JPWO2019176053A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

空気調和機(100)は、冷媒回路(RC)と、冷媒と、電装部品(20)と、ヒートパイプ(10)とを備えている。冷媒回路(RC)は、圧縮機(1)、凝縮器、流量調整弁(4)および蒸発器と、圧縮機(1)に蒸発器を接続する低圧配管(LP)とを有する。冷媒は、冷媒回路(RC)を、圧縮機(1)、凝縮器、流量調整弁(4)、蒸発器の順に流れる。電装部品(20)は、発熱素子(23)と、発熱素子(23)に接続された放熱部材(21)とを有する。ヒートパイプ(10)は、冷媒回路(RC)と電装部品(20)とに接続されている。冷媒は、R32よりも凝縮圧力が低い。ヒートパイプ(10)は、低圧配管(LP)と放熱部材(21)とに接続されている。

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、冷凍サイクル装置には電力用半導体装置などの発熱素子が搭載されている。例えば、特開2000−234767号公報(特許文献1)には、この発熱素子などの発熱体からの放熱を促すことができる冷却装置が提案されている。この公報に記載された冷却装置では、電力用半導体装置などの発熱素子より発生する熱がヒートパイプを介して冷凍サイクルの冷媒配管に伝達されている。これにより、発熱素子を有する電装部品の信頼性が確保される。
また、従来、冷凍サイクル装置の冷媒としてR32が用いられている。
特開2000−234767号公報
上記公報に記載された冷却装置に冷媒としてR32が用いられた場合、ヒートパイプにより四方弁と圧縮機吸入部との間の冷媒配管での熱伝達率が増加すると、冷凍サイクル装置の成績係数(COP:Coefficient Of Performance)が低下するという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒートパイプを介して電装部品を冷却することにより電装部品の信頼性を確保するとともに、発熱素子を発熱源とすることにより冷凍サイクル装置の成績係数(COP)を向上させることができる冷凍サイクル装置を提供することである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、冷媒回路と、冷媒と、電装部品と、ヒートパイプとを備えている。冷媒回路は、圧縮機、凝縮器、流量調整弁および蒸発器と、圧縮機に蒸発器を接続する低圧配管とを有する。冷媒は、冷媒回路を、圧縮機、凝縮器、流量調整弁、蒸発器の順に流れる。電装部品は、発熱素子と、発熱素子に接続された放熱部材とを有する。ヒートパイプは、冷媒回路と電装部品とに接続されている。冷媒は、R32よりも凝縮圧力が低い。ヒートパイプは、低圧配管と放熱部材とに接続されている。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、ヒートパイプは冷媒回路と電装部品とに接続されているため、ヒートパイプを介して電装部品を冷却することにより電装部品の信頼性を確保することができる。また、ヒートパイプは低圧配管と放熱部材とに接続されているため、放熱部材に接続された発熱素子を発熱源とすることにより冷凍サイクル装置の成績係数(COP)を向上させることができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成の一例を概略的に示す図である。 R32およびR290の圧力とエンタルピーとの関係を示す図である。 R32およびR290のCOPと熱伝達率との関係を示すグラフである。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置のCOPおよび吸入SHとの関係を示すグラフである。 実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の構成の一例を概略的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。以下の各実施の形態では、冷凍サイクル装置の一例として空気調和機100について説明する。
実施の形態1.
