JPWO2017099007A1 - マーカ - Google Patents

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Abstract

マーカ(10)は、透光性を有する材料で形成され、例えば、少なくとも一方向に並んで配置されている複数の凸面部(13)を有するレンチキュラーレンズ部(11)を含む。凸面部(13)の光軸(OA1)は、いずれも、製品光軸(PA)上にある光学基準点(OP)で交わる。凸面部(13)の光軸(OA1)は、いずれも、溝(14)の底面に直交し、かつその中心を通る。溝(14)には着色部(15)が収容されている。

Description

本発明は、マーカに関する。
凸面部を有する凸レンズ部に模様が投影されるマーカ(「画像表示体」とも言われる)には、レンチキュラーレンズと着色層とを有する画像表示シートが知られている。当該レンチキュラーレンズは、複数のシリンドリカルレンズが並列した構成を有し、当該着色層は、当該シリンドリカルレンズのそれぞれに対応して配置され、個々のシリンドリカルレンズの像として観察される。そして、これらの像の集合によって上記模様が構成される。上記画像表示シートは、拡張現実感(Augmented Reality:AR)やロボティクスなどの分野において、物体の位置や姿勢などを認識するのに有用である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2013−025043号公報 特開2012−145559号公報
図1Aは、上記特許文献に記載された配置で着色層を有するマーカの一参考例におけるシリンドリカルレンズ部の並列方向に沿う断面を模式的に示す図であり、図1Bは、当該マーカにおけるシリンドリカルレンズ部のみの配置を模式的に示す図である。図中、Xは、マーカの平面方向における一方向を表し、Yは、当該平面方向においてX方向と直交する方向を表し、Zは、X方向およびY方向の両方に直交する方向(マーカの厚さ方向)を表す。なお、図1Bは、図1Aのレンチキュラーレンズ部中に含まれているシリンドリカルレンズ部の部分を示している。
マーカ100は、例えば、図1に示されるように、透光性を有する材料で形成されたレンチキュラーレンズ部110を含み、レンチキュラーレンズ部110は、平面方向に配置されている複数のシリンドリカルレンズ部120を含む。シリンドリカルレンズ部120は、その表面側に凸面部130を有し、裏面側に溝140、それに収容されている着色部150および着色部150に対して光学的に識別可能な裏面部160を有する。溝140は、マーカ100の光学基準点OPから放射状に延出する直線(光軸OA)が溝140の底面の中心と交わる位置に配置されている。
マーカ100では、観察位置のX方向における位置に応じて、観察される模様の位置および形が変化する。このように、マーカ100では、凸レンズ部の裏面に沿う方向における着色部の位置のみで上記模様が設定されている。
マーカ100では、凸レンズ部において生じる収差は、X方向の端に近いほど大きくなる。このため、凸面部に投影される像は、X方向の端に近いほど鮮明さに欠ける傾向にある。このように、上記マーカでは、観察される模様の鮮明さを高める観点から検討の余地が残されている。
本発明は、より鮮明な模様を投影するマーカを提供することを課題とする。
本発明は、透光性を有する材料で形成され、少なくとも一方向に並んで配置されている複数の凸面部を有する複レンズ部と、前記凸面部のそれぞれに対応して配置され、光学的に検出可能な像として前記凸面部に投影される被検出部と、を含むマーカであり、平面視した前記マーカの前記凸面部の並ぶ方向に沿う断面において、前記被検出部の前記複レンズ部との前記凸面部側の結像面に直交する直線を前記被検出部に対応する前記凸面部の光軸とし、前記凸面部が並ぶ方向における両端の前記凸面部の光軸の交点を通る前記並ぶ方向に対する垂線を複レンズ部の光軸としたときに、複数の前記凸面部の光軸のそれぞれは、前記被検出部よりも前記凸面部側で前記複レンズ部の光軸と交差し、複数の前記被検出部は、前記凸面部の光軸と前記結像面との交点が前記凸面部による焦点となる位置に配置されている被検出部を含むマーカ、を提供する。
本発明に係るマーカは、凸レンズ部の裏面に沿う方向における着色部の位置のみで上記模様が設定されているマーカに比べて、収差の発生およびそれによる影響がより一層抑えられることから、より鮮明な模様を投影することができる。
