各々に対してシンドロームを計算し、正しく復号できたパケットであるか、誤りが残留したパケットであるかを判断する。次に、選択部2aが、シンドローム計算部29−1〜29−Nによる判断結果に基づいて、RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nにより復号されたN個のパケットの中から復号結果として出力するパケットを選択する。次に、インターリーブ2bが、選択部2aによる選択結果に基づく情報に対して、送信機側のインターリーブ12と同じ順序の並べ替えを施す。そして、インターリーブ12による並べ替え後の情報を、情報ビットに対応する事前情報としてBCJR復号器22にフィードバックする。
第2実施例に係る受信機では、復調器2eが、送信機から受信した信号に対して復調処理を行い、符号化ビットに対する対数尤度比を算出する。次に、BCJR復号器22が、復調器2eにより得られた符号化ビットに対する対数尤度比と、情報ビットに対する事前情報とに基づいて、事後確率が最大化するように情報ビットの復号を行うと共に、復号結果の対数尤度比を算出する。次に、LLR/確率変換器23−2およびバイト確率変換器24−2が、BCJR復号器22により算出された復号結果の対数尤度比を信頼度に変換する。次に、デインターリーブ25が、BCJR復号器22による復号結果と、LLR/確率変換器23−2およびバイト確率変換器24−2による変換結果の信頼度とに対して、送信機側のインターリーブ12と逆順の並べ替えを施す。次に、消失部27が、デインターリーブ25による並べ替え後の復号結果をパケット化し、パケット内における信頼度が低い順にNパターン(Nは複数)でパケット内の信号を消失させる。次に、RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nが、消失部27により得られたNパターンのパケットの各々に対してRS復号を行う。次に、シンドローム計算部29−1〜29−Nが、RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nにより復号されたN個のパケットの各々に対してシンドロームを計算し、正しく復号できたパケットであるか、誤りが残留したパケットであるかを判断する。次に、選択部2aが、シンドローム計算部29−1〜29−Nによる判断結果に基づいて、RS復号器28−1および各RS消失復号器28−2〜28−Nにより復号されたN個のパケットの中から復号結果として出力するパケットを選択する。次に、インターリーブ2bが、選択部2aによる選択結果に基づく情報に対して、送信機側のインターリーブ12と同じ順序の並べ替えを施す。BoxPlus畳込み部2dが、インターリーブ2bによる並べ替え後の情報に対してBoxPlus畳込み演算を行う。そして、BoxPlus畳込み部2dによるBoxPlus畳込み演算の結果を、符号化ビットに対応する事前情報として復調器2eにフィードバックする。復調器2eは、算出した符号化ビットに対する対数尤度比に、フィードバックされた符号化ビットに対する事前情報を加算したものを、復調結果として出力する。
このような構成により、受信機において、BCJR復号とRS復号が反復的に繰り返されることになる。その結果、各々の誤り訂正能力を徐々に改善できるので、所定の反復回数を経た後には大きな改善効果を得ることができる。したがって、所要C/Nを改善できる無線通信システムを提供することができる。
ここで、上記の各実施例では、送信機が本発明に係る送信装置に対応し、受信機が本発明に係る受信装置に対応している。なお、送信機および受信機を一体的に備えた無線通信装置が互いに無線通信する構成であってもよい。
なお、BCJR復号処理を行うBCJR復号器22に代えて、SOVA復号処理を行うSOVA復号器を用いてもよく、最大事後確率復号に近似の復号処理を行えればよい。
以上、本発明について実施例に基づいて説明したが、本発明はここに記載された無線通信システムに限定されるものではなく、他の無線通信システムに広く適用することができることは言うまでもない。
また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法や方式、そのような方法や方式を実現するためのプログラム、そのプログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
本発明は、送信装置から受信装置へ無線により信号を送信する無線通信システムに利用することができる。この出願は、2018年3月16日に出願された日本出願特願2018−049203を基礎として優先権の利益を主張するものであり、その開示の全てを引用によってここに取り込む。
11:RS符号器、 12:インターリーブ、 13:畳込み符号器、 14:変調器、 15:伝搬路、 16:復調器、 17:ビタビ復号器、 18:デインターリーブ、 19:RS復号器、
21:復調器、 22:BCJR復号器、 23−1:硬判定器、 23−2:LLR/確率変換器、 24−1:S/P変換器、 24−2:バイト確率変換器、 25:デインターリーブ、 26−1:遅延器、 26−2:昇順並替え部、 27:消失部、 28−1:RS復号器、 28−2〜28−N:RS消失復号器、 29−1〜29−N:シンドローム計算部、 2a:選択部、 2b:インターリーブ、 2c:P/S変換器、 2d:BoxPlus畳込み部、 2e:復調器

Claims (5)

  1. 送信装置から受信装置へ無線により信号を送信する無線通信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    伝送対象の信号を所定の長さの単位でパケット化し、該パケットをRS符号化するRS符号化手段と、
