JPWO2018150582A1 - 空調装置及び空調システム - Google Patents

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保彦 吉成
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Abstract

二酸化炭素を含有する処理対象ガスを含む空調対象空間Rに用いられる空調装置50であって、処理対象ガスが流通する固定床型の吸着塔10と、吸着塔10内の吸着材充填部11に充填された吸着材の造粒物9と、を備え、吸着材は、処理対象ガスに接触すると二酸化炭素を吸着する。

Description

本発明は、空調装置及び空調システムに関する。
近年、温室効果ガスの排出による地球温暖化が世界的な問題となっている。温室効果ガスとしては、二酸化炭素(CO)、メタン(CH)、フロン類(CFCs等)などが挙げられる。温室効果ガスの中でも二酸化炭素の影響が最も大きく、二酸化炭素(例えば、火力発電所、製鉄所等から排出される二酸化炭素)の除去方法の構築が求められている。
また、二酸化炭素は眠気、人体の体調等に影響を与えることが知られている(特許文献1及び2参照)。人の密度が高い空間(ビル、車輛等)においては、人の呼気により室内の二酸化炭素濃度(以下、場合により「CO濃度」という)が上昇しやすく、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則において室内のCO濃度は、5000ppm以下に調整されるべきことが規定されている。そのため、CO濃度が5000ppmを超過しないように換気することでCO濃度を調整する場合がある。
室内空気と外気とを素早く換気するためには、ブロア等の送風装置を稼働させる必要がある。また、外から取り込む空気(外気)は温度及び湿度が調整されていないため、夏季には冷房を稼働させ、冬季には暖房を稼働させる必要がある。これらの理由から、室内のCO濃度上昇は、空調に伴う消費電力の増加の要因となっている。
換気による室内の二酸化炭素の減少量(CO減少量)は、下記式で表される。下記式において、左辺のCO減少量が、人の呼気によるCO増加量と同等であればCO濃度を一定に保つことができる。
CO減少量=(室内のCO濃度−外気のCO濃度)×換気量
しかしながら、近年では、外気のCO濃度が増加しているため、室内とのCO濃度差が小さくなっている。そのため、CO濃度を調整するために必要な換気量も増加している。今後、外気のCO濃度が更に増加した場合、換気によるCO濃度の調整では消費電力が増加すると考えられる。
前記課題は、外気との換気により生じるものである。そのため、換気以外の方法を用いて二酸化炭素を選択的に除去できれば、換気量を低減でき、結果として、空調に伴う消費電力を低減できる可能性がある。
また、空気の存在する外気から遮断された空間(宇宙ステーション、潜水艇等)においては、外気と室内空気との換気が困難であるため、換気以外の方法により二酸化炭素を選択的に除去する必要がある。
前記課題の解決策としては、例えば、化学吸収法、物理吸収法、膜分離法、吸着分離法、深冷分離法等により二酸化炭素を除去する方法が挙げられる。例えば、CO吸着材(以下、単に「吸着材」という。)を用いて二酸化炭素を分離及び回収する方法(CO分離回収法)が挙げられる。吸着材としては、例えば、ゼオライトが知られている(例えば、下記特許文献3参照)。
特開平10−230131号公報 特開2015−18517号公報 特開2000−140549号公報
ところで、吸着材を用いて空調対象空間内のCOの除去を行う場合、内部に吸着材が固定的に充填された、固定床型の吸着塔が用いられることがある。固定床型の吸着塔を用いる方法では、吸着材の充填量が多い程、COの吸着量が増加し、COの除去効率に優れる傾向がある。一方、通常、吸着材は粉状であるため、吸着材の充填量を増加させると、吸着材が最密充填状態に近づき、処理対象ガスが流通する際の圧力損失が高まる。このため、従来は、COの吸着に多くのエネルギーが必要となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、処理対象ガスが吸着塔内を流通する際の圧力損失を抑えることができ、低エネルギーでCOの吸着を行うことができる空調装置及び当該空調装置を備える空調システムを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る空調装置は、二酸化炭素を含有する処理対象ガスを含む空調対象空間に用いられる。かかる空調装置は、処理対象ガスが流通する固定床型の吸着塔と、吸着塔内の吸着材充填部に充填された吸着材の造粒物と、を備える。また、かかる空調装置において、吸着材は、処理対象ガスに接触すると二酸化炭素を吸着する。
