JPWO2018135003A1 - フェーズドアレイアンテナ - Google Patents

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Abstract

フェーズドアレイアンテナ(20)は、フロントプレート(1)と、複数個の送信モジュール(12)を具備する複数のスライス(8)と、電源、制御信号及び高周波信号を複数のスライス(8)へ分配する回路基板(13)とを備え、フロントプレート(1)の第1の面側に保持される複数のブロック(6)と、フロントプレート(1)の第1の面側に保持され、ブロック(6)へ電力を供給する複数の電源ユニットと、複数のアンテナ素子が配列され、フロントプレート(1)の第2の面側に保持されたアンテナ素子層と、アンテナ素子への高周波信号を通す高周波信号配線を備え、フロントプレート(1)の第2の面側に保持された高周波信号配線層とを有し、送信モジュール(12)は、フロントプレート(1)に形成された貫通孔(1a)を通じて高周波信号配線に電気的に接続される同軸コネクタ(14)を備える。

Description

本発明は、配列された複数のアンテナ素子を有するフェーズドアレイアンテナに関する。
フェーズドアレイアンテナは、複数のアンテナ素子と、各アンテナ素子に対応した送信モジュールと、送信モジュールに接続される給電部及び電源部と、送信モジュールを冷却する冷却部とを含み構成されている。なお、本明細書中での「送信モジュール」という語句は、送信機能を少なくとも備えたモジュールを意味し、受信機能も兼ね備えた送受信モジュールも含む。フェーズドアレイアンテナは、複数のアンテナ素子を縦横に規則的に配列することによってアンテナ開口面を形成している。アンテナの構成上、アンテナ素子に付随する一連の構成要素も、同様に規則的な配列にすることが多い。特許文献1に開示されるように、フェーズドアレイアンテナでは複数個のアンテナ素子と、アンテナ素子に付随する一連の構成要素とをユニット化しているものが存在する。
特許文献1に開示される発明は、複数のアンテナ素子と、送信モジュールと、電源部と、給電制御部と、冷却部とによって平板形状アンテナユニットが構成されている。なお、以下の説明において、平板形状アンテナユニットをスライスという。特許文献1に開示される発明は、アンテナ素子と送信モジュールとが一体化されて冷却部に固定されており、同じく冷却部に固定された給電制御部及び電源部とはケーブルを介して接続されている。さらに複数個並べたスライスと、電源、制御信号及び高周波信号を分配供給するマザーボード部とを一体化してキューブ構造アンテナを構成している。以下の説明において、キューブ構造アンテナをブロックと称する。特許文献1に開示される発明は、複数のブロックを縦横に整列してアンテナフレームに取付けることによってアレイアンテナを形成している。特許文献1に開示される発明は、ブロック寸法に適合する範囲内でアンテナフレームの形状を変化させ、ブロックの縦横の配置数量を変更することで、アレイアンテナの開口径を自由に設定することができる。
特許第4844554号公報
開口面となるアンテナ素子の配列ピッチには、高い実装精度が必要であるため、特許文献1に開示される発明では、アンテナ素子と送信モジュールとを一体化した部品は、スライス内での高精度に位置合わせすることが求められる。またブロック内に複数のスライスを並べる際及びブロックをアンテナフレームに整列実装させる際においても、同様に厳しい実装精度が求められる。そのため高コスト化が避けられなかった。
また、特許文献1に開示される発明は、複数のブロックに搭載された全てのアンテナ素子を等ピッチで配列する必要があるため、アンテナフレームへブロックを実装する際に、隣り合うブロック同士のスライスのピッチを、ブロック内のスライスのピッチと等しく配置することが求められる。よって、特許文献1に開示される発明は、アンテナフレーム及びブロックの構造に厳しい制約が生まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ブロックを構成する部品の実装精度を低減することができ、また隣り合うブロック同士のスライスの配置間隔をブロック内のスライスの配置間隔と一致させる必要がないフェーズドアレイアンテナを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、冷媒の流路が形成されたフロントプレートと、複数個の送信モジュールと、送信モジュールに電源を分配し、動作を制御すると共に、高周波信号の通過位相を制御する回路基板とを具備する複数のスライスと、電源、制御信号及び高周波信号を複数のスライスへ分配するバス基板とを備え、フロントプレートの第1の面側に保持される複数のブロックと、フロントプレートの第1の面側に保持され、ブロックへ電力を供給する複数の電源ユニットと、複数のアンテナ素子が配列され、フロントプレートの第1の面の裏面である第2の面側に保持されたアンテナ素子配置部と、アンテナ素子への高周波信号を通す高周波信号配線を備え、フロントプレートの第2の面側に保持された高周波信号配線部とを有する。フロントプレートは、貫通孔が形成されている。送信モジュールは、貫通孔を通じて高周波信号配線に電気的に接続される接続部を備える。
