JPWO2019012695A1 - エレベータの釣合おもり装置 - Google Patents

エレベータの釣合おもり装置 Download PDF

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Abstract

エレベータの釣合おもり装置において、変形防止装置は、上下方向の中間部で釣合おもり枠を囲む囲繞体を有している。囲繞体は、一対の取付部材と、一対の連結部材とを有している。各取付部材は、基部と、基部に対して鈍角をなしている一対の突出部とを有している。各連結部材は、一対の取付部材間に配置されている渡り部と、渡り部の両端部に設けられており、かつ渡り部に対して傾斜している一対の接続部とを有している。各接続部は、かつ対応する突出部に締結具により締結されている。

Description

この発明は、左右の側板の変形を防止する一対の連結部材が、釣合おもり枠の前後に配置されているエレベータの釣合おもり装置に関するものである。
従来のエレベータの釣合おもり耐震装置では、おもり枠の一対の縦柱が、おもり枠の前側で前側連結体により連結されている。前側連結体の両端部は、一対の縦柱の前面にボルトにより取り付けられている。前側連結体の両端部には、一対の取付金具がそれぞれボルトにより取り付けられている。一対の取付金具には、後ろ側連結体の両端部がそれぞれボルトにより取り付けられている。後ろ側連結体は、おもり枠の後ろ側で一対の取付金具を連結している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−167144号公報
上記のような従来の釣合おもり耐震装置では、一対の縦柱、前側連結体、一対の取付金具、及び後ろ側連結体を連結するためのボルトが、釣合おもりの前後方向、即ち厚さ方向にねじ込まれており、釣合おもりの前後に突出しているため、釣合おもりと昇降路壁との間の隙間が狭い場合、釣合おもりを据え付けたままで後ろ側連結体を取り付けることが難しい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、昇降路壁との間の隙間が狭い場合でも、釣合おもり枠の前後に連結部材を容易に後付けすることができるエレベータの釣合おもり装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの釣合おもり装置は、一対の側板を有している釣合おもり枠、釣合おもり枠内に積層されている複数の調整おもり、及び釣合おもり枠に設けられており、側板の変形を防止する変形防止装置を備え、各側板は、釣合おもりガイドレールに対向する面であるレール対向面を有しており、変形防止装置は、上下方向の中間部で釣合おもり枠を囲む囲繞体を有しており、囲繞体は、釣合おもり枠の幅方向両側に配置されている一対の取付部材と、釣合おもり枠の前側及び後ろ側で一対の取付部材間を連結している一対の連結部材とを有しており、各取付部材は、対応するレール対向面に接する基部と、釣合おもり枠の前後方向の基部の両端から突出しており、かつ基部に対して鈍角をなしている一対の突出部とを有しており、各連結部材は、記一対の取付部材間に配置されている渡り部と、渡り部の両端部に設けられており、かつ渡り部に対して傾斜している一対の接続部とを有しており、各接続部は、対応する突出部に重ねられており、かつ対応する突出部に締結具により締結されている。
この発明のエレベータの釣合おもり装置は、基部に対して鈍角をなしている突出部と、渡り部に対して傾斜している接続部とを締結具で締結することにより、一対の取付部材と一対の連結部材とを接続し、囲繞体を構成しているので、昇降路壁との間の隙間が狭い場合でも、釣合おもり枠の前後に連結部材を容易に後付けすることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す側面図である。 図1の釣合おもり装置の水平断面図である。 図2の釣合おもり装置の要部を示す正面図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。 図2の調整おもりの形状が異なる変形例を示す水平断面図である。 この発明の実施の形態2による釣合おもり装置の水平断面図である。 図6の釣合おもり装置の要部を示す正面図である。 図6の調整おもりの形状が異なる変形例を示す水平断面図である。 この発明の実施の形態3による釣合おもり装置の水平断面図である。 この発明の実施の形態4による釣合おもり装置の水平断面図である。 