JPWO2017213223A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017213223A1
JPWO2017213223A1 JP2018521776A JP2018521776A JPWO2017213223A1 JP WO2017213223 A1 JPWO2017213223 A1 JP WO2017213223A1 JP 2018521776 A JP2018521776 A JP 2018521776A JP 2018521776 A JP2018521776 A JP 2018521776A JP WO2017213223 A1 JPWO2017213223 A1 JP WO2017213223A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tti
cell
user terminal
deactivation
predetermined cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018521776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6927966B2 (ja
Inventor
一樹 武田
一樹 武田
聡 永田
聡 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JPWO2017213223A1 publication Critical patent/JPWO2017213223A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6927966B2 publication Critical patent/JP6927966B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/2605Symbol extensions, e.g. Zero Tail, Unique Word [UW]
    • H04L27/2607Cyclic extensions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0091Signaling for the administration of the divided path
    • H04L5/0094Indication of how sub-channels of the path are allocated
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0091Signaling for the administration of the divided path
    • H04L5/0096Indication of changes in allocation
    • H04L5/0098Signalling of the activation or deactivation of component carriers, subcarriers or frequency bands
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0453Resources in frequency domain, e.g. a carrier in FDMA
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/02Data link layer protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0001Arrangements for dividing the transmission path
    • H04L5/0003Two-dimensional division
    • H04L5/0005Time-frequency
    • H04L5/0007Time-frequency the frequencies being orthogonal, e.g. OFDM(A), DMT
    • H04L5/001Time-frequency the frequencies being orthogonal, e.g. OFDM(A), DMT the frequencies being arranged in component carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

短縮TTIが適用される場合であっても、所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化を適切に行うこと。TTI長が1msより短い短縮TTIが設定される所定セルを含む複数のセルと通信を行うユーザ端末であって、前記所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信する受信部と、前記アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルのアクティブ化及び/又は前記非アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルの非アクティブ化を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記所定セルのTTI長、又は、前記アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、前記所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御する。

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTE(LTE Rel.8ともいう)からのさらなる広帯域化および高速化を目的として、LTEアドバンスト(LTE Rel.10、11又は12ともいう)が仕様化され、後継システム(LTE Rel.13以降)も検討されている。
LTE Rel.10/11では、広帯域化を図るために、複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を統合するキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が導入されている。各CCは、LTE Rel.8のシステム帯域を一単位として構成される。また、CAでは、同一の無線基地局(eNB:eNodeB)の複数のCCがユーザ端末(UE:User Equipment)に設定される。
一方、LTE Rel.12では、異なる無線基地局の複数のセルグループ(CG:Cell Group)がユーザ端末に設定されるデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)も導入されている。各セルグループは、少なくとも一つのセル(CC)で構成される。DCでは、異なる無線基地局の複数のCCが統合されるため、DCは、Inter-eNB CAなどとも呼ばれる。
CAが行われる際には、ユーザ端末に対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるプライマリセル(PCell:Primary Cell)及び付随的なセルであるセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)が設定される。
UEは、最初にPCellに接続し、必要に応じてSCellを追加することができる。PCellは、RLM(Radio Link Monitoring)及びSPS(Semi-Persistent Scheduling)などをサポートする単独のセル(スタンドアローンセル)と同様のセルである。SCellは、PCellに追加してUEに対して設定されるセルである。
SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。SCellは、ユーザ端末に追加された直後は、非アクティブ(deactive)状態であるため、アクティブ化することで初めて通信(スケジューリング)可能となるセルである。
また、既存システム(LTE Rel.8−12)では、下り(DL:Downlink)送信と上り(UL:Uplink)送信とを異なる周波数帯で行う周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)と、DL送信とUL送信とを同じ周波数帯で時間的に切り替えて行う時分割複信(TDD:Time Division Duplex)とが導入されている。
以上のような既存システムでは、無線基地局とユーザ端末間のDL送信及びUL送信に適用される送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)は1msに設定されて制御される。送信時間間隔は伝送時間間隔とも呼ばれ、LTEシステム(Rel.8−12)におけるTTIはサブフレーム長とも呼ばれる。
将来の無線通信システム(例えば、5G、NR:New Rat)では、様々な無線通信サービスを、それぞれ異なる要求条件(例えば、超高速、大容量、超低遅延など)を満たすように実現することが求められる。
例えば、5Gでは、eMBB(enhanced Mobile Broad Band)、IoT(Internet of Things)、MTC(Machine Type Communication)、M2M(Machine To Machine)、URLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communications)などと呼ばれる無線通信サービスの提供が検討されている。なお、M2Mは、通信する機器によって、D2D(Device To Device)、V2V(Vehicular To Vehicular)などと呼ばれてもよい。上記の多様な通信に対する要求を満たすために、新しい通信アクセス方式(New RAT(Radio Access Technology))を設計することが検討されている。
このような将来の無線通信システムで十分な通信サービスを提供するために、通信遅延の低減(latency reduction)が検討されている。例えば、スケジューリングの最小時間単位である送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)を、既存のLTEシステム(LTE Rel.8−12)の1msより短縮したTTI(例えば、短縮TTIと呼ばれてもよい)を利用して通信を行うことが検討されている。
しかし、既存のLTEシステムでは、サブフレーム(1ms)単位で通信のタイミング制御が行われているが、短縮TTIを導入して通信を行う場合にどのように通信を制御するかは未だ規定されていない。そのため、短縮TTIを導入して通信を行う場合、通信を適切に行うことができる制御方法が求められている。
例えば、既存のLTEシステムのCAでは、SCellのアクティブ化/非アクティブ化(Activation/De-activation)の動作期間(遅延時間)が通常サブフレーム(1ms)単位で規定されているが、短縮TTIを導入する場合にどのように制御するかが問題となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、短縮TTIが適用される場合であっても、所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化を適切に行うことができるユーザ端末及び無線通信方法を提供することを目的の一とする。
本発明のユーザ端末の一態様は、TTI長が1msより短い短縮TTIが設定される所定セルを含む複数のセルと通信を行うユーザ端末であって、前記所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信する受信部と、前記アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルのアクティブ化及び/又は前記非アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルの非アクティブ化を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記所定セルのTTI長、又は、前記アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、前記所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御することを特徴とする。
本発明によれば、短縮TTIが適用される場合であっても、所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化を適切に行うことができる。
既存のLTEシステム(Rel.8−12)における送信時間間隔(TTI)の一例を示す図である。 通常TTIと短縮TTIを説明する図である。 図3A及び図3Bは、短縮TTIの構成例を示す図である。 図4A−図4Cは、通常TTIと短縮TTIの設定例を示す図である。 図5A及び図5Bは、アクティブ化/非アクティブ化するセルのTTIに基づいてアクティブ化/非アクティブ化を行う場合の一例を示す図である。 図6A及び図6Bは、アクティブ化コマンド/非アクティブ化コマンドを受信するセルのTTIに基づいてアクティブ化/非アクティブ化を行う場合の一例を示す図である。 図7A及び図7Bは、アクティブ化コマンド/非アクティブ化コマンドを受信するセルのTTIに基づいてアクティブ化/非アクティブ化を行う場合の他の例を示す図である。 図8A及び図8Bは、アクティブ化/非アクティブ化するセルのTTIに関わらずにアクティブ化/非アクティブ化を行う場合の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1は、既存システム(LTE Rel.8−12)における送信時間間隔(TTI)の一例の説明図である。図1に示すように、LTE Rel.8−12におけるTTI(以下、「通常TTI」という)は、1msの時間長を有する。通常TTIは、サブフレームとも呼ばれ、2つの時間スロットで構成される。TTIは、チャネル符号化された1データ・パケット(トランスポートブロック)の送信時間単位であり、スケジューリング、リンクアダプテーション(Link Adaptation)などの処理単位となる。
