JPWO2018207260A1 - 対基板作業機 - Google Patents

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Abstract

基板を搬送する搬送装置と、搬送装置により作業位置に搬送された基板を保持する保持装置と、搬送装置の作動を制御する制御装置とを備え、制御装置が、予め設定された設定時間と、搬送装置による基板の作業位置からの搬送距離若しくは基板の作業位置までの搬送距離とに基づいて演算された搬送速度で、基板が搬送されるように、搬送装置の作動を制御する対基板作業機。

Description

本発明は、基板を搬送する搬送装置を備えた対基板作業機に関するものである。
対基板作業機は、一般的に、基板を搬送する搬送装置を備えており、搬送装置によって作業位置に搬送された基板に対して作業が実行される。下記特許文献には、そのような対基板作業機の一例が記載されている。
特開2003−017844号公報
搬送装置を備える対基板作業機では、基板を効率よく搬送することが望まれている。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、基板を効率よく搬送することを課題とする。
上記課題を解決するために、本明細書は、基板を搬送する搬送装置と、前記搬送装置により作業位置に搬送された基板を保持する保持装置と、前記搬送装置の作動を制御する制御装置とを備え、前記制御装置が、予め設定された設定時間と、前記搬送装置による基板の前記作業位置からの搬送距離若しくは基板の前記作業位置までの搬送距離とに基づいて演算された搬送速度で、基板が搬送されるように、前記搬送装置の作動を制御する対基板作業機を開示する。
本開示によれば、基板の搬送距離に応じた搬送速度で、基板を搬送することが可能となる。これにより、基板を効率よく搬送することが可能となる。
はんだ印刷機を示す側面図である。 はんだ印刷機を示す平面図である。 基板搬送保持装置を示す斜視図である。 基板搬送保持装置を示す平面図である。 図4のAA線における断面図である。 Y方向のサイズの大きな回路基板を搬送するコンベア装置の概略平面図である。 Y方向のサイズの小さな回路基板を搬送するコンベア装置の概略平面図である。 制御装置を示すブロック図である。 X方向のサイズの大きな回路基板を搬送するコンベア装置の概略側面図である。 X方向のサイズの小さな回路基板を搬送するコンベア装置の概略側面図である。 X方向のサイズの小さな回路基板を搬送するコンベア装置の概略平面図である。 X方向のサイズの小さな回路基板を搬送するコンベア装置の概略側面図である。 X方向のサイズの大きな回路基板を搬送するコンベア装置の概略平面図である。 X方向のサイズの小さな回路基板を搬送するコンベア装置の概略平面図である。 変形例の基板搬送保持装置を示す側面図である。 変形例の基板搬送保持装置を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
(A)はんだ印刷機の構成
図1及び図2に、本発明のはんだ印刷機10を示す。はんだ印刷機10は、回路基板にクリームはんだを印刷するための作業機である。はんだ印刷機10は、基板搬送保持装置20と、マスク保持装置22と、撮像装置23と、スキージ装置24と、はんだ供給装置26と、制御装置(図8参照)28とを備えている。なお、図1は、はんだ印刷機10を側方からの視点において示す図であり、図2は、はんだ印刷機10を上方からの視点において示す図である。
基板搬送保持装置20は、図3乃至図5に示すように、コンベア装置50と、基板保持装置52と、基板昇降装置54とを有している。図3は、基板搬送保持装置20を斜め上方からの視点において示す図であり、図4は、基板搬送保持装置20を上方からの視点において示す図であり、図5は、図4のAA線からの視点において示す図である。
コンベア装置50は、1対のガイドレール60,62と、各ガイドレール60,62に設けられた第1コンベアベルト66及び第2コンベアベルト68とを有している。1対のガイドレール60,62は、互いに平行に配設されており、各ガイドレール60,62は、1対の支持脚70を介して昇降台72の上面において支持されている。なお、ガイドレール60,62の延びる方向をX方向、そのX方向に水平に直行する方向をY方向、X方向及びY方向の両方に直交する方向をZ方向と称する。
また、各ガイドレール60,62の側面には4個のプーリ74,75,76,77がY方向を軸心として配設されている。それら4個のプーリ74,75,76,77のうちの2個のプーリ74,77は、各ガイドレール60,62の両端部に配設され、残りの2個のプーリ75,76は、各ガイドレール60,62の中央部に、僅かにX方向に離間した状態で配設されている。なお、ガイドレール60とガイドレール62とは、互いのプーリ74,75,76,77の配設面が対向する状態で配設されている。
また、第1コンベアベルト66は、各ガイドレール60,62のプーリ74,75に巻き掛けられ、第2コンベアベルト68は、各ガイドレール60,62のプーリ76,77に巻き掛けられている。そして、第1コンベアベルト66は、電磁モータ(図8参照)78の駆動により周回し、第2コンベアベルト68は、電磁モータ(図8参照)79の駆動により周回する。なお、各コンベアベルト66,68の周回方向は、図5での時計回りの方向とされている。