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る空気調和機100の全体の構成について説明する。
図1に示されるように、空気調和機100は、冷媒回路RCと、ヒートパイプ10と、電装部品20と、吸熱部30と、制御装置40とを備えている。室内熱交換器3および冷媒配管6の一部は室内ユニット101内に配置されており、これら以外の部品は、室外ユニット102内に配置されている。空気調和機100の一連の動作は制御装置40によって制御される。
冷媒回路RCは、圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、流量調整弁4、室外熱交換器5および冷媒配管6を有している。圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、流量調整弁4および室外熱交換器5は冷媒配管6によって繋がっている。このようにして冷媒回路RCが構成されている。冷媒配管6のうち圧縮機1と室外熱交換器5とを接続する部分は低圧配管LPを構成している。つまり、低圧配管LPは、圧縮機1に室外熱交換器5を接続する。
低圧配管LPは、四方弁2を介して圧縮機1に蒸発器を接続する第1管LP1および第2管LP2を有している。第1管LP1は圧縮機1に四方弁2を接続する。第2管LP2は蒸発器に四方弁2を接続する。ヒートパイプ10は、第2管LP2に接続されている。
冷媒回路RCには冷媒が流れる。冷媒は、冷媒回路RCを、圧縮機1、室内熱交換器3、流量調整弁4、室外熱交換器5の順に流れる。冷媒は、R32よりも凝縮圧力が低い。本実施の形態では、冷媒は、低圧の自然冷媒であってもよい。この低圧の自然冷媒は、たとえば、R290(プロパン)、R600(ブタン)、R600a(イソブタン)、R1270(プロピレン)などである。また、冷媒は低圧の合成冷媒であってもよい。この低圧の合成冷媒は、たとえば、R1234f、R1234ze(e)、R1234ze(z)などである。R290の凝縮圧力は約1.7MPaである。R32の凝縮圧力は約3MPaである。つまり、R290はR32よりも凝縮圧力が低い。
圧縮機1は、吸入した冷媒を圧縮して吐出するように構成されている。圧縮機1は、圧縮容量が一定の一定速圧縮機であってもよく、また圧縮容量が可変のインバーター圧縮機であってもよい。このインバーター圧縮機は、回転数を可変に制御可能に構成されている。具体的には、このインバーター圧縮機は、制御装置(コントローラー)40からの指示に基づいて駆動周波数が変更されることにより、回転数が調整される。これにより、圧縮容量が変化する。この圧縮容量は単位時間あたりの冷媒を送り出す量である。
四方弁2は、圧縮機1と、室内熱交換器3と、室外熱交換器5とに接続されている。四方弁2は、冷媒の流れを切り替えるように構成されている。具体的には、四方弁2は、暖房運転時と冷房運転時とによって、室内熱交換器3および室外熱交換器5への冷媒の流れを切り替えるように構成されている。
室内熱交換器3は、四方弁2と、流量調整弁4とに接続されている。室内熱交換器3は、暖房運転時、圧縮機1により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器となる。また、室内熱交換器3は、冷房運転時、流量調整弁4により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器となる。室内熱交換器3は冷媒と空気との熱交換を行うためのものである。室内熱交換器3、たとえば冷媒が内側を流れるパイプ(伝熱管)と、パイプの外側に取り付けられたフィンとを備えている。
流量調整弁4は、室内熱交換器3と、室外熱交換器5とに接続されている。流量調整弁4は、暖房運転時、室内熱交換器(凝縮器)3により凝縮された冷媒を減圧する絞り装置となる。また、流量調整弁4は、冷房運転時、室外熱交換器(凝縮器)5により凝縮された冷媒を減圧する絞り装置となる。流量調整弁4はたとえば電子膨張弁である。
室外熱交換器5は、四方弁2と、流量調整弁4とに接続されている。室外熱交換器5は、暖房運転時、流量調整弁4により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器となる。また、室外熱交換器5は、冷房運転時、圧縮機1により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器となる。室外熱交換器5は冷媒と空気との熱交換を行うためのものである。室外熱交換器5は、たとえば冷媒が内側を流れるパイプ(伝熱管)と、パイプの外側に取り付けられたフィンとを備えている。
ヒートパイプ10は、冷媒回路RCと電装部品20とに接続されている。ヒートパイプ10は電装部品20の熱を冷媒回路RCに伝えるように構成されている。つまり、ヒートパイプ10は、冷媒回路RCと電装部品とに熱的に接続されている。ヒートパイプ10内では、一方側において冷媒が冷却されることで液化し、他方側において冷媒が加熱されることで気化するため、毛細管現象により冷媒がヒートパイプ10内を一方側と他方側とに循環する。これにより、ヒートパイプ10内で熱輸送が行われる。