本発明に係るフェーズドアレイアンテナは、ブロックを構成する部品の実装精度を緩和することができ、また隣り合うブロック同士のスライスの配置間隔をブロック内のスライスの配置間隔と一致させる必要がないという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナの構成を示す図 実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナのブロックの構成を示す図 実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナの中継アダプタが傾いていない状態での断面図 実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナの中継アダプタが傾いた状態での断面図 実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナのアンテナ素子と高周波信号配線層側の同軸コネクタとの位置関係を示す図 本発明の実施の形態2に係るフェーズドアレイアンテナの構成を示す図 本発明の実施の形態3に係るフェーズドアレイアンテナの構成を示す図 実施の形態3に係るフェーズドアレイアンテナのブロックのコンデンサバンクを交換した状態を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係るフェーズドアレイアンテナを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナの構成を示す図である。実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナ20は、冷媒が流れる流路を内部に備えたフロントプレート1と、複数のアンテナ素子が配列されたアンテナ素子配置部であるアンテナ素子層2と、高周波信号を通す高周波信号配線が形成された高周波信号配線部である高周波信号配線層3と、電源配線及び制御信号配線が形成された電源制御配線層4と、格子状の枠体であるアンテナフレーム5と、複数のスライスを有するブロック6と、アンテナ素子に電源を供給する電源ユニット7とを有する。フロントプレート1の第1の面である背面側には、アンテナフレーム5が取付けられており、アンテナフレーム5に複数のブロック6及び電源ユニット7が取付けられる。また、フロントプレート1は、アンテナ素子層2、高周波信号配線層3及び電源制御配線層4を、第2の面である前面側に保持している。前面である第2の面は背面である第1の面の裏面である。フロントプレート1は、アンテナ素子層2、高周波信号配線層3、電源制御配線層4、ブロック6及び電源ユニット7からの発熱の放熱経路となる。すなわち、アンテナ素子層2、高周波信号配線層3、電源制御配線層4、ブロック6及び電源ユニット7において発生した熱は、フロントプレート1の内部の流路を流れる冷媒によってフェーズドアレイアンテナ20の外部へ排熱される。
図2は、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナのブロックの構成を示す図である。ブロック6は、整列した複数個のスライス8と、各スライス8へ電源、制御信号及び高周波信号を分配するバス基板9と、高周波信号の送信時にスライス8への電力供給を補完するとともに、パルスの立ち上がりの電源供給を行うコンデンサバンク10とを備えている。すなわち、コンデンサバンク10は、電源ユニット7からの電力供給を補完する。コンデンサバンク10は、バス基板9にはんだ付けされて固定されている。なお、コンデンサバンク10を覆うカバーを設けても良い。コンデンサバンク10を覆うカバーを導電性材料で形成することにより、コンデンサバンク10の充放電時にコンデンサバンク10から放射される電磁波を遮蔽できる。