これにより、第1コンベアベルト66の上に回路基板(図6参照)80を載置することで、回路基板80は、第2コンベアベルト68に向かって搬送される。このため、第1コンベアベルト66が配設されている側を上流側、第2コンベアベルト68が配設されている側を下流側と称する。また、第1コンベアベルト66の下流側の端部と、第2コンベアベルト68の上流側の端部との間の距離は、回路基板80の搬送方向における長さ寸法より短くされている。このため、第1コンベアベルト66から第2コンベアベルト68に向かって搬送された回路基板80は、図6に示すように、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方に支持された状態で、第2コンベアベルト68に向かって搬送される。そして、回路基板80は、第1コンベアベルト66から第2コンベアベルト68に乗り移り、第2コンベアベルト68によって下流側に搬送される。
コンベア装置50は、さらに、幅変更装置(図8参照)81を有しており、ガイドレール60とガイドレール62との間の距離を変更することが可能とされている。詳しくは、ガイドレール62を支持する1対の支持脚70は、Y方向にスライド可能とされている。そして、それら1対の支持脚70は、電磁モータ(図8参照)82の駆動によりY方向の任意の位置に移動する。この際、それら1対の支持脚70により支持されているガイドレール62は、ガイドレール60と平行な状態で、ガイドレール60に対して接近・離間する。これにより、ガイドレール60とガイドレール62との間の距離が変更される。このように、ガイドレール60とガイドレール62との間の距離が変更されることで、種々のY方向のサイズの回路基板80を搬送することが可能となる。
具体的には、例えば、図6に示すように、ガイドレール60とガイドレール62との間の距離をある程度大きくすることで、Y方向の寸法の大きい回路基板80aを搬送することが可能となる。一方、図7に示すように、ガイドレール60とガイドレール62との間の距離をある程度小さくすることで、Y方向の寸法の小さい回路基板80bを搬送することが可能となる。
また、基板保持装置52は、図3乃至図5に示すように、支持テーブル83と、テーブル昇降機構84と、クランプ装置86とを有している。支持テーブル83は、概して矩形をなし、X方向に延びるように、1対のガイドレール60,62の間に配置されている。なお、支持テーブル83の上流側の端部は、X方向において、第1コンベアベルト66の中央部まで延び出しており、支持テーブル83の下流側の端部は、X方向において、第2コンベアベルト68の中央部まで延び出している。また、支持テーブル83のY方向における両縁は、各ガイドレール60,62のコンベアベルト66,68とZ方向において重ならないようにされている。
また、支持テーブル83は、テーブル昇降機構84を介して、昇降台72の上面に配設されており、テーブル昇降機構84は、電磁モータ(図8参照)88の駆動により支持テーブル83を昇降させる。なお、支持テーブル83は、支持テーブル83の上面がコンベアベルト66,68の上面より下方に位置する箇所と、支持テーブル83の上面がコンベアベルト66,68の上面より数mm上方に位置する箇所との間でテーブル昇降機構84によって昇降する。
これにより、回路基板80が、図6に示すように、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方によって均等に支持される位置まで搬送された状態で、支持テーブル83がテーブル昇降機構84によって上昇することで、回路基板80が、コンベアベルト66,68の上面から持ち上げられる。なお、回路基板80が、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方によって均等に支持される位置、つまり、回路基板80のX方向における中央と、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との隙間とがY方向において概ね一致する位置を、作業位置と記載する。また、支持テーブル83がテーブル昇降機構84によって下降することで、回路基板80がコンベアベルト66,68の上面に載置される。
また、クランプ装置86は、図3乃至図5に示すように、固定クランパ90と可動クランパ92とエアシリンダ(図8参照)94とを有している。固定クランパ90及び可動クランパ92は、概して矩形とされており、長手方向の寸法が、支持テーブル83のX方向における長さ寸法と略同じとされている。そして、固定クランパ90は、それのX方向における両端と支持テーブル83のX方向における両端とがY方向において一致するように、ガイドレール60の上面に固定されている。一方、可動クランパ92は、それのX方向における両端と支持テーブル83のX方向における両端とがY方向において一致するように、ガイドレール62の上面に配設されている。つまり、固定クランパ90と可動クランパ92とは、上方からの視点において、支持テーブル83を挟むように配設されている。
また、可動クランパ92は、Y方向にスライド可能とされており、固定クランパ90から離間する方向に、コイルスプリング(図示省略)の弾性力によって付勢されている。そして、可動クランパ92は、エアシリンダ94の駆動により、コイルスプリングの弾性力に抗して固定クランパ90に接近する。なお、固定クランパ90及び可動クランパ92の配設高さは、作業位置に搬送された回路基板80がテーブル昇降機構84によってコンベアベルト66,68から持ち上げられた高さと同じとされている。このため、回路基板80がテーブル昇降機構84によってコンベアベルト66,68から持ち上げられた際に、可動クランパ92がエアシリンダ94によって固定クランパ90に接近することで、回路基板80が固定クランパ90と可動クランパ92とによって挟持される。これにより、回路基板80は、コンベアベルト66,68から持ち上げられた状態でクランプ装置86によってクランプされる。