上記空調装置では、粉状の吸着材をそのまま用いる場合と比較して、処理対象ガスが吸着塔内を流通する際の圧力損失を抑えることができ、低エネルギーでより多くのCOを吸着することができる。上記空調装置において圧力損失を低減できる理由は、吸着材の造粒物を用いることに起因すると推察される。すなわち、上記空調装置では、吸着材の造粒物を用いるため、吸着材充填部の空隙率が高まり、圧力損失が低減されると推察される。また、上記空調装置では、粉状の吸着材をそのまま用いる場合と比較して、COの吸着性にも優れる。上記空調装置がCOの吸着性に優れる理由は、造粒物中の吸着材が相互に固着した状態で存在しており、固着した吸着材同士の間に形成された間隙においてCOの物理吸着が起こるためであると推察される。
一態様において、吸着材充填部の空隙率は60〜90%である。本態様では、処理対象ガスが流通する際の圧力損失を更に低減することができ、本願発明の効果が顕著となる傾向がある。
一態様において、吸着材の造粒物はセリウム酸化物及びバインダーを含む。セリウム酸化物は、他の吸着材と比較して、特に処理対象ガスが水成分を含まない乾燥状態では、二酸化炭素濃度が1000ppm以下である場合に二酸化炭素に対する優れた吸着性(CO吸着性)を有する傾向がある。二酸化炭素に対する優れた吸着性(CO吸着性)を有する傾向は、処理対象ガスが水成分を含む湿った状態である場合特に顕著となり、他の吸着材と比較して優位となる濃度は1000ppm以上となる。そのため、本態様に係る空調装置は、このような二酸化炭素濃度の処理対象ガスを含む処理対象空間で用いられる場合に二酸化炭素の除去効率に優れる傾向がある。また、セリウム酸化物は、他の吸着材と比較して、前述したように処理対象ガスが水を含有する場合であっても、優れたCO吸着性を有する。そのため、除湿装置が不要であり、より効率的にCOを除去することができる。
前述したように、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則において室内のCO濃度は、5000ppm以下に調整すべきとあるため、処理対象ガスの濃度は、5000ppm以上であるが、5000ppm以下であることを必ず退けるものではない。建築基準法では室内のCO濃度を1000ppm以下とすべきことが定められている。本発明の吸着材では、外気の導入を少なくして、これらを実現することが可能である。このため、一態様において、処理対象ガスを処理して(処理対象ガスから二酸化炭素を回収して)達成できる二酸化炭素濃度(雰囲気二酸化炭素の濃度)は、5000ppm以下であってよく、1000ppm以下であってもよい。
本発明の一側面に係る空調システムは、上記空調装置を複数備える。
本発明によれば、処理対象ガスが吸着塔内を流通する際の圧力損失を抑えることができ、低エネルギーでCOの吸着を行うことができる空調装置及び当該空調装置を備える空調システムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る空調システムを示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る空調装置の部分拡大断面図である。 図3は、一実施形態で用いられる吸着材の造粒物の写真を示す図である。 図4は、一実施形態で用いられる吸着材の造粒物の写真を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。本明細書において、「上流」又は「下流」とは、処理対象ガスの流通方向における「上流」又は「下流」を意味する。
<空調装置及び空調システム>