図1に示すように、下りリンク(DL)において通常サイクリックプリフィクス(CP)の場合、通常TTIは、14OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル(スロットあたり7OFDMシンボル)を含んで構成される。各OFDMシンボルは、66.7μsの時間長(シンボル長)を有し、4.76μsの通常CPが付加される。シンボル長とサブキャリア間隔は互いに逆数の関係にあるため、シンボル長66.7μsの場合、サブキャリア間隔は、15kHzである。
また、上りリンク(UL)において通常サイクリックプリフィクス(CP)の場合、通常TTIは、14SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル(スロットあたり7SC−FDMAシンボル)を含んで構成される。各SC−FDMAシンボルは、66.7μsの時間長(シンボル長)を有し、4.76μsの通常CPが付加される。シンボル長とサブキャリア間隔は互いに逆数の関係にあるため、シンボル長66.7μsの場合、サブキャリア間隔は、15kHzである。
なお、拡張CPの場合、通常TTIは、12OFDMシンボル(又は12SC−FDMAシンボル)を含んで構成されてもよい。この場合、各OFDMシンボル(又は各SC−FDMAシンボル)は、66.7μsの時間長を有し、16.67μsの拡張CPが付加される。
一方、Rel.13以降のLTEや5Gなどの将来の無線通信システムでは、数十GHzなどの高周波数帯に適した無線インターフェースや、IoT(Internet of Things)、MTC(Machine Type Communication)、M2M(Machine To Machine)、D2D(Device To Device)、V2V(Vehicular To Vehicular)サービス向けに、遅延を最小化する無線インターフェースが望まれている。
そのため、将来の通信システムでは、TTI長を1msより短縮した短縮TTIを利用して通信を行うことが考えられる(図2参照)。図2では、通常TTI(1ms)を利用するセル(CC#1)と、短縮TTIを利用するセル(CC#2)を示している。また、短縮TTIを利用する場合、サブキャリア間隔を通常TTIのサブキャリアから変更(例えば、サブキャリア間隔を拡大)することが考えられる。
通常TTIよりも短い時間長のTTI(以下、「短縮TTI」という)を用いる場合、ユーザ端末や無線基地局における処理(例えば、符号化、復号など)に対する時間的マージンが増加するため、処理遅延を低減できる。また、短縮TTIを用いる場合、単位時間(例えば、1ms)当たりに収容可能なユーザ端末数を増加させることができる。以下に、短縮TTIの構成等について説明する。
(短縮TTIの構成例)
短縮TTIの構成例について図3を参照して説明する。図3A及び図3Bに示すように、短縮TTIは、1msより小さい時間長(TTI長)を有する。短縮TTIは、例えば、0.5ms、0.25ms、0.2ms、0.1msなど、倍数が1msとなるTTI長の1つ又は複数であってもよい。あるいは、通常CPの場合に通常TTIは14シンボルを含むことから、7/14ms、4/14ms、3/14ms、2/14ms、1/14msなど1/14msの整数倍となるTTI長の1つまたは複数であってもよい。また、拡張CPの場合に通常TTIは12シンボルを含むことから、6/12ms、4/12ms、3/12ms、2/12ms、1/12msなど1/12msの整数倍となるTTI長の1つまたは複数であってもよい。
なお、短縮TTIにおいても、従前のLTEと同様に、通常CPか拡張CPかは報知情報やRRCシグナリング等の上位レイヤシグナリングでConfigureすることができる。これにより、1msである通常TTIとの互換性(同期)を保ちながら、短縮TTIを導入できる。
なお、図3A及び図3Bでは、通常CPの場合を一例として説明するが、これに限られない。短縮TTIは、通常TTIよりも短い時間長であればよく、短縮TTI内のシンボル数、シンボル長、CP長などの構成はどのようなものであってもよい。また、以下では、DLにOFDMシンボル、ULにSC−FDMAシンボルが用いられる例を説明するが、これらに限られるものではない。
図3Aは、短縮TTIの第1の構成例を示す図である。図3Aに示すように、第1の構成例では、短縮TTIは、通常TTIと同一数の14OFDMシンボル(又はSC−FDMAシンボル)で構成され、各OFDMシンボル(各SC−FDMAシンボル)は、通常TTIのシンボル長(=66.7μs)よりも短いシンボル長を有する。
図3Aに示すように、通常TTIのシンボル数を維持してシンボル長を短くする場合、通常TTIの物理レイヤ信号構成(RE配置等)を流用することができる。また、通常TTIのシンボル数を維持する場合、短縮TTIにおいても通常TTIと同一の情報量(ビット量)を含めることができる。一方で、通常TTIのシンボルとはシンボル時間長が異なることから、図3Aに示す短縮TTIの信号と通常TTIの信号とを同一システム帯域(または、セル、CC)内に周波数多重することが困難となる。
また、シンボル長とサブキャリア間隔とは互いに逆数の関係にあるため、図3Aに示すようにシンボル長を短くする場合、サブキャリア間隔は、通常TTIの15kHzよりも広くなる。サブキャリア間隔が広くなると、ユーザ端末の移動時のドップラー・シフトによるチャネル間干渉や、ユーザ端末の受信機の位相雑音による伝送品質劣化を効果的に防止できる。特に、数十GHzなどの高周波数帯においては、サブキャリア間隔を広げることにより、伝送品質の劣化を効果的に防止できる。
図3Bは、短縮TTIの第2の構成例を示す図である。図3Bに示すように、第2の構成例では、短縮TTIは、通常TTIよりも少ない数のOFDMシンボル(又はSC−FDMAシンボル)で構成され、各OFDMシンボル(各SC−FDMAシンボル)は、通常TTIと同一のシンボル長(=66.7μs)を有する。この場合、短縮TTIは、通常TTIにおけるシンボル単位で構成する(シンボル数を減らした構成とする)ことができる。例えば、1サブフレームに含まれる14シンボルのうちの一部のシンボルを利用して短縮TTIを構成することができる。図3Bでは、短縮TTIは、通常TTIの半分の7OFDMシンボル(SC−FDMAシンボル)で構成される。
図3Bに示すように、シンボル長を維持してシンボル数を削減する場合、短縮TTIに含める情報量(ビット量)を通常TTIよりも削減できる。このため、ユーザ端末は、通常TTIよりも短い時間で、短縮TTIに含まれる情報の受信処理(例えば、復調、復号など)を行うことができ、処理遅延を短縮できる。また、図3Bに示す短縮TTIの信号と通常TTIの信号とを同一システム帯域(またはセル、CC)内で周波数多重でき、通常TTIとの互換性を維持できる。
(短縮TTIの設定例)
短縮TTIの設定例について説明する。短縮TTIを適用する場合、既存システム(LTE Rel.8−12)との互換性を有するように、通常TTI及び短縮TTIの双方をユーザ端末に設定する構成とすることも可能である。図4は、通常TTI及び短縮TTIの設定例を示す図である。なお、図4は、例示にすぎず、これらに限られるものではない。
図4Aは、短縮TTIの第1の設定例を示す図である。図4Aに示すように、通常TTIと短縮TTIとは、同一のコンポーネントキャリア(CC)(周波数領域)内で時間的に混在してもよい。具体的には、短縮TTIは、同一のCCの特定のサブフレーム(或いは、特定の無線フレーム)に設定されてもよい。例えば、図4Aでは、同一のCC内の連続する5サブフレームにおいて短縮TTIが設定され、その他のサブフレームにおいて通常TTIが設定される。例えば、特定のサブフレームとして、MBSFNサブフレームの設定できるサブフレームや、MIBや同期チャネル等特定の信号を含む(あるいは含まない)サブフレームであってもよい。なお、短縮TTIが設定されるサブフレームの数や位置は、図4Aに示すものに限られない。
図4Bは、短縮TTIの第2の設定例を示す図である。図4Bに示すように、通常TTIのCCと短縮TTIのCCとを統合して、キャリアアグリゲーション(CA)又はデュアルコネクティビティ(DC)が行われてもよい。具体的には、短縮TTIは、特定のCCに(より具体的には、特定のCCのDL及び/又はULに)、設定されてもよい。例えば、図4Bでは、特定のCCのDLにおいて短縮TTIが設定され、他のCCのDL及びULにおいて通常TTIが設定される。なお、短縮TTIが設定されるCCの数や位置は、図4Bに示すものに限られない。
また、CAの場合、短縮TTIは、同一の無線基地局の特定のCC(プライマリ(P)セル又は/及びセカンダリ(S)セル)に設定されてもよい。一方、DCの場合、短縮TTIは、第1の無線基地局によって形成されるマスターセルグループ(MCG)内の特定のCC(Pセル又は/及びSセル)に設定されてもよいし、第2の無線基地局によって形成されるセカンダリセルグループ(SCG)内の特定のCC(プライマリセカンダリ(PS)セル又は/及びSセル)に設定されてもよい。
図4Cは、短縮TTIの第3の設定例を示す図である。図4Cに示すように、短縮TTIは、DL又はULのいずれかに設定されてもよい。例えば、図4Cでは、TDDシステムにおいて、ULに通常TTIが設定され、DLに短縮TTIが設定される場合を示している。
また、DL又はULの特定のチャネルや信号が短縮TTIに割り当てられ(設定され)てもよい。例えば、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)は、通常TTIに割り当てられ、上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)は、短縮TTIに割り当てられてもよい。例えばこの場合、ユーザ端末は、PUCCHの送信は通常TTIで行い、PUSCHの送信は短縮TTIで行う。
また、LTE Rel.8−12のマルチアクセス方式であるOFDM(あるいはSC−FDMA)とは異なるマルチアクセス方式が短縮TTIに割り当てられ(設定され)てもよい。
ところで、5Gの無線通信において、周波数を有効利用するためにニューメロロジーの異なる(例えば、適用するTTI長が異なる)複数サービスを同一キャリアで運用することも考えられる。例えば、New RATキャリア(周波数、セル、CC等)では、異なるニューメロロジーで通信するユーザ端末(例えば、MBB、IoT、URLLC等を利用するユーザ端末)を同時に収容して運用することも考えられる。
一方で、既存のLTEシステムでは、サブフレーム(1ms)単位で通信のタイミング制御が行われているが、短縮TTIを導入して通信を行う場合にどのように通信を制御するかが問題となる。
例えば、既存のLTEシステムのCAでは、SCellのアクティブ化/非アクティブ化(Activation/De-activation)が規定されている。ユーザ端末は、無線基地局からの指示又は所定のタイマに基づいてSCellのアクティブ化/非アクティブ化を行う。一旦アクティブ化したSCellに対しても通信環境等に応じて非アクティブ化(停止)することにより、ユーザ端末の消費電力を抑制することが可能となる。
ユーザ端末は、アクティブ化が指示されたSCellに対して以下の制御を行う。なお、ユーザ端末は、MACレイヤでネットワーク(例えば、無線基地局)から指示されるアクティブ化コマンドに基づいて下記(A1)−(A7)の動作を行う。アクティブ化コマンドは、起動動作コマンド、Activation command、設定コマンドと呼んでもよい。
(A1)SCellでのSRS送信
(A2)SCellに対するCQI/PMI/RI/PTI報告
(A3)SCellでのPDCCHモニタリング
(A4)SCellに対するPDCCHモニタリング
(A5)SCellでのPUCCH送信
(A6)SCellの非アクティブ化タイマのスタート又は再スタート
(A7)PHRトリガ
ユーザ端末は、アクティブ化コマンドを受信した場合、受信したサブフレームから8ms後に、当該SCellのCSI報告の開始と、非アクティブ化タイマ(sCellDeactivationTimer)の起動を行う。非アクティブ化タイマは、停止タイマ、非設定タイマと呼んでもよい。また、ユーザ端末は、所定の時間(例えば、24ms又は34ms)までに当該SCellのアクティブ化(Activation)を完了するように制御する。アクティブ化の完了とは、上記(A1)−(A7)を開始することを指す。
一方で、ユーザ端末は、非アクティブ化が指示されたSCellに対して以下の制御を行う。なお、ユーザ端末は、MACレイヤでネットワーク(例えば、無線基地局)から指示される非アクティブ化コマンド又は停止タイマ(sCellDeactivationTimer)の満了に基づいて下記(B1)−(B7)の動作を行う。非アクティブ化コマンドは、停止コマンド、停止動作コマンド、De-activation command、非設定コマンドと呼んでもよい。停止タイマは、非アクティブ化タイマ、非設定タイマと呼んでもよい。
(B1)SCellでのSRS/UL−SCH/RACH送信を行わない
(B2)SCellに対するCQI/PMI/RI/PTI報告を行わない
(B3)SCellでのPDCCHモニタリングを行わない
(B4)SCellに対するPDCCHモニタリングを行わない
(B5)SCellでのPUCCH送信を行わない
