JPWO2018083802A1 - 短絡検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の使用態様に関わらず、放電中の二次電池の内部短絡をリアルタイムに精度よく検出できる短絡検出装置を提供する。【解決手段】短絡検出装置は、負荷に対して放電している二次電池の電圧を電圧センサにより検出して得られる第1電圧値Vaが閾値Vs未満であるか否かを判断し、第1電圧値Vaが閾値Vs未満である場合、負荷を調整して、二次電池から負荷に流れる電流を減少させ、負荷調整後の二次電池の電圧を電圧センサにより検出して得られる第2電圧値Vbが第1電圧値Va未満であるか否かを判断し、第2電圧値Vbが第1電圧値Va未満である場合、二次電池の内部短絡を認識する。【選択図】図3

Description

本発明は、二次電池の内部短絡を検出する短絡検出装置に関する。
近年、環境保護運動の高まりを背景として、電気自動車(EV)およびハイブリッド電気自動車(HEV)の開発が進められている。これらのモータ駆動用電源として、繰り返し充放電可能なリチウムイオン二次電池が注目されている。
リチウムイオン二次電池に対して、たとえば、外部から機械的な衝撃が加えられた場合、リチウムイオン二次電池に内部短絡が生じることがある。リチウムイオン二次電池の内部短絡は、リチウムイオン二次電池の性能を低下させる可能性があり、好ましくない。
これに関連して、下記の特許文献1には、リチウムイオン二次電池の容量変化の実測値から容量変化の理論値を減算して得られた値を内部短絡によって消費された容量とみなし、リチウムイオン二次電池に内部短絡が生じたか否かを判断する技術が提案されている。この技術によれば、放電中のリチウムイオン二次電池の内部短絡をリアルタイムに検出できる。
特開2016−090399号公報
上記の技術では、リチウムイオン二次電池の容量変化の理論値を求めるために、リチウムイオン二次電池の開回路電圧が算出される。開回路電圧は、リチウムイオン二次電池の閉回路電圧を計測し、閉回路電圧に基づいて算出される。このとき、リチウムイオン二次電池の内部抵抗の変化が考慮される。
リチウムイオン二次電池の内部抵抗の変化は、定常的な放電であれば、精度よく推定される。しかしながら、電気自動車のように非定常的な放電が行われる系では、リチウムイオン二次電池の内部抵抗の変化を精度よく推定することは困難である。このため、上記の技術では、非定常的な放電が行われる系にリチウムイオン二次電池が使用された場合、開回路電圧が精度よく算出されず、内部短絡を精度よく検出できないという問題がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、二次電池の使用態様に関わらず、放電中の二次電池の内部短絡をリアルタイムに精度よく検出できる短絡検出装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
本発明の短絡検出装置は、負荷に対して放電している二次電池の電圧を電圧センサにより検出して得られる第1電圧値が閾値未満であるか否かを判断し、第1電圧値が閾値未満である場合、負荷を調整して、二次電池から負荷に流れる電流を減少させる。そして、本発明の短絡検出装置は、負荷調整後の二次電池の電圧を電圧センサにより検出して得られる第2電圧値が第1電圧値未満であるか否かを判断し、第2電圧値が第1電圧値未満である場合、二次電池の内部短絡を認識する。
本発明の短絡検出装置は、負荷に対して放電している二次電池の電圧を電圧センサにより検出して得られる電圧値が第1閾値未満であるか否かを判断し、電圧値が第1閾値未満である場合、二次電池の電圧の単位時間当たりの変化量を算出する。そして、本発明の短絡検出装置は、単位時間当たりの変化量が第2閾値よりも大きいか否かを判断し、変化量が第2閾値よりも大きい場合、二次電池の内部短絡を認識する。
本発明の短絡検出装置は、負荷に対して放電している二次電池の電圧を電圧センサにより検出して電圧の変動周波数を算出し、二次電池から負荷に流れる電流を電流センサにより検出して電流の変動周波数を算出する。そして、本発明の短絡検出装置は、電圧の変動周波数が電流の変動周波数よりも高いか否かを判断し、電圧の変動周波数が電流の変動周波数よりも高い場合、二次電池の内部短絡を認識する。
本発明によれば、二次電池の使用態様に関わらず、放電中の二次電池の内部短絡をリアルタイムに精度よく検出できる。