図1は、本実施形態に係る空調システムを示す模式図である。本実施形態に係る空調システム100は、複数の空調装置50(空調装置50A及び空調装置50B)と、複数の空調装置50を制御する制御装置19と、を備えている。本実施形態に係る空調装置50及び空調システム100は、二酸化炭素(CO)を含有する処理対象ガスを含む空調対象空間RにおいてCOを除去するために用いられる。
(空調装置)
まず、本実施形態に係る空調装置の構成ついて説明する。図1に示すように、空調装置50は、送風装置1と、処理対象ガスが流通する吸着塔10と、送風装置1と吸着塔10とを接続する流路2と、吸着塔10に接続された流路3と、吸着材の造粒物9と、制御装置14と、加熱装置15と、温度検出装置16と、CO濃度検出装置17と、減圧装置18と、を備える。
送風装置1は、例えばブロワーである。送風装置1は、空調対象空間Rに設けられている。送風装置1は、吸着塔10に接続された流路2に接続されている。そして、送風装置1は、空調対象空間Rの処理対象ガスを流路2に送り込むことで、空調対象空間Rの処理対象ガスを吸着塔10に供給する。送風装置1は、制御装置14と電気的に接続されており、制御装置14により制御される。送風装置1は、例えば、排気ファン等の排気装置であってもよい。また、自然対流により処理対象ガスが吸着塔10へ供給される場合には、送風装置1を用いなくてもよい。
流路2は、送風装置1から吸着塔10に処理対象ガスが流通する流路である。流路2の一端は、送風装置1に接続されており、流路2の他端は、吸着塔10に接続されている。流路2には、手動バルブ4a及び電磁バルブ5aが設けられている。電磁バルブ5aは、制御装置14と電気的に接続されており、制御装置14により制御される。本実施形態では、手動バルブ4a及び電磁バルブ5aにより吸着塔10への処理対象ガスの流量を調整することができる。なお、手動バルブ4aは必ずしも必要ではない。
本実施形態に係る吸着塔10は、固定床型の吸着塔である。すなわち、吸着塔10は、吸着材の造粒物9が固定的に充填された状態で処理対象ガスと接触するように構成されている。吸着塔10は、吸着材の造粒物9が充填された吸着材充填部11と、第1の空間12と、第2の空間13と、を有する。吸着材充填部11は、吸着材の造粒物9が充填される空間である。吸着塔10に供給された処理対象ガスは、吸着材充填部11、第1の空間12、及び第2の空間13の順に流通する。つまり、処理対象ガスの流通方向において、吸着材充填部11は最も上流側に配置され、第1の空間12は吸着材充填部11の下流側に配置され、第2の空間13は第1の空間12の下流側に配置される。吸着塔10の上流側には、流路2が接続されており、吸着塔10の下流側には、流路3が接続されている。そして、吸着塔10は、流路2を介して送風装置1から供給された処理対象ガスを吸着材充填部11において処理した後、流路3を介して処理後のガス(COが除去された処理対象ガス)を空調対象空間Rに供給する。
流路3は、吸着塔10で処理されたガスを空調対象空間Rに供給する流路である。流路3の一端は、吸着塔10に接続されており、流路3の他端は、空調対象空間R内に配置されて空調対象空間Rに開放されている。具体的には、流路3は、吸着塔10に接続される流路3aと、流路3aから二分岐して空調対象空間Rに開放される流路3b及び流路3cと、により構成される。流路3b及び流路3cの開放端(流路3の他端)は、空調対象空間R内に配置されていれば如何なる位置に配置されていてもよい。本実施形態に係る空調システム100においては、空調装置50(50A)における流路3cの開放端は、空調装置50(50B)における吸着材充填部11に向けられている。同様に、空調装置50(50B)における流路3cの開放端は、空調装置50(50A)における吸着材充填部11に向けられている。すなわち、一方の空調装置50の流路3cから流出するガスが他方の空調装置50における吸着材充填部11の外壁に接触するように流路3cが構成されている。
また、流路3には、手動バルブ4b及び電磁バルブ5bが設けられている。電磁バルブ5bは、流路3aに設けられている。手動バルブ4bは、流路3aから流路3b及び流路3cに分岐する分岐部に設けられている。電磁バルブ5bは、制御装置14と電気的に接続されており、制御装置14により制御される。本実施形態では、電磁バルブ5bによって、吸着塔10から流出するガスの流量を調整することができ、手動バルブ4bによって、流路3b及び流路3cに流出するガスの流量の分配比率を調整することができる。流路3は、流路3b及び流路3cに加えて、又は、流路3b若しくは流路3cに代えて、空調対象空間R外の空間(外気)に開放される流路を備えていてもよい。また、流路3は流路3b又は流路3cの一方を備えていなくてもよい。この場合、手動バルブ4bは不要である。