図1Aは、マーカの一参考例におけるシリンドリカルレンズ部の並列方向に沿う断面を、ハッチングを省略して模式的に示す図であり、図1Bは、当該マーカにおけるシリンドリカルレンズ部のみの配置を模式的に示す図である。 図2Aは、本発明の第1の実施の形態に係るマーカを模式的に示す平面図であり、図2Bは、当該マーカを模式的に示す底面図である。 図3Aは、本発明の第1実施の形態に係るマーカの、凸面部の並列方向に沿う断面を、ハッチングを省略して模式的に示す図であり、図3Bは、シリンドリカルレンズ部を構成単位としたときの当該マーカにおける当該シリンドリカルレンズ部の配置を模式的に示す図である。 図4Aは、本発明の第2の実施の形態に係るマーカの、凸面部の並列方向に沿う断面を、ハッチングを省略して模式的に示す図であり、図4Bは、当該マーカにおけるシリンドリカルレンズ部を構成単位としたときの当該マーカにおける当該シリンドリカルレンズ部の配置を模式的に示す図である。 図5Aは、本発明の第3の実施の形態に係るマーカを模式的に示す平面図であり、図5Bは、上記マーカの、凸面部の一並列方向に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図5Cは、当該マーカを模式的に示す底面図である。 図6Aは、第3の実施の形態に係るマーカの、凸面部の他の並列方向に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図6Bは、上記マーカの、凸面部の一並列方向における光軸の配置を模式的に示す図である。 図7Aは、第3の実施の形態に係るマーカにおける凹部の第1の変形例を模式的に示す平面図であり、図7Bは、当該凹部の第2の変形例を模式的に示す平面図であり、図7Cは、当該凹部の第2の変形例を模式的に示す平面図である。 図8Aは、本発明の第4の実施の形態に係るマーカを模式的に示す平面図であり、図8Bは、上記マーカの、凸面部の一並列方向に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図8Cは、上記マーカを模式的に示す底面図である。 図9Aは、第4の実施の形態に係るマーカの、凸面部の他の並列方向に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図9Bは、上記マーカの、凸面部の一並列方向における光軸の配置を模式的に示す図である。
[第1の実施の形態]
図2Aは、本実施の形態に係るマーカ10を模式的に示す平面図であり、図2Bは、マーカ10を模式的に示す底面図である。図3Aは、マーカ10の、凸面部13の並列方向に沿う断面を、ハッチングを省略して模式的に示す図であり、図3Bは、マーカ10におけるシリンドリカルレンズ部を構成単位としたときの当該マーカにおける当該シリンドリカルレンズ部の配置を模式的に示す図である。
マーカ10は、透光性を有する材料、例えば透明な材料で形成されているレンチキュラーレンズ部11を含む。レンチキュラーレンズ部11は、X方向に並列している複数のシリンドリカルレンズが一体化した形状を有する成形物であり、例えば、複数のシリンドリカルレンズを図示の通りに並べたときの個々のシリンドリカルレンズ間の隙間が透明材料で埋められて一体化した形状を有する。レンチキュラーレンズ部11は、複レンズ部に相当する。
レンチキュラーレンズ部11の平面形状は、例えば、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とする矩形である。レンチキュラーレンズ部11を構成する、透光性を有する材料の例には、ポリカーボネートやアクリル樹脂などの透明樹脂、および、ガラスなどの透明無機材料、が含まれる。量産性の観点から、上記透光性を有する材料は、透光性を有する樹脂であることが好ましく、レンチキュラーレンズ部11は、当該樹脂の射出成形品であることが好ましい。
レンチキュラーレンズ部11は、X方向に並んで配置されている複数の凸面部13を有する。凸面部13の平面形状は、Y方向を長手方向としX方向を短手方向とする矩形である。いずれの凸面部13の平面形状のサイズは同じであり、たとえば、幅(X方向における長さ)は370μmであり、長さ(Y方向における長さ)は3mmである。当該ピッチは、隣り合う被検出部のX方向における中心間距離である。