本発明の第1実施形態に係る短絡検出装置の概略構成を示す図である。 二次電池の基本構成を模式的に表した断面概略図である。 短絡検出装置により実行される短絡検出処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る短絡検出処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る短絡検出処理を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る短絡検出処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る短絡検出処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張される場合があり、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る短絡検出装置100の概略構成を示す図である。本実施形態の短絡検出装置100は、負荷300に対して放電している二次電池200に生じる内部短絡を検出する。二次電池200は、たとえば、リチウムイオン二次電池である。負荷300は、たとえば、二次電池200から電力の供給を受けて動作するモータまたは各種の電子機器である。
図1に示すとおり、短絡検出装置100は、電圧センサ110、電流センサ120、外部抵抗130、スイッチ140、および制御部150を備える。
電圧センサ110は、二次電池200に対して並列に接続され、二次電池200のセル電圧を検出する。電圧センサ110により二次電池200のセル電圧を検出して得られた電圧値は、制御部150に送信される。
電流センサ120は、二次電池200と負荷300との間に設けられ、二次電池200から負荷300に流れる電流を検出する。電流センサ120により電流を検出して得られた電流値は、制御部150に送信される。
外部抵抗130は、二次電池200に対して並列に接続され、二次電池200の電力を放電する。外部抵抗130は、たとえば、二次電池200の電力を消費することにより、二次電池200の電力を放電する放電抵抗回路である。
スイッチ140は、二次電池200と外部抵抗130との間に設けられた第1スイッチ140aと、二次電池200と負荷300との間に設けられた第2スイッチ140bとを備える。第1および第2スイッチ140a,140bは、たとえば、リレースイッチである。第1および第2スイッチ140a,140bのオン/オフ状態が切り替えられることにより、二次電池200と負荷300とが接続される第1状態と、二次電池200と外部抵抗130とが接続される第2状態とが切り替えられる。
制御部150は、上記各部の動作を制御する。制御部150は、CPU(Central Processing Unit)および各種メモリを備えており、プログラムにしたがって、外部抵抗130、スイッチ140、および負荷300の動作を制御する。
本実施形態の制御部150は、対応するプログラムをCPUが実行することによって、第1判断部、負荷調整部、第2判断部、および認識部として機能する。ここで、第1判断部は、負荷300に対して放電している二次電池200のセル電圧を電圧センサ110により検出して得られる第1電圧値が閾値未満であるか否かを判断する。負荷調整部は、第1電圧値が閾値未満であると判断される場合、負荷300を調整して、二次電池200から負荷300に流れる電流を減少させる。第2判断部は、負荷調整後の二次電池200のセル電圧を電圧センサ110により検出して得られる第2電圧値が第1電圧値未満であるか否かを判断する。認識部は、第2電圧値が第1電圧値未満であると判断される場合、二次電池200の内部短絡を認識する。各部の具体的な処理内容については後述する。
次に、図2を参照して、短絡検出装置100により内部短絡が検出される二次電池200について説明する。図2は、二次電池200の基本構成を模式的に表した断面概略図である。本実施形態の二次電池200は、双極型二次電池である。双極型二次電池200は、充放電反応が実際に進行する略矩形の発電要素210が、電池外装材であるラミネートフィルム220の内部に封止された構造を有する。
図2に示すとおり、双極型二次電池200の発電要素210は、集電体211の一方の面に正極活物質層212が形成され、集電体211の他方の面に負極活物質層213が形成されて構成される複数の双極型電極215を有する。各双極型電極215は、電解質層216を介して積層されて発電要素210を形成する。電解質層216は、基材としてのセパレータの面方向中央部に電解質が保持されてなる構成を有する。この際、一の双極型電極215の正極活物質層212と当該一の双極型電極215に隣接する他の双極型電極215の負極活物質層213とが電解質層216を介して向き合うように、各双極型電極215および電解質層216が交互に積層されている。すなわち、一の双極型電極215の正極活物質層212と当該一の双極型電極215に隣接する他の双極型電極215の負極活物質層213との間に電解質層216が挟まれて配置されている。