なお、図1では、吸着塔10が空調対象空間Rに設置されているが、吸着塔10の設置場所は特に限定されない。また、図1では、第1の空間12が第2の空間13よりも処理対象ガスの流通方向における下流側に位置しているが、これに限定されない。例えば、第1の空間12と第2の空間13が区別されずに同一の空間として存在していてもよい。
図3及び図4は、吸着材の造粒物を示す図である。図3は、粒径が3mmの吸着材の造粒物を示し、図4は、粒径が2mmの吸着材の造粒物を示す。吸着材の造粒物9は、吸着材をバインダーによって造粒してなる。すなわち、造粒物9は、吸着材及びバインダーを含む。ここで、「造粒」とは、複数の粉状の吸着材をバインダーによって結着して一体化させることをいう。通常、固定床型の吸着塔において吸着材の造粒物を用いる場合、造粒物中のバインダーの存在によりCOの吸着量が低下すると考えられており、固定床型の吸着塔を用いる場合には吸着材の造粒物は用いられていなかったが、本実施形態では、敢えて吸着材の造粒物9を用いている。
吸着材は、処理対象ガスに接触するとCOを吸着し、加熱されると吸着材に吸着したCOを脱着する機能を有する。本実施形態において、吸着材はセリウム酸化物である。セリウム酸化物としては、CeOx(x=1.5〜2.0)等が挙げられ、具体的には、CeO、Ce等が挙げられる。なお、吸着材は、ゼオライト、活性炭、MOF(Metal Organic Frameworks)等の多孔体であってもよく、これらの多孔体にセリウム酸化物(例えばセリア)を充填したもの又はこれらの多孔体をセリウム酸化物で被覆したものであってもよく、セリア多孔体(セリウム酸化物からなる多孔体)にアミンを修飾又は充填したものなどであってもよい。バインダーは、例えば、熱処理によってセリウム酸化物と結着する樹脂、又は、シラノール基等のセリウム酸化物と結合し得る官能基を有するフィラー(例えば、アルミナ、シリカ等)であってよい。
吸着材の造粒物の形状及び大きさ、並びに吸着材の形状、大きさ及び比表面積は、必要となる反応速度、圧力損失、吸着材の吸着量、吸着材に吸着されるガス(吸着ガス)の純度(CO純度)等を勘案して決定すればよい。例えば、吸着材の造粒物の形状は粒状の球体であってよく、ペレット状、ハニカム状等であってもよい。吸着材の造粒物の粒径は、吸着材充填部の空隙率を上記範囲内に設定しやすい観点から、例えば、100μm〜10mmであり、750μm〜10mm又は3mm〜5mmであってもよい。吸着材は、例えば、粒径1μm〜100μmの粉状であってよい。ここで、吸着材の造粒物の粒径及び吸着材の粒径とは、金属顕微鏡によって測定される平均直径、又は、篩によって得られるメッシュサイズから特定される粒度分布を意味する。
吸着材の造粒物における空隙率は、COの吸着時に圧力損失の低下を起こりにくくする観点から、例えば、77〜84%である。空隙率は、「空隙率(%)=(1−比重(g/cm)/吸着材の造粒物の真密度(g/cm)×100」で表される。本実施形態では、例えば、既知容量の容器に吸着材の造粒物をいれて重量を測定することによって比重を得てよい。吸着材の造粒物の真密度は吸着材の造粒物に含まれる成分の物性値と吸着材の造粒物の組成から計算してよい。また、例えば、吸着材の造粒物の断面を金属顕微鏡、SEM等により観察した際に、断面の全面積に占める空隙部分の面積の割合を空隙率とすることができる。吸着材の造粒方法は、例えば、熱圧着、押し出し加工、型転写等の方法、スプレードライ法などが挙げられる。