レンチキュラーレンズ部11のXZ平面による断面における凸面部13の形状は、例えば、半円または非半円である。当該非半円とは、半円以外の凸曲線であり、例えば、曲率半径が異なる円弧が連結してなる曲線である。上記非半円は、上記断面において、凸面部13の中心から離れるに連れて曲率半径が大きくなる曲線であることが好ましい。凸面部13は、その頂部に、Y方向に延出する稜線を含む。
レンチキュラーレンズ部11の裏面には、複数の溝14が形成されている。それぞれの溝14は、凸面部13のそれぞれに対応している。溝14の平面形状は、Y方向を長手方向とする細長な矩形であり、溝14のXZ平面における断面形状は矩形である。溝14の深さ(上記裏面から溝14の底面までの距離)は、好ましくは10〜100μmである。
それぞれの溝14の底面に直交し、かつXZ平面における当該底面の中心と交わる直線をそれぞれの凸面部13の光軸OA1とすると、それぞれの溝14は、いずれの光軸OA1も光学基準点OPで交差する向きに形成されている。このように、それぞれの溝14は、光軸OA1が溝14よりも凸面部13側で互いに交差する向きに形成されている。
ここで、光学基準点OPとは、製品光軸PA上の任意の点である。製品光軸PAとは、複レンズ部の光軸に相当し、マーカ10の光学的な中心となる軸であり、マーカ10を設計する際の基準となり得る。製品光軸PAは、凸面部13の配列方向(例えばX方向)に対して直交する直線であって、当該配列方向の両端の凸面部13の光軸OA1が交差する点を通る直線で表される。マーカ10の製品光軸PAは、X方向の中央に位置する凸面部13の光軸OA1と重なっている。
また、いずれの溝14も、光軸OA1と上記底面との交点がそれぞれの凸面部13による焦点となる位置に配置されている。ここで、凸面部13による焦点とは、その凸面部13の光軸OA1に平行な光が凸面部13に入射、屈折したときに光軸OA1と実質的に交差する点であり、例えば、交差する光線が溝14の底面に集光する光束の断面の面積が最小になる位置である。
さらに、凸面部13の光軸OA1は、いずれも、凸面部13の中心軸CAと重なる凸面部13の光軸OA1と重なっている。ここで、凸面部13の中心軸CAとは、凸面部13の端縁で囲まれる形状(長方形)の中心を通る凸面部13の法線であり、例えば、XZ平面において凸面部13の両端を結ぶ直線の中点を通り、かつ当該直線と直交する直線で表される。
溝14は、着色部15を収容している。着色部15は、例えば有色の組成物であり、例えば黒色顔料などの着色剤を含有する塗料の固化物である。当該塗料は、流動性を有し、例えば液状の組成物であり、あるいは粉体である。塗料を塗布、固化する方法は、公知の方法の中から塗料に応じて適宜に決めることができる。たとえば、塗料の塗布方法の例には、スプレー塗布およびスクリーン印刷が含まれる。塗料の固化方法の例には、液状の塗料の乾燥、当該塗料中の硬化成分(ラジカル重合性化合物など)の硬化、および、粉体の焼き付け、が含まれる。
ここで、溝14および着色部15は、被検出部に相当している。また、溝14の底面は、当該被検出部のレンチキュラーレンズ部11との凸面部13側の結像面に相当している。
以上の説明から明らかなように、マーカ10は、図3Bに示されるように、凸面部13の中心軸CA上に被検出部が配置されているシリンドリカルレンズ部を一構成単位としたときに、当該シリンドリカルレンズ部のそれぞれを、その凸面部13を光学基準点OPに向けて配置した集合体構造と実質的には同じ構造を有している。
なお、レンチキュラーレンズ部11の裏面は、平滑であってもよいし、または適度な表面粗さを有していてもよい。当該裏面の粗面化は、ブラスト処理などの通常の粗面化処理によって行うことが可能であり、その表面粗さは、例えば算術平均粗さRaで1〜10μmであることが好ましい。
マーカ10では、着色部15の像が光学的に検出可能な(例えば黒色の)像として凸面部13のそれぞれに投影され、レンチキュラーレンズ部11の表面に当該像の集合体としての模様が観察される。
ここで、「光学的に検出可能」とは、凸面部13に投影された着色部15の像が光学的な特性によって検出されることを意味する。当該光学的な特性とは、例えば、明度、彩度、色相などの色合いであり、あるいは、輝度などの光の強さである。上記光学的な特性の検出方法は、マーカ10の用途に応じて適宜に決めることができ、例えば、目視での確認であってもよいし、光学的な検出装置による検出であってもよい。また、当該検出方法は、直接的な方法であってもよいし、他の器具を介する方法であってもよく、後者の例には、例えば着色部15が蛍光を発する透明な組成物である場合の、当該組成物を励起させるためのUVランプの照射、が含まれる。