隣接する正極活物質層212、電解質層216、および負極活物質層213は、一つの単電池層217を構成する。したがって、双極型二次電池200は、単電池層217が積層されてなる構成を有するともいえる。また、電解質層216からの電解液の漏れによる液絡を防止する目的で、単電池層217の外周部にはシール部218が配置されている。なお、発電要素210の最外層に位置する正極側の最外層集電体211aには、片面のみに正極活物質層212が形成されている。また、発電要素210の最外層に位置する負極側の最外層集電体211bには、片面のみに負極活物質層213が形成されている。しかしながら、正極側の最外層集電体211aの両面に正極活物質層212が形成されてもよい。同様に、負極側の最外層集電体211bの両面に負極活物質層213が形成されてもよい。
さらに、双極型二次電池200では、正極側の最外層集電体211aに隣接するように正極集電板221が配置され、これが延長されてラミネートフィルム220から導出されている。一方、負極側の最外層集電体211bに隣接するように負極集電板222が配置され、同様にこれが延長されてラミネートフィルム220から導出されている。短絡検出装置100の電圧センサ110は、ラミネートフィルム220から導出されている正極および負極集電板221,222間の電圧を、二次電池200のセル電圧として検出する。
なお、単電池層217の積層数は、所望する電圧に応じて調節される。また、双極型二次電池200では、電池の厚みを極力薄くしても十分な出力が確保できれば、単電池層217の積層数を少なくしてもよい。
このような二次電池200に対して外部から機械的な衝撃が加えられた場合、二次電池200に内部短絡が生じることがある。本実施形態の短絡検出装置100は、負荷300に対して放電している二次電池200の内部短絡をリアルタイムに検出する。以下、図3を参照して、短絡検出装置100の動作について詳細に説明する。
図3は、短絡検出装置100により実行される短絡検出処理の手順を示すフローチャートである。短絡検出処理の開始時、二次電池200と外部抵抗130との間の第1スイッチ140aはオフ状態にあり、二次電池200と負荷300との間の第2スイッチ140bはオン状態にある。
図3に示すとおり、まず、短絡検出装置100は、放電中の二次電池200の電圧値Vaを検出する(ステップS101)。より具体的には、電圧センサ110が、負荷300に対して放電している二次電池200のセル電圧を第1電圧値Vaとして検出する。電圧センサ110により検出された第1電圧値Vaは、制御部150に送信される。
次に、短絡検出装置100は、二次電池200の電圧値Vaが閾値Vs未満であるか否かを判断する(ステップS102)。より具体的には、制御部150が、ステップS101に示す処理で検出された第1電圧値Vaが、所定の閾値Vs未満であるか否かを判断する。ここで、閾値Vsは、二次電池200に内部短絡が生じたか否かを判断する処理を開始する際の基準となる電圧値であり、適宜設定される。二次電池200がリチウムイオン二次電池の場合、閾値Vsは、満充電状態の単電池層のセル電圧4.2Vに対して、たとえば、2.5Vに相当する電圧値であり、単電池層の積層数等に応じて設定される。
二次電池200の電圧値Vaが閾値Vs未満でないと判断する場合(ステップS102:NO)、短絡検出装置100は、ステップS101の処理に戻る。
一方、二次電池200の電圧値Vaが閾値Vs未満であると判断する場合(ステップS102:YES)、短絡検出装置100は、負荷300を調整して、二次電池200の出力を制限する(ステップS103)。より具体的には、制御部150が、たとえば、負荷300であるモータの回転数を低減して、二次電池200から負荷300に流れる電流を減少させる。その結果、二次電池200から負荷300に流れる電流の大きさが、第1電流値Iaから第2電流値Ibに減少する。
次に、短絡検出装置100は、負荷調整後の二次電池200の電圧値Vbを検出する(ステップS104)。より具体的には、電圧センサ110が、ステップS103に示す処理で調整された負荷300に対して放電している二次電池200のセル電圧を第2電圧値Vbとして検出する。電圧センサ110により検出された第2電圧値Vbは、制御部150に送信される。
次に、短絡検出装置100は、電圧値Vbが電圧値Va未満であるか否かを判断する(ステップS105)。より具体的には、制御部150が、ステップS104に示す処理で検出された第2電圧値Vbが、ステップS101に示す処理で検出された第1電圧値Va未満であるか否かを判断する。