この発明の実施の形態5による釣合おもり装置の要部を示す平面図である。 図11の要部を示す分解斜視図である。 図11の釣合おもり装置の水平断面図である。 図11の釣合おもり装置の図13よりも下の位置における水平断面図である。 図11の釣合おもり装置の図14よりも下の位置における水平断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータを示す側面図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2内には、機械台3が設置されている。機械台3上には、巻上機4が支持されている。巻上機4は、駆動シーブ5及び巻上機本体6を有している。巻上機本体6は、駆動シーブ5を回転させる巻上機モータと、駆動シーブ5の回転を制動する巻上機ブレーキとを有している。
機械台3には、そらせ車7が取り付けられている。駆動シーブ5及びそらせ車7には、懸架体8が巻き掛けられている。懸架体8としては、例えば、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
懸架体8の第1の端部には、かご9が接続されている。懸架体8の第2の端部には、釣合おもり装置10が接続されている。かご9及び釣合おもり装置10は、懸架体8により昇降路1内に吊り下げられており、駆動シーブ5が回転することにより昇降路1内を昇降する。
昇降路1内には、かご9の昇降を案内する一対のかごガイドレール11と、釣合おもり装置10の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール12とが設置されている。
かご9は、懸架体8が接続されたかご枠13と、かご枠13に支持されているかご室14とを有している。
図2は図1の釣合おもり装置10の水平断面図、図3は図2の釣合おもり装置10の要部を示す正面図、図4は図2の要部を拡大して示す断面図である。釣合おもり装置10は、真上から見て、かご9と、かご9の背面に対向する昇降路壁1aとの間に配置されている。
釣合おもり装置10は、釣合おもり枠21、複数の平板状の調整おもり22、複数の釣合おもりガイド装置(図示せず)、一対の中間ストッパ23、及び変形防止装置24を有している。
釣合おもり枠21は、一対の側板25、下枠(図示せず)、及び上枠(図示せず)を有している。側板25は、釣合おもり枠21の幅方向(図2及び図3の左右方向)の両側に互いに平行に配置されている。下枠は、側板25の下端部間に水平に配置されている。上枠は、側板25の上端部間に水平に配置されている。懸架体8の第2の端部は、上枠に接続されている。
各側板25は、長方形の平板の短辺に沿う方向の両端部を同方向へ直角に折り曲げた形状である。即ち、各側板25は、側面部25a、前面部25b及び背面部25cを有している。側面部25aは、釣合おもりガイドレール12に対向するレール対向面25dを有している。前面部25b及び背面部25cは、互いに対向している。
前面部25bは、釣合おもり枠21の前側の側面部25aの端部から、釣合おもり枠21の幅方向の内側へ直角に突出している。背面部25cは、釣合おもり枠21の後ろ側の側面部25aの端部から、釣合おもり枠21の幅方向の内側へ直角に突出している。
調整おもり22は、下枠上に支持されている。また、調整おもり22は、釣合おもり枠21内で上下方向に積層されている。さらに、各調整おもり22の両端部は、側板25内に配置されている。これにより、調整おもり22は、釣合おもり枠21内に保持されている。
釣合おもりガイド装置は、釣合おもり枠21の上端部の幅方向両側と、釣合おもり枠21の下端部の幅方向両側とに配置されている。また、釣合おもりガイド装置は、対応する釣合おもりガイドレール12に接している。
各中間ストッパ23は、対応する側板25の上下方向の中間部に、例えばボルトにより、固定されている。また、各中間ストッパ23は、対応する釣合おもりガイドレール12に対して隙間を介して対向している。さらに、中間ストッパ23は、地震時の振動で釣合おもりガイドレール12に撓みが生じると、釣合おもりガイドレール12に接触する。これにより、地震時に釣合おもりガイドレール12に加わる力が分散する。
変形防止装置24は、釣合おもり枠21に設けられており、側板25の変形を防止する。また、変形防止装置24は、矩形の枠状の囲繞体26と、一対の支持体27とを有している。囲繞体26は、上下方向の中間部で釣合おもり枠21を囲んでいる。支持体27は、釣合おもり枠21に取り付けられており、釣合おもり枠21に対する囲繞体26の下方への移動を阻止する。