また、基板昇降装置54は、上記昇降台72と、台昇降機構96とを有している。台昇降機構96は、電磁モータ(図8参照)98の駆動により昇降台72を昇降させる。これにより、昇降台72の上に配設されたコンベア装置50及び基板保持装置52が、基板昇降装置54によって昇降する。つまり、クランプ装置86によってクランプされた状態の回路基板80が、基板昇降装置54によって昇降する。
マスク保持装置22は、図1に示すように、基板搬送保持装置20の上方に配設されたマスク支持台110と、そのマスク支持台110の上面に配設されたマスク固定機構112とを有している。マスク支持台110の中央部には、開口部(図示省略)が形成されており、その開口部を覆うように、マスク116がマスク支持台110の上に載置される。そして、マスク支持台110の上に載置されたマスク116が、マスク固定機構112によって固定的に保持される。
なお、マスク支持台110に形成されている開口部は、基板搬送保持装置20により搬送される回路基板80より大きくされている。そして、クランプ装置86によってクランプされた回路基板80が、基板昇降装置54によって上昇することで、マスク固定機構112によって保持されたマスク116の下面に密着する。また、クランプ装置86によってクランプされた回路基板80が、基板昇降装置54によって下降することで、マスク116の下面から離間する。
撮像装置23は、図1及び図2に示すように、カメラ移動装置120と、カメラ122と、ストッパ124とを有している。カメラ移動装置120は、1対のスライドレール126と、Yスライダ128と、Xスライダ130とを含む。1対のスライドレール126は、基板搬送保持装置20とマスク保持装置22との間において、互いに平行かつ、Y軸方向に延びるように配設されている。Yスライダ128は、1対のスライドレール126によってスライド可能に保持されており、電磁モータ(図8参照)132の作動により、Y方向にスライドする。Xスライダ130は、Yスライダ128の下面側にX方向にスライド可能に取り付けられており、電磁モータ(図8参照)136の作動により、X方向にスライドする。なお、スライドレール126は、基板搬送保持装置20の基板昇降装置54と上下方向において重なっておらず、Yスライダ128が、基板昇降装置54の上方から移動することで、回路基板80は、撮像装置23と当接することなく、基板昇降装置54により上昇される。
カメラ122は、Xスライダ130の下面側に、下を向いた状態で取り付けられている。ストッパ124は、概して棒状をなし、Xスライダ130の下面側に、下方に延び出す状態で取り付けられている。これにより、カメラ122及びストッパ124は、基板搬送保持装置20の上方において任意の位置に移動可能とされている。なお、ストッパ124は、ストッパ昇降装置(図8参照)138を有しており、Xスライダ130から下降、若しくは、Xスライダ130に向かって上昇可能とされている。また、ストッパ124の先端には、接触センサ140が配設されており、接触センサ140によって、ストッパ124の先端への他の部材の接触が検出される。
スキージ装置24は、スキージ移動装置150と、1対のスキージ152,154と、スキージ昇降装置156とを有している。スキージ移動装置150は、1対のスライドレール158とスライダ160とを含む。1対のスライドレール158は、マスク保持装置22の上方において、互いに平行かつ、Y軸方向に延びるように配設されている。スライダ160は、1対のスライドレール158にスライド可能に取り付けられており、電磁モータ(図8参照)162の作動により、Y方向にスライドする。また、1対のスキージ152,154の各々は、概して矩形の板状をなし、可撓性を有する素材により形成されている。1対のスキージ152,154は、互いに向かい合うとともに、X軸方向に延びるように配設され、スライダ160の下方において、スキージ昇降装置156によって保持されている。そのスキージ昇降装置156は、1対のスキージ152,154を個別に昇降させる。
はんだ供給装置26は、クリームはんだを供給する装置であり、クリームはんだを吐出する吐出口170が、はんだ供給装置26の下面に形成されている。また、はんだ供給装置26は、スライダ160のY軸方向における側面の略中央部に固定されている。これにより、はんだ供給装置26は、スキージ移動装置150の作動によりY軸方向の任意の位置に移動する。
制御装置28は、図8に示すように、コントローラ180と、複数の駆動回路182と、画像処理装置186とを備えている。複数の駆動回路182は、上記電磁モータ78,79,82,88,98,132,136,162、エアシリンダ94、ストッパ昇降装置138、スキージ昇降装置156、はんだ供給装置26に接続されている。コントローラ180は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路182に接続されている。これにより、基板搬送保持装置20、スキージ装置24等の作動が、コントローラ180によって制御される。また、コントローラ180は、画像処理装置186にも接続されている。画像処理装置186は、カメラ122によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ180は、画像データから各種情報を取得する。さらに、コントローラ180は、接触センサ140に接続されており、接触センサ140からの検出値を取得する。