マーカ10では、前述のマーカ100に比べて、より鮮明に模様が観察される。
マーカ100では、溝140は、シリンドリカルレンズ部120の平らな裏面に沿って形成されている。よって、マーカ100では、シリンドリカルレンズ部120における光軸OAにおける凸面部130から着色部150(溝140の底面)までの距離が、X方向において、光学基準点OPから離れるほど長くなる。このため、それぞれのシリンドリカルレンズ部120では、X方向の端に近づくに連れて、球面収差が大きくなり、また、凸面部130による焦点と着色部150との位置のずれが大きくなる。したがって、マーカ100で観察される模様を構成する個々の着色部150の像は、X方向の端に近づくに連れて、鮮明さが低下し、その結果、マーカ100で観察される上記模様のX方向における端部の鮮明さが低くなる。
一方、マーカ10では、いずれの溝14の底面も、光軸OA1に対して直交する向きで、かつ凸面部13による焦点の位置に位置している。よって、いずれの着色部15も光学基準点OPに正対しており、マーカ10で観察される模様を構成する個々の着色部15の像は、X方向における位置に関わらず、ほぼ最大かつ一定の大きさとなる。このため、マーカ10で観察される上記模様は、X方向におけるいずれの観察位置においても、マーカ100で観察される模様に比べて、より鮮明である。
以上の説明から明らかなように、マーカ10は、透光性を有する材料で形成され、X方向に並んで配置されている複数の凸面部13を有するレンチキュラーレンズ部11と、凸面部13のそれぞれに対応して配置され、光学的に検出可能な像として凸面部13に投影される着色部15とを含む。そして、XZ平面において、着色部15のレンチキュラーレンズ部11との凸面部13側の結像面(すなわち溝14の底面)に直交する直線を着色部15に対応する凸面部13の光軸OA1とし、X方向における両端の凸面部13の光軸OA1の交点(光学基準点OP)を通るX方向に対する垂線を製品光軸PAとしたときに、複数の凸面部13の光軸OA1のそれぞれは、着色部15よりも凸面部13側(例えば光学基準点OP)で製品光軸PAと交差し、複数の着色部15は、いずれも、凸面部13の光軸OA1と上記結像面との交点が凸面部13による焦点となる位置に配置されている。よって、マーカ10は、凸レンズ部の裏面に沿う方向における着色部の位置のみで上記模様が設定されている従来のマーカ100に比べて、より鮮明な模様を投影することができる。
また、複数の凸面部13の光軸OA1のいずれもが、凸面部13の中心軸CAと重なる。すなわち、製品光軸PAに光軸OA1および中心軸CAが重なる凸面部13はもちろんこと、それ以外の凸面部13の光軸OA1が、その凸面部13の中心軸とCAと重なっている。このように複数の凸面部13の光軸OA1が凸面部13の中心軸CAと重なる凸面部13の光軸OA1を含むことは、特定のシリンドリカルレンズ部を一構成単位としてレンチキュラーレンズ部11を光学的に構築することが可能であるので、マーカ10を容易に設計する観点からより一層効果的である。
また、レンチキュラーレンズ部11が透明樹脂製であることは、レンチキュラーレンズ部11を射出成形で製造することが可能であることから、凸面部13と溝14との位置関係が精密に制御されたレンチキュラーレンズ部11を大量に製造することができるので、マーカ10の量産性の観点からより一層効果的である。
[第2の実施の形態]
図4Aは、マーカ20の、凸面部23の並列方向に沿う断面を、ハッチングを省略して模式的に示す図であり、図4Bは、マーカ20におけるシリンドリカルレンズ部を構成単位としたときの当該マーカにおける当該シリンドリカルレンズ部の配置を模式的に示す図である。
マーカ20は、透光性を有する材料で形成されているレンチキュラーレンズ部21を含む。レンチキュラーレンズ部21は、透光性を有する材料で形成され、X方向に並んで配置されている複数の凸面部23を有する。レンチキュラーレンズ部21は、例えば透明樹脂製であり、複レンズ部に相当する。レンチキュラーレンズ部21は、X方向に並列している複数のシリンドリカルレンズが一体化した形状を有する成形物であり、そのレンズの部分は、例えば、図4Bに示されるように、Z方向に向けられ、かつX方向に沿って並べられた複数のシリンドリカルレンズを一体化した構造と実質的に同じ構造を有している。このように、凸面部23の中心軸CAは、いずれもZ方向に沿う直線で表される。