各支持体27は、前面部25bに固定されており、前面部25bから釣合おもり枠21の前方へ突出している。囲繞体26は、支持体27上に支持されている。支持体27としては、ボルト又はピンが用いられている。ボルトとしては、例えば低頭ボルトが用いられる。ピンとしては、例えばスプリングピンが用いられる。
支持体27の前面部25bからの突出量は、できるだけ小さいのが好適である。この例では、支持体27は、囲繞体26よりも釣合おもり枠21の前方へ突出していない。このため、囲繞体26には、支持体27に接する面積を拡大するための拡張部を設けてもよい。
囲繞体26は、金属、例えば鋼材により構成されている。また、囲繞体26は、一対の取付部材28と、一対の連結部材29とを有している。取付部材28は、釣合おもり枠21の幅方向両側に配置されている。連結部材29は、釣合おもり枠21の前側及び後ろ側で一対の取付部材28間を連結している。
図4に示すように、各取付部材28は、平板状の基部28aと、一対の平板状の突出部28bとを有している。基部28aは、対応するレール対向面25dに重ねられ接している。
突出部28bは、釣合おもり枠21の前後方向の基部28aの両端から、釣合おもり枠21の幅方向の外側へ斜めに突出している。即ち、突出部28bは、釣合おもり枠21の幅方向に対して傾斜している。また、突出部28bは、基部28aに対して鈍角をなしている。各取付部材28は、1枚の矩形の平板に折り曲げ加工を施して構成されている。
各連結部材29は、細長い矩形の平板状の渡り部29aと、一対の接続部29bとを有している。各渡り部29aは、釣合おもり枠21の幅方向に沿って、一対の取付部材28間に配置されている。また、この例では、一対の渡り部29aが、釣合おもり枠21の前側及び後ろ側で調整おもり22の積層体に接している。
接続部29bは、渡り部29aの両端部に設けられている。また、各接続部29bは、対応する渡り部29aに対して傾斜している。さらに、各接続部29bは、対応する渡り部29aに対して鋭角をなしている。
各接続部29bは、対応する突出部28bに重ねられている。また、各接続部29bは、対応する突出部28bに締結具30により締結されている。各締結具30としては、例えばボルト及びナットの組み合わせが用いられる。また、各締結具30としてボルトを用い、突出部28bにねじ孔を設けてもよい。
既設の釣合おもり装置10に変形防止装置24を追加する場合、各側板25の前面部25bに孔又はねじ孔を設け、前面部25bに支持体27を固定する。また、前側の連結部材29の両端部に締結具30により取付部材28を固定する。そして、前側の連結部材29を支持体27にセットし、取付部材28をレール対向面25dに当てる。
この状態で、後ろ側の連結部材29の接続部29bを対応する突出部28bに重ねる。そして、後ろ側の連結部材29の接続部29bを、締結具30により、対応する突出部28bに固定する。
このような釣合おもり装置10では、基部28aに対して突出部28bが傾斜しており、渡り部29aに対して接続部29bが傾斜しているため、釣合おもり装置10の厚さ方向(図2の上下方向)外側への締結具30の突出を抑え、釣合おもり装置10と昇降路壁1aとの間の隙間が狭い場合でも、釣合おもり枠21の前後に連結部材29を容易に後付けすることができる。
また、地震により一対の側板25の間隔を広げようとする力が発生した際、締結具30に作用する引張力を小さくすることができる。
さらに、各突出部28bは、対応する基部28aから、釣合おもり枠21の幅方向の外側へ斜めに突出しており、各接続部29bは、対応する渡り部29aに対して鋭角をなしているので、締結具30の締め付けにより、囲繞体26に釣合おもり枠21を保持させることができる。
さらにまた、前面部25bに支持体27を設けたので、昇降路壁1aとは反対側から釣合おもり枠21に支持体27を取り付け、釣合おもり枠21に対して囲繞体26をより確実に支持することができる。
また、支持体27としてボルト又はピンを用いたので、簡単な孔開け加工により、側板25に支持体27を取り付けることができる。
なお、図2では、各調整おもり22の幅方向(図2の上下方向)の寸法が、釣合おもり枠21の幅方向の両端部で小さくなっている。これに対して、実施の形態1の変形防止装置24の構成は、図5に示すように、平面形状が長方形の調整おもり22を用いる場合、即ち幅方向の寸法が一定の調整おもり22を用いる場合にも適用できる。
実施の形態2.