本実施形態では、吸着材がセリウム酸化物であるため、特に処理対象ガスが水成分を含まない乾燥状態では、二酸化炭素濃度が1000ppm以下である場合に二酸化炭素に対する優れた吸着性(CO吸着性)を有する傾向がある。二酸化炭素に対する優れた吸着性(CO吸着性)を有する傾向は、処理対象ガスに水成分を含む湿った状態で特に顕著となり、他の吸着材と比較して優位となる濃度は1000ppm以上となる。このように他の吸着材と比較して、効率的にCOを除去することができる理由は、以下の通りであると本発明者らは推察している。吸着材としてセリウム酸化物を用いる場合、COが吸着材(セリウム酸化物)の表面に物理吸着するのではなく、COが吸着材(セリウム酸化物)の表面に化学結合によって吸着されると考えられる。この場合、吸着材への吸着におけるCOの分圧依存性が小さくなる。そのため、乾燥状態では、処理対象ガスのCO濃度が1000ppm以下の場合に他の吸着材(COを物理吸着する吸着材)より有利となり、効率的にCOを吸着することが可能であると推察される。また、処理対象ガスが水成分を含む湿った状態では、処理対象ガスのCO濃度が1000ppm以上の場合に他の吸着材(COを物理吸着する吸着材)より有利となり、水成分の水酸基が化学結合に大きく寄与し、効率的にCOを吸着することが可能であると推察される。
ところで、ゼオライト等の吸着材では、処理対象ガスが水を含有する場合にCO吸着性が大幅に低下する傾向がある。そのため、ゼオライト等の吸着材を用いる場合、吸着材のCO吸着性を向上させるためには、処理対象ガスを吸着材に接触させる前に処理対象ガスから水分を取り除く除湿工程を行う必要がある。除湿工程は、例えば、除湿装置を用いて行われるため、設備の増加及びエネルギー消費量の増加につながる。一方、本実施形態では、吸着材としてセリウム酸化物を用いるため、処理対象ガスが水を含有する場合であっても、優れたCO吸着性を有する。そのため、除湿装置が不要であり、より効率的にCOを除去することができる。
吸着材充填部11は、外壁40により画成されている。つまり、吸着材充填部11は、外壁40により画成される吸着塔10の内部空間である。外壁40は、熱伝導性の高い材料で構成されている。このような材料としては、例えば、鉄、銅、アルミ等の金属単体、ステンレス等の合金などが挙げられる。
外壁40は、上壁40aと、底壁40bと、側壁40cとによって構成されている。上壁40aは、吸着材充填部11の上方に位置する。底壁40bは、吸着材充填部11の下方に位置する。側壁40cは、吸着材充填部11の側方に位置する。側壁40cは、上壁40aの周縁部と底壁70bの周縁部とに接続されて、上下方向に延びる。上壁40aは、取り外し可能なように構成されている。上壁40aには、処理対象ガス(未処理又は処理後のガス)を流出させる流出口43が設けられている。底壁40bには、流路2が接続されて処理対象ガスを流入させる流入口42が設けられている。このため、吸着材充填部11では、処理対象ガスは下方から上方に流通する。吸着材充填部11において処理対象ガスが流通する方向を、流通方向D1とする。流出口43は、第1の空間12に接続されており、流入口42は、流路2に接続されている。流入口42には、吸着材の造粒物9の落下を防止するための網部(図示せず)が設けられている。側壁40cには、加熱装置15及び温度検出装置16を吸着材充填部11に取り付けるための開口が設けられている(図2には、簡略化のため、温度検出装置16及び温度検出装置16を接続するための開口は図示していない。)。なお、本実施形態では、流入口42側を下に向けることを想定して吸着塔10が設計されているため流入口42に網部を有するが、流出口43側を下に向ける場合には、流出口43に網部を設けてよい。
図2に示すように、吸着材充填部11には、吸着材の造粒物9が充填されている。本実施形態では、処理対象ガスが流通する際の圧力損失を更に低減することができると共に、本願発明の効果が顕著となる観点から、吸着材充填部11の空隙率は、60〜90%であることが好ましく、75〜85%であることがさらに好ましく、77〜84%であることがより好ましい。
加熱装置15は、発熱体20と、発熱体20を電源(図示せず)に接続する配線21と、配線21を被覆するカバー22と、を有する。加熱装置15は、例えばヒータである。発熱体20は、吸着材充填部11の外に配置されてもよいが、本実施形態では、加熱効率の観点から、吸着材充填部11に配置される。加熱装置15は、制御装置14と電気的に接続されており、制御装置14により制御される。加熱装置15は、発熱体20を発熱させることで吸着材充填部11を加熱し、吸着材からCOを脱着させることができる。本実施形態では、発熱体20は、処理対象ガスの流通方向D1における上流側に位置する。吸着材充填部11では、処理対象ガスが下方から上方に流通するため、発熱体20は、吸着材充填部11の下部に位置する。熱は上昇するため、効率的に吸着材充填部11全体の昇温が促進される傾向がある。また、下流側の吸着材が、上流側の吸着材から脱着したCO(加熱された状態のCO)によっても加熱されることとなり、CO脱着時のエネルギー効率に優れる傾向がある。