電圧値Vbが電圧値Va未満でないと判断する場合(ステップS105:NO)、短絡検出装置100は、二次電池200の出力を通常出力に戻し(ステップS106)、ステップS101の処理に戻る。より具体的には、制御部150が、二次電池200のセル電圧が閾値Vsを下回った原因が二次電池200の内部抵抗(過電圧)の増加に起因しているとして、二次電池200に内部短絡が生じていないと判断する。そして、制御部150は、ステップS103に示す処理で調整した負荷300を調整前の状態に戻し、二次電池200から負荷300に流れる電流を増大させる。その結果、二次電池200から負荷300に流れる電流の大きさが、第2電流値Ibから第1電流値Iaに回復する。
一方、電圧値Vbが電圧値Va未満であると判断する場合(ステップS105:YES)、短絡検出装置100は、負荷300を切り離す(ステップS107)。より具体的には、制御部150が、二次電池200のセル電圧が閾値Vsを下回った原因が二次電池200の内部短絡に起因しているとして、二次電池200に内部短絡が生じていると判断する。そして、制御部150は、第2スイッチ140bを制御して、二次電池200から負荷300を電気的に切り離す。
そして、短絡検出装置100は、外部放電を開始し(ステップS108)、処理を終了する。より具体的には、制御部150が、第1スイッチ140aを制御して、二次電池200に外部抵抗130を電気的に接続する。二次電池200に外部抵抗130が接続されれば、二次電池200の電力が外部抵抗130により消費され、二次電池200の電力が外部抵抗130により放電される。
以上のとおり、図3に示すフローチャートの処理によれば、二次電池200の電圧値Vaが閾値Vsを下回った場合、負荷300が調整されて二次電池200から負荷300に流れる電流が減少される。そして、負荷調整後の二次電池200の電圧値Vbが負荷調整前の二次電池200の電圧値Va未満の場合、二次電池200に内部短絡が生じていることが認識され、二次電池200の外部放電が行われる。
なお、上述したとおり、二次電池200のセル電圧が閾値Vsを下回った原因が内部抵抗の増加に起因している場合、二次電池200から負荷300に流れる電流が減少すれば、内部抵抗による電圧損失は小さくなり、二次電池200のセル電圧は上昇する。一方、二次電池200のセル電圧が閾値Vsを下回った原因が内部短絡に起因している場合、二次電池200から負荷300に流れる電流が減少しても、二次電池200のセル電圧は上昇することなく低下する。本実施形態の短絡検出装置100では、この現象を利用して、二次電池200の内部短絡を検出する。
そして、本実施形態の短絡検出装置100では、二次電池200の内部抵抗がほとんど変化しない状態で二次電池200に内部短絡が生じたか否かが判断される。このため、本実施形態の短絡検出装置100によれば、非定常的な放電が行われる系でも、二次電池200の内部短絡を精度よく検出できる。したがって、二次電池200の使用態様に関わらず、二次電池200の内部短絡をリアルタイムに精度よく検出できる。
以上のとおり、説明した本実施形態は、以下の効果を奏する。
(a)二次電池200の内部抵抗に関わらず、二次電池200に内部短絡が生じたか否かが判断されるため、二次電池200の使用態様に関わらず、二次電池200の内部短絡をリアルタイムに精度よく検出できる。また、内部短絡に起因する電圧降下と内部抵抗の増加に起因する電圧降下とが区別されるため、二次電池200の内部短絡をより精度よく検出できる。
(b)二次電池200の内部短絡が検出された場合、二次電池200を負荷300から切り離して外部放電が行われるため、二次電池200の安全性がより高められる。
(c)双極型二次電池200の内部短絡を検出するため、双極型二次電池200により駆動される装置(電気自動車等)の実用性が向上する。
(第2実施形態)
次に、図4および図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、二次電池200のセル電圧の単位時間当たりの変化量を算出して内部短絡を検出する実施形態である。
図4は、本実施形態に係る短絡検出処理の手順を示すフローチャートである。なお、内部短絡を検出するための処理が異なる点を除いては、本実施形態に係る短絡検出装置100の構成自体は、第1実施形態と同様であるため、短絡検出装置100の構成についての説明は省略する。