    前記RS符号化手段によるRS符号化後の順序を並べ替えるインターリーブ手段と、
    前記インターリーブ手段によって得られた情報ビット系列に対して畳込み符号化を行う畳込み符号化手段と、
    前記畳込み符号化手段により得られた符号化ビットに対して変調処理を行う変調手段とを備え、
    前記受信装置は、
    前記送信装置から受信した信号に対して復調処理を行い、符号化ビットに対する対数尤度比を算出する復調手段と、
    前記復調手段により得られた符号化ビットに対する対数尤度比と、情報ビットに対する事前情報とに基づいて、事後確率が最大化するように情報ビットの復号を行うと共に、復号結果の対数尤度比を算出する最大事後確率復号手段と、
    前記最大事後確率復号手段により算出された復号結果の対数尤度比を信頼度に変換する変換手段と、
    前記最大事後確率復号手段による復号結果と、前記変換手段による変換結果の信頼度とに対して、前記送信装置のインターリーブ手段と逆順の並べ替えを施すデインターリーブ手段と、
    前記デインターリーブ手段による並べ替え後の復号結果をパケット化し、パケット内における信頼度が低い順にNパターン(Nは複数)でパケット内の信号を消失させる消失手段と、
    前記消失手段により得られたNパターンのパケットの各々に対してRS復号を行うRS復号手段と、
    前記RS復号手段により復号されたN個のパケットの各々に対してシンドロームを計算し、正しく復号できたパケットであるか、誤りが残留したパケットであるかを判断するシンドローム計算手段と、
    前記シンドローム計算手段による判断結果に基づいて、前記RS復号手段により復号されたN個のパケットの中から復号結果として出力するパケットを選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択結果に基づく情報に対して、前記送信装置のインターリーブ手段と同じ順序の並べ替えを施すインターリーブ手段とを備え、
    前記受信装置は、前記インターリーブ手段による並べ替え後の情報を、情報ビットに対する事前情報として前記最大事後確率復号手段にフィードバックすることを特徴とする無線通信システム。
  2. 送信装置から受信装置へ無線により信号を送信する無線通信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    伝送対象の信号を所定の長さの単位でパケット化し、該パケットをRS符号化するRS符号化手段と、
    前記RS符号化手段によるRS符号化後の順序を並べ替えるインターリーブ手段と、
    前記インターリーブ手段によって得られた情報ビット系列に対して畳込み符号化を行う畳込み符号化手段と、
    前記畳込み符号化手段により得られた符号化ビットに対して変調処理を行う変調手段とを備え、
    前記受信装置は、
    前記送信装置から受信した信号に対して復調処理を行い、符号化ビットに対する対数尤度比を算出する復調手段と、
    前記復調手段により得られた符号化ビットに対する対数尤度比と、情報ビットに対する事前情報とに基づいて、事後確率が最大化するように情報ビットの復号を行うと共に、復号結果の対数尤度比を算出する最大事後確率復号手段と、
    前記最大事後確率復号手段により算出された復号結果の対数尤度比を信頼度に変換する変換手段と、
    前記最大事後確率復号手段による復号結果と、前記変換手段による変換結果の信頼度とに対して、前記送信装置のインターリーブ手段と逆順の並べ替えを施すデインターリーブ手段と、
    前記デインターリーブ手段による並べ替え後の復号結果をパケット化し、パケット内における信頼度が低い順にNパターン(Nは複数)でパケット内の信号を消失させる消失手段と、
    前記消失手段により得られたNパターンのパケットの各々に対してRS復号を行うRS復号手段と、
    前記RS復号手段により復号されたN個のパケットの各々に対してシンドロームを計算し、正しく復号できたパケットであるか、誤りが残留したパケットであるかを判断するシンドローム計算手段と、
    前記シンドローム計算手段による判断結果に基づいて、前記RS復号手段により復号されたN個のパケットの中から復号結果として出力するパケットを選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択結果に基づく情報に対して、前記送信装置のインターリーブ手段と同じ順序の並べ替えを施すインターリーブ手段と、
    前記インターリーブ手段による並べ替え後の情報に対してBoxPlus畳込み演算を行うBoxPlus畳込み手段とを備え、
    前記受信装置は、前記BoxPlus畳込み手段によるBoxPlus畳込み演算の結果を、符号化ビットに対する事前情報として前記復調手段にフィードバックし、
    前記復調手段は、前記算出した符号化ビットに対する対数尤度比に、前記フィードバックされた符号化ビットに対する事前情報を加算したものを、復調結果として出力することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記最大事後確率復号手段は、BCJR復号処理を行うBCJR復号手段であることを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記最大事後確率復号手段は、SOVA復号処理を行うSOVA復号手段であることを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記最大事後確率復号手段は、BCJR復号処理を行うBCJR復号手段であることを特徴とする無線通信システム。
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