(B6)SCellの非アクティブ化タイマの停止
(B7)SCellに対応するHARQバッファの消去
ユーザ端末は、非アクティブ化コマンドを受信した場合、受信したサブフレームから8ms後に、当該SCellのCSI報告を停止する。また、ユーザ端末は、所定の時間(例えば、24ms又は34ms)までに当該SCellの非アクティブ化(De-activation)を完了するように制御する。非アクティブ化の完了とは、上記(B1)−(B7)を停止することを指す。
このように、既存のLTEシステムのCAでは、SCellのアクティブ化/非アクティブ化の動作期間(遅延時間)が通常サブフレーム(1ms)単位で規定されている。一方で、上述したように短縮TTIを導入する場合にアクティブ化/非アクティブ化の動作期間をどのように制御するかが問題となる。例えば、TTI長が異なる複数のセルが設定される場合に、アクティブ化及び/又は非アクティブ化を行う所定セルのTTI長と、所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドが送信される他のセルのTTI長が異なる場合にどのように制御するかが問題となる。
そこで、本発明者等は、短縮TTIを適用するセルでは信号の送受信を短縮TTI(例えば、1ms未満)で行うことに着目し、アクティブ化及び/又は非アクティブ化を行う所定セル(例えば、SCell)で適用されるTTI長に基づいて、当該所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御することを着想した。また、所定セルにおいてDLチャネル(例えば、下りリンク制御チャネル)を復号する周期に基づいて、当該所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御してもよい。
あるいは、本発明者等は、所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化を通知するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドが送信されるセルが当該所定セルと異なる場合があることに着目し、アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドが送信されるセルのTTI長に基づいて、所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御することを着想した。また、アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドが送信されるセルにおいてDLチャネル(例えば、下りリンク制御チャネル)を復号する周期に基づいて、当該所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御してもよい。
あるいは、本発明者等は、アクティブ化を行う所定セルのTTI長に関わらず、短縮TTIが設定された所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を、所定値に設定する(例えば、通常TTIと同様の値とする)ことを着想した。
以下に本実施の形態について詳細に説明する。以下の説明では、TTI長が1msより短いTTIを短縮TTIと呼ぶが、ショートTTI、短縮サブフレーム、又はショートサブフレームと呼んでもよい。また、1msとなるTTIを通常TTIと呼ぶが、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、又はロングサブフレームと呼んでもよい。また、本実施の形態の短縮TTIに対して上記図1−図4で示した構成を適用することができる。
また、本実施の形態は、少なくとも短縮TTIを利用して通信可能なユーザ端末、あるいはTTI長が異なる複数のセルを利用して通信可能なユーザ端末に適用することができる。また、以下の説明ではLTEシステムを例に挙げるが本実施の形態はこれに限られず、複数のTTIを利用するシステムであれば適用することができる。また、以下に説明する複数の態様はそれぞれ単独で実施してもよいし、適宜組み合わせて実施することも可能である。
(第1の態様)
第1の態様では、短縮TTIが設定された所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間(遅延時間)を短縮TTIが設定されない場合と比較して短く設定する(小さな値とする)場合について説明する。
図5Aは、短縮TTIが設定される所定セルをアクティブ化する場合の一例を示している。図5Aでは、短縮TTIが設定される所定セル(例えば、SCell)のアクティブ化を指示するアクティブ化コマンドが他のセル(例えば、通常TTIが設定されるセル)でユーザ端末に通知される場合を示している。なお、他のセルとして、所定セルと同じ短縮TTIが設定されるセルであってもよいし、所定セルより短いTTI長が設定されるセルであってもよい。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化コマンドを受信した場合、受信したタイミングから所定期間(例えば、Xms)後に、当該所定セルのCSI報告の開始及び/又は非アクティブ化タイマ(sCellDeactivationTimer)の起動を行う。また、ユーザ端末は、アクティブ化コマンドを受信したタイミング(又は、Xms後)から所定の時間(例えば、Yms又はZms)までに当該所定セルのアクティブ化を完了するように制御する。
、Y及びZの少なくとも一つは、短縮TTIのTTI長(又は、シンボル数)、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて定まる値とすることができる。具体的には、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化の動作において、X、Y及びZの少なくとも一つは、X<8、Y<24、Z<34を満たす値(但し、X、Y、Z≧0)とすることができる。つまり、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化の動作期間(例えば、X、Y、Z)を通常TTIの動作期間より短く設定する。
例えば、所定セルのTTIが7シンボルのショートTTIである場合、又は、所定セルで短縮TTI向けの下りリンク制御チャネルを復号する周期が7シンボルである場合、X=4、Y=12、Z=17とすることができる。あるいは、X、Y、Zの一部を通常TTIが設定される場合と同じ値(例えば、X=8)とし、他の値を所定セルのTTI長に基づいて設定(例えば、Y=12、Z=17)してもよい。
無線基地局は、X、Y、Zの一部又は全部の情報(例えば、TTI長とのX、Y、Z関係)を上位レイヤシグナリング、MACレイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング(DCI)等を用いてユーザ端末に通知してもよい。あるいは、ユーザ端末は、所定セルに設定される短縮TTIのTTI長、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて、X、Y、Zの一部又は全部を暗示的(implicit)に決定してもよい。あるいは、TTI長とのX、Y、Z関係を予め仕様で定めてもよい。
また、ユーザ端末は、Xms後から所定セルのアクティブ化の完了までの時間は、CSI報告としてCQIインデックスが0(OOR:Out Of Range)を送信する。
第1の態様では、アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に関わらず、アクティブ化を行うセルのTTI長に基づいて、アクティブ化の動作期間(例えば、X、Y、Z)を決定する。これにより、所定セルに短縮TTIが設定されている場合に、アクティブ化に要する時間を通常TTIの場合より短くすることができるため、ユーザ体感速度を向上することができる。
図5Bは、短縮TTIが設定される所定セルを非アクティブ化する場合の一例を示している。図5Bでは、短縮TTIが設定される所定セル(例えば、SCell)の非アクティブ化を指示する非アクティブ化コマンドが他のセル(例えば、通常TTIが設定されるセル)でユーザ端末に通知される場合を示している。なお、他のセルとして、所定セルと同じ短縮TTIが設定されるセルであってもよいし、所定セルより短いTTI長が設定されるセルであってもよい。もちろん、非アクティブ化コマンドは非アクティブ化を行う所定セルでユーザ端末に通知される構成でもよい。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルの非アクティブ化コマンドを受信した場合、受信したタイミングから所定期間(例えば、Xms)後に、当該所定セルのCSI報告を停止する。また、ユーザ端末は、非アクティブ化コマンドを受信したタイミング(又は、Xms後)から所定の時間(例えば、Yms又はZms)までに当該所定セルの非アクティブ化を完了するように制御する。
、Y及びZの少なくとも一つは、短縮TTIのTTI長(又は、シンボル数)、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて定まる値とすることができる。具体的には、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化の動作において、X、Y及びZの少なくとも一つは、X<8、Y<24、Z<34を満たす値(但し、X、Y、Z≧0)とすることができる。
例えば、所定セルのTTIが7シンボルのショートTTIである場合、又は、所定セルで短縮TTI向けの下りリンク制御チャネルを復号する周期が7シンボルである場合、X=4、Y=12、Z=17とすることができる。あるいは、X、Y、Zの一部を通常TTIが設定される場合と同じ値(例えば、X=8)とし、他の値を所定セルのTTI長に基づいて設定(例えば、Y=12、Z=17)してもよい。なお、上記XとX、YとY、ZとZの一部又は全部は同じ値に設定してもよいし、異なる値としてもよい。
無線基地局は、X、Y、Zの一部又は全部の情報(例えば、TTI長とのX、Y、Z関係)を上位レイヤシグナリング、MACレイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング(DCI)等を用いてユーザ端末に通知してもよい。あるいは、ユーザ端末は、所定セルに設定される短縮TTIのTTI長、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて、X、Y、Zの一部又は全部を暗示的(implicit)に決定してもよい。あるいは、TTI長とのX、Y、Z関係を予め仕様で定めてもよい。
第1の態様では、非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に関わらず、非アクティブ化を行うセルのTTI長に基づいて、非アクティブ化の動作期間(例えば、X、Y、Z)を決定する。これにより、所定セルに短縮TTIが設定されている場合に、非アクティブ化に要する時間を通常TTIの場合より短くすることができる。その結果、所定セルが早期に非アクティブ化され、CQIインデックス0の報告が早期に停止されるため、当該セルの無線リソース利用効率を改善することができる。
また、図5Bでは、非アクティブ化コマンドにより非アクティブ化を行う場合を示したが、本実施の形態はこれに限られない。非アクティブ化コマンドでなく、非アクティブ化タイマの満了により非アクティブ化動作を制御してもよい。この場合も、X、Y、Zを非アクティブ化コマンドによる制御と同様に設定することができる。
(第2の態様)
第2の態様では、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、アクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間(遅延時間)を制御する場合について説明する。
<短縮TTI非設定セルでコマンド受信>
図6Aは、短縮TTIが設定される所定セルをアクティブ化する場合の一例を示している。図6Aでは、短縮TTIが設定される所定セル(ここでは、SCell#1)のアクティブ化を指示するアクティブ化コマンドが他のセル(例えば、短縮TTIが設定されるセル)でユーザ端末に通知される場合を示している。図6では、アクティブ化コマンド/非アクティブ化コマンドが送信される他のセルに通常TTIが設定される場合について示している。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化コマンドを他のセルで受信した場合、受信したタイミングからX(例えば、X=8ms)後に、当該所定セルのCSI報告の開始及び/又は非アクティブ化タイマの起動を行う。また、ユーザ端末は、アクティブ化コマンドを受信したタイミングから所定の時間(Y(例えば、Y=24ms)、又はZ(例えば、Z=34ms))までに当該所定セルのアクティブ化を完了するように制御する。
また、ユーザ端末は、8ms後から所定セルのアクティブ化の完了までの時間は、CSI報告としてCQIインデックスが0(OOR)を送信する。
このように、図6Aでは、アクティブ化を行う所定セルの短縮TTIでなく、当該所定セルのアクティブ化コマンドが送信される他のセルのTTI長(通常TTI)に基づいて、既存のLTEシステムと同様の動作期間を設定してアクティブ化を制御する。この場合、ユーザ端末は、アクティブ化コマンドを受信した他のセルのTTI長に応じた遅延時間でアクティブ化の処理を行えばよいため、ユーザ端末の処理負担を軽減することができる。