次に、図6はこの発明の実施の形態2による釣合おもり装置10の水平断面図、図7は図6の釣合おもり装置10の要部を示す正面図である。実施の形態2では、実施の形態1の支持体27が省略されている。また、実施の形態2では、一対の中間ストッパ23が支持体を兼ねている。即ち、囲繞体26は、中間ストッパ23により支持されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような釣合おもり装置10では、囲繞体26が中間ストッパ23により支持されているので、新たに支持体を追加する必要がなく、部品点数を削減しつつ、変形防止装置24をより簡単に後付けすることができる。
なお、図6では、各調整おもり22の幅方向(図6の上下方向)の寸法が、釣合おもり枠21の幅方向の両端部で小さくなっている。これに対して、実施の形態2の変形防止装置24の構成は、図8に示すように、平面形状が長方形の調整おもり22を用いる場合にも適用できる。
実施の形態3.
次に、図9はこの発明の実施の形態3による釣合おもり装置10の水平断面図である。実施の形態3では、各突出部28bが、対応する基部28aから、釣合おもり枠21の幅方向の内側へ向けて斜めに突出している。各突出部28bは、対応する基部28aに対して鈍角をなしている。また、各接続部29bは、対応する渡り部29aに対して鈍角をなしている。
囲繞体26の平面形状は、長方形の四隅を面取りした形状であり、それらの面取り部に締結具30が締結されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような釣合おもり装置10では、各接続部29bが、対応する渡り部29aに対して鈍角をなしているため、締結具30の締め付け作業を容易に行うことができる。
実施の形態4.
次に、図10はこの発明の実施の形態4による釣合おもり装置10の水平断面図である。実施の形態4では、実施の形態3の支持体27が省略されている。また、実施の形態4では、一対の中間ストッパ23が支持体を兼ねている。即ち、囲繞体26は、中間ストッパ23により支持されている。他の構成は、実施の形態3と同様である。
このような釣合おもり装置10では、囲繞体26が中間ストッパ23により支持されているので、新たに支持体を追加する必要がなく、部品点数を削減しつつ、変形防止装置24をより簡単に後付けすることができる。
なお、例えば、取付部材28と連結部材29とを接続することにより囲繞体26により釣合おもり枠21を締め付けられる場合には、支持体は省略してもよい。
実施の形態5.
次に、図11はこの発明の実施の形態5による釣合おもり装置10の要部を示す平面図、図12は図11の要部を示す分解斜視図、図13は図11の釣合おもり装置10の水平断面図、図14は図11の釣合おもり装置10の図13よりも下の位置における水平断面図、図15は図11の釣合おもり装置10の図14よりも下の位置における水平断面図である。図13は図12のXIII−XIII線に沿う断面、図14は図12のXIV−XIVに沿う断面、図15は図12のXV−XV線に沿う断面に相当する。
実施の形態5では、楔部としての楔部材31が基部28aの釣合おもりガイドレール12側に固定されている。釣合おもり枠21の前後方向の楔部材31の両端部には、一対のテーパ状の傾斜面31aが設けられている。各傾斜面31aは、側板25に近付くに従って釣合おもり枠21の前後方向の中心から離れるように、釣合おもり枠21の幅方向に対して傾斜している。また、傾斜面31aは、下方へ行くに従って互いに近付くように傾斜している。
また、楔部材31の釣合おもりガイドレール12に対向する面である楔前面31bは、下方へ行くに従って側板25に近付くように、レール対向面25dに対して傾斜している。
各連結部材29の各接続部29bには、楔部材31を避ける切欠29cと、対応する傾斜面31aに接触する突き当て部29dとが設けられている。各接続部29bは、突き当て部29dの隣に配置された1つの締結具30により突出部28bに接続されている。支持体は、省略されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような釣合おもり装置10では、締結具30を締め付けることにより、突き当て部29dが傾斜面31aに沿って突出部28b側へ移動し、楔部材31を介して取付部材28が側板25側へ押し付けられる。これにより、支持体を用いずに囲繞体26の落下を防止することができる。また、発生する荷重を取付部材28及び連結部材29で支持し、締結具30の数を減らすことができる。
なお、楔部は、取付部材に一体に設けてもよい。
また、楔部は、一対の取付部材のうちの一方のみに設けても、両方に設けてもよい。
さらに、上記の例では、既設の釣合おもり装置に変形防止装置を追加する場合について説明したが、この発明は、新設の釣合おもり装置にも適用できる。この場合、変形防止装置の交換を容易に行うことができる。