電装部品20は、放熱部材21と、電子基板22と、発熱素子23とを備えている。放熱部材21と、電子基板22と、発熱素子23とは互いに熱的に接続されている。放熱部材21は発熱素子23の発熱を放熱するためのものである。放熱部材21は、発熱素子23に接続されている。放熱部材21は、フィン21aと、放熱部21bとを備えている。フィン21aと発熱素子23との間に放熱部21bが配置されている。発熱素子23は電子基板22上に配置されている。発熱素子23は、たとえばパワーMOS−FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの電力用半導体装置である。
ヒートパイプ10は、低圧配管LPと放熱部材21とに接続されている。ヒートパイプ10は、吸熱部30に接続されている。吸熱部30は、たとえば熱良導性金属からなっている。吸熱部30は低圧配管LPに接触している。吸熱部30は低圧配管LPに接続されている。つまり、ヒートパイプ10は吸熱部30を介して低圧配管LPに接続されている。また、ヒートパイプ10は放熱部材21に接触している。ヒートパイプ10の平均熱伝達率は、5W/mK以上400W/mK以下である。
次に、再び図1を参照して、本実施の形態の空気調和機100の動作について説明する。図中実線矢印により暖房運転時の冷媒の流れが示され、図中破線矢印により冷房運転時の冷媒の流れが示されている。
本実施の形態の空気調和機100は、暖房運転と冷房運転とを選択的に行うことが可能である。暖房運転においては、圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、流量調整弁4、室外熱交換器5の順に冷媒が冷媒回路RCを循環する。暖房運転においては、室内熱交換器3は凝縮器として機能し、室外熱交換器5は蒸発器として機能する。冷房運転においては、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器5、流量調整弁4、室内熱交換器3の順に冷媒が冷媒回路RCを循環する。冷房運転においては、室外熱交換器5は凝縮器として機能し、室内熱交換器3は、蒸発器として機能する。
さらに、暖房運転について詳しく説明する。圧縮機1が駆動することによって、圧縮機1から高温高圧のガス状態の冷媒が吐出される。吐出された高温高圧のガス冷媒(単相)は、四方弁2を経由して室内熱交換器3に流れ込む。室内熱交換器3では、流れ込んだ冷媒と、室内の空気との間で熱交換が行われる。これにより、高温高圧のガス冷媒は、凝縮して高圧の液冷媒(単相)になる。この熱交換によって、室内が暖められる。室内熱交換器3から送り出された高圧の液冷媒は、流量調整弁4によって、低圧のガス冷媒と液冷媒との二相状態の冷媒になる。二相状態の冷媒は、室外熱交換器5に流れ込む。室外熱交換器5では、流れ込んだ二相状態の冷媒と、室外の空気との間で熱交換が行われる。これにより、二相状態の冷媒は、液冷媒が蒸発して低圧のガス冷媒(単相)になる。室外熱交換器5から送り出された低圧のガス冷媒は、四方弁2を介して圧縮機1に流れ込み、圧縮されて高温高圧のガス冷媒となって、再び圧縮機1から吐出される。以下、このサイクルが繰り返される。
また、冷房運転について詳しく説明する。冷房運転の場合と同様に圧縮機1から高温高圧のガス状態の冷媒が吐出される。吐出された高温高圧のガス冷媒(単相)は、四方弁2を介して室外熱交換器5に流れ込む。室外熱交換器5では、流れ込んだガス冷媒と、室外の空気との間で熱交換が行われる。これにより、高温高圧のガス冷媒は、凝縮して高圧の液冷媒(単相)になる。室外熱交換器5から送り出された高圧の液冷媒は、流量調整弁4によって、低圧のガス冷媒と液冷媒との二相状態の冷媒になる。二相状態の冷媒は、室内熱交換器3に流れ込む。室内熱交換器3では、流れ込んだ二相状態の冷媒と、室内の空気との間で熱交換が行われる。これにより、二相状態の冷媒は、液冷媒が蒸発して低圧のガス冷媒(単相)になる。この熱交換によって、室内が冷やされる。室内熱交換器3から送り出された低圧のガス冷媒は、四方弁2を介して圧縮機1に流れ込み、圧縮されて高温高圧のガス冷媒となって、再び圧縮機1から吐出される。以下、このサイクルが繰り返される。
続いて、ヒートパイプ10を経由して電装部品20から冷媒回路RCに熱が伝わる様子を説明する。暖房時において、低圧配管LP内を流れる冷媒は、蒸発器としての室外熱交換器5で冷却されることで十分に低温となる。そのため、低圧配管LPに接続された吸熱部30を介してヒートパイプ10の一方側は冷却される。したがって、ヒートパイプ10内では吸熱部30に接続された一方側において冷媒が冷却されることで液化する。一方、放熱部21bは発熱素子23により加熱される。そのため、放熱部21bに接続されたヒートパイプ10の他方側において冷媒が加熱されることで気化する。ヒートパイプ10内において冷媒が毛細管現象により一方側と他方側とに循環することで、発熱素子23の熱がヒートパイプ10を介して冷媒回路RCに伝えられる。また、冷媒時においても同様に発熱素子23の熱がヒートパイプ10を介して冷媒回路RCに伝えられる。
