JPWO2017200036A1 - スクラブ剤および当該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤用組成物 - Google Patents

スクラブ剤および当該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤用組成物 Download PDF

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Abstract

使用時に不快な皮膚刺激や異物感がなく使用感に優れ、かつ、適度なスクラブ効果を発揮するとともに、環境汚染への影響を考慮したスクラブ剤および当該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤用組成物を提供することを課題とする。
本発明のスクラブ剤は、炭化水素ワックス粒子、好ましくは、石油由来炭化水素ワックス粒子および合成炭化水素ワックス粒子の群から選ばれる炭化水素ワックス粒子であることを特徴とする。また、本発明の皮膚洗浄剤用組成物は、上記スクラブ剤を含有することを特徴とする。

Description

本発明は、スクラブ剤および当該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤用組成物に関する。
皮膚洗浄剤用組成物中には、皮膚上の汚れを除去する効果を高める観点と、適度に皮膚を刺激してマッサージ効果を付与する観点から、種々のスクラブ剤が配合されている。このようなスクラブ剤としては、ポリエチレンビーズ、クルミ殻粒、結晶セルロース粉末などの硬い材質のスクラブ剤である硬スクラブ剤が用いられ、中でも、上記効果に格段に優れるポリエチレンビーズが最も汎用されている。
しかしながら、上記硬スクラブ剤は、皮膚上の汚れを除去する効果や皮膚を刺激してマッサージする効果に優れる反面、使用時に不快な皮膚刺激や異物感を感じたりする場合がある。また、洗浄時に目に入ると眼球を傷つける危険性もある。更に、近年では化粧品業界内において、環境汚染への配慮から生分解性のないポリエチレンビーズなどの硬スクラブ剤の使用を敬遠する動きもある。
一方、従来の皮膚洗浄剤用組成物には、上記硬スクラブ剤に比べて軟らかい材質のスクラブ剤である軟スクラブ剤も用いられている。具体的には、寒天、ポリアクリル酸塩、アルギン酸塩などが用いられている。このような軟スクラブ剤は、使用時に不快な皮膚刺激や異物感を感じることがなく使用感に優れる反面、スクラブ効果に劣るといった問題がある。
これまでにも、軟スクラブ剤の一形態として、パラフィンワックス、キャンデリラワックスおよびカルナウバロウの複数の油性基剤を混合し、酵素を内包させたワックスカプセルを使用する技術も提案されている(例えば、特許文献1〜2を参照)。しかしながら、このようなワックスカプセルを調製するためには時間とコストがかかるといった問題がある。
上記した技術背景と従来技術を鑑みると、使用時に不快な皮膚刺激や異物感がなく使用感に優れ、かつ、適度なスクラブ効果を発揮するとともに、環境汚染への影響を考慮した新たなスクラブ剤の開発が急務であった。
特開平8−073344号公報 特開平9−249529号公報
本発明の目的は、使用時に不快な皮膚刺激や異物感がなく使用感に優れ、かつ、適度なスクラブ効果を発揮するとともに、環境汚染への影響を考慮したスクラブ剤および当該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤用組成物を提供することにある。
即ち、本発明は、炭化水素ワックス粒子であることを特徴とするスクラブ剤を提供する。
上記炭化水素ワックス粒子の平均粒子径は、100〜1,000μmであることが好ましい。
上記炭化水素ワックス粒子は、石油由来炭化水素ワックス粒子および合成炭化水素ワックス粒子の群から選ばれることが好ましい。
また、本発明は、上記スクラブ剤を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤用組成物を提供する。
上記皮膚洗浄剤用組成物中の上記スクラブ剤の含有量は、0.1〜30質量%であることが好ましい。
さらに、上記皮膚洗浄剤用組成物は、高級脂肪酸塩を含有することが好ましい。
本発明のスクラブ剤は、生分解性を有していることから、環境汚染への悪影響がないものである。また、上記スクラブ剤を含有する本発明の皮膚洗浄剤用組成物は、優れたスクラブ効果を発揮するとともに、使用時に不快な皮膚刺激や異物感がなく使用感に優れた効果を発揮する。
以下、本発明のスクラブ剤および当該スクラブ剤を含有する皮膚洗浄剤用組成物について説明する。
[スクラブ剤]
本発明のスクラブ剤は、炭化水素ワックス粒子である。炭化水素ワックス粒子とは、直鎖状炭化水素(ノルマルパラフィン)、分岐炭化水素(イソパラフィン)、飽和環状炭化水素(シクロパラフィン)などの炭化水素ワックスを主な成分とする粒子であり、生分解性を有している。即ち、環境汚染への悪影響がないものである。なお、本発明のスクラブ剤は、上記炭化水素ワックス粒子のみで構成されたスクラブ剤であることを意味し、炭化水素ワックス粒子をスクラブ剤の用途として使用することを特徴としている。
上記炭化水素ワックス粒子の粒子径は、特に限定されないが、不快な皮膚刺激がなく優れたスクラブ効果を発揮する観点から、平均粒子径が、100〜1,000μmの範囲のものを用いることが好ましく、より好ましくは200〜900μmである。