なお、はんだ印刷機10は、図2に示すように、2台の作業機190,192の間に配設されている。作業機190は、はんだ印刷機10の上流側に配設され、作業機192は、はんだ印刷機10の下流側に配設されている。作業機190は、回路基板80を搬送するための搬送装置194を備えており、搬送装置194は、1対のガイドレール196を有している。1対のガイドレール196は、平行かつX方向に延びるように配設されている。各ガイドレール196の互いに向かい合う面には、コンベアベルト198が周回可能に巻き掛けられており、電磁モータ(図示省略)の駆動により、コンベアベルト66,68と同方向に周回する。
また、作業機192も、回路基板80を搬送するための搬送装置200を備えている。搬送装置200は、1対のガイドレール202と、1対のコンベアベルト204とにより構成されているが、搬送装置200は、搬送装置194と同じ構造であるため、ここでの説明を省略する。そして、作業機190のコンベアベルト198と、はんだ印刷機10のコンベアベルト66,68と、作業機192のコンベアベルト204とが、X方向において1直線上に配設されている。
これにより、作業機190から排出された回路基板80が、はんだ印刷機10に搬入され、はんだ印刷機10から排出された回路基板80が、作業機192に搬入される。つまり、回路基板80を、作業機190,はんだ印刷機10,作業機192の順に搬送することが可能となっている。なお、作業機190,192も、はんだ印刷機10の幅変更装置81と同じ構造の幅変更装置(図示省略)を有しており、1対のコンベアベルト198,204の間の距離を任意に変更することが可能とされている。これにより、種々のY方向のサイズの回路基板80を、作業機190,はんだ印刷機10,作業機192の順に搬送することが可能となっている。
(B)はんだ印刷機の作動
はんだ印刷機10では、上述した構成によって、回路基板80が作業位置まで搬送され、クランプ装置86によってクランプされる。続いて、クランプされた回路基板80が、基板昇降装置54によって上昇されることで、マスク116の下面に密着する。なお、マスク116には、回路基板80のパッド等のパターンに合わせて貫通孔(図示省略)が形成されている。そして、マスク116にクリームはんだが塗布されることで、マスク116の貫通穴を介して、クリームはんだが回路基板80に印刷される。
具体的には、作業機190において、搬送装置194により搬送されている回路基板80が、搬送装置194のコンベアベルト198の下流側の端部から搬出される。これにより、その搬出された回路基板80が、はんだ印刷機10に搬入され、はんだ印刷機10において、第1コンベアベルト66によって下流側に搬送される。そして、回路基板80の下流側の端部が、第2コンベアベルト68の上流側の端部に乗り移る。この際、回路基板80は、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方に支持された状態で、下流側に向かって搬送される。
また、回路基板80が、第2コンベアベルト68まで搬送される前に、撮像装置23において、Xスライダ130が、カメラ移動装置120によって、1対の第2コンベアベルト68の間の上方に移動され、Xスライダ130に取り付けられているストッパ124が下降される。この際、ストッパ124は、それの先端が第2コンベアベルト68の上面より下方に位置するまで、下降される。
これにより、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方によって搬送される回路基板80が、ストッパ124の先端部に当接し、接触センサ140によって検出信号がコントローラ180に送信される。そして、コントローラ180は、接触センサ140から検出信号を受信すると、第1コンベアベルト66及び第2コンベアベルト68の作動を停止し、回路基板80がストッパ124に当接した位置において停止する。なお、ストッパ124の下降位置は、回路基板80のX方向における中央が、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との隙間とY方向において概ね一致するときの回路基板80のX方向下流端が位置する部分とされており、その位置でストッパ124に当接した回路基板80は、作業位置に停止する。つまり、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方によって搬送される回路基板80が、ストッパ124によって作業位置で堰き止められ、ストッパ124への当接により、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方の作動が停止することで、回路基板80が作業位置において停止する。
回路基板80が作業位置において停止すると、ストッパ124が上昇する。続いて、基板搬送保持装置20において、支持テーブル83が上昇し、回路基板80がコンベアベルト66,68から持ち上げられ、クランプ装置86によってクランプされる。そして、回路基板80がクランプ装置86によってクランプされると、Xスライダ130に取り付けられているカメラ122によって、クランプ装置86によってクランプされた回路基板80が撮像される。そして、撮像データに基づいて、回路基板80の停止位置,回路基板80の種類等がコントローラ180によって分析される。その後、昇降台72が基板昇降装置54によって上昇される。これにより、クランプ装置86によってクランプされた回路基板80が、コンベア装置50とともに上昇し、マスク116の下面に密着する。