スライス8は、構造伝熱部材であるヒートスプレッダ11と、マイクロ波回路を有するデバイスが実装された多層樹脂基板を備えた送信モジュール12と、送信モジュール12への電源分配、送信モジュール12の動作の制御及び送信モジュール12へ送信する高周波信号の位相制御を行う回路基板13と、ヒートスプレッダ11の熱をフロントプレート1に伝えるサーマルシート18とを備えている。複数のヒートスプレッダ11の各々には、複数の送信モジュール12が整列して取り付けられている。送信モジュール12のマイクロ波回路は、金属製のカバー又はめっきを施した誘電体のカバーで覆うことにより電磁シールドのパッケージ処理が施されている。このため、送信モジュール12の外側に、電磁シールド用のカバーを別途設ける必要がない。また、回路基板13は、ヒートスプレッダ11へ取付けられている。回路基板13は送信モジュール12と電気的に接続されている。複数の送信モジュール12の各々は、第1の同軸コネクタである同軸コネクタ14が表面実装されている。サーマルシート18には、同軸コネクタ14が貫通する孔18aが形成されている。
フロントプレート1の前面側に保持された高周波信号配線層3には、第2の同軸コネクタである同軸コネクタ15が実装されている。同軸コネクタ15には、同軸コネクタ14と同軸コネクタ15とを接続する中継アダプタ17が装着されている。フロントプレート1は、中継アダプタ17が貫通可能な貫通孔1aが、同軸コネクタ15のピッチと同じピッチで形成されている。電源制御配線層4は、同軸コネクタ14を貫通させる貫通孔4aが、同軸コネクタ14のピッチと同じピッチで形成されている。
ブロック6とフロントプレート1とを連結する際には、スライス8内の各送信モジュール12に実装されている同軸コネクタ14と、高周波信号配線層3に接続されている同軸コネクタ15とを、中継アダプタ17を介して複数同時に嵌合させる。同軸コネクタ15と中継アダプタ17との嵌合の強度は、同軸コネクタ14と中継アダプタ17との嵌合の強度よりも強くなっている。したがって、ブロック6をフロントプレート1から分離する際には、同軸コネクタ14と中継アダプタ17との嵌合が解除され、中継アダプタ17は、同軸コネクタ15側に残る。
図3は、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナの中継アダプタが傾いていない状態での断面図である。図4は、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナの中継アダプタが傾いた状態での断面図である。図3に示すように、フロントプレート1の貫通孔1aの内径は、中継アダプタ17の外径よりも大きくなっている。したがって、図4に示すように、中継アダプタ17は、フロントプレート1の貫通孔1aの縁に当たる位置を限度に傾くことが可能である。ここで、先に中継アダプタ17を同軸コネクタ15に接続しておいてから、フロントプレート1に設けられた貫通孔1aを貫通させた中継アダプタ17に同軸コネクタ14を嵌合させるため、同軸コネクタ14の先端部には、中継アダプタ17を中心側に案内するガイド部14aが設けられている。同軸コネクタ15の軸と同軸コネクタ14の軸とがずれた状態で、中継アダプタ17に同軸コネクタ14を嵌合させようとした場合には、中継アダプタ17が傾くことにより、同軸コネクタ14と同軸コネクタ15との電気的な接続が保証される。したがって、中継アダプタ17を用いることにより、中継アダプタ17を用いない構造と比較して、ブロック6の実装要求精度を緩和できる。
ただし、同軸コネクタ15と中継アダプタ17との接点部での導通及び同軸コネクタ14と中継アダプタ17との接点部での導通を確保するためには、中継アダプタ17の傾きには限度がある。すなわち、限度を超えて中継アダプタ17を傾けると、同軸コネクタ14,15と中継アダプタ17とが導通しなくなり、同軸コネクタ14と同軸コネクタ15との電気的な接続は保証されなくなる。したがって、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナ20では、中継アダプタ17の傾きが、同軸コネクタ15と中継アダプタ17との接点部での導通及び同軸コネクタ14と中継アダプタ17との接点部での導通を確保できる範囲となるように、フロントプレート1の貫通孔1aの内径が設定されている。
上記の説明においては、中継アダプタ17は、高周波信号配線層3側の同軸コネクタ15に接続されている中継アダプタ17に対して同軸アダプタ14を嵌合させているが、中継アダプタ17を先に同軸コネクタ14に接続しておいて、後から同軸コネクタ15に嵌合させても良い。この場合には、同軸コネクタ15側に、中継アダプタ17を案内するガイド部を設けると良い。
また、上記の説明においては、同軸コネクタ15と中継アダプタ17との嵌合の強度が、同軸コネクタ14と中継アダプタ17との嵌合の強度よりも強くなっているとしたが、逆であってもよい。この場合には、ブロック6をフロントプレート1から分離する際には、同軸コネクタ15と中継アダプタ17との嵌合が解除され、中継アダプタ17は、同軸コネクタ14側に残る。この場合も、同軸コネクタ15側に、中継アダプタ17を案内するガイド部を設けると良い。