上記炭化水素ワックス粒子としては、例えば、石油由来炭化水素ワックス粒子、合成炭化水素ワックス粒子などが挙げられる。本発明では、石油由来炭化水素ワックス粒子および合成炭化水素ワックス粒子の群から選ばれる少なくとも1種を用いることが好ましい。なお、本明細書においては、上記「石油由来炭化水素ワックス粒子」を「成分a1」と称する場合がある。また、上記「合成炭化水素ワックス粒子」を「成分a2」と称する場合がある。成分a1および成分a2は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
具体的な上記成分a1としては、例えば、パラフィンワックス粒子、マイクロクリスタリンワックス粒子などが挙げられる。上記パラフィンワックス粒子の融点は特に限定されいが、40〜80℃であることが好ましく、60〜80℃であることがより好ましい。また、マイクロクリスタリンワックス粒子の融点は特に限定されないが、60〜105℃であることが好ましい。
成分a1の造粒方法は公知の方法であれば特に限定されないが、例えば、原油の減圧蒸留留出油部分から、結晶性の良い炭化水素を分離抽出する方法、原油の減圧蒸留残渣油部分から取り出す方法などが挙げられる。
一方、具体的な上記成分a2としては、例えば、フィッシャー・トロプシュワックス粒子などが挙げられる。上記フィッシャー・トロプシュワックス粒子とは、フィッシャー・トロプシュ製法により得られる。上記フィッシャー・トロプシュワックス粒子の融点は特に限定されいが、35〜115℃であることが好ましく、60〜115℃であることがより好ましい。
成分a2の造粒方法は公知の方法であれば特に限定されないが、例えば、フィッシャー・トロプシュ製法などが挙げられる。上記フィッシャー・トロプシュ製法とは、天然ガスと空気から水蒸気改質法、若しくは部分酸化法を用いて、一酸化炭素と水素の合成ガスを生成し、高温高圧状態で、鉄、コバルト、ニッケルなどの触媒を用いて、触媒反応を起すことにより合成し、分別蒸留後、精製、改質(成形)することで得られる製法のことを言う。
なお、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤は、市販品を用いることができる。パラフィンワックス粒子の市販品としては、例えば、商品名「Paraffin Wax−155」(日本精蝋社製)、商品名「HNP−51」(日本精蝋社製)などが挙げられる。マイクロクリスタリンワックス粒子の市販品としては、例えば、商品名「Hi−Mic−1080」(日本精蝋社製)、商品名「Hi−Mic−2065」(日本精蝋社製)などが挙げられる。フィッシャー・トロプシュワックス粒子の市販品としては、例えば、商品名「Synscrub 20PC」(マイクロパウダーズ社製)、商品名「Synscrub 50PC」(マイクロパウダーズ社製)などが挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物は、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤を含有する。すなわち、本発明では、皮膚洗浄剤用組成物中に上記炭化水素ワックス粒子をスクラブ剤の用途として配合することを特徴としている。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物は、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤を含有することにより、優れたスクラブ効果を発揮させるとともに、使用時に不快な皮膚刺激や異物感がなく使用感に優れた効果を発揮させることができる。したがって、本発明の皮膚洗浄剤用組成物は、洗顔剤(洗顔スクラブ)、ボディシャンプー(ボディスクラブ)などの形態の皮膚洗浄剤として好適に用いることができる。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物を洗顔スクラブの形態として用いる場合には、使用時に不快な皮膚刺激や異物感がなく、最適なスクラブ効果を発揮させる観点から、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤の平均粒子径は、100〜800μmの範囲のものを用いることが好ましく、より好ましくは150〜600μmである。一方、ボディスクラブの形態として用いる場合には、使用時に不快な皮膚刺激や異物感がなく、最適なスクラブ効果を発揮させる観点から、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤の平均粒子径は、200〜1,000μmの範囲のものを用いることが好ましく、より好ましくは250〜900μmである。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物中の上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤の含有量は、特に限定されないが、スクラブ効果を発揮させる観点から、皮膚洗浄剤用組成物100質量%中、0.1質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、本発明の皮膚洗浄剤用組成物中の上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤の含有量は、特に限定されないが、皮膚刺激の観点、並びに泡立ちを維持する観点から、皮膚洗浄剤用組成物100質量%中、30質量%以下であることが好ましく、20質量%以下であることがより好ましい。なお、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤の含有量は、本発明の皮膚洗浄剤用組成物中に配合される全ての炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤の含有量の合計量である。