次に、はんだ供給装置26によって、マスク116の上面にクリームはんだが供給される。次に、1対のスキージ152,154の一方が、スキージ昇降装置156によって下降され、その下降されたスキージの先端がマスク116の上面に接触する。そして、そのスキージが、スキージ移動装置150によってY方向に移動することで、クリームはんだが、スキージによって、掻き取られる。この際、クリームはんだは、マスク116の貫通穴の内部に充填され、回路基板80に印刷される。これにより、回路基板80への印刷作業が完了する。
続いて、回路基板80への印刷作業が完了すると、昇降台72が下降され、回路基板80が、昇降台72とともに下降することで、マスク116の下面への密着が解除される。また、昇降台72の下降中、若しくは、昇降台72の下降が開始するタイミングで、クランプ装置86による回路基板80のクランプが解除され、支持テーブル83が下降する。これにより、クランプの解除された回路基板80が、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68とに向かって下降する。
また、昇降台72及び支持テーブル83が下降している最中に、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との両方のコンベアベルト66,68の作動が開始する。つまり、昇降台72の下降によりコンベア装置50が下降し、コンベア装置50において、支持テーブル83の下降により回路基板が第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68とに向かって下降している最中に、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との作動が開始する。このため、支持テーブル83に支持されている回路基板80が、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との上に載置されると同時に、下流側に向かって搬送されるとともに、コンベア装置50の下降中に、回路基板80が下流側に向かって搬送される。
続いて、回路基板80が、作業位置から下流側に向かって搬送されると、回路基板80は、第1コンベアベルト66から第2コンベアベルト68に乗り移る。そして、回路基板80が、更に下流側に搬送されることで、第2コンベアベルト68の下流側の端部から搬出される。これにより、回路基板80が、作業機192に搬入され、作業機192の搬送装置200によって、作業機192の内部において下流側に搬送される。
(C)回路基板のX方向のサイズに応じた搬送速度の変更
上述したように、はんだ印刷機10では、クランプ装置86により保持された回路基板80が、コンベア装置50とともに、回路基板80の搬送位置から上昇され、上昇位置において印刷作業が実行される。そして、回路基板80への印刷作業が完了した後に、コンベア装置50が下降されるが、そのコンベア装置50の下降中に、回路基板80が下流側に向かって搬送される。これにより、サイクルタイムの短縮を図ることが可能とされている。この際、X方向の回路基板のサイズに応じて、回路基板80の搬送速度を変更することで、更なるサイクルタイムの短縮を図ることが可能となる。
詳しくは、図6及び図9に示すように、X方向のサイズの大きな回路基板80aが、作業位置(回路基板80aが実線で示される位置)から、コンベア装置50の最も下流側の位置(以下、「最下流位置」と記載する)(回路基板80aが点線で示される位置)まで搬送される際の搬送距離をL(cm)とする。また、回路基板80aが印刷作業実行後にコンベアベルト66,68の上に載置されてから、コンベア装置50が基板昇降装置54により下降される際に要する時間(以下、「装置下降時間」と記載する)をT(sec)とする。
このように、搬送距離をL(cm)とし、装置下降時間をT(sec)とした場合に、回路基板80aの搬送速度をL/T(cm/sec)とすることで、X方向のサイズの大きな回路基板80aは、作業位置から最下流位置まで搬送される。つまり、コンベア装置50が下降している間に、回路基板80aは、はんだ印刷機10から搬出される直前の位置まで搬送される。これにより、コンベア装置50が下降している時間を最大限に利用して、回路基板80aを下流側に搬送することが可能となる。そして、はんだ印刷機10から搬出される直前の位置、つまり、最下流位置まで搬送された回路基板80aは、そのままの速度、つまり、搬送速度L/T(cm/sec)で、作業機192に搬入される。これにより、サイクルタイムの短縮を図ることが可能となる。
次に、X方向のサイズの大きな回路基板80aの搬送速度L/T(cm/sec)と同じ速度で、X方向のサイズの小さな回路基板80bを搬送させた場合について、考えてみる。このような場合に、X方向のサイズの小さな回路基板80bは、図7及び図10に示すように、コンベア装置50が下降している間に、作業位置からL(cm)、搬送される。この際、回路基板80bは、はんだ印刷機10から搬出される直前の位置、つまり、最下流位置まで搬送されていない。これは、作業位置での回路基板80bの下流側の端部が、作業位置での回路基板80aの下流側の端部よりも上流側に位置するためである。つまり、回路基板80bの作業位置から最下流位置までの搬送距離が、回路基板80aの作業位置から最下流位置までの搬送距離より長くなるためである。
このように、コンベア装置50が下降している間に、回路基板80bが最下流位置まで搬送されていない場合には、コンベア装置50が下降している時間を最大限に利用して、回路基板80bを下流側に搬送することができず、無駄な時間が生じる。具体的には、コンベア装置50が下降した後に、回路基板80bを最下流位置まで搬送する時間が、無駄な時間となる。