図5は、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナのアンテナ素子と高周波信号配線層側の同軸コネクタとの位置関係を示す図である。上記のように、フロントプレート1は、貫通孔1aの列の間に冷却用の流路16が設けられている。アンテナ素子2a同士のピッチPは、隣り合うブロック6のスライス8のピッチP及びブロック6内でのスライス8のピッチPのどちらよりも短くなっている。高周波信号配線層3において高周波信号配線3aを面内方向にずらすことでアンテナ素子2aと同軸コネクタ15とが電気的に接続されている。また、この構造にすることで、隣り合うブロック6のスライス8のピッチPをアンテナ素子2aのピッチPと無関係にすることが可能であり、特許文献1に開示される発明において課題となっていた隣り合うブロック同士のスライスのピッチをブロック内でのスライスのピッチと一致させるというアンテナ構造の制約を廃することができる。また、アンテナ素子2aは、アンテナ素子層2に配列されており、ブロック6におけるスライス8の実装精度、及びスライス8における送信モジュール12の実装精度は、アンテナ素子2aのピッチとは無関係となる。したがって、ブロック6の実装精度を高くしなくても、アンテナ素子2aの配置の精度を高めることができる。
上記の説明においては、16個のブロック6と8個の電源ユニット7を搭載した構造を示したが、例とは異なる個数のブロック6及び電源ユニット7を搭載するフェーズドアレイアンテナ20を構成することもできる。一例を挙げると、12個のブロック6と6個の電源ユニット7とによってフェーズドアレイアンテナ20を構成することも可能である。ブロック6を並べる個数を変更することによって、フェーズドアレイアンテナ20の開口径を自由に設定することができる。なお、電源ユニット7の個数は任意であり、上記の個数に限定されない。
上記のように、スライス8は、個別に電源回路基板、冷媒が流れる冷却板及び配管継手を搭載する構成となってはいないため、スライス8を小型かつ高密度に構成することが可能である。したがって、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナ20は、大型化及び高コスト化を抑制できる。また、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナ20は、部品点数の低減も可能であるため、ブロックの組立作業性を低下させることがない。
実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナ20は、アンテナ素子2aがアンテナ素子層2に配置されているため、スライス8における送信モジュール12の実装精度、及びブロック6におけるスライス8の実装精度がアンテナ素子2aのピッチに与える影響を緩和することができ、ブロックを構成する部品の実装精度を低減することができる。また、送信モジュール12の配置間隔であるピッチをアンテナ素子2aの配置間隔であるピッチと一致させる必要がない。したがって、フェーズドアレイアンテナ20の製造コストの低減及び歩留まりの向上を図ることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係るフェーズドアレイアンテナの構成を示す図である。実施の形態2に係るフェーズドアレイアンテナ21は、フロントプレート1の貫通孔に面取り部1bが設けられている点で、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナ20と相違する。
実施の形態2に係るフェーズドアレイアンテナ21は、貫通孔1aに面取り部1bが設けられているため、貫通孔1aに通す際に中継アダプタ17が面取り部1bに突き当たっても、中継アダプタ17は、面取り部1bによって貫通孔1aの中心方向に案内される。したがって、貫通孔1aに中継アダプタ17を通す作業を容易に行うことができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係るフェーズドアレイアンテナの構成を示す図である。実施の形態3に係るフェーズドアレイアンテナ22は、バス基板9にコネクタ91が実装されており、コンデンサバンク10Aは、コネクタ91を用いて着脱可能にバス基板9に実装される点で、実施の形態1に係るフェーズドアレイアンテナ20と相違している。
図8は、実施の形態3に係るフェーズドアレイアンテナのブロックのコンデンサバンクを交換した状態を示す図である。ブロック6には元と同じコンデンサバンク10Aを取り付けることも可能であるが、図8に示すように、元とは異なるコンデンサバンク10Bを取り付けることもできる。