図6Bは、短縮TTIが設定される所定セルを非アクティブ化する場合の一例を示している。図6Bでは、短縮TTIが設定される所定セル(例えば、SCell#1)の非アクティブ化を指示する非アクティブ化コマンドが他のセル(例えば、通常TTIが設定されるセル)でユーザ端末に通知される場合を示している。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルの非アクティブ化コマンドを他のセルで受信した場合、受信したタイミングからX(例えば、X=8ms)後に、当該所定セルのCSI報告を停止する。また、ユーザ端末は、非アクティブ化コマンドを受信したタイミングから所定の時間(Y(例えば、Y=24ms)、又はZ(例えば、Z=34ms))までに当該所定セルの非アクティブ化を完了するように制御する。
このように、図6Bでは、非アクティブ化を行う所定セルの短縮TTIでなく、当該所定セルの非アクティブ化コマンドが送信される他のセルのTTI長(通常TTI)に基づいて、既存のLTEシステムと同様の動作期間を設定して非アクティブ化を制御する。この場合、ユーザ端末は、非アクティブ化コマンドを受信した他のセルのTTI長に応じた遅延時間で非アクティブ化の処理を行えばよいため、ユーザ端末の処理負担を軽減することができる。
<短縮TTI設定セルでコマンド受信>
図7Aでは、短縮TTIが設定される所定セル(ここでは、SCell#1)のアクティブ化を指示するアクティブ化コマンドが他のセル(ここでは、短縮TTIが設定されるSCell#2)でユーザ端末に通知される場合を示している。図7では、アクティブ化コマンド/非アクティブ化コマンドが送信される他のセルに所定セルと同じTTI長の短縮TTIが設定される場合について示している。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化コマンドを他のセル(SCell#2)で受信した場合、受信したタイミングから所定期間(例えば、Xms)後に、当該所定セルのCSI報告の開始及び/又は非アクティブ化タイマの起動を行う。また、ユーザ端末は、アクティブ化コマンドを受信したタイミング(又は、Xms後)から所定の時間(例えば、Yms又はZms)までに当該所定セルのアクティブ化を完了するように制御する。
、Y及びZの少なくとも一つは、他のセルに設定される短縮TTIのTTI長(又は、シンボル数)、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて定まる値とすることができる。具体的には、所定セルのアクティブ化の動作において、X、Y及びZの少なくとも一つは、X<8、Y<24、Z<34を満たす値(但し、X、Y、Z≧0)とすることができる。
例えば、他のセルのTTIが7シンボルのショートTTIである場合、又は、他のセルで短縮TTI向けの下りリンク制御チャネルを復号する周期が7シンボルである場合、X=4、Y=12、Z=17とすることができる。あるいは、X、Y、Zの一部を通常TTIが設定される場合と同じ値(例えば、X=8)とし、他の値を他のセルのTTI長に基づいて設定(例えば、Y=12、Z=17)してもよい。
無線基地局は、X、Y、Zの一部又は全部の情報(例えば、TTI長とのX、Y、Z関係)を上位レイヤシグナリング、MACレイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング(DCI)等を用いてユーザ端末に通知してもよい。あるいは、ユーザ端末は、所定セルに設定される短縮TTIのTTI長、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて、X、Y、Zの一部又は全部を暗示的(implicit)に決定してもよい。あるいは、TTI長とのX、Y、Z関係を予め仕様で定めてもよい。
ユーザ端末は、Xms後から所定セルのアクティブ化の完了までの時間は、CSI報告としてCQIインデックスが0(OOR:Out Of Range)を送信する。
図7Aでは、アクティブ化を行う所定セルのTTI長に関わらず、アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、アクティブ化の動作期間(例えば、X、Y、Z)を決定する。この場合、ユーザ端末は、アクティブ化コマンドを受信した他のセルのTTI長に応じた遅延時間でアクティブ化の処理を行えばよいため、ユーザ端末の処理負担を軽減することができる。また、他のセルに短縮TTIが設定されている場合、アクティブ化に要する時間を通常TTIの場合より短くすることができるため、ユーザ体感速度を向上することができる。
図7Bでは、短縮TTIが設定される所定セル(ここでは、SCell#1)の非アクティブ化を指示する非アクティブ化コマンドが他のセル(ここでは、短縮TTIが設定されるSCell#2)でユーザ端末に通知される場合を示している。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルの非アクティブ化コマンドを他のセル(SCell#2)で受信した場合、受信したタイミングから所定期間(例えば、Xms)後に、当該所定セルのCSI報告を停止する。また、ユーザ端末は、非アクティブ化コマンドを受信したタイミング(又は、Xms後)から所定の時間(例えば、Yms又はZms)までに当該所定セルの非アクティブ化を完了するように制御する。
、Y及びZの少なくとも一つは、他のセルに設定される短縮TTIのTTI長(又は、シンボル数)、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて定まる値とすることができる。具体的には、所定セルのアクティブ化の動作において、X、Y及びZの少なくとも一つは、X<8、Y<24、Z<34を満たす値(但し、X、Y、Z≧0)とすることができる。
例えば、他のセルのTTIが7シンボルのショートTTIである場合、又は、当該他のセルで短縮TTI向けの下りリンク制御チャネルを復号する周期が7シンボルである場合、X=4、Y=12、Z=17とすることができる。あるいは、X、Y、Zの一部を通常TTIが設定される場合と同じ値(例えば、X=8)とし、他の値を他のセルのTTI長に基づいて設定(例えば、Y=12、Z=17)してもよい。なお、上記XとX、YとY、ZとZの一部又は全部は同じ値に設定してもよいし、異なる値としてもよい。
無線基地局は、X、Y、Zの一部又は全部の情報(例えば、TTI長とのX、Y、Z関係)を上位レイヤシグナリング、MACレイヤシグナリング、物理レイヤシグナリング(DCI)等を用いてユーザ端末に通知してもよい。あるいは、ユーザ端末は、所定セルに設定される短縮TTIのTTI長、又は短縮TTIにおいて下りリンク制御チャネルを復号する周期に基づいて、X、Y、Zの一部又は全部を暗示的(implicit)に決定してもよい。あるいは、TTI長とのX、Y、Z関係を予め仕様で定めてもよい。
図7Bでは、非アクティブ化を行う所定セルのTTI長に関わらず、非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、非アクティブ化の動作期間(例えば、X、Y、Z)を決定する。この場合、ユーザ端末は、非アクティブ化コマンドを受信した他のセルのTTI長に応じた遅延時間で非アクティブ化の処理を行えばよいため、ユーザ端末の処理負担を軽減することができる。また、他のセルに短縮TTIが設定されている場合、非アクティブ化に要する時間を通常TTIの場合より短くすることができる。その結果、所定セルが早期に非アクティブ化され、CQIインデックス0の報告が早期に停止されるため、当該セルの無線リソース利用効率を改善することができる。
なお、他のセルは、所定セルとTTI長が異なる短縮TTIが設定されるセルであってもよい。この場合、ユーザ端末は、他のセルに設定されるTTI長に基づいてアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御することができる。また、TTI長が異なる短縮TTIのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間(X、Y、Z)は、共通に設定してもよい。
また、図6B、図7Bでは、非アクティブ化コマンドにより非アクティブ化を行う場合を示したが、本実施の形態はこれに限られない。非アクティブ化コマンドでなく、非アクティブ化タイマの満了により非アクティブ化動作を制御してもよい。
<変形例>
上記図6A、図7Aでは、アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいてアクティブ化の動作期間(遅延時間)を制御し、図6B、図7Bでは、非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて非アクティブ化の動作期間を制御する場合を示したが、本実施の形態はこれに限られない。
ユーザ端末は、アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信するチャネル(例えば、下り共有チャネル)のTTI長に基づいて、アクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間(例えば、X、Y、Z及び/又はX、Y、Z)を制御してもよい。
例えば、ユーザ端末は、短縮TTIが設定された所定セルのアクティブ化コマンドを既存のPDSCH(例えば、他のセルの通常PDSCH)で受信した場合、上記図6Aに示したようにアクティブ化を制御することができる。また、ユーザ端末は、所定セルの非アクティブ化コマンドを既存のPDSCH(例えば、他のセルの通常PDSCH)で受信した場合、上記図6Bに示したように非アクティブ化を制御することができる。
また、ユーザ端末は、短縮TTIが設定された所定セルのアクティブ化コマンドを短縮PDSCH(例えば、他のセルのsPDSCH)で受信した場合、上記図7Aに示したようにアクティブ化を制御することができる。また、ユーザ端末は、短縮TTIが設定された所定セルの非アクティブ化コマンドを短縮PDSCH(例えば、他のセルのsPDSCH又は所定セルのsPDSCH)で受信した場合、上記図7Bに示したように非アクティブ化を制御することができる。
このように、ユーザ端末は、アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドが実際に送信されるチャネルのTTI長に基づいて、アクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御してもよい。これにより、コマンドが送信されるセル(他のセル)でTTI長が動的に変更する場合(例えば、上記図4A参照)、又はチャネルに応じて異なるTTI長が設定される場合に、アクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を適切に設定することができる。例えば、他のセルに短縮TTIが設定される期間に当該他のセルでアクティブ化及び/又は非アクティブ化コマンドを受信した場合、短縮TTIのTTI長に応じてアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を通常TTIが設定される場合より短く設定することができる。
(第3の態様)
第3の態様では、短縮TTIが設定された所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を通常TTIと同じ値とする場合について説明する。
図8Aは、短縮TTIが設定される所定セルをアクティブ化する場合の一例を示している。図8Aでは、短縮TTIが設定される所定セル(例えば、SCell)のアクティブ化を指示するアクティブ化コマンドが他のセル(例えば、通常TTIが設定されるセル)でユーザ端末に通知される場合を示している。なお、他のセルとして、所定セルと同じ短縮TTIが設定されるセルであってもよいし、所定セルより短いTTI長が設定されるセルであってもよい。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルのアクティブ化コマンドを受信した場合、受信したタイミングからX(例えば、X=8ms)後に、当該所定セルのCSI報告の開始及び/又は非アクティブ化タイマの起動を行う。また、ユーザ端末は、アクティブ化コマンドを受信したタイミングから所定の時間(Y(例えば、Y=24ms)、又はZ(例えば、Z=34ms))までに当該所定セルのアクティブ化を完了するように制御する。
ユーザ端末は、8ms後から所定セルのアクティブ化の完了までの時間は、CSI報告としてCQIインデックスが0(OOR)を送信する。
このように、図8Aでは、アクティブ化を行う所定セルに設定されるTTI長に関わらず、アクティブ化の動作期間を制御する。この場合、ユーザ端末は、アクティブ化を行う所定セルに短縮TTIが設定されているか、通常TTIが設定されているかに関わらず、非アクティブ化タイマの制御を共通化できる。これにより、MACレイヤへの変更を抑制し、端末コストの増加を抑制することができる。
図8Bは、短縮TTIが設定される所定セルを非アクティブ化する場合の一例を示している。図8Bでは、短縮TTIが設定される所定セル(例えば、SCell)の非アクティブ化を指示する非アクティブ化コマンドが他のセル(例えば、通常TTIが設定されるセル)でユーザ端末に通知される場合を示している。なお、他のセルとして、所定セルと同じ短縮TTIが設定されるセルであってもよいし、所定セルより短いTTI長が設定されるセルであってもよい。もちろん、非アクティブ化コマンドは所定セルでユーザ端末に通知される構成でもよい。
ユーザ端末は、短縮TTIが設定される所定セルの非アクティブ化コマンドを受信した場合、受信したタイミングからX(例えば、X=8ms)後に、当該所定セルのCSI報告を停止する。また、ユーザ端末は、非アクティブ化コマンドを受信したタイミングから所定の時間(Y(例えば、Y=24ms)、又はZ(例えば、Z=34ms))までに当該所定セルの非アクティブ化を完了するように制御する。
このように、図8Bでは、非アクティブ化を行う所定セルに設定されるTTI長に関わらず、非アクティブ化を制御する。この場合、ユーザ端末は、非アクティブ化を行う所定セルに短縮TTIが設定されているか、通常TTIが設定されているかに関わらず、非アクティブ化タイマの制御を共通化できる。これにより、MACレイヤへの変更を抑制し、端末コストの増加を抑制することができる。