[高級脂肪酸塩]
本発明の皮膚洗浄剤用組成物には、洗浄実感を付与し、上記スクラブ剤によるスクラブ効果をさらに高める観点から、高級脂肪酸塩を含有させることが好ましい。高級脂肪酸塩は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記高級脂肪酸塩を構成する高級脂肪酸としては、化粧品原料として用いられる高級脂肪酸であればいずれも使用することができる。具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、オキシステアリン酸、リノール酸、ラノリン脂肪酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、イソトリデカン酸、イソノナン酸、2−エチルヘキサン酸などの高級脂肪酸が挙げられる。
上記高級脂肪酸の塩としては、上記高級脂肪酸をアルカリ剤でケン化又は中和したものを用いることができる。アルカリ剤としては、例えば、アルカリ金属、有機アルカリなどが挙げられる。具体的なアルカリ金属としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられる。また、具体的な有機アルカリとしては、例えば、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、アルギニンなどが挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物中に高級脂肪酸塩を含有させるには、上記高級脂肪酸と上記アルカリ剤とを予め高級脂肪酸塩として調製した後に配合しても良く、また、上記高級脂肪酸と上記アルカリ剤とを配合して組成物中で高級脂肪酸塩としても良い。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物中の上記高級脂肪酸塩の含有量は、特に限定されないが、洗浄力を付与し、スクラブ効果をより効率的に発揮させる観点から、高級脂肪酸として皮膚洗浄剤用組成物100質量%中、0.5質量%以上であることが好ましく、1質量%以上であることがより好ましい。また、本発明の皮膚洗浄剤用組成物中の上記高級脂肪酸塩の含有量は、特に限定されないが、製剤の安定性の観点から、高級脂肪酸として皮膚洗浄剤用組成物100質量%中、80質量%以下であることが好ましく、60質量%以下であることがより好ましい。なお、上記高級脂肪酸としての含有量は、本発明の皮膚洗浄剤用組成物中に配合される全ての高級脂肪酸としての含有量の合計量である。
[その他成分]
本発明の皮膚洗浄剤用組成物には、本発明の効果が損なわれない範囲内において、上記した成分の他に通常化粧料に用いられる成分を配合することができる。他成分としては、例えば、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、多価アルコール、脂肪酸エステル油、植物油、増粘性高分子、高級アルコール、清涼剤、脂質、香料、防腐・殺菌剤、保湿剤、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤以外のスクラブ剤などが挙げられる。上記他成分は、適宜、その用途、目的に応じて配合することができる。
上記非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油およびこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロールおよびその誘導体、ポリオキシエチレンラノリンおよびその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類などが挙げられる。
上記陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸およびその塩、N−アシルサルコシンおよびその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩などが挙げられる。
上記陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩などのアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩などのアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩などの環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼエトニウムなどが挙げられる。