そこで、コンベア装置50が下降している間に、X方向のサイズの小さな回路基板80bを作業位置から最下流位置まで搬送するべく、回路基板80bの搬送距離と、装置下降時間とに基づいて、回路基板80bの搬送速度が演算される。具体的には、図11及び図12に示すように、X方向のサイズの小さな回路基板80bが、作業位置(回路基板80bが実線で示される位置)から、最下流位置(回路基板80bが点線で示される位置)まで搬送される際の搬送距離をL(>L)(cm)する。また、装置下降時間は、X方向のサイズの大きな回路基板80aを下降させる場合と同じであり、T(sec)である。
このような場合に、回路基板80bの搬送速度をL/T(cm/sec)とすることで、X方向のサイズの小さな回路基板80bは、作業位置から最下流位置まで搬送される。つまり、コンベア装置50が下降している間に、回路基板80bは、はんだ印刷機10から搬出される直前の位置まで搬送される。これにより、コンベア装置50が下降している時間を最大限に利用して、回路基板80bを下流側に搬送することが可能となり、サイクルタイムの短縮を図ることが可能となる。
つまり、はんだ印刷機10では、コンベア装置50が下降している際のX方向のサイズの大きな回路基板80aの搬送速度が、L/T(cm/sec)とされ、コンベア装置50が下降している際のX方向のサイズの小さな回路基板80bの搬送速度が、L/T(cm/sec)とされている。このように、回路基板のX方向のサイズに応じて搬送速度を変更することで、コンベア装置50が下降している時間を最大限に利用して、回路基板80を下流側に搬送することが可能となり、サイクルタイムの短縮を図ることが可能となる。
なお、制御装置28のコントローラ180には、回路基板80のX方向のサイズに応じた作業位置と最下流位置に関する情報,回路基板80のX方向およびY方向のサイズに関する情報が記憶されている。このため、コントローラ180において、それら各種情報に基づいて、搬送距離L,Lが演算される。また、コントローラ180には、装置下降時間Tも記憶されている。これにより、コントローラ180において、回路基板80のX方向のサイズに応じた搬送速度が演算される。
また、作業機192には、検出センサ(図示省略)が設けられており、その検出センサにより、作業機192の搬送装置200に回路基板が有るか否かが検出される。その検出センサは、コントローラ180に接続されており、検出センサの検出結果が、コントローラ180に入力される。そして、コントローラ180は、検出センサの検出結果に基づいて、作業機192への回路基板80の搬入の可否を判断する。
詳しくは、検出センサから作業機192の搬送装置200に回路基板があるという検出結果がコントローラ180に入力された場合に、作業機192への回路基板の搬入は否と判断される。一方、検出センサから作業機192の搬送装置200に回路基板がないという検出結果がコントローラ180に入力された場合に、作業機192への回路基板の搬入は可と判断される。なお、作業機192への回路基板の搬入の可否が判断されるタイミングは、印刷作業が完了したタイミング、若しくは、回路基板がマスク116から離間したタイミングである。つまり、スキージ装置24によるクリームはんだの印刷が完了したタイミング、若しくは、昇降台72と支持テーブル83との少なくとも一方の下降が開始したタイミングである。
そして、作業機192への回路基板の搬入が可と判断された場合において、演算された搬送側で、コンベア装置50の下降時に、回路基板80が搬送され、その搬送速度が維持された状態で、回路基板80は作業機192に搬入される。つまり、コンベア装置50が下降している間、および、コンベア装置50の下降が完了した後に、回路基板80が演算された搬送速度で搬送されるように、コンベア装置50の作動が制御される。
一方、作業機192への回路基板の搬入が否と判断された場合において、演算された搬送速度で、コンベア装置50の下降時に、回路基板80が搬送され、所定のタイミングで減速される。そして、回路基板80が作業機192に搬入される前に停止する。つまり、コンベア装置50が下降している間に、回路基板80が演算された搬送速度で搬送され、所定のタイミングで減速し、回路基板80が最下流位置を通過する前に停止するように、コンベア装置50の作動が制御される。
なお、作業機192への回路基板の搬入が否と判断された場合に回路基板の搬送速度が減速されるタイミングは、回路基板に関する情報と、第2コンベアベルト68に関する情報とに基づいて演算される。詳しくは、コントローラ180には、回路基板に関する情報として、回路基板の重さ,摩擦係数,X方向およびY方向の寸法などが記憶されており、第2コンベアベルト68に関する情報として、第2コンベアベルト68の摩擦係数等が記憶されている。そして、コントローラ180は、回路基板に関する情報と、第2コンベアベルト68に関する情報とに基づいて、演算された搬送速度で搬送されている回路基板が最下流位置を通過する前に停止させることが可能な減速タイミングを演算する。これにより、滑りやすい素材の回路基板などであっても、回路基板の最下流位置の通過を防止し、適切に回路基板をはんだ印刷機10の内部で停止させることが可能となる。
また、はんだ印刷機10では、コンベア装置50が下降している間だけでなく、回路基板が作業機190からはんだ印刷機10に搬入され、作業位置まで搬送される間も、回路基板のX方向のサイズに応じて、回路基板の搬送速度が変更される。詳しくは、はんだ印刷機10では、上述したように、回路基板80が作業位置で停止させられる際に、撮像装置23のYスライダ128が1対の第2コンベアベルト68の間の上方に移動し、そのYスライダ128に配設されているストッパ124が下降する。これにより、コンベアベルト66,68により搬送された回路基板がストッパ124に当接し、回路基板が作業位置に停止する。