温度検出装置16は、外壁40(側壁40c)に取り付けられている。温度検出装置16は例えば温度センサであり、吸着材充填部11内の温度を検出する機能を有する。
CO濃度検出装置17は第1の空間12の外壁に取り付けられている。CO濃度検出装置17は例えばCOセンサであり、吸着材充填部11から流出するガスのCO濃度を検出する機能を有する。
減圧装置18は第2の空間13の外壁に取り付けられている。減圧装置18は例えば減圧ポンプであり、吸着材充填部11内を減圧する機能を有する。図1には示していないが、減圧装置18は、外気に開放された流路を備えており、吸着材から脱着されたCOは減圧装置18を介して外気に排出される。減圧装置18は、制御装置14と電気的に接続されており、制御装置14により制御される。なお、減圧装置18は、外気に開放された流路を備えていなくてもよい。この場合、吸着材から脱着されたCOは空調対象空間R内に排出される。減圧装置18は必ずしも必要ではない。空調装置50が減圧装置18を備えない場合、空調装置50は、減圧装置18に代えて、第2の空間13及び外気に接続される流路を更に備えていてもよい。
制御装置14は、電磁バルブ5a、電磁バルブ5b、送風装置1、加熱装置15、温度検出装置16、CO濃度検出装置17及び減圧装置18と電気的に接続されている。制御装置14は、例えば、温度検出装置16によって検出される温度及びCO濃度検出装置17によって検出されるCO濃度に基づいて、吸着塔10への処理対象ガスの流入量、吸着材充填部11の温度(造粒物9の温度)、及び吸着材充填部11内の圧力を制御することができる。
以上のように構成された空調装置50を用いることにより、処理対象ガスが吸着塔内を流通する際の圧力損失を抑えることができ、低エネルギーでCOの吸着を行うことができる。
空調装置50は、CO濃度の管理が必要な密閉された空間において好適に実施することができる。CO濃度の管理が必要な空間としては、例えば、ビル;車輛;自動車;宇宙ステーション;潜水艇;食品又は化学製品の製造プラント等が挙げられる。本実施形態に係る空調装置50は、特に、CO濃度が5000ppm以下に制限される空間(例えば、ビル、車輛等の人の密度が高い空間)において好適に実施することができる。また、食品又は化学製品等の製造時においてCOが悪影響を与える可能性があることから、本実施形態に係る空調装置50は、食品又は化学製品の製造プラント等において好適に実施することができる。また、空調装置50は、吸着塔10から排出されるCOを回収し、COを利用する分野において、回収したCOを再利用するために用いることもできる。例えば、温室栽培向けハウス等では、CO濃度を高めることで植物の成長が促進されることから、COを利用してCO濃度を1000ppmレベルに高める場合がある。
空調装置を用いたCOの除去は、例えば、吸着モード、脱着モード及び冷却モードをこの順に繰り返し実行することによって行われる。具体的には、まず、手動バルブ4aを開状態とし、手動バルブ4bを操作して流路3aと流路3b及び/又は流路3cが接続された状態とした後に吸着モードが実行される。吸着モードでは、制御装置14によって、電磁バルブ5a及び電磁バルブ5bが開状態とされた後、送風装置1から処理対象ガスの送風が開始され、処理対象ガスが流路2を介して吸着塔10に供給される。吸着塔10に供給された処理対象ガスは吸着材充填部11に流入し、造粒物9に含まれる吸着材に接触する。これにより、処理対象ガスに含有されるCOが吸着材に吸着され、処理対象ガスからCOが除去される。COが除去された処理対象ガスは、流出口43から流出した後、第1の空間12、第2の空間13を通って吸着塔10から流路3へ流出し、流路3を通って空調対象空間Rに流出する。この際、第1の空間12では、CO濃度検出装置17により、吸着材充填部11から流出したガスのCO濃度が検出される。CO濃度が所定濃度(例えば、処理対象ガスにおけるCO濃度)に到達すると、CO濃度検出装置17から制御装置14へ信号が出される。次いで、制御装置14からの信号によって、電磁バルブ5a及び電磁バルブ5bが閉状態とされた後、送風装置1による処理対象ガスの送風が停止される。