また、本実施形態に係る短絡検出装置100の制御部150は、対応するプログラムをCPUが実行することによって、第1判断部、変化量検出部、第2判断部、および認識部として機能する。第1判断部は、負荷300に対して放電している二次電池200のセル電圧を電圧センサ110により検出して得られる電圧値が第1閾値未満であるか否かを判断する。変化量検出部は、電圧値が第1閾値未満であると判断される場合、二次電池200のセル電圧の単位時間当たりの変化量を算出する。第2判断部は、二次電池200のセル電圧の単位時間当たりの変化量が第2閾値よりも大きいか否かを判断する。認識部は、セル電圧の単位時間当たりの変化量が第2閾値よりも大きいと判断される場合、二次電池200の内部短絡を認識する。
図4に示すとおり、本実施形態に係る短絡検出処理では、まず、短絡検出装置100は、放電中の二次電池200の電圧値Vaを検出する(ステップS201)。より具体的には、電圧センサ110が、負荷300に対して放電している二次電池200のセル電圧を電圧値Vaとして検出する。
次に、短絡検出装置100は、二次電池200の電圧値Vaが第1閾値Vs未満であるか否かを判断する(ステップS202)。より具体的には、制御部150が、ステップS201に示す処理で検出された電圧値Vaが、所定の第1閾値Vs未満であるか否かを判断する。ここで、第1閾値Vsは、二次電池200に内部短絡が生じたか否かを判断する処理を開始する際の基準となる電圧値であり、適宜設定される。二次電池200がリチウムイオン二次電池の場合、閾値Vsは、満充電状態の単電池層のセル電圧4.2Vに対して、たとえば、2.5Vに相当する電圧値であり、単電池層の積層数等に応じて設定される。
二次電池200の電圧値Vaが第1閾値Vs未満でないと判断する場合(ステップS202:NO)、短絡検出装置100は、ステップS201の処理に戻る。
一方、二次電池200の電圧値Vaが第1閾値Vs未満であると判断する場合(ステップS202:YES)、短絡検出装置100は、単位時間当たりのセル電圧の変化量ΔVb/Δtを算出する(ステップS203)。より具体的には、制御部150が、電圧センサ110により周期的に検出しているセル電圧の値の変化から、単位時間当たりのセル電圧の変化量ΔVb/Δtを算出する。
次に、短絡検出装置100は、単位時間当たりのセル電圧の変化量ΔVb/Δtが、第2閾値ΔVu/Δtよりも大きいか否かを判断する(ステップS204)。より具体的には、制御部150が、ステップS203に示す処理で算出した単位時間当たりのセル電圧の変化量ΔVb/Δtが、所定の第2閾値ΔVu/Δtよりも大きいか否かを判断する。ここで、第2閾値ΔVu/Δtは、内部短絡に起因する二次電池200の電圧降下と二次電池200の通常の電圧降下とを区別するための値であり、適宜設定される。二次電池200がリチウムイオン二次電池の場合、第2閾値ΔVu/Δtは、満充電状態の単電池層のセル電圧4.2Vに対して、たとえば、2V/秒に相当する値であり、単電池層の積層数等に応じて設定される。
セル電圧の変化量ΔVb/Δtが第2閾値ΔVu/Δtよりも大きくないと判断する場合(ステップS204:NO)、短絡検出装置100は、二次電池200に内部短絡が生じていないとして、ステップS201の処理に戻る。
一方、セル電圧の変化量ΔVb/Δtが第2閾値ΔVu/Δtよりも大きいと判断する場合(ステップS204:YES)、短絡検出装置100は、二次電池200に内部短絡が生じているとして、負荷300を切り離す(ステップS205)。ステップS205以下の処理は、図3のステップS107以下の処理と同様であるため、ステップS205以下の処理についての説明は省略する。
以上のとおり、図4に示すフローチャートの処理によれば、二次電池200の電圧値Vaが第1閾値Vsを下回った場合、二次電池200のセル電圧の単位時間当たりの変化量ΔVb/Δtが算出される。そして、単位時間当たりのセル電圧の変化量ΔVb/Δtが第2閾値ΔVu/Δtよりも大きい場合、二次電池200に内部短絡が生じていることが認識され、二次電池200の外部放電が行われる。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る短絡検出処理についてより詳細に説明する。
図5は、放電中の二次電池200のセル電圧と時間との関係の一例を示す図である。図5の縦軸は二次電池200のセル電圧であり、横軸は時間である。図5の実線は、特定の電流出力時に内部短絡が生じた場合の二次電池200のセル電圧の時間プロファイルを示す。図5の破線は、特定の電流出力時における二次電池200のセル電圧の通常の時間プロファイルを示す。
図5に示すとおり、通常時と内部短絡発生時とでは、放電時間に対する電圧変化が大きく異なる。具体的には、通常時のセル電圧は時間の経過に伴いゆっくりと低下し、その一方で、短絡発生時のセル電圧は短時間で大きく低下する。なお、二次電池200の内部抵抗の増加に伴い過電圧が増加する場合、充放電を複数回繰り返すにしたがって、破線で示す電圧プロファイルが下方にシフトする。