このように、はんだ印刷機10では、回路基板80がストッパ124に当接することで、作業位置において停止する。このため、従来の手法では、ストッパ124を、回路基板を作業位置で停止可能な位置(以下、「ストッパ停止位置」と記載する)まで移動させた後に、回路基板がはんだ印刷機10に搬入され、コンベア装置50により搬送されていた。しかしながら、このような手法では、ストッパ124をストッパ停止位置まで移動させる間、回路基板を搬送することできず、タイムロスが生じる。
このようなことに鑑みて、ストッパ124をストッパ停止位置まで移動させる時間(以下、「ストッパ移動時間」と記載する)を考慮して、ストッパ124がストッパ停止位置まで移動する前に、回路基板がはんだ印刷機10に搬入され、コンベア装置50により搬送される。具体的には、回路基板がはんだ印刷機10に搬入されてから、コンベア装置50により作業位置まで搬送される際に要する時間(以下、「搬入時搬送時間」と記載する)Tが、ストッパ移動時間に基づいて設定される。例えば、回路基板のはんだ印刷機10への搬入のタイミングとストッパ124の移動開始のタイミングとが同じである場合に、搬入時搬送時間Tは、ストッパ移動時間より僅かに長い時間に設定される。
このように、搬入時搬送時間Tを設定すれば、回路基板がはんだ印刷機10に搬入されてから、コンベア装置50により作業位置まで搬送されるまでの搬送距離と、設定された搬入時搬送時間Tとに基づいて、回路基板の搬送速度が演算される。そして、その搬送速度で回路基板を作業位置まで搬送することで、ストッパ124の移動と、回路基板の作業位置までの搬送とを並行して行うことが可能となり、タイムロスの発生を防止することが可能となる。
ただし、回路基板がはんだ印刷機10に搬入されてから、コンベア装置50により作業位置まで搬送されるまでの搬送距離は、回路基板のX方向のサイズに応じて異なっている。具体的には、図13に示すように、はんだ印刷機10に搬入される直前の位置(回路基板80aが実線で示される位置)から、作業位置(回路基板80aが点線で示される位置)までのX方向のサイズの大きな回路基板80aの搬送距離はL(cm)である。なお、はんだ印刷機10に搬入される直前の位置、つまり、作業機190の搬送装置194のコンベア装置50の最も下流側の位置を、最下流位置と記載する。
一方、図14に示すように、作業機190の最下流位置(回路基板80bが実線で示される位置)から、作業位置(回路基板80bが点線で示される位置)までのX方向のサイズの小さな回路基板80bの搬送距離は、X方向のサイズの大きな回路基板80aの搬送距離より短いL(cm)である。これは、作業位置での回路基板80bの下流側の端部が、作業位置での回路基板80aの下流側の端部よりも上流側に位置するためである。このため、X方向のサイズの大きな回路基板80aの搬送速度は、L/T(cm/sec)と演算され、X方向のサイズの小さな回路基板80bの搬送速度は、L/T(cm/sec)と演算される。そして、回路基板が、演算された搬送速度ではんだ印刷機10に搬入され、作業位置まで搬送されることで、ストッパ124の移動と、回路基板の作業位置までの搬送とを並行して行うとともに、ストッパ124により回路基板を作業位置において適切に停止させることが可能となる。
ちなみに、制御装置28のコントローラ180には、回路基板80のX方向のサイズに応じた作業位置に関する情報,回路基板80のX方向のサイズに応じた作業機190の最下流位置に関する情報,回路基板80のX方向およびY方向のサイズに関する情報が記憶されている。このため、コントローラ180において、それら各種情報に基づいて、搬送距離L,Lが演算される。また、コントローラ180には、搬入時搬送時間Tも記憶されている。これにより、コントローラ180において、回路基板80のX方向のサイズに応じた回路基板の搬入時における搬入速度が演算される。
また、コントローラ180は、図8に示すように、第1演算部210と、判断部212と、第2演算部214と、第3演算部216とを有している。第1演算部210は、コンベア装置50が下降している間の回路基板の搬送速度を演算するための機能部である。判断部212は、コンベア装置50の下降中に搬送している回路基板を作業機192に搬入してよいか否かを判断するための機能部である。第2演算部214は、コンベア装置50の下降中に搬送している回路基板を作業機192に搬入しないように、回路基板の搬送速度を減速するためのタイミングを演算するための機能部である。第3演算部216は、回路基板のはんだ印刷機10への搬入時の搬送速度を演算するための機能部である。
なお、はんだ印刷機10は、対基板作業機の一例である。制御装置28は、制御装置の一例である。コンベア装置50は、搬送装置の一例である。基板保持装置52は、保持装置の一例である。基板昇降装置54は、昇降装置の一例である。コンベアベルト66,68は、搬送ベルトの一例である。ストッパ124は、ストッパの一例である。カメラ移動装置120は、移動装置の一例である。作業機190は、上流側装置の一例である。作業機192は、下流側装置の一例である。判断部212は、判断部の一例である。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、はんだ印刷機10において、基板搬送保持装置20が採用されているが、基板搬送保持装置20と異なる構造の装置、例えば、図15に示す基板搬送保持装置220を採用することが可能である。基板搬送保持装置220では、基板搬送保持装置20と異なり、各ガイドレール60,62に、第1コンベアベルト66と第2コンベアベルト68との2つのコンベアベルトは配設されず、1つのコンベアベルト222のみが配設されている。なお、基板搬送保持装置220の構成要素は、コンベアベルト222を除いて、基板搬送保持装置20と同じである。このため、基板搬送保持装置20と同じ構成要素に対して、説明を省略し、同じ符号を用いる。