また、図8Bでは、非アクティブ化コマンドにより非アクティブ化を行う場合を示したが、本実施の形態はこれに限られない。非アクティブ化コマンドでなく、非アクティブ化タイマの満了により非アクティブ化動作を所定セルのTTI長に関わらず制御してもよい。
(無線通信システム)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上記各態様に係る無線通信方法が適用される。なお、上記各態様に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。
図9は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅(例えば、20MHz)を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE−Advanced)、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、NR(New Rat)等と呼ばれても良い。
図9に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a〜12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。セル間で異なるニューメロロジーが適用される構成としてもよい。なお、ニューメロロジーとは、あるRATにおける信号のデザインや、RATのデザインを特徴付ける通信パラメータのセットのことをいう。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、複数のセル(CC)(例えば、2個以上のCC)を用いてCA又はDCを適用することができる。また、ユーザ端末は、複数のセルとしてライセンスバンドCCとアンライセンスバンドCCを利用することができる。なお、複数のセルのいずれかに短縮TTIを適用するTDDキャリアが含まれる構成とすることができる。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrier等と呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHz、30〜70GHz等)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。なお、各無線基地局が利用する周波数帯域の構成はこれに限られない。
無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース等)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイント、等と呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイント等と呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。
各ユーザ端末20は、LTE、LTE−A等の各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンク(DL)にOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用でき、上りリンク(UL)にSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用できる。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られず、ULでOFDMAが用いられてもよい。
無線通信システム1では、DLチャネルとして、各ユーザ端末20で共有されるDLデータチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel、DL共有チャネル等ともいう)、ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、L1/L2制御チャネル等が用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、SIB(System Information Block)等が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
L1/L2制御チャネルは、DL制御チャネル(PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel))、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)等を含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)等が伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認情報(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCI等の伝送に用いられる。
無線通信システム1では、ULチャネルとして、各ユーザ端末20で共有されるULデータチャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel、UL共有チャネル等ともいう)、UL制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)等が用いられる。PUSCHにより、ユーザデータ、上位レイヤ制御情報が伝送される。送達確認情報(ACK/NACK)や無線品質情報(CQI)等の少なくとも一つを含む上り制御情報(UCI:Uplink Control Information)は、PUSCH又はPUCCHにより、伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送される。
<無線基地局>
図10は、本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106と、を備えている。なお、送受信アンテナ101、アンプ部102、送受信部103は、それぞれ1つ以上を含むように構成されればよい。
無線基地局10からユーザ端末20に送信されるDLデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、DLデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御等のRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQの送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理等の送信処理が行われて送受信部103に転送される。また、DL制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、送受信部103に転送される。
送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
一方、UL信号については、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅される。送受信部103はアンプ部102で増幅されたUL信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたUL信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ及びPDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して他の無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
なお、送受信部103は、DL信号(例えば、DL制御信号(DL制御チャネル)、DLデータ信号(DLデータチャネル、DL共有チャネル)、DL参照信号(DM−RS、CSI−RS等)、ディスカバリ信号、同期信号、ブロードキャスト信号等)を送信し、UL信号(例えば、UL制御信号(UL制御チャネル)、ULデータ信号(ULデータチャネル、UL共有チャネル)、UL参照信号等)を受信する。
具体的には、送受信部103は、所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを送信する。また、送受信部103は、アクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間(遅延時間)に関する情報(X、Y、Zの値の少なくとも一つ)を送信してもよい。また、送受信部103は、所定セルのTTI長、又は、アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを送信したセルのTTI長に基づいて、ユーザ端末から送信されるUL信号の受信及び/又はDL信号の送信を制御する。
本発明の送信部及び受信部は、送受信部103及び/又は伝送路インターフェース106により構成される。
図11は、本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図11では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図11に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部301と、送信信号生成部302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、測定部305と、を少なくとも備えている。
制御部301は、無線基地局10全体の制御を実施する。制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
制御部301は、例えば、送信信号生成部302による信号の生成や、マッピング部303による信号の割り当てを制御する。また、制御部301は、受信信号処理部304による信号の受信処理や、測定部305による信号の測定を制御する。
制御部301は、DL信号及び/又はUL信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。具体的には、制御部301は、DLデータチャネルのスケジューリング情報を含むDCI(DLアサインメント)、ULデータチャネルのスケジューリング情報を含むDCI(ULグラント)を生成及び送信するように、送信信号生成部302、マッピング部303、送受信部103を制御する。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号(DL制御チャネル、DLデータチャネル、DM−RS等のDL参照信号等)を生成して、マッピング部303に出力する。送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成されたDL信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、送受信部103から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号等)を行う。ここで、受信信号は、例えば、ユーザ端末20から送信されるUL信号(UL制御チャネル、ULデータチャネル、UL参照信号等)である。受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。
受信信号処理部304は、受信処理により復号された情報を制御部301に出力する。例えば、受信処理部304は、プリアンブル、制御情報、ULデータの少なくとも一つを制御部301に出力する。また、受信信号処理部304は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部305に出力する。
測定部305は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部305は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部305は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(例えば、RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態等について測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
<ユーザ端末>
図12は、本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信アンテナ201、アンプ部202、送受信部203は、それぞれ1つ以上を含むように構成されればよい。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅される。送受信部203は、アンプ部202で増幅されたDL信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部203は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等を行う。DLデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、DLデータのうち、システム情報や上位レイヤ制御情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、ULデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理等が行われて送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