マーカ20は、凸面部23のそれぞれに対応して配置され、光学的に検出可能な像として凸面部23に投影される被検出部を含む。当該被検出部は、レンチキュラーレンズ部21においてそれぞれの凸面部23に対応して配置される溝24およびそれに収容される着色層25によって構成される。
溝24は、レンチキュラーレンズ部21の裏面に形成される。マーカ10と同様に、XZ平面において溝24のレンチキュラーレンズ部21との凸面部23側の結像面(底面)に直交し、かつ当該結像面の中心と交わる直線を上記被検出部に対応する凸面部23の光軸OA2としたときに、凸面部23の光軸OA2のそれぞれは、上記被検出部よりも凸面部23側(光学基準点OP)で製品光軸PAに交差している。製品光軸PAは、X方向における両端の凸面部23の光軸OA2の交点を通る、Z方向に平行な直線で表され、X方向の中央の凸面部23の光軸OA2に重なっている。なお、当該中央の凸面部23の中心軸CAも、当該中央の凸面部23の光軸OA2と重なっている。
また、複数の上記被検出部は、いずれも、凸面部23の光軸OA2と上記結像面との交点が凸面部23による焦点となる位置に配置されている。凸面部23間のピッチ(中心間距離)が被検出部間のピッチ(中心間距離)よりも小さい場合では、凸面部23による焦点(像面)の位置は、XZ平面において、Z方向における凸面部23から離れる向きに突出する凸曲線上に位置する。溝24は、XZ平面において、その溝24に対応する凸面部23の中心軸CAよりもX方向における外側であって、対応する凸面部23への光学基準点OPからの入射光によって決まる焦点の位置で上記凸曲線に接する位置に配置される。
上記像面は、レンチキュラーレンズ部21内に想定される、凸面部23による焦点を中心とし、Z方向における凸面部23から離れる向き(凸面部23とは反対側)に突出する凸曲面で表される。上記像面は、一つの凸面部23を含む一光学ユニットで区画される。当該光学ユニットは、一つの凸面部23を含む一格子(矩形)の平面形状を有する、略四角柱形状の領域で表される。本実施の形態では、上記光学ユニットは、図4Bに示されるシリンドリカルレンズ部の構成単位と同じである。
なお、マーカ10では、溝14は、その底面がXZ平面における中心軸CA上の、上記像面に接する位置(焦点の位置)に配置されており、その光学ユニットは、図3Bに示されるシリンドリカルレンズ部の構成単位と同じである。
マーカ20では、複数の凸面部23の光軸OA2のうちの、製品光軸PAに光軸OA2および中心軸CAが重なる(X方向における中央の)凸面部23以外の凸面部23の光軸OA2は、その凸面部23の中心軸CAと交差している。このように、マーカ20では、複数の凸面部23の光軸OA2は、凸面部23の中心軸CAに交差する光軸を含んでいる。
マーカ20でも、マーカ10と同様に、いずれの溝24の底面も、光軸OA2に対して直交する向きで、かつ凸面部23による焦点の位置に位置している。よって、いずれの着色部25も光学基準点OPに正対するので、マーカ20で観察される模様を構成する個々の着色部25の像は、X方向における位置に関わらず、ほぼ最大かつ一定の大きさとなる。このため、マーカ20で観察される上記模様は、X方向におけるいずれの観察位置においても、マーカ100で観察される模様に比べて、より鮮明である。
[第3の実施の形態]
図5Aは、マーカ30を模式的に示す平面図であり、図5Bは、マーカ30のXZ平面に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図5Cは、マーカ30を模式的に示す底面図である。また、図6Aは、マーカ30の、YZ平面に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図6Bは、マーカ30の、XZ平面における光軸OAの配置を模式的に示す図である。