コンデンサバンク10がバス基板9に着脱可能ではない実施の形態1,2に係るフェーズドアレイアンテナ20,21では、運用条件が異なる製品間でブロック6を共通化できずコストが増大してしまうことになる。特許文献1に開示される発明は、コンデンサバンクを設置すること自体について言及がないため、コンデンサバンクを着脱可能とすることについても何の開示もしていない。したがって、特許文献1に開示される発明にコンデンサバンクを追加すると、運用条件が異なる製品間でブロックを共通化できない構造になってしまう。これに対し、実施の形態3に係るフェーズドアレイアンテナ22は、運用条件が異なる製品間で、コンデンサバンク10A,10B以外の部分はブロック6を共通化できる。すなわち、異なる運用条件の製品間で、コンデンサバンク10A,10B以外の部品を流用することができるため、部品の共通化によるコスト低減を図ることができる。また、フェーズドアレイアンテナ22は、稼働後に運用条件を変更する場合でも、ブロック6全体を交換する必要はなく、コンデンサバンク10A,10Bの交換のみで対応可能である。
上記の説明では、二種類のコンデンサバンク10A,10Bのいずれかをブロック6に取り付ける例を説明したが、実施の形態3に係るフェーズドアレイアンテナ22は、コンデンサバンク10A,10Bを取り外したまま使用することもできる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 フロントプレート、1a,4a 貫通孔、1b 面取り部、2 アンテナ素子層、2a アンテナ素子、3 高周波信号配線層、3a 高周波信号配線、4 電源制御配線層、5 アンテナフレーム、6 ブロック、7 電源ユニット、8 スライス、9 バス基板、10,10A,10B コンデンサバンク、11 ヒートスプレッダ、12 送信モジュール、13 回路基板、14,15 同軸コネクタ、14a ガイド部、16 流路、17 中継アダプタ、18 サーマルシート、18a 孔、20,21,22 フェーズドアレイアンテナ、91 コネクタ。

Claims (9)

  1. 冷媒の流路が形成されたフロントプレートと、
    複数個の送信モジュールと、該送信モジュールに電源を分配し、動作を制御すると共に、高周波信号の通過位相を制御する回路基板とを具備する複数のスライスと、電源、制御信号及び高周波信号を複数のスライスへ分配するバス基板とを備え、前記フロントプレートの第1の面側に保持される複数のブロックと、
    前記フロントプレートの前記第1の面側に保持され、前記ブロックへ電力を供給する複数の電源ユニットと、
    複数のアンテナ素子が配列され、前記フロントプレートの前記第1の面の裏面である第2の面側に保持されたアンテナ素子配置部と、
    前記アンテナ素子への高周波信号を通す高周波信号配線を備え、前記フロントプレートの前記第2の面側に保持された高周波信号配線部とを有し、
    前記フロントプレートは、貫通孔が形成されており、
    前記送信モジュールは、前記貫通孔を通じて前記高周波信号配線に電気的に接続される接続部を備えることを特徴とするフェーズドアレイアンテナ。
  2. 前記接続部は、前記送信モジュールに表面実装された第1の同軸コネクタであることを特徴とする請求項1に記載のフェーズドアレイアンテナ。
  3. 前記高周波信号配線部に表面実装された第2の同軸コネクタと、
    前記第1の同軸コネクタと前記第2の同軸コネクタとを中継する中継アダプタを有することを特徴とする請求項2に記載のフェーズドアレイアンテナ。
  4. 前記貫通孔の内部における前記中継アダプタの最大傾斜角は、前記第1の同軸コネクタと前記中継アダプタとの嵌合及び前記第2の同軸コネクタと前記中継アダプタとの嵌合が可能な角度であることを特徴とする請求項3に記載のフェーズドアレイアンテナ。
  5. 前記貫通孔は、端部に面取り部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のフェーズドアレイアンテナ。
  6. 前記貫通孔は、前記流路と交わらないことを特徴とする請求項1に記載のフェーズドアレイアンテナ。
  7. 前記アンテナ素子同士のピッチは、前記スライス同士のピッチよりも短いことを特徴とする請求項1に記載のフェーズドアレイアンテナ。
  8. 前記ブロックは、前記電源ユニットからの電力供給を補完するコンデンサバンクを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のフェーズドアレイアンテナ。
  9. 前記コンデンサバンクは、前記バス基板に着脱可能であることを特徴とする請求項8に記載のフェーズドアレイアンテナ。
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