なお、送受信部203は、DL信号(例えば、DL制御信号(DL制御チャネル)、DLデータ信号(DLデータチャネル、DL共有チャネル)、DL参照信号(DM−RS、CSI−RS等)、ディスカバリ信号、同期信号、報知信号等)を受信し、UL信号(例えば、UL制御信号(UL制御チャネル)、ULデータ信号(ULデータチャネル、UL共有チャネル)、UL参照信号等)を送信する。
具体的には、送受信部203は、所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信する。また、送受信部203は、アクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間(遅延時間)に関する情報(X、Y、Zの値の少なくとも一つ)を無線基地局から受信してもよい。
図13は、本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図13においては、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図13に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を少なくとも備えている。
制御部401は、ユーザ端末20全体の制御を実施する。制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置から構成することができる。
制御部401は、例えば、送信信号生成部402による信号の生成や、マッピング部403による信号の割り当てを制御する。また、制御部401は、受信信号処理部404による信号の受信処理や、測定部405による信号の測定を制御する。
制御部401は、アクティブ化コマンドに基づく所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化コマンドに基づく所定セルの非アクティブ化を制御する。例えば、制御部401は、所定セルのTTI長、又は、アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間(遅延時間)を制御する(図5−図7参照)。
また、制御部401は、所定セルに対するアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を、TTI長が1msのセルで設定されるアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間より短くする。あるいは、制御部401は、所定セルに対するアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を、アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信したチャネル(例えば、下り共有チャネル)に適用されるTTI長に基づいて制御してもよい。
あるいは、制御部401は、アクティブ化及び/又は非アクティブ化を行う所定セルのTTI長に関わらず、通常TTIのアクティブ化及び/又は非アクティブ化で設定される動作期間を適用してアクティブ化及び/又は非アクティブ化を制御してもよい(図8参照)。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号(UL制御チャネル、ULデータチャネル、UL参照信号等)を生成して、マッピング部403に出力する。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置から構成することができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいてULデータチャネルを生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知されるDL制御チャネルにULグラントが含まれている場合に、制御部401からULデータチャネルの生成を指示される。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成されたUL信号を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置から構成することができる。
受信信号処理部404は、送受信部203から入力された受信信号に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号等)を行う。ここで、受信信号は、例えば、無線基地局10から送信されるDL信号(DL制御チャネル、DLデータチャネル、DL参照信号等)である。受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
受信信号処理部404は、制御部401の指示に基づいて、DLデータチャネルの送信及び/又は受信をスケジューリングするDL制御チャネルをブラインド復号し、当該DCIに基づいてDLデータチャネルの受信処理を行う。また、受信信号処理部404は、DM−RS又はCRSに基づいてチャネル利得を推定し、推定されたチャネル利得に基づいて、DLデータチャネルを復調する。
受信信号処理部404は、受信処理により復号された情報を制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCI等を、制御部401に出力する。受信信号処理部404は、データの復号結果を制御部401に出力してもよい。また、受信信号処理部404は、受信信号や、受信処理後の信号を、測定部405に出力する。
測定部405は、受信した信号に関する測定を実施する。測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
測定部405は、例えば、受信した信号の受信電力(例えば、RSRP)、DL受信品質(例えば、RSRQ)やチャネル状態等について測定してもよい。測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
<ハードウェア構成>
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線で)接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施形態における無線基地局、ユーザ端末等は、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図14は、本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の無線基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007等を含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。無線基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサで実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法で、1以上のプロセッサで実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20における各機能は、例えば、プロセッサ1001、メモリ1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述のベースバンド信号処理部104(204)、呼処理部105等は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データ等を、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD−ROM(Compact Disc ROM)等)、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等ともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び/又は時分割複信(TDD:Time Division Duplex)を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザ等を含んで構成されてもよい。例えば、上述の送受信アンテナ101(201)、アンプ部102(202)、送受信部103(203)、伝送路インターフェース106等は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LED(Light Emitting Diode)ランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、無線基地局10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例)
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)、パイロット信号等と呼ばれてもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数等と呼ばれてもよい。
また、無線フレームは、時間領域において1つ又は複数の期間(フレーム)で構成されてもよい。無線フレームを構成する当該1つ又は複数の各期間(フレーム)は、サブフレームと呼ばれてもよい。さらに、サブフレームは、時間領域において1つ又は複数のスロットで構成されてもよい。さらに、スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレームやTTIは、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1−13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、無線基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅や送信電力等)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)の送信時間単位であってもよいし、スケジューリングやリンクアダプテーション等の処理単位となってもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8−12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、又はロングサブフレーム等と呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、短縮サブフレーム、又はショートサブフレーム等と呼ばれてもよい。
リソースブロック(RB:Resource Block)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(サブキャリア(subcarrier))を含んでもよい。また、RBは、時間領域において、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1サブフレーム又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。なお、RBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、PRBペア、RBペア等と呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)で構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
なお、上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット及びシンボル等の構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長等の構成は、様々に変更することができる。
また、本明細書で説明した情報、パラメータ等は、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスで指示されるものであってもよい。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なってもよい。
本明細書においてパラメータ等に使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。例えば、様々なチャネル(PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)等)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本明細書で説明した情報、信号等は、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップ等は、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、情報、信号等は、上位レイヤから下位レイヤ、及び/又は下位レイヤから上位レイヤへ出力され得る。情報、信号等は、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報、信号等は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報、信号等は、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号等は、削除されてもよい。入力された情報、信号等は、他の装置へ送信されてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)、上り制御情報(UCI:Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(マスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)、システム情報ブロック(SIB:System Information Block)等)、MAC(Medium Access Control)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。