マーカ30は、透光性を有する材料で形成され、XY方向のそれぞれに並んで配置されている複数の凸面部33を有する複レンズ部31と、凸面部33のそれぞれに対応して配置され、光学的に検出可能な像として凸面部33に投影される被検出部とを含む。マーカ30では、例えば、凸面部33とそれに対応する被検出部とを一構成単位としたときに、第2の実施の形態のように、上記構成単位における凸面部33は、その中心軸がZ方向に沿って延出するように配置されており、上記被検出部は、光軸OAに直交する上記構成単位における特定の位置に配置されている。
マーカ30の光学ユニットは、X方向およびY方向における、隣り合う凸面部33の中心までの距離が等しい点の集合で構成される直線で区切られる平面形状で、個々の凸面部33が区切られてなる領域である。すなわち、マーカ30の光学ユニットは、一つの凸面部33を含み、その凸面部33と隣り合う凸面部33の中心を結ぶ直線の中点で直交する四つの直線で構成される矩形(正方形)の平面形状を有する領域で表される。
マーカ30は、第1面301および第2面302を有する。第1面301は、複数の凸面部33を含む。また、第2面302は、複数の被検出部と、反射部36とを含み、当該被検出部は、凹部34およびそれに収容されている着色部35により構成されている。反射部36は、例えば、凸面部33のそれぞれに対応する、第2面302における部分であって、凸面部33と同じ平面形状を有する部分である。
マーカ30の製品光軸は、XZ平面における両端の凸面部33の光軸の交点を通るZ方向に沿う直線であって、かつXY平面における両端の凸面部33の光軸の交点を通るZ方向に沿う直線である。また、凸面部33の光軸OAは、マーカ30の外方における上記被検出部側において当該製品光軸と交差する向きに延出する直線である。
凸面部33は、その断面形状が半円弧または非半円弧である。上記断面形状が半円弧の凸面部33は、球面レンズを構成しており、非半円弧の凸面部33は、例えば非球面レンズを構成している。非球面レンズを構成する凸面部33は、マーカ30のXZ平面で切断した断面において、その頂点331からX方向に沿って離れるに連れて曲率半径が大きくなる曲線で表される。当該曲率半径は、その頂点331から離れるに連れて連続して大きくなってもよいし、断続的に大きくなってもよい。
なお、マーカ30において、凸面部33の頂点331は、凸面部33と中心軸CAとの交点である。凸面部33の中心軸CAは、凸面部33の中心を通る、Z方向に沿う直線で表される。
凸面部33の平面視形状は、いずれも同じ大きさであり、例えば円形である。たとえば、凸面部33の平面視形状の直径は、350μmである。凸面部33の形状は、その中心軸CAを回転軸とした回転対称性を有している。
凸面部33のピッチPCLは、X方向およびY方向のいずれも350μmである。当該「ピッチ」とは、隣り合う凸面部33の中心間の距離(PCL)を意味する。たとえば、上記ピッチは、隣り合う凸面部33における、凸面部33とその中心軸CAとの交点間のX方向またはY方向における距離である。
凹部34は、複レンズ部31の裏面側(第2面302)に形成された、略円柱状の凹部である。凹部34は、その底面が凸面部33の光軸と交わり、その交点が凸面部33の焦点(像面)と一致する位置に配置されている。凹部34は、例えば、複レンズ部31の裏面側に、凸面部33の光軸にその底面の中心で当該底面と直交するように形成されている。このように、凸面部33の焦点は、上記被検出部上に位置しており、いずれの上記被検出部も、対応する凸面部33の焦点となる位置に配置されている。
凹部34の平面形状は、円形であり、その直径(W2)は45μmであり、その深さは10μmである。凹部34の平面形状は、他の形状であってもよい。たとえば、凹部34の上記平面形状は、図7Aに示されるような正方形であってもよいし、図7Bに示されるような長方形であってもよいし、図7Cに示されるような十字形であってもよい。
マーカ30において、例えばX方向において隣り合う上記被検出部間の中心間距離(|C−Cn−1|)は、PCL+nGμmであり、また例えばY方向において隣り合う上記被検出部間の中心間距離(|C−Cm−1|)は、PCL+mGμmである。nは、ある凸面部33を0番としたときのX方向におけるn番目の凸面部33であることを示す。mは、ある凸面部33を0番としたときのY方向におけるm番目の凸面部33であることを示す。このように、上記被検出部間の中心間距離は、凸面部の中心間距離(PCL)よりも大きい。すなわち、マーカ30では、X方向およびY方向のいずれにおいても、隣接する凸面部33間のピッチは、隣接する被検出部(凹部34)の中心間の間隔よりも狭い。