次に、本実施の形態の空気調和機100の作用効果について説明する。
図2は、R32およびR290のp−h線図を模式的に示す図である。図2を参照して、従来の冷媒であるR32に比べて、本実施の形態の冷媒であるR290では、蒸発器の出入口でのエンタルピー差が大きくなる。R290を用いた運転では、圧縮機1の吸入ガス過熱度(以下、適宜、吸入SHと言う。)をつけることで、圧縮機1の吐出温度を上昇させることにより空気調和機100の成績係数(COP)を向上させることができる。
仮に、R32で同様の吸入SHをつけた運転の場合、圧縮機1の吐出温度が上昇することで圧縮機1が故障するおそれがある。具体的には圧縮機1内の絶縁材およびモータ部が劣化および故障するおそれがある。
Figure 2019176053
表1は、R290を用いた冷凍サイクルにおいて、最終的な冷凍能力を一致させたヒートパイプによる熱交換時の成績係数(COP)とサイクル変化時のフローを示している。表1を参照して、この冷凍サイクルは、発熱素子23を発熱源とし、ヒートパイプ10を介し、吸入SHを上昇させる。なお、表1において、吸熱部30の熱伝達率を増加させることで、冷凍能力が一定で成績係数(COP)が最大となるように冷凍サイクルの熱伝達率が設定されている。その後、流量調整弁4の開度を調整することにより、凝縮器の過冷却度(SC)と吸入SHが増加する。したがって、蒸発器の出入口のエンタルピー差が増大する。そのため、圧縮機1の周波数を減少させることができる。よって、圧縮機1の入力を低下させることができるため、成績係数(COP)を向上させることができる。
本実施の形態の空気調和機100によれば、ヒートパイプ10は冷媒回路RCと電装部品20とに接続されているため、ヒートパイプ10を介して、発熱素子23が発熱した状態の電装部品20を冷却することができる。つまり、低圧配管LPを吸熱源とすることで発熱素子23に対してヒートパイプ10を介して冷却を行うことができる。これにより、電装部品20の信頼性を確保することができる。また、ヒートパイプ10は低圧配管LPと放熱部材21とに接続されているため、放熱部材21に接続された発熱素子23を発熱源とすることにより吸入SHを上昇させることができる。これにより、圧縮機1の入力を低下させることができるため、空気調和機100の成績係数(COP)を向上させることができる。
本実施の形態の空気調和機100では、冷媒は、R290である。R290の凝縮圧力は約1.7MPaであり、R32の凝縮圧力は約3MPaである。このため、R290が用いられることにより、R32が用いられる場合よりも冷媒の凝縮圧力を低くすることができる。
図3は、圧縮機吸入配管部におけるヒートパイプの平均熱伝達率(熱伝達率)と成績係数(COP)との関係を示している。図3を参照して、ヒートパイプ10の平均熱伝達率が5W/mK以上400W/mK以下の範囲において、R32よりもR290での成績係数(COP)が大きくなる。
本実施の形態の空気調和機100では、ヒートパイプ10の平均熱伝達率は、5W/mK以上400W/mK以下である。このため、R32が用いられた場合よりも空気調和機100の成績係数(COP)を向上させることができる。
本実施の形態の空気調和機100では、ヒートパイプ10は、低圧配管LPの第2管LP2に接続されている。第2管LP2には蒸発器で冷却された冷媒が流れるため、ヒートパイプ10を介して電装部品20を冷却することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る空気調和機100について説明する。なお、以下の実施の形態2〜3においては、特に説明しない限り、上記の本発明の実施の形態1に係る空気調和機100と同一の構成および効果を有している。したがって、上記の本発明の実施の形態1に係る空気調和機100と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
図4は、成績係数(COP)と吸入SHとの関係を示している。図4を参照して、吸入SHが10K未満では冷媒の循環流量が増加し圧縮機入力が増加するため成績係数(COP)は低下する。吸入SHが20K超では蒸発器の熱交換性能が低下するため成績係数(COP)が低下する。このため、吸入SHが10K以上20K以下となるように流量調整弁4の開度が調整されることにより、空気調和機100は最適な状態で動作する。
本実施の形態では、流量調整弁4は、吸入SHが10K以上20K以下となるように制御されている。具体的には、制御装置40からの指示に基づいて流量調整弁4の弁開度が調整されることにより圧縮機1に吸入される冷媒の過熱度が調整される。
本実施の形態によれば、流量調整弁4は、吸入SHが10K以上20K以下となるように制御されているため、成績係数(COP)を向上させることができる。
実施の形態3.