本実施形態の短絡検出装置100では、上記の現象を利用して、二次電池200のセル電圧の単位時間当たりの変化量ΔVb/Δtを所定の第2閾値ΔVu/Δtと比較することにより、二次電池200の内部短絡を検出する。このような構成によれば、二次電池200の内部短絡を精度よく検出できる。
(変形例)
なお、上述した実施形態では、第2閾値として固定値が用いられた。しかしながら、第2閾値は可変値であってもよい。この場合、制御部150には、二次電池200の電流値と第2閾値との関係を示す変換テーブルが予め登録され、第2閾値は、二次電池200から負荷300に流れる電流の大きさに応じて変更される。このような構成によれば、二次電池200の内部短絡をより精度よく検出できる。
また、上述した実施形態では、図4のステップS202に示す処理において二次電池200のセル電圧が第1閾値Vs未満であると判断された場合、二次電池200のセル電圧の単位時間当たりの変化量ΔVb/Δtが算出された。しかしながら、図4のステップS201〜S202に示す処理は省略されてもよい。この場合、二次電池200のセル電圧の単位時間当たりの変化量ΔVb/Δtが周期的に算出され、所定の第2閾値ΔVu/Δtと比較される。
以上のとおり、説明した本実施形態は、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(d)二次電池200の単位時間当たりの変化量に基づいて二次電池200の内部短絡を検出するため、負荷300を調整して内部短絡を検出する場合に比べ、短時間で内部短絡を検出できる。
(第3実施形態)
次に、図6および図7を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、時間の経過に伴ってセル電圧が変動する挙動を示す内部短絡を検出する実施形態である。
図6は、本実施形態に係る短絡検出処理の手順を示すフローチャートである。なお、内部短絡を検出するための処理が異なる点を除いては、本実施形態に係る短絡検出装置100の構成自体は、第1実施形態と同様であるため、短絡検出装置100の構成についての説明は省略する。
また、本実施形態に係る短絡検出装置100の制御部150は、対応するプログラムをCPUが実行することによって、第1周波数算出部、第2周波数算出部、判断部、および認識部として機能する。第1周波数算出部は、負荷300に対して放電している二次電池200のセル電圧の変動周波数を算出する。第2周波数算出部は、二次電池200から負荷300に流れる電流の変動周波数を算出する。判断部は、セル電圧の変動周波数が電流の変動周波数よりも高いか否かを判断する。認識部は、セル電圧の変動周波数が電流の変動周波数よりも高いと判断される場合、二次電池200の内部短絡を認識する。
図6に示すとおり、本実施形態に係る短絡検出処理では、まず、短絡検出装置100は、セル電圧の変動周波数faを算出する(ステップS301)。より具体的には、制御部150が、電圧センサ110により検出されるセル電圧の周波数解析(たとえば、高速フーリエ変換)を行って、二次電池200のセル電圧の変動周波数faを算出する。
次に、短絡検出装置100は、二次電池200から負荷300に流れる電流の変動周波数fsを算出する(ステップS302)。より具体的には、制御部150が、電流センサ120により検出される電流値の周波数解析を行って、二次電池200から負荷300に流れる電流の変動周波数fsを算出する。
次に、短絡検出装置100は、セル電圧の変動周波数faが電流の変動周波数fsよりも高いか否かを判断する(ステップS303)。より具体的には、制御部150が、ステップS301に示す処理で算出したセル電圧の変動周波数faが、ステップS302に示す処理で算出した電流の変動周波数fsよりも高いか否かを判断する。
セル電圧の変動周波数faが電流の変動周波数fsよりも高くないと判断する場合(ステップS303:NO)、短絡検出装置100は、二次電池200に内部短絡が生じていないとして、ステップS301の処理に戻る。
一方、セル電圧の変動周波数faが電流の変動周波数fsよりも高いと判断する場合(ステップS303:YES)、短絡検出装置100は、二次電池200に内部短絡が生じているとして、負荷300を切り離す(ステップS304)。ステップS304以下の処理は、図3のステップS107以下の処理と同様であるため、ステップS304以下の処理についての説明は省略する。