マーカ30では、第1および第2の実施の形態の一方の形態の構成のみが採用されていてもよい。すなわち、マーカ30では、凹部34および着色部35が、XY平面上の二方向の一方のみにおいて、前述したマーカ10またはマーカ20のXZ平面による断面における凸面部と被検出部との位置関係となるように配置されていてもよい。たとえば、凹部34および着色部35が、X方向およびY方向の一方において、マーカ10のXZ平面による断面における溝および着色部と同様の位置および形状となるように形成されていれば、マーカ30は、X方向およびY方向における上記一方の方向において、マーカ10の効果と同じ効果を奏する。
なお、本実施の形態では、凸面部33がいずれもZ方向の同方向に突出し、上記被検出部が凸面部33に対して適切な位置に配置されている形態として説明したが、第1の実施の形態と同様に、凸面部33とその中心軸CAに平面形状の中心を有する凹部34とを有する構成単位が、その凸面部33のいずれもが、マーカ30における光学基準点OPに向けて(上記中心軸CAのいずれもが構成ユニット)配置されてなる形態であってもよい。この場合、「凸面部33の中心軸CA」は、XZ平面において凸面部33の両端を結ぶ直線Aの中点を通り、かつ当該直線Aと直交する直線で表される。
また、上記の場合、光学ユニットは、第1面を、一つの凸面部33を含み、隣り合う凸面部33の中心を結ぶ直線の中点を通る上記の矩形に区画し、第2面を、上記凸面部に対応する一つの上記被検出部を含み、それに対応する中心軸CAを中心とする矩形に区画したときの、上記凸面部とそれに対応する被検出部とを含む、第1面側の矩形から第2面側の矩形に漸次わずかに拡大する略四角柱状の領域で表される。
[第4の実施の形態]
マーカ40は、上記凸面部および上記反射部の平面形状がともに矩形である以外は、マーカ30と同様に構成される。図8Aは、マーカ40を模式的に示す平面図であり、図8Bは、マーカ40のXZ平面に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図8Cは、マーカ40を模式的に示す底面図である。また、図9Aは、マーカ40の、YZ平面に沿う断面の一部を拡大して模式的に示す、ハッチングを省略した部分拡大断面図であり、図9Bは、マーカ40の、X方向における光軸OAの配置を模式的に示す図である。
マーカ40は、第1面401および第2面302を有する。第1面401は、複数の凸面部43を含む。凸面部43の平面視形状は正方形であり、いずれも同じ大きさである。たとえば、凸面部43の平面視形状の一辺の長さは、350μmであり、凸面部43のピッチPCLは、X方向およびY方向のいずれも350μmである。また、第2面302における反射部46も、凸面部43の平面視形状と同じ形状を有している。なお、符号431は、凸面部43の頂点を示している。
マーカ40の光学ユニットは、例えば、凸面部43の平面形状の正方形(反射部46の正方形)で区画される略四角柱形状の領域で表される。
マーカ40でも、マーカ30と同様に、X方向およびY方向において、隣接する凸面部43間のピッチは、隣接する被検出部(凹部34)の中心間の間隔よりも狭い。マーカ40もまた、マーカ30と同様に、X方向およびY方向の一方または両方において、マーカ10の効果と同じ効果を奏する。
[他の実施の形態]
本発明に係るマーカは、前述の実施の形態以外にも、本発明の効果が得られる範囲において、種々の形態を取り得る。
たとえば、マーカの製品光軸は、複数の凸面部のいずれの中心軸とも重なっていなくてもよい。
また、全ての凸面部の光軸は、製品光軸と交差していればよく、光学基準点のみで交差していなくてもよい。たとえば、一つのマーカにおける凸面部の光軸は、所期の光学的な効果が得られる範囲において、上記製品光軸に対する角度が同じである複数の凸面部の光軸の群を一以上含んでいてもよい。
また、光学基準点は、中央のシリンドリカルレンズ部または凸レンズ部の中心軸上になくてもよい。たとえば、光学基準点は、マーカにおけるシリンドリカルレンズ部または凸レンズ部の配列方向(例えばX方向)における端のシリンドリカルレンズ部または凸レンズ部における中心軸上に位置していてもよい。