図5を参照して、本発明の実施の形態3に係る空気調和機100について説明する。
図5に示されるように、本実施の形態の空気調和機100では、低圧配管LPに接続された吸熱部30は放熱部材21よりも上方に配置されている。つまり、吸熱部30は放熱部材21よりも鉛直方向において上方の高さ位置に配置されている。
本実施の形態では、吸熱部30は放熱部材21よりも上方に配置されているため、ヒートパイプ10内部のガスは、上方に配置された吸熱部30で冷却されることで液化される。液密度はガス密度よりも重いため、ヒートパイプ10内の冷媒は重力の影響で重力方向の下方へ移動する。このため、ヒートパイプ10の熱伝達効率を増加させることができる。これにより、電装部品20の冷却効率を増加させることができる。
1 圧縮機、2 四方弁、3 室内熱交換器、4 流量調整弁、5 室外熱交換器、6 冷媒配管、10 ヒートパイプ、20 電装部品、21 放熱部材、21a フィン、21b 放熱部、22 電子基板、23 発熱素子、30 吸熱部、40 制御装置、100 空気調和機、LP 低圧配管、LP1 第1管、LP2 第2管、RC 冷媒回路。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、冷媒回路と、冷媒と、電装部品と、ヒートパイプとを備えている。冷媒回路は、圧縮機、凝縮器、流量調整弁および蒸発器と、圧縮機に蒸発器を接続する低圧配管とを有する。冷媒は、冷媒回路を、圧縮機、凝縮器、流量調整弁、蒸発器の順に流れる。電装部品は、発熱素子と、発熱素子に接続された放熱部材とを有する。ヒートパイプは、冷媒回路と電装部品とに接続されている。冷媒は、R32よりも凝縮圧力が低い。ヒートパイプは、低圧配管と放熱部材とに接続されている。冷媒は、R290である。流量調整弁は、圧縮機に吸入される冷媒の過熱度が10K以上20K以下となるように制御されている。
低圧配管LPは、四方弁2を介して圧縮機1に蒸発器を接続する第1管LP1および第2管LP2を有している。第1管LP1は圧縮機1に四方弁2を接続する。第2管LP2は蒸発器に四方弁2を接続する。ヒートパイプ10は、第管LPに接続されている。

Claims (6)

  1. 圧縮機、凝縮器、流量調整弁および蒸発器と、前記圧縮機に前記蒸発器を接続する低圧配管とを有する冷媒回路と、
    前記冷媒回路を、前記圧縮機、前記凝縮器、前記流量調整弁、前記蒸発器の順に流れる冷媒と、
    発熱素子と、前記発熱素子に接続された放熱部材とを有する電装部品と、
    前記冷媒回路と前記電装部品とに接続されたヒートパイプとを備え、
    前記冷媒は、R32よりも凝縮圧力が低く、
    前記ヒートパイプは、前記低圧配管と前記放熱部材とに接続されている、冷凍サイクル装置。
  2. 前記冷媒は、R290である、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記ヒートパイプの平均熱伝達率は、5W/mK以上400W/mK以下である、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記流量調整弁は、前記圧縮機に吸入される前記冷媒の過熱度が10K以上20K以下となるように制御されている、請求項2または3に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記冷媒回路は、前記冷媒の流れを切り替える四方弁を有し、
    前記低圧配管は、前記四方弁を介して前記圧縮機に前記蒸発器を接続する第1管および第2管を有し、
    前記第1管は前記圧縮機に前記四方弁を接続し、
    前記第2管は前記蒸発器に前記四方弁を接続し、
    前記ヒートパイプは、前記第2管に接続されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記ヒートパイプに接続された吸熱部をさらに備え、
    前記吸熱部は前記低圧配管に接続されており、前記放熱部材よりも上方に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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