以上のとおり、図6に示すフローチャートの処理によれば、二次電池200のセル電圧の変動周波数faが、二次電池200から流れ出る電流の変動周波数fsと比較される。そして、セル電圧の変動周波数faが電流の変動周波数fsよりも高い場合、二次電池200に内部短絡が生じていることが認識され、二次電池200の外部放電が行われる。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る短絡検出処理についてより詳細に説明する。
図7は、放電中の二次電池200のセル電圧と時間との関係の一例を示す図である。図7の縦軸は二次電池200のセル電圧であり、横軸は時間である。図7の実線は、時間の経過に伴ってセル電圧が変動する挙動を示す内部短絡が生じた二次電池200のセル電圧の時間プロファイルを示す。図7の破線は、一般的な内部短絡が生じた二次電池200のセル電圧の時間プロファイルを示す。
図7に示すとおり、二次電池200の内部短絡時、実線で示すような挙動をセル電圧が示す場合がある。この場合、セル電圧は1Hz〜2kHz程度の短い周期で変動する。このとき、二次電池200から負荷300に流れる電流は、セル電圧の変動に追従せず、電流の変動周波数はセル電圧の変動周波数よりも低くなる。本実施形態の短絡検出装置100では、この現象を利用して、セル電圧の変動周波数を電流の変動周波数と比較することにより、セル電圧が実線で示すような挙動を示す内部短絡を検出する。
なお、破線で示すようなセル電圧の変動を伴わない内部短絡は、上述した第1または第2実施形態の短絡検出処理により検出され得る。
以上のとおり、説明した本実施形態は、第1および第2実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
(e)二次電池200のセル電圧の変動周波数を電流の変動周波数と比較して、二次電池200の内部短絡を検出するため、セル電圧が時間の経過に伴って変動する挙動を示す内部短絡を検出できる。
以上のとおり、説明した第1〜第3実施形態において、本発明の短絡検出装置100を説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略できることはいうまでもない。
たとえば、上述した第1〜第3実施形態では、短絡検出装置100の制御部150により二次電池200に内部短絡が生じたことが認識された場合、二次電池200が負荷300から切り離され、外部放電が行われた。しかしながら、二次電池200の内部短絡が認識された後、負荷300を切り離して外部放電を行う処理は省略されてもよい。
また、上述した第1〜第3実施形態では、制御部150のCPUがプログラムを実行することによって各種処理を実現する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、短絡検出装置100における各種処理は、専用のハードウエア回路によって実現されてもよい。
また、上述した第1〜第3実施形態では、単電池層が直列接続された双極型二次電池の内部短絡を検出する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、単電池層が並列接続されている一般的な二次電池にも適用可能である。
また、上述した第3実施形態は、第1または第2実施形態と組み合わせて実行され得る。第1実施形態と第3実施形態を組み合わせる場合、たとえば、図3に示すフローチャートの処理と図6に示すフローチャートの処理とが交互に実行される。同様に、第2実施形態と第3実施形態を組み合わせる場合、たとえば、図4に示すフローチャートの処理と図6に示すフローチャートの処理とが交互に実行される。
100 短絡検出装置、
110 電圧センサ、
120 電流センサ、
130 外部抵抗、
140,140a,140b スイッチ、
150 制御部(第1判断部、第2判断部、負荷調整部、認識部、変化量算出部、第1周波数算出部、第2周波数算出部、判断部、第3判断部、第2認識部)、
200 二次電池、
300 負荷。
【0002】

[0007]
リチウムイオン二次電池の内部抵抗の変化は、定常的な放電であれば、精度よく推定される。しかしながら、電気自動車のように非定常的な放電が行われる系では、リチウムイオン二次電池の内部抵抗の変化を精度よく推定することは困難である。このため、上記の技術では、非定常的な放電が行われる系にリチウムイオン二次電池が使用された場合、開回路電圧が精度よく算出されず、内部短絡を精度よく検出できないという問題がある。
[0008]
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、二次電池の使用態様に関わらず、放電中の二次電池の内部短絡をリアルタイムに精度よく検出できる短絡検出装置を提供することである。