上記両性界面活性剤としては、例えば、アルキルグリシン塩、カルボキシメチルグリシン塩、N−アシルアミノエチル−N−2−ヒドロキシエチルグリシン塩などのグリシン型両性界面活性剤、アルキルアミノプロピオン酸塩、アルキルイミノジプロピオン酸塩などのアミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタインなどのスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
上記非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤などの界面活性剤は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールなどが挙げられる。上記多価アルコールは、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記脂肪酸エステル油としては、例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、セバシン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシルなどが挙げられる。上記脂肪酸エステル油は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記植物油としては、例えば、オレンジ油、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油、ローズ油、ラベンダー油、ティーツリー油などが挙げられる。上記植物油は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記増粘性高分子としては、例えば、天然高分子、半合成高分子、合成高分子、粘土鉱物などが挙げられる。上記増粘性高分子は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記天然高分子としては、例えば、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼインなどが挙げられる。上記半合成高分子としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロースなどが挙げられる。上記合成高分子としては、例えば、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸・ポリオキシエチレンアルキルイタコン酸共重合体、アクリル酸アルキル・メタクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル共重合体、アクリル酸・アクリル酸ヒドロキシアルキル共重合体、アクリル酸・メタクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルクロスポリマー、アクリル酸・ネオデカン酸ビニルクロスポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂などが挙げられる。上記粘土鉱物としては、例えば、フルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)などが挙げられる。
上記高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコールなどが挙げられる。上記高級アルコールは、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記清涼剤としては、例えば、l−メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテート、1−メンチル−3−ヒドロキシブチレート、dl−カンファ、オイゲノール、メントン、ミント、サリチル酸メンチル、ユーカリ油などが挙げられる。上記清涼剤は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物は、例えば、ペースト状、クリーム状、乳液状、ジェル状、液状などの様々な剤型に調製することができる。中でも、上記炭化水素ワックス粒子であるスクラブ剤の分散状態に優れる観点から、ペースト状、クリーム状、ジェル状の剤型の皮膚洗浄剤用組成物に調製することが好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物の製造方法は、公知の製造方法であれば特に限定されないが、例えば、上記構成成分を適宜混合し、ディスパーミキサー、ホモミキサー、ディスパーミルなどを用いて攪拌する方法が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤用組成物では、上記炭化水素ワックス粒子をスクラブ剤の用途として用いることを特徴とする。すなわち、本発明では、スクラブ効果を発揮させるために、皮膚洗浄剤用組成物中に炭化水素ワックス粒子として存在させる必要がある。そのため、本発明の皮膚洗浄剤用組成物の好適な製造方法としては、例えば、上記炭化水素ワックス粒子以外の構成成分を約70℃以上の温度で加熱混合攪拌して組成物を調製し、当該組成物の温度が約40℃以下になった状態で上記炭化水素ワックス粒子を投入後、攪拌して調製する方法などが挙げられる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は特記しない限り「質量%」を表し、配合成分は全て純分に換算した。また、評価はすべて23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