さらにまた、この発明を適用するエレベータのレイアウト及びローピング方式等は、図1の例に限定されない。例えば、真上から見て、かごの側面と昇降路壁との間に釣合おもり装置が配置されているエレベータにもこの発明は適用できる。
また、この発明は、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、又はワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータに適用できる。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
10 釣合おもり装置、12 釣合おもりガイドレール、21 釣合おもり枠、23 中間ストッパ(支持体)、24 変形防止装置、25 側板、25a 側面部、25b 前面部、25c 背面部、25d レール対向面、26 囲繞体、27 支持体、28 取付部材、28a 基部、28b 突出部、29 連結部材、29a 渡り部、29b 接続部、29d 突き当て部、30 締結具、31 楔部材(楔部)、31a 傾斜面。

Claims (9)

  1. 一対の側板を有している釣合おもり枠、
    前記釣合おもり枠内に積層されている複数の調整おもり、及び
    前記釣合おもり枠に設けられており、前記側板の変形を防止する変形防止装置
    を備え、
    各前記側板は、釣合おもりガイドレールに対向する面であるレール対向面を有しており、
    前記変形防止装置は、上下方向の中間部で前記釣合おもり枠を囲む囲繞体を有しており、
    前記囲繞体は、
    前記釣合おもり枠の幅方向両側に配置されている一対の取付部材と、
    前記釣合おもり枠の前側及び後ろ側で前記一対の取付部材間を連結している一対の連結部材と
    を有しており、
    各前記取付部材は、
    対応する前記レール対向面に接する基部と、
    前記釣合おもり枠の前後方向の前記基部の両端から突出しており、かつ前記基部に対して鈍角をなしている一対の突出部と
    を有しており、
    各前記連結部材は、
    前記一対の取付部材間に配置されている渡り部と、
    前記渡り部の両端部に設けられており、かつ前記渡り部に対して傾斜している一対の接続部と
    を有しており、
    各前記接続部は、対応する前記突出部に重ねられており、かつ対応する前記突出部に締結具により締結されているエレベータの釣合おもり装置。
  2. 各前記突出部は、対応する前記基部から、前記釣合おもり枠の幅方向の外側へ斜めに突出しており、
    各前記接続部は、対応する前記渡り部に対して鋭角をなしている請求項1記載のエレベータの釣合おもり装置。
  3. 各前記突出部は、対応する前記基部から、前記釣合おもり枠の幅方向の内側へ斜めに突出しており、
    各前記接続部は、対応する前記渡り部に対して鈍角をなしている請求項1記載のエレベータの釣合おもり装置。
  4. 前記変形防止装置は、
    前記釣合おもり枠に取り付けられており、前記釣合おもり枠に対する前記囲繞体の下方への移動を阻止する支持体
    をさらに有している請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの釣合おもり装置。
  5. 各前記側板は、
    前記レール対向面が設けられている側面部と、
    前記釣合おもり枠の前側の前記側面部の端部から、前記釣合おもり枠の幅方向の内側へ突出した前面部と、
    前記釣合おもり枠の後ろ側の前記側面部の端部から、前記釣合おもり枠の幅方向の内側へ突出した背面部と
    を有しており、
    前記支持体は、前記前面部に固定されている請求項4記載のエレベータの釣合おもり装置。
  6. 前記支持体は、ボルトである請求項5記載のエレベータの釣合おもり装置。
  7. 前記支持体は、ピンである請求項5記載のエレベータの釣合おもり装置。
  8. 前記一対の側板の上下方向の中間部には、前記釣合おもりガイドレールに対向する一対の中間ストッパが固定されており、
    前記一対の中間ストッパは、前記支持体を兼ねている請求項4記載のエレベータの釣合おもり装置。
  9. 少なくとも一方の前記取付部材には、一対の傾斜面を有する楔部が設けられており、
    前記楔部に対応する側の各前記接続部には、前記傾斜面に接する突き当て部が設けられており、
    前記締結具を締め付けることにより、前記楔部を介して前記取付部材が前記側板側へ押し付けられる請求項2記載のエレベータの釣合おもり装置。
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