続いて、脱着モードが実行される。脱着モードでは、吸着材充填部11を加熱すると共に、吸着材充填部11内を減圧することにより、吸着材からCOを脱着させる。吸着材の温度が高い程吸着材からのCOの脱着量が多くなる傾向があり、吸着材の存在する雰囲気の全圧が低いほど吸着材からのCOの脱着量が多くなる傾向がある。吸着モードでは、まず、制御装置14からの信号によって、減圧装置18よる減圧が開始され、加熱装置15による吸着材充填部11の加熱が開始される。これにより、吸着材からのCOの脱着が開始される。この際、温度検出装置16により吸着材充填部11の温度(造粒物9の温度)が検出される。前記温度が所定温度Tに到達すると、温度検出装置16から制御装置14へ信号が出される。次いで、制御装置14からの信号によって、加熱装置15による加熱が制御される。一定時間が経過してCO濃度検出装置17により検出されるCO濃度が一定値を下回ると、CO濃度検出装置17から制御装置14へ信号が出され、制御装置14からの信号によって、加熱装置15による加熱が停止される。これにより、脱着モードが終了する。吸着材から脱着したCOを含むガスは、減圧装置18から空調対象空間Rへ排出される。
続いて、冷却モードが実行される。冷却モードでは、吸着材を冷却することで、続く吸着モードにおいて処理対象ガスを吸着材に接触させる際の吸着材の温度Tを調整する。温度Tが低いほど吸着材のCO吸着量が多くなる傾向がある。冷却モードでは、温度検出装置16において検出される吸着材充填部11の温度(造粒物9の温度)が所定温度となるまで、減圧装置18による減圧が行われた状態で放置する。吸着材充填部11が前記所定温度まで冷却されると、減圧装置18による減圧が停止され、冷却モードが終了する。冷却モードの終了後は、再度吸着モードが実行される。以上のようにして、空調対象空間R内のCOの除去が連続的に行われる。
(制御装置)
制御装置19は、各空調装置50における上述の制御装置14を制御することにより、複数の空調装置50の空調運転を制御する。例えば、制御装置19により、複数の空調装置50の空調運転を、互いに同じ条件又は異なる条件で行うように調整することができる。また、例えば、制御装置19により、一方の空調装置50において冷却モードが実行されている際に、他方の空調装置50で吸着モードが実行されるように制御してもよい。この場合、他方の空調装置50の流路3cから排出されるガスが、一方の空調装置50における吸着材充填部11の外壁に吹き付けられるように手動バルブ4bを操作することで、一方の空調装置50における吸着材の冷却を促進させることができる。
<空調対象空間>
空調対象空間Rは、二酸化炭素(CO)を含有する処理対象ガスを含む。処理対象ガスは、COを含有するガスであれば特に限定されず、CO以外のガス成分を含有していてもよい。CO以外のガス成分としては、水(水蒸気、HO)、酸素(O)、窒素(N)、一酸化炭素(CO)、SOx、NOx、揮発性有機物(VOC)等が挙げられる。処理対象ガスの具体例としては、ビル、車輛等の室内における空気が挙げられる。処理対象ガスが水、一酸化炭素、SOx、NOx、揮発性有機物等を含有する場合、これらのガス成分は吸着材に吸着される場合がある。吸着材にSOx、NOx、煤塵等が吸着した場合、吸着工程における吸着材のCO吸着性が低下する可能性があるため、処理対象ガスはSOx、NOx、煤塵等を含有しないことが好ましい。処理対象ガスがSOx、NOx、煤塵等の不純物を含有する場合(例えば、処理対象ガスが、石炭火力発電所等から排出される排ガスである場合)、例えば、吸着塔10の上流側に、脱硝装置、脱硫装置、脱塵装置等の不純物除去装置を設置してよい。不純物除去装置によってあらかじめ不純物を除去することで、吸着材のCO吸着性を保持しやすくなる。なお、吸着材に吸着した不純物は、例えば、吸着材を加熱することにより除去することもできる。