課題を解決するための手段
[0009]
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
[0010]
本発明の短絡検出装置は、負荷に対して放電している二次電池の電圧を電圧センサにより検出して得られる第1電圧値が閾値未満であるか否かを判断し、第1電圧値が閾値未満である場合、負荷を調整して、二次電池から負荷に流れる電流を減少させる。そして、本発明の短絡検出装置は、負荷調整後の二次電池の電圧を電圧センサにより検出して得られる第2電圧値が第1電圧値未満であるか否かを判断し、第2電圧値が第1電圧値未満である場合、二次電池の内部短絡を認識する。
[0011]
[0012]
本発明の短絡検出装置は、負荷に対して放電している二次電池の電圧を電圧センサにより検出して電圧の変動周波数を算出し、二次電池から負荷に流

Claims (6)

  1. 二次電池の電圧を検出する電圧センサと、
    負荷に対して放電している前記二次電池の電圧を前記電圧センサにより検出して得られる第1電圧値が閾値未満であるか否かを判断する第1判断部と、
    前記第1電圧値が前記閾値未満であると判断される場合、前記負荷を調整して、前記二次電池から前記負荷に流れる電流を減少させる負荷調整部と、
    負荷調整後の前記二次電池の電圧を前記電圧センサにより検出して得られる第2電圧値が前記第1電圧値未満であるか否かを判断する第2判断部と、
    前記第2電圧値が前記第1電圧値未満であると判断される場合、前記二次電池の内部短絡を認識する認識部と、
    を有する短絡検出装置。
  2. 二次電池の電圧を検出する電圧センサと、
    負荷に対して放電している前記二次電池の電圧を前記電圧センサにより検出して得られる電圧値が第1閾値未満であるか否かを判断する第1判断部と、
    前記電圧値が前記第1閾値未満であると判断される場合、前記二次電池の電圧の単位時間当たりの変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量が第2閾値よりも大きいか否かを判断する第2判断部と、
    前記変化量が前記第2閾値よりも大きいと判断される場合、前記二次電池の内部短絡を認識する認識部と、
    を有する短絡検出装置。
  3. 前記負荷に対して放電している前記二次電池の電圧を前記電圧センサにより検出して、前記電圧の変動周波数を算出する第1周波数算出部と、
    前記二次電池から前記負荷に流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流を前記電流センサにより検出して、前記電流の変動周波数を算出する第2周波数算出部と、
    前記電圧の変動周波数が前記電流の変動周波数よりも高いか否かを判断する第3判断部と、
    前記電圧の変動周波数が前記電流の変動周波数よりも高いと判断される場合、前記二次電池の内部短絡を認識する第2認識部と、
    をさらに有する、請求項1または2に記載の短絡検出装置。
  4. 前記二次電池に接続され、前記二次電池の電力を放電する外部抵抗と、
    前記二次電池の内部短絡が認識された場合、前記二次電池を前記負荷から切り離し、前記外部抵抗に接続するスイッチと、
    をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の短絡検出装置。
  5. 前記二次電池は、集電体の一方の面に正極活物質層が形成され他方の面に負極活物質層が形成された双極型電極と電解質層とが積層されて構成される発電要素を有する双極型二次電池である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の短絡検出装置。
  6. 二次電池の電圧を検出する電圧センサと、
    負荷に対して放電している前記二次電池の電圧を前記電圧センサにより検出して、前記電圧の変動周波数を算出する第1周波数算出部と、
    前記二次電池から前記負荷に流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流を前記電流センサにより検出して、前記電流の変動周波数を算出する第2周波数算出部と、
    前記電圧の変動周波数が前記電流の変動周波数よりも高いか否かを判断する判断部と、
    前記電圧の変動周波数が前記電流の変動周波数よりも高いと判断される場合、前記二次電池の内部短絡を認識する認識部と、
    を有する短絡検出装置。
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