また、図16に示す基板搬送保持装置230を採用することも可能である。基板搬送保持装置230は、3台の搬送装置232,234,236によって構成されており、それら3台の搬送装置232,234,236がX方向に並んで配設されている。搬送装置234は、寸法を除いて、基板搬送保持装置220と同じである。このため、搬送装置234について、説明を省略し、同じ構成要素のものに対して、基板搬送保持装置220と同じ符号を用いる。また、搬送装置232と搬送装置236とは、同じ構造であり、搬送装置234から基板保持装置52と基板昇降装置54とを除いた装置である。このため、搬送装置232及び搬送装置236のついても、説明を省略し、同じ構成要素のものに対して、搬送装置234と同じ符号を用いる。なお、基板搬送保持装置230では、搬送装置234が本発明の対基板作業機として機能する。また、搬送装置232が上流側装置として機能し、搬送装置236が下流側装置として機能する。
また、上記実施例では、はんだ印刷機10のコントローラ180において、回路基板80の搬送速度などが演算されているが、外部装置で搬送速度などが演算されてもよい。そして、外部装置で演算された搬送速度などが、はんだ印刷機10に入力され、はんだ印刷機10が、入力された搬送速度などに従って、基板搬送保持装置20の作動を制御してもよい。
また、上記実施例では、はんだ印刷機10が、本発明の対基板作業機として、採用されているが、基板に対する作業を行う作業機であれば、種々の作業機を採用することが可能である。具体的に、例えば、部品装着機,検査機などを採用することが可能である。
10:はんだ印刷機(対基板作業機) 28:制御装置 50:コンベア装置(搬送装置) 52:基板保持装置(保持装置) 54:基板昇降装置(昇降装置) 66:第1コンベアベルト(搬送ベルト) 68:第2コンベアベルト(搬送ベルト) 120:カメラ移動装置(移動装置) 124:ストッパ 190:作業機(上流側装置) 192:作業機(下流側装置) 212:判断部

Claims (6)

  1. 基板を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により作業位置に搬送された基板を保持する保持装置と、
    前記搬送装置の作動を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置が、
    予め設定された設定時間と、前記搬送装置による基板の前記作業位置からの搬送距離若しくは基板の前記作業位置までの搬送距離とに基づいて演算された搬送速度で、基板が搬送されるように、前記搬送装置の作動を制御する対基板作業機。
  2. 前記対基板作業機が、
    基板を保持した状態の前記保持装置と、前記搬送装置とを一体的に上昇させ、基板の保持を解除した状態の前記保持装置と、前記搬送装置とを一体的に下降させる昇降装置を備え、
    前記制御装置が、
    前記昇降装置が前記保持装置と前記搬送装置とを一体的に下降させるために要する時間に基づいて設定された前記設定時間と、前記搬送装置による基板の前記作業位置から下流側の端部までの前記搬送距離とに基づいて演算された前記搬送速度で、前記保持装置と前記搬送装置とが一体的に前記昇降装置により下降している際に、基板が搬送されるように、前記搬送装置の作動を制御する請求項1に記載の対基板作業機。
  3. 前記対基板作業機の下流側に、前記搬送装置の搬送により前記対基板作業機から搬出される基板が搬入される下流側装置が配設されており、
    前記制御装置が、
    前記下流側装置への基板の搬入の可否を判断する判断部を有し、前記判断部により前記下流側装置への基板の搬入が可と判断された場合に、前記搬送速度で基板が前記下流側装置に搬入され、前記判断部により前記下流側装置への基板の搬入が否と判断された場合に、前記搬送速度で基板が搬送された後に、所定のタイミングで減速し、基板が前記下流側装置に搬入される前に基板搬送が停止するように、前記搬送装置の作動を制御する請求項2に記載の対基板作業機。
  4. 前記搬送装置が、搬送ベルトの周回により基板を搬送するものであり、
    前記所定のタイミングが、基板と前記搬送ベルトとの少なくとも一方に関する情報に基づいて決定される請求項3に記載の対基板作業機。
  5. 前記対基板作業機の上流側に上流側装置が配設されており、前記上流側装置から搬出された基板が前記対基板作業機に搬入され、その搬入された基板が前記搬送装置により搬送され、
    前記制御装置が、
    前記設定時間と、基板が前記上流側装置から前記対基板作業機に搬入されてから、前記作業位置までの前記搬送装置による基板の前記搬送距離とに基づいて演算された前記搬送速度で、基板が搬送されるように、前記搬送装置の作動を制御する請求項1に記載の対基板作業機。
  6. 前記対基板作業機が、
    前記搬送装置により搬送される基板を停止させるためのストッパを任意の位置に移動させる移動装置を備え、
    前記設定時間が、
    基板を前記作業位置で停止可能な位置まで前記ストッパを前記移動装置により移動させるために要する時間に基づいて設定された請求項5に記載の対基板作業機。
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