また、上記被検出部は、溝および着色部で構成されているが、他の構成を取り得る。たとえば、被検出部は、突条または凸部と着色部とによって構成されていてもよいし、透明樹脂成形体中に配置された細長の着色された樹脂製の筐体のように、着色部のみから構成されていてもよい。また、着色部は、塗料の固化物で構成されているが、着色されたシートであってもよい。
また、上記複レンズ部の裏面(凸面部とは反対側の表面)の部分は、被検出部に対して光学的に認識可能な範囲で、種々の形態を取り得る。たとえば、当該裏面の部分は、角錐状の微小プリズムによる凹凸や金属の蒸着膜などによる反射面であってもよいし、上記着色部以外の色で着色されていてもよい。
また、複レンズ部は、一体成形物でなくてもよい。たとえば、上記マーカは、当該複レンズ部の構成単位となり得る複数のシリンドリカルレンズ部または凸レンズ部と、個々のシリンドリカルレンズ部または凸レンズ部を所望の向きおよび位置に保持するための基材とによって構成されてもよい。
なお、前述のいずれも実施の形態においても、それぞれの光軸OAは、被検出部(溝、凹部)における結像面の中心を通っているが、それぞれの光軸OAは、それぞれの当該結像面の中心を通らなくてもよい。たとえば、それぞれの光軸OAは、上記結像面と直交する範囲において、結像面のいずれの位置で交わってもよい。
また、第1の実施の形態(マーカ10)については、マーカ100と同様に、X方向において製品光軸PAから離れるに連れて、溝の底面に平行な方向に沿って、溝の位置を凸面部の中心軸CAからより外側へ配置することも可能である。たとえば、マーカ10において、製品光軸PAを含む凸面部を0番として、X方向においてn番目の凸面部に対応するn番目の溝を、その中心がn番目の凸面部の中心軸から溝の底面に平行な方向における所定の間隔nGμm(例えば0.8nμm)だけさらに離れる位置となるように配置してもよい。この場合、複レンズ部の凸面部側の表面に投影される模様の、製品光軸を中心とする観察範囲を、マーカ10のそれよりも広くすることが可能となる。
2015年12月8日出願の特願2015−239184の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係るマーカは、物体の位置や姿勢などを認識するのに有用であり、この用途において有効な観察範囲を特定の方向にまたは全般的に拡げるのに有効である。よって、本発明は、上記用途に係る技術分野のさらなる発展に寄与することが期待される。
10、20、30、40、100 マーカ
11、21、110 レンチキュラーレンズ部
13、23、33、43、130 凸面部
14、24、140 溝
15、25、35、150 着色部
31 複レンズ部
34 凹部
36、46 反射部
120 シリンドリカルレンズ部
160 裏面部
301、401 第1面
302 第2面
331、431 頂点
CA 中心軸
PA 製品光軸
OA、OA1、OA2 光軸
OP 光学基準点

Claims (4)

  1. 透光性を有する材料で形成され、少なくとも一方向に並んで配置されている複数の凸面部を有する複レンズ部と、
    前記凸面部のそれぞれに対応して配置され、光学的に検出可能な像として前記凸面部に投影される被検出部と、
    を含むマーカであり、
    平面視した前記マーカの前記凸面部の並ぶ方向に沿う断面において、前記被検出部の前記複レンズ部との前記凸面部側の結像面に直交する直線を前記被検出部に対応する前記凸面部の光軸とし、前記凸面部が並ぶ方向における両端の前記凸面部の光軸の交点を通る前記並ぶ方向に対する垂線を複レンズ部の光軸としたときに、
    複数の前記凸面部の光軸のそれぞれは、前記被検出部よりも前記凸面部側で前記複レンズ部の光軸と交差し、
    複数の前記被検出部は、前記凸面部の光軸と前記結像面との交点が前記凸面部による焦点となる位置に配置されている被検出部を含む、
    マーカ。
  2. 複数の前記凸面部の光軸は、前記凸面部の中心軸と重なる前記凸面部の光軸を含む、請求項1に記載のマーカ。
  3. 複数の前記凸面部の光軸は、前記凸面部の中心軸に交差する前記凸面部の光軸を含む、請求項1に記載のマーカ。
  4. 前記複レンズ部は透明樹脂製である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のマーカ。
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