実施例および比較例で用いたスクラブ剤は、下記成分を用いた。
スクラブ剤1(パラフィンワックス粒子):商品名「HNP−51」(日本精蝋社製、平均粒子径:約250μm)
スクラブ剤2(フィッシャー・トロプシュワックス粒子):商品名「Synscrub 50PC」(マイクロパウダーズ社製、粒子径:180〜297μm)
スクラブ剤3(パラフィンワックス粒子):商品名「Paraffin Wax−155」(日本精蝋社製、平均粒子径:約900μm)
スクラブ剤4(マイクロクリスタリンワックス粒子):商品名「Hi−Mic−1080」(日本精蝋社製、平均粒子径:約900μm)
スクラブ剤5(フィッシャー・トロプシュワックス粒子):商品名「Synscrub 20PC」(マイクロパウダーズ社製、粒子径:500〜840μm)
アンズ核粒1:商品名「APグリッド<球状>#40−60」(一丸ファルコス社製、粒子径:177μm〜420μm)
アンズ核粒2:商品名「APグリッド<球状>#60−80」(一丸ファルコス社製、粒子径:149μm〜297μm)
ポリエチレンビーズ:商品名「Microscrub 1435PC」(マイクロパウダーズ社製、粒子径:500〜1410μm)
シリカビーズ:商品名「SCRUB SILICA 850G」(日揮触媒化成社製、平均粒子径:約720μm)
(各試料の調製1)
表1に記した組成に従い、実施例1〜6および比較例1〜2の皮膚洗浄剤用組成物を調製後、30g容量のチューブ容器に夫々充填し、下記評価試験に供した。結果を表1に併記する。
(試験例1:使用感の評価)
男性官能評価パネル10名により、実施例および比較例で得られた各試料を用いて洗顔剤の態様で下記使用試験を行い、使用感の評価を行った。
顔全体を40℃の温水で十分に濡らした後、手の平に試料1gを取り、少量の温水で泡立てた後、顔全体に塗布し手の平で擦るように30秒間洗顔を行い、その後40℃の温水で十分に洗い流してもらった。評価は、洗顔時の「皮膚刺激感・異物感」および「スクラブ効果」について評価を行い、下記評価基準に従って官能評価した。なお、評価は、最も人数の多く得られた評価結果を各試料の成績とした。
<皮膚刺激感・異物感の評価基準>
○(良好):ほとんど感じない
△(不十分):少し感じる
×(不良):感じる(痛みを感じる)
<スクラブ効果の評価基準>
◎(非常に良好):十分にある
○(良好):ある
△(不十分):あまりない
×(不良):ない
Figure 2017200036
表1の結果から、洗顔剤である各実施例の皮膚洗浄剤用組成物は、各比較例のものと対比して、不快な皮膚刺激感や異物感を与えることがなく使用感に優れるとともに、最適なスクラブ効果を発揮していることが分かる。
(各試料の調製2)
表2に記した組成に従い、実施例7〜12および比較例3〜4の皮膚洗浄剤用組成物を調製後、60g容量のボトル容器に夫々充填し、下記評価試験に供した。結果を表2に併記する。
(試験例2:使用感の評価)
男性官能評価パネル10名により、実施例および比較例で得られた各試料を用いてボディシャンプーの態様で下記使用試験を行い、使用感の評価を行った。
身体全体を40℃の温水で十分に濡らした後、手の平に試料3gを取り、少量の温水で泡立てた後、身体全体を洗い、その後40℃の温水で十分に洗い流してもらった。評価は、洗い時の「皮膚刺激感・異物感」および「スクラブ効果」について評価を行い、下記評価基準に従って官能評価した。なお、評価は、最も人数の多く得られた評価結果を各試料の成績とした。
<皮膚刺激感・異物感の評価基準>
○(良好):ほとんど感じない
△(不十分):少し感じる
×(不良):感じる(痛みを感じる)
<スクラブ効果の評価基準>
◎(非常に良好):十分にある
○(良好):ある
△(不十分):あまりない
×(不良):ない
Figure 2017200036
表2の結果から、ボディシャンプーである各実施例の皮膚洗浄剤用組成物は、各比較例のものと対比して、不快な皮膚刺激感や異物感を与えることがなく使用感に優れるとともに、最適なスクラブ効果を発揮していることが分かる。

Claims (6)

  1. 炭化水素ワックス粒子であることを特徴とするスクラブ剤。
  2. 前記炭化水素ワックス粒子の平均粒子径が、100〜1,000μmであることを特徴とする請求項1に記載のスクラブ剤。
  3. 前記炭化水素ワックス粒子が、石油由来炭化水素ワックス粒子および合成炭化水素ワックス粒子の群から選ばれることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクラブ剤。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のスクラブ剤を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤用組成物。
  5. スクラブ剤の含有量が、0.1〜30質量%である請求項4に記載の皮膚洗浄剤用組成物。
  6. さらに、高級脂肪酸塩を含有することを特徴とする請求項4又は5に記載の皮膚洗浄剤用組成物。
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