処理対象ガスにおけるCO濃度は、例えば、処理対象ガスの全体積基準で1000ppm以下(0.1体積%以下)であってよい。CO濃度が上記範囲である場合、吸着材としてセリウム酸化物を用いると、他の吸着材を用いる場合と比較して効率的にCOを除去することができる。吸着材としてセリウム酸化物を用いることによる上記効果が顕著となる観点から、CO濃度は、処理対象ガスの全体積基準で、750ppm以下であってもよく、500ppm以下であってもよい。CO濃度は、二酸化炭素の除去量が多くなりやすい観点から、処理対象ガスの全体積基準で、100ppm以上であってもよく、200ppm以上であってもよく、400ppm以上であってもよい。これらの観点から、CO濃度は、処理対象ガスの全体積基準で、100〜1000ppmであってもよく、200〜1000ppmであってもよく、400〜1000ppmであってもよく、400〜750ppmであってもよく、400〜500ppmであってもよい。建築物環境衛生管理基準において二酸化炭素濃度は、1000ppm以下に調整されるべきことが規定されている。処理対象ガスにおけるCO濃度は、前記範囲に限られず、例えば、500〜5000ppmであってもよく、750〜5000ppmであってもよく、5000ppm以上であってもよい。
処理対象ガスを処理して(処理対象ガスから二酸化炭素を回収して)達成できるCO濃度(雰囲気二酸化炭素の濃度)は、5000ppm以下であってよく、1000ppm以下であってもよい。
処理対象ガスの露点は、例えば、−40℃以上50℃以下であってよく、0℃以上40℃以下であってもよく、10℃以上30℃以下であってもよい。処理対象ガスの露点を上記範囲とすると、吸着材としてセリウム酸化物を用いる場合に、セリウム酸化物表面の水酸基を増加させ、COとの反応性を高めることができる傾向がある。
処理対象ガスの相対湿度は、除湿によるエネルギー消費を低減する観点から、100%以下である(すなわち、吸着材上で結露しない)ことが好ましく、0.1%以上90%以下がより好ましく、10%以上80%以下が更に好ましい。前記相対湿度は、例えば30℃における相対湿度である。
以上、本実施形態に係る空調装置、空調システム、並びに、空調装置及び空調システムが用いられる空調対象空間について説明したが、本実施形態に係る空調装置及び空調システムは、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を行ってもよい。
例えば、複数の空調装置50における吸着塔10をそれぞれ異なる空調対象空間に接続することで、空調システム100を複数の空調対象空間において用いてもよい。また、1つの吸着塔10を複数の空調対象空間に接続することで、空調システム100を複数の空調対象空間において用いてもよい。
また、空調装置50は、処理対象ガスの露点及び相対湿度を調整するための調湿器;空調対象空間の湿度を測定する湿度測定器;上述の不純物除去装置などを備えていてもよい。
また、外壁40は、上壁40aを有しなくてもよく、底壁40bを有しなくてもよい。例えば、外壁40は、底壁40bと側壁40cとからなる箱体であってよく、側壁40cからなる筒体であってもよい。外壁40が底壁40bを有しない場合は、側壁40cに網部を設ければよい。
9…吸着材の造粒物、10…吸着塔、11…吸着材充填部、50,50A,50B…空調装置、100…空調システム。

Claims (5)

  1. 二酸化炭素を含有する処理対象ガスを含む空調対象空間に用いられる空調装置であって、
    前記処理対象ガスが流通する固定床型の吸着塔と、前記吸着塔内の吸着材充填部に充填された吸着材の造粒物と、を備え、
    前記吸着材は、前記処理対象ガスに接触すると前記二酸化炭素を吸着する、空調装置。
  2. 前記吸着材充填部の空隙率が60〜90%である、請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記吸着材の造粒物がセリウム酸化物及びバインダーを含む、請求項1又は2に記載の空調装置。
  4. 前記処理対象ガスを処理して達成できる二酸化炭素濃度が5000ppm以下である、請求項3に記載の空調装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の空調装置を複数備える、空調システム。
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