なお、物理レイヤシグナリングは、L1/L2(Layer 1/Layer 2)制御情報(L1/L2制御信号)、L1制御情報(L1制御信号)等と呼ばれてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージ等であってもよい。また、MACシグナリングは、例えば、MAC制御要素(MAC CE(Control Element))で通知されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真(true)又は偽(false)で表される真偽値(boolean)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能等を意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報等は、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)等)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波等)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書では、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「eNB」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」及び「コンポーネントキャリア」という用語は、互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、送信ポイント、受信ポイント、フェムトセル、スモールセル等の用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び/又は基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本明細書では、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」及び「端末」という用語は、互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、送信ポイント、受信ポイント、フェムトセル、スモールセル等の用語で呼ばれる場合もある。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
また、本明細書における無線基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、無線基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間(D2D:Device-to-Device)の通信に置き換えた構成について、本発明の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の無線基地局10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」や「下り」等の文言は、「サイド」と読み替えられてもよい。例えば、上りチャネルは、サイドチャネルと読み替えられてもよい。
同様に、本明細書におけるユーザ端末は、無線基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を無線基地局10が有する構成としてもよい。
本明細書において、基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)から成るネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局、基地局以外の1つ以上のネットワークノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving-Gateway)等が考えられるが、これらに限られない)又はこれらの組み合わせによって行われ得ることは明らかである。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、LTE−B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New−RAT(Radio Access Technology)、NR(New Radio)、NX(New radio access)、FX(Future generation radio access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」等の呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本明細書で使用する「判断(決定)(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。例えば、「判断(決定)」は、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)等を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、「判断(決定)」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)等を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、「判断(決定)」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)等を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。つまり、「判断(決定)」は、何らかの動作を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
本明細書で使用する「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギー等の電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書又は特許請求の範囲で「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2016年6月10日出願の特願2016−116282に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (5)

  1. TTI長が1msより短い短縮TTIが設定される所定セルを含む複数のセルと通信を行うユーザ端末であって、
    前記所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信する受信部と、
    前記アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルのアクティブ化及び/又は前記非アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルの非アクティブ化を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記所定セルのTTI長、又は、前記アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、前記所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記制御部は、前記所定セルに対するアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を、TTI長が1msのセルで適用されるアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間より短くすることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記制御部は、前記所定セルに対するアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を、前記アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信した下りチャネルに適用されるTTI長に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. TTI長が1msより短い短縮TTIが設定される所定セルを含む複数のセルと接続するユーザ端末と通信する無線基地局であって、
    前記所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを前記ユーザ端末に送信する送信部と、
    前記ユーザ端末から送信されるUL信号を受信する受信部と、を有し、
    前記受信部は、前記所定セルのTTI長、又は、前記アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを送信したセルのTTI長に基づいて、前記ユーザ端末から送信されるUL信号の受信を制御することを特徴とする無線基地局。
  5. TTI長が1msより短い短縮TTIが設定される所定セルを含む複数のセルと通信を行うユーザ端末の無線通信方法であって、
    前記所定セルに対するアクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信する工程と、
    前記アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルのアクティブ化及び/又は前記非アクティブ化コマンドに基づく前記所定セルの非アクティブ化を制御する工程と、を有し、
    前記所定セルのTTI長、又は、前記アクティブ化コマンド及び/又は非アクティブ化コマンドを受信したセルのTTI長に基づいて、前記所定セルのアクティブ化及び/又は非アクティブ化の動作期間を制御することを特徴とする無線通信方法。
JP2018521776A 2016-06-10 2017-06-08 端末、無線通信方法及びシステム Active JP6927966B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116282 2016-06-10
JP2016116282 2016-06-10
PCT/JP2017/021324 WO2017213223A1 (ja) 2016-06-10 2017-06-08 ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017213223A1 true JPWO2017213223A1 (ja) 2019-04-11
JP6927966B2 JP6927966B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=60578711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018521776A Active JP6927966B2 (ja) 2016-06-10 2017-06-08 端末、無線通信方法及びシステム

Country Status (6)

Country Link
US (2) US20190149311A1 (ja)
EP (1) EP3471471A4 (ja)
JP (1) JP6927966B2 (ja)
CN (1) CN109314962B (ja)
RU (2) RU2018145892A (ja)
WO (1) WO2017213223A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG11202008058RA (en) 2018-03-22 2020-10-29 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp Ltd Method for switching status of secondary carrier, terminal device, and network device
WO2020005144A1 (en) 2018-06-25 2020-01-02 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Serving cell activation in a wireless communication system
US11096214B2 (en) * 2018-08-10 2021-08-17 Qualcomm Incorporated Distributed channel access mechanism using multiple access signatures for control transmissions
SG11202110912PA (en) * 2019-04-05 2021-10-28 Ntt Docomo Inc User equipment and base station apparatus
CN116963242A (zh) * 2019-08-15 2023-10-27 华为技术有限公司 基于双连接配置的通信方法、装置、设备及存储介质
RU2746818C1 (ru) * 2020-04-28 2021-04-21 Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "Рязанское гвардейское высшее воздушно-десантное ордена Суворова дважды Краснознаменное командное училище имени генерала армии В.Ф. Маргелова" Министерства обороны Российской Федерации Способ освоения средств радиосвязи
KR20210156056A (ko) * 2020-06-17 2021-12-24 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 데이터 수신시 소모되는 전력을 저감하기 위한 장치 및 방법
JPWO2022009288A1 (ja) * 2020-07-06 2022-01-13
WO2022085170A1 (ja) * 2020-10-22 2022-04-28 株式会社Nttドコモ 端末及び通信方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016095913A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 住友電装株式会社 組合せアース端子
WO2016137821A1 (en) * 2015-02-27 2016-09-01 Qualcomm Incorporated Fast enhanced component carrier activation
JP2017208587A (ja) * 2016-05-11 2017-11-24 ソニー株式会社 端末装置、基地局装置、通信方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8233431B2 (en) * 2004-08-13 2012-07-31 Nokia Corporation WCDMA uplink HARQ operation during the reconfiguration of the TTI length
EP2078399A2 (en) * 2006-11-02 2009-07-15 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) Method and arrangement in a telecommunication system
WO2011079210A1 (en) * 2009-12-23 2011-06-30 Interdigital Patent Holdings, Inc. Ferforming measurements in wireless communications using multiple carriers
WO2012074878A2 (en) * 2010-12-03 2012-06-07 Interdigital Patent Holdings, Inc. Methods, apparatus and systems for performing multi-radio access technology carrier aggregation
JP2011166806A (ja) * 2011-04-04 2011-08-25 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信システム、基地局制御装置及び移動端末
WO2013048320A2 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Network node, user equipment and methods for determining harq configuration
JP6162988B2 (ja) * 2013-03-21 2017-07-12 株式会社Nttドコモ 基地局及び方法
EP2816858B8 (en) * 2013-06-17 2018-05-02 Alcatel Lucent Base station and method of operating a base station
US9848425B2 (en) * 2014-10-28 2017-12-19 Intel Corporation Communication device and method for controlling transceiver chains of a communication device
JP6332005B2 (ja) 2014-12-12 2018-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
US9807779B2 (en) * 2015-01-12 2017-10-31 Qualcomm Incorporated Techniques for managing wireless communications over multiple carriers
US10623155B2 (en) * 2015-12-07 2020-04-14 Lg Electronics Inc. Uplink channel transmitting method and user device, and uplink channel receiving method and base station
KR101901955B1 (ko) * 2016-01-13 2018-09-28 엘지전자 주식회사 하향링크 채널 수신 방법 및 사용자기기와, 하향링크 채널 전송 방법 및 기지국
US11038662B2 (en) * 2018-05-14 2021-06-15 Intel Corporation Interruption for SCell activation and deactivation with short transmission time interval

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016095913A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 住友電装株式会社 組合せアース端子
WO2016137821A1 (en) * 2015-02-27 2016-09-01 Qualcomm Incorporated Fast enhanced component carrier activation
JP2018506927A (ja) * 2015-02-27 2018-03-08 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 高速拡張コンポーネントキャリアアクティベーション
JP2017208587A (ja) * 2016-05-11 2017-11-24 ソニー株式会社 端末装置、基地局装置、通信方法

Non-Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
INTERDIGITAL COMMUNICATIONS: "Support for Short TTIs and Processing Times in LTE[online]", 3GPP TSG-RAN WG1#83 R1-157136, JPN6021026243, 16 November 2015 (2015-11-16), ISSN: 0004545413 *
MEDIATEK: "Scell activation time under various working assumptions R10[online]", 3GPP TSG-RAN WG4♯64 R4-123825, JPN6021026239, 13 August 2012 (2012-08-13), ISSN: 0004545417 *
NOKIA CORPORATION: "Scell activation time for CA[online]", 3GPP TSG-RAN WG4♯64BIS R4-125557, JPN6021026241, 8 October 2012 (2012-10-08), ISSN: 0004545415 *
NTT DOCOMO: "Discussion for CSI reporting methodologies related to CA activation/ de-activation time[online]", 3GPP TSG-RAN WG4♯64 R4-124364, JPN6021026242, 13 August 2012 (2012-08-13), ISSN: 0004545414 *
SAMSUNG: "Considerations on activation time for CA[online]", 3GPP TSG-RAN WG4♯64 R4-124128, JPN6021026240, 13 June 2012 (2012-06-13), ISSN: 0004545416 *

Also Published As

Publication number Publication date
US20200403765A1 (en) 2020-12-24
CN109314962A (zh) 2019-02-05
US20190149311A1 (en) 2019-05-16
EP3471471A1 (en) 2019-04-17
CN109314962B (zh) 2023-11-07
RU2742045C1 (ru) 2021-02-02
WO2017213223A1 (ja) 2017-12-14
EP3471471A4 (en) 2019-12-18
JP6927966B2 (ja) 2021-09-01
US11405170B2 (en) 2022-08-02
RU2018145892A3 (ja) 2020-07-13
RU2018145892A (ru) 2020-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6721786B2 (ja) 端末、無線通信方法及び基地局
JP7111721B2 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
US11405170B2 (en) Terminal, radio communication method, and base station
WO2018158924A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018084138A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2019186724A1 (ja) ユーザ端末及び基地局
WO2019087340A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP7007269B2 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及び無線通信システム
WO2017217456A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018021203A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2019176025A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018203404A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018207369A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JPWO2018128183A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2019142272A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018124032A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP7358355B2 (ja) 端末、無線通信方法及びシステム
WO2018173234A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2019234929A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2019159295A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018110619A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018203401A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP7264979B2 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及び無線通信システム
WO2019175989A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018052017A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200603

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6927966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150